JP6823382B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、露光部によって感光体に形成された潜像が中間転写体にトナー像として転写され、中間転写体に転写されたトナー像が画像形成対象物に転写される画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置としては、露光部によって感光体に形成された潜像が中間転写体にトナー像として転写され、中間転写体に転写されたトナー像が搬送ローラ、あるいは、搬送ベルトを含む搬送部によって搬送された画像形成対象物に転写されることによって画像形成対象物に画像が形成される中間体転写方式が多用されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、近年、タイル等の板状部材の画像形成対象物の表面に形成される画像の品質に対する要求が高くなってきている。
タイルの製造工程は、一般的に、原料の土がプレス成型され、珪酸ジルコニウム等の上薬がかけられた後に絵柄印刷が行われ、その後、100度から200度程度で乾燥され、上薬がけによって仮コーティングされ、施釉によって本コーティングされた後に、炉内で1200度程度の高温で焼成される。
このようなタイルの製造工程の中の絵柄印刷に、例えば、デカール紙と称される特殊なフィルムに絵柄を印刷して転写紙を作り、それを画像形成対象物に貼り付けて焼成し、顔料だけを残すことによって画像形成対象物に画像を形成するデカール印刷方式を適用することが考えられる。
しかしながら、このデカール印刷方式は手作業によるところが多く、作業効率が悪いとう問題がある。
また、絵柄印刷に、インクジェット方式のプリンタを使って画像形成対象物に画像を形成することも考えられるが、絵柄印刷の後工程で1200度程度の高温で焼成されると、耐熱性が700度程度しかない着色剤が退色してしまう問題がある。
このため、1200度程度の高温でも退色し難い複合酸化物顔料(CICP:Cоmplex Inоrganic Cоlоr Pigment)をトナーとして用いることができる中間転写方式の画像形成装置をタイル等の高温処理工程を含む製品の画像形成処理に用いることが適当である。
特開2011−64823号公報
しかしながら、タイルは、意匠面の裏面が搬送ローラ、あるいは、搬送ベルトに載置されて搬送される搬送面となり、この搬送面に凹凸が形成されているため、搬送ローラ、あるいは、搬送ベルトによる搬送が不安定になり易く、搬送ローラ、あるいは、搬送ベルトによって構成される装置の搬送部に投入されてから画像形成位置までの搬送される間での位置決めが不安定になりやすい問題があった。
このような問題を解決するために、画像形成対象物を浮かせて搬送する搬送方法、いわゆる浮遊搬送方法によって搬送することも考えられるが、装置構成が複雑になってしまうという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成、かつ、搬送面に凹凸のある画像形成対象物が、搬送ローラ、あるいは、搬送ベルトを有する搬送部に投入されてから画像形成位置に搬送されるまでの間に安定的に位置決めすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る画像形成装置は、露光部によって感光体に形成された潜像が中間転写体にトナー像として転写され、前記中間転写体に転写されたトナー像が搬送ローラ、あるいは、搬送ベルトを含む搬送部によって搬送された画像形成対象物に転写されることによって前記画像形成対象物に画像が形成される画像形成装置において、前記搬送部による搬送経路上の前記画像形成対象物に前記中間転写体からトナー像が転写される位置から搬送方向上流側に向けて、前記感光体に形成された前記潜像が前記中間転写体を介して前記画像形成対象物にトナー像として転写される位置までの像の移動距離以上離間された位置で前記画像形成対象物を検出する検出部と、前記検出部によって検出された前記画像形成対象物の検出信号に基づいて、前記露光部による前記感光体への潜像形成開始のタイミングを制御する潜像形成開始制御部と、を有してなり、前記搬送部は、前記搬送ローラ、あるいは、前記搬送ベルトが、前記中間転写体から前記画像形成対象物にトナー像が転写される位置を中心とした上流側に向けた前記画像形成対象物の搬送方向最大の外形寸法の区間、および、下流側に向けた前記画像形成対象物の搬送方向最大の外形寸法の区間で、その他の搬送区間に配置される前記搬送ローラ、あるいは、前記搬送ベルトの摩擦係数に比して大きく設定されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項に係る画像形成装置は、上記の発明において、前記搬送部が、前記画像形成対象物が停止されることなく搬送されながら前記中間転写体から前記トナー像が転写される位置の近傍まで搬送方向に位置決めされる位置決め機構部を有してなることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、前記検出部による前記画像形成対象物の検出位置からトナー像が前記画像形成対象物に転写されるまでの前記画像形成対象物の移動距離を、前記露光部によって感光体に形成された潜像が前記中間転写体からトナー像として前記画像形成対象物に転写される位置までの像の距離以上にすることによって、前記画像形成対象物が前記検出部による検出位置からトナー像が転写される位置まで搬送される間での位置決め区間に余裕を持たせることができるとともに、前記検出部が前記画像形成対象物を検出してから前記潜像形成開始制御部が潜像を開始するまでの時間の幅に余裕を持たせて前記画像形成対象物への画像形成位置が定められるようになっているので、前記検出部の位置の調整のみで前記画像形成対象物が前記検出部によって検出されてからトナー像が転写される位置に搬送されるまでの搬送方向への位置決め区間を余裕をもって確保することが可能となり、結果的に、簡易な構成、かつ、搬送面に凹凸のある画像形成対象物が、搬送ローラ、あるいは、搬送ベルトを有する搬送部に投入されてから画像形成位置に搬送されるまでの間に安定的に位置決めすることができる。
また、本発明の請求項に係る画像形成装置は、前記中間転写体から前記画像形成対象物にトナー像が転写される位置を中心とした上流側に向けた前記画像形成対象物の搬送方向最大の外形寸法の区間、および、下流側に向けた前記画像形成対象物の搬送方向最大の外形寸法の区間で、他の区間の前記搬送ローラ、あるいは、前記搬送ベルトに比し摩擦係数の大きい前記搬送ローラ、あるいは、前記搬送ベルトを配置することによって、前記画像形成対象物の搬送面に対してグリップをきかせて搬送することができるので、前記画像形成対象物の理論上の搬送時間と実際の搬送時間との誤差を小さく抑え、結果的に、簡易な構成、かつ、搬送面に凹凸のある画像形成対象物が、搬送ローラ、あるいは、搬送ベルトを有する搬送部に投入されてから画像形成位置に搬送されるまでの間に安定的に位置決めすることができる。
本発明の請求項に係る画像形成装置は、前記画像形成対象物が停止されることなく搬送方向に位置決めされるようになっているため、前記画像形成対象物が前記検出部によって検出されてから前記中間転写体からトナー像が転写される位置に到達されるまでの搬送時間が容易に定まり、結果的に、前記潜像形成開始制御部による制御を容易に行うことができ、結果的に、装置構成を簡易な構成にすることができる。
図1は、本発明の実施例に係る画像形成装置の概略図である。 図2は、画像形成装置の制御部を含めた装置構成を示したブロック図である。 図3は、画像形成装置の筐体入口周辺の斜視図である。 図4は、図1に示した画像形成機構部の構成をより具体的に説明するための筐体内の構造を拡大した図である。 図5は、検出部による画像形成対象物の検出位置を具体的に説明するための図である。 図6は、図1に示した第二中間転写部の構成を詳細に示した図である。 図7は、制御部が行う潜像形成開始タイミング制御処理を説明するためのフローチャートである。 図8は、本発明の実施例の変形例に係る画像形成装置の概略図である。 図9は、検出部による画像形成対象物の検出位置を具体的に説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る画像形成対象物の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る画像形成装置1の概略図である。図2は、画像形成装置1の制御部90を含めた装置構成を示したブロック図である。図3は、画像形成装置1の筐体C入口周辺の斜視図である。図4は、図1に示した画像形成機構部10の構成をより具体的に説明するための筐体C内の構造を拡大した図である。図5は、検出部70による画像形成対象物Bの検出位置を具体的に説明するための図である。図6は、図1に示した第二中間転写部30の構成を詳細に示した図である。
なお、図1は、筐体内の画像形成機構部が視えるように示している。
本発明の実施例に係る画像形成装置1は、画像形成対象物Bの表面に画像を形成するものであり、画像形成対象物Bの表面に画像を形成する画像形成機構部10と、画像形成対象物Bを搬送する搬送部40と、画像形成対象物Bを検出する検出部70と、画像情報等の加工情報を入力するための入力部80と、画像形成装置1の各部の動作を制御する制御部90と、有してなる。
なお、この実施例では、画像形成対象物Bは、矩形状の外郭をなすセラミック製の板状部材である。この画像形成対象物Bは、表面が画像が形成される画像形成面となり、裏面が搬送部の後述する搬送ローラ41に載置される凹凸状の搬送面になっている。
まず、画像形成機構部10について説明する。
この実施例で示す画像形成機構部10は、本特許出願人らにより提案されたものである。画像形成対象物Bは、中間転写体が一つで構成される通常のものと異なり、後述する中間転写ベルト21、および、中間転写ローラ31の二つの中間転写体を有してなる。
