JP3310568B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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JP3310568B2
JP3310568B2 JP04032797A JP4032797A JP3310568B2 JP 3310568 B2 JP3310568 B2 JP 3310568B2 JP 04032797 A JP04032797 A JP 04032797A JP 4032797 A JP4032797 A JP 4032797A JP 3310568 B2 JP3310568 B2 JP 3310568B2
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一雅 六嶋
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英男 藤本
隆司 兵藤
弘泰 川西
智明 藤井
良壽 金綱
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物の力を利用
して生ごみの分解処理を行う生ごみ処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から微生物を利用して有機物及び水
分を含有する汚泥を環境に影響を与えない程度に分解処
理(醗酵)することが行われており、この処理を行う生
ごみ処理装置が知られている。この生ごみ処理装置は生
ごみ処理槽内にバイオチップと称する木質細片を生ごみ
処理材として充填してある。生ごみ処理槽に設けた投入
口から生ごみを生ごみ処理槽内に投入し、生ごみ処理槽
内に回転自在に設けた攪拌手段により生ごみ処理材を攪
拌することで、生ごみを生ごみ処理材内に分散させ、生
ごみ処理材に生息する微生物の働きで生ごみを醗酵させ
て分解処理するようになっている。
【0003】ところが、生ごみには大腸菌、サルモネラ
菌、腸炎ビブリオ等の食中毒菌が繁殖している場合があ
り、これらの食中毒菌が繁殖すると、本来の生ごみ処理
に寄与する細菌の繁殖が阻害され、生ごみ処理効率が低
下し、更に、食中毒菌が繁殖するということは衛生上好
ましくなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、生ごみ処理槽
内において食中毒菌を確実に殺菌することができ、しか
も、生ごみ処理効率を低下させることがない生ごみ処理
装置を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の生ごみ処理装置は、生ごみ処理槽1内に入
れた生ごみ処理材により生ごみを分解処理する生ごみ処
理装置13において、生ごみ処理槽1内の排気をするた
めのファン34の風量を通常排気時に比べて下げ且つ生
ごみ処理槽1内を60℃〜70℃に加熱するための殺菌
運転モードを設け、外気温度を検出するための外気温度
検出素子38を設け、この外気温度検出素子38で検出
した検出温度に対応して殺菌運転モード時における、フ
ァン34の風量及び加熱手段を制御することを特徴とす
るものである。このような構成とすることで、殺菌運転
モードにすることで、ファン34の風量を通常排気時に
比べて下げ且つ生ごみ処理槽1内を60℃〜70℃に加
熱して、生ごみ処理槽1内の生ごみに生息する大腸菌、
サルモネラ菌、腸炎ビブリオ等の食中毒菌が殺菌される
ことになる。
【0006】また、生ごみ処理槽1の側壁5の外面下部
に生ごみ処理槽1内に充填している生ごみ処理材を加熱
するための面ヒータ51を設けると共に、生ごみ処理槽
1の側壁5の外面上部に生ごみ処理槽1内の上部の生ご
み処理材がない部分の空間を加熱するための補助ヒータ
30を設け、殺菌運転モードにおいて面ヒータ51及び
補助ヒータ30により加熱することも好ましい。このよ
うな構成とすることで、生ごみ処理槽1内の生ごみ処理
材10が充填されている部分及び生ごみ処理材10が充
填されていない空間部分を目的とする殺菌温度に加熱で
きることになる。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。図1には生ごみ処理装置1
3の全体を示す斜視図が示してある。生ごみ処理装置1
3の上方が開口したケース22内に上方が開口した生ご
み処理槽1が内装してあり、この生ごみ処理槽1内には
攪拌手段16が回転自在に内装してある。
【0009】攪拌手段16は中空パイプ状をした攪拌軸
