JP3300234B2 - シートバック用リクライニング機構のレリーズ構造 - Google Patents

シートバック用リクライニング機構のレリーズ構造

Info

Publication number
JP3300234B2
JP3300234B2 JP24805096A JP24805096A JP3300234B2 JP 3300234 B2 JP3300234 B2 JP 3300234B2 JP 24805096 A JP24805096 A JP 24805096A JP 24805096 A JP24805096 A JP 24805096A JP 3300234 B2 JP3300234 B2 JP 3300234B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
release
seat back
locking means
base portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24805096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1086718A (ja
Inventor
昇 望月
良治 大村
耕司 松田
誠 田村谷
暁 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Kiko Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP24805096A priority Critical patent/JP3300234B2/ja
Publication of JPH1086718A publication Critical patent/JPH1086718A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3300234B2 publication Critical patent/JP3300234B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のシートバッ
ク用リクライニング機構のレリーズ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の中にはリヤシートのシートバッ
クを前倒しすることによって、該シートバック後方の荷
室と車室とを連通し得るようにした仕様のものが知られ
ているが、例えば、特開平7−002004号公報に示
されているように、荷室の後部にレリーズノブを配設
し、このレリーズノブのレリーズ操作によって荷室側か
らでも容易にシートバックを前倒しできるようにしたも
のが知られている。
【0003】これは具体的には、前述のように荷室の後
部にレリーズノブを配設する一方、リヤシートのシート
バックの傾動角度を調整するリクライニング機構のロッ
ク解除レバーに一端を連結したレリーズケーブルを該リ
クライニング機構のベース部から後方へ引出し、該レリ
ーズケーブルを荷室のフロアパネル上に沿って配設して
他端をレリーズノブに連結してあって、該レリーズノブ
のレリーズ操作によってレリーズケーブルを介して前記
ロック解除レバーを作動し、リクライニング機構をロッ
ク解除してシートバックを該リクライニング機構の前傾
用ばねの付勢力で前倒しするようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車室内艤装部品の組付
け工順によりレリーズケーブルは予めフロアパネル上に
配索して、シートバックを装着した後にこのレリーズケ
ーブルをリクライニング機構に連結するようになるが、
リクライニング機構およびシートバックは車体サイドに
近接していて作業スペースが狭く、従って、シートバッ
クの後方からレリーズケーブルをリクライニング機構に
連結する作業を行いにくく、作業者に無理な姿勢を強い
て作業性が悪くなってしまう。
【0005】そこで、本発明はレリーズケーブルを車室
前方からリクライニング機構に連結することができて、
レリーズケーブルのリクライニング機構への連結作業を
容易に行うことができるシートバック用リクライニング
機構のレリーズ構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、シ
ートのシートクッションの後方に配置されるシートバッ
クの側面下端部に固定したアーム部と、該アーム部と相
対回動自在に連結されてフロアパネルに固定したベース
部と、これらアーム部とベース部との相対回動をロック
するロック手段と、ロック手段をロック解除してシート
バックの傾動角調整を許容する操作レバーと、アーム部
にシートバック前傾方向の回動力を付勢する前傾用ばね
とを備えたリクライニング機構において、前記ロック手
