JP2018182840A - 回転電機のステータコアおよび回転電機のステータコアの製造方法 - Google Patents

回転電機のステータコアおよび回転電機のステータコアの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コイルの巻乱れを防止できる回転電機のステータコアおよび回転電機のステータコアの製造方法を提供する。【解決手段】ティース部12とバックヨーク部13とを有する回転電機のステータコア10の分割コア11において、電磁鋼鈑にて成るコア部材2が軸方向Yに複数枚積層して形成され、コア部材2は、バックヨーク部13に軸方向Yに隣接するコア部材2同士を接続する第一凹凸部3を有し、第一コア部材21はティース部12に凹凸部を形成せず、第二コア部材22は、ティース部12のコイル8の配置箇所に第一凹凸部3の凹凸高さH1より凹凸高さH2の低い第二凹凸部4を有し、第二コア部材22の凸部が形成される軸方向Y側には、第一コア部材21が積層され第一コア部材21のティース部12の基礎面を有する。【選択図】図6

Description

この発明は、コイルの巻乱れを防止する回転電機のステータコアおよび回転電機のステータコアの製造方法に関するものである。
従来の回転電機のステータコアは、積層積厚の公差不良により絶縁性巻枠の嵌合の際に発生するクラック欠損、コギングトルクや騒音、振動を低減するため、ティース部のバックヨーク部側にカシメ部を備え、積厚調整のためのカシメ部とは別の突起部をカシメ部よりティース部の径方向の内側に備え、コア部材の1枚の板厚以下の積厚の調整を行うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開番号WO2011/77830号公報
従来の回転電機のステータコアは、コイルの配置されていない箇所にカシメ部とは別の突起部を有しているため、ステータコアの積厚の調整が可能であるものの、巻回時に導線を引っ張る張力で、バックヨーク部と反する側の層間隙間が縮み、その結果、巻枠と導線との間の隙間が発生し、導線の巻乱れが発生する問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、コイルの巻乱れを防止する回転電機のステータコアおよび回転電機のステータコアの製造方法を提供することを目的とする。
この発明の回転電機のステータコア
径方向に突出して形成されたティース部を周方向に間隔を隔てて複数有するとともに各前記ティース部のそれぞれを周方向に磁気的に接続するバックヨーク部を有するステータコアと、
前記ティース部に配置された絶縁性の巻枠と、
前記巻枠を介して前記ティース部に巻回されたコイルとを備えた回転電機のステータコアにおいて、
電磁鋼鈑にてなるコア部材が軸方向に複数枚積層して形成され、
全前記コア部材は、前記バックヨーク部に軸方向に隣接する前記コア部材同士を接続する第一凹凸部を有し、
前記コア部材の少なくとも1枚は、前記ティース部の前記コイルの配置箇所に前記第一凹凸部の凹凸高さより凹凸高さの低い第二凹凸部を有し、
前記第二凹凸部を有する前記コア部材の前記第二凹凸部の凸部が形成される軸方向側の前記コア部材は、前記ティース部の軸方向において当該第二凹凸部の凸部が形成される箇所に前記第二凹凸部が形成されていない前記ティース部の基礎面を有するものである。
また、この発明の回転電機のステータコアの製造方法は、
所望の層間隙間となるよう前記第二凹凸部の形成されている前記コア部材の枚数を調整して、積層するものである。
この発明の回転電機のステータコアおよび回転電機のステータコアの製造方法によれば、コイルの巻乱れを防止することができる。
