JP2000325690A - 洗濯機 - Google Patents
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- JP2000325690A JP2000325690A JP11142860A JP14286099A JP2000325690A JP 2000325690 A JP2000325690 A JP 2000325690A JP 11142860 A JP11142860 A JP 11142860A JP 14286099 A JP14286099 A JP 14286099A JP 2000325690 A JP2000325690 A JP 2000325690A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗濯水を循環して、洗い、すすぎを行う洗濯
機において、すすぎ性能を確保するとともに、泡切れの
悪い洗剤を用いた場合でも泡残りを防止する。 【解決手段】 外槽１内に回転自在に配設した洗濯兼脱
水槽２をモータ５により駆動し、洗濯兼脱水槽２の回転
により洗濯兼脱水槽２内に、その上方部より散水される
構成とする。制御装置１３によりモータ５、給水弁１
０、排水弁１２などの動作を制御するとともに、この制
御手段１３は、すすぎ行程において、洗濯兼脱水槽２の
回転数を上方部より散水される回転数とする第１の行程
と、水の入れ替えを伴う注水すすぎよりなる第２の行程
と、洗濯兼脱水槽２の回転数を上方部より散水されない
回転数とする第３の行程を、この順番で順次実行するよ
う構成する。
機において、すすぎ性能を確保するとともに、泡切れの
悪い洗剤を用いた場合でも泡残りを防止する。 【解決手段】 外槽１内に回転自在に配設した洗濯兼脱
水槽２をモータ５により駆動し、洗濯兼脱水槽２の回転
により洗濯兼脱水槽２内に、その上方部より散水される
構成とする。制御装置１３によりモータ５、給水弁１
０、排水弁１２などの動作を制御するとともに、この制
御手段１３は、すすぎ行程において、洗濯兼脱水槽２の
回転数を上方部より散水される回転数とする第１の行程
と、水の入れ替えを伴う注水すすぎよりなる第２の行程
と、洗濯兼脱水槽２の回転数を上方部より散水されない
回転数とする第３の行程を、この順番で順次実行するよ
う構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯水を循環し
て、洗濯、すすぎを行う洗濯機に関する。
て、洗濯、すすぎを行う洗濯機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機は図７に示すよう
に構成していた。以下、その構成について説明する。
に構成していた。以下、その構成について説明する。
【０００３】図７に示すように、外槽１７は、底部に攪
拌翼１８を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽１９を内包
し、吊り棒２０により洗濯機外枠２１に吊り下げてい
る。モータ２２は、Ｖベルト２３および減速機構兼クラ
ッチ２４を介して、攪拌翼１８または洗濯兼脱水槽１９
を駆動する。排水弁２５は洗濯兼脱水槽１９内の洗濯水
を排水し、給水弁２６は洗濯兼脱水槽１９内に給水する
ものである。
拌翼１８を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽１９を内包
し、吊り棒２０により洗濯機外枠２１に吊り下げてい
る。モータ２２は、Ｖベルト２３および減速機構兼クラ
ッチ２４を介して、攪拌翼１８または洗濯兼脱水槽１９
を駆動する。排水弁２５は洗濯兼脱水槽１９内の洗濯水
を排水し、給水弁２６は洗濯兼脱水槽１９内に給水する
ものである。
【０００４】洗濯兼脱水槽１９には脱水時の振動を低減
させるための流体バランサー２７を配設している。カバ
ー体２８は、外槽１７の上部に設けられた散水用の吐出
部を形成するもので、制御装置２９は、モータ２２、排
水弁２５、給水弁２６などを制御して、洗濯、すすぎ、
脱水の各行程を逐次制御するものである。
させるための流体バランサー２７を配設している。カバ
ー体２８は、外槽１７の上部に設けられた散水用の吐出
部を形成するもので、制御装置２９は、モータ２２、排
水弁２５、給水弁２６などを制御して、洗濯、すすぎ、
脱水の各行程を逐次制御するものである。
【０００５】上記構成において動作を説明すると、洗濯
兼脱水槽１９に洗濯物と洗剤を投入した後、給水弁２６
を作動して洗濯兼脱水槽１９内に設定水位まで給水を行
い、その後、モータ２２により洗濯兼脱水槽１９を駆動
して、洗濯兼脱水槽１９を回転数を上昇させる。回転数
が上昇することにより洗濯兼脱水槽１９内の洗濯水を攪
拌する力が増大し、洗濯兼脱水槽１９内の水面は、中央
部が下降し、洗濯兼脱水槽１９と外槽１７との間が上昇
し、ついには洗濯兼脱水槽１９の上端部の高さを越え
て、洗濯兼脱水槽１９内部へと散水される。洗濯兼脱水
槽１９の回転数は、あらかじめ洗濯兼脱水槽１９内に洗
濯水が散水される回転数に設定されている。
兼脱水槽１９に洗濯物と洗剤を投入した後、給水弁２６
を作動して洗濯兼脱水槽１９内に設定水位まで給水を行
い、その後、モータ２２により洗濯兼脱水槽１９を駆動
して、洗濯兼脱水槽１９を回転数を上昇させる。回転数
が上昇することにより洗濯兼脱水槽１９内の洗濯水を攪
拌する力が増大し、洗濯兼脱水槽１９内の水面は、中央
部が下降し、洗濯兼脱水槽１９と外槽１７との間が上昇
し、ついには洗濯兼脱水槽１９の上端部の高さを越え
て、洗濯兼脱水槽１９内部へと散水される。洗濯兼脱水
槽１９の回転数は、あらかじめ洗濯兼脱水槽１９内に洗
濯水が散水される回転数に設定されている。
【０００６】このように洗濯水が洗濯兼脱水槽１９の上
部から散水されて、洗濯物への洗濯水の供給をまんべん
なく行うことにより、洗い、すすぎ行程を実施するよう
に構成している。
部から散水されて、洗濯物への洗濯水の供給をまんべん
なく行うことにより、洗い、すすぎ行程を実施するよう
に構成している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成の洗濯機の場合、泡切れの悪い洗剤を用いた場合、す
すぎ行程の最後まで洗濯水を上部から散水しつづける
と、すすぎ終了時に水面に泡が残ってしまうことがあっ
た。
成の洗濯機の場合、泡切れの悪い洗剤を用いた場合、す
すぎ行程の最後まで洗濯水を上部から散水しつづける
と、すすぎ終了時に水面に泡が残ってしまうことがあっ
た。
【０００８】さらに、洗剤中に、水質軟化を目的とし
て、通常含まれる、水に不溶性のゼオライトという成分
が、洗濯物の布地が密な構造の場合、洗い行程で洗濯水