段は、前記アーム部の軸支端側外周縁の背部に形成した
ギヤ部と、該ギヤ部に噛合可能な係合歯を備えて上端部
を前記操作レバーと同軸上に軸支され、下端縁から背部
に亘ってカム面を段差状に形成したツースプレートと、
前記操作レバーの軸支側の端部にピン連結した連結リン
クと、中央部が前記ベース部に軸支され、一端を前記連
結リンクの下端にピン連結したローラリンクと、該ロー
ラリンクの他端に軸支され、前記操作レバーの下動によ
り連結リンクを介して連動する該ローラリンクの回動に
よって前記ツースプレートのカム面に乗り上げて該ツー
スプレートの係合歯をアーム部のギヤ部に係合させてロ
ック手段をロックするカムローラと、を備えている一
方、前記ベース部は、前記ロック手段のカムローラと同
軸上に軸支されて前側に牽引されることによってロック
手段をロック解除するケーブル連結ブラケットを備え、
該ケーブル連結ブラケットにレリーズケーブルを連結し
て、該レリーズケーブルを前側に引出して配索するよう
にし、かつ、該ケーブル連結ブラケットに、ロック手段
がロックする方向に牽引力を付勢する付勢手段を連結配
置すると共に、前記レリーズケーブルには、ケーブル連
結ブラケットに係着固定するケーブルエンドを設けて、
該ケーブルエンドにレリーズケーブルの延長上で前記付
勢手段を連結配置したことを特徴としている。
【0007】
【0008】
【0009】請求項にあっては、請求項に記載のケ
ーブル連結ブラケットをシートクッションに覆われるベ
ース部の内面側に配設して、レリーズケーブルを該ベー
ス部の内面側でケーブル連結ブラケットに連結したこと
を特徴としている。
【0010】請求項にあっては、請求項に記載のロ
ック手段をベース部の外面側に配設して、ベース部に形
成された開窓部を通して内面側に配設されたケーブル連
結ブラケットと接続するようにしたことを特徴としてい
る。
【0011】
【発明の効果】請求項1によれば、リクライニング機構
のベース部には、操作レバーに連設されて前側に牽引さ
れることによってロック手段をロック解除するケーブル
連結ブラケットを設けてあって、このケーブル連結ブラ
ケットにレリーズケーブルを連結して、該レリーズケー
ブルを前側に引出して配索するようにしてあるから、車
室内艤装部品の組付工順によってレリーズケーブルの車
体パネルへの配索後にリヤシートのシートバックをフロ
アパネルに装着する場合に、シートクッションを装着す
る前にシートバックが作業の邪魔にならない車室前方か
らレリーズケーブル端をリクライニング機構に連結する
ことができて、レリーズケーブルのリクライニング機構
への連結作業を容易に行うことができる。
【0012】また、ケーブル連結ブラケットは前側に牽
引されることによってロック手段のロック解除を行わせ
るために、前側に引出されたレリーズケーブルの牽引作
動によるリクライニング機構のレリーズ作動をスムーズ
に行わせることができる。
【0013】このケーブル連結ブラケットにロック手
段をロックする方向に牽引力を付勢する付勢手段を連結
配置してあるため、操作レバーのイニシャル位置を保持
する該付勢手段を、操作レバーの軸支部周りから外れた
位置に配設することができて、リクライニング機構の厚
み方向の寸法を小さくすることができ、その分シートの
車幅方向寸法を拡大できてゆとりのある着座スペースを
確保することができる。
【0014】更に、付勢手段をレリーズケーブルのケー
ブルエンドに該レリーズケーブルの延長上に連結配置し
てあるため、操作レバーのイニシャル位置保持とレリー
ズケーブルの張力保持とを単一の付勢手段で行わせるこ
とができることは勿論、レリーズケーブルが弯曲する方
向に付勢力が作用することがなく、従って、レリーズケ
ーブルに引掛かり等の摺動抵抗を生じることがなく、レ
リーズ操作力を軽くすることができる。
【0015】請求項によれば、請求項の効果に加え
て、ケーブル連結ブラケットはシートクッションに覆わ
れるベース部内面側に配設してあって、このベース部の
内面側でレリーズケーブルをケーブル連結ブラケットに
連結してあるから、ベース部がケーブル連結ブラケット
からレリーズケーブルの端部に亘る部分のプロテクタと
して機能し、従って、リクライニング機構の外側を覆う
プロテクタカバーを含めたリクライニング機構の車幅方
向寸法を更に狭めることができて、シートの着座スペー
スをより一層拡大することができる。
【0016】請求項によれば、請求項の効果に加え
て、ロック手段とレリーズケーブル、ケーブル連結ブラ
ケットとを、ベース部に対してその内面側と外面側とに
分散して設けることによって、例えばロック手段とケー
ブル連結ブラケットとの干渉を考慮する必要がないの
で、一方側に両方の部品を設けるものに較べて、その高
さ寸法を狭めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
