JP3303520B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3303520B2
JP3303520B2 JP10656794A JP10656794A JP3303520B2 JP 3303520 B2 JP3303520 B2 JP 3303520B2 JP 10656794 A JP10656794 A JP 10656794A JP 10656794 A JP10656794 A JP 10656794A JP 3303520 B2 JP3303520 B2 JP 3303520B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯兼脱水槽を回転さ
せながら洗濯液を衣類に散水して汚れを除去する洗濯機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の洗濯機は、パルセーター式洗濯機
が主流であり、このパルセーター式洗濯機は、底部にパ
ルセーターを備えた洗濯兼脱水槽に衣類を投入した後、
所定量の水と洗剤を投入し、パルセーターを回転させる
ことにより、洗濯を行っていた。つまり、洗剤の作用と
パルセーターの回転による機械力の作用により、衣類の
汚れを除去していた。ここでいう機械力とは、衣類相互
間の摩擦や、衣類と洗濯兼脱水槽の内壁、およびパルセ
ーターとの摩擦のことであるが、汚れ除去に対する機械
力の寄与は、大きいものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパルセーター式の洗濯機では、洗浄性能を高
めようとすると、撹拌時間を長くしたり、撹拌力を強く
して機械力を強くしなければならず、衣類の種類によっ
ては、摩擦による衣類表面の毛羽立ちやほつれ、または
衣類同士の絡みによる伸び、型くずれなど衣類を損傷さ
せてしまうという問題を有していた。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、機械
力を強くして衣類を傷めることなく、汗などの水溶性汚
れ、脂汚れ、泥汚れに対する洗浄性能を大幅に向上する
ことを第1の目的としている。
【0005】また、水溶性汚れ、脂汚れの洗浄性能の向
上と、泥汚れの程度によって、より短時間で、衣類の傷
みを最小限にとどめながら洗い上げることを第2の目的
としている。
【0006】また、水溶性汚れ、脂汚れの洗浄性能の向
上と、衣類の素材や種類によってより優しく、デリケー
トな衣類をも傷めることなく洗い上げることを第3の目
的としている。
【0007】また、機械力を強くして衣類を傷めること
なく、使用者の判断に応じて、大幅な洗浄力向上か、洗
剤を節約しての所定の洗浄性能の確保かを選択できるよ
うにすることを第4の目的としている。
【0008】さらに、使用者の判断に応じて大幅な洗浄
力向上か、洗剤を節約しての所定の洗浄性能の確保かを
選択可能とし、泥汚れの程度と衣類の素材や種類に応じ
て適切に洗い上げることを第5の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽
内に給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽の底部に回
転自在に配設したパルセーターと、前記パルセーターを
回転させるパルセーター駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽
を回転させる槽駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内の衣類
に洗濯液を供給する洗濯液供給手段と、前記給水手段、
パルセーター駆動手段、槽駆動手段、洗濯液供給手段な
どの動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段
は、前記槽駆動手段により洗濯兼脱水槽を回転させなが
ら前記洗濯液供給手段により前記洗濯兼脱水槽内の内側
側面にへばりついたまま回転する衣類に洗濯液を供給す
ことにより、衣類に洗濯液が供給されると同時に衣類
が洗濯液を排出する第1行程と、この第1行程終了後に
前記給水手段により所定水位まで給水し、前記パルセー
ター駆動手段によりパルセーターを回転する第2行程と
を実行するようにしたことを第1の課題解決手段として
いる。
【0010】また、第2の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段の制御手段は、第2行程の所要時間
