JP3296767B2 - オンライン商品管理システム,サーバシステム,端末装置,オンライン商品管理システムにおける管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

オンライン商品管理システム,サーバシステム,端末装置,オンライン商品管理システムにおける管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP3296767B2
JP3296767B2 JP31237897A JP31237897A JP3296767B2 JP 3296767 B2 JP3296767 B2 JP 3296767B2 JP 31237897 A JP31237897 A JP 31237897A JP 31237897 A JP31237897 A JP 31237897A JP 3296767 B2 JP3296767 B2 JP 3296767B2
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眞二 杉森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワーク上
に仮想的に構築された電子市場において商品となるコン
テンツをオンラインで取り引きするオンライン商品管理
システム,オンライン商品管理システムに適用されるサ
ーバシステム,オンライン商品管理システムに適用され
る端末装置,オンライン商品管理システムにおける管理
方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子市場を利用したオンラインシ
ョッピングでは、アプリケーションソフトウェア等のデ
ジタル商品がコンテンツとして売買されている。このオ
ンラインショッピングでは、購入者がパーソナルコンピ
ュータの画面に表示される各種のコンテンツから所要の
コンテンツを選択してセンタすなわち販売者側に購入を
要求する仕組みである。
【0003】購入者側のシステムでは、コンテンツ販売
に伴って売買が成立すると、課金処理が実施される。こ
の課金処理によって各ユーザの購入状況が記憶管理され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たオンラインショッピングのシステムは、コンテンツを
販売することを目的とした電子市場なので、販売された
コンテンツに関するバージョンアップ情報やそのコンテ
ンツの製造元で制作される他のコンテンツ情報等を提供
するといった付加的なサービスがまだ行き届いていなか
った。
【0005】この発明は、上述した従来例による問題を
解消するため、商取引後のサービス等の運用を効率的に
実施することが可能なオンライン商品管理システム,オ
ンライン商品管理システムに適用されるサーバシステ
ム,オンライン商品管理システムに適用される端末装
置,オンライン商品管理システムにおける課金方法およ
びその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係るオンライン
商品管理システムは、ネットワークに接続され、当該ネ
ットワーク上に複数種のコンテンツにより形成される電
子市場を仮想的に構築して前記電子市場を通じてコンテ
ンツ販売及びその課金を制御するサーバシステムと、前
記ネットワークに接続され、前記電子市場にアクセスし
てコンテンツ購入を制御する1又は複数種の端末装置
と、を備え、前記ネットワークを介して前記サーバシス
テムから前記端末装置に対してコンテンツ販売を行う場
合、前記サーバシステムは、前記端末装置から購入要求
があったコンテンツを前記端末装置へ転送する際に、前
記複数種のコンテンツのうちの前記購入要求があったコ
ンテンツの種類を特定するとともに当該コンテンツの購
入者を特定するシリアルなナンバを生成し、生成された
前記シリアルなナンバを前記コンテンツに付加した情報
を前記端末装置へ転送するとともに、コンテンツと購入
者との対応関係を前記シリアルなナンバで管理すること
を特徴とする。
【0007】この請求項1の発明によれば、コンテンツ
販売では、サーバシステムから端末装置に対して当該端
末装置が購入要求するコンテンツに当該コンテンツの種
類及び購入者を特定するシリアルなナンバを付加した情
報を転送するとともに、コンテンツと購入者との対応関
係をシリアルなナンバで管理するようにしたので、コン
テンツ転送タイミングを基準にしてシステム上でコンテ
ンツとその購入者とを特定するシリアルなナンバを共有
することができ、これによって、商取引後のサービス等
の運用を効率的に実施することが可能である。
【0008】また、請求項2の発明に係るオンライン商
品管理システムは、ネットワークに接続され、当該ネッ
トワーク上に複数種のコンテンツにより形成される電子
市場を仮想的に構築して前記電子市場を通じてコンテン
ツ販売及びその課金を制御するサーバシステムと、前記
ネットワークに接続され、前記電子市場にアクセスして
コンテンツ購入を制御する1又は複数の端末装置と、を
備え、前記ネットワークを介して前記サーバシステムか
ら前記端末装置に対するコンテンツ販売で課金処理が行
われた場合、前記サーバシステムから前記端末装置に対
して当該端末装置が購入したコンテンツの種類を特定す
るとともに当該コンテンツの購入者を特定する、前記課
金処理が行われた際に生成されたシリアルなナンバを転
送するとともに、コンテンツと購入者との対応関係を前
記シリアルなナンバで管理することを特徴とする。
【0009】この請求項2の発明によれば、ネットワー
クを介してサーバシステムから端末装置に対するコンテ
ンツ販売で課金処理が行われた場合、サーバシステムか
ら端末装置に対して当該端末装置が購入したコンテンツ
の種類及び購入者を特定するシリアルなナンバを転送す
るとともに、コンテンツと購入者との対応関係をシリア
ルなナンバで管理するようにしたので、課金タイミング
を基準にしてシステム上でコンテンツとその購入者とを
特定するシリアルなナンバを共有することができ、これ
によって、商取引後のサービス等の運用を効率的に実施
することが可能である。
【0010】また、請求項3の発明に係るオンライン商
品管理システムは、請求項1又は2の発明において、前
記端末装置から前記サーバシステムに対して前記購入し
たコンテンツに関する問い合わせを行う場合、前記端末
装置から前記サーバシステムに対して問い合わせに当該
購入したコンテンツを特定する前記シリアルなナンバを
付加した情報を転送することを特徴とする。
【0011】この請求項3の発明によれば、端末装置か
らサーバシステムに対して購入したコンテンツに関する
問い合わせを行う場合、端末装置からサーバシステムに
対して問い合わせに当該購入したコンテンツを特定する
シリアルなナンバを付加した情報を転送するようにした
ので、システム上でシリアルなナンバから特定されるコ
ンテンツからそのコンテンツに関する情報を容易に取得
することができ、これによって、商取引後のサービス面
での向上を図ることが可能である。
【0012】また、請求項4の発明に係るオンライン商
品管理システムは、請求項1,2,又は3の発明におい
て、前記サーバシステムから前記端末装置に対してコン
テンツに関するサービス情報を発信する場合、コンテン
ツから購入者を特定して、前記サーバシステムから前記
購入者に相当する端末装置に対して当該端末装置で購入
されたコンテンツを特定する前記シリアルなナンバに当
該コンテンツのサービス情報を付加した情報を転送する
ことを特徴とする。
【0013】この請求項4の発明によれば、サーバシス
テムから端末装置に対してコンテンツに関するサービス
情報を発信する場合、コンテンツから購入者を特定し
て、サーバシステムから購入者に相当する端末装置に対
して当該端末装置で購入されたコンテンツを特定するシ
リアルなナンバに当該コンテンツのサービス情報を付加
した情報を転送するようにしたので、システム上でシリ
アルなナンバから特定されるコンテンツからそのコンテ
ンツに関する情報を容易に判別することができ、これに
よって、商取引後のサービス面での向上を図ることが可
能である。
【0014】また、請求項5の発明に係るオンライン商
品管理システムは、ネットワークに接続され、当該ネッ
トワーク上に複数種のコンテンツにより形成される電子
市場を仮想的に構築して前記電子市場を通じてコンテン
ツ販売及びその課金を制御するサーバシステムと、前記
ネットワークに接続され、前記電子市場にアクセスして
コンテンツ購入を制御する1又は複数の端末装置と、を
備え、前記端末装置は、前記ネットワーク上に構築され
た前記電子市場において所要のコンテンツを前記サーバ
システムに要求する要求手段と、前記要求手段の要求に
伴って前記サーバシステムから配信される前記所要のコ
ンテンツと、当該コンテンツに付加して配信される、コ
ンテンツの種類を特定するとともに当該コンテンツの購
入者を特定するシリアルなナンバとを受信する受信手段
と、前記受信手段により受信された所要のコンテンツ及
びそのシリアルなナンバを記憶する記憶手段と、を有
し、前記サーバシステムは、前記要求手段の要求に伴っ
て前記所要のコンテンツに対応する前記シリアルなナン
バを生成するシリアルナンバ生成手段と、前記シリアル
ナンバ生成手段により生成されたシリアルなナンバとそ
のコンテンツとの対応関係を管理する管理手段と、前記
端末装置に対して前記要求手段により要求された前記所
要のコンテンツに前記シリアルナンバ生成手段により生
成されたシリアルなナンバを付加して配信する配信手段
と、を有したことを特徴とする。
【0015】この請求項5の発明によれば、サーバシス
テムにおいて、端末装置から要求される所要のコンテン
ツに対して当該コンテンツとその購入者とを特定するシ
リアルなナンバを生成して、そのシリアルなナンバを所
要のコンテンツに付加して端末装置へ配信し、端末装置
及びサーバシステムにおいて、サーバシステムから送ら
れてきた所要のコンテンツ及びそのシリアルなナンバを
記憶するようにしたので、コンテンツ配信タイミングを
基準にしてシステム上でコンテンツとその購入者とを特
