JP3301445B2 - 音声入力装置 - Google Patents

音声入力装置

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JP3301445B2
JP3301445B2 JP24855992A JP24855992A JP3301445B2 JP 3301445 B2 JP3301445 B2 JP 3301445B2 JP 24855992 A JP24855992 A JP 24855992A JP 24855992 A JP24855992 A JP 24855992A JP 3301445 B2 JP3301445 B2 JP 3301445B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、希望音声入力方向以
外の方向からの不要信号(雑音)を低減ないし除去する
音声入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カメラ一体型VTRに使用する
音声入力装置としては、被写体方向からの音声のみをピ
ックアップし、撮影者側やその他の方向からの音声を除
去するようにすることが望まれる。
【0003】このように、特定の方向からの音声入力の
みをピックアップする音声入力装置としては、一般に
は、例えば図7に示すような単一指向性のマイクロホン
が使用されている。また、無指向性の2個のマイクロホ
ンを使用し、一方のマイクロホンの出力に対してアナロ
グ的に位相を調整する回路を付加し、その回路の出力と
他方のマイクロホンの出力とを合成して、特定の入射方
向に高い感度の指向性を持たせる方法も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
場合、単一指向性とはいっても、特定の方向からの音声
入力に対してヌル(感度ゼロ)が存在するだけで、最も
高い感度の入射方向以外の他の方向にも感度を有するも
のとなっている。このため、最も高い感度の入射方向を
希望音声の入射方向に向けて設置した場合、図7の特性
図から明らかなように、その希望音声と全く逆方向から
の不要音声は、除去あるいは低減することができるが、
不要音声の入力方向が、希望音声入力方向に対して横方
向の場合には、希望音声に比べ、例えば1/2の大きさ
で収音されてしまう。
【0005】また、除去及び低減可能な希望音声方向と
は逆方向からの不要音声であっても、その音声レベルが
大きい場合には、低減することができずに、所定の音圧
レベルで収音されてしまう。
【0006】この発明は、以上の点にかんがみ、不要音
声の入力方向が変わっても常にその不要音声を除去ない
し低減することができると共に、不要音声の入力レベル
の大きさに関係なく、除去ないし低減することができる
音声入力装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明による音声入力装置は、希望音声を収音す
るための主要入力用マイクロホンと、前記主要入力用マ
イクロホンに対して、前記希望音声の前記主要マイクロ
ホンへの到来方向と逆方向に所定の間隔を隔てて配置さ
れた参照入力用マイクロホンと、前記参照入力用マイク
ロホンの出力音声信号を所定の時間だけ遅延させる遅延
手段と、前記遅延手段の出力信号から前記主要入力用マ
イクロホンの出力音声信号中の不要信号成分に近似する
信号を形成する適応フィルタ手段と、前記主要入力用マ
イクロホンの出力音声信号から、前記適応フィルタ手段
の出力信号を用いて前記不要信号を低減ないし除去する
ための合成手段と、前記合成手段の出力パワーが最小化
されるように前記適応フィルタ手段を調整する手段とを
備え、前記遅延手段での遅延量と、前記適応フィルタ手
段での最大遅延量との和が、希望音声到来方向からの音
声入力に対しては低減効果がなく、希望音声到来方向以
外からの音声入力に対しては低減効果があるような値に
選定されてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記のこの発明の構成においては、希望音声は
主要入力用マイクロホン11と、参照入力用マイクロホ
ン21との両方に収音されるが、両マイクロホンの設置
間隔分の遅延時間だけ、参照入力用マイクロホン21に
入力される希望音声は遅延される。また、この参照入力
用マイクロホン21の出力音声信号は、遅延手段によ
り、さらに、遅延されるので、主要入力用マイクロホン
11の出力音声中の希望音声成分とは無相関になる。
【0009】したがって、合成回路で、主要入力用マイ
クロホン11の出力音声信号から適応フィルタ手段25
の出力信号を減算しても、希望音声が低減されてしまう
ことはない。
【0010】一方、不要音声も参照入力用マイクロホン
21と、主要入力用マイクロホン11とで収音され、そ
の入射方向に応じた遅延時間だけ、主要入力用マイクロ
ホン11に入力される不要音声は参照入力用マイクロホ
ン21の入力時点よりも遅延される。しかし、参照入力
用マイクロホンの出力音声信号は、遅延手段24により
遅延される。したがって、合成手段14の2つの入力信
号のタイミングで見ると、主要入力用マイクロホンの出
力音声信号中の不要信号成分と、参照入力用マイクロホ
ンの出力音声信号中の不要信号成分とは、時間的に一致
するタイミングとなる。そして、両不要信号成分の振幅
は、適応フィルタ手段で一致するように調整されるの
で、合成手段14では、不要信号成分が主要入力用マイ
クロホン11の出力音声信号中から除去、低減されるも
のである。
【0011】この場合、参照入力用マイクロホン21に
収音される不要音声の入射方向が変化しても、低減され
るものである。しかも、不要音声の入力レベルに関係な
く、合成手段で不要信号が低減ないし除去される。
【0012】
【実施例】以下、この発明による音声入力装置の一実施
例を図を参照しながら説明するが、この発明において
は、適応雑音低減処理の考えを使用するので、この発明
の一実施例を説明する前に、この適応雑音低減処理につ
いて説明する。
【0013】図3は、適応雑音低減処理システムの基本
的構成のブロック図で、1は主要入力端子、2は参照入
力端子であって、主要入力端子1を通じて入力された主
要入力信号は遅延回路3を介して合成回路4に供給され
る。遅延回路3は、主要入力端子1に入力される主要入
力信号と、参照入力端子2に入力される参照入力信号と
の間に時間遅延が無いとした場合に、適応フィルタ回路
5での時間遅延分を補正するためのものである。また、
参照入力端子2を通じて入力された信号は適応フィルタ
回路5を介して合成回路4に供給され、遅延回路3から
の信号から減算される。そして、この合成回路4の出力
は、適応フィルタ回路5に帰還されると共に、出力端子
6に導出される。
【0014】この雑音低減装置においては、主要入力端
子1には、希望信号sと、これと無相関の雑音n0 とが
加算されたものが入力される。一方、参照入力端子2に
は、雑音n1 が入力される。この参照入力の雑音n1
は、希望信号とは無相関であるが、雑音n0 とは相関が
あるようにされる。
【0015】適応フィルタ回路5は、参照入力雑音n1
をフィルタリングして、雑音n0 に近似する信号、すな
わち、雑音n0 と同相、等振幅の信号yを出力する。こ
の適応フィルタ回路5の出力信号として、雑音n0 と逆
相、等振幅の信号−yを得るようにすることもできる。
合成回路4では、遅延回路3の出力信号から適応フィル
タ回路5の出力信号を減算(出力信号が、雑音n0 と逆
相の信号−yの場合には加算)する処理が行なわれる。
【0016】適応フィルタ回路5における適応のアルゴ
リズムは、合成回路4の出力である減算出力(残差出
力)eを最小にするように働く。すなわち、今、s,n
0 ,n1 ,yが統計的に定常であり、平均値が0である
と仮定すると残差出力eは、 e=s+n0 −y となる。これを二乗したものの期待値は、sがn0 と、
また、yと無相関であるから、 E[e2 ]=E[s2 ]+E[(n0 −y)2 ] +2E[s(n0 −y)] =E[s2 ]+E[(n0 −y)2 ] となる。適応フィルタ回路5が収束するものとすれば、
適応フィルタ回路5は、E[e2 ]が最小になるように
調整されるものである。このとき、E[s2 ]は影響を
受けないので、 Emin [e2 ]=E[s2 ]+Emin [(n0 −
y)2 ] となる。すなわち、E[e2 ]が最小化されることによ
ってE[(n0 −y)2]が最小化され、適応フィルタ
回路5の出力yは、雑音n0 の推定量になる。そして、
合成回路4からの出力の期待値は、希望信号sのみとな
る。すなわち、適応フィルタ回路5を調整して全出力パ
ワーを最小化することは、減算出力eが、希望音声信号
sの最小二乗推定値になることに等しい。
【0017】なお、適応フィルタ回路5はアナログ信号
で実現する場合とデジタル信号処理回路で実現する場合
の、いずれでも可能である。適応フィルタ回路5を、デ
ジタルフィルタを用いて実現した場合の例を図4に示
す。この例は、適応のアルゴリズムとして、いわゆるL
MS(最小平均自乗)法を使用する。
【0018】図4に示すように、この例では、FIRフ
ィルタ型の適応線形結合器300を使用する。これは、
それぞれ単位サンプリング時間の遅延時間Z-1(=τ)