を選択可能としたことを第2の課題解決手段としてい
る。
【0011】また、第3の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段の制御手段は、第2行程における水
流パターンを選択可能としたことを第3の課題解決手段
としている。
【0012】また、第4の目的を達成するために、洗濯
兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段
と、前記洗濯兼脱水槽の底部に回転自在に配設したパル
セーターと、前記パルセーターを回転させるパルセータ
ー駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を判定
する布量判定手段と、前記布量判定手段の信号に基づき
洗剤量を判定する洗剤量判定手段と、前記洗剤量を表示
する表示手段と、前記洗濯兼脱水槽を回転させる槽駆動
手段と、前記洗濯兼脱水槽内の衣類に前記洗剤量判定手
段で決定された量の洗剤を含む洗濯液を供給する洗濯液
供給手段と、前記給水手段、パルセーター駆動手段、槽
駆動手段、洗濯液供給手段などの動作を制御する制御手
段とを備え、前記制御手段は、前記槽駆動手段により洗
濯兼脱水槽を回転させながら前記洗濯液供給手段により
前記洗濯兼脱水槽内の内側側面にへばりついたまま回転
する衣類に洗濯液を供給することにより、衣類に洗濯液
が供給されると同時に衣類が洗濯液を排出する第1行程
と、この第1行程終了後に前記給水手段により所定水位
まで給水し、前記パルセーター駆動手段によりパルセー
ターを回転する第2行程とを実行するようにし、前記洗
剤量判定手段により判定した洗剤量より削減可能な洗剤
を数段階に判定し、前記削減可能な洗剤量を前記表示
手段に表示するとともに、前記削減可能な洗剤量を選択
可能としたことを第4の課題解決手段としている。
【0013】また、第5の目的を達成するために、上記
第4の課題解決手段の制御手段は、洗剤量と、第2行程
における所要時間と、前記第2行程における水流パター
ンとの、少なくとも一つを選択可変し実行するようにし
たことを第5の課題解決手段としている。
【0014】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
第1行程において、衣類に遠心力を加えながら洗濯液を
供給するため、洗濯液を効率的に汚れに作用させ、汚れ
を取り込んだ洗濯液を排出させることを同時に、かつ連
続的に行うことが可能となる。このとき、衣類には摩擦
等の機械力は加わっていないため、衣類を傷めることな
く、洗濯液の通過により水溶性汚れと洗剤の寄与の大き
い脂汚れを除去することができる。また、この後の第2
行程において、所定水位まで給水しパルセーターにより
撹拌することにより、機械力の寄与の大きい泥汚れを除
去することが可能となり、水溶性汚れ、脂汚れおよび泥
汚れを落とすことができる。
【0015】また、第2の課題解決手段により、第2行
程の所要時間を選択することができるので、泥汚れの程
度に応じてパルセーターの撹拌時間を選ぶことができ
る。つまり、第1行程で水溶性汚れと脂汚れを除去した
後、泥汚れの少ない衣類は、短時間で機械力をあまり加
えず傷みを抑え、また、泥汚れがひどい衣類は、機械力
を有る程度与え、時間をかけて泥汚れを除去するなどの
選択が可能となる。
【0016】また、第3の課題解決手段により、第2行
程の水流パターンを選択することができるので、衣類の
素材や種類に応じて水流パターンの強弱を選ぶことがで
きる。つまり、第1行程で水溶性汚れと脂汚れを除去し
た後、デリケートな衣類は機械力弱で傷みを最小限に抑
えて洗い、厚手の衣類は機械力強でしっかり洗うなどの
選択が可能となる。
【0017】また、上記第4の課題解決手段により、洗
剤量判定手段により削減可能な洗剤量を判定することが
できるので、汚れがひどく洗浄力を大幅に向上させたい
場合は、洗剤量を多く、汚れが少なく所定の洗浄性能を
確保しながら洗剤を節約したい場合は、洗剤量を少なく
というように選択が可能となる。
【0018】さらに、上記第5の課題解決手段により、
洗剤量判定手段により削減可能な洗剤量を判定すること
ができるので、使用者の判断に応じて洗浄力向上か、洗
剤削減かを選択可能とし、また第2行程の所要時間と水
流パターンを選択することができるので、泥汚れの程度
や衣類の素材や種類に応じて適切な洗い方を実行するこ
とができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1および図
2を参照しながら説明する。
【0020】図1に示すように、洗濯機外枠1は、4本
の吊り棒2により水受け槽3を吊り下げている。水受け
槽3の内部に洗濯兼脱水槽(以下、洗濯槽という)4を
回転自在に設け、洗濯槽4の底部にパルセーター5を回
転自在に配設している。モータ(パルセーター駆動手
段、槽駆動手段)6は、Vベルト7および減速機構8を
介してパルセーター5および洗濯槽4を駆動する。給水
弁(給水手段)9は水受け槽3内に洗濯水を給水し、水
受け槽3内の水位を水位検知手段10により検知する。
排水弁11は水受け槽3内の洗濯液を排水する。
【0021】洗濯液散水部12は、洗濯槽4の内側側面
に向けて洗濯液を供給するもので、循環経路13の途中
に循環ポンプ14を設け、この循環ポンプ14により水
受け槽3内の洗濯液を循環して洗濯槽4に洗濯液を供給
する。これら洗濯液散水部12、循環経路13、循環ポ
ンプ14により洗濯液供給手段15を構成している。制
御装置16は、洗濯機外枠1の上面に設けている。
【0022】エンコーダ17はモータ6の回転角を検知
するもので、モータ6の1回転ごとに6個のパルスを出
力し、その出力をパルスカウンタ18に入力している。
パルスカウンタ18はエンコーダ17の出力パルス数を
カウントし、この出力を布量判定手段19に入力して布
量を判定する。布量判定手段19の信号に基づき、第1
行程水量判定手段20は第1行程における給水量を判定
し、第2行程水位判定手段21は第2行程における給水
水位を判定する。洗剤量判定手段22は、第2行程水位
判定手段21の信号を取り込んで洗剤量を判定する。
【0023】制御手段23はマイクロコンピュータを含
んだ各種電子回路から構成されており、布量判定手段1
9、第1行程水量判定手段20、第2行程水位判定手段
21、洗剤量判定手段22、給水水量検知手段24、水
位検知手段10などからの信号を取り込んで、パワース
イッチング手段25を介してモータ6、給水弁9、排水
弁11、循環ポンプ14などの通電を制御し、洗濯、す
すぎ、脱水の一連の行程を逐次制御するとともに、表示
手段26を制御するものである。表示手段26は液晶表
示素子などからなり、洗濯槽4の水位や動作状態、洗剤
量を表示する。
【0024】制御手段23は、洗濯行程において、モー
タ6により洗濯槽4を所定の回転数(たとえば、150
〜250rpm)で回転させながら洗濯液供給手段15
により洗濯槽4内の衣類に洗濯液を供給するようにし、
洗濯槽4の回転時に洗濯液供給手段15により衣類に洗
濯液を供給する第1行程と、この第1行程終了後におい
て給水弁9により所定水位まで給水し、モータ6により
パルセーター5を回転する第2行程とを備えている。
【0025】上記構成において動作を説明すると、ま
ず、洗濯物27を洗濯槽4の中に投入し、スタートスイ
ッチ(図示せず)を押すと、制御手段23によりモータ
6を右方向に0.3秒駆動し、1.5秒休止した後、左方
向に0.3秒駆動して1.5秒休止し、休止期間の始めか
ら0.4秒までのエンコーダ17の出力パルス数をパル
スカウンタ18で計数し、布量判定手段19により洗濯
物27の布量を判定する。
【0026】布量判定手段19の信号に基づき、第1行
程水量判定手段20が第1行程における給水量を判定
し、第2行程水位判定手段21が第2行程における給水
水位を判定する。洗剤量判定手段22は、第2行程水位
検知手段21の信号を取り込んで洗剤量を判定し、表示
手段26に表示する。表示された洗剤が投入された後、
制御手段23により、給水弁9が作動し、所定水量給水
する。
【0027】つぎに、制御手段23によってモータ6が
作動し、モータ6の回転はVベルト10、減速機構11
を介して洗濯槽4に伝えられ、所定の回転数になるよう
オン、オフ制御される。洗濯槽4の回転により洗濯物2
7には遠心力が加わり、洗濯槽4の内側側面にへばりつ
いたまま回転する。このとき、循環ポンプ14を作動さ
せることにより、洗濯槽4の内側側面に位置する洗濯物
27に洗濯液を供給する。また同時に、洗濯槽4の回転
により、洗濯物15に含まれている洗濯液は脱水され
て、水受け槽3の下部から循環ポンプ14により汲み上
げられ、循環経路13を通して洗濯液散水部12より洗
濯物27に向けて供給される。制御手段23により所定
時間まで、洗濯槽4の回転と洗濯液の供給を連続して行
う。
【0028】ここで、第1行程では、洗濯槽4の回転に
より遠心力を加え、衣類を広げながら洗濯液を供給し、