の散水により洗濯物の上部に堆積し、すすぎ行程で除去
できず、洗濯物にゼオライトが残留してしまう場合があ
った。
て、通常含まれる、水に不溶性のゼオライトという成分
が、洗濯物の布地が密な構造の場合、洗い行程で洗濯水
の散水により洗濯物の上部に堆積し、すすぎ行程で除去
できず、洗濯物にゼオライトが残留してしまう場合があ
った。
【０００９】さらに、注水すすぎを行う場合、給水量が
すすぎ性能を大きく左右するため、家庭の水道の給水流
量によっては、すすぎ不足や、すすぎ過ぎによる水、電
気、時間の浪費を生じる場合があった。
すすぎ性能を大きく左右するため、家庭の水道の給水流
量によっては、すすぎ不足や、すすぎ過ぎによる水、電
気、時間の浪費を生じる場合があった。
【００１０】本発明は上記課題を解決するもので、すす
ぎ性能を確保するとともに、泡切れの悪い洗剤を用いた
場合でも泡残りを防止することを第１の目的としてい
る。
ぎ性能を確保するとともに、泡切れの悪い洗剤を用いた
場合でも泡残りを防止することを第１の目的としてい
る。
【００１１】また、本発明は、洗濯物へのゼオライトの
残留を防止することを第２の目的としている。
残留を防止することを第２の目的としている。
【００１２】また、本発明は、すすぎ不足や、すすぎ過
ぎによる水、電気、時間の浪費を防止することを第３の
目的としている。
ぎによる水、電気、時間の浪費を防止することを第３の
目的としている。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第１の目的
を達成するために、外槽内に回転自在に配設した洗濯兼
脱水槽を駆動手段により駆動し、洗濯兼脱水槽の回転に
より洗濯兼脱水槽内に、その上方部より散水される構成
とし、制御手段により駆動手段、給水手段、排水手段な
どの動作を制御するとともに、この制御手段は、すすぎ
行程において、洗濯兼脱水槽の回転数を上方部より散水
される回転数とする第１の行程と、水の入れ替えを伴う
注水すすぎよりなる第２の行程と、洗濯兼脱水槽の回転
数を上方部より散水されない回転数とする第３の行程
を、この順番で順次実行するよう構成したものである。
を達成するために、外槽内に回転自在に配設した洗濯兼
脱水槽を駆動手段により駆動し、洗濯兼脱水槽の回転に
より洗濯兼脱水槽内に、その上方部より散水される構成
とし、制御手段により駆動手段、給水手段、排水手段な
どの動作を制御するとともに、この制御手段は、すすぎ
行程において、洗濯兼脱水槽の回転数を上方部より散水
される回転数とする第１の行程と、水の入れ替えを伴う
注水すすぎよりなる第２の行程と、洗濯兼脱水槽の回転
数を上方部より散水されない回転数とする第３の行程
を、この順番で順次実行するよう構成したものである。
【００１４】これにより、洗濯水を上部から散水させ、
洗濯物に含まれる濃い洗剤成分を効率的に希釈した後、
注水すすぎにより水を入れ替え、洗濯水を上部から散水
させない回転数でさらに洗剤成分を余分な泡を立てるこ
となく希釈することが可能となり、泡切れの悪い洗剤を
使用した場合でも、すすぎ性能を確保し、かつすすぎ終
了時に水面に泡が残るのを防止することができる。
洗濯物に含まれる濃い洗剤成分を効率的に希釈した後、
注水すすぎにより水を入れ替え、洗濯水を上部から散水
させない回転数でさらに洗剤成分を余分な泡を立てるこ
となく希釈することが可能となり、泡切れの悪い洗剤を
使用した場合でも、すすぎ性能を確保し、かつすすぎ終
了時に水面に泡が残るのを防止することができる。
【００１５】また、上記第２の目的を達成するために、
制御手段は、水の入れ替えを伴う注水すすぎすすぎ行程
の前に、パルセーターを駆動するよう構成したものであ
る。
制御手段は、水の入れ替えを伴う注水すすぎすすぎ行程
の前に、パルセーターを駆動するよう構成したものであ
る。
【００１６】これにより、洗い行程中にゼオライトが堆
積した上側の洗濯物を、パルセーターを攪拌することに
より、水中に沈め、ゼオライトを水中に分散させ、その
後の注水すすぎで水を入れ替えることにより、ゼオライ
トを排出することができるので、洗濯物にゼオライトが
残留するのを防止することができる。
積した上側の洗濯物を、パルセーターを攪拌することに
より、水中に沈め、ゼオライトを水中に分散させ、その
後の注水すすぎで水を入れ替えることにより、ゼオライ
トを排出することができるので、洗濯物にゼオライトが
残留するのを防止することができる。
【００１７】また、上記第３の目的を達成するために、
制御手段は、水の入れ替えを伴う注水すすぎ行程の実行
時間を、この注水すすぎ行程前の設定水位までの給水時
間に基づき決定するよう構成したものである。
制御手段は、水の入れ替えを伴う注水すすぎ行程の実行
時間を、この注水すすぎ行程前の設定水位までの給水時
間に基づき決定するよう構成したものである。
【００１８】これにより、給水流量を判定することが可
能となり、給水流量が少ない場合のすすぎ不足を防止
し、給水流量が多い場合のすすぎ過ぎによる水、電気、
時間の浪費を防止することができる。
能となり、給水流量が少ない場合のすすぎ不足を防止
し、給水流量が多い場合のすすぎ過ぎによる水、電気、
時間の浪費を防止することができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、外槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記
洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽
内に給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽内の水を排
水する排水手段と、前記駆動手段、給水手段、排水手段
などの動作を制御する制御手段とを備え、前記洗濯兼脱
水槽の回転により洗濯兼脱水槽内に、その上方部より散
水される構成とし、前記制御手段は、すすぎ行程におい
て、前記洗濯兼脱水槽の回転数を上方部より散水される
回転数とする第１の行程と、水の入れ替えを伴う注水す
すぎよりなる第２の行程と、前記洗濯兼脱水槽の回転数
を上方部より散水されない回転数とする第３の行程を、
この順番で順次実行するよう構成したものであり、洗濯
水を上部から散水させ、洗濯物に含まれる濃い洗剤成分
を効率的に希釈した後、注水すすぎにより水を入れ替
え、洗濯水を上部から散水させない回転数でさらに洗剤
成分を余分な泡を立てることなく希釈することが可能と
なり、泡切れの悪い洗剤を使用した場合でも、すすぎ性
能を確保し、かつすすぎ終了時に水面に泡が残るのを防
止することができる。
は、外槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記
洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽
内に給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽内の水を排
水する排水手段と、前記駆動手段、給水手段、排水手段
などの動作を制御する制御手段とを備え、前記洗濯兼脱
水槽の回転により洗濯兼脱水槽内に、その上方部より散
水される構成とし、前記制御手段は、すすぎ行程におい
て、前記洗濯兼脱水槽の回転数を上方部より散水される
回転数とする第１の行程と、水の入れ替えを伴う注水す
すぎよりなる第２の行程と、前記洗濯兼脱水槽の回転数
を上方部より散水されない回転数とする第３の行程を、
この順番で順次実行するよう構成したものであり、洗濯
水を上部から散水させ、洗濯物に含まれる濃い洗剤成分
を効率的に希釈した後、注水すすぎにより水を入れ替
え、洗濯水を上部から散水させない回転数でさらに洗剤
成分を余分な泡を立てることなく希釈することが可能と
なり、泡切れの悪い洗剤を使用した場合でも、すすぎ性
能を確保し、かつすすぎ終了時に水面に泡が残るのを防
止することができる。
【００２０】請求項２に記載の発明は、外槽内に回転自
在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽底部に
配設したパルセーターと、前記洗濯兼脱水槽とパルセー
ターを駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に給水
する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽内の水を排水する排
水手段と、前記駆動手段、給水手段、排水手段などの動
作を制御する制御手段とを備え、前記洗濯兼脱水槽の回
転により洗濯兼脱水槽内に、その上方部より散水される
構成とし、前記制御手段は、水の入れ替えを伴う注水す
すぎすすぎ行程の前に、前記パルセーターを駆動するよ
う構成したものであり、洗い行程中にゼオライトが堆積
した上側の洗濯物を、パルセーターを攪拌することによ
り、水中に沈め、ゼオライトを水中に分散させ、その後
の注水すすぎで水を入れ替えることにより、ゼオライト
を排出することができるので、洗濯物にゼオライトが残
留するのを防止することができる。
在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽底部に
配設したパルセーターと、前記洗濯兼脱水槽とパルセー
ターを駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に給水
する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽内の水を排水する排
水手段と、前記駆動手段、給水手段、排水手段などの動
作を制御する制御手段とを備え、前記洗濯兼脱水槽の回
転により洗濯兼脱水槽内に、その上方部より散水される
構成とし、前記制御手段は、水の入れ替えを伴う注水す
すぎすすぎ行程の前に、前記パルセーターを駆動するよ
う構成したものであり、洗い行程中にゼオライトが堆積
した上側の洗濯物を、パルセーターを攪拌することによ
り、水中に沈め、ゼオライトを水中に分散させ、その後
の注水すすぎで水を入れ替えることにより、ゼオライト
を排出することができるので、洗濯物にゼオライトが残
留するのを防止することができる。
【００２１】請求項３に記載の発明は、外槽内に回転自
在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動
する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水手
段と、前記洗濯兼脱水槽内の水を排水する排水手段と、
前記駆動手段、給水手段、排水手段などの動作を制御す
る制御手段とを備え、前記洗濯兼脱水槽の回転により洗
濯兼脱水槽内に、その上方部より散水される構成とし、
前記制御手段は、水の入れ替えを伴う注水すすぎ行程の
実行時間を、この注水すすぎ行程前の設定水位までの給
水時間に基づき決定するよう構成したものであり、設定
水位までの給水時間により給水流量を判定することがで
き、給水流量が少ない場合のすすぎ不足を防止し、給水
流量が多い場合のすすぎ過ぎによる水、電気、時間の浪
費を防止することができる。
在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動
する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水手
段と、前記洗濯兼脱水槽内の水を排水する排水手段と、
前記駆動手段、給水手段、排水手段などの動作を制御す
る制御手段とを備え、前記洗濯兼脱水槽の回転により洗
濯兼脱水槽内に、その上方部より散水される構成とし、
前記制御手段は、水の入れ替えを伴う注水すすぎ行程の
実行時間を、この注水すすぎ行程前の設定水位までの給
水時間に基づき決定するよう構成したものであり、設定
水位までの給水時間により給水流量を判定することがで
き、給水流量が少ない場合のすすぎ不足を防止し、給水
流量が多い場合のすすぎ過ぎによる水、電気、時間の浪
費を防止することができる。
【００２２】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００２３】（実施例１）図１に示すように、外槽１
は、回転自在に配設した洗濯兼脱水槽２を内包し、吊り
棒３により洗濯機外枠４に吊り下げている。モータ（駆
動手段）５は、Ｖベルト６および減速機構７を介して洗
濯兼脱水槽２を回転駆動する。洗濯兼脱水槽２には、脱
水時の振動を低減させるための流体バランサー８を配設
している。カバー体９は、外槽１の上部に設けられた散
水用の吐出部を形成するもので、給水弁（給水手段）１
０は、洗濯兼脱水槽２内に水を給水するものであり、水
位検知手段１１は、外槽１内の水位を検知するもので、
排水弁（排水手段）１２は外槽１内の洗濯水を排水する
ものである。
は、回転自在に配設した洗濯兼脱水槽２を内包し、吊り
棒３により洗濯機外枠４に吊り下げている。モータ（駆
動手段）５は、Ｖベルト６および減速機構７を介して洗
濯兼脱水槽２を回転駆動する。洗濯兼脱水槽２には、脱
水時の振動を低減させるための流体バランサー８を配設
している。カバー体９は、外槽１の上部に設けられた散
水用の吐出部を形成するもので、給水弁（給水手段）１
０は、洗濯兼脱水槽２内に水を給水するものであり、水
位検知手段１１は、外槽１内の水位を検知するもので、
