JP3311945B2 - フィルムキャリアテープの製造方法 - Google Patents

フィルムキャリアテープの製造方法

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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0097Processing two or more printed circuits simultaneously, e.g. made from a common substrate, or temporarily stacked circuit boards

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムキャリア
上に半導体チップ等を接続させて電子部品とするフィル
ムキャリヤテープの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な従来のフィルムキャリアテープ
11は、図5・6に示すように、図示を省略した銅箔等
の金属膜が表面に形成されたベースフィルム12の幅方
向の端部には搬送穴13を有して、該両側の搬送穴13
に挟まれたベースフィルム12上に、前記金属膜をエッ
チング等により複数の回路パターン14が、ベースフィ
ルム12の搬送方向(矢印方向)と平行に連続して形成
されている。そして、2点鎖線で表示する領域内に、前
記回路パターン14を囲む略矩形の製品領域15が、そ
の長手方向が寸法Xの長さで形成されている。また、複
数の製品領域15・15間に所定寸法の余白部Y1を有
して形成されている。そして、前記回路パターン14の
長手方向の両端部にアウターリード部14aと、該回路
パターン14の中心部寄りの半導体載置部Sに半導体等
の製品を取り付ける、インナーリード部14bが形成さ
れている。また、前記アウターリード部14aおよびイ
ンナーリード部14bを除く回路パターン14の上方に
は、図6の右端の第1の製品領域15aに示すように、
スクリーン印刷等でカバーレジスト層16が形成されて
いる。また、該カバーレジスト層16が形成されてな
い、前記回路パターン14のアウターリード部14aと
インナーリード部14bの表面には、半田付け性のよい
金属等がメッキされて、従来のフィルムキャリアテープ
11が構成されている。
【0003】そして、前述したような構成の従来のフィ
ルムキャリアテープ11の製造方法は、まず、回路パタ
ーン形成工程で、前記ベースフィルム12上の金属膜を
配線露光マスク等によりエッチングして回路パターン1
4を形成する。そして、回路パターン14を最初に形成
した製品領域15を第1の製品領域15aとして、該第
1の製品領域15aから、前記余白部Y1の寸法の隙間
を設けて、該第1の製品領域15aと隣り合った第2の
製品領域15bに回路パターン14を形成する。このよ
うに、前記第1の製品領域15aの次に第2の製品領域
15bと、順番に回路パターン14を形成するには、製
品領域15の長手方向の寸法Xと、前記余白部Y1の寸
法とを加えた寸法Zを、ベースフィルム12の1回分の
搬送量として、前記ベースフイルム12の搬送穴13を
利用して、前記寸法Zを定量づつ送りながら、順番に前
記ベースフィルム上の銅箔をエッチングして、順次第3
・第4の製品領域に回路パターン14を形成する。
【0004】次に、前記回路パターン形成工程で形成し
た回路パターン14上に、カバーレジストインクを印刷
するカバーレジストインク印刷工程で、製品領域15の
回路パターン14の上方にカバーレジストインクを印刷
してカバーレジスト層16を形成する。このとき、前記
カバーレジストインク印刷工程で使用するスクリーンマ
スク17は、図6の第2の製品領域15bの位置に模式
的に表示しているように、インナーリード部14bを含
む半導体載置部Sをマスクするマスク部17aと、前記
半導体載置部Sの周辺に前記カバーレジストインクを印
刷するためのメッシュ部17bと、該メッシュ部17b
が印刷時のスキージ等の圧力で変形しないように、メッ
シュ部17bを常に外方に均等の張力で引っ張っている
エッジ部17c・17dを前記メッシュ部17bの外周
側に形成している。そして、図6では模式的にメッシュ
部17bを小さい丸でドット状に表示し、エッジ部17
c・17dをハッチングで示している。そして、上下の
エッジ部17cはベースフィルム12の搬送穴13寄り
の前記製品領域15の長手方向の辺の外側に形成され
て、また、左右のエッジ部17dはアウターリード部1
