JP3841025B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主に家庭の台所で発生する生ごみを減量及び減容させる生ごみ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の生ごみを減量したり、減容したりする生ごみ処理装置では、図7に示すように、微生物の生息場所となるおがくず等の微生物担体1を入れた微生物分解槽2と、投入された生ごみ3と微生物担体1とを混合、撹拌するための回転撹拌棒4及びその駆動装置5を有し、投入された生ごみ3を微生物により最終的には二酸化炭素と水に分解し、生ごみ3を減量するもので、微生物分解槽2内の温度を適正に保つための加熱手段6、酸素(空気)を供給するための送風装置7、それらの制御を行う制御手段(図示せず)を備え、微生物の働きにより生ごみを分解し減量する生ごみ処理装置が一般的に知られている。
【0003】
上記のような生ごみ処理装置では微生物が生ごみ3を分解する方式のため、この微生物を生息させ、活性化させるための環境を作る必要がある。1つには、微生物が多く生息でき増殖するための場所が必要であり、微生物担体1には、おがくずのような木片チップ、多孔質のプラスチック片等が用いられている。2つには、微生物による分解に必要な条件である酸素(空気)が、微生物担体1に回転撹拌棒4の攪拌作用により供給される。また、3つには、適度の湿度が必要であり、乾燥しすぎの状態では、微生物は生存できなし、水分の多い状態でも分解の能力が低下する。なお、微生物担体1は微生物分解槽2内の湿度を適度に調整するバッファーの役目も果たしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、微生物を生息させ、活性化させるための環境は病原性微生物の温床でもあり、生ごみに付着していた大腸菌やサルモネラ菌等々の食中毒菌や害虫が微生物分解槽2内で繁殖してしまう可能性がある。したがって、大腸菌やサルモネラ菌等々の食中毒菌の不活性化や害虫の駆除ために、制御手段が加熱手段6により微生物担体1を約60℃に数時間以上保持している。しかし、微生物担体1の高温保持による食中毒菌の不活性化や害虫の駆除の副作用として、微生物数の減少と微生物の活性低下は避けられない。この結果、生ごみの分解性能が悪化するという課題を有していた。そして、微生物は生ごみ3を十分に分解できず、強烈な悪臭が発生した。また、微生物分解槽2内の全微生物担体1の温度を高めるが、全微生物担体1の熱容量が大きく、また、微生物分解槽2が大きいので、放熱損失が大きい。これらの結果を補うために、加熱手段6の加熱量が大きくなり、電気代がかかるという課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除を図ると共に、生ごみの分解性能の確保と省エネルギを図り衛生的な生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、微生物担体を収納する微生物分解槽と前記微生物担体と生ごみとを混合、攪拌する回転撹拌棒とから構成し生ごみを微生物分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部の上部に開口し前記微生物担体と未分解物で混合形成した排出物を前記回転攪拌棒の攪拌作用により排出する排出口と、前記排出口を介して前記微生物分解処理部に連通する排出路と、前記排出路の出口側に設けた排出槽と、前記排出槽内でかつ微生物分解処理槽の外壁に設けた不活性化手段とを備え、前記不活性化手段が前記排出槽内の前記排出物を所定時間加熱処理する生ごみ処理装置にしたものである。
【0007】
上記発明によれば、生ごみが分解処理された後、残さ(未分解分)や微生物担体が混合し排出物として排出口から排出路へ流入し、排出槽にたまる。その後、不活性化手段が所定時間動作し、排出物に対して食中毒菌の不活性化や害虫の駆除を実施する。特に、不活性化手段が排出物に対して直接接触し動作するので、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除に対する効果が大きい。また、不活性化手段と排出槽が分離しているので、容易に排出槽を取外すことができる。そして、微生物分解処理部内の微生物担体が高温に保持されないので、微生物数の維持と微生物の活性の維持ができ、微生物分解処理部での生ごみの分解性能が継続できる。