【0018】図1〜4において、1はフロアパネルで、
リヤシート2を搭載する部分に形成した段差部を境にし
て車室側フロア1Aと、該車室側フロア1Aよりも一段
高い荷室側フロア1Bとを形成している。
【0019】リヤシート2はシートクッション3とシー
トバック4とからなり、該シートバック4はリクライニ
ング機構5を介してフロアパネル1に傾動角度を任意に
調節し得るように取付けてある。
【0020】リクライニング機構5は、予めアーム部6
を介してシートバック4の車体サイド側の側面下端部に
締結固定してあり、該アーム部6に支軸8により相対回
動自在に連結したベース部7をフロアパネル1の前記段
差部分に締結固定するようにしてある。
【0021】このベース部7は上端部に荷室側フロア1
B上に係合する延出部7aを形成してあって、ベース部
下端から延出部7aに亘って取付フランジ7bを内
曲折成形してあり、該取付フランジ7bを車室側フロア
1Aと荷室側フロア1Bとの境の立上がり壁1aと、該
荷室側フロア1Bとに亘って重合して、これら立上がり
壁1aと荷室側フロア1Bにボルト・ナット9によって
締結固定してある。
【0022】リクライニング機構5は、アーム部6とベ
ース部7との相対回動をロックするロック手段10と、
該ロック手段10をロック解除してシートバック4の傾
動角調整を許容する操作レバー11と、アーム部6にシ
ートバック4の前傾方向の回動力を付勢する前傾用ばね
12とを備えている。
【0023】前傾用ばね12としてうず巻ばねが用いら
れ、該うず巻ばね12はベース部7のシートクッション
3で覆われる内面側で支軸8に装着してある一方、ロッ
ク手段10および操作レバー11はベース部7の外面側
に配設してある。
【0024】ロック手段10は、アーム部6の軸支端側
外周縁の背部に形成したギヤ部13と、該ギヤ部13に
噛合する係合歯15を備えて上端部を操作レバー11と
同軸上に遊動自在に軸支したツースプレート14とで構
成している。
【0025】ツースプレート14は下端縁から背部に亘
って後述するカムローラ23が摺接するカム面16を段
差状に形成してあり、該ツースプレート14は図外のセ
ットスプリングにより、あるいは自重によって前記ギヤ
部13から離脱する方向の回動力が作用するようにして
ある。
【0026】操作レバー11はベース部7のアーム部6
との連結部近傍に支軸17により車室R・Aの前方に向
けて張り出して回動自在に軸支してある。
【0027】この操作レバー11の軸支側の端部に連結
リンク18の上端部をピン19により回動自在に連結し
てある。
【0028】連結リンク18の下端は、中央部をベース
部7に支軸21によって回動自在に軸支したローラリン
ク20の一端にピン22により回動自在に連結してあ
る。
【0029】ローラリンク20の他端には、ツースプレ
ート14のカム面16に摺接係合するカムローラ23を
支軸24により回動自在に軸支してあって、操作レバー
11の下動により連結リンク18を介して連動するロー
ラリンク20の回動によって、該カムローラ23がカム
面16の背面部に乗り上げてツースプレート14の係合
歯15がアーム部6のギヤ部13に係合してロック手段
10をロックし、操作レバー11を引上げるとカムロー
ラ23がカム面16の下縁部に移動してツースプレート
14の拘束を解き、ギヤ部13から係合歯15を離脱さ
せてロック手段10をロック解除し、ギヤ部13と係合
歯15との係合位置を変えてシートバック4の傾動角度
を調整するようにしてある。
【0030】ローラリンク20の下端にはカムローラ2
3の支軸24端にケーブル連結ブラケット26を回動自
在に軸支し、該ケーブル連結ブラケット26を車室R・
Aの前側に牽引することによって前記ロック手段10を
ロック解除するようにしてある。
【0031】そして、このケーブル連結ブラケット26
にレリーズケーブル27を連結して、該レリーズケーブ
ル27を車室R・Aの前側に引出して配索するようにし
てある。
【0032】ケーブル連結ブラケット26は平面略L字
状に形成してあって、その曲折短片26aの上縁にケー
ブル係止溝26bを形成してある。
【0033】本実施形態ではベース部7にカムローラ2
3の作動ストロークに亘る領域に開窓部7cを設け、こ
の開窓部7cを通して前記支軸24の端部をベース部7
のシートクッション3で覆われる内面側、即ち、取付フ
ランジ7b側に突出させてケーブル連結ブラケット26
をベース部7の内面側に軸支,配設し、レリーズケーブ
ル27を該ベース部7の内面側でケーブル連結ブラケッ
ト26に連結してある。
【0034】レリーズケーブル27は可撓性部材からな
るアウタチューブ28と、アウタチューブ28内に挿通
したインナケーブル29とからなり、アウタチューブ2
8の端部をベース部7に固設したブラケット30に固定
すると共に、インナケーブル29端に固着したケーブル