この発明の実施の形態1の回転電機のステータの構成を示す斜視図である。 図1に示したステータの分割コアの製造方法を示す図である。 図1に示したステータの分割コアの製造方法を示す図である。 図1に示したステータの分割コアの製造方法を示す図である。 図1に示したステータの分割コアの製造方法を示す図である。 図1に示したステータの分割コアの製造方法を示す図である。 図1に示したステータの分割コアの製造方法を示す図である。 図1に示したステータの製造方法を示す図である。 図1に示したステータの製造方法を示す図である。 図1に示したステータの製造方法を示す図である。 図1に示したステータの製造方法を示す図である。 図1に示したステータの製造方法を示す図である。 比較例のステータの製造方法を示す図である。 比較例のステータの製造方法を示す図である。 この発明の実施の形態2の回転電機のステータの第二コア部材の構成を示す平面図である。 この発明の実施の形態2の回転電機のステータの第二コア部材の他の構成を示す平面図である。 この発明の実施の形態3の回転電機のステータの第二コア部材の構成を示す平面図である。 図17に示した第2コア部材を用いたステータの製造方法を示す図である。 この発明の実施の形態3の回転電機のステータの第二コア部材の他の構成を示す平面図である。
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。以下の説明において、回転電機における各方向を、それぞれ周方向Z、軸方向Y、径方向X、径方向Xの外側X1、径方向Xの内側X2として示す。よって、他の部分においても、これらの方向を基準として各方向を示して説明する。
図1はこの発明の実施の形態1における回転電機のステータコアを用いた回転電機のステータの構成を示す斜視図である。図2から図7は図1に示したステータコアの1つの分割コアの製造方法を説明するための図である。図2は図1に示したステータコアの分割コアのコア部材の構成を示す斜視図である。図3は図2に示したコア部材の1つとしての第二コア部材の構成を示す平面図である。図4は図2に示したコア部材の1つとしての第一コア部材の構成を示す平面図である。
図5は図2に示したコア部材の1つとしての第三コア部材の構成を示す平面図である。図6は図3から図5に示した第一コア部材、第二コア部材および第三コア部材の構成を示す側面図である。図7は図2に示した分割コアのコア部材の構成を示す側面図である。図8から図10は図2に示した分割コアを用いたステータの製造方法を説明するための図である。図8および図9は図2に示した分割コアに巻枠を設置した状態を示す図である。
図10は図9に示す巻枠が設置された分割コアにコイルを巻回した状態を示す斜視図である。図11および図12は本実施の形態1の効果を説明するための側面図である。図13および図14は本実施の形態1と比較するための比較例を示した側面図である。尚、本実施の形態における側面図は、各凹凸部および開口部の関係が明確となるように示したもので、径方向Xにおける一箇所の側面を示したものではない。
図1において、回転電機のステータ1は、ステータコア10と、巻枠7と、コイル8とを備える。ステータコア10は、周方向Zに複数個の分割コア11を配置して環状に形成される。図2に示すように、分割コア11は、軸方向Yに複数枚の電磁鋼鈑にてなるコア部材2を積層して形成される。コア部材2は、ティース部12とバックヨーク部13とを有する。ティース部12は、バックヨーク部13の周方向Zの中央部から径方向Xの内側X2に突出して形成される。ティース部12は、シュー部14を有する。シュー部14は、ティース部12の径方向Xの内側X2端に、周方向Zに突出して形成される。
バックヨーク部13は、ティース部12の径方向Xの外側X1端に、周方向Zに突出して形成され、径方向Xの外側X1の外周が円弧状に形成される。バックヨーク部13は、周方向Zに隣接するティース部12同士を周方向Zに磁気的に接続するものである。よって、複数の分割コア11にて形成されたステータコア10は、ティース部12を周方向Zに間隔を隔てて複数有する。
巻枠7は、ティース部12に配置され、絶縁性の部材にて形成される。図9に示すように、巻枠7は、第一巻枠71、第二巻枠72、第三巻枠73にて形成される。第一巻枠71および第二巻枠72は、ティース部12の軸方向Yの上下端面をそれぞれ覆う。第三巻枠73は、ティース部12の軸方向Yの両側面を覆う。第三巻枠73は、第一巻枠71および第二巻枠72に形成された挿入爪70に挿入され固定される。図10に示すように、コイル8は、巻枠7を介してティース部12に導線80を巻回して形成される。
コア部材2は、第一コア部材21、第二コア部材22、第三コア部材23を有する。図4に示すように、第一コア部材21は、バックヨーク部13に軸方向Yに隣接するコア部材2同士を接続する第一凹凸部3を有し、ティース部12に凹凸部を有しない。図3に示すように、第二コア部材22は、バックヨーク部13に軸方向Yに隣接するコア部材2同士を接続する第一凹凸部3を有し、ティース部12のコイル8の配置箇所に第二凹凸部4を有する。第一凹凸部3は、軸方向Yの上面側の凹部31と、軸方向の下面側の凸部32とにて形成される。
