JP4214636B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗剤を効率的に溶解させて洗濯する洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗濯機は図7に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図7に示すように、外槽23は、回転自在に配設した洗濯兼脱水槽24を内包し、吊り棒25により洗濯機外枠26に吊り下げている。モータ(駆動手段)27は、Vベルト28および減速機構29を介して洗濯兼脱水槽24および洗濯兼脱水槽24の内底部に回転自在に配設した撹拌翼30を回転駆動する。カバー体31は、外槽23の上部に設け、散水用の吐出部を形成するものである。
【0004】
給水弁32は、洗濯兼脱水槽24内に水を給水するものであり、水位検知手段33は、外槽23内の水位を検知するもので、排水弁34は外槽23内の洗濯水を排水するものである。洗剤通路部35は上方から粉末合成洗剤などを投入することにより、洗剤を外槽23と洗濯兼脱水槽24との間に投下させるよう構成しており、洗剤を直接投下させる洗剤投下手段を形成している。環状の流体バランサー36は脱水時の振動を低減するものである。制御装置37は、モータ27、排水弁34、給水弁32などを制御して、洗濯、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するものである。
【0005】
上記構成において動作を説明すると、洗濯兼脱水槽24内に洗濯物を投入し、洗剤通路部35に洗剤を投入した後、運転を開始すると、給水弁32を作動させて給水を開始し、
洗濯兼脱水槽24が回転を始める。水位検知手段33が所定水位Saを検知すると、給水弁32の動作を停止し、洗濯兼脱水槽24の回転数を所定回転数Raまで上昇させる。
【0006】
洗濯兼脱水槽24の回転数が上昇することにより、外槽23と洗濯兼脱水槽24との間の洗剤(洗濯水)を撹拌する力が増大し、外槽23と洗濯兼脱水槽24との間の洗剤が溶解される。洗濯兼脱水槽24の回転を所定時間Ta行い、洗濯兼脱水槽24の回転を停止させ、再び給水弁32を作動させて給水を開始し、水位検知手段33が洗濯時の水位を検知すると給水弁32の動作を停止し、撹拌翼30を動作させ、洗濯行程を開始する。
【0007】
さらに、運転開始以前に、洗濯兼脱水槽24内に所定水位Sa以上の水がある場合には、洗濯行程前に洗濯兼脱水槽24を所定時間Ta、回転させて洗濯兼脱水槽24と外槽23との間の洗剤を溶解させる行程を行うようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この構成の洗濯機の場合、バケツ等で洗濯兼脱水槽24の回転により洗濯兼脱水槽24と外槽23との間の洗剤を溶解させる行程を行う所定水位以上まで給水された後、運転を開始された場合、すなわち運転開始以前に洗濯兼脱水槽24内に、洗濯兼脱水槽24の回転により洗濯兼脱水槽24と外槽23との間の洗剤を溶解させる行程を行う所定水位Sa以上まで水がある場合、洗濯兼脱水槽24の回転により洗濯兼脱水槽24と外槽23との間の洗剤を溶解させる行程の時間は所定時間Taのままであり、水位が高いほど外槽23と洗濯兼脱水槽24との間の洗剤(洗濯水)を撹拌する力は弱くなるため、外槽23と洗濯兼脱水槽24との間に投下された洗剤は十分には溶解されず、満足な洗浄性能は得られないという問題を有していた。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、運転開始以前に洗濯兼脱水槽内に水がある場合においても、洗濯行程前に洗剤溶解性を高めることで、洗浄性能を向上し、洗いむらを低減することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽を外槽内に回転自在に収容し、撹拌翼を洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設し、給水弁により洗濯兼脱水槽内に水を給水し、水位検知手段により外槽内の水位を検知し、洗濯兼脱水槽および撹拌翼を駆動する駆動手段、給水弁などの動作を制御手段により制御して行程を制御するとともに、洗濯兼脱水槽と外槽との間に洗剤投下手段により洗剤を投下するよう構成し、制御手段は、撹拌翼を回転させる洗濯行程の前に洗濯兼脱水槽の回転数を所定回転数まで上昇させ、この所定回転数での回転を第1の所定時間行った後、回転を停止することにより洗濯兼脱水槽と外槽との間の洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、洗剤を溶解させる行程の開始時において、水位検知手段が所定水位より低い水位を検知してい場合は、給水弁を動作させながら洗濯兼脱水槽を回転させ、水位検知手段が所定水位を検知すると、給水弁の動作を停止し、洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、洗剤を溶解させる行程の開始時において、水位検知手段が所定水位以上の水位を検知している場合は、給水弁を動作させることなく、所定回転数での回転を第1の所定時間より長い第2の所定時間行う洗剤を溶解させる行程を実行するようにしたものである。
【0011】
