JP3302046B2 - Icソケット - Google Patents
IcソケットInfo
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- JP3302046B2 JP3302046B2 JP15029392A JP15029392A JP3302046B2 JP 3302046 B2 JP3302046 B2 JP 3302046B2 JP 15029392 A JP15029392 A JP 15029392A JP 15029392 A JP15029392 A JP 15029392A JP 3302046 B2 JP3302046 B2 JP 3302046B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- socket
- socket body
- package
- lead
- Prior art date
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K7/00—Constructional details common to different types of electric apparatus
- H05K7/02—Arrangements of circuit components or wiring on supporting structure
- H05K7/10—Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets
- H05K7/1015—Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets having exterior leads
- H05K7/1023—Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets having exterior leads co-operating by abutting, e.g. flat pack
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Connecting Device With Holders (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソケット本体、カバー
及び複数個のコンタクトを備え、該カバーの上下動にて
該コンタクトとICパッケージリードとの接続解除を行
うICソケットに関し、より詳細には、係るICソケッ
トの接触信頼性の改善に関する。
及び複数個のコンタクトを備え、該カバーの上下動にて
該コンタクトとICパッケージリードとの接続解除を行
うICソケットに関し、より詳細には、係るICソケッ
トの接触信頼性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICパッケージは、その固有の
機能を保証するために、いくつかの方法で全数検査が行
われる。そのICパッケージの全数検査の1つとして、
バーンイン試験(Burn−in Test)が挙げら
れる。このバーンイン試験は、ICパッケージをICソ
ケット内に装填した後に、対流式オーブンに組み込み、
高温化で動作させることにより、ICパッケージの高温
特性を試験するものである。
機能を保証するために、いくつかの方法で全数検査が行
われる。そのICパッケージの全数検査の1つとして、
バーンイン試験(Burn−in Test)が挙げら
れる。このバーンイン試験は、ICパッケージをICソ
ケット内に装填した後に、対流式オーブンに組み込み、
高温化で動作させることにより、ICパッケージの高温
特性を試験するものである。
【0003】図15〜図18は、米国特許第48864
70号における上記バーンイン試験等に使用される自動
機対応型のICソケットを示している。さらに詳しく言
えば、図15は検査前定常状態を示す斜視図、図16は
ICパッケージ搭載状態を示す断面図、図17は操作状
態を示す断面図、図18はコンタクトの荷重−変位特性
図である。
70号における上記バーンイン試験等に使用される自動
機対応型のICソケットを示している。さらに詳しく言
えば、図15は検査前定常状態を示す斜視図、図16は
ICパッケージ搭載状態を示す断面図、図17は操作状
態を示す断面図、図18はコンタクトの荷重−変位特性
図である。
【0004】このICソケットは、図示したように、ソ
ケット本体1’、カバー2’及び複数個のコンタクト