定するシリアルなナンバを共有することができ、これに
よって、商取引後のサービス等の運用を効率的に実施す
ることが可能である。
【0016】また、請求項6の発明に係るオンライン商
品管理システムは、ネットワークに接続され、当該ネッ
トワーク上に複数種のコンテンツにより形成される電子
市場を仮想的に構築して前記電子市場を通じて暗号化に
よるコンテンツ販売及びその課金を制御するサーバシス
テムと、前記ネットワークに接続され、前記電子市場に
アクセスして復号化を要するコンテンツ購入を制御する
1又は複数の端末装置と、を備え、前記端末装置は、前
記ネットワーク上に構築された前記電子市場において所
要のコンテンツを前記サーバシステムに要求する要求手
段と、前記要求手段の要求に伴って前記サーバシステム
の配信によって前記所要のコンテンツが受信された場
合、前記サーバシステムに対して所定の通知を転送する
通知手段と、前記通知手段により前記所定の通知を転送
した後で、前記サーバシステムから受信されたコンテン
ツに対応させて配信される、当該コンテンツの種類を特
定するとともに当該コンテンツの購入者を特定するシリ
アルなナンバが受信された場合、前記受信された前記所
要のコンテンツと前記シリアルなナンバとを対応付けて
記憶する記憶手段と、を有し、前記サーバシステムは、
前記端末装置の前記要求手段により要求された前記所要
のコンテンツを配信する配信手段と、前記配信手段によ
り前記所要のコンテンツを配信した後、前記通知手段に
より前記所定の通知が転送されてきた場合に課金処理を
実行する課金手段と、前記課金手段により課金処理が行
われた後、前記配信手段により配信した前記所要のコン
テンツに対応する前記シリアルなナンバを生成するシリ
アルナンバ生成手段と、前記シリアルナンバ生成手段に
より生成されたシリアルなナンバとそのコンテンツとの
対応関係を管理する管理手段と、前記端末装置に対して
前記シリアルナンバ生成手段により生成されたシリアル
なナンバを配信する配信手段と、を有したことを特徴と
する。
【0017】この請求項6の発明によれば、サーバシス
テムにおいて、端末装置から要求される所要のコンテン
ツを配信した後に課金処理を行い、その課金処理後に当
該コンテンツとその購入者とを特定するシリアルなナン
バを生成して、そのシリアルなナンバを端末装置へ配信
し、端末装置及びサーバシステムにおいて、サーバシス
テムから送られてきた所要のコンテンツ及びそのシリア
ルなナンバを記憶するようにしたので、課金タイミング
を基準にしてシステム上でコンテンツとその購入者とを
特定するシリアルなナンバを共有することができ、これ
によって、商取引後のサービス等の運用を効率的に実施
することが可能である。
【0018】また、請求項7の発明に係るオンライン商
品管理システムは、請求項5又は6の発明において、前
記サーバシステムは、コンテンツ,シリアルなナンバ及
びサービス情報の対応関係を管理するデータベースを有
したことを特徴とする。
【0019】請求項5又は6の発明は、この請求項7の
発明のように、サーバシステムにおいて、データベース
によってコンテンツ,シリアルなナンバ及びサービス情
報の対応関係を管理するようにしてもよい。
【0020】また、請求項8の発明に係るオンライン商
品管理システムは、請求項7の発明において、前記端末
装置は、前記サーバシステムに対して前記所要のコンテ
ンツに関する問い合わせを行う場合、前記サーバシステ
ムに対して問い合わせに当該所要のコンテンツを特定す
る前記シリアルなナンバを付加した情報を転送し、前記
サーバシステムは、問い合わせの際に付加して転送され
てくる前記シリアルなナンバに対応するサービス情報を
前記データベースから取り出して前記端末装置に回答す
ることを特徴とする。
【0021】この請求項8の発明によれば、端末装置か
らサーバシステムに対して所要のコンテンツに関する問
い合わせを行う場合、サーバシステムに対して問い合わ
せに当該所要のコンテンツを特定するシリアルなナンバ
を付加した情報を転送し、サーバシステムにおいて、問
い合わせの際に付加して転送されてくるシリアルなナン
バに対応するサービス情報をデータベースから取り出し
て端末装置に回答するようにしたので、システム上でシ
リアルなナンバから特定されるコンテンツからそのコン
テンツに関する情報を容易に取得することができ、これ
によって、商取引後のサービス面での向上を図ることが
可能である。
【0022】また、請求項9の発明に係るオンライン商
品管理システムは、請求項7又は8の発明において、前
記サーバシステムは、前記端末装置に対してコンテンツ
に関するサービス情報を発信する場合、前記データベー
スを参照して、当該コンテンツから購入者を特定すると
ともに、前記購入者に相当する端末装置に対して当該コ
ンテンツを特定するシリアルなナンバに当該コンテンツ
のサービス情報を付加した情報を転送することを特徴と
する。
【0023】この請求項9の発明によれば、サーバシス
テムから端末装置に対してコンテンツに関するサービス
情報を発信する場合、サーバシステムにおいて、データ
ベースを参照して、当該コンテンツから購入者を特定す
るとともに、購入者に相当する端末装置に対して当該コ
ンテンツを特定するシリアルなナンバに当該コンテンツ
のサービス情報を付加した情報を転送するようにしたの
で、システム上でシリアルなナンバから特定されるコン
テンツからそのコンテンツに関する情報を容易に判別す
ることができ、これによって、商取引後のサービス面で
の向上を図ることが可能である。
【0024】また、請求項10の発明に係るサーバシス
テムは、ネットワークに接続され、当該ネットワーク上
に複数種のコンテンツにより形成される電子市場を仮想
的に構築して前記電子市場を通じてコンテンツ販売及び
その課金を制御するサーバシステムであって、前記ネッ
トワークに接続され、前記電子市場にアクセスしてコン
テンツ購入を制御する1又は複数の端末装置の要求に伴
って所要のコンテンツに対応する、当該コンテンツの種
類とその購入者とを特定するシリアルなナンバを生成す
るシリアルナンバ生成手段と、前記シリアルナンバ生成
手段により生成されたシリアルなナンバとそのコンテン
ツとの対応関係を管理する管理手段と、前記端末装置に
対して前記所要のコンテンツに前記シリアルナンバ生成
手段により生成されたシリアルなナンバを付加して配信
する配信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0025】この請求項10の発明によれば、端末装置
の要求に伴って所要のコンテンツに対応する、当該コン
テンツとその購入者とを特定するシリアルなナンバを生
成し、端末装置に対して所要のコンテンツにシリアルな
ナンバを付加して配信して、自らもコンテンツとシリア
ルなナンバとの対応関係を管理するようにしたので、コ
ンテンツ配信タイミングを基準にして、端末装置との間
でコンテンツとその購入者とを特定するシリアルなナン
バを共有することができ、これによって、商取引後のサ
ービス等の運用を効率的に実施することが可能である。
【0026】また、請求項11の発明に係るサーバシス
テムは、ネットワークに接続され、当該ネットワーク上
に複数種のコンテンツにより形成される電子市場を仮想
的に構築して前記電子市場を通じて暗号化によるコンテ
ンツ販売及びその課金を制御するサーバシステムであっ
て、前記ネットワークに接続され、前記電子市場にアク
セスして復号化を要するコンテンツ購入を制御する1又
は複数の端末装置により要求された所要のコンテンツを
配信する配信手段と、前記配信手段により前記所要のコ
ンテンツを配信した後に課金処理を実行する課金手段
と、前記課金手段により課金処理が行われた後、前記配
信手段により配信した前記所要のコンテンツに対応す
る、当該コンテンツとその購入者とを特定するシリアル
なナンバを生成するシリアルナンバ生成手段と、前記シ
リアルナンバ生成手段により生成されたシリアルなナン
バとそのコンテンツとの対応関係を管理する管理手段
と、前記端末装置に対して前記シリアルナンバ生成手段
により生成されたシリアルなナンバを配信する配信手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0027】この請求項11の発明によれば、端末装置
から要求される所要のコンテンツを配信した後に課金処
理を行い、その課金処理後に当該コンテンツとその購入
者とを特定するシリアルなナンバを生成して、そのシリ
アルなナンバを端末装置へ配信し、自らもコンテンツと
シリアルなナンバとの対応関係を管理するようにしたの
で、課金タイミングを基準にして、端末装置との間でコ
ンテンツとその購入者とを特定するシリアルなナンバを
共有することができ、これによって、商取引後のサービ
ス等の運用を効率的に実施することが可能である。
【0028】また、請求項12の発明に係るサーバシス
テムは、請求項10又は11の発明において、さらに、
コンテンツ,シリアルなナンバ及びサービス情報の対応
関係を管理するデータベースを有したことを特徴とす
る。
【0029】請求項10又は11の発明は、この請求項
12の発明のように、データベースによってコンテン
ツ,シリアルなナンバ及びサービス情報の対応関係を管
理するようにしてもよい。
【0030】また、請求項13の発明に係るサーバシス
テムは、請求項12の発明において、さらに、問い合わ
せの際に付加して転送されてくる前記シリアルなナンバ
に対応するサービス情報を前記データベースから取り出
して前記端末装置に回答する回答手段を有したことを特
徴とする。
【0031】この請求項13の発明によれば、問い合わ
せの際に問い合わせに付加して転送されてくるシリアル
なナンバに対応するサービス情報をデータベースから取
り出して端末装置に回答するようにしたので、端末装置
から送られてきたシリアルなナンバから特定されるコン
テンツからそのコンテンツに関する情報を端末装置に対
して容易に提供することができ、これによって、商取引
後のサービス面での向上を図ることが可能である。
【0032】また、請求項14の発明に係るサーバシス
