JP3315429B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP3315429B2
JP3315429B2 JP12540292A JP12540292A JP3315429B2 JP 3315429 B2 JP3315429 B2 JP 3315429B2 JP 12540292 A JP12540292 A JP 12540292A JP 12540292 A JP12540292 A JP 12540292A JP 3315429 B2 JP3315429 B2 JP 3315429B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、ファクシミリ装
置、プリンター、ビデオカメラ、等のOA機器、家庭電
化製品はもちろんのこと、自動車、発電所、宇宙衛星な
どありとあらゆる技術分野の電子回路に用いられる半導
体装置、及びその製造方法に関する。
【0002】特に、本発明は必要な情報信号を記憶する
半導体メモリー装置に深く関連する。
【0003】
【従来の技術】(従来技術A)図45には、一度だけ記
憶プログラムの可能な半導体メモリーの構成が示されて
いる。これは絶縁ゲート型電界効果トランジスタとして
MOS型電界効果トランジスタ(以下「MOSFET」
という)と絶縁膜とを有するメモリセルから構成されて
いる。
【0004】このようなメモリーは、例えば“A Ne
w Programmable Cell Utili
zing Insulator Breakdow
n”,IEDM’85,pp639−642に記載され
ている。
【0005】又、別のタイプの半導体メモリーとしては
図46に示すものがある。
【0006】図46は、その断面図であり、120はn
型基板、121はp+ ドレイン、122はp+ ソース、
123はフローティングゲート、124は絶縁層、12
5はドレイン配線、126はソース配線である。この1
23のフローティングゲートは、たとえば多結晶シリコ
ンをシリコン酸化膜の中に埋め込まれて作製される。 (従来技術E)また、ULSI用のトランジスタは、微
細化プロセス技術の進歩により、サブミクロンサイズの
ゲート長のものが開発されつつある。
【0007】図101は、その代表的なMOS型電界効
果トランジスタ(以下MOSFETと称す)としてLD
D(Lightly doped drain)構造を
示す模式的断面図である。
【0008】同図において、201はP型半導体基板、
202はフィールド酸化膜、203,204はそれぞれ
ソース,ドレイン領域のn+ 層、205はゲート絶縁
膜、206はゲート電極、207,208はそれぞれソ
ース,ドレインのゲート近傍の電界集中を緩和するため
に設けられたn- 層、209はしきい値を所望の値にす
るためにイオン注入により設けられたチャネルドープ層
であり、210はp+ 層である。
【0009】しかしながら、上記構造のトランジスタに
は以下に示すような問題点があった。
【0010】まず第1に、n- 層207,208により
ドレイン電流ID 及び相互コンダクタンス(gm)が小
さいこと、第2にキャリアの移動度が低下すること、第
3に、ゲート幅Wはゲート長Lと同様のスケーリングで
は微細化できないことである。
【0011】これらの問題点について以下詳細に説明す
る。
【0012】図102は、K.Yano,M.Aok
i,and T.MasaharaExtended
Abstracts of the 18th(198
6International)Conference
on SolidState Devices an
d Materials(1986)PP85−88等
で知られている、チャネル長とドレイン電流との関係の
一例を示すグラフである。ここではドレイン電圧VD
0.1Vと5V、温度77Kと300Kの場合を比較し
ている。
【0013】図102よりn- 層207,208による
寄生ドレイン抵抗が原因の1つとなり、チャネル長の減
少とドレイン電流の増大とが破線XAの様に比例せず、
実線XBの様になってしまうことがわかる。XCは実測
値である。このように、大きなドレイン電流が得られな
いため相互コンダクタンス特性(gm特性)が低下して
しまうのである。
【0014】次に、代表的なMOSFETのスケーリン
グ則を表1に示す。
【0015】
【表1】 表1からわかるように、チャネル長Lの微細化にともな
うソースドレイン間のパンチスルー電流を防止するため
には、チャネルとなる領域の不純物濃度Naを高くすれ
ばよい。しかしながらチャネルが高不純物濃度になる
と、不純物散乱によりキャリアの移動度が低下し、gm
特性が悪くなってしまう。そこでこれとは別に、パンチ
スルー電流を防止するために、p+ 層210をゲート絶
縁膜205層に近づけるという方法も考えられるが、こ
れでもキャリア移動方向に対して垂直の方向の電界強度
が増大し、図103に示すような相関関係をもってキャ
リア移動度が低下する(ここで図103はA.G.Sa
bnis etal IEDM79 PP18−21等
で知られている垂直方向の電界強度(横軸)と移動度
(縦軸)との関係を示すものである。XDは電源電圧
0.0V、XEは−5.0V、XFは−20.0Vのと
きの実測値である。)。
【0016】即ち、ゲート長L=0.5〜0.8μmの
範囲までのMOSFETは、表1のスケーリング則に従
ってある程度の特性向上が可能であるが、この範囲より
小さくなると、ドレイン電流ID ,gm特性等が顕著に
劣化し始める。加えて、微細化を進めると配線部分のし
める割合がさらに増大してくるため、より高いgm特性
のトランジスタが要求される。しかし、この要求を満足
させるためには、ゲート幅Wを長くとることしか、現状
では方法はなく、これでは本来の微細化という目的が達
成できない。
【0017】以上説明した問題点は、LDD型MOSF
ETの改良型といわれるGOLD型(Gate Ove
rlap Lightly doped Drain)
MOSFETといえども、本質的に同様である。
【0018】そこで、上述した構成のMOSFETの問
題点を改善するために、H.tadato,K.sun
oushi,N.Okabe,A.Nitayama,
K.Hieda,F.Horiguchi,and
F.Masuoka IEDM(Internatio
nal Electron Device Meeti
ng)(1988)PP222−225に提案されてい
るような4つのゲート電極を対向させた構造のSurr
ounding Gate transistor(S
GT)がある。この構造を図66、図67に示す。図6
は斜視図、図67図66のA−A′断面図である。
【0019】図66、図67において、215は基板、
216はpウエル層、217はソース領域、218はゲ
ート電極、219はゲート絶縁膜、220はドレイン領
域、221はドレインの引き出し電極である。これらの
構造では、ゲート電極218がチャネル領域を囲んで設
けられることで電界集中が緩和され、ホットキャリア等
による悪影響が減少し、ゲートによるチャネル部の電位
制御が容易となるなどの利点がある。
【0020】図104は、SGTを利用したCMOSイ
ンバータ回路の平面図(a)と回路図(b)とであり、
平面図(a)のA−A′、及びC−C′断面図が図10
5,図106である。ここでVinとPMOSFET,N
MOSFETのコンタクト部が230,231で示され
ている。
【0021】
【発明が解決しようとしている課題】(課題A)従来例
に前述したトランジスタにおいて、ソース−ドレイン間
は、通常状態では、非導通である。このトランジスタの
ソース−ドレイン間に負の高電圧を印加し、ドレイン側
のpn接合をアバランシェブレークダウンさせ、このと
き発生する高エネルギー電子をフローティングゲートに
注入し、ソース・ドレイン間を導通状態とすることによ
り書き込みが行われる。この素子をメモリとして用いる
場合にはフローティングゲートに電荷を注入するかしな
いかを情報の1と0に対応させる。
【0022】しかしながら、このタイプのメモリは、フ
ローティングに蓄積した電荷がわずかにリークするた
め、永久的情報の保持はできないばかりか、読出し特性
が経時変化を生じるという問題点を有していた。
【0023】しかも、上述したMOSFETは微細化に
適してはおらず、相互コンダクタンスが小さいという特
性(gm特性)に問題がある。
【0024】しかも微細化の為にゲート長が0.5μm
以下になるとスケーリング側に基づく上記MOSFET
の改善は望めない。
【0025】又、ダイナミックランダムアクセスメモリ
(DRAM)としては、アドレス用トランジスタとして
サラウンディングゲートトランジスタ(SGT)を用
い、その基板側主電極領域にトレンチキャパシタを形成
した縦長のメモリセルが提案されている。
【0026】本発明者等の知見によれば、このようなD
RAMには次のような問題点を有していることが判明し
た。16メガビット以上の高集積化やセルの微細化が進
むとキャパシタサイズが制限を受け容量が小さくなり大
きな信号電荷を蓄積できなくなる。これに対して配線の
ほうは微細化に伴い寄生容量が増大する。すると蓄積信
号を容量分割により読み出すにあたり、最終的に出力さ
れる信号が小さくなり、SN比も小さくなる。よって、
メモリーの誤動作が生じてしまう。
【0027】又、縦長構造となるので製造プロセスが極
めて複雑で歩留りが上がらず、商業的な成功を収め難
い。
【0028】即ち、SGTのような微細トランジスタは
現状の技術ではDRAMへの応用という当初の目的には
そぐわないものであることという結論に本発明者等は至
ったのである。
【0029】(目的A)本発明は、上述した技術的課題
に鑑みなされたものであり、微細加工に適した構成で、
低消費電力で高速動作可能な半導体記憶装置を提供する
ことを目的としている。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】図82は、従来のサラウンディングゲート
型MOSトランジスタの構造の一例を示す断面図であ
る。
【0042】同図において、651はN型Si基板、6
52は柱状半導体層を形成するP-層、653はNMO
SのドレインN+ 層、654はゲート電極、655はN
−MOSのソースN+ 層、656はゲート引き出し用の
Al電極、657はソース引き出し用のAl電極、65
8はドレイン引き出し用のAl電極、659aは柱状半
導体層周囲のゲート酸化膜、659bはゲート電極下の
ゲート酸化膜である。
【0043】上記従来のサラウンディングゲート型MO
Sトランジスタ(以下SGT−MOS Tr)では、ゲ
ート電極直下の酸化膜659bは、ゲート電極横の酸化
膜(柱状半導体層の側面部)659aと同じ厚さに形成
されており、ゲート電極直下の酸化膜659bの膜厚
が、20〜150Å程度の時、MOS Trにおけるゲ
ート・ソース容量が増大し、たとえばメモリーにおける
スイッチング特性が大きく劣化するという欠点があっ
た。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】(課題E)また、上記従来例の構造では、
微細化が進み柱状半導体層の幅が微細になってくると、
柱状半導体層の上部から配線を引き出す際のパターニン
グに大きな困難を伴い、微細化が律速されてしまうとい
う欠点がある。
【0052】たとえば図107は、図104のコンタク
トホール部分の拡大図であるが、図107によると、柱
状半導体217上部から配線を引き出す際に開けるコン
タクトホール231が、その長辺を柱状半導体上部の長
辺と平行な方向に形成されている。
【0053】従って、前記柱状半導体217上部の短辺
をa、コンタクトホール231と柱状半導体217との
アライメントマージンをxとするとコンタクトホール2
31の幅はa−2x以下となる。
【0054】そのため、コンタクトホールの位置合わせ
が非常に難しく、歩留まりが悪くなるという問題があっ
た。また、これはaがサブミクロンとなってきた時に
は、現状では不可能な程困難なプロセスとなってしまう
という問題があった。
【0055】(課題F)また更に、上記従来例の構造で
はゲート電極から配線を引くプロセス、すなわちサラウ
ンディングゲートとゲート配線部分とを共に残すフォト
リソグラフィプロセスが非常に困難になる。これは特に
微細化が進むと顕著になるものであり、サラウンディン
グゲート型MOSFETの大きな欠点であった。
【0056】(目的F)そこで、本発明は、サラウンデ
ィングゲート型MOSFETのゲート電極の取り出し等
の配線の容易な、柱状半導体層構造を有する半導体装置
を提供することを目的とするものである。更に、本発明
は、この様な半導体装置において回路特性に対し好まし
くない影響を与える寄生MOSFET等の寄生を低減す
ることをも目的とするものである。
【0057】
【課題を解決するための手段及び作用】(手段A) 本発明の目的は、半導体基体の主面側に設けられた柱状
半導体領域と、該柱状半導体領域の側面にゲート絶縁膜
を介して設けられたゲート電極と、該柱状半導体領域の
上部及び下部に設けられた主電極領域と、を有する絶縁
ゲート型トランジスタと、該絶縁ゲート型トランジスタ
に接続されたメモリ要素を有し、該メモリ要素への所定
の電圧の印加によりメモリ要素を破壊して導通させるこ
とにより情報を記憶可能な半導体装置において、前記メ
モリ要素は、所定の電圧の印加により破壊されて導通す
る絶縁体又は半導体の膜を備え、且つ、前記柱状半導体
領域の上部に設けられた前記主電極領域上に形成されて
いることにより達成される。
【0058】
【0059】この実施態様によれば、メモリーセルのア
ドレス用トランジスタとして縦型FETを採用し、更に
はその上にメモリ要素となる破壊可能な半導体接合を形
成する絶縁膜又は半導体層を積層し、電極を配置したM
IS型構造を採用することにより高集積化され、高速動
作可能な半導体メモリーを提供することができる。
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】(手段E)また、本発明は、上述した課題
を解決するための手段として、以下の手段を有する。
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】また、半導体基体の主面側に設けられた柱
状半導体領域と、該柱状半導体領域の側面にゲート絶縁
膜を介して設けられたゲート電極と、該柱状半導体領域
の上部及び下部に設けられた主電極領域と、を有する絶
縁ゲート型トランジスタを有する半導体装置において、
前記柱状半導体領域の上面が、長方形もしくは長方形に
準じる形状の被コンタクト面となっており、前記被コン
タクト面に接続するためのコンタクトホールが、その長
辺方向が前記被コンタクト部材の長辺方向に対して実質
的に直交するように、開口されていることを特徴とす
る。
【0073】(作用E)本発明によれば、長方形もしく
は長方形に準じる被コンタクト部材に対して、長方形も
しくは長方形に準じるコンタクトホールをその長辺方向
が実質的に直交するように開口することにより、被コン
タクト部材の短辺が微細になっても、容易に確実なコン
タクトをとることが可能になる。
【0074】(手段F) また、本発明によれば、以上の様な目的を達成するもの
として、半導体基体の主面側に設けられた柱状半導体領
域と、該柱状半導体領域の側面にゲート絶縁膜を介して
設けられたゲート電極と、該柱状半導体領域の上部及び
下部に設けられた主電極領域と、を有する絶縁ゲート型
トランジスタを有する半導体装置において、 前記柱状半
