JPH1043722A - 有機物処理装置 - Google Patents
有機物処理装置Info
- Publication number
- JPH1043722A JPH1043722A JP8200827A JP20082796A JPH1043722A JP H1043722 A JPH1043722 A JP H1043722A JP 8200827 A JP8200827 A JP 8200827A JP 20082796 A JP20082796 A JP 20082796A JP H1043722 A JPH1043722 A JP H1043722A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- processing tank
- deodorant
- treating vessel
- mode
- Prior art date
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- Pending
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 有機物の微生物による分解過程で発生する異
臭を発するガスを検出しその消臭又は発生の防止を行
う。 【解決手段】 処理槽1からの排気風路9に臭いセンサ
SE3 を設けると共に、処理槽1の上部に消臭剤及び/
又は分解促進剤の供給器16を設置し、前記臭いセンサ
SE3 の臭い検出結果に基づいて前記供給器16から消
臭剤及び/又は分解促進剤を処理槽1内に投入する。
臭を発するガスを検出しその消臭又は発生の防止を行
う。 【解決手段】 処理槽1からの排気風路9に臭いセンサ
SE3 を設けると共に、処理槽1の上部に消臭剤及び/
又は分解促進剤の供給器16を設置し、前記臭いセンサ
SE3 の臭い検出結果に基づいて前記供給器16から消
臭剤及び/又は分解促進剤を処理槽1内に投入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨芥等の有機物を
微生物の活動により分解処理する有機物処理装置に関す
る。
微生物の活動により分解処理する有機物処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般家庭、飲食店の厨房内に発生する厨
芥(生ごみ)等の有機物を処理するための一方法とし
て、微生物による分解を利用する方法がある。この方法
による有機物処理装置は、微生物の担体(おが屑、木質
細片、活性炭等)を収納する処理槽の上部に投入口を開
設し、また内部に攪拌手段を配して構成され、投入口を
経て処理槽内に投入される有機物を攪拌手段の動作によ
り前記担体と混ぜ合わせ、該担体中に生息する微生物の
活動により分解処理する構成となっている。
芥(生ごみ)等の有機物を処理するための一方法とし
て、微生物による分解を利用する方法がある。この方法
による有機物処理装置は、微生物の担体(おが屑、木質
細片、活性炭等)を収納する処理槽の上部に投入口を開
設し、また内部に攪拌手段を配して構成され、投入口を
経て処理槽内に投入される有機物を攪拌手段の動作によ
り前記担体と混ぜ合わせ、該担体中に生息する微生物の
活動により分解処理する構成となっている。
【0003】処理槽内での有機物の分解は、自然界にお
いて日常的に行われている有機物の分解と全く同様に行
われ、処理槽に投入された有機物は、堆肥化した少量の
残留物を残し、炭酸ガスを主成分とするガスと水とに分
解され、生成ガス及び生成水を処理槽外に排出すること
により、有機物を大幅に減量することができる。
いて日常的に行われている有機物の分解と全く同様に行
われ、処理槽に投入された有機物は、堆肥化した少量の
残留物を残し、炭酸ガスを主成分とするガスと水とに分
解され、生成ガス及び生成水を処理槽外に排出すること
により、有機物を大幅に減量することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、処理槽内で
の有機物の分解過程ではアンモニア、硫化水素、メチル
メルカプタン、トリメチルアミン、ジメチルサルファイ
ド、ジメチルジサルファイド等、好ましくない臭い成分
が発生し、例えば有機物を投入すべく上蓋を開いた際に
は、この種の臭い成分が周辺に拡散し、使用者を悩ませ
るのみのらず、周辺環境の汚染を招くこととなる。この
ため従来にあっては、手動にて必要に応じ、または投入
装置によって連続的に消臭剤、又は分解促進剤を処理槽
内へ投入するようにした有機物処理装置が提案されてい
る。
の有機物の分解過程ではアンモニア、硫化水素、メチル
メルカプタン、トリメチルアミン、ジメチルサルファイ
ド、ジメチルジサルファイド等、好ましくない臭い成分
が発生し、例えば有機物を投入すべく上蓋を開いた際に
は、この種の臭い成分が周辺に拡散し、使用者を悩ませ
るのみのらず、周辺環境の汚染を招くこととなる。この
ため従来にあっては、手動にて必要に応じ、または投入
装置によって連続的に消臭剤、又は分解促進剤を処理槽
内へ投入するようにした有機物処理装置が提案されてい
る。
【0005】ところが、処理槽内における臭い成分の発
生条件は外気温度、外気湿度、有機物の投入量等の諸条
件によって異なるため、臭い成分が発生しているか否か
の予測が難しく、例えば手動の場合は適切なタイミング
でこれを行うのが困難であり、また連続的に投入する方
式は臭い成分の発生の有無にかかわらず供給を行う結
果、消臭剤等の使用に無駄が多いという問題があった。
生条件は外気温度、外気湿度、有機物の投入量等の諸条
件によって異なるため、臭い成分が発生しているか否か
の予測が難しく、例えば手動の場合は適切なタイミング
でこれを行うのが困難であり、また連続的に投入する方
式は臭い成分の発生の有無にかかわらず供給を行う結
果、消臭剤等の使用に無駄が多いという問題があった。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、その目的とするところは、臭いセンサを設け、
またこの臭いセンサの検出結果に基づいて消臭剤及び/
又は分解促進剤等の供給器を連動させることで、消臭剤
等を適正なタイミングで供給し得るようにした有機物処
理装置を提供するにある。
あって、その目的とするところは、臭いセンサを設け、
またこの臭いセンサの検出結果に基づいて消臭剤及び/
又は分解促進剤等の供給器を連動させることで、消臭剤
等を適正なタイミングで供給し得るようにした有機物処
理装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る有機物
処理装置は、担体を収納する処理槽の内部に有機物を投
入し、加熱手段の加熱動作により処理槽内を所定温度に
保つと共に、送風手段の送風動作により処理槽内を換気
し、前記担体中に生息する微生物の活動により前記有機
物を分解処理する有機物処理装置において、前記処理槽
の換気用風路中に臭いセンサを設置したことを特徴とす
る。
処理装置は、担体を収納する処理槽の内部に有機物を投
入し、加熱手段の加熱動作により処理槽内を所定温度に
保つと共に、送風手段の送風動作により処理槽内を換気
し、前記担体中に生息する微生物の活動により前記有機
物を分解処理する有機物処理装置において、前記処理槽
の換気用風路中に臭いセンサを設置したことを特徴とす
る。
【0008】第1の発明にあっては、臭いセンサを設け
ることで異臭の発生を確実に検出出来て、必要なタイミ