テムは、請求項12又は13の発明において、前記端末
装置に対してコンテンツに関するサービス情報を発信す
る場合、前記データベースを参照して、当該コンテンツ
から購入者を特定するとともに、前記購入者に相当する
端末装置に対して当該コンテンツを特定するシリアルな
ナンバに当該コンテンツのサービス情報を付加した情報
を転送することを特徴とする。
【0033】この請求項14の発明によれば、端末装置
に対してコンテンツに関するサービス情報を発信する場
合、データベースを参照して、当該コンテンツから購入
者を特定するとともに、購入者に相当する端末装置に対
して当該コンテンツを特定するシリアルなナンバに当該
コンテンツのサービス情報を付加した情報を転送するよ
うにしたので、端末装置から送られてきたシリアルなナ
ンバから特定されるコンテンツからそのコンテンツに関
する情報を容易に判別することができ、これによって、
商取引後のサービス面での向上を図ることが可能であ
る。
【0034】また、請求項15の発明に係る端末装置
は、ネットワークに接続され、当該ネットワーク上に複
数種のコンテンツにより形成される電子市場を仮想的に
構築して前記電子市場を通じてコンテンツ販売及びその
課金を制御するサーバシステムと、前記ネットワークに
接続され、前記電子市場にアクセスしてコンテンツ購入
を制御する1又は複数の端末装置と、を備え、前記サー
バシステムは、前記端末装置の要求に伴って所要のコン
テンツに対応する、当該コンテンツの種類を特定すると
ともに当該コンテンツの購入者を特定するシリアルなナ
ンバを生成し、前記所要のコンテンツに前記生成された
シリアルなナンバを付加して配信する手段を有したこと
を特徴とするオンライン商品管理システムの端末装置で
あって、前記ネットワーク上に構築された前記電子市場
において所要のコンテンツを前記サーバシステムに要求
する要求手段と、前記要求手段の要求に伴って前記サー
バシステムから配信される前記所要のコンテンツと当該
コンテンツに付加して配信されるシリアルなナンバとを
受信する受信手段と、前記受信手段により受信された所
要のコンテンツとそのシリアルなナンバとを対応付けて
記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
【0035】この請求項15の発明によれば、ネットワ
ーク上に構築された電子市場において所要のコンテンツ
をサーバシステムに要求して、サーバシステムから配信
される所要のコンテンツと当該コンテンツに付加して配
信される、当該コンテンツとその購入者とを特定するシ
リアルなナンバとを対応付けて記憶するようにしたの
で、コンテンツ配信タイミングを基準にして、サーバシ
ステムとの間でコンテンツとその購入者とを特定するシ
リアルなナンバを共有することができ、これによって、
商取引後のサービス等の運用を効率的に実施することが
可能である。
【0036】また、請求項16の発明に係る端末装置
は、ネットワークに接続され、当該ネットワーク上に複
数種のコンテンツにより形成される電子市場を仮想的に
構築して前記電子市場を通じて暗号化によるコンテンツ
販売及びその課金を制御するサーバシステムと、前記ネ
ットワークに接続され、前記電子市場にアクセスして復
号化を要するコンテンツ購入を制御する1又は複数の端
末装置と、を備え、前記サーバシステムは、前記端末装
置により要求された所要のコンテンツを配信した後で課
金処理を実行し、その課金処理が行われた後で、前記所
要のコンテンツに対応する、当該コンテンツの種類を特
定するとともに当該コンテンツの購入者を特定するシリ
アルなナンバを配信する手段を有したことを特徴とする
オンライン商品管理システムの端末装置であって、前記
ネットワーク上に構築された前記電子市場において所要
のコンテンツを前記サーバシステムに要求する要求手段
と、前記要求手段の要求に伴って前記サーバシステムの
配信によって前記所要のコンテンツが受信された場合、
前記サーバシステムに対して所定の通知を転送する通知
手段と、前記通知手段により前記所定の通知を転送した
後で、前記サーバシステムから前記受信された所要のコ
ンテンツに対応させて配信されるシリアルなナンバが受
信された場合、前記受信された所要のコンテンツと当該
コンテンツに対応して受信されたシリアルなナンバとを
対応付けて記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0037】この請求項16の発明によれば、ネットワ
ーク上に構築された電子市場において所要のコンテンツ
をサーバシステムに要求して、サーバシステムの配信に
よって所要のコンテンツが受信された際にサーバシステ
ムに対して課金タイミングとなる所定の通知を転送し、
その後で、サーバシステムから所要のコンテンツに対応
させて配信されるシリアルなナンバが受信された場合に
所要のコンテンツと当該コンテンツに対応して受信され
たシリアルなナンバとを対応付けて記憶するようにした
ので、課金タイミングを基準にして、サーバシステムと
の間でコンテンツとその購入者とを特定するシリアルな
ナンバを共有することができ、これによって、商取引後
のサービス等の運用を効率的に実施することが可能であ
る。
【0038】また、請求項17の発明に係る端末装置
は、請求項15又は16の発明において、前記オンライ
ン商品管理システムが、前記サーバシステムにおいて、
前記端末装置から問い合わせの際に付加して転送されて
くるシリアルなナンバに対応するサービス情報を前記端
末装置に回答するシステムであり、前記端末装置は、前
記サーバシステムに対して前記所要のコンテンツに関す
る問い合わせを行う場合、前記サーバシステムに対して
問い合わせに当該所要のコンテンツを特定する前記シリ
アルなナンバを付加した情報を転送することを特徴とす
る。
【0039】この請求項17の発明によれば、サーバシ
ステムに対して所要のコンテンツに関する問い合わせを
行う場合、サーバシステムに対して問い合わせに当該所
要のコンテンツを特定するシリアルなナンバを付加した
情報を転送するようにしたので、サーバシステムと共有
するシリアルなナンバからそのシリアルなナンバに対応
するコンテンツに関する情報を要求することができ、こ
れによって、商取引後のサービス面での向上を図ること
が可能である。
【0040】また、請求項18の発明に係るオンライン
商品管理システムの管理方法は、ネットワークに接続さ
れ、当該ネットワーク上に複数種のコンテンツにより形
成される電子市場を仮想的に構築して前記電子市場を通
じてコンテンツ販売及びその課金を制御するサーバシス
テムと、前記ネットワークに接続され、前記電子市場に
アクセスしてコンテンツ購入を制御する1又は複数の端
末装置と、を備えたオンライン商品管理システムの管理
方法であって、前記端末装置から前記サーバシステムに
対して前記ネットワーク上に構築された前記電子市場に
おいて所要のコンテンツを要求する第1工程と、前記第
1工程の要求に伴って前記サーバシステムから前記端末
装置に対して前記所要のコンテンツと、当該コンテンツ
に付加して配信される、コンテンツの種類を特定すると
ともに当該コンテンツの購入者を特定する、転送する際
に生成されたシリアルなナンバとを転送する第2工程
と、前記端末装置,前記サーバシステムそれぞれで前記
所要のコンテンツ及びそのシリアルなナンバを対応付け
て管理する第3工程と、を含んだことを特徴とする。
【0041】この請求項18の発明によれば、端末装置
からサーバシステムに対してネットワーク上に構築され
た電子市場において所要のコンテンツを要求し、サーバ
システムから端末装置に対して所要のコンテンツと、当
該コンテンツに付加して配信される、コンテンツの種類
及び購入者を特定するシリアルなナンバとを転送して、
端末装置,前記サーバシステムそれぞれで所要のコンテ
ンツ及びそのシリアルなナンバを対応付けて管理する工
程にしたので、コンテンツ配信タイミングを基準にし
て、システム上でコンテンツとその購入者とを特定する
シリアルなナンバを共有することができ、これによっ
て、商取引後のサービス等の運用を効率的に実施するこ
とが可能である。
【0042】また、請求項19の発明に係るオンライン
商品管理システムの管理方法は、ネットワークに接続さ
れ、当該ネットワーク上に複数種のコンテンツにより形
成される電子市場を仮想的に構築して前記電子市場を通
じて暗号化によるコンテンツ販売及びその課金を制御す
るサーバシステムと、前記ネットワークに接続され、前
記電子市場にアクセスして復号化を要するコンテンツ購
入を制御する1又は複数の端末装置と、を備えたオンラ
イン商品管理システムの管理方法であって、前記端末装
置から前記サーバシステムに対して前記ネットワーク上
に構築された前記電子市場において所要のコンテンツを
前記サーバシステムに要求する第1工程と、前記第1工
程の要求に伴って前記サーバシステムから前記端末装置
に対して前記所要のコンテンツが受信された場合に前記
サーバシステムにおいて課金処理を実行する第3工程
と、前記第3工程による課金処理後、前記所要のコンテ
ンツに対応する、当該コンテンツの種類を特定するとと
もに当該コンテンツの購入者を特定する、前記課金処理
が行われた際に生成されたシリアルなナンバを前記サー
バシステムから前記端末装置に対して転送する第4工程
と、前記端末装置,前記サーバシステムそれぞれで前記
所要のコンテンツ及びそのシリアルなナンバを対応付け
て管理する第5工程と、を含んだことを特徴とする。
【0043】この請求項19の発明によれば、端末装置
からサーバシステムに対してネットワーク上に構築され
た電子市場において所要のコンテンツをサーバシステム
に要求し、サーバシステムから端末装置に対して所要の
コンテンツが受信された場合にサーバシステムにおいて
課金処理を実行し、その課金処理後、所要のコンテンツ
に対応する、当該コンテンツの種類及び購入者を特定す
るシリアルなナンバをサーバシステムから端末装置に対
して転送し、端末装置,前記サーバシステムそれぞれで
所要のコンテンツ及びそのシリアルなナンバを対応付け
