JP3314388B2 - 水酸化インジウム、酸化インジウム及びito焼結体の製造方法 - Google Patents

水酸化インジウム、酸化インジウム及びito焼結体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水酸化インジウム及び
酸化インジウム粉末並びにその製造方法に関する物であ
る。
【0002】近年、太陽電池や液晶ディスプレ−透明電
極やタッチパネルなどに用いる透明導電膜としてITO
薄膜の需要が急増している。このようなITO薄膜を形
成する方法には、ITO微粒子を基材に塗布する方法、
IT合金タ−ゲットあるいはITO焼結体タ−ゲットの
スパッタリングもしくは、真空蒸着法により基材面にI
TO膜を形成させる方法などが知られているが、現在で
は特にITO焼結体のスパッタリング法が高性能な膜が
得られることから一般的となっている。
【0003】本発明による酸化インジウム粉末は、この
ようなスパッタリング法によって透明導電膜を作成する
際に用いられるITO焼結体スパッタリングタ−ゲット
製造時の原料粉末として、極めて優れた性能を有するも
のである。
【0004】
【従来の技術】従来、酸化インジウム、酸化スズ粉末又
はITO粉末は、各々金属水酸化物、酸化物水和物、有
機金属塩又は無機金属塩の粉末、あるいはそれぞれのソ
ル、ゲルを加熱脱水あるいは熱分解する方法やインジウ
ム塩とスズ塩の混合溶液に沈殿剤を添加して沈殿生成
(特開昭62−7627、特開昭60−18641
6)、又は、加水分解により生成(特開昭58−369
25)した生成物を加熱分解する方法が知られている。
【0005】通常、ITO焼結体は、酸化インジウムと
酸化スズの混合粉末(ITO粉末)を加圧成型後焼結し
て製造されているが、酸化インジウムのみでは、100
0℃付近から焼結し、比較的易焼結性であるが、ITO
粉末は難焼結性の酸化スズが焼結疎外剤となり焼結しに
くくなり、従来の方法では高密度な焼結体を得ることは
非常に困難であった。
【0006】従来の粉末を用いた場合、ITO焼結体の
多くは焼結密度が理論密度の65%程度(〜4.6g/
cm)の低密度の焼結体でしかなく、また電気抵抗
も高い。 尚、ITO焼結体の焼結密度は、100%で
7.1g/cmである。
【0007】このような低密度なITOタ−ゲットは導
電性、熱伝導性及び抗折力が低く、スパッタリング時、
成膜速度が遅く、タ−ゲット表面は還元され易くさらに
は、放電が不安定であった。
【0008】そこで、このような問題を解決するため
に、高密度ITO焼結体の製造を可能にする原料粉末の
製造方法がいくつか提案されている。例えば、酸化イン
ジウム粉末を仮焼し、平均粒径が3〜6μmの酸化イン
ジウム又は酸化スズとしこれを用いる方法がある(特開
昭62−21751)。
【0009】しかし、このような比較的大粒径の原料粉
末によって得られるITO焼結体は、たかだか5g/c
で、十分に高密度とは言えない。また、沈殿剤を
使用した共沈ITO粉末を焼結体原料に用いる方法が提
案されている。(特開昭62−12009)。しかし、
この方法でも得られる焼結体の焼結密度は、理論密度の
70%(5g/cm)程度で、十分に高密度とは言
えない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、理論
密度5.3g/cm以上の高密度焼結体が製造可能
な酸化インジウム粉末及びその前駆体である水酸化イン
ジム粉末。さらに、その酸化インジウム粉末及び水酸化
インジム粉末の製造方法並びにその用途を提供するもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、高密度I
TO焼結体を製造する際の原料粉末に関し鋭意検討した
結果、酸化インジウム粉末の粉末物性は、その前駆体で
ある水酸化インジウムにより、影響されることを見出し
本発明を完成するに至った。
【0012】すなわち、本発明は、水酸化インジウムを
針状結晶とすることにより、水酸化インジウムの状態で
凝集を抑制し、さらには、該針状結晶の粒子径を制御す
ることにより、仮焼して得られる酸化インジウム粉末の
凝集及び粒子径を制御することを基礎とする。
【0013】本発明の水酸化インジウムは、針状結晶で
あることを必須とする。針状結晶であることにより、球
状粒子に比べ凝集を抑制することが可能となる。針状の
平均の長さは0.03〜0.3μmであり、これ以上長
いと仮焼して得られる酸化インジウム粉末の結晶子径が
大きくなり、焼結性が低下する。これ以上小さい場合、
粉末の凝集が激しくなり、粉末の分散性が低下し、焼結
性が低下する。
【0014】針状結晶の大きさは、透過型電子顕微鏡