これにより、運転開始以前に洗濯兼脱水槽内に水がある場合においても、洗濯行程前に洗剤溶解性を高めることができ、洗浄性能を向上し、洗いむらを低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転自在に収容した外槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および前記撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に水を給水する給水弁と、前記外槽内の水位を検知する水位検知手段と、前記駆動手段、給水弁などの動作を制御し行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間に洗剤を投下させる洗剤投下手段とを備え、前記制御手段は、前記撹拌翼を回転させる洗濯行程の前に前記洗濯兼脱水槽の回転数を所定回転数まで上昇させ、この所定回転数での回転を第1の所定時間行った後、回転を停止することにより前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間の洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が所定水位より低い水位を検知してい場合は、前記給水弁を動作させながら前記洗濯兼脱水槽を回転させ、前記水位検知手段が前記所定水位を検知すると、前記給水弁の動作を停止し、前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が前記所定水位以上の水位を検知している場合は、前記給水弁を動作させることなく、前記所定回転数での回転を前記第1の所定時間より長い第2の所定時間行う前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにしたものであり、バケツ等で給水された後、運転を開始された場合でも、洗剤を溶解させる行程の時間を長くすることにより、洗濯行程前における洗剤溶解性を高めることができ、洗浄性能を向上し、洗いむらを低減することができる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転自在に収容した外槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および前記撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に水を給水する給水弁と、前記外槽内の水位を検知する水位検知手段と、前記駆動手段、給水弁などの動作を制御し行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間に洗剤を投下させる洗剤投下手段とを備え、前記制御手段は、前記撹拌翼を回転させる洗濯行程の前に前記洗濯兼脱水槽の回転数を所定回転数まで上昇させ、この所定回転数での回転を第1の所定時間行った後、回転を停止することにより前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間の洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が所定水位より低い水位を検知してい場合は、前記給水弁を動作させながら前記洗濯兼脱水槽を回転させ、前記水位検知手段が前記所定水位を検知すると、前記給水弁の動作を停止し、前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が前記所定水位以上の水位を検知している場合は、前記給水弁を動作させることなく、前記洗剤を溶解させる行程の回数を前記水位検知手段が所定水位を検知していない場合の前記洗剤を溶解させる行程の回数より多く実行するようにしたものであり、バケツ等で給水された後、運転を開始された場合でも、洗剤を溶解させる行程の回数を多くすることにより、洗濯行程前における洗剤溶解性を高めることができ、洗浄性能を向上し、洗いむらを低減することができるとともに、モータにかかる負荷を軽減することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転自在に収容した外槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および前記撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に水を給水する給水弁と、前記外槽内の水位を検知する水位検知手段と、前記駆動手段、給水弁などの動作を制御し行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間に洗剤を投下させる洗剤投下手段とを備え、前記制御手段は、前記撹拌翼を回転させる洗濯行程の前に前記洗濯兼脱水槽の回転数を所定回転数まで上昇させ、この所定回転数での回転を第1の所定時間行った後、回転を停止することにより前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間の洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が所定水位より低い水位を検知してい場合は、前記給水弁を動作させながら前