て管理する工程にしたので、課金タイミングを基準にし
て、システム上でコンテンツとその購入者とを特定する
シリアルなナンバを共有することができ、これによっ
て、商取引後のサービス等の運用を効率的に実施するこ
とが可能である。
【0044】また、請求項20の発明に係るオンライン
商品管理システムの管理方法は、請求項18又は19の
発明において、前記端末装置から前記サーバシステムに
対して、コンテンツの問い合わせに当該コンテンツを特
定するシリアルなナンバを付加した情報を転送する第6
工程と、前記サーバシステムにおいて、前記第6工程に
より転送されてくる前記シリアルなナンバに関するサー
ビス情報を前記端末装置に回答する第7工程と、をさら
に含んだことを特徴とする。
【0045】この請求項20の発明によれば、さらに、
端末装置からサーバシステムに対して、コンテンツの問
い合わせに当該コンテンツを特定するシリアルなナンバ
を付加した情報を転送し、サーバシステムに送られたシ
リアルなナンバに関するサービス情報を端末装置に回答
する工程を含むようにしたので、システム上で、シリア
ルなナンバから特定されるコンテンツからそのコンテン
ツに関する情報を端末装置に対して容易に取得すること
ができ、これによって、商取引後のサービス面での向上
を図ることが可能である。
【0046】また、請求項21の発明に係るオンライン
商品管理システムの管理方法は、請求項18,19又は
20の発明において、前記サーバシステムから前記端末
装置に対してコンテンツに関するサービス情報を発信す
る場合、前記管理されているシリアルなナンバに従って
コンテンツから購入者を特定するとともに、前記購入者
に相当する端末装置に対して当該コンテンツを特定する
シリアルなナンバに当該コンテンツのサービス情報を付
加した情報を転送する第8工程をさらに含んだことを特
徴とする。
【0047】この請求項21の発明によれば、さらに、
サーバシステムから端末装置に対してコンテンツに関す
るサービス情報を発信する場合、管理されているシリア
ルなナンバに従ってコンテンツから購入者を特定すると
ともに、購入者に相当する端末装置に対して当該コンテ
ンツを特定するシリアルなナンバに当該コンテンツのサ
ービス情報を付加した情報を転送する工程を含むように
したので、システム上で、シリアルなナンバから特定さ
れるコンテンツからそのコンテンツに関する情報を容易
に判別することができ、これによって、商取引後のサー
ビス面での向上を図ることが可能である。
【0048】また、請求項22の発明に係る記録媒体
は、請求項18〜21のいずれか1つに記載された方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
で、そのプログラムを機械読み取り可能となり、これに
よって、請求項18〜21のいずれか1つの動作をコン
ピュータによって実現することが可能である。
【0049】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。 (実施の形態1) まず、この発明の実施の形態1であるオンライン商品管
理システムを機能的に説明する。図1はこの発明の実施
の形態1によるオンライン商品管理システムを機能的に
示すブロック図である。このオンライン商品管理システ
ムは、図1に示したように、クライアント1とサーバシ
ステム2とを電話回線よりなる例えばインターネット,
商用ネット等のネットワークINTに接続させ、オンラ
インでのコンテンツ売買を実現する構成である。サーバ
システム2は、通信回線を介してクレジット与信/決済
サーバ3を接続して、購入者であるクライアント1に対
する与信や決済をオンラインで行う。
【0050】なお、図1には、複数のクライアントがネ
ットワークINTに接続された場合でも、コンテンツ売
買に関してはクライアントとサーバシステム2との1対
1対応の関係となることから、その代表例として、また
説明の簡略化のため、図1にはクライアント1だけをユ
ーザとして示している。
【0051】また、この実施の形態1によるオンライン
商品管理システムでは、コンテンツ売買の際に転送され
るコンテンツにはシリアルナンバが付与され、購入先へ
コンテンツとともにシリアルナンバが転送される。した
がって、このオンライン商品管理システムでは、クライ
アント1とサーバシステム2とのシステム上でのコンテ
ンツ管理形態がシリアルナンバで一元化される。
【0052】クライアント1は、図1に示したように、
例えば、コンテンツ選択及びユーザ情報入力部11,コ
ンテンツ/鍵要求部12,受信部13,復号部14,蓄
積部15,問い合わせ部16及びサービス情報出力部1
7より構成される。コンテンツ選択及びユーザ情報入力
部11は、ネットワークINTに形成される電子市場か
ら所要のコンテンツを選択するとともに、購入要求を行
うためにユーザ情報を入力する。ここで、ユーザ情報と
は、クレジット等を利用して購入額を納める際に必要な
クレジット番号,クレジット会社に登録した名前等の情
報を指している。
【0053】コンテンツ/鍵要求部12は、コンテンツ
選択及びユーザ情報入力部11で入力された情報を用い
てサーバシステム2に対して購入要求を行ってその際の
認証結果を受け取るとともに、コンテンツ受信の際に当
該コンテンツ及びそのシリアルナンバを復号するための
復号鍵を要求する。受信部13は、サーバシステム2
(後述のコンテンツデータベース23)からシリアルナ
ンバ付きのコンテンツデータを受け取るとともに、その
コンテンツデータに対応する復号鍵を受け取る。なお、
この受信部13は、コンテンツに関するバージョンアッ
プ,関連情報等のサービス情報についても受信する。こ
のサービス情報についても復号鍵を適用してもよい。
【0054】復号部14は、受信部13に受信されたコ
ンテンツ及びそのシリアルナンバを当該コンテンツ及び
そのシリアルナンバを復号するために付加された復号鍵
で復号する。蓄積部15は、復号部14で復号されたコ
ンテンツ,そのシリアルナンバ及びそのサービス情報を
対応させて記憶管理する。この蓄積部15は、蓄積を終
えた後に、購入完了をサーバシステム2へ通知する。
【0055】問い合わせ部16は、蓄積部15に蓄積さ
れたコンテンツに関するサービス情報を問い合わせる際
に、そのコンテンツに対応させて記憶管理されるシリア
ルナンバを用いてサーバシステム2へ問い合わせ情報を
転送する。サービス情報出力部17は、蓄積部15に蓄
積されているサービス情報や受信部13で受信されたサ
ービス情報を表示,印刷等の出力形態で出力する。
【0056】なお、図示及びその詳細な説明は省略する
が、クライアント1とサーバシステム2間の通信では、
暗号化技術はもちろん、電子商取引上のセキュリティ技
術が適用される。そのセキュリティ技術の一例として
は、SET(Secure Electronic T
ransactions)が好ましいが、これに限定さ
れるものではない。
【0057】サーバシステム2は、図1に示したよう
に、例えば、認証部21,コンテンツ/鍵配信部22,
コンテンツデータベース23,シリアルナンバ生成及び
付加部24,鍵データベース25,コンテンツ暗号化部
26,問い合わせ対処及びサービス情報提供部27及び
課金ログデータベース28により構成される。認証部2
1は、クライアント1のコンテンツ/鍵要求部12によ
る購入要求に応じてユーザの認証を行う。この認証部2
1は、認証の際に、クレジット与信/決済サーバ3との
間で与信を行うとともに、その与信で得られた認証結果
をコンテンツ要求部12に戻す。
【0058】コンテンツ/鍵配信部22は、認証部21
の認証により購入が許可された場合(図中、OKで示
す)にコンテンツデータベース23にコンテンツ及びそ
のシリアルナンバ配信を指示するとともに、コンテンツ
/鍵要求部12の鍵要求に応じて鍵データベース25に
鍵配信を指示する。コンテンツ暗号化部26は、コンテ
ンツ提供者から回線等を通じて提供されるコンテンツデ
ータを暗号化して、その暗号化されたコンテンツをコン
テンツデータベース23へ出力し、そのコンテンツを復
号するための復号鍵データを鍵データベース25へ出力
する。このコンテンツ暗号化部26は、暗号化されたコ
ンテンツとその復号鍵との対応関係を示す情報をコンテ
ンツデータベース23へ出力する。
【0059】コンテンツデータベース23は、コンテン
ツ暗号化部26から供給される暗号化されたコンテンツ
データを登録するとともにコンテンツとその復号鍵との
対応関係を登録する。また、このコンテンツデータベー
ス23は、登録されたコンテンツに関するサービス情報
についてもコンテンツ毎に対応させて登録する。ここ
で、サービス情報は、コンテンツ提供者等から供給され
る。このコンテンツデータベース23は、コンテンツ/
鍵配信部22の配信指示に従って暗号化された所定のコ
ンテンツデータをクライアント1(受信部13)へ配信
する。
【0060】シリアルナンバ生成及び付加部24は、コ
ンテンツ/鍵配信部22の配信指示に従って暗号化され
た所定のコンテンツデータのシリアルナンバを生成して
そのシリアルナンバを所定のコンテンツデータに付加し
て配信する。鍵データベース25は、コンテンツ暗号化
部26から供給される復号鍵データを登録する。この鍵
データベース25は、コンテンツ/鍵配信部22の配信
指示に従って暗号化された所定のコンテンツデータに対
応させてその復号鍵をクライアント1(受信部13)へ
配信する。
【0061】問い合わせ対処及びサービス情報提供部2
7は、コンテンツデータベース23から、クライアント
1の問い合わせ部16から転送されてくる問い合わせ情
報に含まれるシリアルナンバに該当するサービス情報を
取り出してクライアント1の受信部13へ発信する制御
を司る。課金ログデータベース28は、クライアント1
の蓄積部14から転送されてくる購入完了通知に従って
購入者毎の課金情報を登録する。この課金ログデータベ
ース28は、例えば一定期間毎にクレジット与信/決済
サーバ3に対して決済を行うための課金情報を転送す
る。
【0062】次に、動作シーケンスについて説明する。
図2は実施の形態1によるオンライン商品管理システム