この画像形成機構部10は、シアンC、マゼンタM、イエローY、および、ブラックKの4原色のトナーの色に対応した四つの色別対応ユニット11と、中間転写体としての中間転写ベルト21とを含む第一中間転写部20と、中間転写体としての中間転写ローラ31を含む第二中間転写部30と、昇降機構部37と、を有し、筐体C内に収容されている。
なお、4つ色別対応ユニット11は、トナーの色が異なる以外はいずれも略同じ構成であるため、個々の説明については省略する。
色別対応ユニット11は、感光体13に潜像を形成する露光部12と、トナーによる潜像を表面に担持するドラム状の感光体13と、感光体13の表面を帯電する帯電器14と、現像部15と、感光体クリーナ16と、を有してなる。
露光部12は、公知のLEDアレイと結像手段とを組み合わせたものである。なお、露光部12は、レーザー光源、ポリゴンミラー等を用いたレーザースキャン方式の露光装置を用いても構わない。
現像部15は、所定の色のトナーが収容されたトナー収容部15aと、感光体13との間を所定の距離にしてフレームに支持され、かつ、実稼動時には感光体13に当接する現像ローラ15bと、を有してなる。
露光部12によって感光体13の表面に形成された潜像は、この現像部15によって現像され、顕像となる。
感光体クリーナ16は、ブラシローラ等によって構成され、感光体13に残留する不要なトナー、あるいは、異物を除去するものである。
次に、第一中間転写部20について説明する。
第一中間転写部20は、中間転写ベルト21と、ベルト駆動ローラ22と、複数のベルトテンションローラ23と、一次転写ローラ24と、ベルトクリーナ25と、を有してなる。
中間転写ベルト21は、四つの色別対応ユニット11から各色のトナー像が転写されるものである。
この実施例では、中間転写ベルト21は、ポリイミド材からなり、厚さ90μm、体積抵抗10の10乗[Ω・cm](10V印加時)であるものを用いている。
なお、中間転写ベルト21の材質、厚さ、体積抵抗はこれに限定されない。
この中間転写ベルト21は、ベルト駆動ローラ22と、ベルトテンションローラ23と、一次転写ローラ24と、に掛け回されることによって張架される。
ベルト駆動ローラ22は、不図示の駆動部によって駆動され、ベルト駆動ローラ22と、複数のベルトテンションローラ23a、23b、23cと、一次転写ローラ24とによって掛け回された状態の中間転写ベルト21を回動させるものである。
この実施例では、ベルト駆動ローラ22は、1000Vのバリスタを介して接地されている。
ベルトテンションローラ23aは、中間転写ベルト21の張力を調整するものである。
この実施例は、ベルトテンションローラ23aは、1000Vのバリスタを介して接地されている。
一次転写ローラ24は、各色別対応ユニット11の感光体13に対して中間転写ベルト21を間にして対向配置され、トナーの帯電極性と異なる極性のバイアスが印加されることによって、感光体13に担持されたトナー像を中間転写ベルト21に静電的に転写するものでる。
ベルトクリーナ25は、中間転写ベルト21に残留する不要なトナー、あるいは、異物を除去するものである。
第二中間転写部30は、中間転写ローラ31と、二次転写導電ローラ33と、三次転写導電ローラ34と、コロナ帯電器35と、クリーニング部36と、を有してなる。
中間転写ローラ31は、画像形成対象物Bに最終的にトナー像を転写する中間転写体として機能するものであり、図6に示すように、金属性の軸芯31aに3層の被覆材32が被覆されている。
表面層の被覆材32aは、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PFA:polytetrafluoroethylene)からなる高い絶縁性を有する被覆材からなる。
この表面層の被覆材32aは、10の9乗[Ω/□]以上の表面抵抗を有するものを用いるのがよい。
これにより中間転写ローラ31の表面抵抗が高くなり、二次転写導電ローラ33に印加されたバイアスと後述する三次転写導電ローラ34に印加されたバイアスとが干渉されることを防止することができる。
また、中間転写ローラ31の表面抵抗が高くなることによって、中間転写ローラ31には、高電圧を印加されたとしても、電流が殆ど流れなくなるため、後述する内層の被覆材32cに電子伝導タイプの発泡ゴムを用いることが可能になる。
内層の被覆材32cは、後述する金属製の軸芯31aと被覆材32cの表面との間の電気抵抗が10の6乗[Ω]となる発泡ゴムからなる。
なお、内層の被覆材32cの表面抵抗は、表面層の被覆材32aの表面抵抗以下にするとよい。
中間層の被覆材32bは、10の7乗[Ω/□]の表面抵抗を有するポリテトラフルオロエチレン(PFA:polytetrafluoroethylene)からなる。
なお、中間層の被覆材32bの表面抵抗は、内層の被覆材32cの表面抵抗以上で、且つ表面層の被覆材32aの表面抵抗以下にするとよい。
このように中間転写ローラ31は、3層の被覆材によって構成されるため、内層の被覆材32cの発泡ゴムによってクッション性を高め、画像形成対象物Bの画像形成面B1への追従性を高めることができる。
