JP2002320790A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2002320790A
JP2002320790A JP2001128893A JP2001128893A JP2002320790A JP 2002320790 A JP2002320790 A JP 2002320790A JP 2001128893 A JP2001128893 A JP 2001128893A JP 2001128893 A JP2001128893 A JP 2001128893A JP 2002320790 A JP2002320790 A JP 2002320790A
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washing
time
stroke
dewatering tub
tub
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JP2001128893A
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English (en)
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Koichi Kubo
光市 久保
Yuko Omura
優子 大村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯水の効果的な作用によって汚れの除去を
効率的に行う洗濯機において、溶解した洗濯水を洗濯兼
脱水槽内の洗濯物の量に応じて洗濯物に散水させること
で、洗浄力を確保し、洗いむらを低減、および洗濯物の
傷み、洗濯物同士のからみを低減する。 【解決手段】 外槽1内に洗濯兼脱水槽2を回転自在に
設け、この洗濯兼脱水槽2の内底部に撹拌翼8を回転自
在に設け、洗濯兼脱水槽2および撹拌翼8をモータ5に
より駆動し、制御手段によりモータ5などの動作を制御
して行程を制御する。制御手段は、洗濯兼脱水槽2を回
転させて外槽1と洗濯兼脱水槽2との間から洗濯兼脱水
槽2内へ洗濯水を散水する第1の行程と、撹拌翼8を回
転させる第2の行程とを選択的に実行可能であって、布
量検知手段の出力に応じて第1の行程と第2の行程の時
間比率を変更可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯水の効果的な
作用によって汚れの除去を効率的に行う洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、代表的な洗濯機は、パルセーター
と呼ばれる撹拌翼を回転させて洗濯するものであり、こ
の種の洗濯機の構成を図14を参照しながら説明する。
【0003】図14に示すように、外槽23は、底部に
撹拌翼24を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽25を内
包し、吊り棒26により洗濯機外枠27に吊り下げてい
る。モータ28は、Vベルト29および減速機構兼クラ
ッチ30を介して、撹拌翼24または洗濯兼脱水槽25
を駆動する。排水弁31は洗濯兼脱水槽25内の洗濯水
を排水し、給水弁32は洗濯兼脱水槽25内に給水する
ものである。
【0004】洗濯兼脱水槽25には脱水時の振動を低減
させるための流体バランサー33を設け、洗濯兼脱水槽
25の上部には蓋34を配設している。制御装置35
は、モータ28、排水弁31、給水弁32などを制御し
て、洗濯、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するもので
ある。
【0005】上記構成において動作を説明すると、洗濯
兼脱水槽25に洗濯物と所定量の洗剤を投入した後、動
作を開始すると制御装置35により給水弁32を制御し
て洗濯兼脱水槽25内に所定量の水を給水し、その後制
御装置35により、モータ28を制御して撹拌翼24を
駆動する。撹拌翼24の回転によって洗濯兼脱水槽25
内の洗濯物と水とを撹拌し、この撹拌によって洗剤を徐
々に溶解して洗濯水となり、洗濯物の汚れに作用するこ
ととなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成の洗濯機の場合、撹拌翼24の回転によって洗濯兼脱
水槽25内の洗濯物を撹拌するといった機械力のみによ
って洗浄力を確保しているため、洗濯兼脱水槽25の底
にある洗濯物には機械力が伝わりやすいため、高い洗浄
力が得られるが、逆に洗濯兼脱水槽25の上にある洗濯
物には機械力が伝わりにくいため、洗浄力が得られず、
洗いむらが大きくなるといった問題を有していた。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、溶解
した洗濯水を洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量に応じて洗濯
物に散水させることで、所定時間で洗浄力を確保し、洗
いむらの低減、および洗濯物の傷み、洗濯物同士のから
みを低減することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽の
内底部に撹拌翼を回転自在に設け、洗濯兼脱水槽および
撹拌翼を駆動手段により駆動し、制御手段により駆動手
段などの動作を制御して行程を制御するよう構成し、制
御手段は、洗濯兼脱水槽を回転させて外槽と洗濯兼脱水
槽との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を散水する第1の
行程と、撹拌翼を回転させる第2の行程とを選択的に実
行可能であって、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知す
る布量検知手段の出力に応じて、第1の行程と第2の行
程の時間比率を変更可能としたものである。
【0009】これにより、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量
に応じて効率的に洗濯水を洗濯物にまんべんなく散水さ
せて汚れに作用させることができ、所定時間で洗浄力を
確保でき、洗いむらの低減、および洗濯物の傷み、洗濯
物同士のからみを低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽と、この洗
濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌翼と、前記
洗濯兼脱水槽および撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記
駆動手段などの動作を制御し行程を制御する制御手段
と、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する布量検知手
段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽を回転