の動作シーケンスの一例を説明する図である。上述した
オンライン商品管理システムでは、クライアント1から
サーバシステム2に対して購入要求が行われると、サー
バシステム2とクレジット与信/決済サーバ3間の与信
によって認証が行われる。その認証の結果、購入者に購
入許可が下りると、所要のコンテンツがサーバシステム
2から購入者であるクライアント1に対して配信され
る。その配信の際には、コンテンツに対して生成された
シリアルナンバが付加される。また、サービス情報が併
せて登録されていた場合には、そのサービス情報も付加
されて配信される。
【0063】その後、クライアント1からサーバシステ
ム2に購入完了通知が転送された場合には、サーバシス
テム2において購入者の課金処理が実施され、一定期間
を経てサーバシステム2とクレジット与信/決済サーバ
3との間で決済が行われる。このようにして、コンテン
ツ配信タイミングを基準にしてシステム上でコンテンツ
とその購入者とを特定するシリアルナンバを共有するシ
ステムが構築される。
【0064】次に、上述した機能を実現するハードウエ
ア構成について説明する。まず、クライアント1につい
て説明する。図3はこの実施の形態1によるオンライン
商品管理システムのクライアント1をハードウェア的に
示すブロック図である。このクライアント1は、図3に
示したように、CPU101,ROM102,RAM1
03,アプリケーションメモリ104,ディスプレイ1
05,キーボード106,マウス107,ハードディス
クドライブ(HDD)108,ハードディスク(HD)
109,フロッピーディスクドライブ(FDD)11
1,フロッピーディスク(FD)112,モデム11
3,インタフェース(I/F)114等のユニットを備
え、各ユニットをバスで結合させた構成である。
【0065】CPU101は、クライアント1全体の動
作をROM102やアプリケーション104の各種プロ
グラムによって制御する。このCPU101は、前述し
た図1の機能、すなわち、コンテンツ選択及びユーザ情
報入力部11の入力動作,コンテンツ/鍵要求部12の
購入要求動作,受信部13の受信動作,復号部14の復
号動作,蓄積部15への蓄積動作,問い合わせ部16の
問い合わせ動作,サービス情報出力部17の出力動作な
どを制御する。
【0066】ROM102は、例えばCPU101が動
作するためのオペレーティングシステム(OS)等のプ
ログラムを格納している。RAM103は、CPU10
1のワークエリアとして使用される。アプリケーション
メモリ104は、この実施の形態2のコンテンツ売買動
作(後述の図7参照)を行うためのアプリケーションプ
ログラムを格納している。
【0067】ディスプレイ105は、コンテンツ選択操
作,コンテンツ等で表示画面を形成する。キーボード1
06は、文字入力のためのキーを備え、マウス107
は、ディスプレイ105に表示形成された画面をポイン
ティングする。HDD108は、CPU101の制御に
従ってHD109に対するデータのリード/ライトを制
御する。HD109は、蓄積部15に相当し、HDD1
08の制御で書き込まれたデータを記憶(蓄積)する。
このHD109には、コンテンツ及びそのシリアルナン
バ、並びにそのサービス情報を蓄積するコンテンツ領域
110が確保される。
【0068】FDD111は、CPU101の制御に従
ってFD112に対するデータのリード/ライトを制御
する。FD112は、蓄積部15に相当し、FDD11
1の制御で書き込まれたデータを記憶(蓄積)する。モ
デム113は、I/F114を介してネットワークIN
Tに接続され、通信時の変復調を行う。I/F114
は、通信回線116を介してネットワークINTに接続
され、そのネットワークINTと内部とのインタフェー
スを司る。
【0069】続いて、サーバシステム2について説明す
る。図4はこの実施の形態1によるオンライン課金シス
テムのサーバシステム2をハードウェア的に示すブロッ
ク図である。このサーバシステム2は、図4に示したよ
うに、ネットワークINT側の処理を担う部分と、クレ
ジット与信/決済サーバ3との間の処理を担う部分とに
区分される。
【0070】一方のネットワークINT側の部分は、C
PU201,ROM202,RAM203,アプリケー
ションメモリ204,モデム205,I/F206,デ
ィスク装置208等のユニットにより構成され、各ユニ
ットをバス210Aに接続させている。他方のクレジッ
ト与信/決済サーバ3側の部分は、CPU211,RO
M212,RAM213,アプリケーションメモリ21
4,モデム215,I/F216等のユニットにより構
成され、各ユニットをバス210Bに接続させている。
また、バス210Aと210Bとは、デュアルメモリ2
09により相互通信可能に接続される。
【0071】まず、ネットワークINT側の部分におい
て、CPU201は、クライアント2との関係でサーバ
システム2全体の動作をROM202やアプリケーショ
ン204の各種プログラムによって制御する。このCP
U201は、前述した図1の機能、すなわち、認証部2
1の認証動作,コンテンツ/鍵配信部22の配信動作,
シリアルナンバ生成及び付加部24の動作,コンテンツ
暗号化部26の暗号化動作,問い合わせ対処及びサービ
ス情報提供部27の動作などを制御する。
【0072】ROM202は、例えばCPU201がネ
ットワークINT側で動作するためのオペレーティング
システム(OS)等のプログラムを格納している。RA
M203は、CPU201のワークエリアとして使用さ
れる。アプリケーションメモリ204は、この実施の形
態2のコンテンツ売買動作(後述の図7参照)を行うた
めのアプリケーションプログラムを格納している。
【0073】ディスク装置208は、コンテンツデータ
ベース23に相当するコンテンツデータベース208
A,鍵データベース25に相当する鍵データベース20
8B,課金ログデータベース28に相当する課金ログデ
ータベース208Cとを有している。このディスク装置
208は、CPU201の制御に従ってコンテンツデー
タベース208A,鍵データベース208B,課金ログ
データベース208Cに対するデータのリード/ライト
を制御する。ここで、コンテンツデータベース208A
は、管理テーブル208Dを有している。この管理テー
ブル208Dは、コンテンツに関して、そのコンテンツ
番号,シリアルナンバ,ユーザID及びサービス情報を
対応付けて記憶する。
【0074】モデム205は、I/F206を介してネ
ットワークINTに接続され、通信時の変復調を行う。
I/F206は、通信回線207を介してネットワーク
INTに接続され、そのネットワークINTと内部との
インタフェースを司る。
【0075】続いて、クレジット与信/決済サーバ3側
の部において、CPU211は、クレジット与信/決済
サーバ3との関係でサーバシステム2全体の動作をRO
M212やアプリケーション214の各種プログラムに
よって制御する。このCPU211は、前述した図1の
機能、すなわち、認証部21の与信動作,課金ログデー
タベース28(208C)による決済動作などを制御す
る。
【0076】ROM212は、例えばCPU211がク
レジット与信/決済サーバ3側で動作するためのオペレ
ーティングシステム(OS)等のプログラムを格納して
いる。RAM213は、CPU211のワークエリアと
して使用される。アプリケーションメモリ214は、こ
の実施の形態1の与信/決済動作(後述の図7参照)を
行うためのアプリケーションプログラムを格納してい
る。
【0077】モデム215は、I/F216を介してク
レジット与信/決済サーバ3に接続され、通信時の変復
調を行う。I/F216は、通信回線217を介してク
レジット与信/決済サーバ3に接続され、そのクレジッ
ト与信/決済サーバ3と内部とのインタフェースを司
る。
【0078】続いて、コンテンツデータベース208A
について説明する。図5はコンテンツデータベース20
8Aの内容を説明する図である。このコンテンツデータ
ベース208Aは、コンテンツ提供者から提供されるコ
ンテンツデータ(暗号化されたもの)をデータベース化
したものである。具体的には、コンテンツは、図5に示
したように、ジャンル別に分けられ、いずれのジャンル
も共通にすべてのコンテンツの種類が対応付けられる。
各ジャンルのコンテンツデータは、コンテンツの種類に
対応させて記憶される。
【0079】また、このコンテンツデータベース208
Aには、前述した管理テーブル208Dが設けられてい
る。この管理テーブル208Dにおいて、各コンテンツ
に対応付けられるサービス情報としては、図5に示した
ように、問い合わせ先の情報,問い合わせ方法,ニュー
バージョンの最新情報等が挙げられる。
【0080】続いて、コンテンツデータベース208A
と鍵データベース208Bとの関係について説明する。
図6はこの実施の形態1におけるコンテンツデータベー
ス208Aと鍵データベース208Bとの対応関係を管
理する方法を説明する図である。図6において、CD
1,CD2,CD3…はそれぞれ暗号化されたコンテン
ツデータをそれぞれ示し、KD1,KD2,KD3…は
それぞれ復号鍵データをそれぞれ示している。
【0081】サーバシステム2内では、コンテンツの管
理上、各コンテンツに対してナンバが与えられ、そのナ
ンバによってコンテンツと復号鍵との対応関係が管理さ
れる。具体的には、例えば、ナンバが1,2,3…とい
う管理形態であった場合には、図6に示したように、コ
ンテンツNo.1には、コンテンツデータCD1と復号
鍵データKD1との対応関係が与えられ、コンテンツN
o.2には、コンテンツデータCD2と復号鍵データK
D2との対応関係が与えられ、さらに、コンテンツN
o.3には、コンテンツデータCD3と復号鍵データK
D3との対応関係が与えられる。例えば、コンテンツN
o.1が購入要求された場合には、暗号化されたコンテ
ンツデータCD1とその復号鍵データKD1とがクライ
アント4へ配信されることになる
【0082】次に、オンラインショッピング動作につい
て説明する。図7はこの実施の形態1による動作を説明