ングで異臭発生防止のための適切な措置を採ることが可
能となる。
ることで異臭の発生を確実に検出出来て、必要なタイミ
ングで異臭発生防止のための適切な措置を採ることが可
能となる。
【0009】第2の発明に係る有機物処理装置は、前記
処理槽の上方に臨ませて、臭いセンサの検出結果に基づ
き動作する臭剤及び/又は分解促進剤の投入手段を備え
ることを特徴とする。
処理槽の上方に臨ませて、臭いセンサの検出結果に基づ
き動作する臭剤及び/又は分解促進剤の投入手段を備え
ることを特徴とする。
【0010】第2の発明にあっては、消臭剤及び/又は
分解促進剤を投入することで、異臭の発生を防止出来
て、周辺環境の汚染を防止出来る。
分解促進剤を投入することで、異臭の発生を防止出来
て、周辺環境の汚染を防止出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。 (実施の形態1)図1は、本発明に係る有機物処理装置
の正面断面図、図2は、本発明に係る有機物処理装置の
側面断面図、図3は平面図である。
す図面に基づいて詳述する。 (実施の形態1)図1は、本発明に係る有機物処理装置
の正面断面図、図2は、本発明に係る有機物処理装置の
側面断面図、図3は平面図である。
【0012】図において1は、有機物を分解処理する処
理槽である。該処理槽1は、図2に示す如く、下半部を
半円筒形とし、上部前側に有機物投入用の開口を備える
開口容器であり、矩形箱形をなす外箱2の内部に支持さ
れている。前記開口には、図2に示す如く、外箱2の天
板から垂下された投入シュート3が差し込まれ、有機物
の投入口4が形成され、またこの投入口4の後側に隣接
して運転制御部5が配設され、この運転制御部5及び投
入口4の上部は、外箱2の上面に取付けた上蓋6により
開閉自在に覆ってある。
理槽である。該処理槽1は、図2に示す如く、下半部を
半円筒形とし、上部前側に有機物投入用の開口を備える
開口容器であり、矩形箱形をなす外箱2の内部に支持さ
れている。前記開口には、図2に示す如く、外箱2の天
板から垂下された投入シュート3が差し込まれ、有機物
の投入口4が形成され、またこの投入口4の後側に隣接
して運転制御部5が配設され、この運転制御部5及び投
入口4の上部は、外箱2の上面に取付けた上蓋6により
開閉自在に覆ってある。
【0013】処理槽1内の上部には、前記運転制御部5
の下方に位置して送風ファン7を内蔵する循環風路8が
設置され、また処理槽1内の下部には攪拌体10及びお
が屑、木質細片等を用いてなる担体Aが収納されてい
る。処理槽1の底部にはここに設けた担体Aの取り出し
口1aに面してシャッタ11が設けられ、またこのシャ
ッタ11を隔ててその下方に担体Aの回収容器12が設
置されている。以下各部分について具体的に説明する。
の下方に位置して送風ファン7を内蔵する循環風路8が
設置され、また処理槽1内の下部には攪拌体10及びお
が屑、木質細片等を用いてなる担体Aが収納されてい
る。処理槽1の底部にはここに設けた担体Aの取り出し
口1aに面してシャッタ11が設けられ、またこのシャ
ッタ11を隔ててその下方に担体Aの回収容器12が設
置されている。以下各部分について具体的に説明する。
【0014】図4は、運転制御部5における操作盤5a
の拡大平面図であり、操作部である運転切換スイッチS
W1 、防虫運転スイッチSW2 、並びに表示部であるL
ED等で構成された表示ランプL1 ,L2 ,L3 ,
L4 ,L5 が配設されている。
の拡大平面図であり、操作部である運転切換スイッチS
W1 、防虫運転スイッチSW2 、並びに表示部であるL
ED等で構成された表示ランプL1 ,L2 ,L3 ,
L4 ,L5 が配設されている。
【0015】運転切換スイッチSW1 、防虫運転スイッ
チSW2 はいずれも押しボタン式に構成され、運転切換
スイッチSW1 はこれを押す都度、運転モードが強モー
ド、標準モード、弱モードに順次的に切り換えられ、ま
た防虫運転スイッチSW2 はこれを押すと前記運転モー
ドの如何にかかわらず、防虫モードに切り換えられ、ま
た再度押すと防虫モードが終了し、これに切り換わる前
の運転モードに戻るようになっている。
チSW2 はいずれも押しボタン式に構成され、運転切換
スイッチSW1 はこれを押す都度、運転モードが強モー
ド、標準モード、弱モードに順次的に切り換えられ、ま
た防虫運転スイッチSW2 はこれを押すと前記運転モー
ドの如何にかかわらず、防虫モードに切り換えられ、ま
た再度押すと防虫モードが終了し、これに切り換わる前
の運転モードに戻るようになっている。
【0016】なお運転モードである強モード、標準モー
ド、弱モードは処理槽1から排気と共に排出すべき目標
水分蒸発量を基準にして定められており、目標水分蒸発
量が最も多い(例えば1260g/日)場合を強モー
ド、通常の場合(例えば900g/日)を標準モード、
少ない場合(例えば630g/日)場合を弱モードと定
めてある。
ド、弱モードは処理槽1から排気と共に排出すべき目標
水分蒸発量を基準にして定められており、目標水分蒸発
量が最も多い(例えば1260g/日)場合を強モー
ド、通常の場合(例えば900g/日)を標準モード、
少ない場合(例えば630g/日)場合を弱モードと定
めてある。
【0017】また防虫モードは処理槽1内を殺虫、殺卵
可能な温度に高める運転モードをいう。表示ランプL1
は、運転モードが強モード時に、また表示ランプL2 は
運転モードが標準モード時に、また表示ランプL3 は弱
モード時に夫々点灯する。表示ランプL4 は循環風路8
のフィルタ(図示せず)に目詰まりが発生した場合に、
また表示ランプL5 は防虫運転モード時に点灯する。
可能な温度に高める運転モードをいう。表示ランプL1
は、運転モードが強モード時に、また表示ランプL2 は
運転モードが標準モード時に、また表示ランプL3 は弱
モード時に夫々点灯する。表示ランプL4 は循環風路8
のフィルタ(図示せず)に目詰まりが発生した場合に、
また表示ランプL5 は防虫運転モード時に点灯する。
【0018】上蓋6は合成樹脂で形成され、後端部を外
箱2の上部に枢支されており、この後端部を中心にして
前端部が上,下方向に回転し得るようにしてある。操作
盤5aの表示部と対向する部分には上蓋6の外から視認
可能なよう上蓋6に透明板にて形成された透視窓が設け
られ、上蓋6を閉じた状態においても外部から操作盤5
aを視認し得るようにしてある。
箱2の上部に枢支されており、この後端部を中心にして
前端部が上,下方向に回転し得るようにしてある。操作
盤5aの表示部と対向する部分には上蓋6の外から視認
可能なよう上蓋6に透明板にて形成された透視窓が設け
られ、上蓋6を閉じた状態においても外部から操作盤5
aを視認し得るようにしてある。
【0019】循環風路8は、図1に示す如く処理槽1の
内側上部にあって、前記投入口4の後側の幅方向に離隔
した位置に吸込口8aと吐出口8bとが形成されてい
る。循環風路8は、送風ファン7の下流側(吐出口8b
に近い側)にて分岐され、図2に示す如く処理槽1の後
面に沿う排気風路9により外箱2の外部に連通させてあ
る。
内側上部にあって、前記投入口4の後側の幅方向に離隔
した位置に吸込口8aと吐出口8bとが形成されてい
る。循環風路8は、送風ファン7の下流側(吐出口8b
に近い側)にて分岐され、図2に示す如く処理槽1の後
面に沿う排気風路9により外箱2の外部に連通させてあ
る。
【0020】送風ファン7が駆動された場合、処理槽1