また、中間転写ローラ31は、中間層の被覆材32bが発泡ゴムの空隙を塞ぎ空隙のない密な表面を形成するようになっている。これにより、発泡ゴムの空隙が原因となって発生する異常放電を防止し、結果的に、異常放電によって点状に発生する転写ヌケの発生を防止できる。
また、中間転写ローラ31は、表面層の被覆材32aによって表面抵抗が高くなり、二次転写導電ローラ33に印加されたバイアスと後述する三次転写導電ローラ34に印加されたバイアスとが干渉されることを防止することができる。
また、中間転写ローラ31は、金属製の軸芯31aが接地されている。これにより、除電し易いようになっている。
二次転写導電ローラ33は、中間転写ベルト21に転写されたトナー像を中間転写ローラ31に転写するようにバイアスが印加されたローラである。
この二次転写導電ローラ33は、中間転写ローラ31に対して中間転写ベルト21を間にして対向配置され、トナーの帯電極性と同極性のバイアスが印加されることによって、中間転写ベルト21から中間転写ローラ31にトナー像が転写されるようにしている。
三次転写導電ローラ34は、搬送部40の複数の搬送ローラ41の一つを構成するものであり、中間転写ベルト21から中間転写ローラ31へのトナー像の転写位置よりも下流側で、中間転写ローラ31に対向するように配置され、搬送部40によって搬送される画像形成対象物Bに中間転写ローラ31からトナー像を転写するためにバイアスが印加されたローラである。
この三次転写導電ローラ34は、図6に示すように、交流電源、抵抗、ツェナーダイオードを用いた回路構成によって、トナーの帯電電極と異なる極性のバイアスが印加されるようになっている。
コロナ帯電器35は、図6に示すように、交流電源、抵抗、ツェナーダイオードを用いた回路構成によって、トナーの帯電極性と同極性のコロナイオンを、トナーが転写される中間転写ローラ31に付与し、中間転写ローラ31上のトナー像にスジやニジミといった画像みだれを防止するものである。
クリーニング部36は、中間転写ローラ31に残留する不要なトナー、あるいは、異物を除去するものである。
このクリーニング部36は、ブラシローラ36aと、ブレード36bと、を有してなる。
ブラシローラ36aは、導電性ブラシ部分36aaを有し、金属製の軸芯が接地されたローラである。
このブラシローラ36aは、図示しない駆動部によって軸を中心として回転されながら、ブラシ部分36aaを中間転写ローラ31に接触させることによって、中間転写ローラ31に残留したトナー、あるいは、異物を除去すると共に、中間転写ローラ31の表面を除電又は帯電するものである。
ブレード36bは、例えば、ポリウレタンゴムからなり、片持ち支持された自由端側を中間転写ローラ31に接触させることによって、ブラシローラ36aでは除去されずに中間転写ローラ31に残留したトナー、あるいは、異物を除去するものである。
昇降機構部37は、中間転写ローラ31を画像形成対象物Bの板厚に応じて板厚方向に昇降させるものである。
この昇降機構部37は、中間転写ローラ31の昇降によって変化した中間転写ベルト21の張力を一定に保持するためベルトテンションローラ23bの位置も中間転写ローラ31の昇降に応じて自動で調整する不図示の張力調整機構を含む構成になっている。
次に、搬送部40について説明する。
搬送部40は、搬送方向A1に並べられた複数の搬送ローラ41と、搬送ローラ41を駆動する不図示のローラ駆動部と、複数の搬送ローラ41を回転可能に支持する支持部50と、画像形成対象物Bを搬送方向A1に位置決めする位置決め機構部60と、を有してなる。
複数の搬送ローラ41は、金属材からなる摩擦小ローラ41Aと、金属性の軸芯の外周に摩擦小ローラ41Aに比して摩擦係数が大きい材料で被覆した摩擦大ローラ41Bと、に分けられる。
なお、摩擦小ローラ41Aは、例えば、オールステンレス製のローラであり、摩擦大ローラ41Bは、ステンレス等の金属材からなる軸芯42の外周にシリコン、ウレタン、あるいは、導電性のゴム等の摩擦係数が大きい材料が被覆されたローラである。
以下、搬送ローラ41を、摩擦小ローラ41Aと摩擦大ローラ41Bとで区別しない場合、総称して搬送ローラ41という。
各搬送ローラ41は、図3に示すように、軸に直交する向き(図3中、矢印A1)が、画像形成対象物Bの搬送方向A1に対して斜めに傾斜されるように支持部50によって支持されている。
より具体的には、各搬送ローラ41は、画像形成対象物Bが搬送ローラ41によって搬送されながら位置決め機構部60の後述するガイドベルト61側に漸次寄るように軸に直交する向きA2が画像形成対象物の搬送方向A1に対して斜めに傾斜されている。
これによって、画像形成対象物Bが一側部をガイドベルト61に向けて突き当てて搬送方向A1に位置決めされながら、上流側から下流側に搬送される。
なお、各搬送ローラ41の軸芯42に直交する向きの搬送方向A1に対する傾斜角度は、画像形成対象物Bのワークサイズの種類等に対応して適宜調整するとよい。
