JP3303478B2 - 穀類洗浄装置 - Google Patents

穀類洗浄装置

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JP3303478B2
JP3303478B2 JP29534593A JP29534593A JP3303478B2 JP 3303478 B2 JP3303478 B2 JP 3303478B2 JP 29534593 A JP29534593 A JP 29534593A JP 29534593 A JP29534593 A JP 29534593A JP 3303478 B2 JP3303478 B2 JP 3303478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タンク内で穀類を洗
浄する穀類洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タンクの上端部にオ−バ−フロ−口を設
けている。
【0003】
【この発明が解決しようとする課題】しかしながら、前
記手段では一部の穀類がオ−バ−フロ−口からオ−バ−
フロ−する水に混入してロスを生じることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、穀類のロス
を防止し、併せて水の溢流を防止しようとする穀類洗浄
装置を提供するものであって、つぎの技術的手段を講じ
た。すなわち、穀類を洗浄するタンク1の上部側壁にオ
ーバーフロー口2を設け、該オーバーフロー口2の前側
に小孔3を多数有する分離体4を、タンク1内面との間
に空間部を有して設けたことを特徴とする穀類洗浄装置
の構成とする。
【0005】
【作用】タンク1に穀類及び水を供給し洗浄手段により
洗浄する。この洗浄作業あるいは水加減作業時にタンク
1に水を供給する。そして、水が所定水位以上になると
分離体4の小孔3を通りオーバーフロー口2からオーバ
ーフローし、この時水と共に上昇した糠やゴミ等の異物
もこのオーバーフロー口2から排出される。オーバーフ
ロー口2付近に達した穀類は分離体4で阻止される。
た、分離体4とタンク1内面との間に空間部を有するか
ら、分離体4の小孔3に異物が付着し目詰りを生じて
も、水はこの空間部による間隔を通ってオーバーフロー
口2から落下する。
【0006】
【効果】洗浄により生じた糠やゴミ等の異物を分離体4
を通してオーバーフロー口2から排出するので、穀類の
洗浄効果を高め得る。そして、穀類は分離体4で阻止す
るのでロスを防止し得る。また、分離体4の小孔3に異
物が付着しても水はオーバーフロー口2から落下し得る
ため、水がタンク1に充満することがない。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。まず、その構成について説明すると、洗米炊飯
装置5は縦フレ−ム6と横フレ−ム7と脚フレ−ム8と
を枠組した本体フレ−ム9の上側から貯米部10、穀類
洗浄部11、炊飯部12をその順に配置している。
【0008】そして、該貯米部10は本体フレ−ム9の
上端部に着脱自在に設けた天板13に下面を開放した箱
形のケ−ス14を上方に向け脱着可能に取り付けてい
る。また、該ケ−ス14には外周の一部を開放しモ−タ
15により回転可能に設けた定量供給ロ−ル16や下端
をこの定量供給ロ−ル16にのぞませた漏斗(図示せ
ず)等を内装している。17は前記天板13に開設した
供給口であり、この供給口17と定量供給ロ−ル16と
の間に定量供給ロ−ル16から排出する穀類(以下米と
する)を供給口17に案内する案内漏斗18を設けてい
る。
【0009】また、前記ケ−ス14の前壁は一端部を中
心にして横方向に開閉自在に設けていると共に炊飯の米
量を選択するスイッチ、水加減を選択するスイッチ、洗
い方や浸漬時間等を選択するスイッチ、スタ−トスイッ
チ等の各種スイッチや工程表示、炊き上り、釜数等を表