するフローチャート、図8及び図9はオンラインショッ
ピング時の画面遷移を説明する図、図10はサーバシス
テム側でのデータ管理方法を説明する図、図11はクラ
イアント側のデータ管理方法を説明する図、そして、図
12は課金ログデータベース208Cの一例を示す図で
ある。
【0083】図7には、クライアント1とサーバシステ
ム2間の商取引動作が示されている。サーバシステム2
は、ネットワークINTに対してデジタルコンテンツに
よる仮想的な電子市場を形成する。その際、クライアン
ト1がネットワークINTを通じて電子市場をアクセス
した場合には、サーバシステム2からクライアント1に
対してコンテンツ情報が提供される(ステップS1)。
クライアント1では、そのコンテンツ情報に基づいてデ
ィスプレイ105に電子市場を表示させることができ
る。その際、電子市場には、各種のコンテンツが陳列さ
れて表示される(ステップC1)。
【0084】図8(a)には、ディスプレイ105にお
ける電子市場の表示例が示されている。ディスプレイ1
05には、コンテンツのタイトル欄1051aとその内
容欄1051bとが対応させて表示される。内容欄10
51bにおいては、購入を希望するコンテンツの選択又
はその取消しを行うためのチェック欄1052a,10
52b、1052cが設けられている。ここでは、3つ
のコンテンツCNT1,CNT2,CNT3に関して表
示されており、チェック欄1052a,1052b、1
052cは各コンテンツに対応するものである。
【0085】例えば、コンテンツCNT1のチェック欄
1052aがチェック(選択)された後に(ステップC
2)、キーボード106やマウス107の操作で発注が
指示された場合には(ステップC3)、その選択コンテ
ンツの情報と、ユーザ情報とがサーバシステム2に対し
て発信される。この発信の前には、ユーザ情報の入力操
作が必要となる。
【0086】図8(b)には、ユーザ情報を入力するた
めの画面が示されている。ディスプレイ105には、ユ
ーザ情報を入力するために、購入商品名表示欄1053
a,購入価格表示欄1053b,支払方法の選択肢とし
てクレジットカードのクリック欄1053c及び銀行の
締め日のクリック欄1053d,会員情報としてユーザ
ID入力欄1053e及びパス入力欄1053f,クレ
ジットカード情報として会社名入力欄1053g,有効
期間欄h,カード番号入力欄1053i及びカード名義
入力欄1053j,ならびに、ディスクへの保存先指定
欄1053kによるユーザ情報入力画面が表示される。
【0087】さらに、表示画面下には、このユーザ情報
の入力操作を取り消すためのキャンセルアイコン105
3lと、入力したユーザ情報を基にして購入要求を発信
指示するための購入アイコン1053mとが表示され
る。ユーザによって上述したユーザ情報入力画面に対し
て必要事項が入力された後、購入アイコン1053mの
操作で購入要求が行われると(ステップC4)、その後
は処理は認証結果を待つ待機状態となる。
【0088】サーバシステム2では、クライアント1か
らの購入要求が受け付けられると(ステップS2)、そ
の購入要求で送られてくるユーザ情報に基づいて認証処
理が実行される(ステップS3)。その認証の結果、購
入が許可された場合には(ステップS4)、クライアン
ト1のユーザが選択したコンテンツがコンテンツデータ
ベース208Aから読み出され、ネットワークINTを
介して配信される。その配信時には、コンテンツデータ
ベース208A内の管理テーブル208Dが参照され、
現在のシリアルナンバに従って購入要求されたコンテン
ツに対応するシリアルナンバが新しく生成され、そのシ
リアルナンバがコンテンツに付加される(ステップS
5)。
【0089】さらに、管理テーブル208Dにおいて購
入要求されたコンテンツにサービス情報がすでに対応付
けて記憶されていた場合には、そのサービス情報も併せ
て付加される。また、この配信では、続けてクライアン
ト1から鍵要求が入るので、ここでも管理テーブル20
8Dを参照して、その鍵要求に応じて今回配信すべきコ
ンテンツに対応する復号鍵データが鍵データベース20
8Cから読み出される。このようにして、購入要求され
たコンテンツ及びその付加情報(シリアルナンバ,サー
ビス情報及び復号鍵)が順次配信される(ステップS
6)。
【0090】このようにして、クライアント1に対して
要求コンテンツ及びその付加情報の配信が行われた後
は、処理は購入完了通知が届くのを待つ待機状態とな
る。一方、ステップS3における認証の結果、購入が不
許可となった場合には(ステップS4)、クライアント
1に対して購入不許可の通知が転送され、この商取引は
終了する(ステップS7)。
【0091】このようにしてサーバシステム2からクラ
イアント1へコンテンツ配信が行われると、管理テーブ
ル208Dは図10に示した如く管理内容となる。すな
わち、各コンテンツに対して番号(記号でも良い)を与
え、そのコンテンツ番号に対してそれぞれシリアルナン
バを生成するものとした場合には、図10に示したよう
に、コンテンツ番号別に、シリアルナンバと、購入者を
特定するユーザID(アドレスでも良い)とが対応させ
て記憶管理される。また、コンテンツ番号別にサービス
情報も対応付けて記憶される。
【0092】図10の例では、コンテンツNo.1に
は、サービス情報SV1と、3つのシリアルNo.CD
1−1,No.CD1−2,CD1−3とが対応させて
管理されている。シリアルNo.CD1−1,No.C
D1−2,CD1−3には、それぞれユーザID「AA
A」,「BBB」,「CCC」が対応している。同様
に、コンテンツNo.2には、サービス情報SV2と、
2つのシリアルNo.CD2−1,No.CD2−2が
対応させて管理されている。シリアルNo.CD2−
1,No.CD2−2には、それぞれユーザID「DD
D」,「EEE」が対応している。コンテンツNo.3
以下も同様であるが、図示及びその説明を省略する。
【0093】例えば、今回の購入者がユーザID「AA
A」であった場合には、管理テーブル208D上、コン
テンツNo.1のコンテンツを購入したことになり、そ
の際のシリアルナンバはCD1−1となる。このコンテ
ンツNo.1のコンテンツについは、サービス情報SV
1が存在するので、コンテンツ配信時に付加されて配信
されることになる。
【0094】さて、サーバシステム2より購入許可が下
り、要求したコンテンツ及びその付加情報が転送されて
きた場合には(ステップC5)、そのコンテンツを受信
して復号してからHD109内のコンテンツ領域110
に蓄積する動作が実行される(ステップC6)。ここ
で、コンテンツ受信の最中は、図9(a)に示したよう
に、ディスプレイ105に「コンテンツ受信中」の如く
メッセージ1054aが表示される。また、復号鍵受信
の最中は、図9(b)に示したように、ディスプレイ1
05に「復号鍵受信中」の如くメッセージ1054aが
表示される。一方、購入不許可の通知が届いた場合には
(ステップC5)、ディスプレイ105に購入不可の旨
のメッセージが表示され(ステップC7)、この商取引
動作は終了する。
【0095】ステップC6においてコンテンツの受信,
復号及び蓄積が終了した場合には、そのコンテンツ購入
が正常に完了したか否か判断される(ステップC8)。
正常に購入できた場合には(ステップC8)、サーバシ
ステム2に対して購入完了通知が発信される(ステップ
C9)。この場合には、図9(c)に示したように、デ
ィスプレイ105に「購入完了通知中」の如くメッセー
ジ1054cが表示される。一方、コンテンツ購入が通
信不良,復号不良などで正常に完了できなかった場合に
は(ステップC8)、この商取引はなかったものとして
終了される。
【0096】上述のように購入コンテンツをHD109
へ蓄積する場合には、図11に示したように、シリアル
ナンバに対応させてコンテンツとそのサービス情報とが
記憶される。言い換えると、コンテンツもサービス情報
もシリアルナンバによって管理される。例えば、クライ
アント1のユーザ(ユーザID「AAA」)が3つのコ
ンテンツデータCD1,CD3,CD5を購入していた
場合には、管理上は、シリアルNo.CD1−1,CD
3−2,CD5−1にそれぞれ対応させてコンテンツデ
ータCD1/サービス情報SV1,CD3/SV3,C
D5/SV5を記憶する形態をとる。
【0097】サーバシステム2では、購入完了通知が受
信された場合(ステップS8)、購入者であるクライア
ント1に正常にコンテンツが購入されたものとして、そ
の購入者の課金処理が実行される(ステップS9)。こ
の課金処理によって課金された情報は図12に示した如
く管理される。すなわち、図12に示した課金ログデー
タベース208Bにおいて、クライアント1のユーザI
D名がAAAの場合には、そのユーザAAAは、199
7年10月1日,同月10日,同月15日にそれぞれ課
金情報LA1,LA2,LA3がログされている。ま
た、他のクライアントのユーザ名がBBBの場合には、
そのユーザBBBは、1997年10月1日,同月7日
にそれぞれ課金情報LB1,LB2がログされている。
【0098】一方、購入完了通知が受信されない場合
(ステップS8)、その購入者の課金処理がされずに処
理が終了する。なお、課金処理については、システムの
円滑な運用を妨げない限りは、購入信完了通知が着信さ
れるまで待機するようにしてもよい。
【0099】次に、問い合わせ動作について説明する。
図13はこの実施の形態1による問い合わせに関する動
作を説明するフローチャートであり、図14は問い合わ
せ動作時の画面遷移を説明する図である。
【0100】クライアント1からサーバシステム2に対
して購入したコンテンツに関する問い合わせを行う場合
には、すでに購入済みのコンテンツに付加されたシリア
ルナンバが使用される。したがって、クライアント1で
は、シリアルナンバを用いて問い合わせを要求するコン
テンツがディスプレイ105上で選択される。選択時に
は、例えば、図14(a)に示したように、問い合わせ
を希望するコンテンツに関して必要な情報1055aが