させて外槽と洗濯兼脱水槽との間から洗濯兼脱水槽内へ
洗濯水を散水する第1の行程と、前記撹拌翼を回転させ
る第2の行程とを選択的に実行可能であって、前記布量
検知手段の出力に応じて第1の行程と第2の行程の時間
比率を変更可能としたものであり、所定時間で洗濯兼脱
水槽内の洗濯物の量に応じて効率的に洗濯水を洗濯物に
まんべんなく散水させて汚れに作用させることができ、
所定時間で洗浄力を確保でき、洗いむらの低減、および
洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみを低減することがで
きる。
【0011】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御手段は、布量検知手段の出力
に応じて第1の行程と第2の行程の時間比率を変更する
とき、増加させる行程の前段には、これと同じ行程が存
在しないように制御するようにしたものであり、洗浄力
を確保するとともに、洗いむらの低減、および洗濯物の
傷み、洗濯物同士のからみを低減することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2記載の発明において、制御手段は、布量検知手段
の出力に応じて第1の行程の時間比率を増加させると
き、増加させる第1の行程は、もとの第1の行程より洗
濯兼脱水槽の回転数を低くするようにしたものであり、
洗浄力を確保し、洗いむらの低減、および洗濯物の傷
み、洗濯物同士のからみを低減するとともに、洗濯水の
泡立ちをコントロールし、モータにかかる負荷も軽減す
ることができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2記載の発明において、制御手段は、布量検知手段
の出力に応じて第2の行程の時間比率を増加させると
き、増加させる第2の行程は、もとの第2の行程より撹
拌翼の回転数を低くするようにしたものであり、洗浄力
の確保、および洗いむらを低減するとともに、洗濯物の
傷み、洗濯物同士のからみを低減することができる。
【0014】請求項5に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2記載の発明において、制御手段は、布量検知手段
の出力に応じて第2の行程の時間比率を増加させると
き、増加させる第2の行程は、もとの第2の行程より撹
拌翼の反転時限を弱くするようにしたものであり、洗浄
力の確保、および洗いむらを低減するとともに、洗濯物
の傷み、洗濯物同士のからみを低減することができる。
【0015】請求項6に記載の発明は、外槽内に回転自
在に設けた洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽の内底部
に回転自在に設けた撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および
撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記駆動手段などの動作
を制御し行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手
段は、前記洗濯兼脱水槽を回転させて外槽と洗濯兼脱水
槽との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を散水する第1の
行程と、撹拌翼を回転させる第2の行程とを選択的に実
行可能であって、洗濯時間の全長を所定洗濯時間より長
く変更設定したとき、第1の行程の時間比率を所定洗濯
時間の第1の行程の時間比率より多くするようにしたも
のであり、洗浄力の確保、洗いむらの低減をするととも
に、洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみを低減すること
ができる。
【0016】請求項7に記載の発明は、上記請求項6記
載の発明において、制御手段は、洗濯時間の全長を所定
洗濯時間より長く変更設定したとき、第1の行程の時間
比率を所定洗濯時間の第1の行程の時間比率より多くす
るとき、増加させる第1の行程は、所定洗濯時間の第1
の行程より洗濯兼脱水槽の回転数を低くするようにした
ものであり、洗浄力を確保し、洗いむらの低減、および
洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみを低減するととも
に、洗濯水の泡立ちをコントロールし、モータにかかる
負荷も軽減することができる。
【0017】請求項8に記載の発明は、外槽内に回転自
在に設けた洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽の内底部
に回転自在に設けた撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および
撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記駆動手段などの動作
を制御し行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手
段は、前記洗濯兼脱水槽を回転させて外槽と洗濯兼脱水
槽との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を散水する第1の
行程と、撹拌翼を回転させる第2の行程とを選択的に実
行可能であって、洗濯時間の全長を所定洗濯時間より長
く変更設定したとき、第2の行程の時間比率を所定洗濯
時間の第2の行程の時間比率より多くするようにしたも
のであり、使用者の要求にあった、洗浄力の確保、洗い
むらの低減をすることができる。
【0018】請求項9に記載の発明は、上記請求項8記
載の発明において、制御手段は、洗濯時間の全長を所定
洗濯時間より長く変更設定したとき、第2の行程の時間
比率を所定洗濯時間の第2の行程の時間比率より多くす
るとき、増加させる第2の行程は、もとの第2の行程よ
り撹拌翼の回転数を低くするようにしたものであり、使
用者の要求にあった、洗浄力の確保、洗いむらの低減を
するとともに、洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみを低
減することができる。
【0019】請求項10に記載の発明は、上記請求項8
記載の発明において、制御手段は、洗濯時間の全長を所
定洗濯時間より長く変更設定したとき、第2の行程の時
間比率を所定洗濯時間の第2の行程の時間比率より多く
するとき、増加させる第2の行程は、所定洗濯時間の第
2の行程より撹拌翼の反転時限を弱くするようにしたも
のであり、使用者の要求にあった、洗浄力の確保、洗い
むらの低減をするとともに、洗濯物の傷み、洗濯物同士
のからみを低減することができる。
【0020】請求項11に記載の発明は、外槽内に回転
自在に設けた洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽の内底