を有する複数個の遅延素子DL1,DL2,……DLm
(mは正の整数)と、入力雑音n1 及び各遅延素子DL
1,DL2,……DLmの出力信号と加重係数との掛け
算を行う加重回路MX0,MX1,MX2,……MXm
と、加重回路MX0〜MXmの出力を加算する加算回路
310を備える。加算回路310の出力はyである。
【0019】加重回路MX0〜MXmに供給する加重係
数は、例えばマイクロコンピュータからなるLMS演算
回路320で、合成回路4からの残差信号eに基づいて
形成される。このLMS演算回路320で実行されるア
ルゴリズムは、次のようになる。
【0020】今、時刻k における入力ベクトルXk を、
図4にも示すように、 Xk =[x0k1k2k ・・・xmkT とし、出力をyk 、加重係数をwjk(j=0,1,2,…m )と
すると、入出力の関係は、次の数1に示すように、
【0021】
【数1】 となる。
【0022】そして、時刻k における加重ベクトルWk
を、 Wk =[w0k1k2k ・・・wmkT と定義すれば、入出力関係は、 yk =Xk T ・Wk で与えられる。ここで、希望の応答をdk とすれば、残
差ek は次のように表される。 ek =dk −yk =dk −Xk T ・Wk LMS法では、加重ベクトルの更新を、 Wk+1 =Wk +2μ・ek ・Xk なる式により順次行っていく。ここで、μは適応の速度
と安定性を決める利得因子(ステップゲイン)である。
【0023】次に、以上説明した適応雑音低減処理を使
用したこの発明による音声入力装置の一実施例のブロッ
ク図を図1に示す。この例では、適応フィルタ回路は、
前述した図4の構成のデジタルフィルタを用いたものが
使用される。また、合成回路4としては、減算回路が用
いられる。
【0024】図1において、11は希望音声を収音する
ための主要入力用マイクロホン、21は雑音として除去
したい方向の不要音声を収音するための参照入力用マイ
クロホンである。この例の場合には、主要入力用マイク
ロホン11及び参照入力用マイクロホン21は、共に、
図2に示すように、指向性のマイクロホンで構成され
る。また、主要入力用マイクロホン11と参照入力用マ
イクロホン21とは、図2に示すように、距離dだけ離
して配置される。
【0025】この例は、希望音声の到来方向は、主とし
て、図2において矢印ARで示すように、図上、上方か
ら下方に向かう方向である。この例では、この方向AR
に対して約90°〜約270°異なる方向からの音声を
不要音声(雑音)として低減ないし除去するようにする
音声入力装置を実現するようにする。
【0026】そして、主要入力用マイクロホン11によ
り収音され、電気信号に変換されて得られた音声信号
は、アンプ12を介してA/Dコンバータ13に供給さ
れて、デジタル信号に変換され、減算回路14に供給さ
れる。
【0027】また、参照入力用マイクロホン21により
収音され、電気信号に変換されて得られた音声信号は、
アンプ22を介してA/Dコンバータ23に供給され
て、デジタル信号に変換される。このA/Dコンバータ
23からのデジタル信号は、遅延回路24を介して適応
フィルタ回路25に供給される。そして、この適応フィ
ルタ回路25の出力信号が減算回路14に供給される。
減算回路14の出力信号は、適応フィルタ回路25に帰
還されると共に、D/Aコンバータ15によりアナログ
信号に戻され、出力端子16に導出される。なお、D/
Aコンバータ15を介さずにデジタル信号のままで音声
信号を出力するようにしてもよい。
【0028】この例の場合、遅延回路24の遅延量と、
適応フィルタ回路25における線形結合器300での最
大遅延量(遅延素子の単位遅延量τ×単位遅延素子の数
=τ×(タップ数−1))との和は、2つのマイクロホ
ン11,21間の距離dを音が伝播する時間と等しく選
定されている。
【0029】適応フィルタ回路25では、前述したよう
に、主要入力音声中に含まれる雑音としての不要音声
に、参照入力音声が近似するように制御される。これに
より、主要入力用マイクロホン11で収音された音声中
の希望音声と、雑音とが無相関であるとすると、減算回
路14では、参照入力用マイクロホン21で収音された
雑音信号が主要入力用マイクロホン11からの音声信号
から減算されて除去され、減算回路14からは、希望音
声のみが得られる。
【0030】以上の構成は、主要入力用マイクロホン1
1の出力音声信号が主要入力として入力され、参照入力
用マイクロホン21の出力音声信号が参照入力雑音とし
て供給された適応型雑音低減システムの構成となってい
る。このシステムの動作を次に説明する。
【0031】この場合において、希望音声は主要入力用
マイクロホン11と、参照入力用マイクロホン21との
両方に収音されるが、両マイクロホン11,21間の距
離d分の遅延時間(距離dを音が伝播する時間であっ
て、音の伝播速度をcとすると、d/c)だけ、主要入
力用マイクロホン11に入力される希望音声に対して、
参照入力用マイクロホン21に入力される希望音声は遅
延される。また、この参照入力用マイクロホン21の出
力音声信号は、遅延回路24及び適応フィルタ回路25
により、さらに、遅延されるので、主要入力用マイクロ
ホン11の出力音声中の希望音声成分とは無相関にな
る。
【0032】したがって、減算回路14で、主要入力用
マイクロホン11の出力音声信号から適応フィルタ回路
25の出力信号を減算しても、希望音声が低減されてし
まうことはない。
【0033】一方、不要音声も参照入力用マイクロホン
21と、主要入力用マイクロホン21とで収音される
が、主要入力用マイクロホン11と、参照入力用マイク
ロホン21とは距離dだけ離れて配置されているので、
この不要音声の到来方向に応じた遅延時間だけ、主要入
力用マイクロホン11に入力される不要音声は、参照入
力用マイクロホン21の不要音声入力に対して遅延され
る。しかし、参照入力用マイクロホン21の出力音声信
号は、遅延回路24及び適応フィルタ回路25により遅
延される。そして、適応フィルタ回路25は、前述し
た、その性質から、減算回路14において、主要入力中
の不要信号成分と、参照入力中の不要信号成分との時間
ずれが無くなるように働く。
【0034】すなわち、不要音声到来方向が、図5にお
いて、希望音声到来方向ARとは180°異なる方向、
つまり背面方向の場合には、主要入力用マイクロホン
11への不要音声入力は、参照入力用マイクロホン21
の不要信号入力に対して、丁度、d/cだけ遅延する。
このときは、適応フィルタ回路25は、最終段のタップ
の加重係数を最大にするように働き、適応フィルタ回路
25における遅延量は最大となる。したがって、遅延回
路24との遅延量との和は、d/cに等しくなり、減算
回路14においては、主要側からの不要信号成分と、参
照側からの不要信号成分の時間ずれがなくなり、また、
振幅も適応フィルタ回路25で調整されるので、主要入
力信号から不要信号成分は除去される。
【0035】次に、不要音声が図5において、、′
で示す斜め後方から到来する場合には、そのときの不要
音声の希望音声方向ARに対する入射角度をθとする
と、不要音声がマイクロホン21に到達してからマイク
ロホン11に到達するまでの時間は、d・cosθ/c
であるので、方向の場合より短くなる。したがって、
適応フィルタ回路25の加重係数は、最終段のタップよ
り手前のタップであって、前記遅延時間d・cosθ/
cに見合う遅延を経たタップの係数が大きくなり、減算
回路14で不要音声信号成分が主要入力音声から除去さ
れる。
【0036】また、不要音声が図5において、、′
で示す横方向から到来する場合には、不要音声のマイク
ロホン11の入力時点と、マイクロホン21の入力時点
との遅延は、僅かとなる。この場合、遅延回路24の遅
延量が小さい場合に、適応フィルタ回路25は、最初の
タップ係数が大きくなることで、最終的に不要音声は減
算回路14においてキャンセルされる。
【0037】図6は、この発明の基本的原理構成を説明
するための図である。すなわち、図6に示すように、距
離dだけ離れた位置に平面波P1,P2が、方向ARに
対して入射角θで到来するとき、 P2=P1・Exp(−jωd・cosθ/c) となる。そして、P2に遅延が加わったP2dは、 P2d=P2・Exp(−jωnT) (T:音声信号のサンプリング間隔) となる。したがって、 P=P1−P2d=P1(1−Exp(−j(ωnT+
ωd・cosθ/c))) となる。ここで、例えば図5の方向から不要音声が到
来するとした場合、 θ=180°,nT=d/c となるので、 P=P1(1−Exp(−jωd/c(1+cos
θ))) となる。この式で表される特性を図示すると、図7に示
すような単一指向性になる。
【0038】同様にして、図5の方向、′から不要
音声が到来するとした場合には、この例の音声入力装置
の指向特性は、図8に示すようなものとなる。また、図
5の方向、′から不要音声が到来するとした場合に
は、この例の音声入力装置の指向特性は、図9に示すよ
うなものとなる。このように、常に、不要信号の到来方
向の感度がゼロになるような指向特性となり、その不要
音声の入力レベルに関係なく低減・除去する特性とな
る。
【0039】図1の例の装置において、希望音声を方向
ARから入力させ、これと180°異なる背面方向から
不要信号として500Hzの正弦波を加えたときの、処
理前の周波数レスポンスを図10に、処理後の周波数レ
スポンスを図11に、それぞれ示す。これら図10及び
図11から、不要信号としての500Hzの正弦波が十
分に低減されていることが確認できる。
【0040】なお、遅延回路24の遅延量と、適応フィ
ルタ回路25の全タップ数に応じた最大遅延量との和
は、希望音声到来方向からの音声入力に対しては低減効
果がなく、希望音声到来方向以外からの音声入力に対し
ては低減効果があるような値に選定される。好ましく
は、2個のマイクロホン11,21間の距離dを音が伝
播する時間d/cの2倍以下であれば、不要信号を良好
に低減することができる。もっとも、前記遅延量の和
は、時間d/cの2倍以上であっても差し支えない。
【0041】図12は、この発明による音声入力装置
を、ステレオマイクロホン装置に適用した場合の一実施
例である。図12において、マイクロホン11Lは左チ
ャンネルの音声収音用、マイクロホン11Rは右チャン
ネルの音声収音用であり、両マイクロホン11L,11
Rは、距離dだけ離して配置される。左チャンネルの音
声の到来方向は、図の矢印aLの方向とし、右チャンネ
ルの音声の到来方向は、図の矢印aRとする。そして、
マイクロホン11Lは、右チャンネルの音声に対して
は、参照入力用となり、また、マイクロホン11Rは、
左チャンネルの音声に対しては、参照入力用となる。
【0042】先ず、左チャンネルの音声信号についての
構成について説明すると、マイクロホン11Lにより収
音され、電気信号に変換されて得られた左チャンネルの
音声信号は、アンプ12Lを介してA/Dコンバータ1
3Lに供給されて、デジタル信号に変換され、減算回路
14Lに供給される。
【0043】また、マイクロホン11Rにより収音さ
れ、電気信号に変換されて得られた左チャンネルの音声
にとっての不要音声信号は、アンプ12Rを介してA/
Dコンバータ13Rに供給されて、デジタル信号に変換
される。このA/Dコンバータ13Rからのデジタル信
号は、遅延回路24Lを介して適応フィルタ回路25L
に供給される。そして、この適応フィルタ回路25Lの
出力信号が減算回路14Lに供給される。減算回路14
Lの出力信号は、適応フィルタ回路25Lに帰還される
と共に、D/Aコンバータ15Lによりアナログ信号に
戻され、出力端子16Lに導出される。遅延回路24L
と適応フィルタ回路25Lとの遅延量の和は、前述の図
1の例の遅延回路24と適応フィルタ回路25との遅延
量の和と、全く等しい関係に選定されている。
【0044】この構成により、マイクロホン11Lの出
力音声信号から、左チャンネルの音声に対して、逆方向
aRからの不要音声が低減ないし除去され、出力端子1
6Lには、音声到来方向aLからの左チャンネルの音声
信号のみが得られる。
【0045】次に、右チャンネルの音声信号についての
構成について説明すると、マイクロホン11Rにより収
音され、電気信号に変換されて得られた右チャンネルの
音声信号は、アンプ12Rを介してA/Dコンバータ1
3Rに供給されて、デジタル信号に変換され、減算回路
14Rに供給される。
【0046】また、A/Dコンバータ13Rからの右チ
ャンネルの音声にとっての不要音声信号のデジタル信号
は、遅延回路24Rを介して適応フィルタ回路25Rに
供給される。そして、この適応フィルタ回路25Rの出
力信号が減算回路14Rに供給される。減算回路14R
の出力信号は、適応フィルタ回路25LRに帰還される
と共に、D/Aコンバータ15Rによりアナログ信号に
戻され、出力端子16Rに導出される。
【0047】遅延回路24Rと適応フィルタ回路25R
との遅延量の和も、また、前述の図1の例の遅延回路2
4と適応フィルタ回路25との遅延量の和と、全く等し
い関係に選定されている。
【0048】この構成により、マイクロホン11Rの出
力音声信号から、右チャンネルの音声に対して、逆方向
aLからの不要音声が低減ないし除去され、出力端子1
6Rには、音声到来方向aRからの右チャンネルの音声
信号のみが得られる。
【0049】なお、図1の例において、参照入力用マイ
クロホン21は、図13に示すように、単一指向性のマ
イクロホンを用い、希望音声到来方向ARに対する感度
が小さく、その逆方向に高い感度を示すように配置する
ようにしてもよい。また、図1の例において、適応フィ
ルタ回路25の後に遅延回路をさらに設けてもよい。
【0050】以上の例は、適応フィルタ回路の前に、固
定の遅延回路24を配した例であるが、この遅延回路2
4を設けずに、適応フィルタ回路の線形結合器内の遅延
素子を利用する構成とすることもできる。
【0051】図14の例は、その場合の一実施例のブロ
ックである。この例で、図1の例と同一部分には同一符
号を付してある。この例の場合も、主要入力用マイクロ
ホン11と参照入力用マイクロホン21とは、所定の距
離dだけ離して配される。また、図1の例と同様に、こ
れらマイクロホン11及び21としては、図2に示した
ように両マイクロホンを無指向性で構成してもよいし、
図13に示したように、主要入力用マイクロホン11は
無指向性、参照入力用マイクロホン21は単一指向性と
してもよいが、この例では、図15に示すように、両マ
イクロホン11,21を、共に単一指向性のマイクロホ
ンで構成し、主要入力用マイクロホン11は、希望音声
到来方向ARに最大感度の方向が向くように配置し、参
照入力用マイクロホン21は、希望音声到来方向ARが
最低感度(感度ゼロ)となるように配置している。
【0052】そして、この例においては、参照側のA/
Dコンバータ23の出力は、直接、適応フィルタ回路3
0に供給される。この適応フィルタ回路30での最大遅
延量は、前述した図1の例の例の遅延回路24と適応フ
ィルタ回路25の最大遅延量との和に対応したものであ
り、好ましくはd/cの2倍以内の値とされる。図の例
では、適応フィルタ回路30は、前記条件を満足する値
として、タップ数が5とされた場合であり、4個の遅延
素子31〜34と、5個の加重回路41〜45と、LM
S演算回路50とからなる。
【0053】この例の場合には、LMS演算回路50に
は、制御端子51より制御信号が供給されている。LM
S演算回路50は、この制御信号に応じて、初段のタッ
プから順にi(i=1,2,…,5)段のタップまでの
すべての加重係数を強制的にゼロとする。この場合、適
応フィルタ回路30は、係数がゼロとされた段のタップ
までは、その段数に応じた単純遅延が挿入された状態に
等しい。ただし、その単純遅延の量は、強制的に係数が
ゼロとされる段数iにより、可変である。そして、強制
的に係数がゼロとされる段数iは、制御端子51からの
制御信号により決定される。
【0054】この図14の例の動作について、以下に説
明するに、強制的に加重係数をゼロとされるタップがな
い場合には、適応フィルタ回路30は、不要信号到来方
向に応じたタップの加重係数が最大になるように調整さ
れて、不要信号の低減が図られる。
【0055】すなわち、図5に示した方向、′から
不要信号が到来する場合には、2個のマイクロホン1
1、21に不要信号が到達する時刻は、ほぼ同時になる
ので、適応フィルタ回路30では、初段のタップの加重
回路41の係数が最大になって、減算回路14に入力さ
れる主要側の不要信号成分と参照側の不要信号成分の時
間的タイミングが一致し、振幅も適応フィルタ回路30
で調整されて、不要信号成分は、主要入力信号から除去
される。このときの図14の装置の出力の指向特性を図
示すると、図19に示すようになる。
【0056】また、図5の方向、′から不要信号が
到来する場合には、方向ARとの角度に応じて2段目〜
4段目のタップの加重回路42〜44の加重係数が最大
になり、さらに、図5の方向から不要信号が到来する
場合には、最終段のタップの加重回路45の加重係数が
最大になり、上述と同様にして、主要入力信号から不要
信号成分が除去される。
【0057】方向、′寄りの方向、′から到来
する不要信号を除去しているときの図14の装置の出力
の指向特性を図16に示し、方向寄りの方向、′
から到来する不要信号を除去しているときの図14の装
置の出力の指向特性を図17に示す。さらに、方向か
ら到来する不要信号を除去しているときの図14の装置
の出力の指向特性を図18に示す。
【0058】次に、制御信号により、図20Aに示すよ
うに、初段のタップの加重回路41の係数をゼロにした
場合には、図5に示した方向、′から到来する不要
信号の低減量ないし除去量が少なくなる。すなわち、前
述したように、方向、′から不要信号が到来する場
合には、2個のマイクロホン11、21に不要信号が到
達する時刻は、ほぼ同時になるが、初段のタップの係数
がゼロであるため、遅延素子31による固定的な遅延が
参照入力に対して挿入されることになり、方向、′
から到来する不要信号について、減算回路14における
入力時点が主要側と参照側とで異なってしまう。このた
め、この方向、′から到来する不要信号の低減量が
減少してしまうのである。しかし、この方向、′よ
りも、′側に寄った方向からの不要信号は、適応フ
ィルタ回路30でタイミング合わせをすることが可能で
あるので、良好に低減ないし除去されるものである。こ
の状態は、図16に示した指向特性を示す状態となる。
【0059】次に、制御信号により、加重係数をゼロに
固定するタップの数を図20Bに示すように初段から順
に増加させてゆくと、低減ないし除去量が減少する方向
が、より、′側ないし側に限定され、図16の指
向特性から図17の指向特性へと移行して行くのとほぼ
等価となる。
【0060】そして、図20Cに示すように、最終段の
タップの係数だけが更新され、他はすべてゼロとされた
場合には、図5の方向からの不要音声のみが完全に除
去され、他の方向の除去量は減少することになる。つま
り、図18の指向特性と同様になる。
【0061】したがって、この図14の実施例によれ
ば、制御信号により初段のタップから順に加重係数をゼ
ロにしていくと、次第に除去できる不要信号の到来方向
が限られてくるようになる。そして、最終段のタップだ
けの係数を更新するような状態では、方向から到来す
る音だけを除去するようになる。こうして、この例によ
れば、音のズーム効果が得られる。
【0062】そこで、制御端子51に、例えばカメラ一
体型VTRのレンズのズーム操作に応じた信号を供給す
ることができる。すなわち、例えばズームの望遠側にさ
れたときは、制御信号により係数をゼロとするタップは
無しとして、被写体に対して後ろ側の広い範囲から到来
する音を適応的に除去し、被写体側からの音声のみを収
音できるようにする。この状態からズームレンズを広角
側に徐々に移行させると、制御信号により、係数をゼロ
とするタップ数を初段側から順次増加させ、除去できる
音の到来方向の範囲を狭めて行くようにする。このよう
にすることにより、撮影状態に応じた入力音声を得るこ
とができる。
【0063】また、マニュアル操作つまみを設け、その
操作つまみによって係数をゼロにする初段からのタップ
数を選定するように構成するようにしてもよい。
【0064】なお、この図14の例において、適応フィ
ルタ回路30の前及び/又は後に固定の遅延回路を挿入
するようにしてもよい。
【0065】なお、適応フィルタ回路における加重係数
の更新のための演算方法としては、LMS法に限らず、
学習同定法その他のアルゴリズムを用いることができ
る。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、適応フィルタ回路を用いて、不要音声の入力方向が
変わっても常にその不要音声を除去ないし低減すること
ができると共に、不要音声の入力レベルの大きさに関係
なく、除去ないし低減することができる。
【0067】また、適応フィルタ回路の初段から順に所
定段までの加重係数を強制的にゼロにする手段を設けた
ことにより、除去ないし低減する不要信号の到来方向を
限定することができ、音のズーム効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による音声入力装置の一実施例のブロ
ック図である。
【図2】図1の例に使用する2個のマイクロホンの配置
及び指向性を説明するための図である。
【図3】適応雑音低減システムを説明するためのブロッ
ク図である。
【図4】適応雑音低減システムに用いる適応フィルタ回
路の一例のブロック図である。
【図5】この発明の一実施例の動作説明のための図であ
る。
【図6】この発明の一実施例の簡略的原理構成図であ
る。
【図7】図1の例の装置の出力の、ある瞬間における指
向特性図である。
【図8】図1の例の装置の出力の、ある瞬間における指
向特性図である。
【図9】図1の例の装置の出力の、ある瞬間における指
向特性図である。
【図10】この発明の一例に入力する音声の一例の特性
図である。
【図11】図10の特性の音声が入力されたこの発明の
一実施例の出力信号の特性図である。
【図12】この発明の他の実施例のブロック図である。
【図13】この発明に用いる2個のマイクロホンの他の
例を説明するための図である。
【図14】この発明の、さらに他の実施例のブロック図
である。
【図15】図14の例に用いる2個のマイクロホンの例
を説明するための図である。
【図16】図14の実施例を説明するための指向特性を
示す図である。
【図17】図14の実施例を説明するための指向特性を
示す図である。
【図18】図14の実施例を説明するための指向特性を
示す図である。
【図19】図14の実施例を説明するための指向特性を
示す図である。
【図20】図14の実施例の動作を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
11 主要入力用マイクロホン 14 減算回路 21 参照入力用マイクロホン 24 遅延回路 25 適応フィルタ回路 30 適応フィルタ回路 50 LMS演算回路 51 制御信号入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 行徳 薫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−241582(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 15/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】希望音声を収音するための主要入力用マイ
    クロホンと、 前記主要入力用マイクロホンに対して、前記希望音声の
    前記主要マイクロホンへの到来方向と逆方向に所定の間
    隔を隔てて配置された参照入力用マイクロホンと、 前記参照入力用マイクロホンの出力音声信号を所定の時
    間だけ遅延させる遅延手段と、 前記遅延手段の出力信号から前記主要入力用マイクロホ
    ンの出力音声信号中の不要信号成分に近似する信号を形
    成する適応フィルタ手段と、 前記主要入力用マイクロホンの出力音声信号から、前記
    適応フィルタ手段の出力信号を用いて前記不要信号を低
    減ないし除去するための合成手段と、 前記合成手段の出力パワーが最小化されるように前記適
    応フィルタ手段を調整する手段とを備え、前記遅延手段での遅延量と、前記適応フィルタ手段での
    最大遅延量との和が、希望音声到来方向からの音声入力
    に対しては低減効果がなく、希望音声到来方向以外から
    の音声入力に対しては低減効果があるような値に選定さ
    れてなる 音声入力装置。
  2. 【請求項2】前記遅延手段での遅延量と、前記適応フィ
    ルタ手段での最大遅延量との和が、前記主要入力用マイ
    クロホンと前記参照用マイクロホンとの間の距離を音が
    伝播する時間の2倍以下とした請求項1に記載の音声入
    力装置。
  3. 【請求項3】前記主要入力用マイクロホンと、前記参照
    入力用マイクロホンとは、共に無指向性マイクロホンで
    構成されてなる請求項1または請求項2記載の音声入力
    装置。
  4. 【請求項4】第1のマイクロホンと、 この第1のマイクロホンとは所定の間隔を隔てて配置さ
    れた第2のマイクロホンと、 前記第1のマイクロホンの出力音声信号が第1の遅延手
    段を介して供給される第1の適応フィルタ手段と、 前記第2のマイクロホンの出力音声信号が第2の遅延手
    段を介して供給される第2の適応フィルタ手段と、 前記第1のマイクロホンの出力音声信号から前記第2の
    適応フィルタ手段の出力信号を用いて不要信号を低減な
    いし除去するための第1の合成手段と、 前記第2のマイクロホンの出力音声信号から前記第1の
    適応フィルタ手段の出力信号を用いて不要信号を低減な
    いし除去するための第2の合成手段と、 前記第1の合成手段の出力パワーが最小化されるように
    前記第2の適応フィルタ手段を調整する手段と、 前記第2の合成手段の出力パワーが最小化されるように
    前記第1の適応フィルタ手段を調整する手段とを備え、 前記第1及び第2の合成手段から出力音声信号をそれぞ
    れ導出するようにした音声入力装置。
  5. 【請求項5】希望音声を収音するための主要入力用マイ
    クロホンと、 前記主要入力用マイクロホンとは所定の間隔を隔てて配
    置された参照入力用マイクロホンと、 n段のタップを備えるFIRデジタルフィルタの構成と
    され、前記参照入力用マイクロホンの出力音声信号から
    前記主要入力用マイクロホンの出力音声信号中の不要信
    号成分に近似する信号を形成する適応フィルタ手段と、 前記主要入力用マイクロホンの出力音声信号から、前記
    適応フィルタ手段の出力信号を用いて前記不要信号を低
    減ないし除去するための合成手段と、 前記合成手段の出力パワーが最小化されるように前記適
    応フィルタ手段を調整する手段と、 前記FIRデジタルフィルタの初段から任意の段数まで
    (最大(n−1)段まで)のすべてのタップに対する加
    重係数を強制的にゼロとする手段とを備えた音声入力装
    置。
  6. 【請求項6】前記適応フィルタ手段のタップ数に応じた
    最大遅延量が、希望音声到来方向からの音声入力に対し
    ては低減効果がなく、希望音声到来方向以外からの音声
    入力に対しては低減効果があるような値に選定されてな
    る請求項5記載の音声入力装置。
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