4aの上方から余白部Y1側に形成されている。
【0005】このようなスクリーンマスク17を使って
製品領域15にカバーレジストインクを印刷するには、
エッジ部17dをアウターリード部14に、また、前記
マスク部17aがインナーリード部14bと半導体載置
部Sをマスクするように、スクリーンマスク17を製品
領域15上に位置させて、第1の製品領域15aの回路
パターン14上にカバーレジストインクを印刷する。そ
して、ベースフィルム12を搬送穴13を利用して寸法
Zを一回の搬送量として搬送しながら、次の第2・第3
・・・の製品領域に前記カバーレジストインクの印刷を
繰り返していく。このとき、前記製品領域15に印刷さ
れたカバーレジストインクは、未乾燥の状態なので、前
記カバーレジストインクを連続して印刷しながら、次工
程の乾燥工程で、前記未乾燥状態ののカバーレジストイ
ンクを熱等で順次乾燥させて、第1・第2・第3・・の
製品領域15a・51b・15c・・・に前記カバーレ
ジスト層16を連続して形成する。そして、前記カバー
レジスト層16を形成後に、このカバーレジスト層16
で覆われてない、前記アウターリード部14aとインナ
ーリード部14bに半田付け性のよい金属等をメッキし
て従来のフィルムキャリアテープ11が製造されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
フィルムキャリアテープ11の製品領域15に、カバー
レジスト層16を印刷するためのスクリーンマスク17
には、前記左右のエッジ部17d、および該左右のエッ
ジ部17dを利用してスクリーンマスク17を保持する
ための治具等(図示せず)があった。そのために、例え
ば図5の第1の製品領域15aにカバーレジストインク
を印刷後、ベースフィルム12を搬送して、第2の製品
領域14bにカバーレジストインクを印刷するとき、前
記乾燥前の第1の製品領域15aのカバーレジストイン
クに、スクリーンマスク17のエッジ部17dあるいは
治具等が接触して、カバレジストインク印刷部分に傷等
を付けないように、前記連続形成したそれぞれの製品領
域15の間に余白部Y1が必要であった。また、スクリ
ーンマスク17には前記左右のエッジ部17d以外に、
上下のエッジ部17cが設けられているので、該上下の
エッジ部17cの下面のフィルムキャリアテープ11に
は余白部Y2・Y2が必然的に形成されていた。そのた
めに、前記従来のフィルムキャリアテープ11は、それ
ぞれの製品領域15の外側に余白部Y1・Y2が生じて
いたので、材料歩留まりが悪くなりコスト高になってい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段として、ベースフィルムの表面に金属膜が
形成されて、該ベースフィルム上の金属膜をエッチング
して回路パターンを製品領域内に形成する回路パターン
形成工程と、該回路パターン形成工程で形成した回路パ
ターンの表面にカバーレジストインクを印刷する工程
と、該印刷されたカバーレジストインクを乾燥するカバ
ーレジストインク乾燥工程とを備えて、最 初にカバーレ
ジストインクの印刷を第1の製品領域に行い、次で、第
1の製品領域の隣の第2の製品領域をジャンプして、前
記第1の製品領域から三つ目の第3の製品領域に一つ跳
びにカバーレジストインクの印刷を行う第1の印刷工程
と、前記印刷後に前記製品領域のカバーレジストインク
を乾燥させる第1の乾燥工程と、前記第1と第3の製品
領域の間に位置する第2の製品領域にカバーレジストイ
ンク印刷後、前記第1の印刷工程と乾燥工程で印刷乾燥
済みの第3の製品領域をジャンプして、前記第2の製品
領域から三つ目の第4の製品領域に一つ跳びにカバーレ
ジストインクの印刷を行う第2の印刷工程と、前記印刷
後に前記製品領域を乾燥させる第2の乾燥工程とを有し
て、前記製品領域の回路パターン上にカバーレジスト層
を形成する構成とした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるフィルムキ
ャリアテープ1について、図1〜3を使って説明する。
まず図1に示すように、フィルムキャリアテープ1は、
ポリイミド等の樹脂フィルムから成り、可撓性および絶
縁性を有するベースフィルム2の一方側の表面に銅箔等
の金属膜が形成されている。そして、該ベースフィルム
2の幅方向の両方の端部に複数の搬送穴3が同一ピッチ
で形成されて、該搬送穴3を使って図示しないスプロケ
ット等で、ベースフィルム2を搬送方向(矢印方向)に
搬送することができる。また、前記両方の搬送穴3に挟
まれたベースフィルム2の表面には、一対の扇状の回路
パターン4が、ベースフィルム2の搬送方向に対して所
定の角度、例えば約45゜の角度をもって傾けて、前記
ベースフィルム2の金属膜をエッチング等により複数連
続して形成されている。そして、該傾斜した回路パター
ン4を包囲する略矩形の製品領域5が、2点鎖線で囲む
領域に形成されて、該製品領域5の中央部には半導体等
の製品を取り付ける製品載置部Sが形成されている。ま
た、前記製品領域5に囲まれた回路パターン4の外側に
アウターリード部4aと、前記製品載置部Sに半導体等
の製品を半田付け等で取り付けるインナーリード部5b
が形成されている。
【0009】また、前記製品領域5は、例えば図1で示
す右端の回路パターン4を囲んだ製品領域5を第1の製
品領域5aとすると、該第1の製品領域5aが所定の、
例えば約45゜の角度をもって傾斜して、該第1の製品
領域5aの長手方向の一方側の辺5a1の外側に余白部
2aが形成されている。そして、該余白部2aに前記第
1の製品領域5aに隣り合った第2の製品領域5bを、
ベースフィルム2の幅方向の上下方向に、その一部をオ
ーバーラップさせて回路パターン4を形成して、第1と
第2の製品領域5a・5bのそれぞれの長手方向の辺5
a1・5b2とが接近して隣り合って形成されている。
そして、前記第2の製品領域5bに接近して第3の製品
領域5cに、また、該第3の製品領域5cに接近して第
4の製品領域5dに回路パターン4が、前記第1・第2
の製品領域5a・5bの回路パターン4と同じように傾
斜して形成されて、以下連続してベースフィルム2上に
回路パターン4を囲む製品領域5が形成されている。
【0010】また、前記2点鎖線で囲まれた製品領域5
内の回路パターン4上には、図2の右端の第1の製品領
域5aに示すように、カバーレジストインクが印刷され
て、該印刷されたカバーレジストインクを加熱等により
硬化させた、網目状の線で示すカバーレジスト層6が形
成されている。このとき、前記回路パターン4のアウタ
ーリード部4aおよびインナーリード部4bには、前記
カバーレジスト層6が形成されないで外部に露出した状
態になっている。そして、該外部に露出したアウターリ
ード部4aとインナーリード部4bの表面には、半田付
け性のよい金属、例えばNi、Au,Pd、Sn等がメ
ッキされて、ベースフィルム2に第1の製品領域5aが
形成されている。そして、該製品領域5aと同様に第2
・第3・・の製品領域5b・5c・・・にカバーレジス
ト層6と半田付け性のよい金属のメッキが施されて、そ
れぞれが接近して、ベースフィルム2も搬送方向に連続
的に形成されて本発明のフィルムキャリアテープ1が構
成されている。
【0011】そして、前記フィルムキャリアテープ1の
製品載置部Sのインナーリード部4bに、半導体チップ
8等の製品を位置合わせして、半田付け等で半導体チッ
プ8が高密度実装されて、フィルムキャリアテープ1の
製品領域5を形成する2点鎖線部分を、プレス等で打ち
抜いて図3に示すようなフィルムキャリアテープ1を
使った製品9が作られている。
【0012】また、前述したような構成の本発明のフィ
ルムキャリアテープ1の製造方法は、まず、回路パター
ン形成工程で、最初に回路パターン4を形成する製品領
域5を例えば第1の製品領域5aとして、該第1の製品
領域5aのベースフィルム2上の金属膜を、図示しない
配線露光マスク等を使ってエッチング等により、一対の
扇状の回路パターン4をベースフィルム2の搬送方向
(矢印方向)に対して所定の約45゜の角度をもって傾
けて形成する。そして、搬送穴3を利用してベースフィ
ルム2を寸法Aだけ送って、前記第1の製品領域5aの
一方の辺5a1に、隣り合った第2の製品領域5bの長
手方向の他方側の辺5b2を接近させて、第2の製品領
域5bに回路パターン4をエッチング等で形成する。そ
して、前記第2の製品領域5bに隣り合わせた第3・第
4・・・の製品領域5c・5d・・・に、前記第1・第
2の製品領域5a・5bに形成した同一の回路パターン
4を、前記寸法Aだけベースフィルム2を定量づつ送っ
て、順次ベースフィルム2の金属膜をエッチングしなが
ら、ベースフィルム2の搬送方向に連続して形成する。
【0013】次に、前記製品領域5に形成した回路パタ
ーン4上にカバーレジストインクを印刷するカバーレジ
ストインク印刷工程に使用するスクリーンマスク7に付
いて説明すると、スクリーンマスク7は、図2の第3の
製品領域5cの部分に模式的に表しているように、製品
領域5の半導体載置部Sをマスクするマスク部7aと、
前記半導体載置部Sの周辺に前記カバーレジストインク
を印刷するメッシュ部7bが、前記回路パターン4と傾
斜角を同じにして形成されている。そして、該メッシュ
部7bがカバーレジストインク印刷時のスキージ等の圧
力で変形しないように、メッシュ部7bを常に外方に均
等の張力で引っ張るためのエッジ部7c・7dを前記メ
ッシュ部7aの外周側に設けている。そして、図2では
メッシュ部7bを小さい丸でドット状に表示し、エッジ
部7c・7dをハッチングで模式的に表示している。ま
た、前記エッジ部7cは前記製品領域5cの長手方向の
辺5c1・5c2の外側に三角形状で形成し、また、別
のエッジ部7dは、回路パターン4のアウターリード部
4aの上方を含む該アウターリード部4aの外側に、前
記エッジ部7cより小さめの三角形状で形成されて、ス
クリーンマスク7はベースフィルム2の垂直方向に上下
動自在に図示を省略した印刷機等に取り付けられてい
る。
【0014】そして、前述したようなスクリーンマスク
7を使って製品領域5にカバーレジストインクを印刷す
るには、例えば、1番目にカバーレジストインクを印刷
を行う製品領域5を第1の製品領域5aとすると、カバ
ーレジストインクの印刷を第1の製品領域5aに行い、
次いで、該第1の製品領域5aの隣の第2の製品領域5
bをジャンプして、前記第1の製品領域5aから三つ目
の第3の製品領域5cに一つ跳びにカバーレジストイン
クの印刷を行う第1の印刷工程で、順次製品領域5を一
つ跳びにジャンプしながらカバーレジストインクを印刷
し、該カバーレジストインク印刷工程の下流側に装備し
ている、図示しない乾燥炉等に順次前記一つ跳びの製品
領域5に印刷終了した製品領域5を搬送して、カバーレ
ジストインクを乾燥する第1の乾燥工程で、一つ跳びの
製品領域5にカバーレジスト層6を形成する。このとき
の、第1の印刷工程・乾燥工程のベースフィルム2の搬
送は、前記第1の製品領域5aにカバーレジストインク
を印刷後、ベースフィルム2を搬送穴3を使って寸法B
だけ、スクリーンマスク7の下方まで、図示しないスプ
ロケット等で搬送し、第2の製品領域5bをジャンプし
て第3の製品領域5cの回路パターン4にカバーレジス
トインクの印刷を行う。
【0015】そしてベースフィルム2の終端まで、一つ
跳びの製品領域5に、前記第1の印刷・乾燥工程でカバ
ーレジスト層6が形成されると、該ベースフィルム2を
巻き戻して、前記カバーレジスト層6が形成されてな
い、例えば図2に示す、第1と第3の製品領域5a・5
cの間に位置する第2の製品領域5bにカバーレジスト
インク印刷後、前記第1の印刷工程と乾燥工程で乾燥済
みの第3の製品領域をジャンプして、前記第2の製品領
域5bから三つ目の第4の製品領域5dに一つ跳びにカ
バーレジストインクを印刷する第2の印刷工程で、順次
製品領域5を一つ跳びにジャンプしながらカバーレジス
トインクを印刷し、該カバーレジストインク印刷工程の
下流側の前記乾燥炉等に、順次前記一つ跳びの製品領域
5に印刷終了した製品領域5を搬送して、カバーレジス
トインクを乾燥する第2の乾燥工程で、一つ跳びの製品
領域5にカバーレジスト層6を形成する。そして、ベー
スフィルム2の終端まで、一つ跳びの製品領域5に前記
第2の印刷・乾燥工程でカバーレジスト層6を形成する
と、ベースフィルム2上の全ての製品領域形5の回路パ
ターン4上にカバーレジスト6が形成されて、前記カバ
ーレジスト層6で覆われてない、アウターリード部4a
とインナーリード部4bに、半田付け性のよい金属等を
メッキして、本発明に係わるフィルムキャリアテープ1
が製造されている。
【0016】本発明のフィルムキャリアテープ1の製造
方法のその他の方法として、第1の製品領域5aの次
に、第2の製品領域5bをジャンプして、第3の製品領
域5cにカバーレジストインクを印刷する第1の印刷工
程の後、前記第1・第3の製品領域5a・5cのカバー
レジストインクを一緒に乾燥する第1の乾燥工程で第1
・第3の製品領域5a・5cにカバーレジスト層6を形
成する。その後、前記第1・第3の製品領域5a・5c
の間に位置する第2の製品領域5bが、前記スクリーン
マスク7の下方に位置するようにベースフィルム2を戻
して、第2の製品領域5bにカバーレジストインクを印
刷後、前記第1の印刷工程と乾燥工程で印刷乾燥済みの
第3の製品領域5cをジャンプして、第4の製品領域5
dにカバーレジストインクを印刷する第2の印刷工程の
後、前記第2・第4の製品領域5b・5dのカバーレジ
ストインクを一緒に乾燥する第2の乾燥工程で第2・第
4の製品領域5b・5dにカバーレジスト層6を形成す
る。その後前記第1・第2の印刷工程と乾燥工程とを順
次繰り返して、カバーレジスト層6を連続して形成して
もよい。
【0017】また、前記本発明その他の製造方法は、
それぞれの製品領域を一箇所づつ印刷するスクリーンマ
スク7で説明したが、該スクリーンマスク7を横長にし
て、複数のメッシュ部7bを1個のスクリーンマスク7
の中に形成して、隣り合った複数の製品領域の回路パタ
ーンに同時にカバーレジストインクを印刷して、同時に
前記複数の製品領域に印刷されたインクを乾燥する方法
でカバーレジスト層6を形成してもよい。また、前記回
路パターン4は前述したような、一対の扇状のものが、
ベースフィルム2の搬送方向に対して所定の角度、例え
ば約45゜の角度をもって傾けて形成されているものに
限定されるものではなく、例えば図4に示すように一対
の回路パターン4の一方の配線部4cはベースフィルム
2の搬送方向に対して垂直方向に形成して、他方の配線
部4dをベースフィルム2の搬送方向に対して角度をも
って傾斜させて出っ張って形成しているので、前記他方
の配線部4cによって形成された余白部2bに、隣りの
製品領域5の回路パターン4の他方の配線部4dをオー
バーラップさせて、連続して回路パターン4を形成した
ベースフィルム2にカバーレジスト層6を形成したもの
でもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフィルム
キャリアテープの製造方法によれば、製品領域をベース
フィルムの搬送方向に対して所定の角度をもって傾けて
形成したので、前記製品領域を形成する略矩形の外形辺
のうち、長手方向の辺の外側に余白部分に、隣り合った
別の製品領域を前記ベースフィルムの幅方向の上下方向
にオーバーラップして形成したので、前記製品領域を接
近して形成できるので、ベースフィルムの材料歩留まり
がよくなり、低コストのフィルムキャリアテープを提供
できる。
【0019】 また、カバーレジストインクの印刷を、製
品領域を一つ跳びにジャンプしながら行うので、スクリ
ーンマスクのエッジ部等で未乾燥のカバーレジストイン
ク印刷部分を傷付けることがないので、品質の良いカバ
ーレジスト層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる製品領域に回路パターンを形成
した平面図。
【図2】本発明に係わるカバーレジストインクの印刷順
序を説明する平面図。
【図3】本発明に係わるフィルムキャリアテープを使っ
た製品を説明する平面図。
【図4】本発明のその他の実施の形態を説明する平面
図。
【図5】従来の製造方法で製造したフィルムキャリアテ
ープの平面図。
【図6】従来の製造方法を説明する平面図。
【符号の説明】
1 フィルムキャリアテープ 2 ベースフィルム 4 回路パターン 5 製品領域 6 カバーレジスト層 7 スクリーンマスク 11 フィルムキャリアテープ 12 ベースフィルム 14 回路パターン 15 製品領域 16 カバーレジスト層 17 スクリーンマスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフィルムの表面に金属膜が形成さ
    れて、該ベースフィルム上の金属膜をエッチングして回
    路パターンを製品領域内に形成する回路パターン形成工
    程と、該回路パターン形成工程で形成した回路パターン
    の表面にカバーレジストインクを印刷する工程と、該印
    刷されたカバーレジストインクを乾燥するカバーレジス
    トインク乾燥工程とを備えて、最初にカバーレジストイ
    ンクの印刷を第1の製品領域に行い、次で、第1の製品
    領域の隣の第2の製品領域をジャンプして、前記第1の
    製品領域から三つ目の第3の製品領域に一つ跳びにカバ
    ーレジストインクの印刷を行う第1の印刷工程と、前記
    印刷後に前記製品領域のカバーレジストインクを乾燥さ
    せる第1の乾燥工程と、前記第1と第3の製品領域の間
    に位置する第2の製品領域にカバーレジストインク印刷
    後、前記第1の印刷工程と乾燥工程で印刷乾燥済みの第
    3の製品領域をジャンプして、前記第2の製品領域から
    三つ目の第4の製品領域に一つ跳びにカバーレジストイ
    ンクの印刷を行う第2の印刷工程と、前記印刷後に前記
    製品領域を乾燥させる第2の乾燥工程とを有して、前記
    製品領域の回路パターン上にカバーレジスト層を形成す
    ることを特徴とするフィルムキャリアテープの製造方
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