16aに攪拌羽根16bを設けて構成してあり、該攪拌
軸16aが生ごみ処理槽1の両側壁5に設けた軸受け部
23に回転自在に軸支してある。ここで、少なくとも攪
拌軸16aの一端部は生ごみ処理槽1の側壁5よりも外
側に突出しており、攪拌軸16aの外側への突出部分に
図2に示すようにスプロケット24を設けた長さの短い
スプロケット用接続軸25を嵌め込んでボルト50等の
連結手段により取付けてある。このようにすることで、
攪拌翼16bを設けた攪拌軸16aをスプロケット24
に邪魔されることなく生ごみ処理槽1内部から軸受け部
23に挿通し、その後に生ごみ処理槽1の外側に突出し
た攪拌軸16aの端部にスプロケット24を取付けるこ
とができると共に、生ごみ処理槽1内には攪拌軸16a
のみが位置して攪拌軸16aとスプロケット用接続軸2
5との嵌め込み接合部が生ごみ処理槽1内に位置しない
ので、生ごみ処理槽1内に位置する攪拌翼16bを設け
た攪拌軸16aのみを耐蝕性材料で形成するだけでよく
て、スプロケット24を設けたスプロケット用接続軸2
5は必ずしも耐蝕性材料で形成する必要がないものであ
る。もちろん、本発明においては、スプロケット用接続
軸25を耐蝕性材料で形成してもかまわないものであ
る。
【0010】ケース22の底板22aにはモータ17が
取付けてあり、モータ17の出力軸に設けたスプロケッ
トと上記攪拌手段16に設けたスプロケット24とにチ
ェーン26が掛け廻してあって、モータ17を正転する
ことで攪拌手段16を正転し、モータ17を逆転するこ
とで攪拌手段17を逆転し、このような攪拌手段16の
回転により、生ごみ処理槽1内の生ごみ処理材10を攪
拌し、生ごみ処理槽1内の各部にまんべんなく空気を供
給すると共に生ごみを生ごみ処理槽1内に充填した生ご
み処理材10中に投入された生ごみを均等に分散混合さ
せるようになっている。攪拌手段16の回転の制御は制
御部21により制御される。
【0011】生ごみ処理槽1の下部の外面部には面ヒー
タ51が取着してある。この面ヒータ51は生ごみ処理
槽1内に充填した生ごみ処理材を加熱するためのもので
あり、生ごみ処理材の温度が低い場合に面ヒータ51に
より加熱するようになっている。この面ヒータ51は制
御部21からの信号により制御されるものである。生ご
み処理槽1内には微生物が生息したバイオチップと称さ
れるおが屑状の木質細片のような担体よりなる生ごみ処
理材10が入れてある。この生ごみ処理材10としては
例えば従来から公知の木質細片(例えば特公平2ー30
760号等)が使用できる。
【0012】生ごみ処理槽1の内部には含水率センサ1
8が配設してある。実施形態においては含水率センサ1
8は生ごみ処理槽1の側壁5の内面に取付けてある。こ
の含水率センサ18はヒータ(図示せず)と、ヒータへ
の通電前と通電した状態における温度とを検出するため
のサーミスタよりなる温度検出手段(図示せず)とで構
成してあり、含水率検出センサ18の出力信号が制御部
21に入力されるようになっている。そして、含水率検
出センサ18のヒータをオンする前の温度と、ヒータを
オンした状態における温度とを温度検出手段で検出し、
該温度検出手段による温度変化のデータから生ごみ処理
材の含水率を求めるものである。この含水率検知センサ
18で生ごみ処理槽1内の生ごみ処理材10の含水率を
求めることで、制御部21により後述のファン34や面
ヒータ51や攪拌手段16の運転制御を行うものであ
る。
【0013】また、生ごみ処理槽1の上部には生ごみ処
理槽1内の空気を加温するための補助ヒータ30が設け
てあり、この補助ヒータ30により生ごみ処理槽1の上
部の空間内における空気を加温するようになっている。
ケース22の上部を構成する上カバー22bの開口部は
投入口14となっており、この投入口14には後端部の
軸着部を中心に回動して開閉自在となった生ごみ投入用
の蓋27が設けてある。
【0014】生ごみ処理槽1の側壁5の上端部には吸気
口6と排気口7と後述する返送用出口とが設けてある。
上記生ごみ処理槽1の側壁5の上端部の内方に図1、図
2、図6に示すように、小間隙4を介して垂下片3が設
けてあって、該垂下片3により生ごみ処理槽1の側壁5
の上端部に設けた吸気口6と排気口7とを隠している。
ここで、返送用出口も垂下片3で隠すようにしてもよ
い。生ごみ処理槽1の側壁5と垂下片3との間に形成し
てある小間隙4は下方に開口していて生ごみ処理槽1内
に連通している。ここで、垂下片3は生ごみ処理槽1の
上端部を略逆L字状に折り曲げて形成したり、あるい
は、ケース22の上部を構成する上カバー22bに形成
した生ごみを投入するための投入口14の開口縁から一
体に垂下してもよいものである。
【0015】このように、生ごみ処理槽1の側壁5の上
端部には吸気口6と排気口7と返送用出口を設け、側壁
5の上端部と垂下片3との間に小間隙4を形成すること
で、従来のように上記吸気口6と排気口7を生ごみ処理
槽1内の上部において下方に向けて開口するように形成
する場合に比べて、上カバー22bに形成した投入口1
4の開口面積を広く取ることができるものである。
【0016】ケース22と生ごみ処理槽1との間には吸
気径路28が設けてある。この吸気径路28は一端部が
ケース22の底板22aに設けた外気取り入れ口43に
連通しており、また、他端部が上記生ごみ処理槽1の側
壁5の上端部に設けた吸気口6に連通してある。更に、
ケース22と生ごみ処理槽1との間には排気通路40が
形成してある。排気通路40を構成するダクト44の一
端部が生ごみ処理槽1の上端部に設けた排気口7に連通
接続してあり、排気口7に連通接続した側のダクト44
の一端部側にファン34が設けてある。この一端にファ
ン34を設けたダクト44の途中には図4に示すよう
に、脱臭装置2が配設してあり、更にダクト44の他端
部には希釈室36が接続してある。
【0017】生ごみ処理槽1の上端部に設けた排気口7
の入口(ファン34の上流側)にはフィルタ取付け部8
が設けてある。ケース22の上部にはフィルタ取付け部
8と連通する出し入れ口9が設けてあり、出し入れ口9
からフィルタ取付け部8にフィルタ11を出し入れ自在
に取付けてある。フィルタ取付け部8の下端部にフィル
タ取付け部8内に溜まった生ごみ処理材10を生ごみ処
理槽1内に排出するための生ごみ処理材返送用開口12
が設けてある。
【0018】ダクト44のファン34と脱臭装置2との
間から図3のように返送用分岐通路の返送用入口45が
連通分岐してあり、この返送用分岐通路は生ごみ処理槽
1の側壁5の上端部に開口する返送用出口に連通してお
り、ファン34からダクト44に送られる排気の一部を
該返送用分岐路を介しては生ごみ処理槽1内に返送する
ようになっており、このように排気の一部を返送用分岐
路を介して生ごみ処理槽1内に返送することで暖かい排
気の一部を再び生ごみ処理槽1内に返送して生ごみ処理
槽1内の空気を攪拌することができ、ファン34を運転
することによる排気の際に生ごみ処理槽1内の空気が冷
たくなることがなく、効果的な生ごみ処理ができること
になっている。
【0019】脱臭装置2は、脱臭ケース47内の上部に
略U字状をしたヒータ32が配置してあり、この略U字
状をしたヒータ32内に分流手段39が設けてあり、脱
臭ケース47の上の入口から供給される気体を分流手段
39により両側に分流して略U字状をしたヒータ32の
全体にほぼ均等に気体が当たって、気体を全体として均
等に加熱するようになっている。ヒータ32の下部には
触媒31が配置してある。この触媒31はセラミックに
よりハニカム体31aを形成し、このハニカム体31a
の表面に触媒31となる白金を蒸着して構成したもので
ある。つまり、ヒータ32により加熱された臭気を含む
気体が上記ハニカム体31aを通過する際に、白金より
なる加熱された触媒31により触媒脱臭されるものであ
る。
【0020】希釈室36には希釈用ファン35が設けて
あり、また、希釈室36の後部の下面には外気を吸引す
る外気入口50が設けてあり、この外気入口50はケー
ス22の底板22aにおいて開口しており、実施形態に
おいては希釈室36の下面部を底板22aで構成するこ
とで、底板22aに外気入口50を設けてある。底板2
2aには下面部に脚部22bが設けてあって、底板22
aに設けた外気入口50から外気を取り入れることがで
きるようにしてある。更に希釈室36の前部には吹き出
し口42が設けてある。そして、希釈用ファン35を運
転することで、外気入口50から外気を取り入れ、触媒
31を通った高温の気体を希釈室36内において希釈
し、低温にして吹き出し口42から外部に排気するよう
になっている。脱臭装置2が生ごみ処理槽1とケース2
2との間に配置される関係上、脱臭装置2の下部に連通
して設けられる希釈室36はケース22の側面部に近接
して設けられ、このため、外気入口50もケース22の
底板22aの外側端部付近に開口することになる。そし
て、このように外気入口50が底板22aの外側端部付
近に開口すると、雨水等が入るおそれがある。このた
め、図5のように外気入口50の側方に水平断面略コ字
状の水浸入防止片50aを垂設してある。
【0021】脱臭ケース47内の下部の触媒31のやや
下方には触媒温度を検出するための温度検知素子37が
設けてあり、温度検知素子37で検知した温度に基づい
て制御部21によりヒータ32のデューテイフィードバ
ック制御を行い触媒31の温度を設計値になるように制
御するものである。また、温度検知素子37で異常温度
を検知した場合には報知手段によりエラーを報知し、ま
た、ヒータ32やファン34をオフにするように制御す
るものである。ここで、異常温度を検知した場合すぐに
ヒータ32やファン34をオフにせず、ファン34の風
量を上げ、それでも温度検知素子37が異常温度を検出
する場合には、ヒータ32やファン34をオフにするも
のである。また、脱臭ケース47にはヒータ32内に温
度ヒユーズ49が設けてあり、脱臭運転時にファン34
が停止した時や、ヒータ32の出力異常時等に温度ヒュ
ーズ49が切れるようになっており、温度ヒューズ49
は例えば390℃で切れるようになっている。また、希
釈室36内の希釈用ファン35の前又は後には外気温度
検知素子38が設けてあり、外気入口50から吸入され
た外気の温度を検出するようになっており、外気温度が
低温時に補助ヒータ30を制御したり(外気温度が低い
時には補助ヒータ30をオンにしたり、あるいは補助ヒ
ータ30の加熱温度を上げる)、ファン34の風量を制
御したり(外気温度が低い時には送風量を落とす)する
ものであり、また、外気温度検知素子38による温度検
知に当たって異常温度上昇があると、脱臭運転におい
て、希釈用ファン35が何等かの理由で停止したり、あ
るいは吹き出し口42等が閉塞されている等とみなし
て、脱臭運転を停止するように制御するものである。
【0022】脱臭装置2を備えた排気通路40はすでに
述べたようにケース22と生ごみ処理槽1との間に配置
してあるが、この排気通路40の少なくとも脱臭装置2
の部分は前述の吸気径路28の途中の部分の中に位置す
るように配置してある。つまり、脱臭装置2の外周部分
が吸気径路28の一部で覆われて脱臭装置2からの放熱
を脱臭装置2の外周部分を覆う吸気径路28の一部(こ
の部分が吸気径路28の排熱回収部29となっている)
で回収し、外気取り入れ口43から供給されて吸気径路
28を流れる外気を上記脱臭装置2からの放熱により加
温して吸気口6から生ごみ処理槽1内に供給する外気が
温められた状態で供給されるようになっている。ここ
で、吸気径路28は生ごみ処理装槽1の側壁5とケース
22との間の隙間の全体を吸気径路28としてもよく、
あるいは生ごみ処理装槽1の側壁5とケース22との間
の隙間を仕切りにより仕切って外気取り入れ口43から
吸気口6に至る吸気径路28を形成してもよく、あるい
は、外気取り入れ口43と吸気口6とを別体のダクトに
より接続してこれを吸気径路28としてもよく、いずれ
の場合においても、少なくとも脱臭装置2部分の外周部
は吸気径路28に設けた排熱回収部29で覆って、脱臭
装置2からの放熱を回収して外気を加温するようになっ
ている。なお、脱臭装置2の脱臭ケース47の外周部に
は断熱材52が取付けて放熱ロスを低減するようになっ
ているが、断熱材52を設けても依然として放熱があり
(例えば20%程度の放熱がある)、この放熱を排熱回
収部29において有効に回収するのである。
【0023】上記のような構成の生ごみ処理装置13に
おいて、生ごみ処理槽1内に生ごみが投入されると、攪
拌手段16が回転して生ごみを生ごみ処理材と攪拌混合
させる。すると、生ごみ処理材に棲息する微生物の働き
により生ごみが分解処理されるものである。そして、フ
ァン34を運転して生ごみ処理槽1内において生ごみ処
理により発生する湿気やガス等の排気は排気通路40を
経て外部に排気され、同時にファン34を運転して排気
することで、同時に吸気径路28を経て外気が吸気口6
から生ごみ処理槽1内に供給され、これにより新鮮な酸
素が生ごみ処理材に供給されることになって、微生物の
働きを活性化するものである。この際、面ヒータ51を
加熱することで、生ごみ処理槽1内の生ごみ処理材10
の温度を最適の生ごみ処理温度となるように制御するも
のである。
【0024】一方、ファン34の運転は脱臭運転の場合
と、脱臭切り運転の場合との両方がある。脱臭装置2に
よる脱臭運転をする際には上記したファン34、ヒータ
32、希釈用ファン35、補助ヒータ30をオンにする
ことで脱臭運転をするものであり、排気口7から臭気を
含んだ排気が排気通路40に送られる。これにより吸気
口6から外気が生ごみ処理槽1内に吸気される。そして
排気通路40に送られた臭気を含んだ排気は、その一部
(実施形態においては排気通路40に送られた排気の半
分)が返送用分岐通路を経て再び生ごみ処理槽1内に返
送された生ごみ処理槽1内の上部空間の気体を攪拌する
ものであり、これにより吸気口6から生ごみ処理槽1内
の上部空間に流れ込んだ外気が排気口7にショートパス
することなく、温度の比較的高い排気の一部が返送され
て、これを攪拌混合されて、生ごみ処理槽1内に充填さ
れた生ごみ処理材10に空気が供給されることになる。
一方、排気通路40に送られた臭気を含んだ排気中、返
送用分岐通路側に流れた一部を除く他の排気(実施形態
においては排気通路40に送られた排気の半分)は脱臭
装置2内に流入して分流手段39により分流されて略U
字状をしたヒータ32の全体にほぼ均等に当たって、排
気が全体として均等に加熱される。そして、加熱された
排気はハニカム体31aを通り、ハニカム体31aの表
面に蒸着した白金よりなる触媒31に接触する。ここ
で、白金よりなる触媒31が加熱され、排気中の臭気が
脱臭される。そして、触媒脱臭された高温の排気は希釈
室36に流れ、希釈されて低温になって吹き出し口42
から低温にして外部に排気されるものである。
【0025】ここで、ヒータ32は触媒温度が150℃
と250℃との2つのモードに選択できるように制御さ
れるものであり、通常は触媒温度が150℃となるよう
に制御される通常脱臭モードで運転され、必要に応じて
触媒温度が250℃となるように制御される強脱臭モー
ドで運転される。白金触媒の場合、150℃の通常脱臭
モードによる運転においては、排気中に含まれる硫黄系
の約9割が脱臭され、アンモニアの約3割が脱臭され
る。また、250℃の強脱臭モードによる運転において
は、硫黄系の約9割が脱臭され、アンモニアの約9割が
脱臭される。この強脱臭モードで運転する場合、一定時
間(例えば48時間)経過すると自動的に脱臭運転がオ
フとなるように制御されるものである。
【0026】なお、1日の生ごみの量を1kgとした場
合、1kgの生ごみにおいては800g〜900gが水
分であり、この水分を1日で排出する必要がある。その
ため、従来にあっては、100リットル/分〜200リ
ットル/分で排気する必要があるが、本実施形態におい
ては、脱臭運転の時には、通常風量が20リットル/分
でファン34を運転させることで1日分の水分の排出量
である800g〜900gを排出するようにしている。
このため、本発明においては、生ごみ処理運転中に面ヒ
ータ51により生ごみ処理槽1内における生ごみ処理材
10を加温して攪拌手段16により攪拌することで、生
ごみを分解処理することで、水蒸気を発生させ、更に、
生ごみ処理槽1の生ごみ処理材10を入れた部分よりも
上方位置に配置した補助ヒータ30で生ごみ処理槽1の
上部を加熱することで上記発生した水蒸気が生ごみ処理
槽1の上部の側壁5部分で結露することがなく、また、
生ごみ処理槽1内の上部空間の気体を加熱し、このよう
にして生ごみ処理槽1内部の気体を加熱することで生ご
み処理槽1内部の相対湿度を下げるものであり、このよ
うに相対湿度を下げることて従来に比べてファン34に
よる排気風量を低下させた(実施形態では20リットル
/分)としても低下させた排気風量中に含まれる水蒸気
の量を増やすようにしている。ところで、すでに述べた
ように、脱臭運転においては脱臭装置2のヒータ32が
加熱されているので、この脱臭装置2からの放熱を吸気
径路28の排熱回収部29で回収して加温された外気が
吸気口6から生ごみ処理槽1内に供給されるので、予備
加熱された状態で外気が供給されることになって、生ご
み処理槽1内の上部の気体の温度が低下しにくいように
してあり、この点でも、生ごみ処理槽1内部の相対湿度
を下げることができるようにしてある。
【0027】上記のように脱臭運転時にはファン34は
20リットル/分で運転するが、このファン34は制御
設計の都合を考慮して20リットル/分〜100リット
ル/分の範囲でデューティ制御されるようになってい
る。また、触媒脱臭された高温の排気は例えば20リッ
トル/分、250℃で希釈室36に流れた場合、希釈用
ファン35により外気入口50から吸い込まれる外気が
30℃、200リットル/分の時、希釈室36内で希釈
用ファン35により希釈されて50℃、220リットル
/分で吹き出し口42から外部に吹き出される。
【0028】一方、脱臭切り運転の場合、ファン34の
風量を100リットル/分となるように制御するもので
あり、脱臭装置2のヒータ32への通電をオフとするも
のであり、同時に補助ヒータ30への通電もオフとす
る。なお、脱臭切り運転の場合希釈用ファン35は運転
しても、運転しなくてもいずれでもよい。脱臭切り運転
の時に希釈用ファン35を運転することで、臭気や湿気
を含んだ排気が希釈室36で希釈されて外部に排気され
ることになって、臭気を薄めることになる。
【0029】なお、この脱臭切り運転の時、脱臭装置2
内において排気温度が低い場合、排気中に含まれている
湿気が結露してハニカム体31a内などを結露水で詰ま
らせて送風量が変化するおそれがあるので、このような
場合、脱臭切り運転の場合でも外気温度が一定以下の温
度の場合や生ごみ処理槽1内の生ごみ処理材10の温度
が一定温度以下の場合にはヒータ32に通電してヒータ
32をデューティ制御し、結露が発生しないように制御
するものである。
【0030】次に、殺菌運転モードになると、脱臭切り
運転(すなわち通常排気運転)時に比べて排気風量を下
げるようにファン34を制御し、また、生ごみ処理槽1
内を60℃〜70℃に加熱するように面ヒータ51、補
助ヒータ30を制御部21により制御するものである。
ここで、面ヒータ51により生ごみ処理槽1内に充填し
た生ごみ処理材10を加熱し、また、補助ヒータ30に
より生ごみ処理槽1の上部の生ごみ処理材10を充填し
ていない空間部分の気体を加熱するものである。そし
て、このように、生ごみ処理槽1内に充填した生ごみ処
理材及び生ごみ処理槽1の上部空間内の気体を60℃〜
70℃に加熱することで、生ごみ処理槽1内に大腸菌、
サルモネラ菌、腸炎ビブリオ等の食中毒菌がいてもこれ
らの食中毒菌を殺菌するものである。つまり、代表的食
中毒菌である大腸菌、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ等は
いずれも熱に弱くて60℃〜70℃で死滅するのであ
る。この時、生ごみ処理材10に棲息して生ごみを分解
処理するための細菌は60℃〜70℃では殺菌されない
で生存し続けるので、殺菌運転モード終了後においても
生ごみ処理に当たっての支障とならないものである。
【0031】上記殺菌運転モードにおいて、脱臭切り運
転(すなわち通常排気運転)時に比べて排気風量を下げ
るようにファン34を制御することで、生ごみ処理槽1
内を面ヒータ51、補助ヒータ30により効果的に60
℃〜70℃に加熱することができることになる。また、
殺菌運転モードにおいて、生ごみ処理槽1内を面ヒータ
51、補助ヒータ30により60℃〜70℃に加熱して
大腸菌、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ等の食中毒菌を殺
菌するに当たって、外気温度検出素子38により外気温
度を検出し、この外気温度に対応して制御部21により
殺菌運転モード時におけるファン34の風量及び面ヒー
タ51、補助ヒータ30の出力を制御して、殺菌運転モ
ード時に生ごみ処理槽1内を60℃〜70℃に保持する
ようにしている。このことにより、外気温度に関係なく
確実に大腸菌、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ等の食中毒
菌のみを殺菌して生ごみを分解処理するための細菌を殺
菌しないようにできるものである。
【0032】図8には本発明の制御ブロック図を示して
あり、操作部60を操作することにより、攪拌手段1
6、面ヒータ51、補助ヒータ30、ファン34、ヒー
タ32、希釈用ファン35をそれぞれ制御して、脱臭切
り運転モードと脱臭運転モードとの切り換え、脱臭運転
モードにおける強脱臭運転モードと弱脱臭運転モードと
の切り換え、殺菌運転モードの切り換えが選択できるよ
うになっている。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、生ごみ処理槽内に入れた生ごみ処理
材により生ごみを分解処理する生ごみ処理装置におい
て、生ごみ処理槽内の排気をするためのファンの風量を
通常排気時に比べて下げ且つ生ごみ処理槽内を60℃〜
70℃に加熱するための殺菌モードを設け、外気温度を
検出するための外気温度検出素子を設け、この外気温度
検出素子で検出した検出温度に対応して殺菌運転モード
時における、ファンの風量及び加熱手段を制御するの
で、殺菌運転モードにすることで、生ごみ処理槽内を
0℃〜70℃に加熱して、生ごみ処理槽内の大腸菌、サ
ルモネラ菌、腸炎ビブリオ等の食中毒菌殺菌ができ
て、生ごみ処置槽内において食中毒菌が繁殖することが
なくて衛生的であり、しかも、生ごみ処理槽内を60℃
