JPH10112365A - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JPH10112365A
JPH10112365A JP28312296A JP28312296A JPH10112365A JP H10112365 A JPH10112365 A JP H10112365A JP 28312296 A JP28312296 A JP 28312296A JP 28312296 A JP28312296 A JP 28312296A JP H10112365 A JPH10112365 A JP H10112365A
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JP
Japan
Prior art keywords
fitting
ball
solder balls
soldering ball
spring
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Pending
Application number
JP28312296A
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English (en)
Inventor
Makoto Kubota
保 田 誠 久
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きさが微妙に異なる一つ一つの半田ボール
に合わせて、接点が伸縮、変形して包み込むため、半田
ボール形状のばらつきに影響されること無く、均一な接
触状態を保つ。 【解決手段】BGAパッケージ1の実装時、半田ボール
2がソケット接点である嵌合子5を下に押し下げ、バネ
6を介して嵌合子5を閉じ、半田ボール2を包み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICソケットに関
し、特にBGA(Ball Grid Array)タイプのパッケー
ジを備えた高密度集積回路装置を着脱する際に用いられ
る試験用のICソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】BGAタイプのパッケージは、外部リー
ドを極めて多数必要とする例えば64ビット並列処理を
行うCPU(中央処理装置)や演算処理部等を組み込ん
だIC(集積回路)装置のパッケージとしても使用され
ている。
【0003】この種のパッケージの一例が図5に平面図
として示されている。図5を参照すると、パッケージ3
0には、内部に所定の回路機能を備えた半導体基板が組
み込まれ、その外部は合成樹脂で覆われており、一主表
面(裏面)には、半導体基板のパッド等と電気的に接続
された多数の半田ボール31が露出している。この半田
ボール31は、格子状の交点に多数配列されて必要な外
部との連結を確保している。半田ボール31の他の配列
が図6に示されている。図6を参照すると、パッケージ
32の半田ボール33は、格子状配列ではなく、正三角
形の角部にそれぞれ半田ボール33を配列している。
【0004】このようなパッケージを備えたICは、直
接実装基板に実装される場合もあるが、実装基板に既に
実装された専用のICソケットに装着される場合が多
い。
【0005】かかるICソケットの斜視図が図7に示さ
れている。図7を参照すると、図5や図6の半田ボール
31、33が配列されたBGAパッケージ34が用意さ
れる。パッケージ34の裏面側(下側)に、半田ボール
が配列されている。このICソケットは、本体37と、
本体37に蝶番42で回動自在に接続された可動部43
とを備える。本体37の上主面には、半田ボールのそれ
ぞれを嵌合する嵌合子36が配列され、BGAパッケー
ジ34を所定位置に位置定めをして載置するための4箇
所の位置定めブロック40が設けられ、下主面には嵌合
子36と電気的に接続されたリード35が配列されてい
る。
【0006】上蓋となる可動部43には、BGAパッケ
ージ34の上面を押圧する押圧面39がこの可動部43
と弾力的に接続されており、パッケージ34の厚さが変
化しても対応できるようになっている。また、可動部4
3には、ロック部41が設けられ、本体37側に設けら
れた凹部との間で嵌合する構造を有し、手動により嵌合
状態が解除される。このICソケットは、例えば多層配
線された実装基板に実装され、リード35が実装基板の
配線と電気的に接続される。
【0007】パッケージ34が可動部43で押圧され
て、本体37に装置された時の嵌合子36、リード35
の内部構成の断面図が図8に示されている。図8を参照
すると、嵌合子36は中空の円筒形を呈し、リード35
とは一体に形成されている。
【0008】ここで、半田ボール50は、嵌合子36と
良好な電気的接続状態が確保されているが、半田ボール
48、49は一部が欠けているため、電気的接続ができ
ない。また、半田ボール46は上下方向の厚さが周囲の
半田ボール45、47よりも大きいため、この半田ボー
ル46の電気的接続は得られるが、この周囲の半田ボー
ル45、47の電気的接続は不良となる。
【0009】また、良好な電気的接続関係を確保するた
めには、半田ボールの表面の酸化膜を除去することが好
ましく、このため嵌合子36によって上記酸化膜を部分
的に削除するように、角部が嵌合子36に設けられてい
る。このように酸化膜を破ることで、電気的接続を維持