記洗濯兼脱水槽を回転させ、前記水位検知手段が前記所定水位を検知すると、前記給水弁の動作を停止し、前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が前記所定水位以上の水位を検知している場合は、前記給水弁を動作させることなく、前記水位検知手段が検知した水位に応じて変更した所定回転数で前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにしたものであり、バケツ等で給水された後、運転を開始された場合でも、洗剤を溶解させる行程を洗濯行程前に効率的に行うので、洗濯行程前に洗剤溶解性を効率的に高めることができ、洗浄性能を向上し、洗いむらを低減することができるとともに、溶解されていない洗剤の洗濯兼脱水槽内への流入を防ぐことができる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施例1)
図1に示すように、外槽1は、回転自在に配設した洗濯兼脱水槽2を内包し、吊り棒3により洗濯機外枠4に吊り下げている。モータ(駆動手段)5は、Vベルト6および減速機構7を介して洗濯兼脱水槽2および洗濯兼脱水槽2の内底部に回転自在に配設した撹拌翼8を回転駆動する。カバー体9は、外槽1の上部に設け、散水用の吐出部を形成するものである。
【0017】
給水弁10は、洗濯兼脱水槽2内に水を給水するものであり、水位検知手段11は、外槽1内の水位を検知するもので、排水弁12は外槽1内の洗濯水を排水するものである。洗剤通路部13は上方から粉末合成洗剤などを投入することにより、洗剤を外槽1と洗濯兼脱水槽2との間に落下させるよう構成しており、洗剤を直接投下させる洗剤投下手段を形成している。環状の流体バランサー14は脱水時の振動を低減するものである。
【0018】
制御装置15は、図2に示すように構成しており、制御手段16は、マイクロコンピュータで構成し、パワースイッチング手段17を介してモータ5、給水弁10、排水弁12などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御する。入力設定手段18は、運転コース等を設定するもので、制御手段16は入力設定手段18からの情報を入力して、その情報を基に表示手段19で表示して使用者に知らせる。記憶手段20は、制御手段16により制御するのに必要なデータを記憶している。なお、21は商用電源、22は電源スイッチである。
【0019】
ここで、制御手段16は、運転開始以前に洗濯兼脱水槽2内に水がある場合には、洗濯兼脱水槽2の回転により洗濯兼脱水槽2と外槽1との間の洗剤を溶解させる行程の時間を運転開始以前に洗濯兼脱水槽2内に水がない場合の時間よりも長くするようにしている。
【0020】
上記構成において図3を参照しながら動作を説明すると、洗濯兼脱水槽2内に洗濯物を投入し、洗剤通路部13に洗剤を投入した後、洗濯兼脱水槽2の回転により洗濯兼脱水槽2と外槽1との間の洗剤を溶解させる行程を行う所定水位Sa以上の水位S1までバケツ等で給水し、運転を開始された場合、水位が高いほど外槽1と洗濯兼脱水槽2との間の洗剤(洗濯水)を撹拌する力は弱くなるため、所定時間Taの洗濯兼脱水槽2の回転では、外槽1と洗濯兼脱水槽2との間に投下された洗剤は十分には溶解されない。
【0021】
このため、洗濯兼脱水槽2と外槽1との間の洗剤を溶解させる行程を所定時間Taより長い所定時間Tb行った後、洗濯兼脱水槽2の回転を停止させ、給水弁10を作動させて給水を開始し、水位検知手段11が洗濯時の水位Sを検知すると、給水弁10の動作を停止し、撹拌翼8を動作させ、洗濯行程を開始する。
【0022】
このように、運転開始以前に洗濯兼脱水槽2内に水がある場合には、洗濯兼脱水槽2の回転により洗濯兼脱水槽2と外槽1との間の洗剤を溶解させる行程の時間を運転開始以前に洗濯兼脱水槽2内に水がない場合の時間よりも長くすることにより、洗濯行程前に洗剤溶解性をより高めることができ、洗浄性能を向上し、洗いむらを低減することができる。
【0023】
(実施例2)
図2における制御手段16は、運転開始以前に洗濯兼脱水槽2内に水がある場合には、洗濯兼脱水槽2の回転により洗濯兼脱水槽2と外槽1との間の洗剤を溶解させる行程の回数を運転開始以前に洗濯兼脱水槽2内に水がない場合の回数よりも多くするようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0024】
上記構成において図4を参照にしながら動作を説明すると、洗濯兼脱水槽2内に洗濯物を投入し、洗剤通路部13に洗剤を投入した後、洗濯兼脱水槽2の回転により洗濯兼脱水槽2と外槽1との間の洗剤を溶解させる行程を行う所定水位Sa以上の水位S1までバケツ等で給水し、運転を開始された場合、水位が高いほど外槽1と洗濯兼脱水槽2との間の洗剤(洗濯水)を撹拌する力は弱くなるため、所定時間Taの洗濯兼脱水槽2の回転では、外槽1と洗濯兼脱水槽2との間に投下された洗剤は十分には溶解されない。
【0025】
そこで、洗濯兼脱水槽2と外槽1との間の洗剤を溶解させる行程を所定時間Taより長い所定時間Tb行った場合、モータ5に過大な負荷をかけてしまうため、所定時間Tbで洗濯兼脱水槽2と外槽1との間の洗剤を溶解させる行程の回数を多く、間欠にすることにより、洗濯行程前に洗剤溶解性をより高めることができ、洗浄性能を向上し、洗いむらを低減することができるとともに、モータ5にかかる負荷を軽減することができる。