導体領域とは異なる位置に、絶縁ゲート型トランジスタ
が形成されない少なくとも1つの柱状のダミー領域を設
け、前記柱状半導体領域と前記ダミー領域との間隙に、
そこを満たすように前記ゲート電極の配線材料が充填さ
れていることを特徴とする半導体装置、が提供される。
【0075】
【0076】また、本発明においては、前記間隙が前記
配線材料の堆積膜厚の2倍以下である態様がある。
【0077】更に、本発明によれば、以上の様な目的を
達成するものとして、半導体基体の主面側に設けられた
柱状半導体領域と、該柱状半導体領域の側面にゲート絶
縁膜を介して設けられたゲート電極と、該柱状半導体領
域の上部及び下部に設けられた主電極領域と、を有する
絶縁ゲート型トランジスタを有する半導体装置の製造方
法において、 前記柱状半導体領域とは異なる位置に、絶
縁ゲート型トランジスタが形成されない少なくとも1つ
の柱状のダミー領域を設け、堆積させる前記ゲート電極
の配線材料の膜厚が、前記柱状半導体領域と前記ダミー
領域との間隙の1/2以上となるように、堆積させ、そ
の後に、エッチバック法により前記配線材料のエッチン
グを行うことを特徴とする半導体装置の製造方法、が提
案される。
【0078】
【0079】[好適な実施態様の説明]まず、本発明の
基本となるトランジスタについて説明する。
【0080】そして、本発明によるトランジスタのチャ
ネル領域では、ゲート電極の対向部分に挟まれたチャネ
ル領域の対向部分方向の幅(d3 )と、チャネル領域の
半導体の不純物濃度とが以下のように決定される。つま
り、ゲート電圧がOFF時であっても対向部分の両側か
ら伸びる空乏層がつながり空乏化するように適宜選択さ
れる。具体的にはゲート電極の対向部分方向のチャネル
領域の幅をd3 、同方向に両側から伸びる空乏層の幅を
Wとしたときd3 ≦Wという関係を満足するようにす
る。これは両対向電極間のチャネル領域が空乏層化して
いると、反転層が形成されるレベルまでゲート電圧を上
昇しても前記チャネル領域内部にかかる電界が緩和され
て素子の特性が向上する。
【0081】また、好ましくはチャネル領域に接したド
ープ領域を設ける。これは、ソース及びドレイン領域の
導電型とは異なる導電型で且つチャネル領域より不純物
濃度の高い半導体領域であればよく、その不純物の種類
や導電型は限定されるものではない。具体的には、その
ドープ領域における不純物濃度を、トランジスタの駆動
の際にゲートにかかる駆動電圧によって該ドープ領域が
反転しないような濃度とされる。そして機能的には、ゲ
ート電極の対向部分に挟まれたチャネル領域からのキャ
リアを受容出来る構成であればよい。
【0082】本発明のゲート電極として用いられる材料
としては、金属、多結晶シリコン、シリサイド、ポリサ
イド等があり、具体的にはAl,W,Mo,Ni,C
o,Rh,Pt,Pdそのもの、或はこれ等のシリサイ
ド、ポリサイドであり、MOSFETの構造、駆動条件
等とその仕事関数を考慮して適宜選択される。
【0083】またゲート電極、ドープ領域の形状は、チ
ャネル領域におけるドープ領域と対向する部分にはゲー
ト電極がない構造、又は、そこが同じドープ領域となっ
ているもの、或はドープ領域と対向する部分にもゲート
電極の一部が配置される構成である。更にはチャネル領
域の3つの面がゲート電極で囲まれ残りの部分がドープ
領域に接しているように、キャリア移動方向に対して垂
直な方向に切断した時のチャネル領域の断面形状が四角
形等の方形状となっていることが好ましい。その辺は正
確な直線でなく曲率を持った辺であってもよいし、その
時の各エッジ部分はゲート絶縁膜の被覆性を考慮して面
取りされているような形状であってもよい。
【0084】
【実施例】(実施例1(A))図1は実施例1(A)に
よる半導体メモリーの1セル分を示す模式的断面図であ
る。
【0085】半導体基板1は上部に柱状の半導体層を有
しており、その柱の周囲にはゲート絶縁膜5を介してゲ
ート電極2が設けられている。その柱の下部の横側には
ドレイン領域3が設けられ、柱の上部にはソース領域4
が設けられている。9はドレイン電極であり、ソース電
極6は絶縁膜70を介してソース領域4に接続されMI
Sキャパシタを形成している。柱状半導体層の大きさ
は、縦は必要なゲート長より長く上面及び底面の一辺は
サブミクロン(0.1μm)オーダーである。
【0086】又、絶縁膜70の面積は下のソース領域4
の面積とほぼ等しいか、若干小さくして絶縁膜8の段差
被覆性を良好にする。
【0087】10、11は素子分離の為のチャネルスト
ッパ及びフィールド絶縁膜である。
【0088】図2は図1に示したセルを上から見た模式
的上面図である。このように1セルは縦型のMOSFE
Tにキャパシタを積層した構成となっている。
【0089】基板1としてP型の半導体を用いる場合に
はソース・ドレイン領域に夫々N型半導体を用いればよ
く、その逆であってもよい。
【0090】電極2、6、9としてはポリシコン、A
l,Mo,Wの単層或いは複数層が用いられる。
【0091】絶縁膜70としては所望の容量が得られる
誘電体であればよいが、具体的には酸化シリコン、窒化
シリコン、酸化アルミニウム、酸化タンタルの単層乃至
複層が用いられる。この膜は3乃至5Vの電圧において
破壊され得るもので且つ1乃至3Vの電圧において非破
壊であるように所望の厚み、構成、材料が選択される。
【0092】(実施例2(A))図3は実施例2(A)
によるメモリーセルを示している。
【0093】図1と異なる点はドレイン領域3が柱の下
部全面に設けられチャネル領域が挟まれた構成になって
いる。この構成によれば、SGTの実効チャネル長40
02の制御性が向上し、耐圧劣化も少なくなる。更に
は、柱の下部における発生−再結合電流を皆無にするこ
とができる。
【0094】(実施例3(A))図4は実施例3(A)
によるメモリーセルを示している。
【0095】図1、図3と異なるのは、ドレイン領域の
一部3′が柱の一部に位置している点である。
【0096】この構成では図3の構成による効果に加え
て、よりオフ特性の良いセルとなっている。
【0097】なぜなら、チャネルと基板1とが1′の領
域を介して同電位に保持可能であるからである。
【0098】(実施例4(A))図5は実施例4(A)
のメモリーセルを示している。
【0099】図1の構成と異なる点は、絶縁膜70と電
極6の間に別の材料からなる層を介在させたことにあ
る。この層20は電極6の材料と絶縁膜によるAlスパ
イクや、W−Si,W−o等の還移領域の発生等による
電界集中を防止するものである。
【0100】層20としては絶縁膜70及び電極6との
間で界面特性に優れ、SiO2 とエッチンググレートの
異なる材料が望ましく、具体的にはポリシリコン等が挙
げられる。
【0101】(実施例5(A))図6は実施例5(A)
のメモリーセルを示している。
【0102】図5の構成と異なるのはソース領域4を1
19オーダー以下の好ましくは1016乃至1017オーダ
ーのP又はN型半導体領域とし、その上に絶縁膜5′の
開口を通じて、ソースと同じ導電型の層21を設けその
上に絶縁膜70を設けている。
【0103】この為に、膜70はここでは、CVD法や
スパッタリング法により形成される酸化シリコンや窒化
シリコンが用いられる。この膜は熱酸化法にて形成しな
くてもよい為にドーパントによる耐圧や絶縁性の低下と
いう問題がない。
【0104】(実施例6(A))図7に示す実施例6
(A)のメモリーセルは、図6に示す実施例の絶縁膜7
0上に更にポリシリコン層20が設けられているもので
ある。
【0105】上述した実施例1(A)乃至6(A)によ
れば、数々の問題点を解決し、高性能かつ微細な半導体
メモリーを実現できる。
【0106】スイッチング素子にバイポーラトランジス
タではなくMOSFETをもうけることにより、メモリ
ーセル当りの駆動電流が激減し、高集積化低消費電力化
が容易となる。
【0107】スイッチング素子にSGTを用いることに
より、より微細化した素子の形成が可能となるため、よ
り大規模かつ、高性能の半導体メモリーが実現できる。
【0108】加えて実施例2(A)、3(A)によれ
ば、更にSGTの下部のソース・ドレイン領域におい
て、高濃度のソースもしくはドレイン領域が柱状半導体
層の下部にまで広がっており、発生−再結合電流や電界
集中による信頼性の問題に対して有効である。
【0109】これはすなわち、基板のエッチング以前
に、基板表面よりの拡散により下部のドレイン領域3を
決定することができるため、従来のバルクエッチングに
よりチャネルの有効チャネル長(L)を決定するよりも
はるかにチャネルのLの精度の向上が図られ、製造上の
ゆらぎをはるかに低く抑えることができ、かつ、さらに
微細なMOSFETの作製を可能としている。
【0110】又、ドレイン−ゲート間に生ずる空乏層に
より発生する暗電流も、チャネル下部とドレイン端部の
点における欠陥に起因するものが大半を占めていたが、
本発明では、該点をドレイン領域でカバーしているた
め、電界の集中、耐圧の劣化、暗電流を抑圧することが
可能となっている。
【0111】さらに被覆性の良い金属CVDを用いて、
ゲート電極をマスクレスで形成することにより、電極取
り出し領域をセルフアライメントで形成することも可能
である。
【0112】以上、説明した微細に適した、かつ電流駆
動能力の高いトランジスタを有するメモリセルを用い
て、当該トランジスタのゲートをワード線とし、本トラ
ンジスタのソース領域上に層間絶縁膜を介して、ビット
線に接続した半導体メモリを構成する。これにより、エ
ラーレートの少ない、高密度、高速読出し書き込み特性
を有する1回永久書き込み可能な半導体メモリを実現で
きる。
【0113】(実施例7)図8は本発明による一実施例
を示し、3×3セルの半導体メモリーを示す回路図であ
る。これらのセルには上述した実施例1乃至6が適用で
きる。
【0114】1つのセルはアドレス用トランジスタ10
40とメモリ要素1041とを有している。もちろん1
041は絶縁膜の破壊前はキャパシタ、破壊後は短絡に
よりキャパシタとならない。
【0115】ここでトランジスタ1040、メモリ要素
1041の構成として前述した実施例1(A)乃至6
(A)の構成を選択して採用できる。
【0116】1001、1001′、1001′′、1
001′′′はFETの各ゲートに接続されたワード線
である。
【0117】1002、1002′、1002′′は各
メモリ要素の一方に接続されたビット線である。
【0118】1003、1003′、1003′′は電
源線である。
【0119】又、メモリの周辺回路として、ビット線の
電圧を基準電圧にセットするビット線電圧セット回路1
042、ワード線電圧セット回路1043、ビット線を
順次選択する信号を発生する選択信号発生回路104
4、ビット線選択スイッチ1045、1045′、10
45′′、ビット線読出しライン1048をリセットす
るスイッチ1046、アンプ1047を有する。
【0120】図9は図8にて示した半導体メモリーの模
式的上面図である。
【0121】1つのロー中の3つのメモリセルは互いに
ゲート電極2が同じ電極層で接続されワード線100
1、1001′、1001′′を構成している。
【0122】同様に1つのカラム中の3つのメモリセル
は互いにメモリ要素の電極が同じ配線層で接続されビッ
ト線1002、1002′、1002′′を構成してい
る。
【0123】図10は図9におけるAA′線による断面
図。
【0124】図11は図9におけるBB′線による断面
図である。
【0125】以下、上述した半導体メモリーの動作につ
いて説明する。
【0126】まず始めに、書き込み動作について説明す
る。この動作は次の4つの主動作を含む。
【0127】 (1)書き込み動作その1:(ビット線プリチャージ) ビット線を1042の電圧セット回路により、基準電圧
DDに設定する。これにより、電源ラインとビット線間
には、電位差がなくなり、ワート線にいかなる電圧が印
加されようがFETのソース、ドレイン間には、電位の
発生もしくは電流は流れず、上記1041に示す絶縁膜
は破壊されない。このビット線のプリチャージ電圧は、
電源電圧と同等でもよいが、同等でなくともよく、その
時は上記絶縁膜領域が破壊し、導通状態にならないよう
にする。VDDの値としては、たとえば、1〜5V程度で
可能である。
【0128】(2)書き込み動作その2:(ワード線デ
ィスチャージ) 全ワード線の電圧を第1グランド電位VGND1に固定す
る。たとえば、OVとすれば良い。これは、書き込み動
作を行うワード線に隣接するワード線に、クロストーク
により信号の混入を防ぐために行う。
【0129】 (3)書き込み動作その3(書き込むワード線の選択) 今回の書き込みビットが、図8における左上のセルを原
点として、2行、2列目のセルの場合には、書き込みビ
ットのあるワード線は図8の1001′となる。したが
って、このワード線の電位をVG とする。ただし、この
時VG は VGND1<VG <VGB…式(2) である。VGBは、ゲート絶縁膜破壊電圧である。
【0130】 (4)書き込み動作その4(ビット線選択) 選択されたライン上に存在する書き込むセルに対応した
ビット線電位をグランド電位1に設定する。すると、選
択されているラインのFETはすべてオン状態になって
いるため、ビット線電位をグランド電位にすることによ
り絶縁膜に高電圧が印加され、絶縁膜が破壊され、導通
状態になる。この書き込み動作は、書き込み完了によ
り、ビット線とワード線間に電流が流れるため、ビット
線選択を順次やることが望ましいが、複数のビット線を
同時に書き込みことも可能である。
【0131】次に読出し動作について説明する。この動
作は次の4つの主動作を含む。
【0132】 (1)読出し動作その1(ビット線プリチャージ) 書き込み時と同様の動作により行う。これは、読出し動
作により、書き込まれていないビットに書き込まないた
めである。その時の電圧は電源電圧VDDと同等レベルで
良い。
【0133】 (2)読出し動作その2(ワード線ディスチャージ) 全ワード線の電圧を第2グランド電位VGND2に固定す
る。ただし、第2のグランド電位VGND2と第1のグラン
ド電位VGND1とは VGND1<VGND2…式(3) との関係を有する。
【0134】 (3)読出し動作その3(読出すラインの選択) 読出しを行なうラインのワード線の電位を式(2)で定
められた範囲のVG に固定する。これにより、上記ライ
ンのFETは、ON状態となる。
【0135】(4)読出し動作その4(ビット線読出し
ラインリセット) ビット線読出しライン1048を、スイッチ1046に
よりリセットする。そのリセット電位は、上記スイッチ
1046に接続されている電源により決定するが、その
電位をVGND2とする。その後、1046のスイッチをO
FFし、ビット線読出しラインをフローティング状態に
する。
【0136】 (5)読出し動作その5(ビット線の選択) ビット線順次選択信号発生回路1044により、選択ビ
ット選択スイッチのゲートを高いレベルとし、スイッチ
をON状態にし、ビット線読出しラインと接続する。
今、選択セルが書き込まれていない場合、ビット線の容
量をCBIT、読出しラインの容量をCOUT とすると、読
出しラインの電圧は、
【0137】
【外1】 に収束する。
【0138】一方、選択セルが書き込まれており、絶縁
膜導通状態になっている場合は、この読出しラインは、
トランジスタを介して電源VDDと接続された状態にあ
る。したがって、読出しラインの電圧は、VDDに収束す
る。この差により、書き込まれたセル(ビット)が書き