排水弁（排水手段）１２は外槽１内の洗濯水を排水する
ものである。
【００２４】制御装置（制御手段）１３は、モータ５、
給水弁１０、排水弁１２などの動作を制御し、洗濯、す
すぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御するとともに、
すすぎ行程において、洗濯兼脱水槽２の回転数を、外槽
１と洗濯兼脱水槽２との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽２内
へ散水される回転数とする第１の行程と、給水弁１０と
排水弁１２を制御し、水の入れ替えを伴う注水すすぎよ
りなる第２の行程と、洗濯兼脱水槽２の回転数を、外槽
１と洗濯兼脱水槽２との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽２内
へ散水されない回転数とする第３の行程を、この順番で
順次実行するようにしている。
給水弁１０、排水弁１２などの動作を制御し、洗濯、す
すぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御するとともに、
すすぎ行程において、洗濯兼脱水槽２の回転数を、外槽
１と洗濯兼脱水槽２との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽２内
へ散水される回転数とする第１の行程と、給水弁１０と
排水弁１２を制御し、水の入れ替えを伴う注水すすぎよ
りなる第２の行程と、洗濯兼脱水槽２の回転数を、外槽
１と洗濯兼脱水槽２との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽２内
へ散水されない回転数とする第３の行程を、この順番で
順次実行するようにしている。
【００２５】上記構成において動作を説明すると、洗濯
兼脱水槽２に洗濯物と洗剤を投入した後、給水弁１０を
作動して洗濯兼脱水槽２内に給水を行い、設定水位まで
給水すると、給水弁１０の作動を停止する。その後、モ
ータ５により洗濯兼脱水槽２を駆動して、洗濯兼脱水槽
２の回転数を上昇させる。回転数が上昇することにより
洗濯兼脱水槽２の洗濯水を攪拌する力が増大し、洗濯兼
脱水槽２内の水面は、中央部が下降し、洗濯兼脱水槽２
と外槽１との間が上昇し、洗濯兼脱水槽２の上端部の高
さを超えて、洗濯兼脱水槽２内部へと散水される。
兼脱水槽２に洗濯物と洗剤を投入した後、給水弁１０を
作動して洗濯兼脱水槽２内に給水を行い、設定水位まで
給水すると、給水弁１０の作動を停止する。その後、モ
ータ５により洗濯兼脱水槽２を駆動して、洗濯兼脱水槽
２の回転数を上昇させる。回転数が上昇することにより
洗濯兼脱水槽２の洗濯水を攪拌する力が増大し、洗濯兼
脱水槽２内の水面は、中央部が下降し、洗濯兼脱水槽２
と外槽１との間が上昇し、洗濯兼脱水槽２の上端部の高
さを超えて、洗濯兼脱水槽２内部へと散水される。
【００２６】このように洗濯水が洗濯兼脱水槽２の上部
から散水されて、洗濯物への洗濯水の供給をまんべんな
く行うことにより、洗濯物の中を通過循環する行程が洗
濯水散水行程の動作である。この行程によって、洗濯物
への洗濯水の供給がまんべんなく行えるとともに、散水
された洗濯水が洗濯兼脱水槽２の回転による遠心力によ
って洗濯物の中を繰り返し通過循環し、この洗濯水の繰
り返し通過によって洗濯物に付着する汚れが除去され
る。また、この洗濯水散水行程では、洗濯水の散水、通
過時に洗濯物が直接攪拌されないため、洗濯物を傷める
ことない。
から散水されて、洗濯物への洗濯水の供給をまんべんな
く行うことにより、洗濯物の中を通過循環する行程が洗
濯水散水行程の動作である。この行程によって、洗濯物
への洗濯水の供給がまんべんなく行えるとともに、散水
された洗濯水が洗濯兼脱水槽２の回転による遠心力によ
って洗濯物の中を繰り返し通過循環し、この洗濯水の繰
り返し通過によって洗濯物に付着する汚れが除去され
る。また、この洗濯水散水行程では、洗濯水の散水、通
過時に洗濯物が直接攪拌されないため、洗濯物を傷める
ことない。
【００２７】つぎに、すすぎ行程を図２を参照にしなが
ら動作を説明すると、洗い行程終了後、排水弁１２を作
動して、外槽１内の洗濯水を排水する。つぎに、洗濯兼
脱水槽２を約８００ｒ／ｍｉｎの所定回転数で回転駆動
させて洗濯物を脱水し、余分な洗剤液を除去し、排水弁
１２の作動を停止する。つぎに、給水弁１０を作動さ
せ、設定水位まで給水し、給水弁１０の作動を停止す
る。
ら動作を説明すると、洗い行程終了後、排水弁１２を作
動して、外槽１内の洗濯水を排水する。つぎに、洗濯兼
脱水槽２を約８００ｒ／ｍｉｎの所定回転数で回転駆動
させて洗濯物を脱水し、余分な洗剤液を除去し、排水弁
１２の作動を停止する。つぎに、給水弁１０を作動さ
せ、設定水位まで給水し、給水弁１０の作動を停止す
る。
【００２８】その後、図２に示すように、洗濯兼脱水槽
２を回転数Ｒ１で回転駆動させ、第１の行程を実行す
る。回転数Ｒ１は、外槽１と洗濯兼脱水槽２との間の洗
濯水を洗濯兼脱水槽２内へ散水される回転数に設定され
ている。この行程によって、洗濯物へ洗濯水がまんべん
なく供給され、散水された洗濯水が洗濯兼脱水槽２の回
転による遠心力によって、洗濯物の中を繰り返し通過循
環し、この洗濯水の繰り返し通過によって、洗濯物に含
まれる濃い洗剤成分が効率的に希釈される。
２を回転数Ｒ１で回転駆動させ、第１の行程を実行す
る。回転数Ｒ１は、外槽１と洗濯兼脱水槽２との間の洗
濯水を洗濯兼脱水槽２内へ散水される回転数に設定され
ている。この行程によって、洗濯物へ洗濯水がまんべん
なく供給され、散水された洗濯水が洗濯兼脱水槽２の回
転による遠心力によって、洗濯物の中を繰り返し通過循
環し、この洗濯水の繰り返し通過によって、洗濯物に含
まれる濃い洗剤成分が効率的に希釈される。
【００２９】つぎに、洗濯兼脱水槽２を回転数Ｒ２で低
速で回転駆動させ、給水弁１０と排水弁１２を作動さ
せ、水の入れ替えを行い、第２の行程（注水すすぎ行
程）を実行する。回転数Ｒ２は、１０〜３０ｒ／ｍｉｎ
程度の、洗濯兼脱水槽２内の水面が変動しない低速回転
数に設定されている。この行程によって、第１の行程で
洗濯物から出てきた洗剤成分を排水し、清浄な水と入れ
替えることができる。
速で回転駆動させ、給水弁１０と排水弁１２を作動さ
せ、水の入れ替えを行い、第２の行程（注水すすぎ行
程）を実行する。回転数Ｒ２は、１０〜３０ｒ／ｍｉｎ
程度の、洗濯兼脱水槽２内の水面が変動しない低速回転
数に設定されている。この行程によって、第１の行程で
洗濯物から出てきた洗剤成分を排水し、清浄な水と入れ
替えることができる。
【００３０】その後、給水弁１０と排水弁１２の作動を
停止し、洗濯兼脱水槽２を回転数Ｒ３で回転駆動させ、