部に回転自在に設けた撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽およ
び撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記駆動手段などの動
作を制御し行程を制御する制御手段とを備え、前記制御
手段は、前記洗濯兼脱水槽を回転させて外槽と洗濯兼脱
水槽との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を散水する第1
の行程と、撹拌翼を回転させる第2の行程とを選択的に
実行可能であって、洗濯時間の全長を所定洗濯時間より
短く変更設定したとき、第2の行程の時間比率を所定洗
濯時間の第2の行程の時間比率より多くするようにした
ものであり、洗浄力の確保、洗いむらの低減をすること
ができる。
【0021】請求項12に記載の発明は、外槽内に回転
自在に設けた洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽の内底
部に回転自在に設けた撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽およ
び撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記駆動手段などの動
作を制御し行程を制御する制御手段とを備え、前記制御
手段は、前記洗濯兼脱水槽を回転させて外槽と洗濯兼脱
水槽との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を散水する第1
の行程と、撹拌翼を回転させる第2の行程とを選択的に
実行可能であって、洗濯時間の全長を所定洗濯時間より
短く変更設定したとき、第2の行程の時間比率を所定洗
濯時間の第2の行程の時間比率より少なくするようにし
たものであり、使用者の要求にあった、洗濯物の傷み、
洗濯物同士のからみを低減することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0023】(実施例1)図1に示すように、外槽1
は、回転自在に配設した洗濯兼脱水槽2を内包し、吊り
棒3により洗濯機外枠4に吊り下げている。モータ(駆
動手段)5は、Vベルト6および減速機構7を介して洗
濯兼脱水槽2および洗濯兼脱水槽2の内底部に回転自在
に配設した撹拌翼8を回転駆動する。カバー体9は、外
槽1の上部に設けた散水用の吐出部を形成するものであ
る。
【0024】給水弁10は、洗濯兼脱水槽2内に水を給
水するものであり、水位検知手段11は、外槽1内の水
位を検知するもので、排水弁12は外槽1内の洗濯水を
排水するものである。
【0025】制御装置13は、図2に示すように構成し
ており、制御手段14は、マイクロコンピュータで構成
し、パワースイッチング手段15を介してモータ5、給
水弁10、排水弁12などの動作を制御し、洗濯、すす
ぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御する。入力設定手
段16は、運転コース、洗濯時間等を設定するもので、
制御手段14は入力設定手段16からの情報を入力し
て、その情報を基に表示手段17で表示して使用者に知
らせる。記憶手段18は、制御手段14により制御する
のに必要なデータを記憶している。なお、19は商用電
源、20は電源スイッチである。
【0026】回転検知手段21はホールICなどで構成
し、モータ5に取り付けている。布量検知手段22は、
洗濯兼脱水槽2内の洗濯物の量を検知するもので、回転
検知手段21の出力を入力し、洗濯兼脱水槽2内に洗濯
物と洗濯水が入った状態でモータ5により撹拌翼8を駆
動した後、駆動を停止したときの撹拌翼8の回転数の低
下度合いにより洗濯兼脱水槽2内の洗濯物の量を検知す
る。制御手段14は、布量検知手段22の信号を受けて
複数存在する洗濯パタ−ンをどのパタ−ンに設定するか
決定するようにしている。
【0027】ここで、制御手段14は、洗濯行程におい
て、洗濯兼脱水槽2を回転させて外槽1と洗濯兼脱水槽
2との間から洗濯兼脱水槽2内へ洗濯水を散水する第1
の行程と、撹拌翼8を回転させる第2の行程を有してい
る。また、制御手段14は、布量検知手段22の出力に
応じて第1の行程と第2の行程の時間比率を変更可能と
している。
【0028】上記構成において動作を説明すると、図3
に示すように、洗濯兼脱水槽2内に洗濯物と洗剤を投入
した後、運転を開始すると、給水弁10を作動させて給
水を開始し、洗濯兼脱水槽2内の水位が設定水位S1に
達するまで給水を行う。洗濯兼脱水槽2内の水位が設定
水位S1に達すると、制御手段14によってモータ5が
作動して撹拌翼8が撹拌され、洗濯物を一定時間撹拌す
る。このとき、回転検知手段21に生じる信号は布量検
知手段22に送られ、その信号によって洗濯兼脱水槽2
内の洗濯物の布量を検知する。
【0029】布量検知手段22によって洗濯物の量を検
知した後、制御手段14は、洗濯兼脱水槽2の回転数を
R1に上昇する。洗濯兼脱水槽2の回転数が上昇するこ
とにより、洗濯兼脱水槽2の洗濯水を撹拌する撹拌する
力が増大し、洗濯兼脱水槽2内の水面は、図4に示すよ
うに、中央部が下降し、外槽1と洗濯兼脱水槽2との間
が上昇し、ついには洗濯兼脱水槽2の上端部の高さを越
えて、洗濯兼脱水槽2内へと散水される。
【0030】このように時刻t1から時刻t2までの間
に、洗濯兼脱水槽2の上部から散水されて、洗濯物の中
を通過循環する行程が第1の行程の動作である。この行
程によって、洗濯物への洗濯水の供給がまんべんなく行
えるとともに、散水された洗濯水が洗濯兼脱水槽2の回
転による遠心力によって洗濯物の中を繰り返し通過循環
し、この洗濯水の繰り返し通過によって洗濯物に付着す
る汚れが除去される。
【0031】つぎに、第2の行程の動作を説明すると、
図5に示すように、撹拌翼8を動作させ、洗濯物を撹拌
する。図3に示すように、時刻t2から時刻t3までの
間、撹拌翼8で洗濯物を撹拌して汚れを除去する行程が
第2の行程の動作である。
【0032】ここで、図6に示すように、布量検知手段
22の出力により洗濯兼脱水槽2内の洗濯物の量が適当
な洗濯物の量であると検知したときの第1の行程と第2
の行程の時間比率(基準の時間比率)は、図6(a)に
示すように、例えば5:5(洗濯時間が10分の場合、
第1の行程が5分、第2の行程が5分)としている。
【0033】布量が多いとき、すなわち布量検知手段2
2の出力により洗濯兼脱水槽2内の洗濯物の量が多いと
検知したときは、洗濯物は洗濯水面より盛り上がり洗濯
水に浸っていないため、図6(b)に示すように、第1
の行程の時間比率を多くし、例えば7:3(洗濯時間が
10分の場合、7分と3分)として、第2の行程の時間
比率を少なくし、洗濯水面より出た洗濯物にもまんべん
なく全体的に洗濯水を散水させて汚れに有効に作用させ
る。
【0034】また、布量が少ないとき、洗濯物は洗濯水
面より下にあり、散水された洗濯水は直接洗濯物にはか