の上部空間に滞留する空気が吸込口8aを経て循環風路
8に吸い込まれ、その一部が、吐出口8bを経て処理槽
1内に還流し、残部が、排気風路9を経て外気に排出さ
れる一方、この排出量に応じた量の外気が処理槽1内に
給気されて、換気が行われる。
の上部空間に滞留する空気が吸込口8aを経て循環風路
8に吸い込まれ、その一部が、吐出口8bを経て処理槽
1内に還流し、残部が、排気風路9を経て外気に排出さ
れる一方、この排出量に応じた量の外気が処理槽1内に
給気されて、換気が行われる。
【0021】攪拌体10は両側壁間に横架された攪拌軸
10aに軸長方向に所定の間隔毎に攪拌棒10b,10
b…を放射状に突設して構成してある。処理槽1の一側
上部には、周壁の補強リブにより支えて攪拌用のモータ
M1 が取付けてあり、モータM1 の出力端は、伝動ベル
ト及び平歯車機構を組み合わせてなる減速機構10cを
介して同側への前記攪拌軸10aの突出端に連結されて
おり、前記攪拌体10は、前記減速機構10cを介して
攪拌軸10aに伝達されるモータM1 の回転力により、
正逆両方向に回転駆動されるようになしてある。
10aに軸長方向に所定の間隔毎に攪拌棒10b,10
b…を放射状に突設して構成してある。処理槽1の一側
上部には、周壁の補強リブにより支えて攪拌用のモータ
M1 が取付けてあり、モータM1 の出力端は、伝動ベル
ト及び平歯車機構を組み合わせてなる減速機構10cを
介して同側への前記攪拌軸10aの突出端に連結されて
おり、前記攪拌体10は、前記減速機構10cを介して
攪拌軸10aに伝達されるモータM1 の回転力により、
正逆両方向に回転駆動されるようになしてある。
【0022】処理槽1の内部には、おが屑、木質細片等
を用いてなる担体Aが収納されている。該担体Aは、図
1及び図2中に破線で示す如く、攪拌軸10aに突設さ
れた攪拌棒10b,10b…の先端が、回転域の上半部
にて適長突出する深さに収納され、また処理槽1の底部
の半円筒形状部は、図2に示す如く、前記攪拌棒10
b,10b…の回転軌跡の下半部に沿うように設定して
あり、攪拌体10の回転により前記担体Aが、処理槽1
の幅方向及び深さ方向の全域に亘って攪拌されるように
なしてある。
を用いてなる担体Aが収納されている。該担体Aは、図
1及び図2中に破線で示す如く、攪拌軸10aに突設さ
れた攪拌棒10b,10b…の先端が、回転域の上半部
にて適長突出する深さに収納され、また処理槽1の底部
の半円筒形状部は、図2に示す如く、前記攪拌棒10
b,10b…の回転軌跡の下半部に沿うように設定して
あり、攪拌体10の回転により前記担体Aが、処理槽1
の幅方向及び深さ方向の全域に亘って攪拌されるように
なしてある。
【0023】前記シャッタ11は担体Aの取り出し口1
aに沿って設けたスライドガイドに外箱2の前側におい
て挿脱可能に摺嵌せしめられ、また前記回収容器12は
同じく外箱2の支持脚2a,2a間に図示しないスライ
ドガイドに、同じく外箱2の前側において挿脱可能に摺
嵌せしめられている。処理槽1内部の担体Aは、シャッ
タ11の開放により取り出し口1aを経て回収容器12内に
落下し、該回収容器12を前方に引き出すことにより回収
されるようになしてある。
aに沿って設けたスライドガイドに外箱2の前側におい
て挿脱可能に摺嵌せしめられ、また前記回収容器12は
同じく外箱2の支持脚2a,2a間に図示しないスライ
ドガイドに、同じく外箱2の前側において挿脱可能に摺
嵌せしめられている。処理槽1内部の担体Aは、シャッ
タ11の開放により取り出し口1aを経て回収容器12内に
落下し、該回収容器12を前方に引き出すことにより回収
されるようになしてある。
【0024】循環風路8の吐出口8bには加熱手段とし
ての補助ヒ−タ15が、、また半円筒形をなす処理槽1
の両側外面にはパネルヒータ13が、取り出し口1aの
開口位置の両側底部には加熱手段としてのパネルヒータ
14が、1又は複数個被着してあり、これら補助ヒ−タ
15、パネルヒータ13、14への通電により、処理槽
1内上部の空気層、下部の担体層を夫々加熱するように
なしてある。処理槽1の内部温度は、後述する温度検出
器SE1 ,SE2 (図7参照)により検出されており、
前記補助ヒ−タ15、パネルヒータ13,14による加
熱は、前記温度検出器SE1 ,SE2 の検出結果に基づ
く通電制御(オンオフ制御)により、処理槽1の内部温
度を所定温度に保つべく制御される。
ての補助ヒ−タ15が、、また半円筒形をなす処理槽1
の両側外面にはパネルヒータ13が、取り出し口1aの
開口位置の両側底部には加熱手段としてのパネルヒータ
14が、1又は複数個被着してあり、これら補助ヒ−タ
15、パネルヒータ13、14への通電により、処理槽
1内上部の空気層、下部の担体層を夫々加熱するように
なしてある。処理槽1の内部温度は、後述する温度検出
器SE1 ,SE2 (図7参照)により検出されており、
前記補助ヒ−タ15、パネルヒータ13,14による加
熱は、前記温度検出器SE1 ,SE2 の検出結果に基づ
く通電制御(オンオフ制御)により、処理槽1の内部温
度を所定温度に保つべく制御される。
【0025】図2においてSE3 は排気風路9の排気口
近傍に設置された臭いセンサである。臭いセンサSE3
は、異臭を発するガス、例えば硫化水素、アンモニア、
メチルメルカプタン、トリメチルアミン、ジメチルサル
ファイド及びジメチルジサルファイド等の個々のガスセ
ンサ、又はこれらの複合ガスのセンサを1又は複数個組
み合わせて構成されており、対象ガスを検出すると所定
の信号を図1に示す如き消臭剤(又は脱臭剤)及び/又
は分解促進剤の供給器16に送り、これを動作せしめる
ようになっている。
近傍に設置された臭いセンサである。臭いセンサSE3
は、異臭を発するガス、例えば硫化水素、アンモニア、
メチルメルカプタン、トリメチルアミン、ジメチルサル
ファイド及びジメチルジサルファイド等の個々のガスセ
ンサ、又はこれらの複合ガスのセンサを1又は複数個組
み合わせて構成されており、対象ガスを検出すると所定
の信号を図1に示す如き消臭剤(又は脱臭剤)及び/又
は分解促進剤の供給器16に送り、これを動作せしめる
ようになっている。
【0026】図5(a)は、消臭剤等の供給器16の縦
断面図、図5(b)は左側面図、図6は分解斜視図であ
る。供給器16は、円筒体16aの両端板間に渡してそ
の中心部に放射状に軸心線と平行な向きの複数(図面で
は6個)の仕切壁16bを備えた軸16cを軸支すると
共に、軸の両端を円筒体16aの端板から外方に夫々突
出し、一端には端板を止めねじ16dにてねじ止めさ
れ、また他端にはステップモータ等にて構成された、モ
ータM3 の出力軸が連結されている。
断面図、図5(b)は左側面図、図6は分解斜視図であ
る。供給器16は、円筒体16aの両端板間に渡してそ
の中心部に放射状に軸心線と平行な向きの複数(図面で
は6個)の仕切壁16bを備えた軸16cを軸支すると
共に、軸の両端を円筒体16aの端板から外方に夫々突
出し、一端には端板を止めねじ16dにてねじ止めさ
れ、また他端にはステップモータ等にて構成された、モ
ータM3 の出力軸が連結されている。
【0027】各仕切壁16dは基端部が軸16cの周方
向の等配位置に固定され、また先端側には円筒体16a
の内周面に摺接する舌片16eを設け、円筒体16a内
が6等分されるようになしてあり、夫々の区画部内には
消臭剤及び/又は分解促進剤が個別に、又は混合した状