〜70℃に加熱するに当たって、ファンの風量を通常排
気時に比べて下げるので、生ごみ処理槽内を60℃〜7
0℃を加熱するに当たって、排気によって生ごみ処理槽
内の熱が逃げるのをできるだけ防止しながら効果的に生
ごみ処理槽内加熱して殺菌できるものであり、更に、
外気温度を検出するための外気温度検出素子を設け、こ
の外気温度検出素子で検出した検出温度に対応して殺菌
運転モード時における、ファンの風量及び加熱手段を制
御するので、外気温度に対応して効率的に殺菌運転モー
ドの制御ができて、外気温度の変化にかかわらず、食中
毒菌のみを確実に殺菌して生ごみを分解処理するための
細菌を殺菌しないようにできるものである。
【0034】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、生ごみ処理槽の
側壁の外面下部に生ごみ処理槽内に充填している生ごみ
処理材を加熱するための面ヒータを設けると共に、生ご
み処理槽の側壁の外面上部に生ごみ処理槽内の上部の生
ごみ処理材がない部分の空間を加熱するための補助ヒー
タを設け、殺菌モードにおいて面ヒータ及び補助ヒータ
により加熱するので、生ごみ処理槽内の生ごみ処理材が
充填されている部分及び生ごみ処理材が充填されていな
い空間部分を目的とする殺菌温度に加熱できるものであ
る。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の一部省略概略斜視図であ
る。
【図2】同上の正面断面図である。
【図3】同上の側面断面図である。
【図4】同上の脱臭装置の概略構成図である。
【図5】同上の下面図である。
【図6】同上の吸入口部分の拡大断面図である。
【図7】同上の吹き出し口部分を示す背面図である。
【図8】同上の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 生ごみ処理槽 5 側壁 10 生ごみ処理材 13 生ごみ処理装置 30 補助ヒータ 34 ファン 38 外気温度検出素子 51 面ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 六嶋 一雅 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 池内 淳一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 藤本 英男 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 兵藤 隆司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 川西 弘泰 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 藤井 智明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 金綱 良壽 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−84978(JP,A) 特開 平7−139878(JP,A) 特開 平6−320132(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみ処理槽内に入れた生ごみ処理材に
    より生ごみを分解処理する生ごみ処理装置において、生
    ごみ処理槽内の排気をするためのファンの風量を通常排
    気時に比べて下げ且つ生ごみ処理槽内を60℃〜70℃
    に加熱するための殺菌モードを設け、外気温度を検出す
    るための外気温度検出素子を設け、この外気温度検出素
    子で検出した検出温度に対応して殺菌運転モード時にお
    ける、ファンの風量及び加熱手段を制御することを特徴
    とする生ごみ処理装置。
  2. 【請求項2】 生ごみ処理槽の側壁の外面下部に生ごみ
    処理槽内に充填している生ごみ処理材を加熱するための
    面ヒータを設けると共に、生ごみ処理槽の側壁の外面上
    部に生ごみ処理槽内の上部の生ごみ処理材がない部分の
    空間を加熱するための補助ヒータを設け、殺菌モードに
    おいて面ヒータ及び補助ヒータにより加熱することを特
    徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
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