各搬送ローラ41は、一端側に設けられたギア43が、不図示の駆動部によって駆動されるギア43との間でベルト44が架け渡されることによって回動されるようになっている。
支持部50は、各搬送ローラ41の軸芯42を軸支する軸支部51が設けられ、複数の搬送ローラ41を回転可能に支持するものである。
このような搬送部40は、図1に示すように、搬送ローラ41が、中間転写体としての中間転写ローラ31から画像形成対象物Bにトナー像が転写される位置P4を中心とした上流側に向けた画像形成対象物Bの搬送方向最大の外形寸法Lの区間、および、下流側に向けた画像形成対象物Bの搬送方向最大の外形寸法Lの区間で、その他の搬送区間に配置される搬送ローラ41の摩擦係数に比して大きく設定されている。
すなわち、搬送部40は、画像形成対象物Bの複数のワークサイズのうち、搬送方向A1の幅が最大となるワークサイズの画像形成対象物Bの外形寸法Lを摩擦大ローラ41Bの設置区間の基準値として用いている。
より具体的には、搬送部40は、中間転写ローラ31から画像形成対象物Bにトナー像が転写される位置P4を中心とした上流側の区間L、および、下流側の区間Lの範囲で摩擦大ローラ41Bが配置され、その他の区間で摩擦小ローラが配置されるようになっている。
これにより、中間転写ローラ31から画像形成対象物Bにトナー像が転写される位置P4を中心とした搬送方向上流側および下流側の区間で、全ワークサイズの画像形成対象物Bが摩擦大ローラ41Bによって安定して搬送される。
なお、この実施例では、複数の搬送ローラ41のうち、中間転写ローラ31に対向する位置に配置された摩擦大ローラ41Bは、上述した三次転写導電ローラ34であり、図6に示すような回路構成によって、トナーの帯電極性と異なる極性のバイアスが印加されるようになっている。
また、三次転写導電ローラ34(41)の下流側の隣に配置された摩擦大ローラ41についても、図6に示すような回路構成によって、トナーの帯電極性と異なる極性のバイアスが印加されるようになっている。
これにより、画像形成対象物Bが三次転写導電ローラ34(41)と、その下流側の隣に配置された摩擦大ローラ41との二箇所のローラによって、トナーの帯電極性と異なる極性に帯電されるため、画像形成対象物Bの凹凸によって搬送がガタツク等して不安定になったとしても、画像形成対象物Bをより確実にトナーの帯電極性と異なる極性に帯電させることができるようになっている。
また、三次転写導電ローラ34(41)の上流側の隣に配置される摩擦大ローラ41は、図6に示すように、10MΩの抵抗を介して接地されている。この摩擦大ローラ41によって、画像形成対象物Bが三次転写導電ローラ34(41)に近接したときに発生しがちな火花放電を避けることができるようになっている。
なお、三次転写導電ローラ34(41)、および、その両隣の摩擦大ローラ41は、軸芯の外周を導電性の被覆材によって被覆している。
また、図6に示すように、三次転写導電ローラ34(41)、およびその両隣の摩擦大ローラ41からなる三つの摩擦大ローラの、上流側、および、下流側に間隔を隔てた位置に配置された摩擦大ローラ41がそれぞれ接地されている。
次に、位置決め機構部60について説明する。
位置決め機構部60は、複数の搬送ローラ41によって搬送される画像形成対象物Bを搬送方向A1に位置決めするものである。
この位置決め機構部60は、図3に示すように、無端状のガイドベルト61と、ガイドベルト61の内側に直線状に配置された複数のガイドローラ62と、複数のガイドローラ62のうち、駆動ローラとなるガイドローラ62を駆動する不図示の駆動部と、画像形成対象物Bの複数種類のワークサイズに対応してガイドベルト61が搬送方向A1に直交する方向にスライド移動可能に複数のガイドローラ62を支持する不図示のスライド移動支持部と、を有してなる。
ガイドベルト61は、搬送方向A1に直線状に並ぶ複数のガイドローラ62の一端側のガイドローラ62から他端のガイドローラ62まで直線状、かつ、画像形成対象物Bの搬送方向A1に平行に延びたベルト直線状部分61aに画像形成対象物Bが突き当てられるようになっている。
このガイドベルト61は、ベルト直線状部分61aが搬送方向A1と平行に動くようにガイドローラ62が回転駆動されるようになっている。
このような位置決め機構部60によって、複数の搬送ローラ41によって搬送された画像形成対象物Bが、搬送方向A1への移動が停止されることなくベルト直線状部分61aに突き当てられながら搬送方向A1に位置決めされるようになっている。
なお、位置決め機構部60は、中間転写ローラ31から画像形成対象物Bにトナー像が転写される位置P4の近傍までガイドベルト61の一端が配置されるように設けられている。
これにより画像形成対象物Bは、搬送ローラ41によって停止されることなく搬送されながら位置決め機構部60によってトナー像が転写される位置P4の近傍まで搬送方向A1に位置決めされる。
次に、検出部70について説明する。
検出部70は、赤外線を利用したセンサーによって実現される。