からず、洗濯水の繰り返し通過による汚れ除去の効果は
薄いため、図6(c)に示すように、第1の行程の時間
比率を少なくし、例えば3:7(洗濯時間が10分の場
合、3分と7分)として、第2の行程の時間比率を多く
し、第2の行程でゆったりとした撹拌にて洗浄効果を上
げる。このとき、洗濯物に機械力をかけても、洗濯水中
に洗濯物は少なく、撹拌翼8に洗濯物が直接撹拌される
ことも少ないため、洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみ
も少ない。
【0035】このことにより、洗濯兼脱水槽2内の洗濯
物の量に応じて効率的に洗濯水を洗濯物にまんべんなく
散水させて汚れに作用させることができ、所定時間で洗
浄力を確保でき、洗いむらの低減、および洗濯物の傷
み、洗濯物同士のからみを低減することができる。
【0036】なお、本実施例では、洗濯物の量を検知し
た後、第1の行程を実施しているが、洗濯物の量を検知
した後、第2の行程から実施しても同様の効果が得られ
る。
【0037】(実施例2)図2に示す制御手段14は、
布量検知手段22の出力に応じて第1の行程と第2の行
程の時間比率を変更するとき、増加させる行程の前段に
は、これと同じ行程が存在しないように制御するように
している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0038】上記構成において動作を説明すると、図7
に示すように、布量検知手段22の出力により洗濯兼脱
水槽2内の洗濯物の量が適当な洗濯物の量であると検知
したときの第1の行程と第2の行程の時間比率(基準の
時間比率)は、図7(a)に示すように、例えば5:5
(洗濯時間が10分の場合、第1の行程が5分、第2の
行程が5分)としている。洗濯物の量が多いと検知した
ときの時間比率は、例えば7:3(洗濯時間が10分の
場合、7分と3分)とし、洗濯物の量が少ないと検知し
たときの時間比率は、例えば3:7(洗濯時間が10分
の場合、3分と7分)とする。
【0039】ここで、図7(b)に示すように、洗濯物
の量が多いと検知し、時間比率を7:3と変更したとき
に、基準の時間比率と比較して増加した2分間の第1の
行程は、第2の行程の後に行うようにする。撹拌翼8を
動作させ、洗濯物を撹拌する第2の行程を行うことによ
って、洗濯物の位置を変化させ、その後から第1の行程
で洗濯物への散水を行うことにより、洗濯物をまんべん
なく洗うことができる。
【0040】また、図7(c)に示すように、洗濯物の
量が少ないと検知し、時間比率を3:7と変更したとき
に、基準の時間比率と比較して増加した2分間の第2の
行程は、第1の行程の前に行うようにする。撹拌翼8を
動作させ、洗濯物を撹拌する第2の行程を連続させない
ことによって、洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみを低
減するとともに、洗濯物の位置を変化させ、その後から
第1の行程で洗濯物への散水を行うことにより、洗濯物
をまんべんなく洗うことができる。
【0041】このことにより、洗浄力を確保するととも
に、洗いむらの低減、および洗濯物の傷み、洗濯物同士
のからみを低減することができる。
【0042】(実施例3)図2に示す制御手段14は、
布量検知手段22の出力に応じて第1の行程の時間比率
を増加させるとき、増加させる第1の行程は、もとの第
1の行程より洗濯兼脱水槽2の回転数を低くするように
している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0043】上記構成において動作を説明すると、布量
検知手段22の出力により洗濯兼脱水槽2内の洗濯物の
量が多いと検知し、第1の行程と第2の行程の時間比率
を7:3(洗濯時間が10分の場合、7分と3分)に変
更したとき、洗濯兼脱水槽2内へ洗濯水を散水する第1
の行程の時間が長くなるため、泡が立ちすぎる恐れがあ
る。
【0044】そのため、図8に示すように、適当な洗濯
物の量であると検知したときの時間比率(基準の時間比
率)5:5(洗濯時間が10分の場合、5分と5分)か
ら増加した2分間の第1の行程の洗濯兼脱水槽2の回転
数は、基準時の第1の行程の洗濯兼脱水槽2の回転数R
1(例えば、160r/min)よりも低い回転数R2
とする(例えば、130r/min)。
【0045】このことにより、第1の行程の時間比率を
多くしても、洗濯水を洗濯物に最適に散水させて汚れに
作用させるため、洗浄力を確保し、洗いむらの低減、お
よび洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみを低減するとと
もに、洗濯水の泡立ちをコントロールし、モータ5にか
かる負荷も軽減することができる。
【0046】(実施例4)図2に示す制御手段14は、
布量検知手段22の出力に応じて第2の行程の時間比率
を増加させるとき、増加させる第2の行程は、もとの第
2の行程より撹拌翼8の回転数を低くするようにしてい
る。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0047】上記構成において動作を説明すると、布量
検知手段22の出力により洗濯兼脱水槽2内の洗濯物の
量が少ないと検知し、第1の行程と第2の行程の時間比
率を3:7(洗濯時間が10分の場合、3分と7分)に
変更したとき、撹拌翼8を回転させる第2の行程の時間
が長くなるため、洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみが
ひどくなる恐れがある。
【0048】そのため、適当な洗濯物の量であると検知
したときの時間比率(基準の時間比率)5:5(洗濯時
間が10分の場合、5分と5分)から増加した2分間の
第2の行程の撹拌翼8の回転数は、基準時の第2の行程
の撹拌翼の回転数(例えば、130r/min)よりも
低くする(例えば、100r/min)。
【0049】このことにより、第2の行程の時間比率を
多くしても、適度な機械力の増加となるため、洗浄力の
確保、および洗いむらを低減するとともに、洗濯物の傷
み、洗濯物同士のからみを低減することができる。
【0050】(実施例5)図2に示す制御手段14は、
布量検知手段22の出力に応じて第2の行程の時間比率
を増加させるとき、増加させる第2の行程は、もとの第
2の行程より撹拌翼8の反転時限を弱くするようにして
いる。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0051】上記構成において動作を説明すると、布量
検知手段22の出力により洗濯兼脱水槽2内の洗濯物の
量が少ないと検知し、第1の行程と第2の行程の時間比
率を3:7(洗濯時間が10分の場合、3分と7分)に
変更したとき、撹拌翼8を回転させる第2の行程の時間
が長くなるため、洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみが
ひどくなる恐れがある。