込まれていないかが判明する。この電圧は、アンプ10
47により検出する。以上の動作により、読出しを行な
うわけであるが、書き込み状態の場合、読出しラインの
電位がVDDに収束する時間が読出しスピードを決定す
る。大容量メモリになればなる程、ビット線及びビット
線読出しラインの容量は増大する。したがって、この大
きな容量をいかにドライブできるかが、カギとなり、微
細でかつ高駆動能力をもつ本実施例で説明したSGT、
とりわけ改良SGT構造が極めて、有効となる。
【0139】本実施例で、グランド電位を2種類設け、
動作を行ったのは、読出し動作時に、絶縁膜が破壊され
ないためである。つまり読出し動作時の絶縁膜の両端に
印加される電位差を書き込み時より小さく設定してい
る。
【0140】(製造方法の説明)次に図12乃至図31
を用いて上述した実施例7の半導体メモリーの製造方法
について説明する。
【0141】(製造方法1)まず、比抵抗0.1〜1Ω
・cmのN形シリコン基板NSUBに熱酸化を施し、そ
の表面に1000〜10000Å程度の熱酸化膜を形成
する。続いてNMOSを形成する為の個所上の酸化膜を
エッチングにより除去し再び熱酸化により酸化膜を10
0〜500Å程度形成する(Pウェル用パターニング工
程)。次に1000〜10000Åの酸化膜をマスクと
して、NMOSを形成する領域にBF+ 2等のP形不純物
をイオン注入する。不純物濃度としては1E13〜14
cm-2ga好ましい。この後1000〜1100℃程度
での熱処理を施すことにより1.0〜1.5μm程度の
拡散深さをもつPウェルPWLを得ることができる。
【0142】次に酸化膜をHF系の溶液で全面剥離し、
再び熱酸化膜51を100〜500Å程度形成する。続
いて減圧化学気相堆積法(LP−CVD)法を用いて、
Si34 膜52を500〜2000Å程度形成する。
次に素子部を形成するため、パターニングを行い、Si
34 膜及びSiO2 膜をエッチングにより除去する
(活性領域用パターニング工程)。続いてレジスト膜を
剥離後、Si34膜52をマスクとして、Si基板の
エッチングを行う。エッチングガス、圧力等により、S
i基板の断面形状は変化をする。しかし、一般的に形状
を垂直にするためには、低圧が有効であるが、選択比等
とのトレードオフの関係にある。エッチングガスとして
は、Cl2 系のガスを用い、1Pa程度の圧力条件の下
でエッチングすることにより矩形の溝を形成することが
できる。
【0143】以上の工程により形成された基板の状態を
図12、13、14に示す。続いて、NH3 OH系の溶
液でウェハ洗浄した後300Å以下の熱酸化膜を形成
し、再びこの酸化膜をHF系の溶液で剥離する。続い
て、50〜300Åの熱酸化膜53を再び形成した後、
500Å以下のSi34 膜54をLP−CVDを用い
て形成する。このSi34 膜54をエッチバックする
ことにより溝部のみのSi34 膜が除去される。但し
S/Dコンタクト部用にSi34 膜が有り、エッチバ
ックは平行平板タイプのエッチング装置を用い、1.8
Paの圧力条件の下でCF4 系のガスを用いて行うこと
が好ましい。続いて、レジストパターンを用いて、CF
+ 2系のP形の高不純物濃度領域(素子分離領域)55を
形成する。不純物濃度としては、1E14〜1E15c
-2程度が好ましい。続いて熱酸化膜を溝部のみに形成
する。
【0144】以上の工程までの基板の状態を図15、1
6、17に示す。
【0145】次に、HF系の溶液を用いて、軽くエッチ
ングした後、H3PO5 系の溶液を用いてSi34
を剥離する。この後再びSi34 膜の下部の酸化膜の
みをHF系の溶液を用いてエッチングした後100Å以
下のゲート酸化膜56を形成する。さらに、多結晶シリ
コンをLP−CVDを用いて堆積する。次いでこれをエ
ッチバックすることにより、側壁のみに多結晶シリコン
57を残すことが可能になる。続いて、形成すべきNM
OSやPMOSに応じて、レジストパターニングを行う
ことにより、NMOSにおいては、N型ポリシリコンゲ
ート電極57をPMOSにおいては、P型ポリシリコン
ゲート電極59を、ソース・ドレインNSD、PSD形
成時に同時形成する。
【0146】続いて、これに選択CVD法を用いて、各
ゲート電極57、59上にのみ低抵抗材料58を形成す
る。
【0147】このゲート電極の形成方法は、本実施例の
重要な点でもあり、ゲート電極のパターニングなしにエ
ッチバック(全面エッチング)を施すことにより、低抵
抗であり、且つNMOS、PMOS独立で、ゲート電極
の仕事関数が選べ、又セルフアライメントでゲート配線
が可能になる。以上を図18、19、20に示す。
【0148】次ぎに、500Å以下の熱酸化を形成した
後、TEOS等の被覆性の良いCVDを行い層間絶縁膜
60となる酸化シリコンを堆積する。
【0149】続いて、その酸化シリコンをエッチバック
することにより、柱状半導体層の上面、即ち上部のソー
ス・ドレイン領域を露出させる。次にメモリセルとなる
FETのソースドレイン領域NSD上にメモリ要素を構
成する為の記憶用絶縁膜61を形成する。この絶縁膜6
1としては領域NSDの上部表面を酸化して形成される
酸化シリコンが挙げられる。他に酸化アルミニウム、酸
化タンタル、窒化シリコン等の絶縁膜でもよい。その材
料や層厚は用いられる動作電圧(破壊電圧)により破壊
できるように適宜選択する。そして、NMOS、PMO
Sの上部ソース・ドレインのコンタクトホールを形成す
る。更にNMOS、PMOSのゲート電極用及び基板電
極取出用のコンタクトホールを形成し、導電体を堆積さ
せる。これを所定の配線形状にパターニングすることに
よりソース・ドレイン電極63、ゲート電極64、及び
ウェル電極65を形成し、以上を図21、22、23に
示す。
【0150】このようにしてCMOS構成の半導体メモ
リーを作製できる。
【0151】(製造方法2)次に図24乃至図31を用
いて実施例2に示すメモリセル構造を有する半導体メモ
リーの製造方法について簡単に説明する。ここでは柱状
半導体層を形成するまでの工程について説明する。図1
8、19、20及び図21、22、33に対応する工程
は前述の製造工程と同じである。
【0152】比抵抗0.1〜1Ω・cmのN形単結晶シ
リコン基板NSUBに熱酸化を施し1000〜1000
0Å程度の熱酸化膜を形成する。
【0153】続いてNMOSを形成する個所の酸化膜を
エッチングし、再び酸化膜を100〜500Å程度形成
する。(Pウェル用パターニング工程)次に1000〜
10000Åの酸化膜をマスクとしてBF+ 2等のP形不
純物をイオン注入し1000〜1100℃程度の熱処理
を施すことにより2.0〜3.0μm程度のPウェルP
WLを形成する。
【0154】次に熱酸化膜71を100〜500Å程度
形成する。続いてLP−CVDによるSi34 膜72
を500〜2000Å程度形成する。
【0155】以上の工程までを図24、25に示す。こ
こまでの工程は前述の製造方法の工程と同一であるが、
次の工程からが異なる。
【0156】電圧300KeV〜1MeVにてp+ をN
MOSを形成する領域にレジストマスクRMにて高エネ
ルギーイオン注入を行う。これにより飛程(RP )は1
乃至2μm程になり、本実施例におけるドレイン領域7
3がドーズ量1014乃至1015cm-2のN+ 型半導体の
埋込層として形成される。その上部にはNMOSSGT
のチャネル部となる。P型領域が残ったままである。
(図27)同様にPMOSSGTを形成する為にはBイ
オンを高エネルギーにて基板NSUBに注入しp+ 型半
導体からなる埋込層74を形成する。(図26)次にS
GT部を形成するためパターンニングを行い、Si3
4,SiO2 をエッチングにより除去する。(活性領域
用パターニング工程)続いてレジスト膜を剥離後、Si
34 膜72をマスクとしてSi基板のエッチングを行
う。前述の例では、該エッチング深さがSGTのゲート
長とほぼ等しくなるため、エッチング精度が要求される
工程であったが、本例においては、埋込層形成により、
ゲート長は決定されている。従って前記埋込み層の途中
でエッチングを止めればゲート長は均一性良好に形成で
きる。以上の工程を図28、29に示す。
【0157】続いて前述の例同様にゲート絶縁膜80を
形成し、窒化シリコン膜81をマスクに選択酸化法によ
り素子分離の為のチャネルストップ75、76及びフィ
ールド絶縁膜を形成する。以上の工程を図30、31に
示す。
【0158】以上、各実施例を挙げて本発明についてい
くつかの実施態様を説明したが、本発明はこれら実施例
に限定されることはなく、各要素技術の置換により各実
施例の組み合わせ等、種々の変形例を含む。このことは
以下に述べる各実施例についても同様である。
【0159】以下に説明する実施例は、微細に適した、
かつ電流駆動能力の高いトランジスタをメモリセルトラ
ンジスタとし、本トランジスタのゲートをワード線と
し、本トランジスタのソース領域上にpn接合を介し
て、ビット線に接続したメモリを構成するものである。
これによりエラーレートの少ない、高密度、高速読出し
書き込み特性を有する1回永久書き込み可能なメモリを
実現できる。
【0160】本実施例のようなPN接合破壊型のメモリ
ーは次のようにして情報を記憶する。
【0161】書き込みを行う場合にはワード線とビット
線とに破壊可能な信号を印加し、電極として用いられて
いるAlとSiとの共晶合金の形成等によってPN接合
を破壊しショートさせる。
【0162】従来はその為のアドレス用トランジスタと
してバイポーラトランジスタを用いていたが、これで
は、メモリセル1個の駆動電流が大きい為に発熱等の問
題により大規模なメモリーを構成し難かった。本実施例
ではアドレス用トランジスタとしてSGTを用い、該ト
ランジスタに半導体層からなるメモリ要素を積層するこ
とにより従来の問題点を改善するものである。
【0163】(実施例8(A))図32に本発明の実施
例8(A)を記す。図32において、1はP形もしくは
N形の半導体基板である。2はMOSFETのゲート電
極であり、poly−siもしくはAl、Mo、W等の
金属である。3、4はソース・ドレイン領域であるとこ
ろのNもしくはPの高濃度層である。5はゲート酸化膜
であり、6はソース側に接続されるツェナーダイオード
のアノード(71)の取出し電極である。8は層間絶縁
膜であり、9はドレイン電極であり、Al、W、Mo等
の金属材料を用いている。10は素子分離用拡散層であ
り、基板と同じ形でかつ高濃度の層である。図33は図
32を上より見た平面図である。
【0164】(実施例9(A))図34は、本発明の実
施例9(A)である。これは、SGTにおけるLの制御
性の向上、及び下部の耐圧の劣化の抑制を目的としたも
のであり、基板1をバルクエッチする以前にP/N+
PもしくはN/p+ /Nの平板な層を形成するため、実
効チャネル4002である上面のPまたはNの層の厚さ
を拡散により制御し、前記N+ もしくはp+ 層の中間で
バルクエッチをストップさせることで従来の、SGTに
おけるゲート材料のエッチング精度及びSiエッチング
の精度に起因するLのばらつきを解消できる実施例であ
る。さらに図113における下部の4001における空
乏層の欠陥等により生ずる発生−再結合電流を皆無にす
ることが可能となる構造である。
【0165】(実施例10(A))さらに、図35にお
いて、前記4001の部分をカバーするようにドレイン
拡散を行うことでも図34と同様の効果が得られ、かつ
チャネルの電位を基板と同電位にすることが可能とな
り、よりOFF特性の良好な高性能のSGTを実現する
ことにより、本発明をさらに高性能の素子にすることが
可能である。
【0166】図36から図38までは、メモリー要素の
構成を変えてツェナーダイオード71、72とした他の
実施例である。これは、高濃度のp+ /N+ 接合のトン
ネリング電流を抑制するため、及びツェナーダイオード
の出力側のコンタクト界面を良好に形成するために必要
な技術である。
【0167】(実施例11(A))図32の場合には、
SGT上部のソース(ドレイン)領域(4)は、1020
cm-3以上の不純物濃度となっているため、さらにその
上に拡散層(71)を形成すると、ツェナーダイオード
のトンネリング電流の増大が生ずる。又、71が非常に
シャローな拡散層になるため、6の材料をAl等にする
とスパイク等の界面の不具合が生じ、歩留りの低下等を
招く恐れがある。そのため、図36においては、6と7
1の間にpoly−si、バリアメタル(TiN)等を
用いた緩衝層20を設け良好な界面特性を実現した。
【0168】(実施例12(A))又、図37において
は、ツェナーダイオードのカソードを新たにSGTのソ
ースとpoly−si又はバリアメタル(21)等によ
り分離して形成し、p+ /Nもしくは、N+ /P接合を
形成する。それにより、前述のp+ /N+ 接合において
生ずるトンネリング電流の発生を抑圧し、導通、非導通
のS/Nを向上させることが可能である。
【0169】(実施例13(A))図38は、前述二つ
の不具合を解決するため、ツェナーダイオードの両端
(上下)を緩衝層20、21で挟んだものである。
【0170】ここで図35において、図32と共通する
部分の説明は省略してある。
【0171】図39は、以上説明した各セルの実施例を
複数配置し、アレイ状に配列した際の平面図である。1
001、1001′、1001′′は夫々のMOSFE
Tに接続されるワード線であり、1002、100
2′、1002′′は夫々のMOSFETよりツェナー
ダイオードを介して出力されるところのビット線であ
る。
【0172】図40及び図41は、図39の夫々A−
A′、B−B′における断面図である。
【0173】図42は、本半導体メモリーの周辺回路の
上面図及び断面図である。
【0174】311はソース・ドレイン電極、312は
活性領域、313はゲート電極取出部、314はウェル
電極取出部である。
【0175】このように周辺回路にもSGTを用いる。
【0176】次に以上説明してきたメモリ要素として、
絶縁膜ではなく所定の導電型の半導体層を用い、PN接
合の破壊又は非破壊により1.0の記憶を用うメモリー
の製造方法について説明する。基本的な製造方法は、絶
縁膜タイプのものと同様であり、図12乃至図30をも
って前述したとおりである。よって絶縁膜メモリ要素製
造工程に代えて、半導体メモリ要素の製造工程のみを以
下に述べる方法にて行えば良い。
【0177】例えば、柱状の半導体層を形成し下層配線
及び層間絶縁膜を形成した後にエッチバックにより柱状
MOSFETの上面を露出させる。絶縁層メモリ要素の
場合には、ここで熱酸化2は堆積により絶縁膜を形成し
たが、ここではNMOSの場合には、P型半導体層、P
MOSの場合にはN型半導体層を設けてPN接合を形成
する為にレジストマスクを用いてBF+ 2系のP形不純物
を導入してP層を形成する。これ以外には、P型層をC
VD法により堆積させパターニングしてもよい。以上工
程を経てその上に電極を付与したものを図43に示す7
1がメモリ要素としてのP型半導体層でありMOSFE
Tの主電極領域とPN接合を形成する。
【0178】次に、本実施例のメモリ装置の動作方法、
及び、記憶方式について説明する。図44は、図39の
メモリセルのレイアウトを等価回路として図示したもの
で、1001〜1001′′′はワート線、1002〜
1002′′はビット線、1003〜1003′′は、
電源線を示す。各セルは、微細かつ電流駆動能力の高い
トランジスタ1040と、そのトランジスタのソース層
にpn接合1041が設けられ、メモリセルを構成して
いる。
【0179】又、メモリの周辺回路として、ビット線電