示する表示具等を有する操作パネル19を設けている。
なお、該操作パネル19はケ−ス14の前壁に横方向に
開閉自在に設けている。20はケ−ス14の上壁に着脱
自在に設けた蓋である。
【0010】穀類洗浄部11は米や水等を収容するタン
ク1、タンク1内に設けた洗浄手段等を備えている。そ
して、該タンク1は下部を先細に形成し上下両端を開放
した中空の容器であって、上端部に設けたフランジ部2
1をねじ21aで前記天板13の下面に着脱自在に取り
付けている。また、該タンク1は洗米炊飯装置5の正面
視において前壁に形成した比較的大きな矩形の孔22を
開閉する蓋23を設けている。
【0011】24はタンク1の下端部の外周面に一体に
取り付けたジャケット取付板である。そして、該ジャケ
ット取付板24の下面に、内部の空間部に円筒状に形成
し円周面に少くとも通常の大きさの米が通過しない大き
さの小さな孔を多数有するフィルタ−25を設けたジャ
ケット26を着脱自在に取り付けている。なお、該ジャ
ケット26は上下に2分割しており、フィルタ−25は
上部を下部よりも大径にし上端部をタンク1の下端部外
周に嵌め込んでいる。
【0012】また、ジャケット26は洗米炊飯装置5を
正面から見て後側にボックス27を一体に設けている。
該ボックス内にはフィルタ−25を介して米の通路28
と連通する水路29を開閉する2個の便30,31(一
方を水位調節用の弁とし他方を排水用の弁としている。
なお、一方は図示していない。)を内装している。そし
て、該弁30,31は「∧」状に形成し中間部を回動自
在に枢着した弁作動ア−ム32,33(一方は図示せ
ず)の一端部に当接している。また、該弁作動ア−ム3
2,33の他端部はソレノイド34,35により伸縮す
るワイヤ−36,37(一方は図示せず)と連結してい
る。38はボックス27の底壁に設けた排水管でありボ
ックス内に送られてきた水を案内する。なお、弁30が
開閉する連通孔(図示せず)は弁31が開閉する連通孔
(図示せず)よりも大きく設けている。
【0013】オ−バ−フロ−口2はボックス側における
タンク1の上端部に設けている。そして、タンク1の上
端部外壁にオ−バ−フロ−口2と連通するオ−バ−フロ
−箱39を設け、このオ−バ−フロ−箱39をオ−バ−
フロ−管40を介して前記ボックス27と連通してい
る。なお、ボックス27は本体フレ−ム9に着脱自在に
取り付けている。
【0014】分離体4は通常の米を通過しない小孔(実
施例では直径2mm)3を多数有し正面視矩形状に形成
すると共に左右両端部を一方側に折り曲げ、そしてこの
折り曲げ部の端部にタンク1のオ−バ−フロ−口2の下
縁に引掛けることができる引掛部42を設けている。ま
た、該分離体4はオ−バ−フロ−口2の下縁に引掛けた
時、分離体4の上端はオ−バ−フロ−口2の上縁よりも
上方に位置しその下端はその下縁よりも下方に位置する
と共に分離体4の側壁とタンク1の内壁との間に空間部
を形成している。そして、引掛部42の上縁とオ−バ−
フロ−口2の上縁の間隔l1は引掛部42の下縁とオ−
バ−フロ−口2の下縁の間隔l2以上(l 1≧l2)であ
り、分離体4の下縁とオ−バ−フロ−口2の下縁の間隔
3は前記l2以上(l3≧l2)(図8参照)である。ま
た、分離体4の側壁とタンク1の内壁との間に形成され
た空間部の平面視において、この空間部の面積S2(図
6参照)はオ−バ−フロ−口2の面積S1(図7参照)
よりも大きく(S2≧S1)設けている。
【0015】タンク1の中心部には縦方向に軸芯を有す
る中空の回転軸43を設けている。そして、該回転軸4
3は上部を天板13に着脱自在に取り付けた軸受44で
受けていると共に上端部に天板13に設けたモ−タ45
のモ−タ軸46に取り付けたギヤ47と噛み合うギヤ4
8を着脱自在に取り付けている。また、回転軸43の外
面に軸芯から放射方向の長さが異なる複数個の棒状の撹
拌体49を取り付けている。
【0016】弁軸50は中間部を回転軸43に内装し、