また、微生物担体に比べて、小量の排出物に対して不活性化手段を動作させるので、省エネルギと十分な不活性化が図れる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、微生物担体を収納する微生物分解槽と前記微生物担体と生ごみとを混合、攪拌する回転撹拌棒とから構成し生ごみを微生物分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部の上部に開口し前記微生物担体と未分解物で混合形成した排出物を前記回転攪拌棒の攪拌作用により排出する排出口と、前記排出口を介して前記微生物分解処理部に連通する排出路と、前記排出路の出口側に設けた排出槽と、前記排出槽内でかつ微生物分解処理槽の外壁に設けた不活性化手段とを備え、前記不活性化手段が前記排出槽内の前記排出物を所定時間加熱処理する生ごみ処理装置としたものである。
【0009】
生ごみが微生物分解処理部に投入され、分解処理された後、残さ(未分解分)や微生物担体が混合し排出物として排出口から排出路へ流入し、排出槽にたまる。その後、不活性化手段が排出物に対して所定時間動作し、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除を実施する。特に、不活性化手段が排出物に対して直接接触し動作するので、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除に対する効果が大きい。また、不活性化手段と排出槽が分離しているので、容易に排出槽を取外すことができる。そして、微生物分解処理部内の微生物担体が高温に保持されないので、微生物数の維持と微生物の活性維持ができ、微生物分解処理部での生ごみの分解性能が継続できる。また、微生物分解処理部の全微生物担体に比べて、少量の排出物に対して不活性化手段を動作させる、すなわち熱容量が小さく、かつ放熱量も小さいので、省エネルギと十分な不活性化が図れる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の排出路または排出槽に排出物の量を検知する量検知手段を設け、前記量検知手段が排出物を検知した場合に不活性化手段を動作させるものである。
【0011】
生ごみが分解処理された後、残さ(未分解分)や微生物担体が混合し排出物として排出口から排出路へ流入し、排出槽にたまる。その後、排出槽の排出物が増加し、量検知手段が排出物を検知すると不活性化手段が排出物に対して所定時間動作し、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除を実施する。すなわち、自動的に食中毒菌の不活性化や害虫の駆除ができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、特に、請求項1に記載の不活性化手段は所定間隔毎に動作するものである。
【0013】
生ごみが分解処理された後、残さ(未分解分)や微生物担体が混合し排出物として排出口から排出路へ流入し、排出槽にたまる。その後、所定間隔で不活性化手段が排出物に対して所定時間動作し、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除を実施する。すなわち、自動的に食中毒菌の不活性化や害虫の駆除ができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項1に記載の不活性化手段を外部入力により動作させるものである。
【0015】
生ごみが分解処理された後、残さ(未分解分)や微生物担体が混合し排出物として排出口から排出路へ流入し、排出槽にたまる。その後、外部入力(例えば使用者が不活性化スイッチを押す等)に応じて不活性化手段が排出物に対して所定時間動作し、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除を実施する。すなわち、任意に食中毒菌の不活性化や害虫の駆除ができる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、特に、請求項1に記載の排出槽が設置されていない場合、不活性化手段が動作しないものである。
【0017】
排出槽が設置されていない場合、不活性化手段が動作しないので、生ごみ処理装置の熱劣化や不活性化手段のエネルギ浪費が防止できる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、特に、請求項1に記載の不活性化手段を動作時、不活性化処理していることを表示するものである。
【0019】
不活性化手段を動作時、不活性化処理していることを表示するので、使用者が不活性化処理されていない排出物を生ごみ処理装置の外へ取り出すことを防止できる。また、使用者が不活性化手段による火傷等の害を受けることを防止できる。