表示される。その際に、キャンセルアイコン1056と
送信アイコン1057とが表示される。
【0101】ここで、キャンセルアイコン1056が選
択操作された場合には、この問い合わせはキャンセルさ
れ、一方、送信アイコン1057が選択操作された場合
には、上記情報1055aに関する問い合わせ発信が行
われる(ステップC101)。そして、図14(b)の
ように、送信アイコン1057が消えて、その代わりに
「問い合わせ中」の旨のメッセージ1055bが表示さ
れる。
【0102】その後は、ステップC101で発信した問
い合わせに関する回答が届くのを待つ待機状態となる。
なお、図13に示したフローチャートは、問い合わせ動
作とその回答動作との対応で、一連の流れだけを説明し
たものである。実際には、メールのやりとりで実施され
るため、問い合わせ後に、その回答があるまで待つこと
はないものとする。
【0103】サーバシステム2においては、クライアン
ト1からの問い合わせがあると(ステップS101)、
その問い合わせに付加されているシリアルナンバを管理
テーブル208Dに照らし合わせ、そのシリアルナンバ
に対応させて記憶されているサービス情報を回答する処
理が実行される(ステップS102)。
【0104】このようにしてクライアント1への回答が
行われると、クライアント1では、その回答が受け付け
られる(ステップC102)。そして、問い合わせに対
して回答されたサービス情報がディスプレイ105に表
示されるとともにHD109に保存される。回答例とし
て、図14(c)に示したように、「サービス情報バー
ジョンアップしたので…」の旨の回答メッセージ105
5cが表示される。
【0105】また、逆に、サーバシステム2からクライ
アント1に対してサービス情報を配信することもでき
る。次に、サービス配信動作について説明する。図15
はこの実施の形態1によるサービス配信に関する動作を
説明するフローチャートであり、図16はサービス配信
動作時の画面遷移を説明する図である。
【0106】この配信サービスは、サーバシステム2に
おいて、コンテンツデータベース208Aの管理テーブ
ル208Dの更新がトリガとなる。そこで、サーバシス
テム2において、コンテンツに関して、新規登録,バー
ジョンアップ等の更新処理が行われると(ステップS1
11)、更新されたコンテンツに関連するシリアルナン
バが管理テーブル208Dから抽出される(ステップS
112)。
【0107】そして、管理テーブル208Dから関連す
るシリアルナンバが抽出できた場合には、そのシリアル
ナンバに対応させて記憶されるユーザIDを基にして、
更新コンテンツに関するシリアルナンバとサービス情報
とがクライアント1に配信される(ステップS11
3)。
【0108】これによって、クライアント1では、サー
バシステム2から転送されてきた更新コンテンツに関す
るシリアルナンバ及びサービス情報が受信され(ステッ
プC111)、その受信されたコンテンツに関するタイ
トル,シリアルナンバ等の情報と、サービス情報とがデ
ィスプレイ105に表示される(ステップC112)。
例えば、コンテンツのタイトルが「aaa」であり、シ
リアルNo.がCD1−1であれば、図16に示したよ
うに、サービス情報表示欄1055dに、タイトルaa
a,シリアルNo.CD1−1及びサービス情報の内容
がディスプレイ105に表示される。これら表示された
内容は、図11に示した記憶形態でHD109のコンテ
ンツ領域110に保存される(ステップC113)。
【0109】以上説明したようにこの実施の形態1によ
れば、コンテンツ配信タイミングを基準にしてシステム
上でコンテンツとその購入者とを特定するシリアルナン
バを共有するようにしたので、商取引後のサービス等の
運用を効率的に実施することが可能である。
【0110】また、サーバシステム2において、データ
ベースによってコンテンツ,シリアルナンバ及びサービ
ス情報の対応関係を管理することで運用効率を向上させ
たオンライン商品管理が可能である。
【0111】また、システム上でシリアルナンバから特
定されるコンテンツからそのコンテンツに関する情報を
容易に取得することができるので、商取引後のサービス
面での向上を図ることが可能である。
【0112】また、システム上でシリアルナンバから特
定されるコンテンツからそのコンテンツに関する情報を
容易に判別することができるので、商取引後のサービス
面での向上を図ることが可能である。
【0113】(実施の形態2) さて、上述した実施の形態1では、クライアントの要求
に応じてコンテンツとと同時にシリアルナンバを転送す
るようにしていたが、以下に説明する実施の形態2のよ
うに、コンテンツ売買での課金後にシリアルナンバをク
ライアントへ転送するようにしてもよい。
【0114】まず、この発明の実施の形態2におけるオ
ンライン商品管理システムを機能的に説明する。図17
はこの発明の実施の形態2によるオンライン商品管理シ
ステムを機能的に示すブロック図である。このオンライ
ン商品管理システムは、図17に示したように、クライ
アント4とサーバシステム5とを前述した実施の形態1
と同様のネットワークINTに接続させ、オンラインで
のコンテンツ売買を実現する構成である。サーバシステ
ム5は、通信回線を介して前述の実施の形態1と同様の
クレジット与信/決済サーバ3を接続して、購入者であ
るクライアント4に対する与信や決済をオンラインで行
う。
【0115】なお、図17には、複数のクライアントが
ネットワークINTに接続された場合でも、コンテンツ
売買に関してはクライアントとサーバシステム5との1
対1対応の関係となることから、その代表例として、ま
た説明の簡略化のため、図17にはクライアント4だけ
をユーザとして示している。
【0116】以下に説明するクライアント4及びサーバ
システム5の内部構成に関して、前述した実施の形態1
と同様の機能を果たす部分については同様の名称及び番
号を用いて詳細な説明を省略する。
【0117】クライアント4は、図17に示したよう
に、前述した実施の形態1の構成と同様の構成である。
すなわち、クライアント4は、例えば、コンテンツ選択
及びユーザ情報入力部11,コンテンツ/鍵要求部1
2,受信部13,復号部14,蓄積部15,問い合わせ
部16及びサービス情報出力部17より構成される。
【0118】一方、サーバシステム5は、図17に示し
たように、例えば、認証部21,コンテンツ/鍵配信部
22,コンテンツデータベース23,シリアルナンバ生
成部51,鍵データベース25,コンテンツ暗号化部2
6,問い合わせ対処及びサービス情報提供部27及び課
金ログデータベース52により構成される。このサーバ
システム5においては、実施の形態1のシリアルナンバ
生成及び付加部24に替わってシリアルナンバ生成部5
1が設けられるとともに、実施の形態1の課金ログデー
タベース28に替わって課金ログデータベース52が設
けられている。
【0119】シリアルナンバ生成部51は、課金ログデ
ータベース52で課金処理の完了が通知された場合に暗
号化された所定のコンテンツデータのシリアルナンバを
生成してそのシリアルナンバを配信する。前述した実施
の形態1では、シリアルナンバ生成及び付加部24がコ
ンテンツ配信とともに転送する形態をとっていたが、こ
の実施の形態2では、課金後にその課金対象となったコ
ンテンツのシリアルナンバを配信する形態をとる。
【0120】課金ログデータベース52は、クライアン
ト1の蓄積部15から転送されてくる購入完了通知に従
って購入者毎の課金情報を登録するとともに、シリアル
ナンバ生成部51に対して課金完了の通知を送る。この
課金ログデータベース52は、例えば一定期間毎にクレ
ジット与信/決済サーバ3に対して決済を行うための課
金情報を転送する。
【0121】続いて動作シーケンスについて説明する。
図18はこの実施の形態2によるオンライン商品管理シ
ステムの動作シーケンスの一例を説明する図である。上
述したオンライン商品管理システムでは、クライアント
4からサーバシステム5に対して購入要求が行われる
と、サーバシステム5とクレジット与信/決済サーバ3
間の与信によって認証が行われる。その認証の結果、購
入者に購入許可が下りると、所要のコンテンツ及びその
復号鍵がサーバシステム5から購入者であるクライアン
ト4に対して配信される。
【0122】その後、クライアント4からサーバシステ
ム5に購入完了通知が転送された場合には、サーバシス
テム5において購入者の課金処理が実施され、そのタイ
ミングでコンテンツに対してシリアルナンバが生成さ
れ、クライアント4へ配信される。その配信の際には、
サービス情報が併せて登録されていた場合には、そのサ
ービス情報も付加されて配信される。さらに一定期間を
経てサーバシステム2とクレジット与信/決済サーバ3
との間で決済が行われる。このようにして、課金タイミ
ングを基準にしてシステム上でコンテンツとその購入者
とを特定するシリアルナンバを共有するシステムが構築
される。
【0123】次に、この実施の形態2によるオンライン
ショッピング動作について説明する。図19はこの実施
の形態2による動作を説明するフローチャートである。
図19には、クライアント4とサーバシステム5間の商
取引動作が示されている。サーバシステム5は、ネット
ワークINTに対してデジタルコンテンツによる仮想的
な電子市場を形成する。その際、クライアント4がネッ
トワークINTを通じて電子市場をアクセスした場合に
は、サーバシステム5からクライアント4に対してコン
テンツ情報が提供される(ステップS11)。クライア
ント4では、そのコンテンツ情報に基づいてディスプレ
イ105に電子市場を表示させることができる。その
際、電子市場には、前述した実施の形態1と同様に、各
種のコンテンツが陳列されて表示される(ステップC1
1)。
【0124】そして、前述した実施の形態1と同様に、
コンテンツの選択後に(ステップC12)、キーボード
106やマウス107の操作で発注が指示された場合に
は(ステップC13)、その選択コンテンツの情報と、
ユーザ情報とがサーバシステム2に対して発信される。
この発信の前には、ユーザ情報が入力されることにな