回転軸43から突出した上端部をモ−タ51により作動
するカム機構52に係止可能に設けており、下端部をフ
ィルタ−25の内部まで延出しねじ部53を設けてい
る。弁54は中心部に弁軸50が貫通する弁軸孔を有す
る円錐形状の弁であり、下面にくぼみ55を形成してい
る。56はスプリング、57は弁軸50が通る孔を有す
るスプリング受体、58はチョウナットである。なお、
弁54の取り付けは、まず弁軸50の下端部に弁54を
挿通し、つづいてくぼみ55に突出した弁軸50にスプ
リング56、スプリング受体57を挿通してからねじ部
53にチョウナット58を噛み合せる。そして、該チョ
ウナット58は弁軸50が上側の所定位置に移動してい
る位置で弁54がタンク1に収容された米や水等が落下
するのを阻止するようにねじ部53に取り付けている。
従って、該チョウナット58の締め付け量を調節するこ
とにより弁54の上下方向の位置を変えることができ
る。
【0017】給水装置59は下部の外周面にねじ部を有
し中間部にフランジ60を有する筒体61と底面に小孔
を多数有し筒体61のねじ部に回動することにより着脱
自在に設けたシャワ−体62とを備えている。そして、
該筒体61は天板13に形成した孔を通ってシャワ−体
62がタンク内に位置するように挿入しフランジ60を
天板13にねじ63で着脱自在に取り付けている。な
お、該給水装置59は前記回転軸43を挾んで両側で且
つタンク1の側壁に接近する位置に設けている。
【0018】水道等の給水源と連通可能に設けている本
給水管64は天板43を貫通して上方に位置し二つに分
岐している。そして、一方は分岐給水管65を介して前
記給水装置59の両筒体61に連通可能に設け、他方は
分岐給水管66を介してジャケット26の水路29に連
通可能に設けている。また、本給水管64との接続部近
くにおける分岐給水管65,66には電磁弁(上給水W
V)67,68を設け給水・停止切換え得る構成として
いる。
【0019】水量センサ69は円状の棒体であるガイド
70と上面にフランジ71を有し中空形状のフロ−ト7
2を備えている。そして、該フロ−ト72は発泡プロピ
レンを素材とし中間部にド−ナツ状の磁石73を設けて
いると共に天板13に設けた孔74に上方から挿通しフ
ランジ71を天板13に支持させている。すなわち、フ
ロ−ト72は水位の変動により上下方向に移動する。ガ
イド70は中間部にリ−ド線75と接続したスイッチ7
6を設けていると共に天板13にねじ77で着脱自在に
設けたガイド取付板78に一体に固定している。また、
該ガイド70の位置は水面が予め設定した水位(オ−バ
−フロ−口2よりも若干高い位置)に達するとフロ−ト
72の磁石73によるスイッチ76が「ON」になる位
置である。
【0020】炊飯部12は洗米炊飯装置5の正面視にお
いて脚フレ−ム8に対し前後方向に移動可能に設けた炊
飯台79、この炊飯台上に置いた外釜・内釜・釜等から
なる炊飯釜80等を備えている。81は炊飯台79の前
端部に炊飯釜80の中間部の高さを有するア−ムであ
る。なお、外釜内に設けたガスコンロはガス供給源と連
通するガス管と接続している。
【0021】図12から図15までは水切体83を設け
た穀類洗浄部11である。該水切体83は側面視山
(∧)形に形成し弁54の下面にねじ84で着脱自在に
取り付けている。なお、該水切体83は先端を弁54の
外方に設けていると共に山形の先端が弁軸50の軸芯と
ほぼ同一ライン上に位置するように設けている。また、
水切体83は正面視において弁軸50の軸芯を挾んで左
右に設けている。なお、水切体83は弁54と一体成型
(例えば鋳造、樹脂等)してもよい。85は米や水を回
収する容器である。
【0022】86は前記天板13の上面に設けたファン
であって、作業開始のスタ−トスイッチが「ON」にな
ると常時回転する構成とし、ケ−ス14の外方からケ−
ス内に吸気し下方に向けて排気する。87は前記案内漏