圧セット回路1042、ワード線電圧セット回路104
3、ビット線順次選択信号発生回路1044、ビット線
選択スイッチ1045〜1045′′、ビット線読出し
ライン1048をリセットするスイッチ1046、アン
プ1047から成る。
【0180】次に書き込み動作について説明する。
【0181】(1)書き込み動作その1:(ビット線を
プリチャージ) ビット線を1042の電圧セット回路により、電圧VDD
に設定する。これにより、電源ラインとビット線間に
は、電位差がなくなり、ワード線にいかなる電圧が印加
されようが、ソース・ドレイン間には、電位の発生もし
くは電流は流れず、上記1041に示すpn接合は破壊
されない。このビット線のプリチャージ電圧は、電源電
圧VDDと同等以外でも、上記pn接合領域が破壊し、導
通状態にならないのであれば良い。VDDの値としては、
例えば、1〜5V程度で可能である。
【0182】(2)書き込み動作その2:(ワード線デ
ィスチャージ) 全ワード線の電圧を第1グランド電位VGND1に固定す
る。例えば、OVとすれば良い。これは、書き込み動作
を行うワード線に隣接するワード線にクロストークによ
り信号の混入を防ぐために行う。
【0183】 (3)書き込み動作その3(書き込むワード線の選択) 今回、書き込みビットが、左上のセルを原点として、2
行、2列目のセルと仮定する。書き込みビットのあるワ
ード線は、図3の1001′となる。従って、このワー
ド線の電位をVG とする。ただし、VG は VGND1<VG <VGB 式(2) である。VGBは、ゲート絶縁膜破壊電圧である。
【0184】 (4)書き込み動作その4(ビット線選択) 選択されたライン上に存在する書き込むセルに対応した
ビット線電位をグランド電位1に設定する。すると、選
択されているラインのトランジスタはすべてON状態に
なっているため、ビット線電位をグランド電位にするこ
とにより、pn接合に高電圧が印加され、pn接合が破
壊され、導通状態になる。この書き込み動作は、書き込
み完了により、ビット線とワード線間に電流が流れるた
め、ビット線選択を順次やることが望ましいが、複数の
ビット線を同時に書き込むことも可能である。
【0185】次に読出し動作について説明する。
【0186】 (1)読出し動作その1(ビット線プリチャージ) 書き込み時と同様の動作により行う。これは、読出し動
作により書き込まれていないビットに書き込まないため
である。そのときの電圧は、電源電圧VDDと同等レベル
で良い。
【0187】 (2)読出し動作その2(ワード線ディスチャージ) 全ワード線の電圧を第2グランド電位VGND2に固定す
る。ただし、第2のグランド電位VGND2と第1のグラン
ド電位VGND1とは、 VGND1<VGND2 式(3) との関係を有する。
【0188】 (3)読出し動作その3(読出すラインの選択) 読出しを行うラインのワード線の電位を(2)式で定め
られた範囲のVGに固定する。これにより、上記ライン
のトランジスタは、ON状態となる。
【0189】 (4)読出し動作4(ビット線読出しラインリセット) ビット線読出しライン1048をスイッチ1046によ
りリセットする。そのリセット電位は、上記スイッチ1
046に接続されている電源により決定するが、その電
位をVGND2とする。その後1046のスイッチをOFF
し、ビット線読出しラインをフローティング状態にす
る。
【0190】 (5)読出し動作その5(ビット線の選択) ビット線順次選択信号発生回路1044により、選択ビ
ット選択スイッチのゲートを高レベルとし、スイッチを
ON状態にし、ビット線読出しラインと接続する。今、
選択セルが書き込まれていない場合、ビット線の容量を
BIT 、読出しラインの容量をCOUT とすると、読出し
ラインの電圧は、
【0191】
【外2】 に収束する。
【0192】一方、選択セルが書き込まれており、pn
接合が導通状態になっている場合は、この読出しライン
は、トランジスタを介して電源VDDと接続された状態に
ある。したがって、読出しラインの電圧は、VDDに収束
する。この差により、書き込まれたセル(ビット)が書
き込まれていないかが判明する。この電圧は、アンプ1
047により検出する。以上の動作により、読出しを行
なうわけであるが、書き込み状態の場合、読出しライン
の電位がVDDに収束する時間が読出しスピードを決定す
る。大容量メモリになればなる程、ビット線及びビット
線読出しラインの容量は増大する。したがって、この大
きな容量をいかにドライブできるかが、カギとなり、微
細でかつ高駆動能力をもつ、本実施例で説明したトラン
ジスタ構造が極めて有効となる。
【0193】本実施例で、グランド電位を2種類設け、
動作を行ったのは、読出し動作時に、pn接合が破壊さ
れないためである。つまり、読出し動作時のpn接合の
両端に印加される電位差を書き込み時より小さく設定し
ている。
【0194】本例ではメモリ要素として半導体層を用い
PN接合の破壊乃至非破壊状態のいずれかにより情報を
記録することにより、絶縁膜の場合よりも各セルに毎に
破壊状態のバラツキが少ないので、信頼性が高い。
【0195】いづれにしろ、本発明ではメモリ要素とし
てPN接合、絶縁膜/半導体接合、金属/絶縁膜/半導
体接合、PIN接合、半導体/絶縁膜/半導体接合、I
N接合、PI接合、ショットキー接合、ヘテロ接合等あ
らゆる電気的に破壊可能な接合が用いられる。
【0196】(実施例1(H))図47は実施例1
(H)による半導体メモリーの1セル分を示す模式的断
面図である。
【0197】半導体基板1は上部に柱状の半導体層を有
しており、その柱の周囲にはゲート絶縁膜5を介してゲ
ート電極2が設けられている。その柱の下部の横側には
ドレイン領域3が設けられ、柱の上部にはソース領域4
が設けられている。9はドレイン電極であり、ソース電
極6は絶縁膜70′とバリヤメタル70′′とを介して
ソース領域4に接続されている。柱状半導体層の大きさ
は、縦は必要なゲート長より長く一辺はサブミクロン
(0.1μm)オーダーである。この一辺の長さとゲー
ト電圧や半導体層の不純物濃度との関係は前述した通り
である。
【0198】図47においては、ゲート電極2とソース
領域4がオーバーラップするように示されているが、2
と4の相対的な位置関係に関しては、従来のMOSFE
Tと同様にゲート電極(2)に対し、ソース領域4がオ
フセット(LDD構造)、オンラインもしくは、オーバ
ーラップ(GOLD構造)しても良いことはいうまでも
ない。
【0199】10、11は素子分離の為のチャネルスト
ッパ及びフィールド絶縁膜である。
【0200】図48は、図47に示したセルを上から見
た模式的上面図である。
【0201】(実施例2(H))図49は、第2の実施
例であり、従来のMOSFETと同様にLDD構造を付
加したものである。
【0202】本発明は、従来構造のMOSFETよりは
るかにホットキャリア耐性にすぐれたものではあるが、
その影響は皆無ではなく、41のごとく、ソース=ドレ
インの拡散層の濃度よりも低濃度な層を付加することに
より、さらにホットキャリア耐性を向上させることが可
能となる。
【0203】このように1セルは縦型のMOSFETに
バリヤメタルと絶縁層とを積層した構成となっている。
【0204】基板1としてP型半導体を用いる場合には
ソース−ドレイン領域にそれぞれN型半導体を用いれば
よく、その逆であってもよい。
【0205】電極2としては、ポリシリコン、WSi及
びそれらから適宜選択した組合わせの複数層構造、金属
層70′′としては、TiN,Ti,W等のバリヤメタ
ル、配線用電極6,9としては、Al,Al−Si,A
l−Si−Cu等が用いられる。
【0206】絶縁膜70′としては所望の容量が待たれ
る誘電体であればよいが、具体的には、酸化シリコン、
窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化タンタル等の単
層乃至複層が用いられる。この膜は3乃至5Vの電圧に
おいて破壊され得るもので且つ1乃至3Vの電圧におい
て非破壊であるように所望の厚み、構成、材料が選択さ
れる。
【0207】この絶縁膜70′が両端に高電圧が印加さ
れ破壊されると、通常その上部の配線用金属がその破壊
部の絶縁層と反応し、下部まで達する。本発明は、絶縁
層下部にはバリヤメタル70′′が設けられているた
め、上記反応により絶縁層下部に達した配線用金属がソ
ース領域に侵入するのを防止できる。一方、上記構造を
用いない場合、反応により絶縁層下部に達した配線用金
属は、ソース領域4を貫通し、チャネルに達しソースチ
ャネル間ショート及びリークをもたらす。本発明の構造
を用いることにより、このようなショート及びリークは
完全に防止でき、メモリ装置として書き込み動作時にト
ランジスタが破壊もしくは不良となることが防止でき
る。
【0208】(実施例3(H))図50は実施例3
(H)によるメモリーセルを示している。
【0209】図47と異なる点はドレイン領域3が柱の
下部全面に設けられ、チャネル領域が挟まれた構成にな
っている。この構成によればSGTの実効チャネル長4
002の制御性が向上し、耐圧劣化も少なくなる。更に
は、柱の下部における発生−再結合電流を皆無にするこ
とができる。
【0210】(実施例4(H))図5は実施例4(H)
によるメモリーセルを示している。
【0211】図47、図50と異なるのは、ドレイン領
域の一部3が柱の一部に位置している点である。
【0212】この構成では図50の構成による効果に加
えて、よりオフ特性の良いセルとなっている。なぜなら
チャネルと基板1とが1′の領域を介して同電位に保持
可能であるからである。
【0213】(実施例5(H))図52は実施例5のメ
モリーセルの断面図を示している。
【0214】図47の構成と異なる点は、バリヤメタル
70′′上に、poly−siによるp+ 層20′、n
層20′′が設けられ、上記p+ 層20上に配線用電極
6が存在する構成となっている。通常、配線用電極6の
電位は、ソース層4の電位よりも低くなっており、上記
20′層、20′′層は互いに逆バイアスの電位とな
り、非導通状態となっている。電極6とソース4間に高
電圧もしくは、高電流により、上記p+ 層20′、n+
層20′′とが破壊される。破壊により、上記poly
−si層のSiと電極6とが反応し、電極6a金属が、
バリヤメタル70′′と接する。これにより電極6とソ
ース領域4とは、導通状態となる。本発明に示すよう
に、バリヤメタル70′′ が設けられていることによ
り、電極6a金属6はソース領域4へは拡散しないた
め、導通状態にする書き込み動作時に上記トランジスタ
が破壊されることはない。これにより、高信頼なメモリ
装置が実現できる。
【0215】(実施例6(H))図53は実施例6
(H)のメモリーセルを示している。
【0216】図52の構成と異なるのはソース領域4を
1019オーダー以下の好ましくは1016乃至1017オー
ダーのP又はN型半導体領域とし、その上に絶縁膜5′
の開口を通じて、バリヤメタル70′′を設けその上に
絶縁膜70′を設けている。
【0217】この為に、膜70′は熱酸化法にて形成し
なくてもよい為にドーパントによる耐圧や絶縁性の低下
という問題がない。
【0218】(実施例7(H))図54に示す実施例7
(H)のメモリーセルは、図53に示す実施例の絶縁膜
70′上に更にポリシリコン層20が設けられているも
のである。
【0219】上述した実施例1(H)乃至7(H)によ
れば、数々の問題点を解決し、高性能かつ微細な半導体
メモリーを実現できる。
【0220】スイッチング素子にバイポーラトランジス
タではなくMOSFETを設けることにより、メモリー
セル当りの駆動電流が激減し、高集積化、低消費電力化
が容易となる。
【0221】スイッチング素子にSGTを用いることに
より、より微細化した素子の形成が可能となる為、より
大規模かつ高性能の半導体メモリーが実現できる。
【0222】加えて実施例3(H),4(H)によれば
更にSGTの下部のソース−ドレイン領域において、高
濃度のソースもしくはドレイン領域が柱状半導体層の下
部にまで広がっており、発生−再結合電流や電界集中に
よる信頼性の問題に対して、有効である。
【0223】これはすなわち、基板のエッチング以前に
基板表面よりの拡散により、下部のドレイン領域3を決
定することができるため、従来のバルクエッチングによ
りチャネルの有効チャネル長(L)を決定するよりもは
るかにチャネルのLの精度の向上が図られ、製造上のゆ
らぎをはるかに低く抑えることができ、かつ更に微細な
MOSFETの作製を可能としている。
【0224】又、ドレイン−ゲート間に生ずる空乏層に
より発生する暗電流も、チャネル下部とドレイン端部の
点における欠陥に起因するものが大半を占めていたが、
本発明では、該点をドレイン領域でカバーしているた
め、電界の集中、耐圧の劣化、暗電流を抑圧することが
可能となっている。
【0225】更に、被覆性の良い金属CVDを用いて、
ゲート電極をマスクレスで形成することにより、電極取
り出し領域をセルフアライメントで形成することも可能
である。
【0226】以上説明した微細に適した、かつ電流駆動
能力の高いトランジスタを有するメモリセルを用いて当
該トランジスタのゲートをワード線とし、本トランジス
タのソース領域上に層間絶縁膜を介してビット線に接続
した半導体メモリを構成する。これにより、エラーレー
トの少ない、高密度、高速読み出し書き込み特性を有す
る、1回永久書き込み可能な半導体メモリを実現でき
る。
【0227】(実施例8(H))図55は本発明による
一実施例を示し、3×3セルの半導体メモリーを示す回
路図である。
【0228】1つのセルはアドレス用のトランジスタ1
040とメモリ要素1041とを有している。もちろん
1041は絶縁膜の破壊前はキャパシタ、破壊後はキャ
パシタとならない。
【0229】ここでトランジスタ1040、メモリ要素
1041の構成として前述した実施例1(H)乃至7
(H)の構成を選択して採用できる。
【0230】1001、1001′、1001′′、1
001′′′はFETの各ゲートに接続されたワード線
である。
【0231】1002、1002′、1002′′は各
メモリ要素の一方に接続されたビット線である。
【0232】1003、1003′、1003′′、1
004は電源線である。
【0233】又、メモリの周辺回路として、ビット線の
電圧を基準電圧にセットするビット線電圧セット回路1
042、ワード線電圧セット回路1043、ビット線を
順次選択する信号を発生する選択信号発生回路104
4、ビット線選択スイッチ1045、1045′、10
45′′、ビット線読み出しライン1048をリセット
するスイッチ1046、アンプ1047を有する。
【0234】図56は図55に示した半導体メモリーの
模式的上面図である。
【0235】図56において1004から成る配線を図
示しているが、これは、電源線1004から各メモリー
セルへの抵抗の低減を目的として施けられたものであ
り、メモリーのアクセス時間の遅延を防げないように、
ロー及びカラムにある間隔をもって、施けるようにす
る。
【0236】1つのロー中の3つのメモリセルは互いに
ゲート電極2が同じ電極層で接続されているワード線1
001、1001′、1001′′を構成している。
【0237】同様に1つのカラム中の3つのメモリセル
は互いにメモリ要素の電極が同じ配線層で接続されビッ
ト線1002、1002′、1002′′を構成してい
る。
【0238】図57は図56におけるAA′線における
断面図、図11は図56におけるBB′線による断面図