第３の行程を実行する。回転数Ｒ３は、外槽１と洗濯兼
脱水槽２との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽２内へ散水させ
ない回転数に設定されている。この行程によって、第２
の行程で入れ替えた清浄な水で、洗濯物に含まれる洗剤
成分を、さらに希釈することができ、かつ上部から散水
されないので、余分な泡を立てることもない。
停止し、洗濯兼脱水槽２を回転数Ｒ３で回転駆動させ、
第３の行程を実行する。回転数Ｒ３は、外槽１と洗濯兼
脱水槽２との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽２内へ散水させ
ない回転数に設定されている。この行程によって、第２
の行程で入れ替えた清浄な水で、洗濯物に含まれる洗剤
成分を、さらに希釈することができ、かつ上部から散水
されないので、余分な泡を立てることもない。
【００３１】その後、排水弁１２を作動して、外槽１内
の洗濯水を排水し、洗濯兼脱水槽２を約８００ｒ／ｍｉ
ｎの所定回転数で回転駆動させ、洗濯物を脱水する。
の洗濯水を排水し、洗濯兼脱水槽２を約８００ｒ／ｍｉ
ｎの所定回転数で回転駆動させ、洗濯物を脱水する。
【００３２】このように、すすぎ行程において、第１の
行程で洗濯水を上部から散水させて洗濯物に含まれる濃
い洗剤成分を希釈した後、第２の行程で水を入れ替え、
第３の行程で洗濯水を上部から散水させない回転数でさ
らに洗剤成分を希釈することで、泡切れの悪い洗剤を使
用した場合でも、すすぎ性能を確保しつつ、泡残りの発
生を防止することができる。
行程で洗濯水を上部から散水させて洗濯物に含まれる濃
い洗剤成分を希釈した後、第２の行程で水を入れ替え、
第３の行程で洗濯水を上部から散水させない回転数でさ
らに洗剤成分を希釈することで、泡切れの悪い洗剤を使
用した場合でも、すすぎ性能を確保しつつ、泡残りの発
生を防止することができる。
【００３３】（実施例２）図３に示すように、洗濯兼脱
水槽２の底部にパルセーター１４を設け、制御装置（制
御手段）１５は、モータ５、給水弁１０、排水弁１２な
どの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連の行
程を逐次制御するとともに、すすぎ行程において、図４
に示すように、水の入れ替えを伴う注水すすぎ行程の前
に、パルセーターを駆動する行程を有している。他の構
成は上記実施例１と同じである。
水槽２の底部にパルセーター１４を設け、制御装置（制
御手段）１５は、モータ５、給水弁１０、排水弁１２な
どの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連の行
程を逐次制御するとともに、すすぎ行程において、図４
に示すように、水の入れ替えを伴う注水すすぎ行程の前
に、パルセーターを駆動する行程を有している。他の構
成は上記実施例１と同じである。
【００３４】上記構成において図４を参照しながら動作
を説明すると、洗い行程終了後、排水弁１２を作動して
外槽１内の洗濯水を排水する。つぎに、洗濯兼脱水槽２
を約８００ｒ／ｍｉｎの所定回転数で回転駆動させて洗
濯物を脱水し、余分な洗剤液を除去し、排水弁１２の作
動を停止する。つぎに、給水弁１０を作動させ、設定水
位まで給水し、給水弁１０の作動を停止する。
を説明すると、洗い行程終了後、排水弁１２を作動して
外槽１内の洗濯水を排水する。つぎに、洗濯兼脱水槽２
を約８００ｒ／ｍｉｎの所定回転数で回転駆動させて洗
濯物を脱水し、余分な洗剤液を除去し、排水弁１２の作
動を停止する。つぎに、給水弁１０を作動させ、設定水
位まで給水し、給水弁１０の作動を停止する。
【００３５】その後、図４に示すように、洗濯兼脱水槽
２を回転数Ｒ１'で回転駆動させ、洗濯水散水行程を実
行する。回転数Ｒ１'は、外槽１と洗濯兼脱水槽２との
間の洗濯水を洗濯兼脱水槽２内へ散水させる回転数に設
定されている。この行程によって、洗濯物へ洗濯水がま
んべんなく供給され、散水された洗濯水が洗濯兼脱水槽
２の回転による遠心力によって、洗濯物の中を繰り返し
通過循環し、この洗濯水の繰り返し通過によって、洗濯
物に含まれる濃い洗剤成分が効率的に希釈される。
２を回転数Ｒ１'で回転駆動させ、洗濯水散水行程を実
行する。回転数Ｒ１'は、外槽１と洗濯兼脱水槽２との
間の洗濯水を洗濯兼脱水槽２内へ散水させる回転数に設
定されている。この行程によって、洗濯物へ洗濯水がま
んべんなく供給され、散水された洗濯水が洗濯兼脱水槽
２の回転による遠心力によって、洗濯物の中を繰り返し
通過循環し、この洗濯水の繰り返し通過によって、洗濯
物に含まれる濃い洗剤成分が効率的に希釈される。
【００３６】つぎに、パルセーター１４を回転駆動させ
（例えば、右回転１秒オン−０.６秒オフ、左回転１秒
オン−０.６秒オフ）、パルセーター駆動行程を実行す
る。この行程によって、洗い行程中にゼオライトが堆積
した上側の洗濯物を、パルセーター駆動により水中に沈
め、ゼオライトを水中に分散することができる。
（例えば、右回転１秒オン−０.６秒オフ、左回転１秒
オン−０.６秒オフ）、パルセーター駆動行程を実行す
る。この行程によって、洗い行程中にゼオライトが堆積
した上側の洗濯物を、パルセーター駆動により水中に沈
め、ゼオライトを水中に分散することができる。
【００３７】つぎに、洗濯兼脱水槽２を回転数Ｒ２'の
低速で回転駆動させ、給水弁１０と排水弁１２を作動さ
せ、水の入れ替えを行い、注水すすぎ行程を実行する。
回転数Ｒ２'は、１０〜３０ｒ／ｍｉｎ程度の洗濯兼脱
水槽２内の水面が変動しない低速回転数に設定されてい
る。この行程により、パルセーター駆動行程で水中に分
散させたゼオライトを排出し、清浄な水と入れ替えるこ
とができる。
低速で回転駆動させ、給水弁１０と排水弁１２を作動さ
せ、水の入れ替えを行い、注水すすぎ行程を実行する。
回転数Ｒ２'は、１０〜３０ｒ／ｍｉｎ程度の洗濯兼脱
水槽２内の水面が変動しない低速回転数に設定されてい
る。この行程により、パルセーター駆動行程で水中に分
散させたゼオライトを排出し、清浄な水と入れ替えるこ
とができる。
【００３８】その後、給水弁１０と排水弁１２の作動を
停止し、洗濯兼脱水槽２を回転数Ｒ１'で回転駆動さ
せ、再び洗濯水散水行程を実行する。この行程により、
洗濯物に残留している洗剤成分を注水すすぎ行程で入れ
替えた清浄な水でさらに希釈することができる。
停止し、洗濯兼脱水槽２を回転数Ｒ１'で回転駆動さ
せ、再び洗濯水散水行程を実行する。この行程により、
洗濯物に残留している洗剤成分を注水すすぎ行程で入れ
替えた清浄な水でさらに希釈することができる。
【００３９】その後、排水弁１２を作動して、外槽１内