エンド31を前記ケーブル連結ブラケット26のケーブ
ル係止溝26bに嵌合係着してある。
【0035】ケーブルエンド31には同軸上にスプリン
グ連結部31aを一体に延設してあり、このスプリング
連結部31aとベース部7の上端部に固設したスプリン
グブラケット32とに跨って付勢手段としてのコイルば
ね33をインナケーブル29の延長上に弾装して、該イ
ンナケーブル29に所要の張力を付与すると共に、ケー
ブル連結ブラケット26に前記ロック手段10がロック
する方向の牽引力を付与している。
【0036】また、本実施形態では前述のようにリクラ
イニング機構5のケーブル連結ブラケット26に連結さ
れて、一旦車室側フロア1Aに沿って車室R・Aの前側
に引出されたレリーズケーブル27を、適宜の曲率半径
で後方へ反転させて車体側部の骨格部材であるシルイン
ナ35からリヤホイールハウスインナ36の前側アーチ
部およびリヤピラーインナ37の下側部に沿わせ、更に
荷室R・Bの側部のリヤサイドインナパネル38の剛性
の高いウエスト部39に沿って配索し、該ウエスト部3
9の後部に配設したレリーズノブ34連結して、荷室R
・B側からでもこのレリーズノブ34のレリーズ操作に
よって、リクライニング機構5のロック解除を行わせて
シートバック4を前倒しできるようにしてある。
【0037】図1,4中、40は操作レバー11のスト
ッパピン、41はリヤピラーインナ37に配設したリヤ
シートベルトリトラクタを示す。
【0038】以上の実施形態の構造によれば、リクライ
ニング機構5のベース部7には、操作レバー11,連結
リンク18、およびローラリンク20に連設されて、車
室R・Aの前側に牽引されることによってロック手段1
0をロック解除するケーブル連結ブラケット26を設け
てあって、このケーブル連結ブラケット26にレリーズ
ケーブル27を連結して、該レリーズケーブル27を車
室R・Aの前側に引出して配索するようにしてあるか
ら、車室内艤装部品の組付け工順によってレリーズケー
ブル27を予め車体パネルに配索し、シートバック4を
リクライニング機構5のベース部7を介してフロアパネ
ル1の立上がり壁1aから荷室側フロア1Bに亘って締
結固定した後に、該レリーズケーブル27をリクライニ
ング機構5に連結する場合に、このシートバック4が作
業の邪魔にならない車室前方からインナケーブル29の
ケーブルエンド31をケーブル連結ブラケット26のケ
ーブル係止溝26bに容易に係着,連結することがで
き、レリーズケーブル27のリクライニング機構5への
連結作業性を改善することができる。
【0039】また、ケーブル連結ブラケット26は前述
のように車室R・Aの前側に牽引されることによってロ
ック手段10のロック解除を行わせるため、車室R・A
の前側に引出されたレリーズケーブル27の牽引作動に
よるリクライニング機構5のレリーズ作動をスムーズに
行わせることができて、操作力の軽い遠隔操作でシート
バック4を前倒しさせることができる。
【0040】特に本実施形態では、レリーズケーブル2
7のケーブルエンド31にスプリング連結部31aを同
軸上に延設し、該スプリング連結部31aとベース部7
のスプリングブラケット32とに跨って付勢手段として
のコイルばね33を該レリーズケーブル27の延長上に
連結配置して、該レリーズケーブル27に所要の張力を
付与すると共に、ケーブル連結ブラケット26にロック
手段10がロックする方向の回動力を付与して操作レバ
ー11のイニシャル位置保持を行えるようにしてあるか
ら、レリーズケーブル27が弯曲する方向に付勢力が作
用することがなく、レリーズケーブル27に引掛かり等
の摺動抵抗をなくしてレリーズ操作力をより一層軽くす
ることができると共に、単一の付勢手段で操作レバー1
1のイニシャル位置保持とレリーズケーブル27の張力
付与とを行えて部品点数を削減することができる。
【0041】また、操作レバー11のイニシャル位置保
持のための付勢手段を該操作レバー11の軸支部周りに
設けなくてもよいから、リクライニング機構5の厚み方
向の寸法を小さくすることができ、その分リヤシート2
の車幅方向寸法を拡大できてゆとりのある着座スペース
を確保することができる。
【0042】とりわけ、本実施形態では前述のケーブル
連結ブラケット26をベース部7のシートクッション3
で覆われる内面側に配設して、該ベース部7の内面側で
ケーブル連結ブラケット26にレリーズケーブル27お
よびコイルばね33を連結配置してあるから、このベー
ス部7がケーブル連結ブラケット26、レリーズケーブ
ル27のインナケーブル29およびコイルバネ33のプ
ロテクタとして機能し、従って、リクライニング機構5
の外側を覆う図外のプロテクタカバーを含めたリクライ
ニング機構の車幅方向寸法を更に狭めることができて、
リヤシート2の着座スペースをより一層拡大することが
できる。
【0043】また、ロック手段10をベース部7の外面