【0052】そのため、適当な洗濯物の量であると検知
したときの時間比率(基準の時間比率)5:5(洗濯時
間が10分の場合、5分と5分)から増加した2分間の
第2の行程の撹拌翼8の反転時限は、基準時の第2の行
程の撹拌翼8の反転時限(例えば、2秒オン−1秒オ
フ)よりも弱くする(例えば、1秒オン−1秒オフ)。
【0053】このことにより、第2の行程の時間比率を
多くしても、適度な機械力の増加となるため、洗浄力の
確保、および洗いむらを低減するとともに、洗濯物の傷
み、洗濯物同士のからみを低減することができる。
【0054】(実施例6)図2に示す制御手段14は、
洗濯時間の全長を所定洗濯時間より長く変更設定したと
き、第1の行程の時間比率を所定洗濯時間の第1の行程
の時間比率より多くするようにしている。他の構成は上
記実施例1と同じである。
【0055】上記構成において動作を説明すると、洗濯
時間を所定洗濯時間(例えば、10分)より長い洗濯時
間(例えば、15分)にしたとき、所定洗濯時間の第1
の行程と第2の行程の時間比率(例えば、5:5)のま
まであると、洗濯物を撹拌して機械力で汚れを除去する
第2の行程の時間(7分30秒)が、所定洗濯時間の第
2の行程の時間(5分)よりも多くなってしまい、洗濯
物の傷み、洗濯物同士のからみが多くなってしまう。
【0056】そのため、図9に示すように、洗濯時間を
所定洗濯時間(例えば、10分)より長い洗濯時間(例
えば、15分)にしたとき、第1の行程の時間比率を所
定洗濯時間の第1の行程の時間比率より多くする(例え
ば、10:5)。
【0057】このことにより、洗浄力の確保、洗いむら
の低減をするとともに、洗濯物の傷み、洗濯物同士のか
らみを低減することができる。
【0058】(実施例7)図2に示す制御手段14は、
洗濯時間の全長を所定洗濯時間より長く変更設定したと
き、第1の行程の時間比率を所定洗濯時間の第1の行程
の時間比率より多くするとき、増加させる第1の行程
は、所定洗濯時間の第1の行程より洗濯兼脱水槽2の回
転数を低くするようにしている。他の構成は上記実施例
1と同じである。
【0059】上記構成において動作を説明すると、図1
0に示すように、洗濯時間を所定洗濯時間(例えば、1
0分、第1の行程と第2の行程の時間比率5:5)より
長い洗濯時間(例えば、15分)にしたとき、第1の行
程の時間比率を所定洗濯時間の第1の行程の時間比率よ
り多くする(例えば、10:5)。
【0060】このとき、洗濯兼脱水槽2内へ洗濯水を散
水する第1の行程の時間が長くなるため、泡が立ちすぎ
る恐れがある。そのため、増加した5分間の第1の行程
の洗濯兼脱水槽2の回転数は、所定洗濯時間時の第1の
行程の洗濯兼脱水槽2の回転数R1(例えば、160r
/min)よりも低い回転数R2する(例えば、130
r/min)。
【0061】このことにより、洗浄力を確保し、洗いむ
らの低減、および洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみを
低減するとともに、洗濯水の泡立ちをコントロールし、
モータにかかる負荷も軽減することができる。
【0062】(実施例8)図2に示す制御手段14は、
洗濯時間の全長を所定洗濯時間より長く変更設定したと
き、第2の行程の時間比率を所定洗濯時間の第2の行程
の時間比率より多くするようにしている。他の構成は上
記実施例1と同じである。
【0063】上記構成において動作を説明すると、使用
者が入力設定手段16により洗濯時間を所定洗濯時間
(例えば、10分)より長い洗濯時間(例えば、15
分)を設定したとき、使用者は、泥汚れや油汚れなど頑
固な汚れを除去するため、より高い洗浄力、より洗いむ
らの低減を要求していると推定される。泥汚れや油汚れ
など頑固な汚れを除去するには機械力をかけなければな
らず、洗濯兼脱水槽2の上部から洗濯水を散水し、洗濯
水の繰り返し通過により汚れを除去する第1の行程では
除去しにくい。
【0064】そのため、洗濯時間が所定洗濯時間より長
い洗濯時間に設定したとき、図11に示すように、第1
の行程の時間比率を所定洗濯時間時の第1の行程と第2
の行程の時間比率(例えば、5:5)より多くする(例
えば、5:10)。
【0065】このことにより、使用者の要求にあった、
洗浄力の確保、洗いむらの低減をすることができる。
【0066】(実施例9)図2に示す制御手段14は、
洗濯時間の全長を所定洗濯時間より長く変更設定したと
き、第2の行程の時間比率を所定洗濯時間の第2の行程
の時間比率より多くするとき、増加させる第2の行程
は、もとの第2の行程より撹拌翼8の回転数を低くする
ようにしている。他の構成は上記実施例1と同じであ
る。
【0067】上記構成において動作を説明すると、洗濯
時間が所定洗濯時間より長い洗濯時間に設定されたと
き、第2の行程の時間比率を所定洗濯時間の第1の行程
と第2の行程の時間比率(例えば、5:5)より多くす
るよう(例えば、5:10)にしている。このとき、撹
拌翼8を回転させる第2の行程の時間が長くなるため、
洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみがひどくなる恐れが
ある。
【0068】そのため、増加した5分間の第2の行程の
撹拌翼8の回転数は、所定洗濯時間時の第2の行程の撹
拌翼8の回転数(例えば、130r/min)よりも低
くす(例えば、100r/min)。
【0069】このことにより、使用者の要求にあった、
洗浄力の確保、洗いむらの低減をするとともに、洗濯物
の傷み、洗濯物同士のからみを低減することができる。
【0070】(実施例10)図2に示す制御手段14
は、洗濯時間の全長を所定洗濯時間より長く変更設定し
たとき、第2の行程の時間比率を所定洗濯時間の第2の
行程の時間比率より多くするとき、増加させる第2の行
程は、もとの第2の行程より撹拌翼8の反転時限を弱く
するようにしている。他の構成は上記実施例1と同じで
ある。
【0071】上記構成において動作を説明すると、洗濯
時間が所定洗濯時間より長い洗濯時間に設定されたと
き、第2の行程の時間比率を所定洗濯時間の第1の行程
と第2の行程の時間比率(例えば、5:5)より多くす
るよう(例えば、5:10)にしている。このとき、撹
拌翼を回転させる第2の行程の時間が長くなるため、洗
濯物の傷み、洗濯物同士のからみがひどくなる恐れがあ
る。
【0072】そのため、増加した5分間の第2の行程の
撹拌翼8の反転時限は、所定洗濯時間時の第2の行程の
撹拌翼の反転時限(例えば、2秒オン−1秒オフ)より
も弱くする(例えば、1秒オン−1秒オフ)。
【0073】このことにより、使用者の要求にあった、
洗浄力の確保、洗いむらの低減をするとともに、洗濯物
の傷み、洗濯物同士のからみを低減することができる。
【0074】(実施例11)図2に示す制御手段14
は、洗濯時間の全長を所定洗濯時間より短く変更設定し
たとき、第2の行程の時間比率を所定洗濯時間の第2の
行程の時間比率より多くするようにしている。他の構成
は上記実施例1と同じである。