の洗濯水を排水し、洗濯兼脱水槽２を約８００ｒ／ｍｉ
ｎの所定回転数で回転駆動させ、洗濯物を脱水する。
の洗濯水を排水し、洗濯兼脱水槽２を約８００ｒ／ｍｉ
ｎの所定回転数で回転駆動させ、洗濯物を脱水する。
【００４０】このように、すすぎ行程において、洗濯水
散水行程で洗濯水を上部から散水させ洗濯物に含まれる
濃い洗剤成分を希釈した後、パルセーター駆動行程で洗
い行程中にゼオライトが堆積した上側の洗濯物を水中に
沈め、ゼオライトを水中に分散させることができる。そ
して、注水すすぎ行程で水を入れ替えることにより、水
中に分散させたゼオライトを排出することができ、洗濯
物にゼオライトが残ることを防止することができる。
散水行程で洗濯水を上部から散水させ洗濯物に含まれる
濃い洗剤成分を希釈した後、パルセーター駆動行程で洗
い行程中にゼオライトが堆積した上側の洗濯物を水中に
沈め、ゼオライトを水中に分散させることができる。そ
して、注水すすぎ行程で水を入れ替えることにより、水
中に分散させたゼオライトを排出することができ、洗濯
物にゼオライトが残ることを防止することができる。
【００４１】（実施例３）図５に示すように、制御装置
（制御手段）１６は、モータ５、給水弁１０、排水弁１
２などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連
の行程を逐次制御するとともに、すすぎ行程において、
水の入れ替えを伴う注水すすぎ行程の実行時間を、この
注水すすぎ行程前の設定水位までの給水時間に基づき決
定するようにしている。他の構成は上記実施例１と同じ
である。
（制御手段）１６は、モータ５、給水弁１０、排水弁１
２などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連
の行程を逐次制御するとともに、すすぎ行程において、
水の入れ替えを伴う注水すすぎ行程の実行時間を、この
注水すすぎ行程前の設定水位までの給水時間に基づき決
定するようにしている。他の構成は上記実施例１と同じ
である。
【００４２】上記構成において図６を参照しながら動作
を説明する。ステップ２０にて洗い行程を実行して終了
すると、ステップ２１に移行し、排水弁１２を作動して
外槽１内の洗濯水を排水し、洗濯兼脱水槽２を約８００
ｒ／ｍｉｎの所定回転数で回転駆動させて洗濯物を脱水
し、余分な洗剤液を除去し、排水弁１２の作動を停止す
る。
を説明する。ステップ２０にて洗い行程を実行して終了
すると、ステップ２１に移行し、排水弁１２を作動して
外槽１内の洗濯水を排水し、洗濯兼脱水槽２を約８００
ｒ／ｍｉｎの所定回転数で回転駆動させて洗濯物を脱水
し、余分な洗剤液を除去し、排水弁１２の作動を停止す
る。
【００４３】つぎに、ステップ２２にて給水弁１０を作
動させ、設定水位まで給水した後、給水弁１０の作動を
停止する。ステップ２３にてこのときの給水時間を判定
し、ステップ２４にて、後に行われる注水すすぎ行程の
実行時間を（表１）に示すように決定する。
動させ、設定水位まで給水した後、給水弁１０の作動を
停止する。ステップ２３にてこのときの給水時間を判定
し、ステップ２４にて、後に行われる注水すすぎ行程の
実行時間を（表１）に示すように決定する。
【００４４】
【表１】 なお、（表１）において、注水すすぎ実行時間Ｔ４はＴ
２の約５倍の時間であり、Ｔ１とＴ３は、それぞれＴ２
とＴ４の約１／２の時間である。
２の約５倍の時間であり、Ｔ１とＴ３は、それぞれＴ２
とＴ４の約１／２の時間である。
【００４５】その後、ステップ２５にて洗濯兼脱水槽２
を回転駆動させ、外槽１と洗濯兼脱水槽２との間の洗濯
水を洗濯兼脱水槽２内へ散水させ、洗濯物に含まれる濃
い洗剤成分を希釈する。つぎに、ステップ２６にて洗濯
兼脱水槽２を１０〜３０ｒ／ｍｉｎ程度の洗濯兼脱水槽
２内の水面が変動しない低速回転数で回転駆動させると
ともに、給水弁１０と排水弁１２を作動させて水の入れ
替えを行い、注水すすぎ行程を実行する。この注水すす
ぎ行程の実行時間は、ステップ２４にて決定された時間
である。
を回転駆動させ、外槽１と洗濯兼脱水槽２との間の洗濯
水を洗濯兼脱水槽２内へ散水させ、洗濯物に含まれる濃
い洗剤成分を希釈する。つぎに、ステップ２６にて洗濯
兼脱水槽２を１０〜３０ｒ／ｍｉｎ程度の洗濯兼脱水槽
２内の水面が変動しない低速回転数で回転駆動させると
ともに、給水弁１０と排水弁１２を作動させて水の入れ
替えを行い、注水すすぎ行程を実行する。この注水すす
ぎ行程の実行時間は、ステップ２４にて決定された時間
である。
【００４６】その後、給水弁１０と排水弁１２の作動を
停止し、ステップ２７にて再度洗濯兼脱水槽２を回転駆
動させ、外槽１と洗濯兼脱水槽２との間の洗濯水を洗濯
兼脱水槽２内へ散水させ、さらに、洗濯物に含まれる洗
剤成分を希釈する。その後、ステップ２８にて排水弁１
２を作動して外槽１内の洗濯水を排水し、洗濯兼脱水槽
２を約８００ｒ／ｍｉｎの所定回転数で回転駆動させ、
洗濯物を脱水し、終了する。
停止し、ステップ２７にて再度洗濯兼脱水槽２を回転駆
動させ、外槽１と洗濯兼脱水槽２との間の洗濯水を洗濯
兼脱水槽２内へ散水させ、さらに、洗濯物に含まれる洗
剤成分を希釈する。その後、ステップ２８にて排水弁１
２を作動して外槽１内の洗濯水を排水し、洗濯兼脱水槽
２を約８００ｒ／ｍｉｎの所定回転数で回転駆動させ、
洗濯物を脱水し、終了する。
【００４７】このように、給水時間により給水流量を判
定することが可能となり、給水時間が長い場合（給水流
量が少ない場合）は注水すすぎ時間を長くすることによ
り、すすぎ不足を防止し、給水時間が短い場合（給水流
量が多い場合）は注水すすぎ時間を短くすることにより
すすぎ過ぎによる水、電気、時間の浪費を防止すること
ができる。
定することが可能となり、給水時間が長い場合（給水流
量が少ない場合）は注水すすぎ時間を長くすることによ
り、すすぎ不足を防止し、給水時間が短い場合（給水流
量が多い場合）は注水すすぎ時間を短くすることにより
すすぎ過ぎによる水、電気、時間の浪費を防止すること
ができる。
【００４８】なお、本実施例では、すすぎ行程での給水
時間により、注水すすぎ実行時間を決定しているが、洗
い行程での給水時間に基づいて、注水すすぎ実行時間を
決定してもよい。
時間により、注水すすぎ実行時間を決定しているが、洗
い行程での給水時間に基づいて、注水すすぎ実行時間を
決定してもよい。
【００４９】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項１に記載の
発明によれば、外槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水
槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記洗
濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽
内の水を排水する排水手段と、前記駆動手段、給水手
段、排水手段などの動作を制御する制御手段とを備え、
前記洗濯兼脱水槽の回転により洗濯兼脱水槽内に、その
上方部より散水される構成とし、前記制御手段は、すす
ぎ行程において、前記洗濯兼脱水槽の回転数を上方部よ
り散水される回転数とする第１の行程と、水の入れ替え
を伴う注水すすぎよりなる第２の行程と、前記洗濯兼脱
水槽の回転数を上方部より散水されない回転数とする第
３の行程を、この順番で順次実行するよう構成したか
ら、洗濯水を上部から散水させ、洗濯物に含まれる濃い
洗剤成分を効率的に希釈した後、注水すすぎにより水を
入れ替え、洗濯水を上部から散水させない回転数でさら
に洗剤成分を余分な泡を立てることなく希釈することが
可能となり、泡切れの悪い洗剤を使用した場合でも、す
すぎ性能を確保し、かつすすぎ終了時に水面に泡が残る
のを防止することができる。
発明によれば、外槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水
槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記洗
濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽
内の水を排水する排水手段と、前記駆動手段、給水手
段、排水手段などの動作を制御する制御手段とを備え、
前記洗濯兼脱水槽の回転により洗濯兼脱水槽内に、その
上方部より散水される構成とし、前記制御手段は、すす
ぎ行程において、前記洗濯兼脱水槽の回転数を上方部よ
り散水される回転数とする第１の行程と、水の入れ替え
を伴う注水すすぎよりなる第２の行程と、前記洗濯兼脱
水槽の回転数を上方部より散水されない回転数とする第
３の行程を、この順番で順次実行するよう構成したか
ら、洗濯水を上部から散水させ、洗濯物に含まれる濃い
洗剤成分を効率的に希釈した後、注水すすぎにより水を
入れ替え、洗濯水を上部から散水させない回転数でさら
に洗剤成分を余分な泡を立てることなく希釈することが
可能となり、泡切れの悪い洗剤を使用した場合でも、す
すぎ性能を確保し、かつすすぎ終了時に水面に泡が残る
のを防止することができる。
【００５０】また、請求項２に記載の発明によれば、外
槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼
脱水槽底部に配設したパルセーターと、前記洗濯兼脱水
槽とパルセーターを駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱
水槽内に給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽内の水
を排水する排水手段と、前記駆動手段、給水手段、排水
手段などの動作を制御する制御手段とを備え、前記洗濯
兼脱水槽の回転により洗濯兼脱水槽内に、その上方部よ
り散水される構成とし、前記制御手段は、水の入れ替え
を伴う注水すすぎすすぎ行程の前に、前記パルセーター
を駆動するよう構成したから、洗い行程中にゼオライト
が堆積した上側の洗濯物を、パルセーターを攪拌するこ
とにより、水中に沈め、ゼオライトを水中に分散させ、
その後の注水すすぎで水を入れ替えることにより、ゼオ
ライトを排出することができるので、洗濯物にゼオライ
トが残留するのを防止することができる。
槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼
脱水槽底部に配設したパルセーターと、前記洗濯兼脱水
槽とパルセーターを駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱
水槽内に給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽内の水
を排水する排水手段と、前記駆動手段、給水手段、排水
手段などの動作を制御する制御手段とを備え、前記洗濯
兼脱水槽の回転により洗濯兼脱水槽内に、その上方部よ
り散水される構成とし、前記制御手段は、水の入れ替え
を伴う注水すすぎすすぎ行程の前に、前記パルセーター
を駆動するよう構成したから、洗い行程中にゼオライト
が堆積した上側の洗濯物を、パルセーターを攪拌するこ
とにより、水中に沈め、ゼオライトを水中に分散させ、
その後の注水すすぎで水を入れ替えることにより、ゼオ
ライトを排出することができるので、洗濯物にゼオライ
トが残留するのを防止することができる。
【００５１】また、請求項３に記載の発明によれば、外
槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼
脱水槽を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に給
水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽内の水を排水する
排水手段と、前記駆動手段、給水手段、排水手段などの
動作を制御する制御手段とを備え、前記洗濯兼脱水槽の
回転により洗濯兼脱水槽内に、その上方部より散水され
る構成とし、前記制御手段は、水の入れ替えを伴う注水
すすぎ行程の実行時間を、この注水すすぎ行程前の設定
水位までの給水時間に基づき決定するよう構成したか
ら、設定水位までの給水時間により給水流量を判定する
ことができ、給水流量が少ない場合のすすぎ不足を防止
し、給水流量が多い場合のすすぎ過ぎによる水、電気、
時間の浪費を防止することができる。
槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼
脱水槽を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に給
水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽内の水を排水する
排水手段と、前記駆動手段、給水手段、排水手段などの
動作を制御する制御手段とを備え、前記洗濯兼脱水槽の
回転により洗濯兼脱水槽内に、その上方部より散水され
る構成とし、前記制御手段は、水の入れ替えを伴う注水
すすぎ行程の実行時間を、この注水すすぎ行程前の設定
水位までの給水時間に基づき決定するよう構成したか
ら、設定水位までの給水時間により給水流量を判定する
ことができ、給水流量が少ない場合のすすぎ不足を防止
し、給水流量が多い場合のすすぎ過ぎによる水、電気、