この検出部70は、図3に示すように、搬送部40によって搬送される画像形成対象物Bに対して上側から交差するように設けられた取付ガイド部材53に取り付けられている。
この実施例では、3つの検出部70が取付ガイド部材53上に互いに離間して取付けられている。
なお、検出部70の数、および、取付ガイド部材53への検出部70の取付位置は、これに限らず、画像形成対象物Bのワークサイズに応じて適宜調整すればよい。
この検出部70は、下方を通過する画像形成対象物Bに向けて赤外線が照射されるように配設されることによって、画像形成対象物Bが検出部70による検出位置DPに搬送されたこと、および、検出位置DPに搬送された画像形成対象物Bの板厚を検出するようになっている。
また、検出部70は、制御部90に接続されており、検出信号を制御部90に出力するようになっている。
このような検出部70は、搬送部40による搬送経路上の画像形成対象物Bに、中間転写体としての中間転写ローラ31からトナー像が転写される位置P4から搬送方向上流側に向けて、感光体13に形成された潜像が中間転写ローラ31を介して画像形成対象物Bにトナー像として転写される位置P4までの像の移動距離以上離間された位置で画像形成対象物Bを検出するようになっている。
より具体的には、検出部70は、図5に示すように、露光部12から感光体13への潜像形成位置P1から、感光体13を介して中間転写ベルト21にトナー像が転写される転写位置P2までの像の移動距離D1と、転写位置P2から、中間転写ベルト21を介して中間転写ローラ31にトナー像が転写される転写位置P3までの像の移動距離D2と、転写位置P3から、中間転写ローラ31を介して画像形成対象物Bにトナー像が転写される転写位置P4までの像の移動距離D3の総和(D1+D2+D3)距離以上の距離Dで転写位置P4から搬送方向上流側に離間された位置で画像形成対象物Bを検出するようになっている。
これにより、画像形成対象物Bが検出部70によって検出されてから転写位置P4に到達される前には、感光体13に形成された潜像をトナー像として転写位置P4に確実に移動させることができ、結果として、画像形成対象物Bが検出部70によって検出されてから、露光部12によって感光体13へ潜像形成開始するまでの時間の幅に余裕を持たせることができる。
次に、入力部80について説明する。
入力部80は、タッチパネル、あるいは、キーボード等によって実現され、画像形成対象物Bに形成する画像情報等を入力するものである。
入力部80による入力情報としては、画像形成対象物Bの画像形成面B1上の画像形成位置情報がある。
この画像形成位置情報は、制御部90が検出部70から出力された画像形成対象物Bの検出信号を取得してから、露光部12による感光体13への潜像形成を開始するタイミングに関する情報が含まれる。
なお、入力部70によって入力された入力情報は、制御部90のメモリに格納される。
制御部90は、CPU、メモリ等を有する電子計算機によって実現され、画像形成装置1の各部に電気的に接続されることによって、各部の動作に関わる演算処理を実施するとともに、各部の動作を制御するものである。
この制御部90は、検出部70によって検出された画像形成対象物Bの検出信号に基づいて、露光部12によって感光体13への潜像形成を開始するタイミングを制御する潜像形成開始制御部91を有してなる。
潜像形成開始制御部91は、検出部70から画像形成対象物Bの検出信号を取得すると、検出部70から出力された画像形成対象物Bの検出信号を取得してから、露光部12による潜像形成開始のタイミングを制御する。
なお、潜像形成開始制御部91は、制御部90のメモリに格納された潜像形成を開始するタイミングに関する情報に基づいて、露光部12による潜像形成開始のタイミングを制御する。
このような潜像形成開始制御部91は、タイマー機能を備えることによって、露光部12による潜像形成開始のタイミングを制御することができるようになっている。
ここで画像形成装置1による画像形成対象物Bへの画像形成処理の流れを以下に説明する。
まず、自動投入機、あるいは、作業者によって搬送部40に画像形成対象物Bが投入され、搬送部40によって搬送された画像形成対象物Bが検出部70による検出位置まで搬送される。
画像形成対象物Bが検出部70による検出位置まで搬送されると、検出部70によって画像形成対象物Bが検出され、検出部70から出力された検出信号を取得した制御部90が、メモリに格納された潜像形成を開始するタイミングに関する情報に基づいて露光部12による感光体13への潜像形成を開始する。
また、検出部70によって画像形成対象物Bが検出されると、昇降機構部37によって画像形成対象物Bの板厚に対応した位置に中間転写ローラ31が昇降移動される。
搬送部40に投入されてから位置決め機構部60によって搬送方向A1に停止されることなく位置決めされながら搬送された画像形成対象物Bは、画像形成面B1上の所定の画像形成位置が転写位置P4に到達されると、中間転写ローラ31からトナー像が転写され、装置出口に向けて搬送されることによって、処理が完了される。