図5に示すように、第三コア部材23は、バックヨーク部13に軸方向Yに隣接するコア部材2同士を接続する第一凹凸部3の凸部32に嵌合する開口部5を有し、ティース部12に凹凸部を有しない。各コア部材21、22、23の凹凸が形成されていない軸方向Yの上下の面を基礎面とする。図3から図5に示すように、第一コア部材21、第二コア部材22および第三コア部材23は、電磁鋼鈑を打ち抜いて形成され、軸方向Yから見た平面形状はほぼ同じ形状にて形成される。
第一コア部材21、第二コア部材22の第一凹凸部3および第三コア部材23の開口部5は、バックヨーク部13の周方向Zに二箇所形成される。尚、第一凹凸部3および開口部5は、バックヨーク部13において二箇所でなくてもよく、バックヨーク部13の周方向Zの中央部に一箇所形成する場合も考えられる。
第二コア部材22の第二凹凸部4は、丸形状にて形成される。第二コア部材22の第二凹凸部4は、ティース部12に径方向Xの異なる位置の三箇所、周方向Zの異なる位置に二箇所であって、全六箇所形成される。尚、第二凹凸部4を全六箇所に形成する例を示したが、分割コア11の形状に対して第二凹凸部4の断面積比率が大きくなると鉄損が増加し、電動機効率が低下するので、丸形状の周長および個数は極力少なくし、第二凹凸部4の断面積比率を下げることが望ましい。このことから、第二凹凸部4は、ティース部12のコイル8が配置される一箇所に形成する場合も考えられる。
図6に示すように、第二コア部材22の第二凹凸部4の凹凸高さH2は、第一凹凸部3の凹凸高さH1より低く形成される。尚、本実施の形態において説明する凹凸高さとは、図6に示すように、第二凹凸部4のうち、第二コア部材22の基礎面から突出した部分の高さを示すものである。そして、分割コア11は、第二コア部材22の第二凹凸部4の凸部が形成される軸方向Y側には、第一コア部材21が積層されるように、第一コア部材21、第二コア部材22および第三コア部材23を図7に示すように軸方向Yに積層して形成される。各コア部材21、22、23の積層間には層間隙間6が形成される。そして、所望の層間隙間6となるように第一コア部材21、第二コア部材22の枚数が適宜設定され積層される。以下の説明において、第一コア部材21、第二コア部材22および第三コア部材23の全てを対象とする場合には、コア部材2としてまとめて説明する場合がある。
次に上記のように構成された実施の形態1の回転電機のステータ1の製造方法について説明する。まず、分割コア11の製造方法について説明する。電磁鋼鈑の母材から必要幅にスリットされた帯状部材から板状のコア部材2が打ち抜かれる。そして、打ち抜かれた板状のコア部材2を板厚方向である軸方向Yに複数枚積み重ねて分割コア11は形成される。具体的には、図7に示すように、軸方向Yの下方側から順番に、第三コア部材23が打ち抜かれ、次に、第一コア部材21、第二コア部材22、・・・と打ち抜かれて積層されていく。この打ち抜きを繰り返して、コア部材2を積層して所定の積厚となる積層枚数に達したところで金型から分割コア11が排出され形成される。
この際、第三コア部材23の開口部5には第一コア部材21の第一凹凸部3の凸部32が嵌まり込む。また、それ以外の箇所のコア部材2は、第一凹凸部3の凹部31に軸方向Yに隣接するコア部材2の凸部32が嵌まり込む。このことにより、軸方向Yに積層するコア部材2同士は第一凹凸部3によりカシメられ接続される。また、コア部材2の積層間には層間隙間6が形成される。この際、第一凹凸部3がカシメとしての機能を維持するために、第二凹凸部4の凹凸高さH2は、第一凹凸部3の凹凸高さH1より低く、第一凹凸部3とは異なる位置に形成されている。よって、軸方向Yに隣接するコア部材2同士の第一凹凸部3による軸方向Yの接続は、第二凹凸部4の形成の有無に関係なく維持される。
また、第一コア部材21および第二コア部材22の積層枚数は、後述するコイル8形成時において層間隙間6が所望となるように、適宜設定されるものである。そして、第二コア部材22は間欠的に積層される。具体的には、第二コア部材22の第二凹凸部4の凸部が形成される軸方向Y側、ここでは軸方向Yの下方側には、ティース部12に基礎面のみを有する第一コア部材21が積層される。また、図7に示すように、第一コア部材21は軸方向Yに連続して積層される箇所を有する場合も考えられる。