時間の浪費を防止することができる。
【図１】本発明の第１の実施例の洗濯機の縦断面図
【図２】同洗濯機の要部動作タイムチャート
【図３】本発明の第２の実施例の洗濯機の縦断面図
【図４】同洗濯機の要部動作タイムチャート
【図５】本発明の第３の実施例の洗濯機の縦断面図
【図６】同洗濯機の要部動作フローチャート
【図７】従来の洗濯機の縦断面図
１ 外槽 ２ 洗濯兼脱水槽 ５ モータ（駆動手段） １０ 給水弁（給水手段） １２ 排水弁（排水手段） １３ 制御装置（制御手段）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3B155 AA05 BB09 BB14 BB15 BB16 CA07 LA02 LA11 LA14 LB02 LB05 LB17 LB32 LC02 LC14 MA01 MA06 MA07
Claims (3)
- 【請求項１】 外槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水
槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記洗
濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽
内の水を排水する排水手段と、前記駆動手段、給水手
段、排水手段などの動作を制御する制御手段とを備え、
前記洗濯兼脱水槽の回転により洗濯兼脱水槽内に、その
上方部より散水される構成とし、前記制御手段は、すす
ぎ行程において、前記洗濯兼脱水槽の回転数を上方部よ
り散水される回転数とする第１の行程と、水の入れ替え
を伴う注水すすぎよりなる第２の行程と、前記洗濯兼脱
水槽の回転数を上方部より散水されない回転数とする第
３の行程を、この順番で順次実行するよう構成した洗濯
機。 - 【請求項２】 外槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水
槽と、前記洗濯兼脱水槽底部に配設したパルセーター
と、前記洗濯兼脱水槽とパルセーターを駆動する駆動手
段と、前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、前記
洗濯兼脱水槽内の水を排水する排水手段と、前記駆動手
段、給水手段、排水手段などの動作を制御する制御手段
とを備え、前記洗濯兼脱水槽の回転により洗濯兼脱水槽
内に、その上方部より散水される構成とし、前記制御手
段は、水の入れ替えを伴う注水すすぎすすぎ行程の前
に、前記パルセーターを駆動するよう構成した洗濯機。 - 【請求項３】 外槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水
槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記洗
濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽
内の水を排水する排水手段と、前記駆動手段、給水手
段、排水手段などの動作を制御する制御手段とを備え、
前記洗濯兼脱水槽の回転により洗濯兼脱水槽内に、その
上方部より散水される構成とし、前記制御手段は、水の
入れ替えを伴う注水すすぎ行程の実行時間を、この注水
すすぎ行程前の設定水位までの給水時間に基づき決定す
るよう構成した洗濯機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14286099A JP4103245B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14286099A JP4103245B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 洗濯機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000325690A true JP2000325690A (ja) | 2000-11-28 |
| JP4103245B2 JP4103245B2 (ja) | 2008-06-18 |
Family
ID=15325306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14286099A Expired - Fee Related JP4103245B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 洗濯機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4103245B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002099178A1 (fr) * | 2001-06-04 | 2002-12-12 | Hitachi, Ltd. | Machine a laver |
| US7376997B2 (en) | 2001-01-16 | 2008-05-27 | Lg Electronics Inc. | Rinse control method for washing machine |
| CN103361937A (zh) * | 2013-06-24 | 2013-10-23 | 林智勇 | 节水洗衣机 |
-
1999
- 1999-05-24 JP JP14286099A patent/JP4103245B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7376997B2 (en) | 2001-01-16 | 2008-05-27 | Lg Electronics Inc. | Rinse control method for washing machine |
| WO2002099178A1 (fr) * | 2001-06-04 | 2002-12-12 | Hitachi, Ltd. | Machine a laver |
| CN1298911C (zh) * | 2001-06-04 | 2007-02-07 | 株式会社日立制作所 | 洗衣机 |
| CN103361937A (zh) * | 2013-06-24 | 2013-10-23 | 林智勇 | 节水洗衣机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4103245B2 (ja) | 2008-06-18 |
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