である。
【0239】以下、上述した半導体メモリーの動作につ
いて説明する。
【0240】まず始めに、書き込み動作について説明す
る。この動作は次の4つの主動作を含む。
【0241】(1)書き込み動作その1:(ビット線を
プリチャージ) ビット線を1042の電圧セット回路により、基準電圧
DDに設定する。これにより、電源ラインとビット線間
には、電位差がなくなり、ワード線にいかなる電圧が印
加されようが、FETのソース−ドレイン間には電位の
発生もしくは電流は流れず、上記1041に示す絶縁膜
は破壊されない。このビット線のプリチャージ電圧は、
電源電圧と同等でもよいが、同等でなくてもよく、その
時は上記絶縁膜領域が破壊し、導通状態にならないよう
にする。VDDの値としては、たとえば、1〜5V程度で
可能である。
【0242】(2)書き込み動作その2:(ワード線デ
ィスチャージ) 全ワード線の電圧を第1グランド電位VGND1に固定す
る。たとえば、OVとすれば良い。これは、書き込み動
作を行うワード線に隣接するワード線にクロストークに
より信号の混入を防ぐために行う。
【0243】 (3)書き込み動作その3(書き込むワード線の選択) 今回の書き込みビットが、図55における左上のセルを
原点として、2行、2列目のセルの場合には、書き込み
ビットのあるワード線は、図55の1001′となる。
したがって、このワード線の電位をVG とする。ただ
し、この時VG は VGND1<VG <VGB… 式(2) である。VGBは、ゲート絶縁膜破壊電圧である。
【0244】 (4)書き込み動作その4(ビット線選択) 選択されたライン上に存在する書き込むセルに対応した
ビット線電位をグランド電位に設定する。すると、選択
されているラインのFETはすべてオン状態になってい
るため、ビット線電位をグランド電位にすることによ
り、絶縁膜に高電圧が印加され、絶縁膜が破壊され、導
通状態になる。この書き込み動作は、書き込み完了によ
り、ビット線とワード線間に電流が流れるため、ビット
線選択を順次やることが望ましいが、複数のビット線を
同時に書き込むことも可能である。
【0245】次に読み出し動作について説明する。この
動作は次の4つの主動作を含む。
【0246】 (1)読出し動作その1(ビット線プリチャージ) 書き込み時と同様の動作により行う。これは、読み出し
動作により書き込まれていないビットに書き込まないた
めである。その時の電圧は、電源電圧VDDと同等レベル
で良い。
【0247】 (2)読出し動作その2(ワード線ディスチャージ) 全ワード線の電圧を第2グランド電位VGND2に固定す
る。ただし、第2のグランド電位VGND2と第1のグラン
ド電位VGND1とは、 VGND1<VGND2… 式(3) との関係を有する。
【0248】 (3)読出し動作その3(読出すラインの選択) 読出しを行うラインのワード線の電位を(2)式で定め
られた範囲のVGに固定する。これにより、上記ライン
のFETは、ON状態となる。
【0249】(4)読出し動作その4(ビット線読出し
ラインリセット) ビット線読出しライン1048をスイッチ1046によ
りリセットする。そのリセット電位は、上記スイッチ1
046に接続されている電源により決定するが、その電
位をVGND2とする。その後、1046のスイッチをOF
Fし、ビット線読出しラインをフローティング状態にす
る。
【0250】 (5)読出し動作その5(ビット線の選択) ビット線順次選択信号発生回路1044により、選択ビ
ット選択スイッチのゲートを高レベルとし、スイッチを
ON状態にし、ビット線読出しラインと接続する。今、
選択セルが書き込まれていない場合、ビット線の容量を
BIT 、読出しラインの容量をCOUT とすると読出しラ
インの電圧は、
【0251】
【外2】 に収束する。
【0252】一方、選択セルが書き込まれており、絶縁
膜導通状態になっている場合、この読出しラインは、ト
ランジスタを介して電源VDDと接続された状態にある。
したがって、読出しラインの電圧は、VDDに収束する。
この差により、書き込まれたセル(ビット)か書き込ま
れていないかが判明する。この電圧は、アンプ1047
により検出する。以上の動作により、読出しを行なうわ
けであるが、書き込み状態の場合、読出しラインの電位
がVDDに収束する時間が読出しスピードを決定する。大
容量メモリになればなる程、ビット線及び、ビット線読
出しラインの容量は増大する。したがって、この大きな
容量をいかにドライブできるかが、カギとなり、微細で
かつ高駆動能力をもつ本実施例で説明したSGT、とり
わけ改良SGT構造が極めて有効となる。
【0253】本実施例で、グランド電位を2種類設け、
動作を行ったのは、読出し動作時に、絶縁膜が破壊され
ないためである。つまり読出し動作時の絶縁膜の両端に
印加される電位差を書き込み時より小さく設定してい
る。
【0254】(製造方法の説明)次に図57乃至図31
を用いて上述した実施例8(H)の半導体メモリーの製
造方法について説明する。
【0255】(製造方法1)まず、比抵抗0.1〜1Ω
cmのN形シリコン基板NSUBに熱酸化を施しその表
面に1000〜10000Å程度の熱酸化膜を形成す
る。
【0256】続いてNMOSを形成する為の個所上の酸
化膜をエッチングにより除去し再び熱酸化により酸化膜
を100〜500Å程度形成する(Pウェル用パターニ
ング工程)。
【0257】次に1000〜10000Åの酸化膜をマ
スクとしてNMOSを形成する領域にBF+ 2等のP形不
純物をイオン注入する。不純物濃度として1E13〜1
4cm-2が好ましい。
【0258】この後1000〜1100℃程度での熱処
理を施こすことにより、1.0〜1.5μm程度の拡散
深さを持つPウェルPWLを得ることができる。次に酸
化膜をHF系の溶液で全面剥離し再び熱酸化膜51を1
00〜500Å程度形成する。続いて減圧化学気相堆積
法(LP−CVD)法を用いてSi34 膜52を50
0〜2000Å程度形成する。
【0259】次に素子部を形成するためパターニングを
行いSi34 膜及びSiO2 膜をエッチングにより除
去する(活性領域用パターニング工程)。
【0260】続いてレジスト膜を剥離後、Si34
52をマスクとして、Si基板のエッチングを行う。エ
ッチングガス、圧力等により、Si基板の断面形状は変
化をする。しかし一般的に形状を垂直にするためには低
圧が有効であるが選択比等とのトレードオフの関係にあ
る。エッチングガスとしてはCl2 系のガスを用い、1
Pa程度の圧力条件の下でエッチングすることにより矩
形の溝を形成することができる。
【0261】以上の工程により形成された基板の状態を
図12、図13、図14に示す。
【0262】続いて、NH3 OH系の溶液でウェハ洗浄
した後300Å以下の熱酸化膜を形成し、再びこの酸化
膜をHF系の溶液で剥離する。続いて50〜300Åの
熱酸化膜53を再び形成した後500Å以下のSi3
4 膜54をLP−CVDを用いて形成する。このSi3
4 膜54をエッチバックすることにより溝部のみのS
34 膜が除去される但しS/Dコンタクト部用にS
34 膜有り。エッチバックは平行平板タイプのエッ
チング装置を用い1.8Pa程度の圧力条件の下でCF
4 系のガスを用いて行なうことが好ましい。続いてレジ
ストパターンを用いてNMOSの際はBF+ 2系のP形及
びPMOSの際はAs+ 等のN形(55′)の高不純物
濃度領域(素子分離領域55及び55′)を形成する。
【0263】不純物ドーズ量としては1E14〜15c
-2程度が好ましい。続いて熱酸化膜を溝部のみに形成
する。以上の工程までの基板の状態を図58、59、6
0に示す。
【0264】次にHF系の溶液を用いて軽くエッチング
した後、H3 PO5 系の溶液を用いてSi34 膜を剥
離する。この後再びSi34 膜の下部の酸化膜のみを
HF系の溶液を用いてエッチングした後100Å以下の
ゲート酸化膜56を形成する。さらに多結晶シリコンを
LP−CVDを用いて堆積する。次いでこれをエッチバ
ックすることにより側壁のみに多結晶シリコン57を残
すことが可能になる。続いて形成すべきNMOSやPM
OSに応じて、レジストパターニングを行うことにより
NMOSにおいてはN型ポリシリコンゲート電極57を
PMOSにおいてはP型ポリシリコンゲート電極59
を、ソース・ドレインNSD、PSD形成時に形成す
る。
【0265】続いてこれに選択CVD法を用いて各ゲー
ト電極57、59上にのみ低抵抗材料58を形成する。
【0266】このゲート電極の形成方法は本実施例の重
要な点でもあり、ゲート電極のパターニングなしにエッ
チバック(全面エッチング)を施こすことにより、低抵
抗であり、且つNMOS、PMOS独立でゲート電極の
仕事関数が選べ、又、セルフアライメントでゲート配線
が可能になる。
【0267】次に、500Å以下の熱酸化を形成した後
TEOS等の被覆性の良いCVDを行い層間絶縁膜60
となる酸化シリコンを堆積する。
【0268】続いてその酸化シリコンをエッチングする
ことにより柱状半導体層の上面、即ち上部のソース・ド
レイン領域を露出させる。次にメモリセルとなるFET
のソース・ドレイン領域NSD上にバリヤメタルを設け
メモリ要素を構成する為の記憶用絶縁膜61をソース領
域上に形成する。この絶縁膜61としては領域NSDの
上部表面を酸化して形成される酸化シリコンが挙げられ
る。他に酸化アルミニウム、酸化タルタル。窒化シリコ
ン等の絶縁膜でもよい。その材料や層厚は用いられる動
作電圧(破壊電圧)により破壊できるように適宜選択す
る、そしてNMOS、PMOSの上部ソース・ドレイン
のコンタクトホールを形成する。更にNMOS、PMO
Sのゲート電極用及び基板電極取出用のコンタクトホー
ルを形成し、導電体を堆積させる。これを所定の配線形
状にパターニングすることによりソース・ドレイン電極
63ゲート電極64及びウェル及び基板電極65を形成
し以上を図21、図64、図65に示す。
【0269】このようにしてCMOS構成の半導体メモ
リーを作製できる。
【0270】(製造方法2)次に図65乃至図30を用
いて実施例2(H)に示すメモリセル構造を有する半導
体メモリーの製造方法について簡単に説明する。ここで
は柱状半導体層を形成するまでの工程について説明す
る。図61、図62、図63、及び図21、図64、図
65に対応する工程は前述の製造工程と同じである。
【0271】比抵抗0.1〜1Ω・cmのN形単結晶シ
リコン基板NSUBに熱酸化を施こし1000〜100
00Å程度の熱酸化膜を形成する。
【0272】続いてNMOSを形成する個所の酸化膜を
エッチングし、再び酸化膜を100〜500Å程度形成
する。(Pウェル用パターニング工程) 次に1000〜10000Åの酸化膜をマスクとしてB
+ 2等のP形不純物をイオン注入し1000℃〜110
0℃程度の熱処理を施すことにより2.0〜3.0μm
程度のPウェルPWLを形成する。
【0273】次に熱酸化膜71を100〜500Å程度
形成する。続いてLP−CVDによるSi34 膜72
を500〜2000Å程度形成する。以上の工程までを
図24、図25に示す。ここまでの工程は前述の製造方
法の工程と同一であるが、次の工程から異なる。電圧3
00Kev〜1MevにてP+ をNMOSを形成する領
域にレジストマスクRMにて高エネルギーイオン注入を
行う。
【0274】これにより飛程(Rp)は1乃至2μm程
になり、本実施例におけるドレイン領域73がドーズ量
1014乃至1015cm-2のN+ 型半導体の埋込層として
形成される。その上部にはNMOSSGTのチャネル部
となるP型領域が残ったままである(図27)。同様に
PMOSSGTを形成する為にはB+ イオンを高エネル
ギーにて基板NSUBに注入しP+ 型半導体からなる埋
込層74を形成する。(図26)。
【0275】次にSGT部を形成するためパタニングを
行い、Si34 、SiO2 をエッチングにより除去す
る(活性領域用パターニング工程)。
【0276】続いてレジスト膜を剥離後Si34 膜7
2をマスクとしてSi基板のエッチングを行う。前述の
例では、該エッチング深さがSGTのゲート長とほぼ等
しくなるため、エッチング精度が要求される工程であっ
たが、本例においては、埋込層形成により、チャネルゲ
ート長は決定されている。従って前記埋込み層の途中で
エッチングを止めればゲート長は均一性良好に形成でき
る。以上の工程を図28、図29に示す。
【0277】続いて前述の例同様にゲート絶縁膜80を
形成し、窒化シリコン膜81をマスクに選択酸化法によ
り素子分離の為のチャネルストップ75、76及びフィ
ールド絶縁膜を形成する。以上の工程を図30、図31
に示す。
【0278】以上、各実施例を挙げて本発明について説
明したが本発明はこれら実施例に限定されることはなく
各要素技術の置換等により各実施例の組み合わせ等種々
の変形例を含む。
【0279】(実施例1(B))図68に本発明の第1
(B)の実施例を記す。
【0280】図68において、501はP形もしくはN
形の半導体基板である。
【0281】502はMOSFETのゲート電極であ
り、poly−SiもしくはAl、Mo、W等の金属で
ある。
【0282】503、504はソースドレイン領域であ
るところのNもしくはPの高濃度層である。
【0283】505はゲート酸化膜であり、506はソ
ースの取り出し電極である。チャネル領域、ゲート絶縁
膜219、ゲート電極218をエッジ部が存在しないよ
う円形に形成してある。
【0284】(実施例2(B))次に本発明の第2
(B)の実施例について、図69に上面図を示す。図の
ようにSGTセルを楕円柱状にすることで、円周部の半
径を広げることなくゲート幅をwを変えることが可能と
なり、設計上の自由度が増すという効果が得られる。
【0285】(実施例3(B))次に本発明の第3
(B)の実施例について、図70を用いて説明する。図
70の(a)は本発明をダイナミックRAMに応用した
例であり、図70の(b)はその断面図である。図68
と同等の箇所に関しては、同一番号を記し、説明は省略
する。
【0286】SGTの直下にストレージノード401と
フィールドプレード301が形成されており、SGTと
キャパシタともに円柱状の構造をとっている。回路的に
は、SGTのゲート502がワード線に接続され、ワー
ド線を選択することにより、キャパシタの情報がbit
線506に読出される。
【0287】(実施例4(B))次に本発明の第4
(B)の実施例について図71(a)、(b)に断面図
及び上面図を示す。図68と同等の箇所に関しては同一
番号を記し、説明を省略する。
【0288】本実施例は本発明を永久的情報の保持可能
なメモリに応用した例である。571はSGTのソース
層4とbit線506の間に設けられたpn接合部であ
り、この接合によりメモリの導通、非導通状態を規定す
る。509はドレインの引き出し電極、508は層間絶
縁膜である。
【0289】また、前述したようにpn接合のかわりに
絶縁膜の破壊、非破壊によりメモリの導通、非導通状態
を規定するメモリにおいても同様の効果が得られる。
【0290】以上説明した微細に適した、かつ電流駆動
能力の高いトランジスタを有するメモリセルを用いて当
該トランジスタのゲートをワード線とし、本トランジス
タのソース領域上に絶縁膜や半導体層を介してビット線
に接続した半導体メモリを構成する。これにより、エラ
ーレートの少ない、高密度、高速読み出し書き込み特性
を有する、1回永久書き込み可能な半導体メモリを実現
できる。
【0291】以上説明した実施例1(B)、2(B)、
3(B)、4(B)は図8、図44、図55に示す回路
のアドレス用トランジスタ又はセルとして用いられる。
【0292】以上説明した実施例1(B)乃至4(B)
の作製方法は側面のエッジ部分に曲面をもたせる為にマ
スクの形状を変えるだけで、前述した図12乃至図23
の作製プロセスと同じである。
【0293】(実施例1(C))本発明による第1
(C)の実施例について、図を用いて詳細に説明する。
図72は、本発明の第1(C)実施例のサラウンディン
グゲート型(以下SGT型)N−MOS Trの断面図
である。
【0294】同図において、651はN型Si基板65
2はP- 層、653はNMOSのドレインN+ 層、65
5はN−MOSのソースN+ 層、656はゲート引き出
し用のAl電極、657はソース引き出し用のAl電
極、658はドレイン引き出し用のAl電極、659は
ゲート酸化膜、661はP- Epi層、664はフィー
ルド酸化膜、665はN+ ポリシリコンで形成されたゲ
ート電極、666は選択CVD金属膜(Al,Mo,W
等)、667は基板とのコンタクトを取り出すためのP
+ 層、668はCVD絶縁膜、669は素子分離のため
のP形不純物領域である。
【0295】本実施例の最大のポイントは、ゲート酸化
膜659よりも厚いフィールド酸化膜664が、ゲート
電極665直下に形成されており、これにより、本トラ
ンジスタのゲート・ソース容量を低減させることが可能
となった。
【0296】以下に図73〜78のプロセスフローを用
いて、本発明におけるN−MOSの形成方法を説明す
る。
【0297】まず、0.1〜10Ω・cm程度のN形シ
リコン基板651に熱酸化を施し、1000〜1000
0Å程度の熱酸化膜(不図示)を形成する。
【0298】続いてN−MOSを形成する場所を酸化膜
エッチングし、再び酸化膜(不図示)を100〜500
Å程度形成する。
【0299】次に前記酸化膜をマスクとしてN−MOS
を形成する領域にBP2 +等のP形不純物をイオン注入す
る。不純物濃度としては、1E13〜1E14cm-2
ある。
【0300】次に1000〜1100℃程度の熱処理を
施すことにより、1.0〜1.5μm程度の拡散深さを
得ることができる。
【0301】次に、表面の酸化膜をHF系の溶液で全面
剥離する(図73)。
【0302】次に、再度熱酸化膜を100〜500Å程
度形成する。N−MOSのドレイン領域653を形成す
るために、レジストパターニングを行ない、Asをイオ
ン注入する。このときの不純物濃度は、5E15〜5E
16cm-2程度である。
【0303】次に表面の酸化膜をHF系の溶液で全面剥
離を行ない、さらに低温エピタキシャル成長によりP-
層661を0.5μm程度形成する(図74)。
【0304】次に、再び熱酸化膜を100〜500Å程
度形成し、続いて、LP−CVD法を用いてSi34
膜を500〜2000Å程度形成する。
【0305】次に素子部を形成するためにパターニング
を行ない、Si34 膜、SiO2膜をエッチングする。
続いて、レジスト膜を剥離後、Si34 膜をマスクと
してSi基板のエッチングを行なう。エッチングガス、
圧力等により、Si基板の断面形状は変化するが、一般
的に形状を垂直にするためには、低圧が有効であり、選
択比等とのトレードオフの関係にある。エッチングガス
としては、Cl系のガスを用い、0.5〜5Pa程度の
圧力でエッチングすることにより矩形の溝を形成するこ
とができた。
【0306】続いてNH4 OH系の溶液でウェハー洗浄
した後、熱酸化膜を〜300Å形成し、再びこの酸化膜
をHF系の溶液で剥離する。
【0307】次に、再び500〜2000Åの熱酸化膜
を形成した後、Si34 膜をLP−CVD法を用いて
500Å〜1500Å程度形成し、このSi34 膜を
本NMOSのソースコンタクト領域及び基板コンタクト
領域にレジストパターンを形成し、エッチングする。こ
のとき素子領域の凸部は、Si34 膜で被覆され、必
要な部位は、レジストで残される。このとき一番重要な
のは、500〜2000Åの熱酸化膜を形成することで
ある。これにより、後のフィールド酸化時に形成される
フィールド酸化膜厚を故意的に厚くすることができる
(図75)。
【0308】次に、レジストパターンを用いてBF2 +
のP形不純物領域(素子分離領域)669を形成する。
不純物濃度としては、1E14〜1E15cm-2程度で
ある。
【0309】次に、field ox(フィールド酸
化)を2000〜8000Å行なう。
【0310】次に、HF系の溶液を用いてライトエッチ
した後、H3 PO5 系の溶液を用いて、Si34 膜を
剥離する。この後、再びSi34 膜下分の酸化膜のみ
をHF系の溶液を用いて、エッチングした後、〜150
Åのゲート酸化膜659を形成する(図76)。
【0311】次に多結晶シリコンをLP−CVD法を用
いて形成し、これをEtch Backし、柱状半導体
層の側壁部のみ多結晶シリコンを残す。
【0312】続いて、N−MOS、P−MOSに応じ
て、レジストパターンを行なうことにより、N−MOS
においてはN型−polyゲート電極、P−MOSにお
いてはP−polyゲート電極を、ソース・ドレイン形
成時に同時形成することができる。
【0313】次に、本ゲートポリシリコン665に対し
て、選択CVD法を用いて、ゲート電極65上にのみ、
低抵抗材料を形成する。本プロセスにより、ゲート電極
のパターニングなしでエッチバックを施すことにより、
低抵抗であり、且つN−MOS,P−MOS独立でゲー
ト電極の仕事関数が選べ、セルフアライメントでゲート
配線が可能となる。(図77)。
【0314】次に、熱酸化膜を〜500Å程度施した
後、TEOS等の被膜性の良いCVDを行ない層間絶縁
膜を形成する。続いて、この絶縁膜をエッチバックする
ことにより、柱状MOSの上面のみを露出させる。その
後、ゲート電極及び、ソース・ドレイン、基板からのコ
ンタクトの窓あけを行ない配線を形成することにより、
SGT構造を有するN−MOS Trが形成される(図
78)。
【0315】本実施例においては、N−MOS Trに
対して説明したがP−MOS Trに対しても、導電型
を考慮し、同様の工程で作成可能なので説明は省略す
る。
【0316】また、本実施例の最大のポイントは、フィ
ールド酸化膜664が、ゲート電極665直下に形成さ
れており、これにより、本トランジスタのゲート・ソー
ス容量を低減させることが可能となった。
【0317】(実施例2(C))本発明の第2(C)の
実施例について、図79を用いて説明する。
【0318】図79は、MOS Tr+ツェナーダイオ
ードを有するメモリーに本発明を応用、実施した図であ
る。図において、第1(C)の実施例と同様の部分に
は、同一の符号を付すことで、説明は省略する。
【0319】図79において、670は、第1(C)の
実施例において、N−MOS Trソース領域上に形成
されたP+ 領域であり、PNダイオードのアノードとな
り、655は、N−MOS Trのソース領域であり、
かつPNダイオードのカソードとなる。
【0320】また図81は、本メモリーのパターンレイ
アウトを示した平面図であり、図79中のY−Y′が図
81のY−Y′にあたる。図81において、666,6
66′,666′′はワード線657,657′,65
7′′はビット線にあたる。
【0321】これらの実施例のメモリー装置の動作方
法、及び記憶方式は図44に示す構成と同じであるので
ここでは詳述を避ける。
【0322】本実施例に示した通り、図79中、664
のフィールド酸化膜を2000〜8000Åと厚くする
ことにより、ゲート・ソース容量を低減することがで
き、メモリー高速化を実現できた。
【0323】(実施例3(C))次に、本発明の第3
(C)の実施例について説明する。
【0324】図80は、第2(C)の実施例で示したメ
モリー部を、pn接合から絶縁膜にした場合の本実施例
の構造を示す断面図である。図80においても、第1
(C)の実施例の図72と同様の部分には、同一の番号
を付してある。
【0325】本メモリーにおいては、第2(C)の実施
例で示したpn接合の破壊ではなく、絶縁膜の破壊を応
用している。
【0326】本実施例では、655がN−MOSのソー
ス領域であり、671がメモリーのための絶縁膜であ
る。本絶縁膜は、熱酸化膜、CVD酸化膜等である。動
作は第2(C)の実施例と同様であり、さらにパターン
レイアウトに関しても、図81と同様である。そして、
その動作方法は図8や図55に示した方法と同じであ
る。
【0327】本実施例においても、図80中のフィール
ド酸化膜664を2000〜8000Åと厚くすること
により、ゲート・ソース容量を低減することが可能とな
り、メモリーの高速化が実現できた。
【0328】(実施例1(D))第1(D)の実施例と
して、縦形n型MOSトランジスタの製造工程に本発明
を応用した例を図83(a)、(b)を用いて示す。
【0329】まずp型のシリコン基板又はn型シリコン
基板にp型層をドープ、拡散したp型層7010のうち
一部を残して、異方性エッチングによって〜1μmエッ
チングする。この工程により、トランジスタの作り込ま
れる柱状シリコン7011を形成する。
【0330】次に50Åの熱酸化をおこないゲート酸化
膜7012を形成する。
【0331】しかる後、CVD法によりポリシンコンを
2000Å堆積する。異方性エッチングにより、柱状シ
リコン上面のポリシリコンがなくなるまでポリシリコン
をエッチング除去する。この工程により、柱状シリコン
をとり囲むゲート電極としてゲートポリシリコン701
3が形成される。
【0332】次にヒ素イオンを5E15(cm-2)注入
した後、900℃で20分間熱処理することで、イオン
の活性化されたn+ 型ソース層7014,n+ 型ドレイ
ン層7015が形成される(図83(a))。
【0333】次に本発明による製造方法を適用する。即
ち、O2 を含んだガス中、例えばH2 :O2 =2:3
(体積比)のガス中において、850℃で10分間程の
熱処理を行なう。その結果、図83(a)におけるn+
ドレイン7015上の酸化膜は厚さを増し、ゲートポリ
シリコン電極7013の表面も酸化される。更にn+
ース領域7014をとり囲む酸化膜のうち、ポリシリコ
ンゲート電極7013に被覆されていない部分も酸化膜
厚が増す。本実施例では柱状シリコン7011の上面の
酸化膜厚は約200Åとなる。
【0334】この後、全面に3000Å程度のCVD酸
化膜を堆積し、絶縁層7018を形成する。コンタクト
孔7048を開口し、Al電極7019を形成して図8
3(b)の構造となる。
【0335】本発明を適用した本実施例1(D)では、
従来形に比べて以下のような効果が得られた。 ゲート−ソース間耐圧が、従来の5Vから20〜30
Vまで向上した。 ゲート−ソース間容量が、従来の2.2fFから0.
5fFに減少した。 ゲート−ソース間のリーク電流が大きいことによる歩
留りの低下が大きく抑制された。
【0336】(実施例2(D))第2(D)の実施例と
して、本発明を第1(D)の実施例とは異なる工程で、
縦型MOSトランジスタの製造方法に適用した例を図8
3(a)と図84を用いて示す。本実施例では、図83
(a)で示す構造に至る製造工程は第1(D)の実施例
の場合と全く同じである。次に図84に至る工程を説明
する。
【0337】図83(a)の状態から、まず3500Å
のCVDシリコン酸化膜を堆積させる。次にCF4 とS
4 の混合ガスで異方性エッチングを行なう。この時の
エッチングは、柱状シリコンの上面のシリコンが露出す
るまで行なう。このことによりポリシリコンをとり囲む
ように側壁の酸化膜7030が残る。
【0338】ここで本発明の製造方法を適用する。即
ち、H2 :O2 =2:3のガス中において850℃で熱
処理をおこなってシリコンの露出面を酸化する。
【0339】その後、CH4 ,SF6 の混合ガスで柱状
シリコンの上面の酸化膜を除去する。本実施例ではこの
酸化膜厚は200Åである。このエッチングにより、n
+ ドレイン領域7015の上面のうちCVDSiO2
030で覆われていない部分(1033)の酸化膜も除
去される。
【0340】更に、柱状シリコンの上面に近いゲート酸
化膜7031は酸化により厚さを増す(〜230Åにな
る)。
【0341】その後、Al電極7032を形成してソー
ス電極を得る(図84)。
【0342】本実施例による縦型トランジスタは、従来
構造のものと比べて以下のような効果が得られた。 ソース−ゲート間の耐圧が従来の5Vから15〜20
Vに上昇した。 ソース−ゲート間容量がの2.2fFから1.2fF
に低下した。 ソース−ゲート間のリークに起因する素子不良がほと
んどなくなった。
【0343】本実施例での効果は、実施例1(D)の同
様の効果と比べると小さいが、コンタクト孔パターニン
グ、及びエッチング工程が不要であるため、Al電極と
+ソース層との間の接続口(n+ シリコンの表面)の
面積を小さくすることができる。別の言い方をすると、
同じサイズの柱状シリコンに対してAl電極とn+ シリ
コンの接触面積が大きくなるのでコンタクト抵抗を下げ
ることができる。
【0344】(実施例3(D))図83(a)、図85
を用いて、本発明の第3(D)の実施例の製造工程とそ
の効果について説明する。
【0345】本実施例は、図85に示す接合破壊型記憶
素子のメモリートランジスタに本発明を適用した例であ
る。
【0346】図83(a)の構造を経て、本発明を適用
し、その後、CVD酸化膜7044を堆積し、コンタク
ト孔7048を開口する工程までは第1(D)の実施例
と全く同じである。
【0347】本実施例では、コンタクト孔7048を開
口した後、BF+ 2を1E16(cm-2)イオン注入する
ことによりp+ 型層7046を形成する。
【0348】その後、Alを堆積、パターニングし、A
l電極7047を得る(図85)。
【0349】本発明を適用したことにより、本実施例で
は以下の効果が得られた。 n+ −ゲート間、又はp+ −ゲート間の耐圧が従来の
5Vから20〜30Vまで向上した。 n+ −ゲート間、又はp+ −ゲート間のリーク電流が
大幅に抑制された。 n+ −ゲート間の容量が従来の2.2fFから0.3
fFに改善された。
【0350】以上述べた実施例第1(D)〜3(D)
は、全てNMOSで例を示したが、電極の極性、半導体
の導電型を反転することにより、PMOSも同じように
製造できる。更に適切なパターニングとマスキングによ
り、PMOSとNMOSを同一基板上に作ったり、実施
例3(D)で示したメモリーセルをPMOS,NMOS
などと同一基板上に製造することができる。
【0351】(実施例1(E))図87は、本発明の一
実施例を示す柱状半導体を用いて形成したCMOSイン
バータ回路の平面図であり、図88は図87のX−X′
の断面図である。
【0352】図において、814、815はMOSFE
T島、829はコンタクトホール、824はゲート電極
(配線)、827、828、830、831はAl配線
である。
【0353】また816、820はN型ソース、ドレイ
ン領域、817、821はP型ソース、ドレイン領域、
822、823はゲート酸化膜、880、884はゲー
ト電極(ゲートポリシリコン)、818、819は素子
分離領域となるチャネルストップ領域である。
【0354】図において、829は本発明を用いたPM
OS及びNMOS上部から引き出すVOUT とのコンタク
トホールである。該コンタクトホール829は、幅0.
1μm×0.3μmの柱状半導体島(以下単に島と略
す)814、815の長辺方向に実質的に直交して0.
1μm×0.2μmのコンタクトホールを開孔してい
る。島814、815とのアライメントマージンは0.