次に、図8に示したように、分割コア11の軸方向Yの上下端面に、第一巻枠71および第二巻枠72をそれぞれ設置する。次に、図9および図11に示したように、第一巻枠71および第二巻枠72に形成された挿入爪70に第三巻枠73を挿入して固定する。次に、図10に示すように、ティース部12に巻枠7を介して導線80を巻回し、コイル8が形成される。この巻回時に、図12に示すように、導線80を引っ張る張力20によって軸方向Yに分割コア11が圧縮される。図12から明らかなように、張力20により、ティース部12の径方向Xの外側X1から内側X2に向かって徐々に大きくコア縮みが発生する。ここで言う、”コア縮み”とは、コア部材2の軸方向Y間に存在する層間隙間6が、軸方向Yにおいて縮むことを指す。
しかしながら、ティース部12のコイル8の配置箇所には、第二凹凸部4をティース部12に有する第二コア部材22が配置され、軸方向Yの下方側に、ティース部12に凹凸部が存在しない基礎面のみを有する第一コア部材21が積層されていることから、第二コア部材22の第二凹凸部4が第一コア部材21のティース部12の基礎面に当接することにより、巻回時に導線80を引っ張る張力20の力を受けても、層間隙間62を維持することができる。
この結果、巻回時のコア縮みにより発生する、ティース部12の径方向Xの外側X1から内側X2に発生する軸方向Yの積厚差による傾斜する量の制御が可能となる。よって、コア縮みによる巻枠7と導線80との隙間9が導線80が滑り込まないように調整できる。また、コア縮みの量を調整することで、第三巻枠73が挿入爪70から露出することが防止できる。
よって、第二コア部材22の第二凹凸部4は、上記に示したような効果が得られるように、すなわち、巻回時に導線80を引っ張る張力20が降伏応力とならないよう当該形状および配置個数が設定され、ティース部12のコイル8が配置される箇所に形成される。
上記に示した実施の形態1の効果が明確とするために図11および図12に対応する比較例を、図13および図14を用いて説明する。当該比較例は、図13に示すように、軸方向Yの一番下方側を第三コア部材23に、他を第一コア部材21にて分割コアを形成する。第一コア部材21および第三コア部材23の軸方向Yの接続は、開口部5および第一凹凸部3により上記実施の形態1と同様に接続される。そして、第一コア部材21および第三コア部材23間には、層間隙間6が形成される。また、各巻枠71、72、73は同様にティース部12に設置される。
そして、図14に示すように、導線80を巻回してコイルを形成する。この巻回時に導線80を引っ張る張力20は上記実施の形態1と同様に発生する。しかし、比較例においては上記実施の形態1と異なり層間隙間6は張力20により、ティース部12の径方向Xの外側X1から内側X2に向かうほどコア縮みが大きく発生し、径方向Xの内側X2の層間隙間61はほぼ無くなる。これはバックヨーク部13には、第一凹凸部3が形成されており、コア部材同士の軸方向Yの接続強度が存在するため層間隙間が残るものの、ティース部12には凹凸部が形成されていないため層間隙間61がほぼ無くなるためである。
よって、ティース部12の径方向Xの外側X1と内側X2とでは軸方向Yの積厚に大きな差が生じ傾斜し、導線80の緩みが発生し、巻枠7と導線80との間に傾斜による大きな隙間90が形成される。そして、この巻枠7と導線80との間の隙間90に導線80が滑り込むことで巻乱れが発生する。また、この現象により、挿入爪70に挿入されている第三巻枠73が、コイル8の巻回領域内に飛び出してくる可能性がある。そしてこの結果により、第三巻枠73が導線80に干渉して巻乱れが発生する可能性がある。
上記のように構成された実施の形態1における回転電機のステータコアおよび回転電機のステータコアの製造方法によれば、ティース部は、コイルを形成するための巻回時に導線を引っ張る張力を受ける。ティース部のコイルの配置位置に第二凹凸部を有する第二コア部材が第一コア部材と間欠的に積層されてるため、軸方向に隣接するコア部材同士の層間隙間を保持することができる。よって、コイル形成時の導線の巻回におけるステータコアのバックヨーク部とティース部とのコア縮みの量の差から生じる、巻枠と導線との間に生じる隙間を低減でき、これによりコイルの巻乱れが防止できる。