(TEM)観察により確認できる。
【0015】針状結晶の直径は、特に限定しないが、針
状であるため長さ方向よりは小さく長さに対する直径の
比が0.4〜0.05の範囲が好ましい。
【0016】また、本発明の水酸化インジウムは、X線
回折のミラ−指数でいう(200)面に配向した結晶で
あり、(200)面ピ−ク強度に対して、(220)面
のピ−ク強度が20%以下である事が好ましい。結晶の
配向性はX線回折パタ−ンとHanawalt ind
ex(ASTM)により確認することができ、(20
0)の回折ピ−クは、2θ=22.28度付近に、ま
た、(220)面は31.71度付近に出現する。水酸
化物によっては、(200)の回折ピ−ク以外に、2θ
=23〜26度に(200)の回折ピ−ク強度に対して
5%以上の強度を持つ結晶性のピ−クが出現することが
あるが、このような水酸化インジウム粉末は、結晶に乱
れが生じているためか、凝集性の粉末となり、高密度I
TO焼結体を与えないため好ましくない。
【0017】また、2θ=30.99度に酸化インジウ
ムの(222)面のX線回折ピ−クが出現する水酸化イ
ンジウムも好ましくない。水酸化物の酸化物への脱水反
応は、270℃付近で起こるが、この温度以下の乾燥温
度で水酸化インジム中に酸化インジウムが含まれること
は、水酸化物中に反応活性な微粒子が含まれていること
を示しており、、このような水酸化インジウムを仮焼し
て得られる酸化インジウムは凝集性の粉末となり易く、
高密度ITO焼結体用の粉末とはなりにくい。
【0018】次ぎに、このような水酸化インジウムの製
造方法を説明する。
【0019】このような、水酸化インジウムは、インジ
ウム硝酸水溶液にアルカリ水溶液を添加することにより
合成される。アルカリ水溶液にインジウム硝酸水溶液を
添加した場合、得られる水酸化インジウムは微細な粉末
となり、凝集が激しく、仮焼して得られる酸化インジウ
ム粉末も分散性が悪く、高密度ITO焼結体の原料粉末
とはならない。
【0020】添加するアルカリ水溶液には、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、アンモニ
ア等の水溶液が使用できるが、水酸化インジウム中に金
属イオンが残存しないアンモニア水溶液が特に好まし
い。
【0021】インジウム硝酸水溶液の温度としては70
〜95℃に保ちながら、アルカリ水溶液を添加する必要
がある。70℃より反応温度が低い場合、針状結晶が成
長しにくく、凝集した粉末となる。一方、95℃より高
い温度では加圧装置が必要になり、生産設備が高価なも
のとなり、現実的でない。
【0022】インジウム硝酸水溶液にアルカリ水溶液を
添加する際、その添加時間としては、30分〜3時間が
好ましい。添加時間が短いと針状結晶が成長せず、さら
には、微細な粉末が多くなるため、凝集した粉末とな
る。一方、添加時間が著しく長い場合、粒成長が起こ
り、針状結晶の平均の長さが0.3μmより長くなるた
め、仮焼して得られる酸化インジム粉末の結晶子径が大
きくなり、焼結性に劣る粉末となる。
【0023】アルカリ水溶液の添加は、インジウム硝酸
水溶液の最終pHが7〜9になるまで行う事が好まし
い。この範囲以外で、アルカリ水溶液の添加を終了した
場合、得られる水酸化インジウムスラリ−が濾過性の悪
いものとなる。
【0024】また、アルカリ水溶液の添加による中和反
応は、攪拌を行いながら行うことが好ましい。攪拌を行
わない場合、添加したアルカリ水溶液が反応槽内で不均
一となる。攪拌速度は、数回転/分から数百回転/分が
好ましく、特に、30〜150回転/分が好ましい。
【0025】得られたスラリ−は、室温になるまで静置
し、固液分離したのち乾燥する。
【0026】乾燥温度は、90〜260℃が好ましい。
乾燥温度が高すぎると一部酸化物が生成し、粉末は不均
一となり、低すぎると乾燥効率が悪くなる。
【0027】乾燥ケ−クは、仮焼する前に軽く解砕する
ことが好ましい。仮焼前に解砕した方が得られる酸化イ
ンジウム粉末の分散性は向上し、より高密度なITO焼
結体を製造可能にする。
【0028】解砕方法は、特に制限しないが例えば、自
動乳鉢やハンマ−ミル等で十分である。
【0029】解砕した水酸化インジウムは、仮焼し、酸
化インジウムとする。仮焼温度は、500〜900℃、
特に600〜800℃が好ましい。仮焼温度が低すぎる
と成型体密度が上がらず、高密度焼結体とならない。一
方、高すぎると、酸化インジウム粉末の結晶子径が大き
すぎるため焼結性は低下する。
【0030】このようにして得られた酸化インジウム粉
末は、結晶子径が200〜500オングストロ−ムであ
り、結晶子径とBET径の違いが100オングストロ−
ム以内であり、且つ粒度分布から求めた平均粒径が0.