なお、搬送部40には自動投入機、あるいは、作業者によって、複数の画像形成対象物Bが、搬送間隔を空けて連続的に投入され、上述した処理が繰り返し実施される。
次に、図7に示したフローチャートを用いて、制御部90が行う潜像形成開始タイミング制御処理について説明する。
図7は、制御部が行う潜像形成開始タイミング制御処理を説明するためのフローチャートである。
まず、制御部90は、検出部70によって画像形成対象物Bが検出されたか否かを判断する(ステップS101)。
ここで、制御部90は、搬送部40の上流側から搬送されてくる画像形成対象物Bが検出部70によって検出され、検出部70から出力された検出信号を取得したか否かを判断する。
ステップS101において、制御部90は、検出部70によって画像形成対象物Bが検出されていないと判断した場合(ステップS101:No)、ステップS101の判断処理を繰り返す。
ステップS101において、制御部90は、検出部70によって画像形成対象物Bが検出されたと判断した場合(ステップS101:Yes)、潜像形成開始制御部91によって、メモリに格納された潜像形成を開始するタイミングに関する情報に基づいて、画像形成機構部10による感光体13への潜像形成を開始し(ステップS102)、処理をステップS101に移行して上述した処理を繰り返す。
これにより、画像形成対象物Bが検出部70によって検出されてから画像形成面B1の所定の画像形成位置が転写位置P4に到達するタイミングで像が転写位置P4に移動されるように露光部12による感光体13への潜像形成開始のタイミングが制御されるようになっている。
本発明の実施例に係る画像形成装置1は、検出部70による画像形成対象物Bの検出位置からトナー像が画像形成対象物Bに転写されるまでの画像形成対象物Bの移動距離Dを、露光部12によって感光体13に形成された潜像が中間転写体としての中間転写ローラ31からトナー像として画像形成対象物Bに転写される位置P4までの像の距離以上にすることによって、画像形成対象物Bが検出部70による検出位置からトナー像が転写される位置P4まで搬送される間での位置決め区間に余裕を持たせることができるとともに、検出部70が画像形成対象物Bを検出してから潜像形成開始制御部91が潜像を開始するまでの時間の幅に余裕を持たせて画像形成対象物Bへの画像形成位置が定められるようになっているので、検出部70の位置の調整のみで画像形成対象物Bが検出部70によって検出されてからトナー像が転写される位置P4に搬送されるまでの搬送方向A1への位置決め区間を余裕をもって確保することが可能となり、結果的に、簡易な構成、かつ、搬送面に凹凸のある画像形成対象物が、搬送ローラ、あるいは、搬送ベルトを有する搬送部40に投入されてから画像形成位置に搬送されるまでの間に安定的に位置決めすることができる。
また、本発明の実施例に係る画像形成装置1は、中間転写体としての中間転写ローラ31から画像形成対象物Bにトナー像が転写される位置P4を中心とした上流側に向けた画像形成対象物Bの搬送方向最大の外形寸法Lの区間、および、下流側に向けた画像形成対象物Bの搬送方向最大の外形寸法Lの区間で、他の区間の搬送ローラ41に比し摩擦係数の大きい搬送ローラ41を配置することによって、画像形成対象物B上の搬送時間と実際の搬送時間との誤差を小さく抑え、結果的に、簡易な構成、かつ、搬送面に凹凸のある画像形成対象物Bが、搬送ローラ41を有する搬送部40に投入されてから画像形成位置に搬送されるまでの間に安定的に位置決めすることができる。
また、本発明の実施例に係る画像形成装置1は、画像形成対象物Bが停止されることなく搬送方向A1に位置決めされるようになっているため、画像形成対象物Bが検出部70によって検出されてから中間転写体としての中間転写ローラ31からトナー像が転写される位置P4に到達されるまでの搬送時間が容易に定まり、結果的に、潜像形成開始制御部91による制御を容易に行うことができ、結果的に、装置構成を簡易な構成にすることができる。
(変形例)
次に、図8および図9を用いて、本発明の実施例に係る画像形成装置の変形例について説明する。
図8は、本発明の実施例の変形例に係る画像形成装置の概略図である。
図9は、検出部による画像形成対象物の検出位置を具体的に説明するための図である。
この変形例の画像形成装置2は、画像形成機構部100の中間転写体が一つで構成される点で実施例の画像形成装置1と異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付している。
この変形例の画像形成装置2は、検出部70が、図9に示すように、露光部12から感光体13への潜像形成位置p1から、感光体13を介して中間転写ベルト21にトナー像が転写される転写位置p2までの像の移動距離d1と、転写位置p2から、中間転写ベルト21を介して画像形成対象物Bにトナー像が転写される転写位置p3までの像の移動距離d3の総和(d1+d2)距離以上の距離dで転写位置P3から搬送方向上流側に離間された位置で画像形成対象物を検出するようになっている。