【0020】
請求項7に記載の発明は、特に、請求項1に記載の不活性化手段を動作後、不活性化処理が完了したことを表示するものである。
【0021】
不活性化手段を動作後、不活性化処理が完了したことを表示するので、使用者が排出物を安心して生ごみ処理装置の外へ取り出すことができる。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0023】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における生ごみ処理装置の側面断面図を示すものである。図2は、本発明の実施例1における生ごみ処理装置の正面断面図を示すものである。
【0024】
図1と図2において、21は微生物により分解させる微生物分解処理部であり、微生物分解槽22と4本の回転撹拌棒23とから構成されている。24は微生物の生息場所となるおがくず等の微生物担体である。25は回転撹拌棒23を駆動する駆動装置である。そして、回転撹拌棒23は投入された生ごみ26と微生物担体24とを混合、撹拌し、微生物担体24に酸素(空気)を供給する。27は微生物分解槽22内の温度を適正に保つための電気ヒータからなる加熱手段であり、微生物分解槽22の底面に貼り付けている。28、29は給気筒と排気筒で、排気筒29には空気や水蒸気を排出するためのファンからなる換気装置30を設けている。31は、生ごみ26を投入時に開閉する蓋である。32は微生物分解処理部21の上部に開口した四角形状の排出口である。33は垂直に形成した排出路であり、排出口32を介して微生物分解処理部21に連通している。34は箱状の排出槽であり、排出路33の出口側に設けられている。35は所定時間動作する不活性化手段であり、排出槽34の底面に貼りつけた電気ヒータから形成されている。
【0025】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0026】
まず、蓋31を開けて、生ごみ26を微生物分解槽22に投入後、再び蓋31を閉める。加熱手段27は微生物分解槽22の微生物担体24が所定の温度(例えば30℃程度)に維持するようにON/OFF制御される。また、駆動装置25により駆動する回転撹拌棒23は微生物担体24と生ごみ26を間欠的に混合、撹拌し、微生物担体24に酸素(空気)を供給する。更に、回転撹拌棒23の撹拌動作は微生物担体24の水蒸気を微生物分解処理部21の上部空間に放出させる。同時に、駆動した換気装置30が、排気筒29から微生物分解処理部21内のこの水蒸気や空気等を排出するので、微生物担体24の水分調整(水分を減らす)ができる。また、換気装置30が給気筒28から微生物分解処理部21へ外気を導入する。次に、微生物担体24に生息する微生物は生ごみ26を最終的には二酸化炭素と水に分解し、生ごみ26を減量する。
【0027】
ただし、生ごみ26の一部分が分解されず、残さ(セルロース等の粗大有機物や微生物群とその遺骸)として微生物分解槽22にたまる。他方、微生物担体24と残さが回転撹拌棒23の撹拌動作により混合して、排出物36を形成し、増加し続ける。そして、遂に、排出物36が排出口32から排出路33へ溢れ出し、排出路33を通り排出槽34にたまる。その後、不活性化手段35の電気ヒータが所定時間(例えば2〜数時間)加熱し、排出物36を60℃以上に保持して、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除を実施する。すなわち、従来例のように微生物分解処理部21内の微生物担体24を高温に保持しないので、微生物数の維持と微生物の活性の維持が可能となり、微生物分解処理部21での生ごみ26の分解性能が継続できる。また、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除において、微生物分解処理部21の全微生物担体24に比べて、排出物36は少量であり、熱容量が小さい。さらに、微生物分解処理部21に比べて排出槽34の大きさが小さいので、放熱量も小さい。これらの結果、省エネルギと十分な不活性化が図れる。
【0028】
なお、不活性化手段35は紫外線ランプ、薬品処理、オゾン処理等々でも同様の効果が得られる。
【0029】
以上のように、本実施例においては、排出口32を介して微生物分解処理部21に連通して設けた排出路33と、排出路33の出口側に設けた排出槽34と、排出槽34に設け所定時間動作する不活性化手段35を備えたことにより、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除と生ごみの分解性能継続の両立ができる。また、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除において、量的に少ない排出物36に対して不活性化手段35を動作させるので、省エネルギと十分な不活性化が図れる。