【0026】
(実施例3)
図2における制御手段16は、運転開始以前に洗濯兼脱水槽2内に水がある場合には、洗濯兼脱水槽2の回転により洗濯兼脱水槽2と外槽1との間の洗剤を溶解させる行程の回転数を、水位に応じて変更可能としている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0027】
上記構成において図5および図6を参照にしながら動作を説明すると、洗濯兼脱水槽2内に洗濯物を投入し、洗剤通路部13に洗剤を投入した後、図5(a)に示すように、洗濯兼脱水槽2の回転により洗濯兼脱水槽2と外槽1との間の洗剤を溶解させる行程を行う所定水位Sa以上のはるか高い水位S3までバケツ等で給水し、運転を開始された場合、所定回転数Raで回転させると、洗濯兼脱水槽2の回転により洗濯兼脱水槽2と外槽1との間の水が上昇し、洗濯兼脱水槽2の上端部の高さを越えて、外槽1の上部に設けられた散水用の吐出部より洗濯兼脱水槽2内へ溶解していない洗剤が流入してしまうため、回転数は、図5(b)に示すように、所定回転数Raより低い所定回転数R0に設定する。
【0028】
また、洗濯兼脱水槽2内に洗濯物を投入し、洗剤通路部13に洗剤を投入した後、図6(a)に示すように、洗濯兼脱水槽2の回転により洗濯兼脱水槽2と外槽1との間の洗剤を溶解させる行程を行う所定水位Sa以上のやや高い水位S2までバケツ等で給水し、運転を開始された場合、所定回転数Raの洗濯兼脱水槽2の回転では、外槽1と洗濯兼脱水槽2との間の洗剤(洗濯水)を撹拌する力は弱く、外槽1と洗濯兼脱水槽2との間に落下された洗剤は十分には溶解されない。
【0029】
そこで、図6(b)に示すように、回転数を洗濯兼脱水槽2の上端部の高さを越えて、外槽1の上部に設けられた散水用の吐出部より洗濯兼脱水槽2内へ洗剤が流入しない、かつ所定回転数Raよりも高い所定回転数Rbにすることにより、外槽1と洗濯兼脱水槽2との間の洗剤(洗濯水)を撹拌する力が増し、洗濯行程前に洗剤溶解性をより高めることができる。
【0030】
このように、運転開始以前に洗濯兼脱水槽2内に水がある場合の洗濯兼脱水槽2の回転により洗濯兼脱水槽2と外槽1との間の洗剤を溶解させる行程の回転数を、水位に応じて変更することにより、洗剤を溶解させる行程を洗濯行程前に効率的に行うので、洗濯行程前に洗剤溶解性を効率的に高めることができ、洗浄性能を向上し、洗いむらを低減することができるとともに、溶解されていない洗剤の洗濯兼脱水槽2内への流入を防ぐことができる。
【0031】
なお、上記各実施例では、洗濯時の水位Sを検知すると、撹拌翼8を動作させて洗濯行程を開始するよう構成しているが、洗濯行程で、洗濯兼脱水槽2を回転させて、その遠心力により洗濯水を循環させて洗濯するようにしてもよい。
【0032】
また、上記各実施例では、運転開始以前に洗濯兼脱水槽2内に水がある場合として、バケツ等で給水された場合としているが、使用者が吸水ポンプを使って給水した場合、洗濯後あるいはすすぎ後に排水せず再び洗濯を行った場合などであっても同様である。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転自在に収容した外槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および前記撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に水を給水する給水弁と、前記外槽内の水位を検知する水位検知手段と、前記駆動手段、給水弁などの動作を制御し行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間に洗剤を投下させる洗剤投下手段とを備え、前記制御手段は、前記撹拌翼を回転させる洗濯行程の前に前記洗濯兼脱水槽の回転数を所定回転数まで上昇させ、この所定回転数での回転を第1の所定時間行った後、回転を停止することにより前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間の洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が所定水位より低い水位を検知してい場合は、前記給水弁を動作させながら前記洗濯兼脱水槽を回転させ、前記水位検知手段が前記所定水位を検知すると、前記給水弁の動作を停止し、前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が前記所定水位以上の水位を検知している場合は、前記給水弁を動作させることなく、前記所定回転数での回転を前記第1の所定時間より長い第2の所定時間行う前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにしたから、バケツ等で給水された後、運転を開始された場合でも、洗剤を溶解させる行程の時間を長くすることにより、洗濯行程前における洗剤溶解性を高めることができ、洗浄性能を向上し、洗いむらを低減することができる。
【0034】