【0075】上記構成において動作を説明すると、洗濯
時間を所定洗濯時間(例えば、10分)より短い洗濯時
間(例えば、6分)にしたとき、所定洗濯時間の第1の
行程と第2の行程の時間比率(例えば、5:5)のまま
であると、洗濯物を撹拌して機械力で汚れを除去する第
2の行程の時間(3分)が、所定洗濯時間時の第2の行
程の時間(5分)よりも短くなってしまい、泥汚れや油
汚れなど頑固な汚れを除去するには機械力をかけなけれ
ばならず、洗濯兼脱水槽2の上部から洗濯水を散水し、
洗濯水の繰り返し通過により汚れ除去する第1の行程で
は除去しにくい。
【0076】そのため、図12に示すように、洗濯時間
を所定洗濯時間より短い洗濯時間(例えば、6分)にし
たとき、第2の行程の時間比率を所定洗濯時間時の第2
の行程の時間比率より多くする(例えば、1:5)。
【0077】このことにより、洗浄力の確保、洗いむら
の低減をすることができる。
【0078】(実施例12)図2に示す制御手段14
は、洗濯時間の全長を所定洗濯時間より短く変更設定し
たとき、第2の行程の時間比率を所定洗濯時間の第2の
行程の時間比率より少なくするようにしている。他の構
成は上記実施例1と同じである。
【0079】上記構成において動作を説明すると、使用
者が入力設定手段16により洗濯時間を所定洗濯時間
(例えば、10分)より短い洗濯時間(例えば、6分)
を設定した場合、汚れが少ない洗濯物の洗濯、あるいは
傷めたくないデリケ−トな衣類の洗濯であると推定され
る。洗濯物を撹拌して機械力で汚れを除去する第2の行
程は、洗濯物の傷めたり、また洗濯物同士をからめてし
まう恐れがある。
【0080】そのため、洗濯時間が所定洗濯時間より短
い洗濯時間に設定したとき、図13に示すように、所定
の第1の行程と第2の行程の時間比率(例えば、5:
5)よりも、第2の行程の時間比率を少なくする(例え
ば、5:1)。
【0081】このことにより、使用者の要求にあった、
洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみの低減をすることが
できる。
【0082】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽
と、この洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌
翼と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を駆動する駆動手
段と、前記駆動手段などの動作を制御し行程を制御する
制御手段と、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する布
量検知手段を備え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽
を回転させて外槽と洗濯兼脱水槽との間から洗濯兼脱水
槽内へ洗濯水を散水する第1の行程と、撹拌翼を回転さ
せる第2の行程とを選択的に実行可能であって、前記布
量検知手段の出力に応じて第1の行程と第2の行程の時
間比率を変更可能としたから、所定時間で洗濯兼脱水槽
内の洗濯物の量に応じて効率的に洗濯水を洗濯物にまん
べんなく散水させて汚れに作用させることができ、所定
時間で洗浄力を確保でき、洗いむらの低減、および洗濯
物の傷み、洗濯物同士のからみを低減することができ
る。
【0083】また、請求項2に記載の発明によれば、制
御手段は、布量検知手段の出力に応じて第1の行程と第
2の行程の時間比率を変更するとき、増加させる行程の
前段には、これと同じ行程が存在しないように制御する
ようにしたから、洗浄力を確保するとともに、洗いむら
の低減、および洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみを低
減することができる。
【0084】また、請求項3に記載の発明によれば、制
御手段は、布量検知手段の出力に応じて第1の行程の時
間比率を増加させるとき、増加させる第1の行程は、も
との第1の行程より洗濯兼脱水槽の回転数を低くするよ
うにしたから、洗浄力を確保し、洗いむらの低減、およ
び洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみを低減するととも
に、洗濯水の泡立ちをコントロールし、モータにかかる
負荷も軽減することができる。
【0085】また、請求項4に記載の発明によれば、制
御手段は、布量検知手段の出力に応じて第2の行程の時
間比率を増加させるとき、増加させる第2の行程は、も
との第2の行程より撹拌翼の回転数を低くするようにし
たから、洗浄力の確保、および洗いむらを低減するとと
もに、洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみを低減するこ
とができる。
【0086】また、請求項5に記載の発明によれば、制
御手段は、布量検知手段の出力に応じて第2の行程の時
間比率を増加させるとき、増加させる第2の行程は、も
との第2の行程より撹拌翼の反転時限を弱くするように
したから、洗浄力の確保、および洗いむらを低減すると
ともに、洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみを低減する
ことができる。
【0087】また、請求項6に記載の発明によれば、外
槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱
水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌翼と、前記洗濯兼
脱水槽および撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記駆動手
段などの動作を制御し行程を制御する制御手段とを備
え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽を回転させて外
槽と洗濯兼脱水槽との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を
散水する第1の行程と、撹拌翼を回転させる第2の行程
とを選択的に実行可能であって、洗濯時間の全長を所定
洗濯時間より長く変更設定したとき、第1の行程の時間
比率を所定洗濯時間の第1の行程の時間比率より多くす
るようにしたから、洗浄力の確保、洗いむらの低減をす
るとともに、洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみを低減
することができる。
【0088】また、請求項7に記載の発明によれば、制
御手段は、洗濯時間の全長を所定洗濯時間より長く変更
設定したとき、第1の行程の時間比率を所定洗濯時間の
第1の行程の時間比率より多くするとき、増加させる第
1の行程は、所定洗濯時間の第1の行程より洗濯兼脱水
槽の回転数を低くするようにしたから、洗浄力を確保
し、洗いむらの低減、および洗濯物の傷み、洗濯物同士