【0030】
(実施例2)
図1は、本発明の実施例2における生ごみ処理装置の正面断面図を示すものである。図2は、本発明の実施例2における生ごみ処理装置の正面断面図を示すものである。図3は、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除を示すフローチャートである。
【0031】
実施例1と異なるところは、光を放つ発光部37と光を受ける受光部38から構成した量検知手段39を排出槽34の上端に設け、受光部38が受光しない場合、不活性化手段35を動作させる点である。また、排出槽34の位置検知手段40がマグネットスイッチ41と金具42から構成されている点が、実施例1と異なる。
【0032】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0033】
生ごみ26が分解処理された後、残さ(未分解分)や微生物担体24が混合し排出物36として排出口32から排出路33へ流入し、その後、排出槽34にたまる。次に、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除は次の三条件の何れかを満足すると開始する。
【0034】
第一の条件を説明する。最初、発光部37から放つ光を受光部38が受光するので、量検知手段39は排出物36が排出槽34に大量に溜まっていないと判断する。他方、排出物36が排出口32から排出路33へ溢れ出し、排出路33を通り排出槽34にたまり、増加し続ける。遂に、発光部37から放つ光が、排出槽34で増加し続けた大量の排出物36に遮られ、受光部38が受光できなくなる。この結果、量検知手段39は排出物36が排出槽34に大量に溜まっていると判断する。そして、自動的に食中毒菌の不活性化や害虫の駆除が実施される。
【0035】
なお、量検知手段39はリミットスイッチや重量計等々でもよく、要は排出槽34に排出物36がある程度たまったことが検知できればよい。
【0036】
第二の条件を説明する。初期からの経過時間や前回の不活性化手段35の動作からの経過時間、すなわち所定間隔が、例えば2週間とした場合、2週間経過後自動的に食中毒菌の不活性化や害虫の駆除が実施される。
【0037】
第三の条件を説明する。使用者が不活性化スイッチ(図示せず)を押した場合、発生する外部入力に応じて、直ちに、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除が実施される。
【0038】
そして、先の条件の何れかを満足した場合、先ずは排出槽34の設置を確認する。その際、マグネットスイッチ41と金具42が離れている場合、位置検知手段40は排出槽34が設置されていないと判断し、不活性化手段35の動作を禁止する。この結果、排出槽34が設置されていないのにもかかわらず、不活性化手段35が動作するのを防止できる。すなわち、生ごみ処理装置の熱劣化や不活性化手段35のエネルギの浪費等々が防止できる。
【0039】
他方、マグネットスイッチ41と金具42が近接している場合、マグネットスイッチ41がONし、位置検知手段40は排出槽34が設置されていると判断する。直ちに、不活性化手段35の電気ヒータが所定時間、例えば2〜数時間、排出物36を60℃以上に加熱して、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除を実施する。これらの結果、自動及び任意に食中毒菌の不活性化や害虫の駆除ができる。
【0040】
なお、位置検知手段40はリミットスイッチ等でよく、要は排出槽34の有無が判断できればよい。
【0041】
同時に、不活性化処理中をランプやディスプレー(図示せず)に表示する。この表示により使用者が、不活性化されていない排出物を生ごみ処理装置の外へ取り出すことを防止できる。また、使用者が不活性化手段35に触れ、火傷することを防止できる。なお、不活性化手段35が動作中、排出槽34を固定することが最も効果的である。
【0042】
その後、不活性化手段35を動作し、所定時間(例えば2〜数時間)経過後、不活性化手段35の電気ヒータをOFFする。同時に、不活性化処理中の表示をランプやディスプレー(図示せず)から消去し、不活性化処理完了をランプやディスプレーに表示する。この表示により使用者が、排出物36を安心して生ごみ処理装置の外へ取り出すことができる。なお、不活性化手段35の加熱手段が冷める時間、表示を変更するタイミングを遅らせると、安全性がさらに増す。