3’より構成されている。この複数個のコンタクト3’
は、ICパッケージPのリードLとの電気的な接触を行
う接触部31’と、この接触部31’を回転させてリー
ドLとコンタクト3’との接続解除を可能にする片持ち
梁部32’と、カバー2’との摺接部33’を有してい
る。ここで、カバー2’をコンタクト3’の弾性力(反
力)に対抗して下方向に押圧すると、上記コンタクト
3’は外側に向かって強制的に変位させられ、このコン
タクト3’とICパッケージPのリードLとが非接触状
態になってそれらの接続が解除される。従って、この状
態において、ICパッケージPの挿脱(着脱)を行うこ
とができる。そして、上記カバー2’を押圧する力を取
り去ると、コンタクト3’が前述と逆方向に回転し、I
CパッケージPのリードLと再び接続される。
ケット本体1’、カバー2’及び複数個のコンタクト
3’より構成されている。この複数個のコンタクト3’
は、ICパッケージPのリードLとの電気的な接触を行
う接触部31’と、この接触部31’を回転させてリー
ドLとコンタクト3’との接続解除を可能にする片持ち
梁部32’と、カバー2’との摺接部33’を有してい
る。ここで、カバー2’をコンタクト3’の弾性力(反
力)に対抗して下方向に押圧すると、上記コンタクト
3’は外側に向かって強制的に変位させられ、このコン
タクト3’とICパッケージPのリードLとが非接触状
態になってそれらの接続が解除される。従って、この状
態において、ICパッケージPの挿脱(着脱)を行うこ
とができる。そして、上記カバー2’を押圧する力を取
り去ると、コンタクト3’が前述と逆方向に回転し、I
CパッケージPのリードLと再び接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のICソ
ケットにおいては、該コンタクトとリード(L)との接
触力を、図16に示したように、該コンタクトがリード
(L)厚分だけ変位する弾性反発力によって得ているた
め、リード(L)厚の異なるICパッケージ(P)を使
用する際、そのリード(L)厚の変化が接触力に対して
大きく影響してしまい、接触力が安定して得られず、結
果的に、電気的接触抵抗が安定して得られなかった。ま
た、リード(L)厚の制作上の誤差が電気的接触抵抗に
大きく影響するという問題点があった。従って、接触力
を安定して得る、つまり、電気的接触抵抗を安定して得
るためには、ICパッケージ(P)のリード(L)厚に
合わせてコンタクト3’の弾性を変えるか、又は、コン
タクト3’やソケット本体1’の形状をリード(L)に
合わせて一部変更しなければならず、リード(L)の厚
みの変化に対し、種々のICソケットを準備しなければ
ならなかった。
ケットにおいては、該コンタクトとリード(L)との接
触力を、図16に示したように、該コンタクトがリード
(L)厚分だけ変位する弾性反発力によって得ているた
め、リード(L)厚の異なるICパッケージ(P)を使
用する際、そのリード(L)厚の変化が接触力に対して
大きく影響してしまい、接触力が安定して得られず、結
果的に、電気的接触抵抗が安定して得られなかった。ま
た、リード(L)厚の制作上の誤差が電気的接触抵抗に
大きく影響するという問題点があった。従って、接触力
を安定して得る、つまり、電気的接触抵抗を安定して得
るためには、ICパッケージ(P)のリード(L)厚に
合わせてコンタクト3’の弾性を変えるか、又は、コン
タクト3’やソケット本体1’の形状をリード(L)に
合わせて一部変更しなければならず、リード(L)の厚
みの変化に対し、種々のICソケットを準備しなければ
ならなかった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、ICパッケージ(P)のリード(L)厚の変
化に対し、安定した接触力を得ることができるICソケ
ットを提供することにある。
のであり、ICパッケージ(P)のリード(L)厚の変
化に対し、安定した接触力を得ることができるICソケ
ットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、ソケット本体、ガルウイングタイ
プリード(L型リード)を有するICパッケージ(P)
のリード(L)に対し、上部方向から弾性的押圧状態で
接続すべく該ソケット本体に配置された複数のコンタク
ト、および、該ソケット本体に対し、上下動可に設けら
れ、下降時に該コンタクトを弾性に抗し押圧して外側に
変位させ該接続を解除するカバーとを備え、かつ、該複
数のコンタクトが、該ソケット本体に固定される固定
部、ICパッケージ(P)のリード(L)との電気的な
