JP3381731B2 - 雑音低減装置 - Google Patents

雑音低減装置

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JP3381731B2
JP3381731B2 JP23904592A JP23904592A JP3381731B2 JP 3381731 B2 JP3381731 B2 JP 3381731B2 JP 23904592 A JP23904592 A JP 23904592A JP 23904592 A JP23904592 A JP 23904592A JP 3381731 B2 JP3381731 B2 JP 3381731B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、適応処理を用いた雑
音低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、適応型雑音低減装置として、図8
に示すような回路が知られている。図8において、1は
主要入力端子、2は参照入力端子であって、主要入力端
子1を通じて入力された信号は遅延回路3を介して合成
回路4に供給される。また、参照入力端子2を通じて入
力された信号は、適応フィルタ回路5を介して合成回路
4に供給され、遅延回路3からの信号から減算される。
この合成回路4の出力は、適応フィルタ回路5に帰還さ
れると共に、出力端子6に導出される。
【0003】この雑音低減装置においては、主要入力端
子1には、希望信号sと、これとは無相関の不要音声信
号(雑音)n0 とが加算されたものが入力される。一
方、参照入力端子2には、雑音n1 が入力される。この
参照入力の雑音n1は、希望信号sとは無相関である
が、雑音n0 とは相関があるようにされている。
【0004】適応フィルタ回路5は、参照入力雑音n1
を処理して、雑音n0 に近似する信号yを出力する。こ
の適応フィルタ回路5の出力信号yとして、雑音n0 と
逆相、等振幅の信号を得るようにすることもできる。遅
延回路3は、適応フィルタ回路5での処理時間を考慮し
て、減算処理する信号の時間合わせをするためのもので
ある。
【0005】適応フィルタ回路5における適応のアルゴ
リズムは、合成回路4の出力である減算出力(残差出
力)eを最小にするように働く。すなわち、今、s,n
0 ,n1 ,yが統計的に定常であり、平均値が0である
と仮定すると残差出力eは、 e=s+n0 −y となる。これを二乗したものの期待値は、sがn0 と、
また、yと無相関であるから、 E[e2 ]=E[s2 ]+E[(n0 −y)2 ]+2E
[s(n0 −y)]=E[s2 ]+E[(n0 −
y)2 ] となる。適応フィルタ回路5が収束するものとすれば、
適応フィルタ回路5は、E[e2 ]が最小になるように
調整される。このとき、E[s2 ]は影響を受けないの
で、 Emin [e2 ]=E[s2 ]+Emin [(n0 −
y)2 ] となる。
【0006】すなわち、E[e2 ]が最小化されること
によってE[(n0 −y)2 ]が最小化され、適応フィ
ルタ回路5の出力yは、雑音n0 の推定量になる。そし
て、合成回路4からの出力の期待値は、希望信号sのみ
となる。すなわち、適応フィルタ回路5を調整して全出
力パワーを最小化することは、減算出力eが、希望音声
信号sの最小二乗推定値になることに等しい。
【0007】合成回路4が音響合成手段となる場合もあ
る。すなわち、適応フィルタ回路5で、雑音と逆相、等
振幅の雑音打ち消し音声信号−yを形成し、これをスピ
ーカなどに供給して、主要音声に音響的に加算して雑音
を低減する構成とする。この場合の残差eは、残差検出
用マイクロホンで収音することなる。
【0008】なお、適応フィルタ回路5はアナログ信号
処理回路で実現する場合とデジタル信号処理回路で実現
する場合の、いずれでも可能である。適応フィルタ回路
5を、デジタルフィルタを用いて実現した場合の例を図
9に示す。この例では、適応のアルゴリズムとして、い
わゆるLMS(Least Mean Squares;最小平均二乗)法
を使用する。
【0009】図9に示すように、この例では、FIRフ
ィルタ型の適応線形結合器300を使用する。これは、
それぞれ単位サンプリング時間の遅延時間Z-1を有する