5μm以下である。
【0031】結晶子径が200オングストロ−ムより小
さいものは、粒径が小さすぎるため凝集粒子となり、高
密度ITO焼結体を与えない。一方、500オングスト
ロ−ムより大きいものは、粒径が大きすぎるため、焼結
性が低下し高密度ITO焼結体を与えない。
【0032】また、結晶子径とBET径の違いが200
オングストロ−ムより大きい場合、粉末の一次粒径は、
多結晶となっており、凝集の激しい粉末であるため、こ
の場合も、ITO焼結体は高密度とならない。
【0033】結晶子径は、酸化インジウムの(222)
X線回折ピ−クの半価幅から求めることができる。ま
た、BET径は、粉末のBET値を測定し、粒子を球に
近似して求めた値である。
【0034】粒度分布から求めた平均粒径は、0.5μ
m以下である。平均粒径がこれ以上大きい場合、酸化イ
ンジウム粉末は堅く凝集しており、このような粉末は、
高密度ITO焼結体を与えない。粒度分布は遠心沈降式
の粒度分布測定器によるもにが一般的である。
【0035】本発明による酸化インジウム粉末を用いれ
ば、焼結密度が5.3g/cm以上の高密度で且つ
低抵抗なITO焼結体を以下の方法により製造すること
ができる。
【0036】ITO焼結体製造用のITO粉末は、本発
明の酸化インジウム粉末に酸化すず粉末を5〜15wt
%混合することにより得られる。この混合には、ボ−ル
ミルや振動ミル等の機器を使用する。
【0037】得られたITO粉末は、所望の形に成型さ
れる。
【0038】成型は、金形プレスや冷間静水圧プレス
(CIP)による成型でもよく、複雑形状にはスリップ
キャスト成型等が用いられる。
【0039】最後に、得られた成型体を、1350℃〜
1600℃の温度で焼結する。
【0040】
【実施例】以下実施例に基づき本発明を説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
【0041】実施例1 インジウムイオン:0.5モル/リットル、硝酸イオ
ン:1.53モル/リットルを含む硝酸インジウム水溶
液2.2リットルを攪拌機付き3リットルのセパラブル
フラスコにとり、還流しながら85℃に加熱し、14%
のアンモニア水溶液を8.62/min.の速度で硝酸
インジウム水溶液中に1時間で添加した。添加終了のp
Hは8.1であった。生成した水酸化インジウムスラリ
−は濾過し、6リットルの純水で洗浄し、110℃で乾
燥した後、乳鉢で粉砕した。得られた針状水酸化インジ
ウムは、平均の長さが0.09μmであった。その針状
水酸化インジウムの粒子構造を示す透過型電子顕微鏡写
真を図1に示す。
【0042】この水酸化インジウムを700℃で4時間
仮焼して得られた酸化インジウムは、結晶子径が380
オングストロ−ムであり、BET径が410オングスト
ロ−ムであり、粒度分布から求めた平均粒径が0.32
μmであった。
【0043】この酸化インジウム粉末135gに酸化ス
ズ15gを乳鉢で混合し、金型で加圧成型した後、常圧
大気中で1400℃で焼結させた。焼結における昇温速
度は100℃/時間、1400℃では、10時間保持、
降温速度は100℃/時間とした。このような焼結条件
で、焼結密度5.8g/cm,比抵抗3×10−4
Ω・cmの焼結体が得られた。
【0044】比較例1 インジウム水溶液の温度を50℃に設定し、実施例1と
同様に水酸化インジウムを得た。得られた針状水酸化イ
ンジウムは、平均の長さが0.02μmで非常に微細な
ものであった。その微細な針状水酸化インジウムの粒子
構造を示す透過型電子顕微鏡写真を図2に示す。
【0045】この水酸化インジウムを700℃で4時間
仮焼して得られた酸化インジウムの結晶子径は190オ
ングストロ−ム、BET径は230オングストロ−ムで
あり、粒度分布から求めた平均粒径は0.8μmであっ
た。
【0046】この酸化インジウム粉末を実施例1と同様
に焼結したが、焼結密度は5.0g/cmであっ
た。