斗18の下端開口部を開閉する案内漏斗開閉板であっ
て、通常はばね(コイル、板等)88により案内漏斗1
8の下端開口部を閉じているが、定量供給ロ−ル16に
より米が供給されると米の重量により下方に回動して開
放する構成である。なお、図示していないが、各駆動源
(モータ、ソレノイド等)、作動部等の動作はマイクロ
コンピュ−タにより制御している。
【0023】図17と図18は蒸気炊飯装置であって、
洗浄部89と浸漬部90と炊飯部91と独立して備えて
いる。そして、該洗浄部89は内部に穀類を循環して水
洗する洗浄装置を有し外面に各種スイッチや表示具等を
有する操作パネル92を備えている。なお、該洗浄部8
9には循環と後述する送りパイプ93への供給に切換え
る切換手段(図示せず)を設けている。浸漬部90は下
端部を先細に形成し支柱94に固定したタンク95、タ
ンク95の下端部に開閉自在に設けたシャッタ96等を
備えている。そして、該タンク95と前記洗浄部89と
を前記送りパイプ93により連通している。97は浸漬
時間を選択する選択具及び浸漬の終了を表示する表示具
等を備えた操作パネルである。
【0024】炊飯部91は角筒形(実施例では6角筒)
の炊飯装置98及び箱形のケ−ス99に内装した蒸気
管、給湯タンク、伝動機構等を備えている。そして、該
ケ−ス99は炊飯装置98による炊飯開始から炊飯終了
に至る制御プログラム等や炊飯スタ−トスイッチ100
等の各種スイッチ、ご飯取り出しスイッチ101等を有
する炊飯パネル102を備えている。そして、炊飯装置
98は六角筒の一面を開口し米が通過しない孔103を
多数有する炊飯蓋104をこの開口部105に着脱自在
に設けている。なお、該開口部105は前記タンク95
の下端に設けたシャッタ96の下方に位置している。
【0025】106は前記炊飯装置98を囲む炊飯装置
カバ−であって、前壁を開閉自在に設けている。107
は底面に車輪を有し上面を開放した箱形のご飯回収箱1
08を有するご飯運搬車である。つぎに、その作用につ
いてタイムチャ−トを併用して説明する。まず、蓋20
を取り米を供給すると、この米はケ−ス内の漏斗に貯留
される。つづいて、電源を「ON」にし、水道やガス等
の元栓を開き、各スイッチを操作して炊飯条件を設定し
作業の準備を完了してからスタ−トスイッチを「ON」
にする。すると、米計量用のモ−タ15が駆動して定量
供給ロ−ル16を回転するので、米は所定量づつ定量供
給ロ−ル16により案内漏斗18に供給される。そし
て、米は天板13の供給口17を通って案内漏斗開閉板
87を下側に回動しタンク1に落下する。
【0026】その後、予め設定した米量(計量は、1回
転して定量供給ロ−ル16から排出する米量を予め測定
しているので定量供給ロ−ル16の回転数をパルスで取
り込みパルス数をカウントすることにより演算して行な
う)に達するとモ−タ15は停止する(計量工程)。な
お、スタ−トスイッチの「ON」に関連してファン86
は回転し、ケ−ス14の外方からケ−ス内に外気を取り
込み、その後ケ−ス14の下方に向けて排気する。従っ
て、ケ−ス内を空気が流動するので、ケ−ス内に結露の
発生を防止すると共に冷却し高温多湿による機器の誤作
動や故障を防止し得る。また、計量を終えると、案内漏
斗開閉板87はばね88により元の位置に復帰し案内漏
斗18の下端開口部を閉じる。従って、タンク1の湿気
が定量供給ロ−ル16及び米を貯留している漏斗に侵入
するのを減少又は防止し得るので、米の劣化を防止でき
る。また、タンク1の内部を水洗する時、水圧を高める
ことができるので、洗浄効果を高めることができカビの
発生を防止し得る。
【0027】つづいて、洗米用のモ−タ45を駆動する
と、伝動機構(モ−タ軸46、ギャ47、48等)を介
して回転動力を受けた回転軸43及びこれと一体に設け
た撹拌体49は何れも同方向に回転する。また、電磁弁
(上給水WV)67は複数回「開」・「閉」を繰り返す
ので、これに関連して本給水管64から電磁弁(上給水
WV)67、分岐給水管65、両筒体61を通ってきた
水は両シャワ−体62からタンク1に給水する。従っ
て、米は撹拌体49によって撹拌され研米される(研米
工程)。この時、汚水はタンク1、フィルタ−25を通
って水路29に入りボックス27から排水管38を通っ
て所定場所に案内される。
【0028】所定時間後、電磁弁(下給水WV)68は
「開」にし、ソレノイド34、35に通電し励磁する。
すると、本給水管64から電磁弁(下給水WV)68、
分岐給水管66を通ってきた水はジャケット26の水路
29に入る。また、ソレノイド34,35はワイヤ−3
6,37を引張って、弁作動ア−ム32,33を回動軸
芯部を中心にして回動する。これに関連して、弁作動ア
−ム32,33に押された弁30,31は前側に移動し
て水路29と連通する各連通孔を閉じる。従って、水路
内に送られてきた前記水はフィルタ−25を通ってタン
ク1に入るので、水はタンク1の上下から供給し時間当
りの給水量を増やすことができる。
【0029】そして、タンク内の水が所定水位以上にな
ると、水はオ−バ−フロ−口2からオ−バ−フロ−箱3
9を通ってオ−バ−フロ−管40にオ−バ−フロ−しボ
ックス27から排水管38を通って所定の排水場所に排
出される。従って、水面の上昇に関連して浮上する糠や
小さなゴミやホコリ等の異物もオ−バ−フロ−する水と
共にタンク1からオ−バ−フロ−箱39を通りオ−バ−
フロ−管40に入るので、米の中に混入している異物の
分離・排出を高め得る。また、水位の水昇に関連して米
が浮上しても分離体4がオ−バ−フロ−口2を覆ってい
るので米がオ−バ−フロ−することがなくロスを防止し
得る。そして、該分離体4には小孔3を多数設けている
ので、水はこの小孔3を通ってオ−バ−フロ−口2から
オ−バ−フロ−することができる。
【0030】また、分離体4の小孔3に異物が付着し目
詰りを生じても、分離体4とタンク1の内面との間に間
隔を設けているので、水はこの間隔を通ってオ−バ−フ
ロ−口2からオ−バ−フロ−箱39に入りオ−バ−フロ
−管40を落下する。従って、水がタンク1に充満する
ことがない。そして、該分離体4はタンク1のオ−バ−
フロ−口2の口縁に引掛けているので、タンク1から簡
単に着脱でき、点検や掃除を容易に行い得る。
【0031】そして、引掛部42の上縁とオ−バ−フロ
−口2の上縁の間隔l1は引掛部42の下縁とオ−バ−
フロ−口2の下縁の間隔l2以上(l1≧l2)であり、
分離体4の下縁とオ−バ−フロ−口2の下縁の間隔l3
は前記l2以上(l3≧l2)であり、分離体4の側壁と
タンク1の内壁との間に形成された空間部の平面視にお
いて、この空間部の面積S2はオ−バ−フロ−口2の面
積S1よりも大きく(S2≧S1)設けているので、オ−
バ−フロ−効果を高め得る。
【0032】なお、アクシデントにより所定水位以上に
なると、フロ−ト72も上方に移動する。そして、磁石
73がスイッチ76と対向すると、これに関連してスイ
ッチ76は「ON」になり電磁弁(上給水WV)67を
「閉」にして給水を停止する。この水量センサ69はフ
ロ−ト72の内側にスイッチ76を有するガイド70を
設けているのでスイッチ76に糠等の異物の付着を防止
し、またフロ−ト72の上下動が円滑に行ない得る。ま
た、ガイド取付板78の高さを調節(例えばスペ−サを
入れる等)することによりスイッチ76と磁石73の位
置関係を正確に合わせることができる。そして、ガイド
取付板78はねじ77を操作することにより天板13に
対し簡単に着脱できると共にフロ−ト72も天板13に
抜き差しすることにより簡単に着脱できる。
【0033】その後、電磁弁(下給水WV)68(実施
例では電磁弁(上給水WV)67は前もって「閉」にな
っている)が「閉」になり、両ソレノイド30,31へ
の通電を停止し、モ−タ45の駆動を停止する。これに
関連して下給水を停止し、弁30,31は水路29を開
放するのでタンク内の水はボックス27と排水管38を
通って所定の場所に排出され、撹拌体49の回転を停止
する(ゆすぎ工程)。洗米作業は研米後ゆすぎ工程を経
て終了する。
【0034】つぎに、電磁弁(下給水WV)68は
「開」になり両ソレノイド30,31を通電する。従っ
て、本給水管64の水は分岐給水管66を通ってジャケ
ット26の水路29に入り、フィルタ−25を通ってタ
ンク1に貯留されるので時間の経過にともない水位が上
昇する。そして、所定時間後、満水になるとスイッチ7
6は「ON」になり、モ−タ45を短時間駆動する。従
って、モ−タ45の駆動に関連して撹拌体49も短時間
回転し米層を均す。そして、撹拌体49の回転を終えて
から電磁弁(下給水WV)68を閉じる。つづいて、ソ
レノイド31への通電が停止されると、作動ア−ム33
は反対の方向に回動するので、これに関連して弁31は
後退して水路29を開放する。従って、タンク1の水は
フィルタ−25、水路29、孔を通ってボックス内に入
り案内管38を介して所定の場所に案内される。
【0035】これを「水加減」と呼んでおり、予め水路
29及び孔を通ってボックス内に入る単位時間当りの水
量を測定しているので、このソレノイド31への通電時
間をカウントすることにより水加減量を演算することが
できる。そして予め選択(設定)した米量に対応するソ
レノイド31への通電時間に達すると、モ−タ45を駆
動しソレノイド31を励磁する。すると、モ−タ45の
駆動により撹拌体49は回転して撹拌するとともにワイ
ヤ−37に引張られ回動する作動ア−ム33に押された
弁31は前側に移動して水路29を閉じる(水加減工
程)。
【0036】つぎに、モ−タ45は駆動して回転軸43
を回転するので、撹拌体49も同方向に回転し撹拌す
る。また、モ−タ51は駆動してカム機構52を作動す
るので、弁軸50及び弁54は下側に移動する。する
と、弁54はジャケット26を開放するので、タンク1
に収容している洗浄済みの米及び水加減を終えた炊飯用
の水はフィルタ−25の通路を通って落下し炊飯釜80
の内釜に回収される。作業者はア−ム81を持って手前
側に引いて炊飯釜80を洗米炊飯装置5の前方に取り出
し、そして内釜に蓋をしてからア−ム81を後側に押し
て炊飯釜80の元の位置にセットする。つづいて、作業
者は点火スイッチを「ON」にし炊飯作業を開始する。
【0037】前記米・水の排出時において、水切体83
を設けているものにあっては、弁54は円錐状に形成し
ているので、落下物は正面視において放物線状に落下す
るが、水は山形の水切体83に当って裂け目ができる。
従って、放物線状の内部が大気圧となり落下する米や水
の散乱を防止でき容器85による回収作業を容易にす
る。そして、回収した容器85を取り出す場合には、ア
−ム81を持って容器85の取り出した支障が無い所ま
で手前側に引き出す。なお、該水切体83は上面を山形
に形成しているので水切効果を高めることができ、着脱
自在に設けているので長さの異なったものに取り替える
ことができ容器85の大小にも対応できる。
【0038】そして、米の排出作業を終えると(投
下)、モ−タ45,51の駆動を停止し、電磁弁(上給
水WV)67を「開」にする。従って、モ−タ45の駆
動の停止により撹拌を停止し、モ−タ51の駆動の停止
により弁軸50が上方に移動して弁54がジャケット2
6の米の通路を閉じる。電磁弁(上給水WV)67所定
時間「開」になり、水は本給水管64、分岐給水管65
等を経てシャワ−体62からタンク内に供給される。つ
づいて、電磁弁(下給水WV)68が「開」になるの
で、水は分岐給水管66を経てジャケット26の水路2
9に入り、その後フィルタ−25を通ってタンク1に入
る。また、弁30の励磁が解除されると、作動ア−ム3
2は回動して弁30に対する押しを停止するので、弁3
0は後退して水路29を開放する。
【0039】この給水作業により、タンク1の内面はシ
ャワ−体62から供給されるシャワ−水により洗浄さ