のからみを低減するとともに、洗濯水の泡立ちをコント
ロールし、モータにかかる負荷も軽減することができ
る。
【0089】また、請求項8に記載の発明によれば、外
槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱
水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌翼と、前記洗濯兼
脱水槽および撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記駆動手
段などの動作を制御し行程を制御する制御手段とを備
え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽を回転させて外
槽と洗濯兼脱水槽との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を
散水する第1の行程と、撹拌翼を回転させる第2の行程
とを選択的に実行可能であって、洗濯時間の全長を所定
洗濯時間より長く変更設定したとき、第2の行程の時間
比率を所定洗濯時間の第2の行程の時間比率より多くす
るようにしたから、使用者の要求にあった、洗浄力の確
保、洗いむらの低減をすることができる。
【0090】また、請求項9に記載の発明によれば、制
御手段は、洗濯時間の全長を所定洗濯時間より長く変更
設定したとき、第2の行程の時間比率を所定洗濯時間の
第2の行程の時間比率より多くするとき、増加させる第
2の行程は、もとの第2の行程より撹拌翼の回転数を低
くするようにしたから、使用者の要求にあった、洗浄力
の確保、洗いむらの低減をするとともに、洗濯物の傷
み、洗濯物同士のからみを低減することができる。
【0091】また、請求項10に記載の発明によれば、
制御手段は、洗濯時間の全長を所定洗濯時間より長く変
更設定したとき、第2の行程の時間比率を所定洗濯時間
の第2の行程の時間比率より多くするとき、増加させる
第2の行程は、所定洗濯時間の第2の行程より撹拌翼の
反転時限を弱くするようにしたから、使用者の要求にあ
った、洗浄力の確保、洗いむらの低減をするとともに、
洗濯物の傷み、洗濯物同士のからみを低減することがで
きる。
【0092】また、請求項11に記載の発明によれば、
外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼
脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌翼と、前記洗濯
兼脱水槽および撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記駆動
手段などの動作を制御し行程を制御する制御手段とを備
え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽を回転させて外
槽と洗濯兼脱水槽との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を
散水する第1の行程と、撹拌翼を回転させる第2の行程
とを選択的に実行可能であって、洗濯時間の全長を所定
洗濯時間より短く変更設定したとき、第2の行程の時間
比率を所定洗濯時間の第2の行程の時間比率より多くす
るようにしたから、洗浄力の確保、洗いむらの低減をす
ることができる。
【0093】また、請求項12に記載の発明によれば、
外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼
脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌翼と、前記洗濯
兼脱水槽および撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記駆動
手段などの動作を制御し行程を制御する制御手段とを備
え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽を回転させて外
槽と洗濯兼脱水槽との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を
散水する第1の行程と、撹拌翼を回転させる第2の行程
とを選択的に実行可能であって、洗濯時間の全長を所定
洗濯時間より短く変更設定したとき、第2の行程の時間
比率を所定洗濯時間の第2の行程の時間比率より少なく
するようにしたから、使用者の要求にあった、洗濯物の
傷み、洗濯物同士のからみを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の縦断面図
【図2】同洗濯機のブロック回路図
【図3】同洗濯機の要部動作タイムチャート
【図4】同洗濯機の第1の行程の動作状態を示す縦断面
【図5】同洗濯機の第2の行程の動作状態を示す縦断面
【図6】(a)同洗濯機の洗濯物の量が適量のときの要
部動作タイムチャート (b)同洗濯機の洗濯物の量が多いときの要部動作タイ
ムチャート (c)同洗濯機の洗濯物の量が少ないときの要部動作タ
イムチャート
【図7】(a)本発明の第2の実施例の洗濯機の洗濯物
の量が適量のときの要部動作タイムチャート (b)同洗濯機の洗濯物の量が多いときの要部動作タイ
ムチャート (c)同洗濯機の洗濯物の量が少ないときの要部動作タ
イムチャート
【図8】本発明の第3の実施例の洗濯機の要部動作タイ
ムチャート
【図9】本発明の第6の実施例の洗濯機の要部動作タイ
ムチャート
【図10】本発明の第7の実施例の洗濯機の要部動作タ
イムチャート
【図11】本発明の第8の実施例の洗濯機の要部動作タ
イムチャート
【図12】本発明の第11の実施例の洗濯機の要部動作
タイムチャート
【図13】本発明の第12の実施例の洗濯機の要部動作
タイムチャート
【図14】従来の洗濯機の縦断面図
【符号の説明】
1 外槽 2 洗濯兼脱水槽 5 モータ(駆動手段) 8 撹拌翼 14 制御手段 22 布量検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA01 AA19 BA09 BB16 CA06 CB06 KA02 LA02 LA11 LB02 LB17 MA01 MA02 MA07 MA08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽
    と、この洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌
    翼と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を駆動する駆動手
    段と、前記駆動手段などの動作を制御し行程を制御する
    制御手段と、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する布
    量検知手段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水