汚れを取り込んだ洗濯液を排出させることを同時に、か
つ連続的に行うことが可能となるので、少ない洗濯液で
も効率的に汚れに作用させることができる。また、この
ときの洗剤量は、第2行程の水位に基づき設定されてい
るので、標準濃度よりかなり高濃度であるので、水溶性
汚れと洗剤の寄与の大きい脂汚れに対する洗浄性能が高
くなっている。そして、このときには、衣類に摩擦など
の機械力は加わっていないため、衣類を傷めることな
く、高い洗浄性能を得ることができる。
【0029】つぎに、第1行程終了後、制御手段23に
より給水弁9が作動し、第2行程水位判定手段21の信
号に基づき、所定の水位まで給水し、モータ6は洗濯水
流に応じて右回転、休止、左回転、休止を制御される。
モータ6の回転はVベルト10、減速機構11を介して
パルセーター5に伝えられ、洗濯槽4の中の洗濯物15
と洗濯液が撹拌される。制御手段23により所定時間ま
でパルセーター5の回転を行い、第2行程を終了する。
【0030】この第2行程では、パルセーター5により
洗濯物と洗濯液を撹拌することにより、第1行程では落
としきれなかった泥汚れを落とすことができ、第1行程
で高濃度の洗剤液が衣類に浸透しているので容易に落と
すことができる。
【0031】このように本実施例によれば、撹拌時間を
長くしたり、撹拌力を強くして衣類を損傷することな
く、水溶性汚れと脂汚れと泥汚れの洗浄力を大幅に向上
させることができる。
【0032】つぎに、本発明の第2の実施例を図3を参
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0033】図に示すように、第2行程時間選択手段2
8は、第2行程の所要時間を選択するもので、制御手段
29は、第2行程時間選択手段28の信号を取り込ん
で、第2行程でのパルセーター5の撹拌時間を制御する
ようにしている。
【0034】上記構成において動作を説明すると、洗濯
物27を洗濯槽4の中に投入し、スタートスイッチ(図
示せず)を押し、第2行程時間選択手段28により、第
2行程時間を選択する。制御手段29によりモータ6を
右方向に0.3秒駆動し、1.5秒休止した後、左方向に
0.3秒駆動して1.5秒休止し、休止期間の始めから
0.4秒までのエンコーダ17の出力パルス数をパルス
カウンタ18で計数し、布量判定手段19により洗濯物
の布量を判定する。以降、上記第1の実施例と同じ動作
を行うが、制御手段29により、第2行程時間選択手段
28の信号を取り込んでパルセーター5の回転を行う。
【0035】本実施例では、泥汚れの程度により第2行
程の所要時間を選択するようにしているが、(表1)に
泥汚れ程度と第2行程所要時間の関係を示している。
【0036】
【表1】 泥汚れの少ない衣類は3分で、泥汚れが中程度の衣類は
6分、泥汚れのひどい衣類は12分、第2行程を行うよ
うにしている。
【0037】このように本実施例によれば、泥汚れの程
度に応じてパルセーター5の撹拌時間を選択することが
できるので、第1行程で水溶性汚れと脂汚れを除去した
後、第2行程で、泥汚れの程度に応じて衣類の損傷を抑
えながら、泥汚れを落とすことができる。
【0038】つぎに、本発明の第3の実施例を図4を参
照にしながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ
構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0039】図に示すように、第2行程水流パターン選
択手段30は、第2行程における水流パターンを選択す
るもので、制御手段31は、第2行程水流パターン選択
手段30の信号を取り込んで、第2行程でのパルセータ
ー5の反転時限を制御するようにしている。
【0040】上記構成において動作を説明すると、洗濯
物27を洗濯槽4の中に投入し、スタートスイッチ(図
示せず)を押し、第2行程水流パターン選択手段30に
より、第2行程水流パターンを選択する。制御手段31
により、モータ6を右方向に0.3秒駆動し、1.5秒休
止した後、左方向に0.3秒駆動して1.5秒休止し、休
止期間の始めから0.4秒までのエンコーダ17の出力
パルス数をパルスカウンタ18で計数し、布量判定手段
19により洗濯物の布量を判定する。以降、上記第1の
実施例と同じ動作を行うが、制御手段31により、第2
行程水流パターン選択手段30の信号を取り込んで、パ
ルセーター5の反転時限を制御する。
【0041】本実施例では、衣類の素材と種類により、
第2行程の水流パターンを選択するようにしているが、
(表2)に衣類の素材や種類と第2行程水流パターンの
関係を示している。
【0042】
【表2】 ジーンズなどの厚手の衣類は強水流で、ウールや薄手の
デリケートな衣類は弱水流で、その他の衣類は標準水流
で、第2行程を行うようにしている。
【0043】このように本実施例によれば、衣類の素材
や種類に応じてパルセーター5の反転時限を選択するこ
とができるので、第1行程で水溶性汚れと脂汚れを除去
した後、第2行程で衣類の損傷を最小限に抑えながら洗
い上げることができる。
【0044】次に、本発明の第4の実施例を図5を参照
にしながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0045】図に示すように、洗剤量判定手段32は、
第2行程水位判定手段21の信号を取り込んで洗剤量を
判定するもので、削減可能な洗剤量を数段階に判定し、
洗剤量選択手段33の信号により削減可能な洗剤量を決
定し、制御手段34により表示手段26に表示するよう
にしている。
【0046】上記構成において動作を説明すると、洗濯
物27を洗濯槽4の中に投入し、スタートスイッチ(図
示せず)を押し、洗剤量選択手段33により、洗浄性能
アップコースか節洗剤コースかを選択する。制御手段3
4によりモータ6を右方向に0.3秒駆動し、1.5秒休
止した後、左方向に0.3秒駆動して1.5秒休止し、休
止期間の始めから0.4秒までのエンコーダ17の出力
パルス数をパルスカウンタ18で計数し、布量判定手段
19により洗濯物の布量を判定する。洗剤量判定手段3
2は、第2行程水位検知手段21の信号を取り込んで洗
剤量を判定するが、削減可能な洗剤量を数段階に判定
し、洗剤量選択手段33の信号により決定し、制御手段
34により表示手段26に表示する。以降、上記第1の
実施例と同じ動作を行う。
【0047】本実施例では、削減可能な洗剤量を数段階
に判定し、使用者の選択に応じて洗剤量を決定し表示す
るようにしている。(表3)に洗浄性能アップコースと
洗剤削減コースでの布量ごとの洗剤量を示している。
【0048】
【表3】 このように本実施例によれば、洗剤量判定手段32によ
り削減可能な洗剤量を判定し、使用者の判断に応じて洗
剤量が決定されるので、洗浄力向上か、洗剤削減かを選
択することができる。
【0049】つぎに、本発明の第5の実施例を図6を参
照にしながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ
構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0050】図に示すように、制御手段35は、第2行
程時間・水流パターン選択手段36の信号を取り込ん
で、第2行程でのパルセーター5の撹拌時間と反転時限
を制御し、洗剤量判定手段32は、第2行程水位判定手
段21の信号を取り込んで洗剤量を判定するが、削減可
能な洗剤量を数段階に判定し、洗剤量選択手段33の信
号により決定し、制御手段35により表示手段26に表
示するようにしている。
【0051】上記構成において動作を説明すると、洗濯
物27を洗濯槽4の中に投入し、スタートスイッチ(図
示せず)を押し、洗剤量選択手段33により洗浄性能ア
ップコースか節洗剤コースかを選択し、第2行程時間・
水流パターン選択手段36により、第2行程時間・水流
パターンを選択する。制御手段35によりモータ6を右
方向に0.3秒駆動し、1.5秒休止した後、左方向に
0.3秒駆動して1.5秒休止し、休止期間の始めから
0.4秒までのエンコーダ17の出力パルス数をパルス
カウンタ18で計数し、布量判定手段19により洗濯物
の布量を判定する。
【0052】洗剤量判定手段32は、第2行程水位検知
手段21の信号を取り込んで洗剤量を判定するが、削減
可能な洗剤量を数段階に判定し、洗剤量選択手段33の
信号により決定し、制御手段35により表示手段26に
表示する。以降、上記第1の実施例と同じ動作を行う
が、制御手段35により第2行程時間・水流パターン選
択手段36の信号を取り込んで、パルセーター5の撹拌
時間と反転時限を制御する。(表4)に第2行程の時間
と水流パターンの組み合わせを示している。
【0053】
【表4】 たとえば、(1)は厚手の衣類で泥汚れの少ないもの、
(9)はデリケートで泥汚れのひどいものというよう
に、泥汚れの程度や衣類の素材や種類に応じて洗い方を
選択するようにしている。
【0054】このように本実施例によれば、洗剤量判定
手段32により削減可能な洗剤量を判定し、使用者の判
断に応じて洗剤量が決定されるので、洗浄力向上か、洗
剤削減かを選択可能とし、また、第2行程の所要時間と
水流パターンを選択することができるので、泥汚れの程
度や衣類の素材や種類に応じて適切な洗い方を実行する
ことができる。
【0055】なお、上記実施例では、洗剤量と、第2行
程における所要時間と、前記第2行程における水流パタ
ーンとを選択できるようにしているが、これらの内、少
なくとも一つを選択できるようにしてもよいことはいう
までもない。
【0056】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽内に給水
する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽の底部に回転自在に
配設したパルセーターと、前記パルセーターを回転させ
るパルセーター駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽を回転さ
せる槽駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内の衣類に洗濯液
を供給する洗濯液供給手段と、前記給水手段、パルセー
ター駆動手段、槽駆動手段、洗濯液供給手段などの動作
を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記槽
駆動手段により洗濯兼脱水槽を回転させながら前記洗濯
液供給手段により前記洗濯兼脱水槽内の内側側面にへば
りついたまま回転する衣類に洗濯液を供給することによ
り、衣類に洗濯液が供給されると同時に衣類が洗濯液を
排出する第1行程と、この第1行程終了後に前記給水手
段により所定水位まで給水し、前記パルセーター駆動手
段によりパルセーターを回転する第2行程とを実行する
ようにしたから、撹拌時間を長くしたり、撹拌力を強く
して衣類を損傷することなく、水溶性汚れと脂汚れと泥
汚れの洗浄力を大幅に向上させることができる。
【0057】また、制御手段は、第2行程の所要時間を
選択可能としたから、泥汚れの程度に応じてパルセータ
ーの撹拌時間を選択することができ、水溶性汚れ、脂汚
れの洗浄性能の向上と、泥汚れの程度によって、より短
時間で衣類の傷みを最小限にとどめながら洗い上げるこ
とができる。
【0058】また、制御手段は、第2行程における水流
パターンを選択可能としたから、衣類の素材や種類に応
じて、パルセーターの反転時限を選択することができ、
水溶性汚れ、脂汚れの洗浄性能の向上と、衣類の素材や
種類によってより優しく、デリケートな衣類をも傷める
ことなく洗い上げることができる。
【0059】また、制御手段は、槽駆動手段により洗濯
兼脱水槽を回転させながら洗濯液供給手段により洗濯兼
脱水槽内の内側側面にへばりついたまま回転する衣類に
洗濯液を供給することにより、衣類に洗濯液が供給され
ると同時に衣類が洗濯液を排出する第1行程と、この第
1行程終了後に給水手段により所定水位まで給水し、パ
ルセーター駆動手段によりパルセーターを回転する第2
行程とを実行するようにし、洗剤量判定手段により判定
した洗剤量より削減可能な洗剤量を数段階に判定し、削
減可能な洗剤量を表示手段に表示するとともに、削減可
能な洗剤量を選択可能としたから、洗剤量判定手段によ
り、削減可能な洗剤量を判定することができ、機械力を
強くして衣類を傷めることなく、使用者の判断に応じ
て、大幅な洗浄力向上か、洗剤を節約しての所定の洗浄
性能の確保かを、選択できる。
【0060】また、制御手段は、洗剤量と、第2行程に
おける所要時間と、前記第2行程における水流パターン
との、少なくとも一つを選択可変し実行するようにした
から、使用者の判断に応じて、大幅な洗浄力向上か、洗
剤を節約しての所定の洗浄性能の確保かを選択可能と
し、泥汚れの程度と衣類の素材や種類に応じて適切に洗
い上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の縦断面図
【図2】同洗濯機のブロック回路図
【図3】本発明の第2の実施例の洗濯機のブロック回路
【図4】本発明の第3の実施例の洗濯機のブロック回路
【図5】本発明の第4の実施例の洗濯機のブロック回路
【図6】本発明の第5の実施例の洗濯機のブロック回路
【符号の説明】
4 洗濯兼脱水槽 5 パルセーター 6 モータ(パルセーター駆動手段、槽駆動手段) 9 給水弁(給水手段) 15 洗濯液供給手段 23 制御手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−141180(JP,A) 特開 平6−7578(JP,A) 実公 昭64−2714(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 33/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽内に
    給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽の底部に回転自
    在に配設したパルセーターと、前記パルセーターを回転
    させるパルセーター駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽を回
    転させる槽駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内の衣類に洗
    濯液を供給する洗濯液供給手段と、前記給水手段、パル
    セーター駆動手段、槽駆動手段、洗濯液供給手段などの
    動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前
    記槽駆動手段により洗濯兼脱水槽を回転させながら前記
    洗濯液供給手段により前記洗濯兼脱水槽内の内側側面に
    へばりついたまま回転する衣類に洗濯液を供給すること
    により、衣類に洗濯液が供給されると同時に衣類が洗濯
    液を排出する第1行程と、この第1行程終了後に前記給
    水手段により所定水位まで給水し、前記パルセーター駆
    動手段によりパルセーターを回転する第2行程とを実行
    するようにした洗濯機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、第2行程の所要時間を選択
    可能とした請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、第2行程における水流パタ
    ーンを選択可能とした請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽内に
    給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽の底部に回転自
    在に配設したパルセーターと、前記パルセーターを回転
    させるパルセーター駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内の
    洗濯物の量を判定する布量判定手段と、前記布量判定手
    段の信号に基づき洗剤量を判定する洗剤量判定手段と、
    前記洗剤量を表示する表示手段と、前記洗濯兼脱水槽を
    回転させる槽駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内の衣類に
    前記洗剤量判定手段で決定された量の洗剤を含む洗濯液
    を供給する洗濯液供給手段と、前記給水手段、パルセー
    ター駆動手段、槽駆動手段、洗濯液供給手段などの動作
    を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記槽
    駆動手段により洗濯兼脱水槽を回転させながら前記洗濯
    液供給手段により前記洗濯兼脱水槽内の内側側面にへば
    りついたまま回転する衣類に洗濯液を供給することによ
    り、衣類に洗濯液が供給されると同時に衣類 が洗濯液を
    排出する第1行程と、この第1行程終了後に前記給水手
    段により所定水位まで給水し、前記パルセーター駆動手
    段によりパルセーターを回転する第2行程とを実行する
    ようにし、前記洗剤量判定手段により判定した洗剤量よ
    削減可能な洗剤量を数段階に判定し、前記削減可能な
    洗剤量を前記表示手段に表示するとともに、前記削減可
    能な洗剤量を選択可能とした洗濯機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、洗剤量と、第2行程におけ
    る所要時間と、前記第2行程における水流パターンと
    の、少なくとも一つを選択可変し実行するようにした請
    求項4記載の洗濯機。
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