れ、フィルタ−25は水路29に送り込まれてきた水に
より洗浄される(洗浄)。そして、洗浄を終えると、電
磁弁(下給水WV)68が「閉」になり、また前記のよ
うに電磁弁(上給水WV)の「閉」によりタンク1への
給水を停止する。そして、ソレノイド31の励磁が解除
され、これに関連して弁31は後側に移動して元の位置
に戻り水路29を開放する。従って、両弁30,31に
対向する2個所が水路29とボックス27とが連通して
いる。
【0040】図17〜図19の実施例について説明す
る。洗浄部89で洗浄された米は水と共に送りパイプ9
3を通って浸漬タンク90に供給されここで所定時間
(例えば60分)浸漬する。そして、浸漬を終えるとシ
ャッタ−96は開き米と水は落下して炊飯装置98に回
収される。つぎに、炊飯装置98の開口部105に炊飯
蓋104を固定し炊飯パネル102の炊飯スタ−トスイ
ッチ100を「ON」にする。すると、制御プログラム
に従って各作業が行なわれ所定時間後に炊飯作業を終了
する。つづいて、作業者は炊飯蓋104を炊飯装置98
から取りご飯取り出しスイッチ101を「ON」にす
る。なお、予め炊飯装置カバ−106を開けてご飯運搬
車106を炊飯装置98の下側の所定位置に設けてい
る。
【0041】すると、炊飯装置98は回転して開口部1
05を下側に移動するので、ご飯は開口部105からご
飯回収箱108に落下し回収される。そして、ご飯の回
収を終えると、ご飯運搬箱106を次作業場へ移動す
る。この蒸気炊飯装置は独立した洗浄部89を設けてい
るので、米の投入(供給)位置が低くなり米の供給が容
易である。また、炊飯作業状態でも洗浄した米を浸漬タ
ンク95で浸漬することができるので、炊飯作業の効率
化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗米炊飯装置の正面図。
【図2】洗米炊飯装置の側面図。
【図3】洗米炊飯装置の平面図。
【図4】一部切除した穀類洗浄部の正断面図。
【図5】一部切除した穀類洗浄部の側断面図。
【図6】図5のA−A断面図。
【図7】一部切除した分離体の正面図。
【図8】図6のB−B断面図。
【図9】給水装置の正面図。
【図10】給水装置の平面図。
【図11】水量センサの正断面図。
【図12】水切体を有する洗米炊飯装置の正面図。
【図13】水切体を有する洗米炊飯装置の側面図。
【図14】水切体を有する穀類洗浄部の正断面図。
【図15】水切体を有する穀類洗浄部の側断面図。
【図16】タイムチャ−ト。
【図17】蒸気炊飯装置の斜視図。
【図18】ご飯運搬車をセットした蒸気炊飯装置の斜視
図。
【図19】炊飯釜の斜視図。
【符号の説明】
1 タンク 2 オ−バ−フロ−口 3 小孔 4 分離体
フロントページの続き (72)発明者 太田 有美子 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 浅井 紳之介 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 川口 弘道 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 審査官 佐伯 義文 (56)参考文献 実開 平1−62738(JP,U) 実公 昭37−29959(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02B 1/06 A47J 27/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀類を洗浄するタンク1の上部側壁にオ
    ーバーフロー口2を設け、該オーバーフロー口2の前側
    に小孔3を多数有する分離体4を、タンク1内面との間
    に空間部を有して設けたことを特徴とする穀類洗浄装
    置。
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