複数個の遅延回路DL1,DL2,……DLm(mは正
の整数)と、入力雑音n1 及び各遅延回路DL1,DL
2,……DLmの出力信号と加重係数との掛け算を行う
加重回路(係数乗算器)MX0,MX1,MX2,……
MXmと、加重回路MX0〜MXmの出力を加算する加
算回路310を備える。加算回路310の出力はyであ
る。
【0010】加重回路MX0〜MXmに供給する加重係
数は、例えばマイクロコンピュータからなるLMS演算
回路320で、合成回路4からの残差信号eと参照入力
とに基づいて形成される。このLMS演算回路320で
実行されるアルゴリズムは、次のようになる。
【0011】今、時刻k における参照入力ベクトルXk
を、図9にも示すように、 Xk =[x0k1k2k ・・・xmkT とし、出力をyk 、加重係数をwjk(j=0,1,2,…m )と
すると、入出力の関係は、次の数1に示すように、
【0012】
【数1】 となる。
【0013】そして、時刻k における加重ベクトルWk
を、 Wk =[w0k1k2k ・・・wmkT と定義すれば、入出力関係は、 yk =Xk T ・Wk … (1) で与えられる。希望の応答をdk とすれば、出力との誤
差ek は次のように表される。 ek =dk −yk =dk −Xk T ・Wk … (2) LMS法では、加重ベクトルの更新を、 Wk+1 =Wk +2μ・ek ・Xk … (3) なる式により行っていく。ここで、μは適応の速度と安
定性を決める利得因子(ステップゲイン)である。
【0014】上記式(3)において、ある時点k での係
数ベクトルWk を修正するベクトルが、式(3)の右辺
の第2項であるが、利得因子μと瞬時誤差ek とはスカ
ラー値で、ともに修正値を直接左右する。同じく参照入
力ベクトルXk も積の形で働くので、これも修正値を左
右する。平均的な収束の時定数τa は、 τa =(n+1)/4μ・trE〔Xi j T 〕 で表される。ここで、nは参照入力ベクトルの次数(F
IRフィルタのタップ数に対応)、trE〔Xi j T
は参照入力の平均パワーである。つまり、FIRフィル
タのタップ数が大きいほど収束速度は遅くなり、利得因
子μが大きいほど収束速度が速くなる。
【0015】定常的な信号の場合、収束速度が速いと最
終的な残留雑音レベルが大きく、逆に収束が緩慢である
と最終的な雑音レベルが小さくなる。しかし、対象とす
る信号が音声のように変動する場合には、収束しきる前
にその性質が変化してしまうため、ある程度収束速度が
速い方がキャンセル量が大きくなる。
【0016】利得因子μの値は、適応フィルタ回路5の
出力yが雑音n0 を打ち消すものに近づき、装置の出力
が希望信号sと同等のものになるように収束するために
は、次の条件を満足する必要がある。 0<μ<(信号の電力)/(FIRフィルタのタップ数
+1)…(4) μが、式(4)の範囲より大きくなると、適応フィルタ
回路5の出力yは発散してしまい、装置の出力として大
きな雑音を発する。
【0017】従来、利得因子μの値は、処理後の信号の
品位に直接に影響する適応フィルタ300のタップ数
と、参照入力信号の大きさ(電力)とを勘案して、上記
の式(4)を満足して適応フィルタ回路5が正常に動作
する(収束する)ように、一定の値に定められている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、電
話機には、受話器とは別にマイクロホンとスピーカが設
けられて、受話器を置いたままで通話が可能な、いわゆ
るスピーカホン機能を備えたものがある。この機能を備
えた電話装置では、マイクロホンが送話者の声をキャッ
チし、一方、スピーカから相手の声が聞こえるので、い
わゆるハンドフリーで通話することができて、手がふさ
がっているときや、大勢で相手と話がしたい場合に便利
である。
【0019】また、遠隔の複数地点間での、テレビジョ
ン会議システムでも、各会議室の複数の出席者ごとに、
マイクロホンとスピーカからなる音声端末が設けられ
て、各出席者は、同様にハンドフリーで、相手方の発言
を聞くことができると共に、随時発言することができ
る。
【0020】しかしながら、上述のようなスピーカホン
機能を備えた電話機では、周囲の騒音がマイクロホンに
入って通話を妨げ、また、テレビジョン会議システムの
各音声端末では、同じ会議室の他の出席者の発言が不要
に収音されてしまう。
【0021】また、例えばカメラ一体型VTRの収音用
マイクロホンは、一般に被写体側からの音声のみを収音
し、後方からの音声、例えば撮影者の音声は収音しない
ようにすることが望ましい。
【0022】以上のような目的を達成するために、上述
の適応処理を用いた雑音低減装置を用いることが考えら
れる。すなわち、前述のような適応処理において、不要
信号を参照入力信号として、これを用いて主要入力信号
中の不要信号(雑音)を低減することが考えられる。
【0023】ところが、参照入力収音用のマイクロホン
の指向特性を完全に希望音声信号を収音しないような特
性にすることが困難であるので、希望音声信号が、ある
程度のレベルで参照入力信号中に混入してしまう。
【0024】この状態は、希望音声と参照入力音声の両
入力信号が無相関であるという適応処理の前提条件から
外れており、特に、参照信号中の不要信号(雑音)のレ
ベルがかなり低い場合には、上述のような通常の適応処
理では、希望音声信号自体が低減の対象となってしまう
という問題があった。
【0025】この発明は、以上の点にかんがみ、希望音
声自体の低減を防止することができる雑音低減装置を提
供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明による雑音低減装置は、希望音声を収音す
るための第1のマイクロホンと、上記希望音声の到来方
向の感度が低い指向性を有する第2のマイクロホンと、
係数乗算器を備え、上記第2のマイクロホンからの音声
信号が供給される適応フィルタ手段と、この適応フィル
タ手段の出力信号を上記第1のマイクロホンの音声信号
から減算する合成手段と、この合成手段の出力パワーが
最小化されるように上記適応フィルタ手段を調整する手
段と、上記係数乗算器での加重係数と規定の基準値との
比較結果に基づいて、上記適応フィルタ手段における適
応処理動作を制限する手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0027】
【作用】例えば主要入力用のマイクロホンの指向特性を
無指向性とし、また、参照入力用のマイクロホンの指向
特性を単一指向性であって、希望音声到来方向とは逆方
向に等しい感度を有し、希望音声の到来方向には感度が
低いとした場合、参照入力用のマイクロホンでは、主要
入力用のマイクロホンとの感度比に相当する電圧レベル
で、希望音声が収音される。
【0028】上記のこの発明の構成によれば、低減対象
ではない希望音声到来方向からの音声が、第1,第2の
マイクロホンの感度比に応じて、参照入力に混入した場
合、適応フィルタ手段24もしくは63の係数乗算器の
加重係数に基づいて、この低減対象外の音声の混入が検
出され、適応フィルタ手段24の動作が制限されて、希
望音声自体の低減が防止される。
【0029】
【実施例】以下、図1〜図5を参照しながら、この発明
による雑音低減型の音声入力装置の一実施例について説
明する。
【0030】図1において、11は希望音声を収音する
ための主要入力用マイクロホン、21は雑音として除去
したい方向の不要音声や周囲騒音を収音するための参照
入力用マイクロホンである。この例は、希望音声の到来
方向は、主として、図2において矢印ARで示すよう
に、図上、上方から下方に向かう方向(以下正面方向と
いう)であり、この方向と逆方向(以下背面方向とい
う)からの不要音を雑音として収音しないようにする雑
音低減型の音声入力装置を実現する例である。
【0031】この例の場合には、主要入力用マイクロホ
ン11は、図2に示すような無指向性のマイクロホンで
構成される。一方、参照入力用マイクロホン21は、図
2に示すように、希望音声到来方向に感度が低く、背面
方向に感度が高い単一指向性のマイクロホンで構成され
る。
【0032】そして、主要入力用マイクロホン11によ
り収音され、電気信号に変換されて得られた音声信号
は、増幅器12を介してA−D変換器13に供給され
て、デジタル信号に変換され、遅延回路14を介して減
算回路15に供給される。また、参照入力用マイクロホ
ン21により収音され、電気信号に変換されて得られた
音声信号は、増幅器22を介してA−D変換器23に供
給されて、デジタル信号に変換されて、適応フィルタ回
路24に供給される。
【0033】この実施例では、適応フィルタ回路24
は、前出図9に示すような、FIRフィルタ型の適応線
形結合器300と、この線形結合器300を適応制御す
る演算回路(マイクロコンピュータ)320から構成さ
れ、A−D変換器23からのデジタル信号は、演算回路
320に供給されると共に、線形結合器300を介して
減算回路15に供給される。減算回路15の出力信号
は、演算回路320に帰還されると共に、D−A変換器
16によりアナログ信号に戻され、出力端子17に導出
される。
【0034】なお、D−A変換器16を省いて、減算回
路15の出力信号をデジタル信号のままで出力端子17
に導出するようにしてもよい。また、遅延回路14は、
適応フィルタ回路24での伝播時間や適応処理のための
演算に要する時間遅れなどの時間遅延を補償するための
ものである。
【0035】基本的には、適応フィルタ回路24では、
主要入力音声信号中に含まれる雑音に、参照入力音声信
号が近似するように制御される。これにより、主要入力
用マイクロホン11で収音された音声中の希望音声と雑
音とが無相関であるとすると、減算回路15では、主要
入力用マイクロホン11の音声信号から、参照入力用マ
イクロホン21の音声信号(雑音)が減算されて除去さ
れ、減算回路15からは、希望音声信号のみが得られ
る。すなわち、この実施例の基本的構成は、主要入力と
して主要入力用マイクロホン11の出力音声信号が供給
され、参照入力としての雑音として参照入力用マイクロ
ホン21の出力音声信号が供給された適応型雑音低減シ
ステムの構成となっている。そして、出力端子17に
は、雑音、この例では背面方向からの不要音声信号が選
択的に除去されて、結果的には、希望音声信号だけが、
所要の品位で出力される。換言すれば、適応型システム
として、超指向性が実現されたことになる。
【0036】次に、図2〜図5を参照しながら、図1の
実施例の適応フィルタ回路の動作制限について説明す
る。前述のように、参照入力用のマイクロホンでも希望
音声が収音されて、参照入力信号に希望信号が混入した
状態では、希望・参照の両入力信号は互いに相関がある
ので、通常の適応処理がなされた場合、希望音声信号自
体が低減されてしまう。
【0037】この現象は、参照入力信号に希望信号が混
入したことにより、適応型システムとしての指向性が変
化して、システムの低減対象方向が正面方向に移動した
として説明される。または、システムの低減対象範囲が
正面方向まで拡大したともいえる。
【0038】この希望音声信号自体の低減を防止するた
めには、参照入力信号に希望信号が混入したことによる
システムの低減対象方向の変化を検出して、適応フィル
タ回路の動作を制限する必要がある。この実施例では、
後述のように、適応フィルタの加重係数を解析して、シ
ステムの低減対象方向を知るようにしている。
【0039】ここで、時刻k における主要入力の遅延回
路14の出力dk 中に、θ=0゜の正面方向の希望音声
信号成分ddkが含まれ、適応フィルタ回路24に供給さ
れる参照入力xjk中にも、上述のような混入により、希
望音声信号成分xdjk が含まれているとする。このと
き、希望・参照の両入力信号中の、希望音声信号成分ど
うしのレベル比(混入比)は ddk/xdjk =Rk (0) のように表わされる。
【0040】前出の式(2)に示すように、参照入力x
jk中の希望音声信号成分xdjk は、適応フィルタ回路2
4においてWjkの重み付けをされて、減算回路15に供
給され、主要入力dk 中の希望音声信号成分ddkから差
し引かれる。そして、希望音声信号成分の残差edkは edk=ddk−Wjk・xdjk のように表わされる。
【0041】適応フィルタ回路24においては、加重係
数Wjkが適応処理に伴って刻々変化しており、ある時点
で、混入比Rk (0)に近い値(Wjk=約Rk (0))
になったとする。
【0042】このとき、希望音声信号成分の残差e
dkは、次の数2の式に示すようになる。
【0043】
【数2】 即ち、加重係数Wjkが、適応処理に伴って、正面方向に
おける混入比Rk (0)に近い値になったときは、その
正面方向の希望音声信号成分が低減されてしまうことに
なる。
【0044】また、音声の到来方向が正面ではない(θ
≠0゜)一般の場合にも、到来方向θにおける混入比R
k (θ)に応じて、参照入力中に希望音声成分が混入す
ることにより、上述と同様に、希望音声信号成分が低減
されてしまうことがわかる。
【0045】そこで、加重係数Wjkが混入比Rk (θ)
に近くなったとき、若しくは混入比Rk (θ)に近づく
ことが予想されるとき、適応処理を制限すれば、主要入
力中の希望音声信号成分が低減されてしまう事態を防止
できる。
【0046】ところで、適応処理によっても、主要・参
照の両入力用マイクロホン11,21の個々の指向性が
変化することはない。図2に示すような主要・参照の両
マイクロホン11,21の指向性を、一般的に、D11
(θ),D21(θ)とすれば、方位角θにおける両マイ
クロホン11,21の感度比は R(θ)=D11(θ)/D21(θ) となる。そして、方位角θの同一音源に対する、両マイ
クロホン11,21の出力信号Sd11,Sd21のレベル
も、当然ながら、感度比と同じ比率になり、 Sd11/Sd21=R(θ) のように表される。
【0047】ここで、方位角θの同一音源から希望音声
が到来するものとすれば、両マイクロホン11,21の
感度比R(θ)は、前述のような混入比Rk(θ) と等し
くなる。したがって、以下の説明では、この混入比Rk
(θ) に代えて、マイクロホン11,21の感度比R
(θ)を用いることとする。
【0048】図2に示すように、主要入力用の無指向性
マイクロホン11の感度は全方向に対して0dBであ
り、 D11(θ)=1 と表される。
【0049】また、参照入力用のマイクロホン21が、
希望音声が到来する正面方向(θ=0゜)には−20d
Bの感度、背面方向(θ=180゜)には0dBの感度
の単一指向性である場合、マイクロホン21の指向性
は、 D21(θ)=−0.45cosθ+0.55 のように表わされる。また、両マイクロホン11,21
の感度比R(θ)は図3に示すようになり、θ=0゜の
正面方向からθ=180゜の背面方向までの範囲で、1
0から1まで単調に減少する。
【0050】この実施例では、図4に示すような手順に
よって、システムとしての低減対象方向の変化を検出し
て、適応処理を制限する。この制限処理に先立ち、適応
フィルタ回路24の演算回路(マイクロコンピュータ)
320においては、予め、低減処理の対象となる不要音
の到来方向の限界値θthに応じて主要入力が低減されて
しまうと検出される限界の感度比R(θth)が設定され
ている。この限界の感度比R(θth)は、ユーザが限界
値θthを入力することにより、演算回路320で設定す
るようにすることもできる。
【0051】例えば、θ=30〜180゜の範囲に不要
音の音源が存在するとすれば、低減処理対象の到来方向
の限界値はθth=30゜となり、対応する加重係数Wjk
の上限、R(θth)は、図3に示すように、6よりやや
大きくなるので、例えば限界の感度比R(θth)=6と
設定される。
【0052】そして、前述のような適応処理が始まり、
時刻k での残差ek と参照入力xkが適応フィルタ回路
24に供給されて(ステップS1)、演算回路320で
は、次の時刻k+1 で更新されるべき加重係数Wk+1 が演
算される(ステップS2)。そして、次のステップS3
において、この加重係数Wk+1 がその限界の感度比R
(θth)より小さいか否かが判断される。
【0053】加重係数Wk+1 がR(θth)より小さい場
合、この加重係数Wk+1 がそのまま出力されて(ステッ
プS4)、通常の適応処理が行なわれる。また、加重係
数Wk+1 がR(θth)より小さくない場合は、前述した
式(3)のステップゲインμをゼロとし、または、通常
動作時の例えば1/10に小さくして(ステップS
5)、しかる後、更新すべき加重係数Wk+1 が出力され
る(ステップS6)。これにより、加重係数の更新が休
止ないしは抑制されて、参照入力中に希望音声成分が混
入した場合でも、システムとしての低減対象方向の変化
による、希望音声自体の低減を防止することができて、
所要の品位で、希望音声が安定に出力される。
【0054】図5は、この実施例の効果を実験的に確認
したものを示すための図である。θ=180°の背面方
向からの到来信号が図5Aに示すようなものであり、θ
=0°の正面方向からの到来信号が図5Bに示すような
ものであるとき、従来の適応処理によれば、図5Aの背
面方向からの到来信号が微弱な期間では、参照信号中の
正面方向からの到来信号が相対的に大きくなり、主要信
号と参照信号の相関性が高くなり、正面方向からの到来
信号がキャンセル対象となるため、図5Cに示すよう
に、処理後の出力信号のレベルが、図5Bの正面方向か
らの到来信号に比べて、低下している。また、図5Eに
示すように、計数乗算器の加重係数が増大している。
【0055】この加重係数の増大は、低減対象となる背
面方向からの到来信号が、正面方向からの到来信号に比
べて、かなり低レベルであるため、システムとしての低
減対象方向が正面方向にまで移動してきたことを示して
いる。そして、従来の適応処理によれば、この低減対象
方向の変化によって、出力信号のレベル低下が惹起され
る。
【0056】これに対して、この実施例では、上述のよ
うな加重係数の更新休止により、図5Aの背面方向から
の到来信号が微弱な期間にも、図5Fに示すように、加
重係数が一定に維持されて、低減対象方向の変化が抑制
される。そして、図5Dに示すように、処理後の出力信
号のレベルが、図5Bの正面方向からの到来信号と概ね
等しくなっている。
【0057】次に、図6を参照しながら、この発明によ
るマイクロホン装置の他の実施例について説明する。こ
の発明の他の実施例の構成を図6に示す。
【0058】図6の実施例では、前述の図1の実施例の
構成に加えて、加重係数が希望方向の音声をも低減して
しまう限界値になったか否かを検出するための系を別個
に設ける。すなわち、第2の遅延回路61,減算回路6
2と、第2の適応フィルタ回路63とが設けられる。
【0059】そして、第1のマイクロホン11から、増
幅器12,A−D変換器13を経た主要入力信号が、遅
延回路61を介して減算回路62に供給される。また、
第2のマイクロホン21から、増幅器22,A−D変換
器23を経た参照入力信号が適応フィルタ回路63に供
給される。
【0060】そして、この実施例では、適応フィルタ回
路63は、1タップのFIRフィルタ型の適応線形結合
器400と、この線形結合器400を適応制御する演算
回路(マイクロコンピュータ)420とから構成され
る。1タップの線形結合器400は、この例では、遅延
時間が単位サンプリング時間Z-1の遅延回路401と、
この遅延回路401の出力信号と加重係数との掛け算を
行う単一の係数乗算器402からなる。
【0061】この適応フィルタ回路63の出力信号が減
算回路62に供給されて、減算回路62の出力信号は、
演算回路420に帰還される。そして、この実施例で
は、第2の適応フィルタ回路63の演算回路420の出
力が、制御信号として、第1の適応フィルタ回路24の
演算回路320に供給される。その余の構成は前述の図
1の例と同様である。
【0062】図6の実施例では、第2の適応フィルタ回
路63において、次のようにして、希望音声信号が参照
入力信号中に混入したことによる、システムとしての低
減対象方向の変化を検出する。即ち、この実施例では、
単一の係数乗算器402の加重係数Wjkを、例えば不要
音の到来方向の限界値θthに対応する値に固定してお
き、演算回路420の適応アルゴリズムによる係数更新
量ΔWjkの符号や絶対値に基づいて、低減対象方向の変
化を検出し、第1の適応フィルタ回路24における適応
処理を制限する。
【0063】例えば、係数乗算器402の加重係数を Wjk=6 に設定すれば、前述のように、低減対象範囲は θ=30〜180゜ に設定される。演算回路420の適応アルゴリズムによ
る係数更新量が ΔWjk≦0 の場合は、低減対象範囲が上述の設定のように維持され
るので、適応フィルタ回路24における適応処理は、な
んら制限されない。
【0064】また、 ΔWjk>0 の場合には、加重係数Wjkが更に大きな値となること、
即ち、低減対象方向が正面方向に移動する傾向にあるこ
とを示しているので、演算回路420からの制御信号
が、演算回路320に供給されて、第1の適応フィルタ
回路24における適応処理が制限される。この適応処理
の制限の方法は、前述の例と同様に加重係数Wjkの更新
休止(μ=0)、あるいは抑制(μ→μ/10)として
もよいが、この例では特に次のようにする。
【0065】すなわち、この実施例では、演算回路42
0からの制御信号に基づいて、第1の適応フィルタ回路
24の各加重回路MX0〜MXmにデフォルト(既定)
の加重係数が設定される。例えば、適応フィルタ回路2
4の伝達特性が[0.5]となるような加重係数をロー
ドすることにより、図2に示すような指向性のマイクロ
ホン11,21から、ハイパーカーディオイドの鋭い指
向性が形成される。
【0066】これにより、この実施例では、本来の適応
フィルタ回路とは別個に設けた、簡単な構成の第2の適
応フィルタ回路により、低減対象方向の変化を検出する
ようにしたので、参照入力中に希望音声成分が混入した
場合、これを速やかに検出することができて、希望音声
自体の低減を防止することができ、所要の品位で、希望
音声が出力される。
【0067】ちなみに、ハイパーカーディオイドのマイ
クロホンは、その指向性指数が−6dBであって、−5
DBの単一指向性マイクロホンよりも鋭い指向性を備え
ている。ここに、指向性指数(directivity index) と
は、すべての方向から等しい確率でランダムに入射する
音に対する、指向性マイクロホンのエネルギーレスポン
スと、正面感度が等しい無指向性マイクロホンのエネル
ギーレスポンスとの比を常用対数で表わしたものであっ
て、指向性が鋭くなるほどマイナスの数値が大きくな
る。
【0068】図6の例においては、1タップのFIRフ
ィルタ400の加重係数を所定値に固定し、演算回路4
20で求めたその固定値の加重係数に対する更新変化分
を監視することにより、低減対象方向の変化を検出する
ようにしたが、FIRフィルタ400の加重係数を演算
回路420の計算値で更新させ、その更新値が前記値6
を越えるか否かにより検出することも可能である。
【0069】なお、上述の各実施例では、前出図2に示
すように、参照入力用のみに、背面方向に感度が高い単
一指向性のマイクロホンを使用したが、図7に示すよう
に、主要・参照入力用として、互いに逆方向に配置され
ている1対の単一指向性マイクロホンを使用することも
できる。
【0070】この場合、主要・参照の両マイクロホン1
1,21の指向性D11(θ),D21(θ)は、例えば、 D11(θ)=+0.45cosθ+0.55 D21(θ)=−0.45cosθ+0.55 のように表わされ、両マイクロホンの感度比R(θ)=
D11(θ)/D21(θ)は、θ=0゜の正面方向では1
0、θ=90゜の横方向では1、θ=180゜の背面方
向では1/10となる。
【0071】また、上述の各実施例では、低減対象方向
の変化(または傾向)が検出された場合、適応フィルタ
回路の加重係数に関して、異なる技法で対処したが、そ
れぞれの対処方法を交換してもよく、組み合わせて用い
てもよい。更に、図1に示した第1の実施例において、
適応処理後の音声に要求される品位によっては、1タッ
プFIR型の適応フィルタ回路を用いることができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、適応フィルタ手段の係数乗算器の加重係数の大きさ
から、希望音声をも低減してしまう状態を検出すること
ができることを利用して、この適応フィルタ手段の係数
乗算器の加重係数に基づいて、適応フィルタ手段の適応
処理を制限するようにしたので、希望音声自体が低減さ
れてしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による雑音低減装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】第1及び第2のマイクロホンの指向性の一例を
示す図である。
【図3】この発明の一実施例の動作を説明するための図
である。
【図4】この発明の一実施例の動作を説明するためのフ
ローチャート図である。
【図5】この発明の一実施例の動作を説明するための図
である。
【図6】この発明の他の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図7】第1及び第2のマイクロホンの指向性の他の例
を示す図である。
【図8】適応雑音低減装置の概要を示すブロック図であ
る。
【図9】適応フィルタ回路の構成例を示す図である。
【符号の説明】
11,21 マイクロホン 15,62 減算回路 24,63 適応フィルタ回路 402,MX 係数乗算器(加重回路)