この変形例の画像形成装置2は、検出部70による画像形成対象物Bの検出位置からトナー像が画像形成対象物Bに転写されるまでの画像形成対象物Bの移動距離dを、露光部12によって感光体13に形成された潜像が中間転写体としての中間転写ベルト21からトナー像として画像形成対象物Bに転写される位置p3までの像の距離以上にすることによって、画像形成対象物Bが検出部70による検出位置からトナー像が転写される位置p3まで搬送される間での位置決め区間に余裕を持たせることができるとともに、検出部70が画像形成対象物Bを検出してから潜像形成開始制御部91が潜像を開始するまでの時間の幅に余裕を持たせて画像形成対象物Bへの画像形成位置が定められるようになっているので、検出部70の位置の調整のみで画像形成対象物Bが検出部70によって検出されてからトナー像が転写される位置p3に搬送されるまでの搬送方向A1への位置決め区間を余裕をもって確保することが可能となり、結果的に、実施例の画像形成装置1と同様に、簡易な構成、かつ、搬送面に凹凸のある画像形成対象物が、装置の搬送ローラ、あるいは、搬送ベルトを有する搬送部40に投入されてから画像形成位置に搬送されるまでの間に安定的に位置決めすることができる。
なお、本発明の実施例および変形例に係る画像形成装置1、2は、4連タンデム方式カラー画像を形成するものを例示したが、これに限らず、モノクロの画像を形成ものにも適用することができる。
また、本発明の実施例および変形例に係る画像形成装置1、2は、搬送部40が搬送ローラ41によって構成されるものを例示したが、これに限らず、搬送ベルトによって構成するようにしても構わない。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1、2 画像形成装置
10、100 画像形成機構部
11 色別対応ユニット
12 露光部
13 感光体
14 帯電器
15 現像部
15a トナー収容部
15b 現像ローラ
16 感光体クリーナ
20 第一中間転写部
21 中間転写ベルト(中間転写体)
22 ベルト駆動ローラ
23、23a、23b、23c ベルトテンションローラ
24 一次転写ローラ
25 ベルトクリーナ
30 第二中間転写部
31 中間転写ローラ(中間転写体)
31a 軸芯
32、32a、32b、32c 被覆材
33 二次転写導電ローラ
34 三次転写導電ローラ
35 コロナ帯電器
36 クリーニング部
36a ブラシローラ
36aa ブラシ部分
36b ブレード
37 昇降機構部
40 搬送部
41 搬送ローラ
41A 摩擦小ローラ(搬送ローラ)
41B 摩擦大ローラ(搬送ローラ)
42 軸芯
43 ギア
44 ベルト
50 支持部
51 軸支部
53 取付ガイド部材
60 位置決め機構部
61 ガイドベルト
61a ベルト直線状部分
62 ガイドローラ
70 検出部
80 入力部
90 制御部
91 潜像形成開始制御部
B 画像形成対象物
B1 画像形成面
C 筐体

Claims (2)

  1. 露光部によって感光体に形成された潜像が中間転写体にトナー像として転写され、前記中間転写体に転写されたトナー像が搬送ローラ、あるいは、搬送ベルトを含む搬送部によって搬送された画像形成対象物に転写されることによって前記画像形成対象物に画像が形成される画像形成装置において、
    前記搬送部による搬送経路上の前記画像形成対象物に前記中間転写体からトナー像が転写される位置から搬送方向上流側に向けて、前記感光体に形成された前記潜像が前記中間転写体を介して前記画像形成対象物にトナー像として転写される位置までの像の移動距離以上離間された位置で前記画像形成対象物を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された前記画像形成対象物の検出信号に基づいて、前記露光部による前記感光体への潜像形成開始のタイミングを制御する潜像形成開始制御部と、
    を有してなり、
    前記搬送部は、
    前記搬送ローラ、あるいは、前記搬送ベルトが、前記中間転写体から前記画像形成対象物にトナー像が転写される位置を中心とした上流側に向けた前記画像形成対象物の搬送方向最大の外形寸法の区間、および、下流側に向けた前記画像形成対象物の搬送方向最大の外形寸法の区間で、その他の搬送区間に配置される前記搬送ローラ、あるいは、前記搬送ベルトの摩擦係数に比して大きく設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記搬送部は、
    前記画像形成対象物が停止されることなく搬送されながら前記中間転写体から前記トナー像が転写される位置の近傍まで搬送方向に位置決めされる位置決め機構部を有してな
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
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