また、第一コア部材および第二コア部材にて形成するため、第二凹凸部の形成箇所を最小限にとどめることができるため、第二凹凸部における、断面積比率を下げることでき、鉄損が増加を防止でき、電動機効率の低下を防止できる。
また、第二凹凸部の形状が丸形状であるため、プレス打ち抜金型のパンチ製造を簡単に行うことができるとともに、鉄損の増加を防止でき、電動機効率が低下を防止できる。
尚、上記実施の形態1においては、コア部材として第一コア部材および第二コア部材を用いる例を示したが、これに限られることはなく、全コア部材に、バックヨーク部に軸方向に隣接するコア部材同士を接続する第一凹凸部を形成する。全コア部材の内、少なくとも1枚のコア部材は、ティース部のコイルの配置箇所に前記第一凹凸部の凹凸高さより凹凸高さの低い第二凹凸部を形成する。さらに、第二凹凸部を有する当該コア部材の第二凹凸部の凸部が形成される軸方向側のコア部材は、ティース部の軸方向において当該第二凹凸部の凸部が形成される箇所に第二凹凸部が形成されていないティース部の基礎面を有するものであれば、同様の効果を奏することができる。
他の具体的な例としては、第二凹凸部を有する第二コア部材を複数種備える例が考えられる。図3に示した第二コア部材の第二凹凸部と異なる箇所、六箇所の第二凹凸部の周方向の中央部に径方向に三箇所の第二凹凸部を形成する異なる種類の第二コア部材を用いる。この場合、異なる種類の第二コア部材を交互に積層すれば、ティース部の軸方向において第二凹凸部の凸部が形成される箇所には、第二凹凸部が形成されていないティース部の基礎面が存在するため、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
実施の形態2.
図15はこの発明の実施の形態2における第二コア部材の構成を示した平面図である。図16はこの発明の実施の形態2における第二コア部材の他の構成を示した平面図である。本実施の形態2では、上記実施の形態1の第二凹凸部4と形状および配置の異なる第二凹凸部を有する第二コア部材22の例について説明する。他の箇所については、上記実施の形態1と同様であり、同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。
図15に示すように、第二コア部材22の第二凹凸部41は、長手方向が径方向Xとなるように長丸形状にて形成される。第二凹凸部41は、ティース部12に周方向Zに対称に二箇所形成される。
また、図16に示すように、第二コア部材22の第二凹凸部42は、長手方向が周方向Zとなるように長丸形状にて形成される。第二凹凸部42は、ティース部12に径方向Xに間隔を開けて二箇所形成される。尚、図15および図16のように形成された二箇所に形成された第二凹凸部41、42は、上記実施の形態1の六箇所に形成された第二凹凸部4と同一の断面積比率にて形成される。
上記のように構成された実施の形態2における回転電機のステータコアおよび回転電機のステータコアの製造方法によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、上記実施の形態1の第二凹凸部と同一の断面積比率を得るために、第二凹凸部を二箇所に形成することにより対応できる。よって、第二コア部材を形成するためのプレス打ち抜金型の第二凹凸部を形成するためのパンチ本数が上記実施の形態1と比較すると少なくすることができ、上記実施の形態1の場合より、低コストの製造が可能となる。
他の例としては、第二コア部材22として、図15に示した第二凹凸部41を有する第二コア部材22と、図16に示した第二凹凸部42を有する第二コア部材22との複数種用いる例が考えられる。この場合、図15および図16に示した異なる種類の第二コア部材22を交互に積層すれば、ティース部12の軸方向Yにおいて第二凹凸部41、42の凸部が形成される箇所の一部には、第二凹凸部41、42が形成されていないティース部12の基礎面が存在するため、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
実施の形態3.