1μmがとれており、充分な値である。
【0355】このようにして形成した本実施例のCMO
Sインバータを測定したところ、すべてのコンタクトホ
ールにおいて、下地MOSFET島とAl配線が支障な
く隣接され、確実なコンタクトがとれていることが確認
された。
【0356】一方比較のため、同プロセスにおいて、前
記島とのコンタクトホールを島の長辺方向と平行にコン
タクトホールの長辺部が位置するような構造とするプロ
セスでCMOSインバータを作成したところ、アライメ
ントずれにより一部のCMOSインバータが動作しなか
った。
【0357】以下に図87、図88を形成した時の本実
施例の作製方法を示す。
【0358】(作製方法)図89〜92及び図93〜9
6のプロセスフロー図を用いて、本実施例の作製方法を
説明する。
【0359】図89〜92は、本実施例のNMOSの作
製工程を示す断面図である。
【0360】まず、0.1〜1ΩcmのN形シリコン基
板810に熱酸化を施し、1000〜10000Å程度
の熱酸化膜を形成する。
【0361】続いて、NMOSを形成する場所を酸化膜
エッチングし、再び酸化膜を100〜500Å程度形成
する(PWL パターニング)。
【0362】次に、1000〜10000Åの酸化膜を
マスクとしてNMOSを形成する領域にBF2 +等のP形
不純物をイオン注入する。不純物濃度としては1E13
〜1E14cm-2である。
【0363】この後、1000〜1100℃程度の熱処
理を施こすことにより、1.0〜1.5μm程度の拡散
深さ持つPWL21を得ることができる。
【0364】次に、酸化膜をHF系の溶液で全面剥離
し、再び熱酸化膜を100〜500Å程度形成する。続
いてLP−CVD法を用いてSi34 膜801を50
0〜2000Å程度形成する。
【0365】次に、素子部を形成するためパターニング
を行い、Si34 膜801及びSiO2 膜802をエ
ッチングする(Active領域のパターニング)。
【0366】続いて、レジスト膜を剥離後、Si34
膜801をマスクとして、Si基板のエッチングを行
う。エッチングガス、圧力等によりSi基板の断面形状
は変化するが、一般的に形状を垂直にするためには低圧
が有効であり、選択比等とのトレードオフの関係にあ
る。エッチングガスとしてはCl2 系のガスを用い、1
Pa程度の圧力でエッチングすることにより矩形の溝を
形成することができる。(図89)。
【0367】続いてNH3 OH系の溶液でウェハ洗浄し
た後、熱酸化膜を〜300Å形成し、再びこの酸化膜を
HF系の溶液で剥離する。続いて50〜300Åの熱酸
化膜を再び形成した後、Si34 膜801をLP−C
VD法を用いて〜500Å形成する。このSi34
801をエッチバックすることにより、溝部のみのSi
34 膜が除去される(但しソース/ドレイン コンタ
クト部用にSi34膜有り)。
【0368】エッチバックは、平行平板タイプのエッチ
ング装置を用い、1.8PaでCF4 系のガスを用いて
行った。
【0369】続いてレジストパターンを用いてBF2 +
のP形不純物領域(素子分離領域)819を形成する。
不純物濃度としては1E14〜1E15cm-2程度であ
る。続いて熱酸化膜803を溝部のみに形成する(図9
0)。
【0370】次にHF系の溶液を用いてライトエッチし
た後、H3 PO5 系の溶液を用いてSi34 膜801
を剥離する。
【0371】この後再び、Si34 膜下分の酸化膜の
みをHF系の溶液を用いてエッチングした後、〜100
Åのゲート酸化膜を形成する。さらに、多結晶シリコン
をLP−CVD法を用いて形成する。
【0372】次にこれをエッチバックすることにより、
側壁のみに多結晶シリコン880を残すことが可能にな
る。
【0373】続いて、レジストパターニングを行うこと
により、NMOSにおいてはN−polyゲート電極8
80がソース・ドレイン領域816,820形成時に同
時形成することが可能になる。
【0374】続いてこれに選択CVD法を用いて、ゲー
ト電極880上にのみ、低抵抗材料824を形成する
(図5)。
【0375】次に、熱酸化を〜500Å程度施した後、
TEOS等の被覆性の良いCVDを行い層間絶縁膜を形
成する。
【0376】続いて、この絶縁膜をエッチバックするこ
とにより、柱状MOSの上面のみを露出させる。
【0377】さらに絶縁膜を堆積後、本発明の特徴であ
る、柱状半導体層上面に直交してコンタクトホール82
9を開口し、またゲート及び基板からの電極窓あけを行
い、配線を形成することにより本セル構造が形成され
る。(図92)。
【0378】なお、図93〜96はPMOSFETの製
造工程を示す断面図であるが、前述したNMOSFET
の製造工程と、各半導体領域の導電型が異なるだけで、
同様の工程で作製可能なので、説明は省略する。
【0379】したがって周辺回路はCMOS構成により
作成できる。
【0380】(実施例2(E))本発明の第2(E)実
施例について図97〜図100を用いて詳細に説明す
る。
【0381】図97は本発明を応用した接合破壊型記憶
素子の回路図であり、図98はこの接合破壊型記憶素子
のmemory cell部の平面図でありA−A′,
B−B′での断面図がそれぞれ図99,図100であ
る。
【0382】図において、871はゲート配線及びゲー
ト電極、872はビットライン、873はメモリーセル
島、874はメモリーセル島873とビットライン87
2とのコンタクトホールである。
【0383】本実施例でも、図98に示されるように、
直方体の柱状半導体層上でコンタクトをとる場合は、島
と直交して穴をあけることによって、ビット線とのマー
ジンxも充分とれ、コンタクトホールの面積も小さくて
すむことがわかる。たとえば図98において、ビット線
幅0.33μm,島の大きさが0.1×0.3μm、コ
ンタクトホールを0.1×0.2μmとすると、x=
0.1μmとなり、100%の歩留りが得られた。
【0384】(実施例1(F))以下、本発明の実施例
を図面に基づき説明する。
【0385】図108は、半導体ウェハに形成した凸部
状の島(以下単に「島」と略す)111〜113上に電
極材料等である114(以下「電極材」とする)を成膜
し、その後エッチバックにより島の上面を露出させる場
合の工程図である。
【0386】図108(a)において島111,112
及び113を形成し、図108(b)において全面に電
極材114を付与し、図108(c)において電極材1
14を膜厚方向に所望厚さ除去するエッチバックを行
う。
【0387】通常のエッチバックによると、図108
(c)の島113のように電極材114は他の領域と分
離されてしまう。そこで、他の領域と接続させるために
は、レジスト等を用いたフォトリソグラフィー工程によ
り電極材114を所望形状にパターニングしなくてはな
らないが、電極材114の膜厚hが薄い場合には、パタ
ーニング精度(アライメント精度)が厳しく、図108
(d)の島113について示されているようにレジスト
115の配置が少しずれても断線してしまう場合があ
る。
【0388】そこで、図108に示されている様に、素
子機能を発揮する島112の隣に適宜の間隔L1 (≦2
h)をへだてて、素子機能と無関係なダミー島111を
設ける。これにより、図108(d)から分かる様に、
レジスト115のパターニングには厳しい精度が要求さ
れない。即ち、ダミー島111の横方向の長さをL2
すると、図109の平面図に示すようにアライメントを
(L1 +L2 )の精度で行なえばよく、L1 しかなかっ
たアライメントのマージンがL2 分だけ増加したことに
なり、断線の危険性等を著しく減少させることが可能と
なる。したがって、たとえばSGTのゲート電極として
電極材114を用いた場合、このゲート電極材をそのま
まゲート配線として使用することが可能となる。さらに
は、複数のダミー島111を用いるか、長いダミー島1
11を用いることにより、島112どうしの間をマスク
を用いないエッチバック法のみで接続することも可能で
あるし(図110,図111)、カギ型のダミー島11
1を用いることにより角度のある配線を行うことも可能
である(図112)。この様に、ダミー島111の形は
限定されるものではない。尚、ここでいうダミー島11
1は本発明の柱状層に該当するものであり、ここでいう
島112は本発明の柱状半導体層に該当するものであ
る。
【0389】図113は本発明によるCMOSインバー
タの平面図であり、図114はそのA−A′断面図であ
る。
【0390】ここで911,912,913がダミー島
である。914は縦型nMOSFETを構成する島であ
り、915は縦型pMOSFETを構成する島である。
916,920はnMOSFETのソース領域、ドレイ
ン領域、917,921はpMOSFETのソース領
域、ドレイン領域、918,919はチャネルストップ
層、922,923がゲート酸化膜、924がゲート電
極を兼ねたゲート配線である。尚、929はコンタクト
部分を示す。
【0391】924をパターニングする時のマスクが9
25,926であり、それぞれダミー島911とFET
島914との間、及びダミー島912,913とFET
島914,915との間でアライメントを行い、924
をゲート電極と同時にゲート配線として使用している。
ここで926のマスクあわせはダミー島912,913
を利用して行っている。即ち、ゲート電極であるポリシ
リコン980と低抵抗材料924の合計膜厚にかかわら
ず、ダミー島の大きさの範囲の精度でアライメントを行
うことが可能となる。図113,図114では、ダミー
島912の部分ではnMOSFET914との中間にマ
スク端縁がきており且つダミー島913の部分ではダミ
ー島上にマスク端縁がきた状態をしめしている。
【0392】ところで、ダミー島をMOSFET島と同
様な工程で形成すると、ダミー島が寄生MOSFETと
なってしまう。たとえば図113,図114に示すダミ
ー島911〜913が仮に寄生MOSFETを形成して
いると、等価回路は図115のようになり、回路動作に
支障を生ずる。このようにダミー島に寄生MOSが派生
するのは好ましいことでない。そこで図116に示すよ
うに、図108と同様なプロセスにおいて、LOCOS
工程時にダミー島111を全て酸化してしまい(図11
6(b))、その後図1と同様な工程をおこなうと、図
116(c),(d)のようになり、寄生MOSは形成
されず、ダミー島としての機能を保ちながら寄生MOS
の形成を抑制することが可能となる。
【0393】ダミー島の周囲が少なくとも絶縁材料であ
ることが必要であるが、好ましくはダミー島全体が絶縁
材料であることが望ましい。図114にはダミー島全体
が絶縁材料からなる例が示されている。また、図117
にはダミー島の側面が絶縁材料からなる例を示す。この
図においては、図114におけると同様の部材には同一
の符号が付されている。
【0394】以下に上記半導体装置を作製するプロセス
フローの例を示す。
【0395】(作製例1)本例は、ダミー島全体が絶縁
材料からなる構造の作製例である。
【0396】図118〜図121はpMOS部分の形成
工程を示すものであり、図122〜図125はnMOS
部分の形成工程を示すものである。
【0397】まず、0.1〜1Ω・cmのn型シリコン
基板に熱酸化を施こし、1000〜10000Å程度の
熱酸化膜を形成する。続いてnMOSを形成する場所を
酸化膜エッチングし再び酸化膜を100〜500Å程度
形成する(pウェルPWLのパターニング)。次に10
00〜10000Åの酸化膜をマスクとして、nMOS
を形成する領域にBF2 +等のp形不純物をイオン注入す
る。不純物濃度としては1E13〜1E14cm-2であ
る。この後、1000〜1100℃程度の熱処理を施こ
すことにより、1.0〜1.5μm程度の拡散深さを得
ることができる。
【0398】次に酸化膜をHF系の溶液で全面剥離し、
再び熱酸化膜を100〜500Å程度形成する。続いて
LP−CVD法を用いてSi34 膜を500〜200
0Å程度形成する。次に、素子部及びダミー島を形成す
るためパターニングを行い、Si34 膜及びSiO2
膜をエッチングする。続いてレジスト膜を剥離後、Si
34 膜をマスクとしてSi基板のエッチングを行う。
エッチングガス、圧力等によりSi基板の断面形状は変
化し、一般的に形状を垂直にするためには低圧が有効で
あるが、選択比等とのトレードオフの関係にある。エッ
チングガスとしては、Cl2 系のガスを用い、1Pa程
度の圧力でエッチングすることにより矩形の溝を形成す
ることができる(図118)。
【0399】続いてNH4 OHの溶液でウエハを洗浄し
た後、熱酸化膜を約300Å形成し、再びこの酸化膜を
HF系の溶液で剥離する。続いて50〜300Å熱酸化
膜を再び形成した後、Si34 膜をLP−CVD法を
用いて約500Å形成する。このSi34 膜をエッチ
バックすることにより溝部のみのSi34 膜が除去さ
れる。エッチバックは平行平板タイプのエッチング装置
を用い、1.8PaでCF4 系のガスを用いて行うこと
ができる。さらに、ダミー島部のSi34 膜を剥離す
るために、レジストパターニング後、HF系の溶液を用
いてライトエッチ後、H3 PO5 系の溶液を用いてSi
34 を剥離する。続いてレジストパターンを用いて、
BF2 +系のp形不純物領域(素子分離領域)を形成す
る。不純物濃度としては、1E14〜1E15cm-2
度である。続いて熱酸化膜を溝部及びダミー島部のみに
形成する(図119)。
【0400】次に、HF系の溶液を用いてライトエッチ
した後、H3 PO4 系の溶液を用いてSi34 膜を剥
離する。この後再びSi34 膜下分の酸化膜のみをH
F系の溶液を用いてエッチングした後、約100Åのゲ
ート酸化膜を形成する。さらに、多結晶シリコンをLP
−CVD法を用いて形成する。次にこれをエッチバック
することにより、側壁のみに多結晶シリコンを残すこと
が可能になる。続いて、レジストパターニングを行うこ
とにより、p−polySiゲート電極をソース・ドレ
イン形成時に同時形成することが可能になる。続いて、
これに選択CVD法を用いてゲート電極上にのみ低抵抗
材料を形成する(図120)。
【0401】次にエッチバック(全面エッチング)を施
す。次に、熱酸化を約500Å程度施した後、TEOS
(Tetraethylorthosilicate)
等の被覆性の良いCVDを行い、層間絶縁膜とする。続
いて、この絶縁膜をエッチバックすることにより、柱状
MOSの上面のみを露出させる。その後、ゲート及び基
板からの電極窓あけを行い、配線を形成することにより
本セル構造が形成される。(図121)。
【0402】以上の説明においては、pMOSFETに
関して説明したが、nMOSFETに関しては、導電型
を考慮し同様の工程で作成可能なので説明は省略する。
尚、nMOS部分の形成工程は図122〜図125に示
されており、これらはpMOS部分形成工程の図118
〜図121に対応している。
【0403】したがって、周辺回路はCMOS構成によ
り作成できる。
【0404】(作製例2)本例は、ダミー島の側面のみ
が絶縁材料からなる構造の作製例である。
【0405】図126(a)〜(d)にpMOS部分に
おけるダミー島の形成工程を示す。この図は上記図11
8〜図121のダミー島部分に相当する部分を抜粋した
ものである。本例においては、図126(b)に示され
ている様に、ダミー島部のSi34 膜を残した状態で
溝部にのみ熱酸化膜を形成し、しかる後にSi34
を除去することにより、ダミー島の表面のみに絶縁体層
を形成することができる。その他は作製例1と同様であ
る。
【0406】尚、nMOS部分におけるダミー島の形成
工程も同様である。
【0407】(作製例3)図114また図117のCM
OSインバータのVinのとり出し部の作製において、ゲ
ート配線(ゲート電極と共通)のパターニングは925
のマスクをもって行なわれる。これは、925のマスク
あわせでnMOS島914とダミー島911との中間に
マスク端縁がきている例である。その後、ダミー島側に
引きのばしたゲート配線924上で、Vinのコンタクト
を容易にとることができる。
【0408】上記作製例1,3を使用することにより、
信頼性のあるゲート配線を用いた、0.33μm幅にす
べての回路構成を含んだCMOSインバータを形成でき
た。この時の柱状半導体層の大きさは0.1μm×0.
3μm、ダミー島の大きさは0.1μm×0.1μm、
ゲート電極の合計膜厚は1150Åであった。さらに
は、このダミー島は全て絶縁材料で形成されているため
に、回路動作に全く影響を及ぼさなかった。
【0409】(作製例4)図127は、本例で、大きく
離れたpMOS,nMOSのVinを共通としてゲート電
極配線を形成して作製したCMOSの平面図である。9
81はpMOSであり、982はnMOSであり、98
3はダミー島であり、984はゲート電極配線であり、
985はコンタクト部分である。
【0410】作製は上記作製例1と同様なプロセスを用
いて行う。但し、ここではゲート電極材料984を堆積
した後に、マスクを用いずに全面をエッチバック法によ
りエッチングすることができる。
【0411】この方法で、5インチウェハを用いてCM
OSを作製し、ダミー島983にかけてコンタクトホー
ル985をあけてAl電極を形成し、測定したところ、
断線は全くないことが5インチウェハーの全面で確認さ
れた。SGTの大きさは0.1μm×0.1μm,ゲー
ト電極膜厚0.1μmであった。またAlのコンタクト
ホールの大きさは0.25μm×0.25μmと大きく
とることが可能であった。
【0412】
【発明の効果】(効果A)本発明によれば、メモリセル
のアドレス用トランジスタとして駆動能力の高いSGT
を用い、メモリセルのメモリ要素として電気的に破壊可
能な接合を用いることにより、確実な書き込み動作及び
確実な読み出し動作を高速で行うことができる。しか
も、SGTの主電極領域とメモリ要素の絶縁膜を積層す
ることにより極小型化されたメモリーセルとなる。更
に、このような構成を採用すれば、メモリーセルの素子
分離の為の離間部に配線を配置できるので、高集積化さ
れた半導体記憶装置となる。
【0413】
【0414】
【0415】
【0416】
【0417】(効果D)また、本発明によれば、縦形M
OSトランジスタの製造において、以下のような効果が
得られる。 1.ソース−ゲート間の耐圧が向上する。…ソース電極
とゲート電極とを、ゲート酸化膜より充分厚い酸化膜に
より確実に分離することにより、ソース−ゲート間のブ
レークダウン耐圧が向上する。 2.ドレイン−ゲート間のブレークダウン耐圧が向上す
る。…ドレイン電極とゲート電極とを、ゲート酸化膜よ
り充分厚い酸化膜により確実に分離することにより、ド
レイン−ゲート間のブレークダウン耐圧が向上する。 3.ソース−ゲート間のリーク電流が逓減できる。…ソ
ース電極近傍のゲート酸化膜はソースのイオン注入時に
ダメージを受けやすい状態になっているが、ソース−ゲ
ート間の酸化膜を厚くすることにより、酸化膜を通して
生じるリーク電流を低減することができる。 4.製造時のアライメントマージンを大きくすることが
できる。 5.ソース−ゲート間の寄生容量を減らし、高速スイッ
チング動作ができる。
【0418】(効果E)更に、本発明によれば、長方形
もしくは長方形に準じる被コンタクト部材に対して、長
方形もしくは長方形に準じるコンタクトホールをその長
辺方向が実質的に直交するように開口することにより、
被コンタクト部材の短辺が微細になっても、容易に確実
なコンタクトをとることが可能となる。
【0419】そのため、歩留りが向上し、アライメント
ずれにより半導体装置が動作しなくなるようなトラブル
を防ぐ効果が得られる。
【0420】また、アライメントマージンも充分とれ、
コンタクトホールの面積も小さくてすむ。
【0421】すなわち本発明の構成により、微細な領域
でコンタクトを取る場合でも、マージンを確保しながら
容易にコンタクトを取ることができ、特に、縦横比が大
きく、幅の狭い微細な領域でコンタクトを取るときには
大きな効果が得られる。
【0422】(効果F)また、以上説明したように、本
発明によれば、回路を構成する少なくとも1つの柱状半
導体層に加えて、回路を構成しない少なくとも1つの柱
状層を前記柱状半導体層とは異なる適宜の位置に配置す
ることにより、前記柱状半導体層上に形成した層をエッ
チバック法によりエッチングする際の柱状半導体層周囲
の層からの引き出し配線が大幅に改善され、超微細化デ
バイスの作製が可能になる。これは、特にサラウンディ
ングゲート型MOSFETの作製時に有用である。
【0423】また、前記柱状層として少なくとも表面に
絶縁体からなる膜を有するものを使用することにより、
回路特性に対し好ましくない影響を与える寄生容量等の
寄生を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1(A)によるメモリセルを示
す模式的断面図である。
【図2】本発明の実施例1(A)によるメモリセルを示
す模式的上面図である。
【図3】本発明の実施例2(A)によるメモリセルを示
す模式的断面図である。
【図4】本発明の実施例3(A)によるメモリセルを示
す模式的断面図である。
【図5】本発明の実施例4(A)によるメモリセルを示
す模式的断面図である。
【図6】本発明の実施例5(A)によるメモリセルを示
す模式的断面図である。
【図7】本発明の実施例6(A)によるメモリセルを示
す模式的断面図である。
【図8】本発明の実施例7(A)による半導体メモリー
の回路構成図である。
【図9】実施例7(A)の半導体メモリーの模式的上面
図である。
【図10】図9におけるAA′線による断面図である。
【図11】図9におけるBB′線による断面図である。
【図12】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図13】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図14】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図15】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図16】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図17】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図18】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図19】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図20】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図21】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図22】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図23】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図24】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図25】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図26】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図27】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図28】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図29】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図30】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図31】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図32】本発明の実施例8(A)によるメモリセルの
模式的断面図である。
【図33】本発明の実施例8(A)によるメモリセルの
模式的上面図である。
【図34】本発明の実施例9(A)によるメモリセルの
模式的断面図である。
【図35】本発明の実施例10(A)によるメモリセル
の模式的断面図である。
【図36】本発明の他の実施例によるメモリセルの模式
的断面図である。
【図37】本発明の他の実施例によるメモリセルの模式
的断面図である。
【図38】本発明の他の実施例によるメモリセルの模式
的断面図である。
【図39】本発明による半導体メモリーの模式的上面図
である。
【図40】本発明による半導体メモリーの模式的断面図
である。
【図41】本発明による半導体メモリーの模式的断面図
である。
【図42】本発明による半導体メモリーの周辺回路の模
式的上面及び模式的断面図である。
【図43】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図44】本発明による半導体メモリーの回路構成図で
ある。
【図45】従来のメモリーを示す模式図である。
【図46】従来のメモリーを示す模式図である。
【図47】本発明の実施例1(H)によるメモリセルを
示す模式的断面図である。
【図48】本発明の実施例1(H)によるメモリセルを
示す模式的上面図である。
【図49】本発明の実施例2(H)によるメモリセルを
示す模式的断面図である。
【図50】本発明の実施例3(H)によるメモリセルを
示す模式的断面図である。
【図51】本発明の実施例4(H)によるメモリセルを
示す模式的断面図である。
【図52】本発明の実施例5(H)によるメモリセルを
示す模式的断面図である。
【図53】本発明の実施例6(H)によるメモリセルを
示す模式的断面図である。
【図54】本発明の実施例7(H)によるメモリセルを
示す模式的断面図である。
【図55】本発明の半導体メモリーの回路構成図であ
る。
【図56】実施例7(H)半導体メモリの模式的上面図
である。
【図57】図56におけるAA′線による断面図であ
る。
【図58】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図59】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図60】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図61】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図62】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図63】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図64】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図65】本発明による半導体メモリーの製造工程を説
明する為の模式図である。
【図66】従来のサラウンディングゲート型トランジス
タ(SGT)を示す模式的斜視図である。
【図67】従来のサラウンディングゲート型トランジス
タ(SGT)を示す模式的断面図である。
【図68】本発明の第1(B)実施例を説明する為の模
式図である。
【図69】本発明の第2(B)実施例を説明する為の模
式図である。
【図70】本発明の第3(B)実施例を説明する為の模
式図である。
【図71】本発明の第4(B)実施例を説明する為の模
式図である。
【図72】本発明の第1(C)の実施例の構造を示す断
面図。
【図73】本発明の第1(C)の実施例の製造工程を示
す断面図。
【図74】本発明の第1(C)の実施例の製造工程を示
す断面図。
【図75】本発明の第1(C)の実施例の製造工程を示
す断面図。
【図76】本発明の第1(C)の実施例の製造工程を示
す断面図。
【図77】本発明の第1(C)の実施例の製造工程を示
す断面図。
【図78】本発明の第1(C)の実施例の製造工程を示
す断面図。
【図79】本発明の第2(C)の実施例を示す断面図。
【図80】本発明の第3(C)の実施例を示す断面図。
【図81】本発明の第2(C)、3(C)の実施例の平
面図。
【図82】従来例を示す断面図。
【図83】本発明を適用した第1(D)の実施例におけ
る縦形NMOSトランジスタの製造工程断面図である。
【図84】本発明を適用した第2(D)の実施例におけ
る縦形NMOSトランジスタの断面図である。
【図85】本発明を適用した第3(D)の実施例におけ
る接合破壊型記憶素子の断面図である。
【図86】従来製造方法による縦形NMOSトランジス
タの断面図である。
【図87】本発明の第1(E)実施例を表わすCMOS
インバータの平面図。
【図88】本発明の第1(E)実施例を表わすCMOS
インバータの断面図。
【図89】本発明の第1(E)実施例のNMOSFET
の製造工程断面図。
【図90】本発明の第1(E)実施例のNMOSFET
の製造工程断面図。
【図91】本発明の第1(E)実施例のNMOSFET
の製造工程断面図。
【図92】本発明の第1(E)実施例のNMOSFET
の製造工程断面図。
【図93】本発明の第1(E)実施例のPMOSFET
の製造工程断面図。
【図94】本発明の第1(E)実施例のPMOSFET
の製造工程断面図。
【図95】本発明の第1(E)実施例のPMOSFET
の製造工程断面図。
【図96】本発明の第1(E)実施例のPMOSFET
の製造工程断面図。
【図97】本発明の第2(E)実施例を表わす接合破壊
型記憶素子の回路図。
【図98】本発明の第2(E)実施例を表わす接合破壊
型記憶素子のメモリー部の平面図。
【図99】本発明第2(E)実施例を表わすを接合破壊
型記憶素子のメモリー部の断面図。
【図100】本発明の第2(E)実施例を表わす接合破
壊型記憶素子のメモリー部の断面図。
【図101】代表的なMOSFETとして、LDD(L
ightly doped drain)構造を示す模
式的断面図である。
【図102】チャネル長とドレイン電流との関係の一例
を示すグラフである。
【図103】垂直方向の電界強度(横軸)と移動度(縦
軸)との関係を示すもグラフである。
【図104】SGTを用いた従来のCMOSインバータ
の平面図。
【図105】SGTを用いた従来のCMOSインバータ
の断面図。
【図106】SGTを用いた従来のCMOSインバータ
の断面図。
【図107】SGTを用いた従来のCMOSインバータ
のコンタクトホール部分の拡大平面図。
【図108】本発明方法を説明するための工程図であ
る。
【図109】本発明装置の概略平面図である。
【図110】本発明装置の概略平面図である。
【図111】本発明装置の概略平面図である。
【図112】本発明装置の概略平面図である。
【図113】本発明によるCMOSインバータの平面図
である。
【図114】図113のA−A′断面図である。
【図115】寄生MOSFETがある場合のCMOSの
等価回路図である。
【図116】本発明方法を説明するための工程図であ
る。
【図117】本発明によるCMOSインバータの断面図
である。
【図118】本発明によるpMOS作製の一工程を示す
図である。
【図119】本発明によるpMOS作製の一工程を示す
図である。
【図120】本発明によるpMOS作製の一工程を示す
図である。
【図121】本発明によるpMOS作製の一工程を示す
図である。
【図122】本発明によるpMOS作製の一工程を示す
図である。
【図123】本発明によるpMOS作製の一工程を示す
図である。
【図124】本発明によるpMOS作製の一工程を示す
図である。
【図125】本発明によるpMOS作製の一工程を示す
図である。
【図126】本発明方法におけるダミー島形成の一工程
を示す図である。
【図127】本発明装置の概略平面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 ゲート電極 3 ドレイン領域 4 ソース領域 5 ゲート絶縁膜 6 ソース電極 9 ドレイン電極 10 チャネルストッパ 11 フィールド絶縁膜 70 絶縁膜 4002 実効チャネル長 651 N型Si基板 652 P- 層 653 NMOSのドレインN+ 層 655 N−MOSのソースN+ 層 656 ゲート引き出し用Al電極 657 ソース引き出し用のAl電極 658 ドレイン引き出し用のAl電極 659 ゲート酸化膜 661 P- Epi層 664 フィールド酸化膜 665 N+ ポリシリコンで形成されたゲート電極 666 選択CVD金属膜(Al,Mo,W等) 667 基板とのコンタクトを取り出すためのP+ 層 668 CVD絶縁膜 669 素子分離のためのP形不純物領域である。 710a p型シリコン基板 710b p型柱状シリコン領域 711 ゲート酸化膜 712 ポリシリコンゲート電極 713 n+ 型ソース領域 714 n+ 型ドレイン領域 715 Al電極 716 CVDSiO2 膜 717 ソースコンタクト孔 7010 p型シリコン基板 7011 p型柱状シリコン 7012 ゲート酸化膜 7013 ポリシリコンゲート電極 7014 n+ 型ソース領域 7015 n+ 型ドレイン領域 7016 柱状シリコン上面近傍に形成された比較的厚
いゲート酸化膜領域 7017 n+ 上の酸化膜 7018 CVDシリコン酸化膜 7019 Al電極 7010 p型シリコン基板 7012 ゲート酸化膜 7013 ポリシリコンゲート電極 7014 n型ソース領域 7030 CVDシリコン酸化膜 7031 柱状シリコン上面近傍に形成された比較的厚
いゲート酸化膜領域 7032 Al電極 7033 酸化膜が除去されたn+ 型ドレインの上部 7040 p型シリコン基板 7041 n+ 型ドレイン領域 7042 n+ 型ドレイン上にある酸化膜 7043 ゲート酸化膜 7044 CVDシリコン酸化膜 7045 n+ 型ソース領域 7046 n+ 型領域 7047 Al電極 7048 コンタクト領域 814,815,873 MOSFET島 816,817,820,821,875,878 ソ
ース、ドレイン領域 818,819 チャネルストップ 822,823,876 ゲート酸化膜 824,833,880,884,223 ゲート電極
(配線) 825,826 パターニング用マスク 827,828,830,831 Al配線 829,874,885,224,230,231 コ
ンタクトホール 871 ゲート配線(ワードライン) 872 ビットライン 877 ダイオード部 911,912,913 ダミー島 914,915 MOSFET島 916,917,920,921 ソース領域、ドレイ
ン領域 922,923 ゲート酸化膜 924,980 ゲート電極配線 925,926 パターニング用マスク 932 酸化膜 981,982 MOSFET島 983,111 ダミー島 984 ゲート電極配線 112,113 MOSFET島 114 電極材 115 レジスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3−184168 (32)優先日 平成3年6月28日(1991.6.28) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−184169 (32)優先日 平成3年6月28日(1991.6.28) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−184170 (32)優先日 平成3年6月28日(1991.6.28) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−184171 (32)優先日 平成3年6月28日(1991.6.28) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 井上 俊輔 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 光地 哲伸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 門間 玄三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 池田 敦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 宮脇 守 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 中村 佳夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−25972(JP,A) 特開 平2−156664(JP,A) 特開 平2−188966(JP,A) 特開 昭62−130525(JP,A) 特開 平2−153566(JP,A) 特開 平1−136351(JP,A) 特開 平4−79369(JP,A) 特開 昭58−74067(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8246 H01L 27/108 H01L 27/112

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基体の主面側に設けられた柱状半
    導体領域と、該柱状半導体領域の側面にゲート絶縁膜を
    介して設けられたゲート電極と、該柱状半導体領域の上
    部及び下部に設けられた主電極領域と、を有する絶縁ゲ
    ート型トランジスタと、該絶縁ゲート型トランジスタに
    接続されたメモリ要素を有し、該メモリ要素への所定の
    電圧の印加によりメモリ要素を破壊して導通させること
    により情報を記憶可能な半導体装置において、 前記メモリ要素は、所定の電圧の印加により破壊されて
    導通する絶縁体又は半導体の膜を備え、且つ、前記柱状
    半導体領域の上部に設けられた前記主電極領域上に形成
    されている ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基体の主面側に設けられた柱状半
    導体領域と、該柱状半導体領域の側面にゲート絶縁膜を
    介して設けられたゲート電極と、該柱状半導体領域の上
    部及び下部に設けられた主電極領域と、を有する絶縁ゲ
    ート型トランジスタを有する半導体装置において、 前記柱状半導体領域の上面が、長方形もしくは長方形に
    準じる形状の被コンタクト面となっており、前記被コン
    タクト面に接続するためのコンタクトホールが、その長
    辺方向が前記被コンタクト部材の長辺方向に対して実質
    的に直交するように、開口されていることを特徴とする
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体基体の主面側に設けられた柱状半
    導体領域と、該柱状半導体領域の側面にゲート絶縁膜を
    介して設けられたゲート電極と、該柱状半導体領域の上
    部及び下部に設けられた主電極領域と、を有する絶縁ゲ
    ート型トランジスタを有する半導体装置において、 前記柱状半導体領域とは異なる位置に、絶縁ゲート型ト
    ランジスタが形成されない少なくとも1つの柱状のダミ
    ー領域を設け、前記柱状半導体領域と前記ダミー領域と
    の間隙を満たすように前記ゲート電極の配線材料が充填
    されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記間隙が前記配線材料の堆積膜厚の2
    倍以下である請求項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基体の主面側に設けられた柱状半
    導体領域と、該柱状 半導体領域の側面にゲート絶縁膜を
    介して設けられたゲート電極と、該柱状半導体領域の上
    部及び下部に設けられた主電極領域と、を有する絶縁ゲ
    ート型トランジスタを有する半導体装置の製造方法にお
    いて、 前記柱状半導体領域とは異なる位置に、絶縁ゲート型ト
    ランジスタが形成されない少なくとも1つの柱状のダミ
    ー領域を設け、堆積させる前記ゲート電極の配線材料の
    膜厚が、前記柱状半導体領域と前記ダミー領域との間隙
    の1/2以上となるように堆積させ、その後に、 エッチ
    バック法により前記配線材料のエッチングを行うことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
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