態で収容されている。また円筒体16aの周壁には仕切
壁16bにて区分されている区画部に相当する大きさの
放出口16fが設けられている。
向の等配位置に固定され、また先端側には円筒体16a
の内周面に摺接する舌片16eを設け、円筒体16a内
が6等分されるようになしてあり、夫々の区画部内には
消臭剤及び/又は分解促進剤が個別に、又は混合した状
態で収容されている。また円筒体16aの周壁には仕切
壁16bにて区分されている区画部に相当する大きさの
放出口16fが設けられている。
【0028】このような供給器16は前述した臭いセン
サSE3 の検出信号に基づく運転制御部5からの制御信
号によりモータM3 が所定角度(例えば5°)づつ、所
定回数回転駆動され、相隣する仕切壁16b間の角度
(60°)に相当する角度だけ軸16cを回転せしめ
る。これによって、隣接する仕切壁16b間の区画部内
に収容してある消臭剤及び/又は分解促進剤を処理槽1
内へ落下投入してゆく。所定角度回転するとモータM3
が停止し、再び臭いセンサSE3 の検知信号があるまで
待機する。
サSE3 の検出信号に基づく運転制御部5からの制御信
号によりモータM3 が所定角度(例えば5°)づつ、所
定回数回転駆動され、相隣する仕切壁16b間の角度
(60°)に相当する角度だけ軸16cを回転せしめ
る。これによって、隣接する仕切壁16b間の区画部内
に収容してある消臭剤及び/又は分解促進剤を処理槽1
内へ落下投入してゆく。所定角度回転するとモータM3
が停止し、再び臭いセンサSE3 の検知信号があるまで
待機する。
【0029】消臭剤としては、脱臭対象ガスがアンモニ
ア、又はアミン類の場合には硫酸塩が、また脱臭対象ガ
スが硫化水素、メルカプタンの場合は、リン酸塩等の無
機化合物が用いられる。また分解促進剤としては、分解
促進対象が炭水化物、タンパク質の場合にはバチルスト
ゴチリス(枯草菌)、バチルスステアロサ・モフィラス
アスペルギルス、ペニシリウム等を用いるが、夫々単独
に用いるよりは複合的に用いるが望ましい。消臭剤及び
/又は分解促進剤の投入量は処理槽1の内容積、処理槽
1内の温度,湿度条件等を勘案して適宜に設定される。
ア、又はアミン類の場合には硫酸塩が、また脱臭対象ガ
スが硫化水素、メルカプタンの場合は、リン酸塩等の無
機化合物が用いられる。また分解促進剤としては、分解
促進対象が炭水化物、タンパク質の場合にはバチルスト
ゴチリス(枯草菌)、バチルスステアロサ・モフィラス
アスペルギルス、ペニシリウム等を用いるが、夫々単独
に用いるよりは複合的に用いるが望ましい。消臭剤及び
/又は分解促進剤の投入量は処理槽1の内容積、処理槽
1内の温度,湿度条件等を勘案して適宜に設定される。
【0030】図7は、本発明に係る有機物処理装置の運
転のための制御系の構成を示すブロック図である。運転
制御部5はマイクロコンピュータを用いて構成され、そ
の入力側には、処理槽1の内部における空気層、担体層
夫々の温度を検出する温度検出器SE1 ,SE2 、臭い
センサSE3 、運転切換スイッチSW1 、防虫運転スイ
ッチSW2 が夫々接続され、これらの出力信号が与えら
れている。
転のための制御系の構成を示すブロック図である。運転
制御部5はマイクロコンピュータを用いて構成され、そ
の入力側には、処理槽1の内部における空気層、担体層
夫々の温度を検出する温度検出器SE1 ,SE2 、臭い
センサSE3 、運転切換スイッチSW1 、防虫運転スイ
ッチSW2 が夫々接続され、これらの出力信号が与えら
れている。
【0031】温度検出器SE1 ,SE2 としては、サー
ミスタ、バイメタル等を利用した公知の温度センサが用
いられており、運転制御部5は、温度検出器SE1 ,S
E2の出力の取り込みにより処理槽1の内部温度を、ま
た臭いセンサSE3 の出力の取り込みにより処理槽1の
異臭ガスの有無を逐次認識することができる。
ミスタ、バイメタル等を利用した公知の温度センサが用
いられており、運転制御部5は、温度検出器SE1 ,S
E2の出力の取り込みにより処理槽1の内部温度を、ま
た臭いセンサSE3 の出力の取り込みにより処理槽1の
異臭ガスの有無を逐次認識することができる。
【0032】一方、運転制御部5の出力側には、攪拌体
10の駆動源となる攪拌用のモータM1 と、循環風路8
内部の送風ファン7、及び供給器16の各モータM2 ,
M3とが、図示しない各別の駆動回路を介して接続さ
れ、更に、処理槽1の内部を加熱するための補助ヒ−タ
15、パネルヒータ13,14が、図示しない通電回路
を介して接続されており、攪拌体10の回転による担体
Aの攪拌、送風ファン7の動作による処理槽1内部の換
気、及び、補助ヒ−タ15、パネルヒータ13,14へ
の通電による処理槽1内部の加熱は、運転制御部5から
各別に与えられる動作指令に従って行われるようになし
てある。
10の駆動源となる攪拌用のモータM1 と、循環風路8
内部の送風ファン7、及び供給器16の各モータM2 ,
M3とが、図示しない各別の駆動回路を介して接続さ
れ、更に、処理槽1の内部を加熱するための補助ヒ−タ
15、パネルヒータ13,14が、図示しない通電回路
を介して接続されており、攪拌体10の回転による担体
Aの攪拌、送風ファン7の動作による処理槽1内部の換
気、及び、補助ヒ−タ15、パネルヒータ13,14へ
の通電による処理槽1内部の加熱は、運転制御部5から
各別に与えられる動作指令に従って行われるようになし
てある。
【0033】以上の如く構成された本発明に係る有機物
処理装置は、処理対象となる有機物を、上蓋6の開放に
より外箱2の上部に開口する投入シュート3を経て処理
槽1の内部に投入し、操作盤5a上の運転切換スイッチ
SW1 等を操作して所望の運転モードを指定した後、上
蓋6を閉止して使用される。
処理装置は、処理対象となる有機物を、上蓋6の開放に
より外箱2の上部に開口する投入シュート3を経て処理
槽1の内部に投入し、操作盤5a上の運転切換スイッチ
SW1 等を操作して所望の運転モードを指定した後、上
蓋6を閉止して使用される。
【0034】次いで運転制御部5は、操作部5aの操作
により指定された運転モードでの運転を行わせるべく、
出力側に接続された攪拌用のモータM1 、送風ファン7
用のモータM2 及び補助ヒ−タ15、パネルヒータ1
3,14に各別に動作指令を発する。この動作指令によ
り攪拌用のモータM1 は、所定時間(例えば5分間)駆
動され、その後は、所定の周期(例えば1時間)毎に短
時間(例えば2分間)駆動される順を繰り返し、また送
風ファン7は、処理槽1内に所定量の換気を行わしめる
べく、上蓋6が開いている場合を除き連続的に駆動され
る。
により指定された運転モードでの運転を行わせるべく、
出力側に接続された攪拌用のモータM1 、送風ファン7
用のモータM2 及び補助ヒ−タ15、パネルヒータ1
3,14に各別に動作指令を発する。この動作指令によ
り攪拌用のモータM1 は、所定時間(例えば5分間)駆
動され、その後は、所定の周期(例えば1時間)毎に短
時間(例えば2分間)駆動される順を繰り返し、また送
風ファン7は、処理槽1内に所定量の換気を行わしめる
べく、上蓋6が開いている場合を除き連続的に駆動され
る。
【0035】前記パネルヒータ13,14へは、処理槽
1の内部温度を予め定めた目標温度に維持すべく、これ
らへの通電を制御する動作指令が発せられる。即ち、運
転制御部5は、入力側に接続された温度検出器SE1 ,
SE2 の出力を逐次取り込み、温度検出器SE1 ,SE