上記各実施の形態においては、第二コア部材の第二凹凸部における凹凸高さを全て同一の高さにて形成する例を示したが、これに限られることはなく、第二凹凸部の凹凸高さを異なる高さにて形成する場合について説明する。尚、第二凹凸部の凹凸高さ以外の構成は上記各実施の形態と同様であるため、その説明は適宜省略する。
図17はこの発明の実施の形態3における第二コア部材の構成を示した側面図である。図17は平面状、上記実施の形態1の図3にて示した構成と同様箇所に第二凹凸部を形成する例を示す。図18は図17に示した第二コア部材を用いた分割コアの効果を説明する側面図である。図19はこの発明の実施の形態3における第二コア部材の他の構成を示した側面図である。図19は平面状、上記実施の形態2の図15にて示した構成と同様箇所に第二凹凸部を形成する例を示す。
図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。図17に示すように、第二コア部材22の第二凹凸部4の凹凸高さH3、H4、H5は、第一凹凸部3の凹凸高さH1より低く形成される。また、凹凸高さH3<凹凸高さH4<凹凸高さH5の関係に形成される。すなわち、径方向Xに複数形成された第二凹凸部4において、径方向Xの内側X2の凹凸高さH5は、径方向Xの外側X1の凹凸高さH4より高く形成される。また、径方向Xの内側X2の凹凸高さH4は、径方向Xの外側X1の凹凸高さH3より高く形成される。
このように形成された第二コア部材22、また、上記各実施の形態にて示した第一コア部材21および第三コア部材23を図18に示すように軸方向Yに積層して分割コア11を形成する。導線80を巻回したときの、コア部材2の軸方向Yのコア縮みの量は径方向Xの外側X1から内側X2に向かって大きくなる。そして、このコア縮みを防止するための第二コア部材22の第二凹凸部4の凹凸高さが径方向Xの内側X2が外側X1より高く形成されているため、巻回時のコア縮みからティース部12の径方向Xの内側X2と外側X1との軸方向Yの積厚差による傾斜の量の制御が容易となり、径方向Xに異なるコア縮みの量に対応することが可能となる。よって、図18に示したように、上記各実施の形態と比較してさらに層間隙間63を保持することができ、巻枠7と導線80との間に形成される隙間91を低減することができる。
図17においては、径方向Xに複数形成された第二凹凸部の凹凸高さを調整する例を示したが、これに限られることはなく、図19に示すように、径方向Xに形成された1つの第二凹凸部41内において凹凸高さを調整する例について説明する。図19において、第二コア部材22の第二凹凸部41内の凹凸高さH6、H7、H8は、第一凹凸部3の凹凸高さH1より低く形成される。さらに、凹凸高さH6<凹凸高さH7<凹凸高さH8の関係に形成されている。
すなわち、上記に示した場合と同様に、1つの第二凹凸部41内において、径方向Xの内側X2の凹凸高さH8は、径方向Xの外側X1の凹凸高さH7より高く形成される。また、径方向Xの内側X2の凹凸高さH7は、径方向Xの外側X1の凹凸高さH6より高く形成される。これにより上記に示した場合と同様の効果を奏することができる。ここでは、1つの第二凹凸部41を階段状に形成する例を示しが、これに限られることはなく、傾斜状に形成する場合も同様に形成し同様の効果を奏することができる。
上記のように構成された実施の形態3における回転電機のステータコアおよび回転電機のステータコアの製造方法によれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、コア縮みが最も大きくなるティース部の径方向の内側に向けて、第二凹凸部の凹凸高さを、ティース部の径方向の内側の凹凸高さがティース部の径方向の外側の凹凸高さより高く形成する。このことで、巻回時のコア縮みからティース部の径方向の内側と外側との軸方向の積厚差による傾斜の量の制御が容易となり、コア縮みによる巻枠と隙間に導線が滑り込まないようにさらに調整が可能となる。