接触を行う接触部、該接触部を回転させてリード(L)
とコンタクトとの接続解除を可能にする片持ち梁部、お
よび、カバーとの摺接部を有するICソケットにおい
て、該複数のコンタクトは、該コンタクト接触部の近傍
に該ソケット本体との接点部を有し、かつ、該ソケット
本体は、該コンタクト接点部と対応する位置に当接部を
有することで、ICパッケージ搭載前、該コンタクト接
触部が該ソケット本体(1)と接触しないようにされて
おり、さらに、外力が加わっていない状態における該コ
ンタクト単体の、該コンタクト接点部から該コンタクト
固定部底辺までの距離を、該ソケット本体のコンタクト
固定底面から該ソケット本体の当接部までの距離よりも
小さくしたことを特徴とするICソケットが提供され
る。
に、本発明によれば、ソケット本体、ガルウイングタイ
プリード(L型リード)を有するICパッケージ(P)
のリード(L)に対し、上部方向から弾性的押圧状態で
接続すべく該ソケット本体に配置された複数のコンタク
ト、および、該ソケット本体に対し、上下動可に設けら
れ、下降時に該コンタクトを弾性に抗し押圧して外側に
変位させ該接続を解除するカバーとを備え、かつ、該複
数のコンタクトが、該ソケット本体に固定される固定
部、ICパッケージ(P)のリード(L)との電気的な
接触を行う接触部、該接触部を回転させてリード(L)
とコンタクトとの接続解除を可能にする片持ち梁部、お
よび、カバーとの摺接部を有するICソケットにおい
て、該複数のコンタクトは、該コンタクト接触部の近傍
に該ソケット本体との接点部を有し、かつ、該ソケット
本体は、該コンタクト接点部と対応する位置に当接部を
有することで、ICパッケージ搭載前、該コンタクト接
触部が該ソケット本体(1)と接触しないようにされて
おり、さらに、外力が加わっていない状態における該コ
ンタクト単体の、該コンタクト接点部から該コンタクト
固定部底辺までの距離を、該ソケット本体のコンタクト
固定底面から該ソケット本体の当接部までの距離よりも
小さくしたことを特徴とするICソケットが提供され
る。
【0008】
【作用】
本発明に係わるICソケットにおいては、前記
のようなソケット本体との寸法関係を有するコンタクト
をソケット本体に組み込むことにより、ICパッケージ
P搭載前からリードLとの接触部近傍に押圧力を与える
ことができるため、リードL厚の変化に対して、安定し
た接触力が得られ、従って、電気的接触抵抗を安定して
得ることができる。
のようなソケット本体との寸法関係を有するコンタクト
をソケット本体に組み込むことにより、ICパッケージ
P搭載前からリードLとの接触部近傍に押圧力を与える
ことができるため、リードL厚の変化に対して、安定し
た接触力が得られ、従って、電気的接触抵抗を安定して
得ることができる。
【0009】ICパッケージ搭載前、コンタクトのリー
ドLとの接触部がソケット本体と接触しないため、該接
触部に対し、操作の際に生ずるソケット本体を形成して
いる材料の削れによる異物の付着等がない。
ドLとの接触部がソケット本体と接触しないため、該接
触部に対し、操作の際に生ずるソケット本体を形成して
いる材料の削れによる異物の付着等がない。
【0010】
【実施例】図1〜図7は、本発明に係わるICソケット
を説明する上で前提となる参考例を示す図である。さら
に詳しく言えば、図1は試験前定常状態を示す断面図、
図2は検査前定常状態を示す斜視図、図3は全体構成を
示す斜視図、図4はコンタクトの組み込み前単体時の立
面図、図5は操作状態を示す断面図、図6はICパッケ
ージ搭載状態を示す断面図、図7はコンタクトの荷重−
変位特性である。
を説明する上で前提となる参考例を示す図である。さら
に詳しく言えば、図1は試験前定常状態を示す断面図、
図2は検査前定常状態を示す斜視図、図3は全体構成を
示す斜視図、図4はコンタクトの組み込み前単体時の立
面図、図5は操作状態を示す断面図、図6はICパッケ
ージ搭載状態を示す断面図、図7はコンタクトの荷重−
変位特性である。
【0011】該ICソケットは、図3に示すように、ソ
ケット本体1、カバー2及び複数個のコンタクト3より
構成されており、図1及び図4に示すように、外力が加
わっていない状態における該コンタクト3単体の、リー
ドLとの接触部31から固定部底辺34までの距離L1
を、該ソケット本体1のコンタクト固定部底面11から
ICパッケージP搭載部12までの距離L2よりも小さ
くしている。従って、前記のような寸法関係を有するコ
ンタクト3を該ソケット本体1に組み込むことにより、
ICパッケージP搭載前からコンタクト3の接触部31
に押圧力を与えることができる。より詳細には、その荷
重−変位特性は、図18に示す従来のものと異なり、図
7に示すようになり、リードL厚の変化A2に対し、接
触圧の変化はN2になる。ここで、該コンタクト3の弾
性率を、従来のICソケットのコンタクト3’の弾性率
よりも小さくしておけば、リードL厚の変化が同じ場
合、つまり、A1=A2の場合には、接触圧の変化はN
1>N2となり、従来のICソケットよりも接触圧の変
化が小さく、従って、リードL厚の変化に対して安定し
た接触力を得ることができる。
ケット本体1、カバー2及び複数個のコンタクト3より
構成されており、図1及び図4に示すように、外力が加
わっていない状態における該コンタクト3単体の、リー
ドLとの接触部31から固定部底辺34までの距離L1
を、該ソケット本体1のコンタクト固定部底面11から
ICパッケージP搭載部12までの距離L2よりも小さ
くしている。従って、前記のような寸法関係を有するコ
ンタクト3を該ソケット本体1に組み込むことにより、
ICパッケージP搭載前からコンタクト3の接触部31
に押圧力を与えることができる。より詳細には、その荷
重−変位特性は、図18に示す従来のものと異なり、図
7に示すようになり、リードL厚の変化A2に対し、接
触圧の変化はN2になる。ここで、該コンタクト3の弾
性率を、従来のICソケットのコンタクト3’の弾性率
よりも小さくしておけば、リードL厚の変化が同じ場
合、つまり、A1=A2の場合には、接触圧の変化はN
1>N2となり、従来のICソケットよりも接触圧の変
化が小さく、従って、リードL厚の変化に対して安定し
た接触力を得ることができる。
【0012】図8及び図9は、本発明の一実施例を示
す。この場合には、前記参考例がコンタクト3の接触部
31にてICパッケージP搭載前の押圧力を与えるよう
にした構造なのに対して、コンタクト3の接触部31近
傍にソケット本体1との接点部35(ICパッケージ搭
載前の押圧点)を設けており、該コンタクト3単体のソ
ケット本体1との接点部35から固定部底辺34までの
距離L1’を、該ソケット本体1のコンタクト固定底面
11からソケット本体1の当接部13までの距離L2’
よりも小さくしている。この場合にも、荷重−変位特性
は前述の参考例と同様になり、ICパッケージP搭載前
に接点部35に押圧力を与えることができるので、リー
ドL厚の変化に対して安定した接触力を得ることができ
る。また、この実施例の場合には、コンタクト3のリー
ドLとの接触部31がソケット本体1と接触しないた
め、該接触部31に対し、操作の際に生ずるソケット本
体1を形成している材料の削れによる異物の付着がない
という利点も兼ね備えている。
す。この場合には、前記参考例がコンタクト3の接触部
31にてICパッケージP搭載前の押圧力を与えるよう
にした構造なのに対して、コンタクト3の接触部31近
傍にソケット本体1との接点部35(ICパッケージ搭
載前の押圧点)を設けており、該コンタクト3単体のソ
ケット本体1との接点部35から固定部底辺34までの
距離L1’を、該ソケット本体1のコンタクト固定底面
11からソケット本体1の当接部13までの距離L2’
よりも小さくしている。この場合にも、荷重−変位特性
は前述の参考例と同様になり、ICパッケージP搭載前
に接点部35に押圧力を与えることができるので、リー
ドL厚の変化に対して安定した接触力を得ることができ
る。また、この実施例の場合には、コンタクト3のリー
ドLとの接触部31がソケット本体1と接触しないた
め、該接触部31に対し、操作の際に生ずるソケット本
体1を形成している材料の削れによる異物の付着がない
という利点も兼ね備えている。
【0013】図10及び図11に、本発明の他の実施例
を示す。この場合は、ソケット本体1のコンタクト接触
部31が接する部分を凹型形状に窪ませ、コンタクト接
触部31がソケット本体1と接触しないようにしてお
り、さらに、前述の実施例と同様に、該コンタクト3に
は接触部31近傍にソケット本体1との接点部35’
を、また、ソケット本体1にはコンタクト接点部35’
との当接部13’を備えさせている。この場合にも、前
述の実施例と全く同様な効果を得ることができるため、
リードL厚の変化に対して安定した接触力を得ることが
でき、しかも、該接触部31に対し、操作の際に生ずる
ソケット本体1を形成している材料の削れによる異物の
付着がない。
を示す。この場合は、ソケット本体1のコンタクト接触
部31が接する部分を凹型形状に窪ませ、コンタクト接
触部31がソケット本体1と接触しないようにしてお
り、さらに、前述の実施例と同様に、該コンタクト3に
は接触部31近傍にソケット本体1との接点部35’
を、また、ソケット本体1にはコンタクト接点部35’
との当接部13’を備えさせている。この場合にも、前
述の実施例と全く同様な効果を得ることができるため、
リードL厚の変化に対して安定した接触力を得ることが
でき、しかも、該接触部31に対し、操作の際に生ずる
ソケット本体1を形成している材料の削れによる異物の
付着がない。
【0014】さらに、本実施例においては、ICパッケ
ージP搭載前のコンタクト接触部31の位置をICパッ
ケージP搭載時のリードLとの接触位置よりも下方にす
ることができるため、コンタクト3の変位量をその分大
きくとることができる。従って、コンタクト3とリード
Lとの接触力の制御をより広い変位量の範囲で設計する
ことができるという利点も兼ね備えている。
ージP搭載前のコンタクト接触部31の位置をICパッ
ケージP搭載時のリードLとの接触位置よりも下方にす
ることができるため、コンタクト3の変位量をその分大
きくとることができる。従って、コンタクト3とリード
Lとの接触力の制御をより広い変位量の範囲で設計する
ことができるという利点も兼ね備えている。
【0015】また、図12〜図14に、その構成におい
て、ソケット本体1、コンタクト3、カバー2の他に、
カムレバー4を有したICソケットに係る他の参考例を
示す。このICソケットでは、カバー2を押し下げる
と、該カムレバー4がカバー2と摺接し、該カムレバー
4は外側に回転させられ、さらに、コンタクト3が該カ
ムレバー4と摺接することにより、コンタクト3の接触
部31がICパッケージP挿脱可に斜上方に変位する。
この場合においても、前述の参考例や実施例の場合と同
様な効果を得ることができるため、リードL厚の変化に
対して安定した接触力を得ることができる。
て、ソケット本体1、コンタクト3、カバー2の他に、
カムレバー4を有したICソケットに係る他の参考例を
示す。このICソケットでは、カバー2を押し下げる
と、該カムレバー4がカバー2と摺接し、該カムレバー
4は外側に回転させられ、さらに、コンタクト3が該カ
ムレバー4と摺接することにより、コンタクト3の接触
部31がICパッケージP挿脱可に斜上方に変位する。
この場合においても、前述の参考例や実施例の場合と同
様な効果を得ることができるため、リードL厚の変化に
対して安定した接触力を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンタクト単体とソケット本体との間に一定の寸法関係
を採用することにより、すなわち、該コンタクト単体に
おけるリードLとの接触部近傍の接点部から固定部底辺
までの距離を、該ソケット本体のコンタクト固定底面か
らICパッケージP搭載部までの距離よりも小さくした
ことにより、ICパッケージP搭載前からリードLとの
接触部近傍に押圧力を与えることができるため、リード
L厚の変化に対して、安定した接触力を得ることがで
き、従って、電気的接触抵抗を安定して得ることができ
る。また、ICパッケージ搭載前、コンタクトのリード
との接触部がソケット本体と接触しないため、接触部へ
の異物の付着等がない。
コンタクト単体とソケット本体との間に一定の寸法関係
を採用することにより、すなわち、該コンタクト単体に
おけるリードLとの接触部近傍の接点部から固定部底辺
までの距離を、該ソケット本体のコンタクト固定底面か
らICパッケージP搭載部までの距離よりも小さくした
ことにより、ICパッケージP搭載前からリードLとの
接触部近傍に押圧力を与えることができるため、リード
L厚の変化に対して、安定した接触力を得ることがで
き、従って、電気的接触抵抗を安定して得ることができ
る。また、ICパッケージ搭載前、コンタクトのリード
との接触部がソケット本体と接触しないため、接触部へ
の異物の付着等がない。
【図1】一参考例としてのICソケットの試験前定常状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図2】当該参考例によるICソケットの検査前定常状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図3】当該参考例によるICソケットの全体構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】当該参考例によるICソケットのコンタクトの
組み込み前単体時の立面図である。
組み込み前単体時の立面図である。
【図5】当該参考例によるICソケットの操作状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図6】当該参考例によるICソケットのICパッケー