【0043】
さらに、排出槽34から排出物36を取り出した際、マグネットスイッチ41と金具42が離れるので、位置検知手段40は排出槽34が取り出されたと判断し、不活性化処理完了をランプやディスプレー(図示せず)から消去する。
【0044】
以上のように、本実施例においては、排出路33や排出槽34に設け排出物量を検知する量検知手段39が排出物36を検知した場合に不活性化手段35を動作させる、または所定間隔毎に不活性化手段35を動作させるので、自動的に食中毒菌の不活性化や害虫の駆除ができる。
【0045】
また、外部入力により不活性化手段35を動作させるので、任意に食中毒菌の不活性化や害虫の駆除ができる。
【0046】
また、排出槽34が設置されていない場合、不活性化手段35が動作しないので、生ごみ処理装置の熱劣化や不活性化手段35のエネルギの浪費が防止できる。
【0047】
また、不活性化手段35を動作時、不活性化処理していることを表示するので、使用者が、不活性化されていない排出物36を生ごみ処理装置の外へ取り出すことを防止できる。
【0048】
また、不活性化手段35を動作後、不活性化処理が完了したことを表示するので、使用者が排出物36を安心して生ごみ処理装置の外へ取り出すことができる。
【0049】
(実施例3)
図4は、本発明の実施例3における生ごみ処理装置の要部断面図を示すものである。
【0050】
実施例1の構成と異なるところは、電気ヒータからなる不活性化手段43を排出路44の出口側で、かつ排出槽45内の微生物分解処理槽46の外壁に設けた点である。なお、不活性化手段43は金具42の上端よりも上方に位置させる。
【0051】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0052】
生ごみ26が分解処理された後、残さ(未分解分)や微生物担体24が混合し排出物36として排出口32から排出路33へ流入し、排出槽34にたまる。その後、不活性化手段43が排出槽34に対して所定時間動作し、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除を実施する。特に、不活性化手段43が排出物36に埋まる、すなわち、直接接触する。この結果、排出物36が短時間で高温になるので、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除に対する効果が大きくなる。また、不活性化手段43と排出槽34が分離しているので、容易に排出槽34を取外すことができる。
【0053】
なお、不活性化手段43は排出槽45の内部でステッピングモータ等により駆動し、不活性化手段43が排出物36を押えつける構成の場合、さらに排出物36への熱伝導が良くなり、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除に対する効果が非常に大きくなる。
【0054】
以上のように、本実施例においては、不活性化手段43を排出路44の出口側で、かつ排出槽45内の微生物分解処理槽46に設けたので、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除に対する効果が大きくなる。
【0055】
参考例1
図5は、本発明の参考例1における生ごみ処理装置の要部断面図を示すものである。
【0056】
実施例1の構成と異なるところは、シーズヒータの加熱手段47からなる不活性化手段48を、熱伝導のよい金属材料等で形成した排出槽49の下方に設けた点である。
【0057】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0058】
そして、生ごみ26が分解処理された後、残さ(未分解分)や微生物担体24が混合し排出物36として排出口32から排出路44へ流入し、排出槽49にたまる。その後、不活性化手段48が所定時間動作し、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除を実施する。特に、加熱手段47が排出槽49を下方から加熱するので、排出槽49を介して排出物36全体が高温になり、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除の効果が大きくなる。また、不活性化手段48と排出槽49が分離しているので、容易に排出槽49を取外すことができる。
【0059】