尚、上記各実施の形態においては、第一凹凸部および第二凹凸部を軸方向Yの下方側に凸部が形成される例を示したが、これに限られることはなく、第一凹凸部および第二凹凸部を軸方向Yの上方側に凸部を形成する場合であっても、軸方向Yにおける上下方向が変更されるのみであり、上記各実施の形態と同様に構成することができ、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態においては、ステータコアを分割コアにて構成する例を示したが、これに限られることはなく、周方向に隣接するバックヨーク部同士が連結され、ステータコアを帯状またはティース部に導線の巻回可能な形状に構成とすれば、他の箇所を上記各実施の形態と同様に構成することにより、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
尚、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 ステータ、2 コア部材、3 第一凹凸部、4 第二凹凸部、5 開口部、
6 層間隙間、7 巻枠、8 コイル、9 隙間、10 ステータコア、
11 分割コア、12 ティース部、13 バックヨーク部、14 シュー部、
20 張力、21 第一コア部材、22 第二コア部材、23 第三コア部材、
31 凹部、32 凸部、41 第二凹凸部、42 第二凹凸部、61 層間隙間、
62 層間隙間、63 層間隙間、70 挿入爪、71 第一巻枠、72 第二巻枠、
73 第三巻枠、80 導線、90 隙間、91 隙間、H1 凹凸高さ、
H2 凹凸高さ、H3 凹凸高さ、H4 凹凸高さ、H5 凹凸高さ、H6 凹凸高さ、H7 凹凸高さ、H8 凹凸高さ、X 径方向、X1 外側、X2 内側、Y 軸方向、Z 周方向。

Claims (8)

  1. 径方向に突出して形成されたティース部を周方向に間隔を隔てて複数有するとともに各前記ティース部のそれぞれを周方向に磁気的に接続するバックヨーク部を有するステータコアと、
    前記ティース部に配置された絶縁性の巻枠と、
    前記巻枠を介して前記ティース部に巻回されたコイルとを備えた回転電機のステータコアにおいて、
    電磁鋼鈑にて成るコア部材が軸方向に複数枚積層して形成され、
    全前記コア部材は、前記バックヨーク部に軸方向に隣接する前記コア部材同士を接続する第一凹凸部を有し、
    前記コア部材の少なくとも1枚は、前記ティース部の前記コイルの配置箇所に前記第一凹凸部の凹凸高さより凹凸高さの低い第二凹凸部を有し、
    前記第二凹凸部を有する前記コア部材の前記第二凹凸部の凸部が形成される軸方向側の前記コア部材は、前記ティース部の軸方向において当該第二凹凸部の凸部が形成される箇所に前記第二凹凸部が形成されていない前記ティース部の基礎面を有する回転電機のステータコア。
  2. 前記コア部材は、第一コア部材および第二コア部材を有し、
    前記第一コア部材は、前記ティース部に前記第二凹凸部を形成せず、
    前記第二コア部材は、前記ティース部の前記第二凹凸部を有し、
    前記第二コア部材の凸部が形成される軸方向側には、前記第一コア部材が積層されている請求項1に記載の回転電機のステータコア。
  3. 前記第二凹凸部は、周方向の異なる位置に複数個形成される請求項1または請求項2に記載の回転電機のステータコア。
  4. 前記第二凹凸部は、径方向の異なる位置に複数個形成される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機のステータコア。
  5. 前記第二凹凸部は、丸形状または長丸形状にて形成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機のステータコア。
  6. 前記第二凹凸部は、前記ティース部の径方向の内側の凹凸高さが前記ティース部の径方向の外側の凹凸高さより高く形成される請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機のステータコア。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回転電機のステータコアは、
    前記ティース部毎に周方向に分割する分割コアにて形成される回転電機のステータコア。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機のステータコアの製造方法において、
    所望の層間隙間となるよう前記第二凹凸部の形成されている前記コア部材の枚数を調整して、積層する回転電機のステータコアの製造方法。
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