側に配設して、ベース部7の開窓部7cを通して内面側
に配設されたケーブル連結ブラケット26と接続するよ
うにしてあるから、ロック手段10とレリーズケーブル
27、ケーブル連結ブラケット26、コイルばね33と
を、ベース部7に対してその内面側と外面側とに分散し
て設けることによって、例えばロック手段10とケーブ
ル連結ブラケット26との干渉を考慮する必要がないの
で、一方側に両方の部品を設けるものに較べてその高さ
寸法を狭めることができる。
【0044】なお、前記実施形態ではリクライニング機
構5から車室R・Aの前側に一旦引出されたレリーズケ
ーブル27を後方へ反転させ、、車体側部の車体骨格部
材と荷室R・Bの側部に沿って配索して、該荷室側部の
後部に配設したレリーズノブ34に連結して荷室R・B
側からのレリーズ操作を容易に行えるようにした例を示
したが、前記車室R・Aの前側に引出されたレリーズケ
ーブル27を車室前部に配設したレリーズノブに連結し
て、車室前部からレリーズ操作を行えるようにしてもよ
いことは勿論である。
【0045】また、本発明はリヤシート用リクライニン
グ機構に限定されるものではなく、フロントシート用リ
クライニング機構にも適用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す側面図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】同実施形態の斜視図。
【図4】同実施形態のレリーズケーブルの配索レイアウ
トを示す略示的側面説明図。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 シート 3 シートクッション 4 シートバック 5 リクライニング機構 6 アーム部 7 ベース部 7a 開窓部 10 ロック手段 11 操作レバー 12 前傾用ばね 26 ケーブル連結ブラケット 27 レリーズケーブル 31 ケーブルエンド 33 付勢手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 耕司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 田村谷 誠 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 永井 暁 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−2004(JP,A) 特開 平8−182558(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/20 A47C 1/024

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートのシートクッションの後方に配置
    されるシートバックの側面下端部に固定したアーム部
    と、該アーム部と相対回動自在に連結されてフロアパネ
    ルに固定したベース部と、これらアーム部とベース部と
    の相対回動をロックするロック手段と、ロック手段をロ
    ック解除してシートバックの傾動角調整を許容する操作
    レバーと、アーム部にシートバック前傾方向の回動力を
    付勢する前傾用ばねとを備えたリクライニング機構にお
    いて、前記ロック手段は、前記アーム部の軸支端側外周縁の背
    部に形成したギヤ部と、 該ギヤ部に噛合可能な係合歯を備えて上端部を前記操作
    レバーと同軸上に軸支され、下端縁から背部に亘ってカ
    ム面を段差状に形成したツースプレートと、 前記操作レバーの軸支側の端部にピン連結した連結リン
    クと、 中央部が前記ベース部に軸支され、一端を前記連結リン
    クの下端にピン連結したローラリンクと、 該ローラリンクの他端に軸支され、前記操作レバーの下
    動により連結リンクを介して連動する該ローラリンクの
    回動によって前記ツースプレートのカム面に乗り上げて
    該ツースプレートの係合歯をアーム部のギヤ部に係合さ
    せてロック手段をロックするカムローラと、を備えてい
    る一方、 前記ベース部は、前記ロック手段のカムローラと同軸上
    に軸支されて前側に牽引されることによってロック手段
    をロック解除するケーブル連結ブラケットを備え、 該ケーブル連結ブラケットにレリーズケーブルを連結し
    て、該レリーズケーブルを前側に引出して配索するよう
    にし、 かつ、該ケーブル連結ブラケットに、ロック手段がロッ
    クする方向に牽引力を付勢する付勢手段を連結配置する
    と共に、 前記レリーズケーブルには、ケーブル連結ブラケットに
    係着固定するケーブルエンドを設けて、該ケーブルエン
    ドにレリーズケーブルの延長上で前記付勢手段を連結配