【0047】比較例2 アンモニア水溶液の添加速度を34.48ミリリットル
/min.で15分で添加を終了する以外は、実施例1
と同様な操作をして水酸化インジウムを得た。得られた
針状水酸化インジウムは、平均の長さが0.06μmで
あったがX線回折の結果から、酸化インジウムが含まれ
ていた。この粉末を700℃で4時間仮焼して得られた
酸化インジウムの結晶子径は360オングストロ−ム、
BET径は580オングストロ−ムであり、粒度分布か
ら求めた平均粒径は0.8μmであった。
【0048】この酸化インジウム粉末を実施例1と同様
に焼結したが、焼結密度は5.1g/cmであっ
た。
【0049】比較例3 アンモニア水溶液の添加速度を2.16ミリリットル/
min.とし4時間で添加を終了する以外は、実施例1
と同様な操作をして水酸化インジウムを得た。得られた
針状水酸化インジウムは、平均の長さが0.4μmであ
った。その針状水酸化インジウムの粒子構造を示す透過
型電子顕微鏡写真を図3に示す。この水酸化インジウム
を700℃で4時間仮焼して得られた酸化インジウムの
結晶子径は480オングストロ−ム、BET径は700
オングストロ−ムであり、粒度分布から求めた平均粒径
は0.8μmであった。
【0050】この酸化インジウム粉末を実施例1と同様
に焼結したが、焼結密度は5.1g/cmであっ
た。
【0051】比較例4 実施例1と同様にして得られた水酸化インジウムを45
0℃で4時間仮焼して得られた酸化インジウムの結晶子
径は180オングストロ−ムであり、実施例1と同様に
焼結したが、焼結密度は4.7g/cmであった。
【0052】比較例5 実施例1と同様にして得られた水酸化インジウムを10
00℃で4時間仮焼して得られた酸化インジウムの結晶
子径は810オ−ングストロ−ムであり、実施例1と同
様に焼結したが、焼結密度は4.8g/cmであっ
た。
【0053】
【発明の効果】本発明の水酸化インジウムは、仮焼する
ことにより、微細で高分散な酸化インジウム粉末を与
え、該酸化インジウム粉末をITO焼結体の原料粉末と
して使用すれば、高密度で且つ低抵抗であるITO焼結
体を製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得た水酸化インジウムの粒子構造を
示す透過型電子顕微鏡写真である。
【図2】比較例1で得た水酸化インジウムの粒子構造を
示す透過型電子顕微鏡写真である。
【図3】比較例3で得た水酸化インジウムの粒子構造を
示す透過型電子顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01G 15/00 C23C 14/34 CA(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硝酸インジウム水溶液を70〜95℃に
    加熱し、該水溶液にアルカリ水溶液を添加し、水酸化イ
    ンジウムスラリーを生成した後、濾過、乾燥処理するこ
    とを特徴とする平均の長さが0.03〜0.3μmであ
    る針状水酸化インジウムの製造方法。
  2. 【請求項2】 硝酸インジウム水溶液を70〜95℃に
    加熱し、該水溶液にアルカリ水溶液を添加し、水酸化イ
    ンジウムスラリーを生成した後、濾過、乾燥処理して得
    られた針状水酸化インジウム粉末を仮焼することを特徴
    とする結晶子径が200〜500オングストロームであ
    り、且つ粒度分布から求めた平均粒径が0.5μm以下
    である酸化インジウム粉末の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項に記載の酸化インジウム粉末に
    酸化スズを混合し、成型し、焼結する事を特徴とする焼
    結密度5.3g/cm3以上のITO焼結体の製造方
    法。
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