以上のように、本参考例においては、加熱手段47からなる不活性化手段48を、排出槽49の下方に設けたので、排出物36全体が高温になり、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除の効果が大きくなる。
【0060】
参考例2
図6は、本発明の参考例2における生ごみ処理装置の正面断面図を示すものである。
【0061】
実施例1の構成と異なるところは、排出路50を垂直に形成し、排出路50の途中になだらかな傾斜部51を形成し、傾斜部51の内部上面に電気ヒータを貼り付けた不活性化手段52を設け、かつ微生物分解処理部53に設けられ、回転撹拌棒54からなる排出物55の排出手段56の動作と共に不活性化手段52を所定時間動作(例えば10分間)させる点である。
【0062】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0063】
生ごみ26が分解処理された後、残さ(未分解分)や微生物担体24が回転撹拌棒54の撹拌作用により混合し排出物55になる。その際、回転撹拌棒54に上方へ運ばれた排出物55は排出口32から排出路50へ流入し、傾斜部51、すなわち不活性化手段52の上に一時滞留する。次に、不活性化手段52が所定時間動作し、傾斜部51に一時滞留する排出物55に対して食中毒菌の不活性化や害虫の駆除を実施する。すなわち、自動的に食中毒菌の不活性化や害虫の駆除ができる。その後、新たな排出物55によって不活性化した排出物55が押し出されて排出槽34にたまる。したがって、排出槽34にたまった排出物55は常に不活性化処理されたものである。この結果、使用者が排出槽34にたまった排出物55を何時取出しても衛生的である。
【0064】
また、不活性化手段52と排出槽34が分離しているので、容易に排出槽34を取外すことができる。
【0065】
以上のように、本参考例においては、排出路50に形成した傾斜部51と、傾斜部51に不活性化手段52を設け、微生物分解処理部53に設けた排出物55の排出手段56の動作と共に不活性化手段52を所定時間動作させるので、自動的に食中毒菌の不活性化や害虫の駆除ができ、かつ排出槽34にたまった排出物55は常に不活性化処理されたものである。
【0066】
【発明の効果】
以上のように、請求項1からに記載の発明によれば、食中毒菌の不活性化や害虫の駆除を図ると共に、生ごみの分解性能の確保と省エネルギを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1、2における生ごみ処理装置の側面断面図
【図2】 同、生ごみ処理装置の正面断面図
【図3】 同、生ごみ処理装置の殺菌等の動作を示すフローチャート
【図4】 本発明の実施例3における生ごみ処理装置の要部断面図
【図5】 本発明の参考例1における生ごみ処理装置の要部断面図
【図6】 本発明の参考例2における生ごみ処理装置の正面断面図
【図7】 従来の生ごみ処理装置の構成図
【符号の説明】
21 微生物処理部
32 排出口
33、44 排出路
34、45 排出槽
35、43、48、52 不活性化手段
39 量検知手段
40 位置検知手段
47 加熱手段
51 傾斜排出路
56 排出手段

Claims (7)

  1. 微生物担体を収納する微生物分解槽と前記微生物担体と生ごみとを混合、攪拌する回転撹拌棒とから構成し生ごみを微生物分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部の上部に開口し前記微生物担体と未分解物で混合形成した排出物を前記回転攪拌棒の攪拌作用により排出する排出口と、前記排出口を介して前記微生物分解処理部に連通する排出路と、前記排出路の出口側に設けた排出槽と、前記排出槽内でかつ微生物分解処理槽の外壁に設けた不活性化手段とを備え、前記不活性化手段が前記排出槽内の前記排出物を所定時間加熱処理する生ごみ処理装置。
  2. 排出路または排出槽に排出物の量を検知する量検知手段を設け、前記量検知手段が排出物を検知した場合に不活性化手段を動作させる請求項1記載の生ごみ処理装置。
  3. 所定間隔毎に不活性化手段を動作させる請求項1記載の生ごみ処理装置。
  4. 外部入力により不活性化手段を動作させる請求項1記載の生ごみ処理装置。
  5. 排出槽が設置されていない場合、不活性化手段が動作しない請求項1記載の生ごみ処理装置。
  6. 不活性化手段を動作時、不活性化処理していることを表示する請求項1記載の生ごみ処理装置。
  7. 不活性化手段を動作後、不活性化処理が完了したことを表示する請求項1記載の生ごみ処理装置。
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