また、請求項2に記載の発明によれば、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転自在に収容した外槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および前記撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に水を給水する給水弁と、前記外槽内の水位を検知する水位検知手段と、前記駆動手段、給水弁などの動作を制御し行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間に洗剤を投下させる洗剤投下手段とを備え、前記制御手段は、前記撹拌翼を回転させる洗濯行程の前に前記洗濯兼脱水槽の回転数を所定回転数まで上昇させ、この所定回転数での回転を第1の所定時間行った後、回転を停止することにより前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間の洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が所定水位より低い水位を検知してい場合は、前記給水弁を動作させながら前記洗濯兼脱水槽を回転させ、前記水位検知手段が前記所定水位を検知すると、前記給水弁の動作を停止し、前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が前記所定水位以上の水位を検知している場合は、前記給水弁を動作させることなく、前記洗剤を溶解させる行程の回数を前記水位検知手段が所定水位を検知していない場合の前記洗剤を溶解させる行程の回数より多く実行するようにしたから、バケツ等で給水された後、運転を開始された場合でも、洗剤を溶解させる行程の回数を多くすることにより、洗濯行程前における洗剤溶解性を高めることができ、洗浄性能を向上し、洗いむらを低減することができるとともに、モータにかかる負荷を軽減することができる。
【0035】
また、請求項3に記載の発明によれば、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転自在に収容した外槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および前記撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に水を給水する給水弁と、前記外槽内の水位を検知する水位検知手段と、前記駆動手段、給水弁などの動作を制御し行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間に洗剤を投下させる洗剤投下手段とを備え、前記制御手段は、前記撹拌翼を回転させる洗濯行程の前に前記洗濯兼脱水槽の回転数を所定回転数まで上昇させ、この所定回転数での回転を第1の所定時間行った後、回転を停止することにより前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間の洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が所定水位より低い水位を検知してい場合は、前記給水弁を動作させながら前記洗濯兼脱水槽を回転させ、前記水位検知手段が前記所定水位を検知すると、前記給水弁の動作を停止し、前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が前記所定水位以上の水位を検知している場合は、前記給水弁を動作させることなく、前記水位検知手段が検知した水位に応じて変更した所定回転数で前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにしたから、バケツ等で給水された後、運転を開始された場合でも、洗剤を溶解させる行程を洗濯行程前に効率的に行うので、洗濯行程前に洗剤溶解性を効率的に高めることができ、洗浄性能を向上し、洗いむらを低減することができるとともに、溶解されていない洗剤の洗濯兼脱水槽内への流入を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の洗濯機の縦断面図
【図2】 同洗濯機のブロック回路図
【図3】 同洗濯機の要部動作タイムチャート
【図4】 本発明の第2の実施例の洗濯機の要部動作タイムチャート
【図5】 本発明の第3の実施例の洗濯機の運転開始以前に洗濯兼脱水槽内の水位が高いときの要部動作タイムチャート
【図6】 同洗濯機の運転開始以前に洗濯兼脱水槽内の水位がやや高いときの要部動作タイムチャート
【図7】 従来の洗濯機の縦断面図
【符号の説明】
1 外槽
2 洗濯兼脱水槽
5 モータ(駆動手段)
13 洗剤通路部(洗剤投下手段)
16 制御手段

Claims (3)

  1. 洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転自在に収容した外槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および前記撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に水を給水する給水弁と、前記外槽内の水位を検知する水位検知手段と、前記駆動手段、給水弁などの動作を制御し行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間に洗剤を投下させる洗剤投下手段とを備え、
    前記制御手段は、前記撹拌翼を回転させる洗濯行程の前に前記洗濯兼脱水槽の回転数を所定回転数まで上昇させ、この所定回転数での回転を第1の所定時間行った後、回転を停止することにより前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間の洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、
    前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が所定水位より低い水位を検知してい場合は、前記給水弁を動作させながら前記洗濯兼脱水槽を回転させ、前記水位検知手段が前記所定水位を検知すると、前記給水弁の動作を停止し、前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、
    前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が前記所定水位以上の水位を検知している場合は、前記給水弁を動作させることなく、前記所定回転数での回転を前記第1の所定時間より長い第2の所定時間行う前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにした洗濯機。
  2. 洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転自在に収容した外槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および前記撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に水を給水する給水弁と、前記外槽内の水位を検知する水位検知手段と、前記駆動手段、給水弁などの動作を制御し行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間に洗剤を投下させる洗剤投下手段とを備え、
    前記制御手段は、前記撹拌翼を回転させる洗濯行程の前に前記洗濯兼脱水槽の回転数を所定回転数まで上昇させ、この所定回転数での回転を第1の所定時間行った後、回転を停止することにより前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間の洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、
    前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が所定水位より低い水位を検知してい場合は、前記給水弁を動作させながら前記洗濯兼脱水槽を回転させ、前記水位検知手段が前記所定水位を検知すると、前記給水弁の動作を停止し、前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、
    前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が前記所定水位以上の水位を検知している場合は、前記給水弁を動作させることなく、前記洗剤を溶解させる行程の回数を前記水位検知手段が所定水位を検知していない場合の前記洗剤を溶解させる行程の回数より多く実行するようにした洗濯機。
  3. 洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転自在に収容した外槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および前記撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内に水を給水する給水弁と、前記外槽内の水位を検知する水位検知手段と、前記駆動手段、給水弁などの動作を制御し行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間に洗剤を投下させる洗剤投下手段とを備え、
    前記制御手段は、前記撹拌翼を回転させる洗濯行程の前に前記洗濯兼脱水槽の回転数を所定回転数まで上昇させ、この所定回転数での回転を第1の所定時間行った後、回転を停止することにより前記洗濯兼脱水槽と前記外槽との間の洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、
    前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が所定水位より低い水位を検知してい場合は、前記給水弁を動作させながら前記洗濯兼脱水槽を回転させ、前記水位検知手段が前記所定水位を検知すると、前記給水弁の動作を停止し、前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにし、
    前記洗剤を溶解させる行程の開始時において、前記水位検知手段が前記所定水位以上の水位を検知している場合は、前記給水弁を動作させることなく、前記水位検知手段が検知した水位に応じて変更した所定回転数で前記洗剤を溶解させる行程を実行するようにした洗濯機。
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