していたため、試験のため何度も着脱を繰り返している
うちに、半田ボールの傷が深くなり、やがて接触不良を
起こすようになってしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、半田
ボール45〜49すべてについて良好な電気的接続関係
を確保することは、極めて難しい。特に、内部の接続状
態が外部から視認できないという欠点があり、また半田
ボールは柔軟であるため、取り扱い上の不注意により、
誤って塑性変形させてしまうという欠点がある。
【0011】実開平4ー61890号公報に開示されて
いるICソケットは、SOP(Small Outline Packag
e)タイプもしくはDIP(Dual Inline Package)タイ
プのものを対象とするものであり、BGAタイプのよう
に、高密度に多数配列された半田ボール等のような形状
には適合しないし、当然変形した半田ボールの電気的接
続をいかに取り扱うかについても開示はない。
【0012】そこで、本発明の目的は、半田ボールがあ
る程度変形しても良好な電気的接続を維持でき、BGA
タイプのパッケージの頻繁な着脱に対しても良好な電気
的接続を維持でき、半田ボールの変形を最小限に抑える
ICソケットを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明によるICソケットは、ボール・グリッド・
アレイ・タイプのパッケージの一主面に配列された半田
ボールと各々電気的に接続する嵌合子を備えたICソケ
ットにおいて、前記半田ボールを双方から包み込むよう
に接続する嵌合子を備えて構成される。
【0014】また、本発明の他の態様によるICソケッ
トは、ボール・グリッド・アレイ・タイプのパッケージ
の一主面に配列された半田ボールと各々電気的に接続す
る嵌合子を備えたICソケットにおいて、前記半田ボー
ルを双方から包み込むように接触する嵌合子と、前記嵌
合子を弾力的に下動させる第1のバネと、前記嵌合子の
下動により前記半田ボールを双方から包み込むように作
用する第2のバネとを備えて構成される。
【0015】ここで、前記第1のバネは板バネであり、
第2のバネはコイルバネとされ、また、前記嵌合子には
突起部が形成されて成る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を示す図
1、図2を参照する。図1はICソケットの本体3にB
GAパッケージ1を装着する直前の状態、図2は装着後
の状態をそれぞれ示す断面図である。本実施の形態のI
Cソケットは、本体3内部の接続構造が従来と相違し、
図7と共通した構造については、改めて図示しない。
【0017】図1、図2において、本実施の形態のIC
ソケットは、一対の嵌合子5が、先端を丸くえぐられた
形状に加工されており、板バネ6による左右からの力に
より閉じたり開いたりする。また、嵌合子5は、上から
押されてもコイルバネ8によって上下に伸縮するよう
に、リード4軸上に上下自在に固定されている。今、B
GAパッケージ1を搭載すると、半田ボール2が嵌合子
5を下に押し込む。嵌合子5が押し込まれると、板バネ
6によって嵌合子5は閉じる方向に変形し、半田ボール
2を包み込むように接触する。ここで、コイルバネ8、
板バネ6によって半田ボール2にかかる圧力が適度に保
たれる。このような接触形態にすることで、半田ボール
2と嵌合子5との接触面積を増やすことができ、半田ボ
ール2に傷を付けなくても高い電気的接触を維持でき
る。
【0018】不良解析などで一度実装したBGAパッケ
ージ1を取り外して試験を行う場合、いくら半田ボール
2の形状整形を行っても、実装前のように均一にするこ
とは非常に困難であり、変形していたりして不均一にな
って直らないことがある。
【0019】このように変形した半田ボールを装着した
場合の一例が図3に断面図で示されている。図3を参照
すると、半田ボール9は大きな切り欠きがあるが、嵌合
子5が包み込みようにして接触するため、正常な半田ボ
ールと同様に、確実な接触を維持できる。従って、図8
の半田ボール48、49に見られるような不良接触が生
じる心配がない。コイルバネ8は本体3とストッパ7と
の間で圧縮バネとして作用する。
【0020】また、嵌合子5の上下動は、コイルバネ8
によって行われ、近傍の嵌合子とは互いに独立して上下
動するから、図8の半田ボール45、47のように、半
田ボール46のために不良接触となるような心配もな
い。
【0021】このように、本実施の形態によれば、図8
の半田ボール49のように嵌合子36との接触点よりも
大きくつぶれている場合、嵌合子36とは非接触になっ
てしまうようなことはなく、また半田ボール48のよう
に一部分が欠けているような場合は、嵌合子36と接触
する2点のうち1点でしか接触できていない為、非常に
不安定な接触状態になるようなこともなく、更に大きさ
が不均一な半田ボール46があった場合、その周囲の半
田ボール45、47は完全に浮いてしまい、嵌合子36
とは接触しなくなってしまう心配もなく、しかも半田ボ
ールには必要以上の過重圧が、加わって変形を起こして
しまうようなこともない。
【0022】また、上述したBGAパッケージの他に、
大きめの半田ボールを持つBGAパッケージを搭載させ
たときは、嵌合子が半田ボールの各々の大きさに合わせ
下方向に縮み、過剰な圧力がかかるのを防ぐと共に、周
囲の半田ボールに影響することなく、他の半田ボールと