    置したことを特徴とするシートバック用リクライニング
    機構のレリーズ構造。
  2. 【請求項2】 ケーブル連結ブラケットをシートクッシ
    ョンに覆われるベース部内面側に配設して、レリーズケ
    ーブルを該ベース部の内面側でケーブル連結ブラケット
    に連結したことを特徴とする請求項に記載のシートバ
    ック用リクライニング機構のレリーズ構造。
  3. 【請求項3】 ロック手段をベース部の外面側に配設し
    て、ベース部に形成された開窓部を通して内面側に配設
    されたケーブル連結ブラケットと接続するようにしたこ
    とを特徴とする請求項記載のシートバック用リクライ
    ニング機構のレリーズ構造。
JP24805096A 1996-09-19 1996-09-19 シートバック用リクライニング機構のレリーズ構造 Expired - Fee Related JP3300234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24805096A JP3300234B2 (ja) 1996-09-19 1996-09-19 シートバック用リクライニング機構のレリーズ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24805096A JP3300234B2 (ja) 1996-09-19 1996-09-19 シートバック用リクライニング機構のレリーズ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1086718A JPH1086718A (ja) 1998-04-07
JP3300234B2 true JP3300234B2 (ja) 2002-07-08

Family

ID=17172459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24805096A Expired - Fee Related JP3300234B2 (ja) 1996-09-19 1996-09-19 シートバック用リクライニング機構のレリーズ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3300234B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4506897B2 (ja) * 2009-04-23 2010-07-21 マツダ株式会社 車両のシート前倒し装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1086718A (ja) 1998-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5868451A (en) Storage structure for motor vehicle seat
JP3228406B2 (ja) 車両用シートの脱着機構
JPS63173722A (ja) 車両のオ−プンル−フ構造
US5567013A (en) Seat support and slide mechanism
JP2943977B2 (ja) 自動車の座席の折り畳み装置
KR102332907B1 (ko) 자동차의 시트백 숄더 조절장치
JP3300234B2 (ja) シートバック用リクライニング機構のレリーズ構造
JP4515300B2 (ja) 車両用シート装置
JP3463480B2 (ja) リヤシートバック前倒し機構のレリーズノブ配設構造
JPH10324182A (ja) 車両用シートの脱着機構
JP3365217B2 (ja) リヤシートバック用リクライニング機構のレリーズケーブル配索構造
JP2001130303A (ja) 自動車用シートの格納装置
JP4765682B2 (ja) 車両用シートのスライドロック解除機構
JPH09109746A (ja) 車両のシート装置
JP3410300B2 (ja) 自動車用シートクッションのチルトロック機構
JP3303742B2 (ja) シート装置
JP2702625B2 (ja) 車両用ステップ
JPS58183320A (ja) 自動車の回転シ−ト
JPH10226254A (ja) 車両用シート装置
JPH06191337A (ja) 車両のシート装置
JP3815004B2 (ja) 車両用シートの脱着機構
JPH0225722Y2 (ja)
JPH0522437Y2 (ja)
JPS604840Y2 (ja) 自動車用シ−トベルト係止装置
JP3210891B2 (ja) 自動車用シートの展開構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees