JP3298401B2 - 転写前ガイド装置 - Google Patents
転写前ガイド装置Info
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Description
ームプリンタ、ファクシミリと云った電子写真方式で画
像を形成する各種の画像形成装置に用いられる転写前ガ
イド装置に関するものである。
装置は、像担持体上に形成され担持している顕像を搬送
されてくるシートに静電転写し、転写後のシートを定着
処理して画像を形成する。
転写前ガイド部材は、転写性の面からシートが像担持体
から離れ過ぎないように、像担持体との間隔が通常1m
m程度に設定される。しかし、厚紙などが搬送されてく
ると、厚みや腰の強さが影響して、円滑な通紙ができ
ず、シートの振動等による画像ノイズが発生したり、ジ
ャムが発生したりする。
ガイド部材を、所定の案内位置から揺動して退避できる
ように像担持体に平行に配した軸によって枢支し、かつ
所定の案内位置の方向にばねで付勢した転写前ガイド装
置を開示している。
勢によって所定の案内位置に安定していて、搬送されて
くる普通紙を所定の転写位置に案内し、設定通りの転写
が達成されるようにする。一方、厚紙などが搬送されて
くるとその厚みや腰の強さによって押圧を受けて前記付
勢力に抗し揺動して退避するので、厚紙はその厚みや腰
の強さに拘らず転写前ガイド部材の案内を受けながらス
ムーズに通過し、転写に供される。
示のものは、転写前ガイド部材を揺動できるように枢支
する特別な軸が要るので、部品点数、組み立て工数が増
大する。また、転写前ガイド部材の付勢に抗した退避
は、シートの厚みの大きさや腰の強さに応じて確実に達
成されるように、付勢力は低く設定される必要がある。
このため、画像形成のために定着部を一回通紙されてカ
ールした葉書等のように、大きく変形した腰の強いシー
トが搬送されてくると、転写前ガイド部材は大きく押し
退けられてシートを所定位置に案内できなくなり、例え
ば、シート先端が転写チャージャ部に衝突してジャムし
てしまう可能性がある。
に、転写前ガイド部材の退避側の揺動量を規制すること
が考えられ、本発明の1つの課題としている。
適用するには、転写前ガイド部材を枢支する支持部材に
加え、規制部材をもさらに特別に設ける必要があるの
で、部品点数および組み立て工数がさらに増大する。
に対応できるようにすることを課題としながら、これを
簡単な構造で解決することをも今1つの課題とし、これ
らを満足する転写前ガイド装置を提供することを目的と
する。
するために、請求項1の発明は、像担持体上に形成され
たトナー像をシートに転写する転写位置へシートを案内
する転写前ガイド部材であって、前記像担持体側に付勢
されて設けられており、所定位置においてシートを転写
位置へ案内するとともに、前記像担持体から離れる方向
に前記所定位置から前記付勢に抗して揺動して退避しな
がらシートを転写位置へ案内する転写前ガイド部材と、
前記転写前ガイド部材の前記退避側への規制位置以上の
揺動を阻止する規制手段とを設け、前記転写前ガイド部
材は、前記転写位置にて前記像担持体と当接しつつ回転
することにより、像担持体上に形成されたトナー像を静
電的にシートに転写させる転写ローラの回転軸を中心に
揺動することを特徴とする。
でき、転写前ガイド部材は規制位置を限度に揺動して退
避しながら厚紙の厚みや腰の強さに対応するので、普通
紙は勿論、厚紙や腰の強いシートでもスムーズに通紙し
て所定の転写位置に案内できるし、変形の大きな厚紙な
どであっても、転写前ガイド部材は規制部材によって規
制される限度位置まで揺動して退避することによりそれ
を受入れやすくしながら、これ以降は、退避して拡大し
た像担持体との間の隙間内に厚紙などの変形を矯正しつ
つ像担持体との所定の転写位置にジャムの発生なく案内
して転写に供することができる。
の回転軸を中心として揺動し、この揺動のために特別な
支持部材やこれの取付け作業が要らないので、部品点数
および組み立て工数の削減が達成される。
て、さらに、前記規制手段は、前記転写前ガイド部材と
一体的に構成され、この転写前ガイド部材から転写位置
の通紙方向下流側に延びて像担持体と対向し、転写前ガ
イド部材が退避側の規制位置まで揺動したとき像担持体
と当接してそれ以上の揺動を阻止する位置決め部材であ
る。
え、さらに、規制手段は、転写前ガイド部材から一体に
延びた位置決め部材であるので、特別な部材およびその
取付けを必要としないで装備でき、しかも、転写前ガイ
ド部材が規制位置まで揺動したとき像担持体に当接して
転写前ガイド部材がそれ以上退避側に揺動するのを阻止
するので、特別な部材やそれの取付け作業なしに位置規
制することができ、この規制のために構造が特に複雑に
なるようなことがない。また、転写前ガイド部材と一体
に動く規制手段が像担持体との当接によって転写前ガイ
ド部材の像担持体に対する位置を規制するので、像担持
体1つを基準にして高精度に位置決めできる。
施の形態につき図を参照しながら詳細に説明する。
真方式のレーザビームプリンタに本発明を適用した場合
を示している。
紙トレイ1に積層状態に収容されたシート2は給紙ロー
ラ3によって送り出され、捌きパッド4との間で1枚1
枚に捌かれた後、給紙ローラ3と搬送ガイドローラ5と
の協働によって像担持体としての感光体ドラム6と転写
ローラ7との間の転写部に送られる。
1の一部に位置し、図示しない帯電装置にて一様に帯電
された表面に、プリントヘッド8からの画像信号で変調
されたレーザビーム9によって画像が書き込まれ、静電
潜像を形成する。この静電潜像はイメージングユニット
11内の図示しない現像装置にてトナー現像され顕像と
なる。この顕像は転写部に送られてくるシート2の片面
に転写ローラ7によって静電的に転写される。転写後の
シート2は定着ローラ12に送られて定着処理され、排
紙ローラ13によって排紙トレイ14の上に排出され、
片面プリントが終了する。
シート2は、排紙ローラ13に達して後端が通紙ガイド
15を通過した直後の排紙ローラ13の逆転によってス
イッチバックされ、通紙ガイド15の案内によってデュ
ープレックスユニット16に導かれ、未プリント面が感
光体ドラム6と対面する向きで転写部に送られ、次の転
写に供される。転写後のシート2は上記片面プリントの
場合と同様に定着ローラ12によって定着処理した後、
排紙ローラ13によって排紙トレイ14の上に排出さ
れ、両面プリントを終了する。
って揺動できるように枢支された転写前ガイド部材21
が設けられている。転写前ガイド部材21は図1〜図3
に示すように転写ローラ7の通紙方向上流側の直近に位
置するガイド板である。転写前ガイド部材21の両端部
にはこれに折曲げ一体形成され、あるいは一体に結合さ
れて通紙方向に延びる位置決め側板22を有し、この位
置決め側板22のほぼ中央部を図1、図2に示すように
転写ローラ7の回転軸7aによって枢支している。これ
によって、転写前ガイド部材21は回転軸7aを中心に
揺動して先端21aが感光体ドラム6に離接できる。し
かし、別の支持構造で揺動できるようにすることもでき
る。
回転軸7aと同心円の一部となる湾曲部22aとプリン
タ本体に設けたストッパ23との間に働かされた蔓巻き
ばね24によって感光体ドラム6側に付勢されている。
また、位置決め側板22はこれを貫通している回転軸7
aと同心かつほぼ同径に形成した円弧状の転写ローラ位
置決め突起22bを有し、これが前記ばね24の付勢に
よって感光体ドラム6の両端部に当接して、転写ローラ
7を感光体ドラム6に対して適切な位置に位置決めす
る。ばね24は蔓巻き部がプリンタ本体に設けられた軸
25に嵌め合わせて取付けられている。ばね24の種類
は自由である。
設けられたストッパ26との間に働かせた圧縮ばね27
により、回転軸7aを中心として感光体ドラム6の側に
揺動するように付勢されている。位置決め側板22は回
転軸7aよりも通紙方向上流側の位置で感光体ドラム6
と対向する位置決め突起22cを有し、この位置決め突
起22cが感光体ドラム6の両端部に当接することによ
り、ばね27で感光体ドラム6の側に付勢された転写前
ガイド部材21が図1の(a)に示すようにその先端部
21aと感光体ドラム6との間に普通紙のシート2を通
紙して所定の転写位置に案内するのに好適な所定の隙間
Xを持つようにする。Xは例えば1mm程度である。し
かし、これに限られず使用頻度の高いシート2の種類に
合わせるようにするのがよい。ばね27の種類は自由で
ある。
方向下流側で感光体ドラム6と対向する位置決め突起2
2dを有し、この位置決め突起22dが図1の(b)に
示すように感光体ドラム6の両端部に当接することによ
り、転写前ガイド部材21が前記所定位置から退避する
側に揺動するときの揺動量を規制する。この規制によっ
て転写前ガイド部材21の先端部21aと感光体ドラム
6との間の最大間隔がX+Δに規制される。ΔはXと同
等程度以下がよく、本実施の形態では0.3mm程度と
してある。しかし、これに限られず通紙されるシート2
の最大の厚みに対応して設定すればよい。本実施の形態
では葉書や封筒程度の厚みに対応できる。 なお、転写
ローラ位置決め突起22b、位置決め突起22c、22
dのそれぞれは図2に示すように感光体ドラム6の両端
部にある非画像形成部分(素管部)6aに当接するの
で、画像形成や感光体ドラム6の寿命に悪影響はない。
ばね27による転写前ガイド部材21の押し付け力は、
ばね24による転写ローラ7の押付け力よりも小さくし
てある。また、ばね24は位置決め側板22の揺動中心
(回転軸7a)と同心な円弧面である湾曲部22aに圧
接しているので、その付勢力は位置決め側板22および
転写前ガイド部材21が回転軸7aを中心に揺動するの
を妨げない。さらに、転写ローラ位置決め突起22bは
回転軸7aと同心かつほぼ同径に形成した円弧状をな
し、前記位置決め側板22の揺動中心と同心であるの
で、位置決め側板22が揺動しても感光体ドラム6との
接触状態は変化しない。従って転写ローラ7の感光体ド
ラム6との接触位置も変化しない。
ガイド部材21は通常図1の(a)に示す所定位置にあ
って、送られてくるシート2を所定の転写位置に案内
し、所定の転写が達成されるようにする。また厚紙や腰
の強いシート2が送られてくると、転写前ガイド部材2
1は位置決め側板22の位置決め突起22dが感光体ド
ラム6に当接する図1の(b)に示す規制位置を限度
に、上記図1の(a)の所定の位置から図1の(b)の
規制位置の側にばね27に抗し揺動して退避しながら厚
紙の厚みや腰の強さに対応する。従って、普通紙は勿
論、厚紙や腰の強いシート2でもスムーズに通紙して所
定の転写位置に案内できる。
形の大きな厚紙等のシート2が送られてくると、転写前
ガイド部材21は位置決め側板22の位置決め突起22
dに規制される図1の(b)の限度位置までは揺動して
退避し、これを受入れ易くしながら、これ以降は、退避
して拡大した図1の(b)に示す感光体ドラム6との間
の隙間X+Δ内にシート2の変形を図1の(b)に仮想
線で示すように矯正しつつ、また、シート2による押し
退け力が働かなくなるか、小さくなるとそれに応じて復
帰しながら、感光体ドラム6との所定の転写位置に確実
に案内し図1の(b)に破線で示すように転写が達成さ
れるようにすることができる。
れる。例えば、転写前ガイド部材21を位置決め側板2
2によって転写チャージャのシールド板やこれの支持部
材に枢支しても同様な作用効果を発揮することができ
る。しかし、本実施の形態のように、転写前ガイド部材
21が、転写ローラ7の回転軸7aの支持により揺動し
て上記のような働きをすると、この揺動のために特別な
支持部材やその取付け作業が要らないので、部品点数お
よび組み立て工数が増大することがない。
を規制する規制手段が、転写前ガイド部材21から転写
部の通紙方向下流側に延びて感光体ドラム6と当接する
ことにより、転写前ガイド部材21が退避側の規制位置
まで揺動したときそれ以上の揺動を阻止するようにする
位置決め側板22であり、転写前ガイド部材21から一
体に延びたものとすることで、特別な部材やそれの取付
け作業なしに装備でき、揺動規制のために特に構造が複
雑になるようなことがない。
側板22およびこれの揺動中心、転写ローラ7の全ての
位置が、1つの位置決め側板22の感光体ドラム6を基
準に決まるので、位置の誤差が生じにくい。しかも、転
写前ガイド部材21に一体に動く位置決め側板22の位
置決め突起22c、22dが感光体ドラム6に当接する
ことによって、転写前ガイド部材21の位置を規制する
ので、1つの感光体ドラム6を基準に高精度に位置決め
することができる。従って、簡単で安価な構造により高
精度な転写性能を発揮することができる。
なく、普通紙は勿論、厚紙や腰の強いシートでもスムー
ズに通紙して所定の転写位置に案内できるし、変形の大
きな厚紙等であっても、転写前ガイド部材が限度位置ま
で揺動して退避することによりそれを受入れやすくしな
がら、これ以降は、退避して拡大した像担持体との間の
隙間内に厚紙の変形を矯正しつつ像担持体との所定の転
写位置にジャムの発生なく案内して転写に供することが
できる。
転軸を中心として揺動し、この揺動のために特別な支持
部材やこれの取付け作業が要らないので、部品点数およ
び組み立て工数の削減が達成される。
に加え、さらに、規制手段は特別な部材およびその取付
けを必要としないで装備でき、しかも、像担持体との当
接により転写前ガイド部材の退避側への揺動位置を規制
するので、特別な部材やそれの取付け作業なしに位置規
制することができ、この規制のために構造が特に複雑に
なるようなことがない。また、転写前ガイド部材と一体
に動く規制手段が像担持体との当接によって転写前ガイ
ド部材の像担持体に対する位置を規制するので、像担持
体1つを基準にして高精度に位置決めできる。
形態を、所定位置の状態と、退避位置の状態とで示す側
面図である。
の概略構成を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 像担持体上に形成されたトナー像をシー
トに転写する転写位置へシートを案内する転写前ガイド
部材であって、 前記像担持体側に付勢されて設けられており、所定位置
においてシートを転写位置へ案内するとともに、前記像
担持体から離れる方向に前記所定位置から前記付勢に抗
して揺動して退避しながらシートを転写位置へ案内する
転写前ガイド部材と、 前記転写前ガイド部材の前記退避側への規制位置以上の
揺動を阻止する規制手段とを設け、 前記転写前ガイド部材は、前記転写位置にて前記像担持
体と当接しつつ回転することにより、像担持体上に形成
されたトナー像を静電的にシートに転写させる転写ロー
ラの回転軸を中心に揺動する ことを特徴とする転写前ガ
イド装置。 - 【請求項2】 前記規制手段は、前記転写前ガイド部材
と一体的に構成され、この転写前ガイド部材から転写位
置の通紙方向下流側に延びて像担持体と対向し、転写前
ガイド部材が退避側の規制位置まで揺動したとき像担持
体と当接してそれ以上の揺動を阻止する位置決め部材で
ある請求項1に記載の転写前ガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05335996A JP3298401B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 転写前ガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP05335996A JP3298401B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 転写前ガイド装置 |
Publications (2)
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JPH09240880A JPH09240880A (ja) | 1997-09-16 |
JP3298401B2 true JP3298401B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=12940618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05335996A Expired - Fee Related JP3298401B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 転写前ガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3298401B2 (ja) |
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CN102968033B (zh) | 2011-08-29 | 2015-08-12 | 株式会社理光 | 图像形成装置 |
JP6823382B2 (ja) * | 2016-05-26 | 2021-02-03 | 桂川電機株式会社 | 画像形成装置 |
-
1996
- 1996-03-11 JP JP05335996A patent/JP3298401B2/ja not_active Expired - Fee Related
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