    槽を回転させて外槽と洗濯兼脱水槽との間から洗濯兼脱
    水槽内へ洗濯水を散水する第1の行程と、前記撹拌翼を
    回転させる第2の行程とを選択的に実行可能であって、
    前記布量検知手段の出力に応じて第1の行程と第2の行
    程の時間比率を変更可能とした洗濯機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、布量検知手段の出力に応じ
    て第1の行程と第2の行程の時間比率を変更するとき、
    増加させる行程の前段には、これと同じ行程が存在しな
    いように制御するようにした請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、布量検知手段の出力に応じ
    て第1の行程の時間比率を増加させるとき、増加させる
    第1の行程は、もとの第1の行程より洗濯兼脱水槽の回
    転数を低くするようにした請求項1または2記載の洗濯
    機。
  4. 【請求項4】 制御手段は、布量検知手段の出力に応じ
    て第2の行程の時間比率を増加させるとき、増加させる
    第2の行程は、もとの第2の行程より撹拌翼の回転数を
    低くするようにした請求項1または2記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、布量検知手段の出力に応じ
    て第2の行程の時間比率を増加させるとき、増加させる
    第2の行程は、もとの第2の行程より撹拌翼の反転時限
    を弱くするようにした請求項1または2記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽
    と、この洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌
    翼と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を駆動する駆動手
    段と、前記駆動手段などの動作を制御し行程を制御する
    制御手段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽
    を回転させて外槽と洗濯兼脱水槽との間から洗濯兼脱水
    槽内へ洗濯水を散水する第1の行程と、撹拌翼を回転さ
    せる第2の行程とを選択的に実行可能であって、洗濯時
    間の全長を所定洗濯時間より長く変更設定したとき、第
    1の行程の時間比率を所定洗濯時間の第1の行程の時間
    比率より多くするようにした洗濯機。
  7. 【請求項7】 制御手段は、洗濯時間の全長を所定洗濯
    時間より長く変更設定したとき、第1の行程の時間比率
    を所定洗濯時間の第1の行程の時間比率より多くすると
    き、増加させる第1の行程は、所定洗濯時間の第1の行
    程より洗濯兼脱水槽の回転数を低くするようにした請求
    項6記載の洗濯機。
  8. 【請求項8】 外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽
    と、この洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌
    翼と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を駆動する駆動手
    段と、前記駆動手段などの動作を制御し行程を制御する
    制御手段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽
    を回転させて外槽と洗濯兼脱水槽との間から洗濯兼脱水
    槽内へ洗濯水を散水する第1の行程と、撹拌翼を回転さ
    せる第2の行程とを選択的に実行可能であって、洗濯時
    間の全長を所定洗濯時間より長く変更設定したとき、第
    2の行程の時間比率を所定洗濯時間の第2の行程の時間
    比率より多くするようにした洗濯機。
  9. 【請求項9】 制御手段は、洗濯時間の全長を所定洗濯
    時間より長く変更設定したとき、第2の行程の時間比率
    を所定洗濯時間の第2の行程の時間比率より多くすると
    き、増加させる第2の行程は、もとの第2の行程より撹
    拌翼の回転数を低くするようにした請求項8記載の洗濯
    機。
  10. 【請求項10】 制御手段は、洗濯時間の全長を所定洗
    濯時間より長く変更設定したとき、第2の行程の時間比
    率を所定洗濯時間の第2の行程の時間比率より多くする
    とき、増加させる第2の行程は、所定洗濯時間の第2の
    行程より撹拌翼の反転時限を弱くするようにした請求項
    8記載の洗濯機。
  11. 【請求項11】 外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水
    槽と、この洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹
    拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を駆動する駆動
    手段と、前記駆動手段などの動作を制御し行程を制御す
    る制御手段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水
    槽を回転させて外槽と洗濯兼脱水槽との間から洗濯兼脱
    水槽内へ洗濯水を散水する第1の行程と、撹拌翼を回転
    させる第2の行程とを選択的に実行可能であって、洗濯
    時間の全長を所定洗濯時間より短く変更設定したとき、
    第2の行程の時間比率を所定洗濯時間の第2の行程の時
    間比率より多くするようにした洗濯機。
  12. 【請求項12】 外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水
    槽と、この洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹
    拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を駆動する駆動
    手段と、前記駆動手段などの動作を制御し行程を制御す
    る制御手段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水
    槽を回転させて外槽と洗濯兼脱水槽との間から洗濯兼脱
    水槽内へ洗濯水を散水する第1の行程と、撹拌翼を回転
    させる第2の行程とを選択的に実行可能であって、洗濯
    時間の全長を所定洗濯時間より短く変更設定したとき、
    第2の行程の時間比率を所定洗濯時間の第2の行程の時
    間比率より少なくするようにした洗濯機。
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