フロントページの続き (72)発明者 水内 崇行 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−194913(JP,A) 特開 平5−119794(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 15/20 G10L 21/02 H04R 3/00 320

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】希望音声を収音するための第1のマイクロ
    ホンと、 上記希望音声の到来方向の感度が低い指向性を有する第
    2のマイクロホンと、 係数乗算器を備え、上記第2のマイクロホンからの音声
    信号が供給される適応フィルタ手段と、 この適応フィルタ手段の出力信号を上記第1のマイクロ
    ホンの音声信号から減算する合成手段と、 この合成手段の出力パワーが最小化されるように上記適
    応フィルタ手段を調整する手段と、 上記係数乗算器での加重係数と規定の基準値との比較結
    果に基づいて、上記適応フィルタ手段における適応処理
    動作を制限する手段と、 を備えた雑音低減装置。
  2. 【請求項2】希望音声を収音するための第1のマイクロ
    ホンと、 上記希望音声の到来方向の感度が低い指向性を有する第
    2のマイクロホンと、 上記第2のマイクロホンからの音声信号が供給される第
    1の適応フィルタ手段と、 この第1の適応フィルタ手段の出力信号を上記第1のマ
    イクロホンの音声信号から減算処理する第1の合成手段
    と、 この第1の合成手段の出力パワーが最小化されるように
    上記第1の適応フィルタ手段を調整する手段とを備える
    と共に、 上記第2のマイクロホンからの音声信号が供給される第
    2の適応フィルタ手段と、 この第2の適応フィルタ手段の出力信号を上記第1のマ
    イクロホンの音声信号から減算処理する第2の合成手段
    と、 この第2の合成手段の出力パワーが最小化されるように
    上記第2の適応フィルタ手段を調整する手段と、 上記第2の適応フィルタ手段における加重係数に基づい
    て、上記第1の適応フィルタ手段における適応処理動作
    を制限する手段とを備えた雑音低減装置。
  3. 【請求項3】上記第2の適応フィルタ手段は、1タップ
    の適応線形結合器で構成される請求項2に記載の雑音低
    減装置。
  4. 【請求項4】上記適応フィルタ手段の適応処理動作の制
    限が加重係数の更新休止である請求項1〜3のいずれか
    に記載の雑音低減装置。
  5. 【請求項5】上記適応フィルタ手段の適応処理動作の制
    限が加重係数の更新抑制である請求項1〜3のいずれか
    に記載の雑音低減装置。
  6. 【請求項6】上記適応フィルタ手段の適応処理動作の制
    限が加重係数の既定値への切り換えである請求項1〜3
    のいずれかに記載の雑音低減装置。
  7. 【請求項7】希望音声を収音するための第1のマイクロ
    ホンと、 上記希望音声の到来方向の感度が低い指向性を有する第
    2のマイクロホンと、 上記第2のマイクロホンからの音声信号が供給される第
    1の適応フィルタ手段と、 この第1の適応フィルタ手段の出力信号を上記第1のマ
    イクロホンの音声信号から減算処理する第1の合成手段
    と、 この第1の合成手段の出力パワーが最小化されるように
    上記第1の適応フィルタ手段を調整する手段と、 上記第2のマイクロホンからの音声信号が供給される第
    2の適応フィルタ手段と、 この第2の適応フィルタ手段の出力信号を上記第1のマ
    イクロホンの音声信号から減算処理する第2の合成手段
    と、 この第2の合成手段の出力パワーが最小化されるように
    上記第2の適応フィルタ手段を調整する手段とを備え、 上記第2の適応フィルタ手段の係数乗算器の加重係数を
    所定の限界値に固定し、この固定の加重係数値に対して
    上記第2の適応フィルタ手段において求められる、上記
    加重係数を更新するための変化量に基づいて、上記第1
    の適応フィルタ手段の適応処理動作を制限するようにし
    た雑音低減装置。
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