2 による検出温度が前記目標温度を下回っている場合に
補助ヒ−タ15、パネルヒータ13又は14への通電を
行い、上回っている場合に前記通電を遮断するオンオフ
制御により、処理槽1の内部温度を前記目標温度に維持
する動作をなす。
1の内部温度を予め定めた目標温度に維持すべく、これ
らへの通電を制御する動作指令が発せられる。即ち、運
転制御部5は、入力側に接続された温度検出器SE1 ,
SE2 の出力を逐次取り込み、温度検出器SE1 ,SE
2 による検出温度が前記目標温度を下回っている場合に
補助ヒ−タ15、パネルヒータ13又は14への通電を
行い、上回っている場合に前記通電を遮断するオンオフ
制御により、処理槽1の内部温度を前記目標温度に維持
する動作をなす。
【0036】以上の動作が行われる結果、処理槽1の内
部に投入された有機物は、投入直後の攪拌用のモータM
1 の駆動に伴う攪拌体10の回転により、処理槽1内に
収納された担体Aと共に攪拌され、この間に処理槽1の
底面との間に押し付けられて破砕し、細片となって前記
担体A中に分散して取り込まれ、該担体A中に生息する
微生物の活動により分解される。
部に投入された有機物は、投入直後の攪拌用のモータM
1 の駆動に伴う攪拌体10の回転により、処理槽1内に
収納された担体Aと共に攪拌され、この間に処理槽1の
底面との間に押し付けられて破砕し、細片となって前記
担体A中に分散して取り込まれ、該担体A中に生息する
微生物の活動により分解される。
【0037】攪拌体10の回転による担体Aの攪拌は、
その後も所定の周期毎に適宜行われており、この攪拌に
より担体Aの内部に空気が取り込まれる。この間、処理
槽1の内部は、補助ヒ−タ15、パネルヒータ13又は
14の通電制御により所定温度に維持され、また、送風
ファン7の動作により所定量の換気が行われており、前
記担体A中に取り込まれた有機物は、適正量の酸素と適
正な温度とにより活性化された微生物の活動により、堆
肥化された少量の残留物を残して炭酸ガスを主成分とす
るガスと水とに分解され、生成ガスはそのまま、また生
成水は気化して処理槽1の上部空間に放出されて、一部
は循環風路8を経て処理槽1内に還流せしめられ、残部
は、排気風路9を経て外気に排出される。
その後も所定の周期毎に適宜行われており、この攪拌に
より担体Aの内部に空気が取り込まれる。この間、処理
槽1の内部は、補助ヒ−タ15、パネルヒータ13又は
14の通電制御により所定温度に維持され、また、送風
ファン7の動作により所定量の換気が行われており、前
記担体A中に取り込まれた有機物は、適正量の酸素と適
正な温度とにより活性化された微生物の活動により、堆
肥化された少量の残留物を残して炭酸ガスを主成分とす
るガスと水とに分解され、生成ガスはそのまま、また生
成水は気化して処理槽1の上部空間に放出されて、一部
は循環風路8を経て処理槽1内に還流せしめられ、残部
は、排気風路9を経て外気に排出される。
【0038】そしてこのような有機物の分解過程におい
て生成ガス中にアンモニアガス、硫化水素等が発生して
いる場合、排気風路9に面して設置した臭いセンサSE
3 がこれを検出し、所定の信号を運転制御部5へ与え
る。運転制御部5はこの臭いセンサSE3 の検出結果に
基づいて、供給器16用のモータM3 を駆動し、軸16
cを回転して消臭剤等を収容した区画部を放出口16f
に対向させてゆく。これによって区画部内に収容されて
いる消臭剤及び/又は分解促進剤が処理槽1内に落下投
入せしめられ、処理槽1内に発生した臭気ガスの臭いを
消し、また有機物の分解を促進してガス発生を抑制す
る。
て生成ガス中にアンモニアガス、硫化水素等が発生して
いる場合、排気風路9に面して設置した臭いセンサSE
3 がこれを検出し、所定の信号を運転制御部5へ与え
る。運転制御部5はこの臭いセンサSE3 の検出結果に
基づいて、供給器16用のモータM3 を駆動し、軸16
cを回転して消臭剤等を収容した区画部を放出口16f
に対向させてゆく。これによって区画部内に収容されて
いる消臭剤及び/又は分解促進剤が処理槽1内に落下投
入せしめられ、処理槽1内に発生した臭気ガスの臭いを
消し、また有機物の分解を促進してガス発生を抑制す
る。
【0039】臭いセンサSE3 の検出値が極めて大きい
場合には2区画部に相当する消臭剤等を投入してもよ
い。実施の形態1にあっては、臭いセンサSE3 を排気
風路9に臨ませて設置し、臭いセンサSE3 の検出結果
に基づいて、消臭剤及び/又は分解促進剤の供給器16
を動作させてこれらを投入することとしているから、必
要なタインミングで必要量を投入出来て、無駄なく消臭
を行うことが出来ることとなる。
場合には2区画部に相当する消臭剤等を投入してもよ
い。実施の形態1にあっては、臭いセンサSE3 を排気
風路9に臨ませて設置し、臭いセンサSE3 の検出結果
に基づいて、消臭剤及び/又は分解促進剤の供給器16
を動作させてこれらを投入することとしているから、必
要なタインミングで必要量を投入出来て、無駄なく消臭
を行うことが出来ることとなる。
【0040】(実施の形態2)処理槽内の水分量は処理
槽内温度と共に、微生物による有機物の分解機能を左右
する極めて重要な管理項目である。このため、通常は主
として投入有機物の量に対応して目標水分蒸発量を複数
段階(例えば3段階)に定め、夫々目標水分蒸発量を達
成すべくヒータの設定温度と送風ファンによる送風量と
を組み合わせた運転モードを、強モード、標準モード、
弱モードに切り換え設定していた。各運転モードの一例
を示すと次の如くである。
槽内温度と共に、微生物による有機物の分解機能を左右
する極めて重要な管理項目である。このため、通常は主
として投入有機物の量に対応して目標水分蒸発量を複数
段階(例えば3段階)に定め、夫々目標水分蒸発量を達
成すべくヒータの設定温度と送風ファンによる送風量と
を組み合わせた運転モードを、強モード、標準モード、
弱モードに切り換え設定していた。各運転モードの一例
を示すと次の如くである。
【0041】
【表1】
【0042】ただこのようなモード設定のみでは外気温
度、外気湿度を考慮していないため、目標水分蒸発量
(g/日)が安定しないという問題があった。実施の形
態2に示す有機物処理装置はこれを解決し、処理槽内か
らの目標水分蒸発量を外気温度、外気湿度の如何にかか
わらず、各運転モードに対応した値に安定維持し得るよ
うにしてある。
度、外気湿度を考慮していないため、目標水分蒸発量
(g/日)が安定しないという問題があった。実施の形
態2に示す有機物処理装置はこれを解決し、処理槽内か
らの目標水分蒸発量を外気温度、外気湿度の如何にかか
わらず、各運転モードに対応した値に安定維持し得るよ
うにしてある。
【0043】この実施の形態2における有機物処理装置
の構成は実施の形態1を示す図1〜図7のそれと実質的
に同じであるが、図8に示す如く、更に外箱2の内面に
外気温度用の温度センサSE4 、外気湿度用の湿度セン
サSE5 を用いる。運転制御部5にて制御させるべき運
転モードの条件の一例を示すと、表2に示す如くに設定
されている。夫々の条件は外気温度20℃、外気湿度6
0%RH(相対湿度)を基準として定めてある。
の構成は実施の形態1を示す図1〜図7のそれと実質的
に同じであるが、図8に示す如く、更に外箱2の内面に
外気温度用の温度センサSE4 、外気湿度用の湿度セン
サSE5 を用いる。運転制御部5にて制御させるべき運
転モードの条件の一例を示すと、表2に示す如くに設定
されている。夫々の条件は外気温度20℃、外気湿度6
0%RH(相対湿度)を基準として定めてある。
【0044】
【表2】
【0045】即ち、有機物の約90%が水分であるの
で、有機物投入量が1400gの場合、目標水分蒸発量
(g)が1260gとなるように、また有機物投入量
(g)が1000gの場合には、目標水分蒸発量(g)
が900gとなるように、更に有機物投入量が700g
の場合、目標水分蒸発量(g)が630gとなるように
夫々パネルヒータ温度A,B,C、送風量a,b,cを
予め実験的に定めておく。そして外気温度、外気湿度
(相対湿度)の各センサを備えておき運転中の値がが変
化すれば、これと対応してパネルヒータ温度、送風量を
微小変更し、所定の目標水分蒸発量が得られるようにす
る。具体的には以下の表3に示す如き制御を行う。
で、有機物投入量が1400gの場合、目標水分蒸発量
(g)が1260gとなるように、また有機物投入量
(g)が1000gの場合には、目標水分蒸発量(g)
が900gとなるように、更に有機物投入量が700g
の場合、目標水分蒸発量(g)が630gとなるように
夫々パネルヒータ温度A,B,C、送風量a,b,cを
予め実験的に定めておく。そして外気温度、外気湿度
(相対湿度)の各センサを備えておき運転中の値がが変
化すれば、これと対応してパネルヒータ温度、送風量を
微小変更し、所定の目標水分蒸発量が得られるようにす
る。具体的には以下の表3に示す如き制御を行う。
【0046】
【表3】
【0047】表3において、目標水分量を得るためにパ
ネルヒータ温度をA,B,Cよりもどれだけ高く、又は
低くし、また送風量をa,b,cよりもどれだけ多く、
又は少なくするかは外気温度、外気湿度の設計温度
T0 、設計湿度H0 に対する変化量に対応して予め実験
的に複数段階(一定比率としてもよい)に定めておけば
よい。
ネルヒータ温度をA,B,Cよりもどれだけ高く、又は
低くし、また送風量をa,b,cよりもどれだけ多く、
又は少なくするかは外気温度、外気湿度の設計温度
T0 、設計湿度H0 に対する変化量に対応して予め実験
的に複数段階(一定比率としてもよい)に定めておけば
よい。
【0048】図9(a)は具体的な制御内容のを示すフ
ローチャートであり、図9(a)は外気温度、外気湿度
が夫々設計温度T0 、設計湿度H0 の場合(ステップS
1,S2)、即ち、外気温度用の温度センサの検出温度
T=T0 、外気湿度用の湿度センサの検出湿度H=H0
の場合であり、表2に示したのと同じ制御を行う (ステ
ップS3)。
ローチャートであり、図9(a)は外気温度、外気湿度
が夫々設計温度T0 、設計湿度H0 の場合(ステップS
1,S2)、即ち、外気温度用の温度センサの検出温度
T=T0 、外気湿度用の湿度センサの検出湿度H=H0
の場合であり、表2に示したのと同じ制御を行う (ステ
ップS3)。
【0049】また図9(b)に示す如く湿度センサの検
出温度T、外気湿度センサの検出温度Hが夫々設計温度
T0 、設計湿度H0 よりも高い(T>T0 ,H>H0 )
場合(ステップS11,S13)はパネルヒータ温度
A,B,Cを夫々予め定めてある値だけ低くし、また送
風量a,b,cは夫々予め定めてある値だけ高くする
(ステップS14)。
出温度T、外気湿度センサの検出温度Hが夫々設計温度
T0 、設計湿度H0 よりも高い(T>T0 ,H>H0 )
場合(ステップS11,S13)はパネルヒータ温度
A,B,Cを夫々予め定めてある値だけ低くし、また送
風量a,b,cは夫々予め定めてある値だけ高くする
(ステップS14)。
【0050】また温度センサの検出温度Tが設計温度T
0 よりも高く(T>T0 )、湿度センサの検出湿度Hが
設計湿度よりも低い場合(H≦H0 )は、パネルヒータ
温度はA,B,Cよりも夫々所定値だけ低く、また送風
量もa,b,cよりも夫々所定値だけ低く設定する (ス
テップS15)。
0 よりも高く(T>T0 )、湿度センサの検出湿度Hが
設計湿度よりも低い場合(H≦H0 )は、パネルヒータ
温度はA,B,Cよりも夫々所定値だけ低く、また送風
量もa,b,cよりも夫々所定値だけ低く設定する (ス
テップS15)。
【0051】また同様にT≦T0 、H>H0 の場合 (ス
テップS11,S12)はパネルヒータ温度はA,B,
C夫々よりも所定値だけ高く、また送風量はa,b,c
よりも夫々所定値だけ高く設定する (ステップS1
6)。更にT≦T0 、H≦H0 の場合は、パネルヒータ
温度はA,B,C夫々よりも所定値だけ高く、また風量
はa,b,cより夫々所定値だけ低く設定する (ステッ
プS17)。
テップS11,S12)はパネルヒータ温度はA,B,
C夫々よりも所定値だけ高く、また送風量はa,b,c
よりも夫々所定値だけ高く設定する (ステップS1
6)。更にT≦T0 、H≦H0 の場合は、パネルヒータ
温度はA,B,C夫々よりも所定値だけ高く、また風量
はa,b,cより夫々所定値だけ低く設定する (ステッ
プS17)。
【0052】このような実施の形態2にあっては、設計
温度T0 、設計湿度H0 に基づいて定めた強,標準,弱
の運転モード夫々に対応して目標水分蒸発量を定めてあ
る場合において、外気温度、外気湿度が変化しても、夫
々に対応してパネルヒータ温度、送風量夫々を高,低、
又は多,少変化させることで目標水分蒸発量を達成し得
るよう制御し得ることとなる。
温度T0 、設計湿度H0 に基づいて定めた強,標準,弱
の運転モード夫々に対応して目標水分蒸発量を定めてあ
る場合において、外気温度、外気湿度が変化しても、夫
々に対応してパネルヒータ温度、送風量夫々を高,低、
又は多,少変化させることで目標水分蒸発量を達成し得
るよう制御し得ることとなる。
【0053】(実施の形態3)この実施の形態3にあっ
ては、投入される様々な有機物に付いて、処理槽内に投
入され、処理槽内で成虫となった害虫は、有機物投入時
に上蓋を開けた際、外部に飛び出し、また担体に産み付
けられた卵が担体の交換時に外部に放出されることとな
って周辺環境の汚染を招くこととなる。このため、例え
ば特開平6−320132号公報には処理槽内における
上部空間、即ち空気層の温度を一定時間だけ所定温度
(害虫の成虫、卵を死滅させ得る温度)に高め得るよう
にした装置が提案されている。
ては、投入される様々な有機物に付いて、処理槽内に投
入され、処理槽内で成虫となった害虫は、有機物投入時
に上蓋を開けた際、外部に飛び出し、また担体に産み付
けられた卵が担体の交換時に外部に放出されることとな
って周辺環境の汚染を招くこととなる。このため、例え
ば特開平6−320132号公報には処理槽内における
上部空間、即ち空気層の温度を一定時間だけ所定温度
(害虫の成虫、卵を死滅させ得る温度)に高め得るよう
にした装置が提案されている。
【0054】しかし、このような装置では空気槽内に存
在する虫(主として小ばえ等の成虫)は死滅させ得る
が、担体が存在する処理槽下部に生息する虫、或いは
卵、または投入した有機物に付着している卵等は死滅さ
せることが出来ない。この実施の形態3においては、処
理槽内における空気層内は勿論、担体層の温度を所定以
上に高めて内部で発生した害虫、又はその卵を死滅させ
る防虫モードの処理手段を備える。
在する虫(主として小ばえ等の成虫)は死滅させ得る
が、担体が存在する処理槽下部に生息する虫、或いは
卵、または投入した有機物に付着している卵等は死滅さ
せることが出来ない。この実施の形態3においては、処
理槽内における空気層内は勿論、担体層の温度を所定以
上に高めて内部で発生した害虫、又はその卵を死滅させ
る防虫モードの処理手段を備える。
【0055】実施の形態3における有機物処理装置の構
成は、図1〜図7と実質的に同じであり、また外気温度
用の温度センサSE4 については図8に示す温度センサ
をそのまま用いる。図10は実施の形態3における運転
制御部5の制御内容を示すフローチャートである。
成は、図1〜図7と実質的に同じであり、また外気温度
用の温度センサSE4 については図8に示す温度センサ
をそのまま用いる。図10は実施の形態3における運転
制御部5の制御内容を示すフローチャートである。
【0056】図4に示す如き防虫運転スイッチSW2 を
押すと、その時点での運転モードが強,標準,弱モード
のいずれであっても、これに優先して防虫モードの運転
が開始され、パネルヒータ13,14、補助ヒータ15
の温度を高くし、処理槽1内における空気層、担体層夫
々の温度を40℃以上とする。空気層内の温度、担体層
内の温度は処理槽1内の適所に設置した図7に示す温度
センサSE1 ,SE2によって検出する。
押すと、その時点での運転モードが強,標準,弱モード
のいずれであっても、これに優先して防虫モードの運転
が開始され、パネルヒータ13,14、補助ヒータ15
の温度を高くし、処理槽1内における空気層、担体層夫
々の温度を40℃以上とする。空気層内の温度、担体層
内の温度は処理槽1内の適所に設置した図7に示す温度
センサSE1 ,SE2によって検出する。
【0057】このような防虫モードでの運転は、例えば
15日毎に一定時間(数十分〜1時間)づつ1〜数回繰
り返し行って終了する。なお上述の実施の形態において
は、使用者が判断して防虫運転スイッチSW2を押すこ
とでその後は自動的に行われる場合を示したが、完全に
自動化してもよい。完全自動化の場合は図8に示す如
き、外気温度用温度センサSE4 の温度を運転制御部5
へ取り込み、外気温度の平均値が15℃以上に達したの
を検知すると、防虫モードの運転に自動切り換えするよ
う構成する。防虫モードでの処理槽1内の温度をどのよ
うな温度とするかは実験的に定めておけばよい。処理槽
1内の害虫の死滅と空気層、担体層の加熱との関係を表
4に示す。
15日毎に一定時間(数十分〜1時間)づつ1〜数回繰
り返し行って終了する。なお上述の実施の形態において
は、使用者が判断して防虫運転スイッチSW2を押すこ
とでその後は自動的に行われる場合を示したが、完全に
自動化してもよい。完全自動化の場合は図8に示す如
き、外気温度用温度センサSE4 の温度を運転制御部5
へ取り込み、外気温度の平均値が15℃以上に達したの
を検知すると、防虫モードの運転に自動切り換えするよ
う構成する。防虫モードでの処理槽1内の温度をどのよ
うな温度とするかは実験的に定めておけばよい。処理槽
1内の害虫の死滅と空気層、担体層の加熱との関係を表
4に示す。
【0058】
【表4】
【0059】表4から明らかなように空気層だけの加熱
の場合は、飛んでいる虫は死滅させ得るが、卵の状態の
場合には死滅させるのは困難であり、空気層及び担体層
夫々を加熱する必要がある。このような実施の形態3に
あっては処理槽1内の害虫の成虫,幼虫卵を死滅させる
ことが出来て極めて衛生的である。なお有機物を分解す
るための細菌類については死滅することのない温度を選
択することは言うまでもない。防虫モードが終了する
と、防虫モードに入る前の状態に戻る。
の場合は、飛んでいる虫は死滅させ得るが、卵の状態の
場合には死滅させるのは困難であり、空気層及び担体層
夫々を加熱する必要がある。このような実施の形態3に
あっては処理槽1内の害虫の成虫,幼虫卵を死滅させる
ことが出来て極めて衛生的である。なお有機物を分解す
るための細菌類については死滅することのない温度を選
択することは言うまでもない。防虫モードが終了する
と、防虫モードに入る前の状態に戻る。
【0060】(実施の形態4)この実施の形態4におい
ては、攪拌体及び送風ファンの駆動用電力源として充電
電池を備えた太陽電池を利用する構成としてある。図1
1は実施の形態4の正面断面図、図12は側面断面図、
図13は平面図であり、図中31は充電式の太陽電池で
ある。太陽電池31は上蓋6の表面の略全面にわたって
設置されている。
ては、攪拌体及び送風ファンの駆動用電力源として充電
電池を備えた太陽電池を利用する構成としてある。図1
1は実施の形態4の正面断面図、図12は側面断面図、
図13は平面図であり、図中31は充電式の太陽電池で
ある。太陽電池31は上蓋6の表面の略全面にわたって
設置されている。
【0061】勿論、外箱2の前側壁、側壁等有機物処理
装置の設置場所に応じてその位置を変更可能な構成とし
てもよい。図14は運転制御部5を含む制御系の構成を
示すブロック図であり、マイクロコンピュータで構成さ
れる運転制御部5には通常の100VのAC電源32の
他に充電式の太陽電池31が並列に接続され、これによ
って攪拌用のモータM1 、送風ファン用のモータM2 に
対する電力の給断制御を行うようにしてある。他の構成
は実施の形態1と実質的に同じ(但し臭いセンサS
E3 ,供給器16は存在しない)であり、対応する部分
には同じ番号を付して説明を省略する。
装置の設置場所に応じてその位置を変更可能な構成とし
てもよい。図14は運転制御部5を含む制御系の構成を
示すブロック図であり、マイクロコンピュータで構成さ
れる運転制御部5には通常の100VのAC電源32の
他に充電式の太陽電池31が並列に接続され、これによ
って攪拌用のモータM1 、送風ファン用のモータM2 に
対する電力の給断制御を行うようにしてある。他の構成
は実施の形態1と実質的に同じ(但し臭いセンサS
E3 ,供給器16は存在しない)であり、対応する部分
には同じ番号を付して説明を省略する。
【0062】次に実施の形態4の動作を説明する。太陽
電池31とAC100Vの電源32との使い分けは必要
に応じて行えばよいが、その一例を示すと、例えば次の
如くである。 i)晴れた日 太陽電池31で攪拌体10、送風ファン7の駆動を行
い、パネルヒータ13,14への給電はAC100Vの
電源32にて行う。攪拌体10を30分おきに正運転1
分間、逆運転1分間を行い、また送風ファン7は上蓋6
を開放した時点のみ休止し、それ以外は常時運転とす
る。
電池31とAC100Vの電源32との使い分けは必要
に応じて行えばよいが、その一例を示すと、例えば次の
如くである。 i)晴れた日 太陽電池31で攪拌体10、送風ファン7の駆動を行
い、パネルヒータ13,14への給電はAC100Vの
電源32にて行う。攪拌体10を30分おきに正運転1
分間、逆運転1分間を行い、また送風ファン7は上蓋6
を開放した時点のみ休止し、それ以外は常時運転とす
る。
【0063】ii)曇り、又は雨の日 太陽電池31による充電電池を利用して攪拌体10及び
送風ファン7の駆動をi)の場合と同じ条件で行い、充
電電池の電力が無くなるとAC100Vの電源32に切
り換えて駆動する。パネルヒータ13,14は最初から
AC100Vの電源32にて行う。
送風ファン7の駆動をi)の場合と同じ条件で行い、充
電電池の電力が無くなるとAC100Vの電源32に切
り換えて駆動する。パネルヒータ13,14は最初から
AC100Vの電源32にて行う。
【0064】上述の使用条件を満たすための太陽電池3
1の必要面積は、設置の条件、性能にも依るが、送風フ
ァン7の必要電力を5W、攪拌用のモータM1 の駆動電
力を50Wとすると計55Wとなるから、630,00
0mm2 程度あれば十分である。
1の必要面積は、設置の条件、性能にも依るが、送風フ
ァン7の必要電力を5W、攪拌用のモータM1 の駆動電
力を50Wとすると計55Wとなるから、630,00
0mm2 程度あれば十分である。
【0065】このような実施の形態4にあっては、有機
物処理装置を年中連続的に運転する場合の電力使用料の
大幅な低減が可能となる。なお実施の形態1,2,3,
4については夫々個別の形態として説明したが、これら
実施の形態1〜4を全て、または1,2又は3と実施の
形態4とを組合わせた有機物処理装置、また実施の形態
1と2、2と3、1と3を組合わせた有機物処理装置、
実施の形態1,2,3を組合せた有機物処理装置も本発
明の実施の形態に属する。
物処理装置を年中連続的に運転する場合の電力使用料の
大幅な低減が可能となる。なお実施の形態1,2,3,
4については夫々個別の形態として説明したが、これら
実施の形態1〜4を全て、または1,2又は3と実施の
形態4とを組合わせた有機物処理装置、また実施の形態
1と2、2と3、1と3を組合わせた有機物処理装置、
実施の形態1,2,3を組合せた有機物処理装置も本発
明の実施の形態に属する。
【0066】
【発明の効果】第1の発明にあっては、処理槽内の気体
が通流する通流路に臭いセンサを設け、異臭を発するガ
スの発生を検出することとしたから、処理槽内の有機物
分解促進状況が把握し得ると共に、臭いを消すための必
要な措置を適正なタイミングで採ることが可能となる。
が通流する通流路に臭いセンサを設け、異臭を発するガ
スの発生を検出することとしたから、処理槽内の有機物
分解促進状況が把握し得ると共に、臭いを消すための必
要な措置を適正なタイミングで採ることが可能となる。
【0067】第2の発明にあっては、臭いセンサが異臭
を検出すると消臭剤及び/又は分解促進剤を投入するこ
ととしたから適正なタイミングで無駄なく消臭剤、分解
促進剤を用いることが可能となって、経済的であり、ま
た環境汚染を確実に防止出来る。
を検出すると消臭剤及び/又は分解促進剤を投入するこ
ととしたから適正なタイミングで無駄なく消臭剤、分解
促進剤を用いることが可能となって、経済的であり、ま
た環境汚染を確実に防止出来る。
【図1】実施の形態1の構成を示す正面断面図である。
【図2】実施の形態1の構成を示す側面断面図である。
【図3】実施の形態1の構成を示す平面図である。
【図4】実施の形態1における運転制御部の操作盤の拡
大図である。
大図である。
【図5】実施の形態1における消臭剤等の供給器の構成
を示す拡大側面断面図及び左側面図である。
を示す拡大側面断面図及び左側面図である。
【図6】図5に示す供給器の分解斜視図である。
【図7】実施の形態1の運転制御部を含む制御系の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図8】実施の形態2の構成を示す側面断面図である。
【図9】実施の形態2の制御内容を示すフローチャート
である。
である。
【図10】実施の形態3の制御内容を示すフローチャー
トである。
トである。
【図11】実施の形態4の構成を示す正面断面図であ
る。
る。
【図12】実施の形態4の構成を示す側面断面図であ
る。
る。
【図13】実施の形態4の構成を示す平面図である。
【図14】実施の形態3の制御系を示すブロック図であ
る。
る。
1 処理槽 2 外箱 5 運転制御部 6 上蓋 7 送風ファン 8 循環風路 31 太陽電池 32 電源
Claims (2)
- 【請求項1】 担体を収納する処理槽の内部に有機物を
投入し、加熱手段の加熱動作により処理槽内を所定温度
に保つと共に、送風手段の送風動作により処理槽内を換
気し、前記担体中に生息する微生物の活動により前記有
機物を分解処理する有機物処理装置において、前記処理
槽の換気用風路中に臭いセンサを設置したことを特徴と
する有機物処理装置。 - 【請求項2】 前記処理槽の上方に臨ませて、臭いセン
サの検出結果に基づき動作する消臭剤及び/又は分解促
進剤の投入手段を備える請求項1記載の有機物処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8200827A JPH1043722A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 有機物処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8200827A JPH1043722A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 有機物処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1043722A true JPH1043722A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16430869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8200827A Pending JPH1043722A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 有機物処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1043722A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2348876A (en) * | 1999-04-13 | 2000-10-18 | In Seop Jin | Disposal of organic waste by bacterial decomposition |
US6497121B1 (en) * | 2001-07-16 | 2002-12-24 | Eugene J. Walsh | Air-circulation enhancer for use with a clothes washing machine |
KR20220102182A (ko) * | 2021-01-11 | 2022-07-20 | 최성희 | 동물 사체 처리장치 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP8200827A patent/JPH1043722A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2348876A (en) * | 1999-04-13 | 2000-10-18 | In Seop Jin | Disposal of organic waste by bacterial decomposition |
US6497121B1 (en) * | 2001-07-16 | 2002-12-24 | Eugene J. Walsh | Air-circulation enhancer for use with a clothes washing machine |
KR20220102182A (ko) * | 2021-01-11 | 2022-07-20 | 최성희 | 동물 사체 처리장치 |
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