ジ搭載状態を示す断面図である。
ジ搭載状態を示す断面図である。
【図7】当該参考例によるICソケットのコンタクトの
荷重−変位特性図である。
荷重−変位特性図である。
【図8】本発明の一実施例によるICソケットの試験前
定常状態を示す断面図である。
定常状態を示す断面図である。
【図9】当該一実施例によるICソケットのコンタクト
の組み込み前単体時の立面図である。
の組み込み前単体時の立面図である。
【図10】本発明の他の実施例によるICソケットの試
験前定常状態を示す断面図である。
験前定常状態を示す断面図である。
【図11】当該他の実施例によるICソケットのコンタ
クトの組み込み前単体時の立面図である。
クトの組み込み前単体時の立面図である。
【図12】他の参考例によるICソケットの全体構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図13】当該他の参考例によるICソケットのICパ
ッケージ搭載状態を示す断面図である。
ッケージ搭載状態を示す断面図である。
【図14】当該他の参考例によるICソケットのコンタ
クトの組み込み前単体時の立面図である。
クトの組み込み前単体時の立面図である。
【図15】米国特許第4886470号における従来の
ICソケットの検査前定常状態を示す斜視図である。
ICソケットの検査前定常状態を示す斜視図である。
【図16】米国特許第4886470号における従来の
ICソケットのICパッケージ搭載状態を示す断面図で
ある。
ICソケットのICパッケージ搭載状態を示す断面図で
ある。
【図17】米国特許第4886470号における従来の
ICソケットの操作状態を示す断面図である。
ICソケットの操作状態を示す断面図である。
【図18】米国特許第4886470号における従来の
ICソケットのコンタクトの荷重−変位特性図である。
ICソケットのコンタクトの荷重−変位特性図である。
1…ソケット本体 2…カバー 3…コンタクト 4…カムレバー 11…ソケット本体のコンタクト固定底面 12…ソケット本体のICパッケージP搭載部 13…ソケット本体の当接部 30…コンタクトの固定部 31…コンタクトの接触部 32…コンタクトの片持ち梁部 33…コンタクトの摺接部 34…コンタクトの固定部底辺 35…コンタクトの接点部 P…ICパッケージ L…ICパッケージのリード
Claims (1)
- 【請求項1】 ソケット本体(1)、ガルウイングタイ
プリード(L型リード)を有するICパッケージ(P)
のリード(L)に対し、上部方向から弾性的押圧状態で
接続すべく該ソケット本体に配置された複数のコンタク
ト(3)、および、該ソケット本体に対し、上下動可に
設けられ、下降時に該コンタクトを弾性に抗し押圧して
外側に変位させ該接続を解除するカバー(2)を備え、
かつ、該複数のコンタクト(3)が、該ソケット本体に
固定される固定部(30)、ICパッケージ(P)のリ
ード(L)との電気的な接触を行う接触部(31)、該
接触部を回転させてリード(L)とコンタクトとの接続
解除を可能にする片持ち梁部(32)、および、カバー
との摺接部(33)を有するICソケットにおいて、該
複数のコンタクト(3)は、該コンタクト接触部(3
1)の近傍に該ソケット本体(1)との接点部(35,
35’)を有し、かつ、該ソケット本体(1)は、該コ
ンタクト接点部(35,35’)と対応する位置に当接
部(13,13’)を有することで、ICパッケージ搭
載前、該コンタクト接触部(31)が該ソケット本体
(1)と接触しないようにされており、さらに、外力が
加わっていない状態における該コンタクト(3)単体
の、該コンタクト接点部(35,35’)から該コンタ
クト固定部底辺(34)までの距離を、該ソケット本体
(1)のコンタクト固定底面(11)から該ソケット本
体(1)の当接部(13,13’)までの距離よりも小
さくしたことを特徴とするICソケット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15029392A JP3302046B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | Icソケット |
US08/074,207 US5368497A (en) | 1992-06-10 | 1993-06-09 | IC socket |
Applications Claiming Priority (1)
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