同等な接触状態を維持できる。
【0023】次に本発明の他の実施の形態を示す図4の
断面図を参照すると、この実施の形態の嵌合子は先端部
分に突起物15が3箇所設けられており(左右一対で合
計6箇所)、こうすることによって、半田ボールが厚い
酸化膜に被われていても確実な電気的接触を維持できる
ようになる。しかも、傷が付く場所は半田ボールの側面
部分のみであるため、基板実装時に影響を与える半田ボ
ール先端部分は変形しない。この他の構造は、上述した
一実施の形態と共通する。
【0024】以上のように、上述実施の形態は、次の
乃至のような特徴を有する。 半田ボールに傷を付けなくても良好な電気的接触状態
が得られるように、嵌合子を丸くえぐられた形状にする
ことで、半田ボールとの接触面積を増やした。 ICの着脱を繰り返しても、半田ボールを変形させな
いように、両脇から嵌合子が包み込んで接触するような
構造にした。 半田ボールが、変形等で大きさや形等が異なっていて
も、嵌合子が上下に伸縮する上、半田ボールを挟み込む
ようにする構造にすることで、半田ボール1つ1つの形
状に対応し、確実な接触状態が維持できる。 半田ボールと嵌合子との接触面積を増やすだけでは良
好な電気的接触が得られない場合は、半田ボール側面に
小さな傷が付くような突起を嵌合子に設けることで改善
できる。この場合、傷が付くのは半田ボールの側面なの
で、基板実装時に於ける半田付け品質への影響はほとん
ど無い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のICソケ
ットでは、半田ボールを双方から包み込むように接触す
る嵌合子を設けたため、半田ボールを変形させることが
なく、また嵌合子を弾力的に下動させるバネを設けた場
合等には、近傍の半田ボールに不良接触を生じる心配等
がなく、上述した課題が悉く達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のパッケージ装着直前の
状態を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態のパッケージ装着直後の
状態を示す断面図である。
【図3】切り欠きのある半田ボールの嵌合状態を示す断
面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の嵌合子を示す断面図
である。
【図5】従来のBGAパッケージの一例を示す平面図で
ある。
【図6】従来のBGAパッケージの他例を示す平面図で
ある。
【図7】従来のICソケットを示す斜視図である。
【図8】図7のICソケット本体の内部構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
1、30、32、34 BGAパッケージ 2、9、31、33、50 半田ボール 3、37 本体 4、35 リード 5、36 嵌合子 6 板バネ 7 ストッパ 8 コイルバネ 15 突起物 39 押圧面 40 位置定めブロック 41 ロック部 42 蝶番 43 可動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボール・グリッド・アレイ・タイプのパッ
    ケージの一主面に配列された半田ボールと各々電気的に
    接続する嵌合子を備えたICソケットにおいて、 前記半田ボールを双方から包み込むように接続する嵌合
    子を備えて成ることを特徴とするICソケット。
  2. 【請求項2】ボール・グリッド・アレイ・タイプのパッ
    ケージの一主面に配列された半田ボールと各々電気的に
    接続する嵌合子を備えたICソケットにおいて、 前記半田ボールを双方から包み込むように接触する嵌合
    子と、前記嵌合子を弾力的に下動させる第1のバネと、
    前記嵌合子の下動により前記半田ボールを双方から包み
    込むように作用する第2のバネとを備えて成ることを特
    徴とするICソケット。
  3. 【請求項3】前記第1のバネは板バネであり、前記第2
    のバネはコイルバネである請求項2に記載のICソケッ
    ト。
  4. 【請求項4】前記嵌合子には突起部が形成されて成る請
    求項1または2に記載のICソケット。
JP28312296A 1996-10-04 1996-10-04 Icソケット Pending JPH10112365A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435050B1 (ko) * 2000-03-15 2004-06-09 가부시키가이샤 엔프라스 전기부품용 소켓
KR100795493B1 (ko) 2005-02-22 2008-01-16 후지쯔 가부시끼가이샤 전자 부품용 콘택터 및 콘택트 방법
JP2010146949A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Molex Inc 同軸コネクタ
WO2013183734A1 (ja) * 2012-06-08 2013-12-12 日本発條株式会社 接触端子

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Effective date: 20040824

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