る。ユーザによってユーザ情報入力画面に対して必要事
項が入力された後、購入要求が行われると(ステップC
14)、その後は処理は認証結果を待つ待機状態とな
る。
【0125】サーバシステム5では、クライアント4か
らの購入要求が受け付けられると(ステップS12)、
その購入要求で送られてくるユーザ情報に基づいて認証
処理が実行される(ステップS13)。その認証の結
果、購入が許可された場合には(ステップS14)、ク
ライアント4のユーザが選択したコンテンツがコンテン
ツデータベース208Aから読み出される。このとき、
クライアント4から鍵要求が入ることから、管理テーブ
ル208Dを参照して、その鍵要求に応じて今回配信す
べきコンテンツに対応する復号鍵データが鍵データベー
ス208Bから読み出される。このようにして、購入要
求されたコンテンツ及びその復号鍵が配信される(ステ
ップS16)。
【0126】このようにして、クライアント4に対して
要求コンテンツ及びその復号鍵の配信が行われた後は、
処理は購入完了通知が届くのを待つ待機状態となる。一
方、ステップS13における認証の結果、購入が不許可
となった場合には(ステップS14)、クライアント4
に対して購入不許可の通知が転送され、この商取引は終
了する(ステップS16)。
【0127】さて、クライアント4において、サーバシ
ステム5より購入許可が下り、要求したコンテンツ及び
その復号鍵が転送されてきた場合には(ステップC1
5)、そのコンテンツを受信して復号してからHD10
9内のコンテンツ領域110に蓄積する動作が実行され
る(ステップC16)。一方、購入不許可の通知が届い
た場合には(ステップC15)、ディスプレイ105に
購入不可の旨のメッセージが表示され(ステップC1
7)、この商取引動作は終了する。
【0128】ステップC16においてコンテンツの受
信,復号及び蓄積が終了した場合には、そのコンテンツ
購入が正常に完了したか否か判断される(ステップC1
8)。正常に購入できた場合には(ステップC18)、
サーバシステム5に対して購入完了通知が発信される
(ステップC19)。一方、コンテンツ購入が通信不
良,復号不良などで正常に完了できなかった場合には
(ステップC18)、この商取引はなかったものとして
終了される。
【0129】サーバシステム5では、購入完了通知が受
信された場合(ステップS17)、購入者であるクライ
アント4に正常にコンテンツが購入されたものとして、
前述した実施の形態1と同様に、その購入者の課金処理
が実行される(ステップS18)。一方、購入完了通知
が受信されない場合(ステップS17)、その購入者の
課金処理がされずに処理が終了する。なお、課金処理に
ついては、システムの円滑な運用を妨げない限りは、購
入信完了通知が着信されるまで待機するようにしてもよ
い。
【0130】サーバシステム5では、この後、購入コン
テンツに対応するシリアルナンバが生成され、そのシリ
アルナンバが管理テーブル208Dに登録される。これ
により、管理テーブル208Dには、前述した実施の形
態1のように、購入コンテンツの番号(コンテンツ番
号)に対応させてシリアルナンバ,ユーザID及びサー
ビス情報が管理される。この実施の形態2では、この課
金処理が行われた後に、そのシリアルナンバとサービス
情報とがクライアント4へ配信される(ステップS1
9)。
【0131】このようにして、クライアント4では、購
入済みのコンテンツに対応させて配信されてくるシリア
ルナンバとサービス情報とが、すでに受信済みのコンテ
ンツに対応付けて蓄積管理される(ステップC20)。
クライアント4では、この段階で、前述した実施の形態
1と同様の管理形態を構築することができる。
【0132】以上説明したように、この実施の形態2に
よれば、前述した実施の形態1と同様の効果に加えて、
課金タイミングを基準にしてシステム上でコンテンツと
その購入者とを特定するシリアルナンバを共有するよう
にしたので、商取引後のサービス等の運用を効率的に実
施することが可能である。
【0133】なお、この実施の形態2においても、前述
した実施の形態1と同様に、クライアント4からの問い
合わせや、サーバシステム5からのサービス配信を行う
ことが可能である。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、コンテンツ販売では、サーバシステムから端末
装置に対して当該端末装置が購入要求するコンテンツに
当該コンテンツの種類及び購入者を特定するシリアルな
ナンバを付加した情報を転送するとともに、コンテンツ
と購入者との対応関係をシリアルなナンバで管理するよ
うにしたので、コンテンツ転送タイミングを基準にして
システム上でコンテンツとその購入者とを特定するシリ
アルなナンバを共有することができ、これによって、商
取引後のサービス等の運用を効率的に実施することが可
能なオンライン商品管理システムが得られるという効果
を奏する。
【0135】また、請求項2の発明によれば、ネットワ
ークを介してサーバシステムから端末装置に対するコン
テンツ販売で課金処理が行われた場合、サーバシステム
から端末装置に対して当該端末装置が購入したコンテン
ツの種類及び購入者を特定するシリアルなナンバを転送
するとともに、コンテンツと購入者との対応関係をシリ
アルなナンバで管理するようにしたので、課金タイミン
グを基準にしてシステム上でコンテンツとその購入者と
を特定するシリアルなナンバを共有することができ、こ
れによって、商取引後のサービス等の運用を効率的に実
施することが可能なオンライン商品管理システムが得ら
れるという効果を奏する。
【0136】また、請求項3の発明によれば、請求項1
又は2の発明において、端末装置からサーバシステムに
対して購入したコンテンツに関する問い合わせを行う場
合、端末装置からサーバシステムに対して問い合わせに
当該購入したコンテンツを特定するシリアルなナンバを
付加した情報を転送するようにしたので、システム上で
シリアルなナンバから特定されるコンテンツからそのコ
ンテンツに関する情報を容易に取得することができ、こ
れによって、商取引後のサービス面での向上を図ること
が可能なオンライン商品管理システムが得られるという
効果を奏する。
【0137】また、請求項4の発明によれば、請求項
1,2,又は3の発明において、サーバシステムから端
末装置に対してコンテンツに関するサービス情報を発信
する場合、コンテンツから購入者を特定して、サーバシ
ステムから購入者に相当する端末装置に対して当該端末
装置で購入されたコンテンツを特定するシリアルなナン
バに当該コンテンツのサービス情報を付加した情報を転
送するようにしたので、システム上でシリアルなナンバ
から特定されるコンテンツからそのコンテンツに関する
情報を容易に判別することができ、これによって、商取
引後のサービス面での向上を図ることが可能なオンライ
ン商品管理システムが得られるという効果を奏する。
【0138】また、請求項5の発明によれば、サーバシ
ステムにおいて、端末装置から要求される所要のコンテ
ンツに対して当該コンテンツとその購入者とを特定する
シリアルなナンバを生成して、そのシリアルなナンバを
所要のコンテンツに付加して端末装置へ配信し、端末装
置及びサーバシステムにおいて、サーバシステムから送
られてきた所要のコンテンツ及びそのシリアルなナンバ
を記憶するようにしたので、コンテンツ配信タイミング
を基準にしてシステム上でコンテンツとその購入者とを
特定するシリアルなナンバを共有することができ、これ
によって、商取引後のサービス等の運用を効率的に実施
することが可能なオンライン商品管理システムが得られ
るという効果を奏する。
【0139】また、請求項6の発明によれば、サーバシ
ステムにおいて、端末装置から要求される所要のコンテ
ンツを配信した後に課金処理を行い、その課金処理後に
当該コンテンツとその購入者とを特定するシリアルなナ
ンバを生成して、そのシリアルなナンバを端末装置へ配
信し、端末装置及びサーバシステムにおいて、サーバシ
ステムから送られてきた所要のコンテンツ及びそのシリ
アルなナンバを記憶するようにしたので、課金タイミン
グを基準にしてシステム上でコンテンツとその購入者と
を特定するシリアルなナンバを共有することができ、こ
れによって、商取引後のサービス等の運用を効率的に実
施することが可能なオンライン商品管理システムが得ら
れるという効果を奏する。
【0140】また、請求項7の発明によれば、請求項5
又は6の発明において、サーバシステムにおいて、デー
タベースによってコンテンツ,シリアルなナンバ及びサ
ービス情報の対応関係を管理することで運用効率を向上
させたオンライン商品管理システムが得られるという効
果を奏する。
【0141】また、請求項8の発明によれば、請求項7
の発明において、端末装置からサーバシステムに対して
所要のコンテンツに関する問い合わせを行う場合、サー
バシステムに対して問い合わせに当該所要のコンテンツ
を特定するシリアルなナンバを付加した情報を転送し、
サーバシステムにおいて、問い合わせの際に付加して転
送されてくるシリアルなナンバに対応するサービス情報
をデータベースから取り出して端末装置に回答するよう
にしたので、システム上でシリアルなナンバから特定さ
れるコンテンツからそのコンテンツに関する情報を容易
に取得することができ、これによって、商取引後のサー
ビス面での向上を図ることが可能なオンライン商品管理
システムが得られるという効果を奏する。
【0142】また、請求項9の発明によれば、請求項7
又は8の発明において、サーバシステムから端末装置に
対してコンテンツに関するサービス情報を発信する場
合、サーバシステムにおいて、データベースを参照し
て、当該コンテンツから購入者を特定するとともに、購
入者に相当する端末装置に対して当該コンテンツを特定
するシリアルなナンバに当該コンテンツのサービス情報
を付加した情報を転送するようにしたので、システム上
でシリアルなナンバから特定されるコンテンツからその
コンテンツに関する情報を容易に判別することができ、
これによって、商取引後のサービス面での向上を図るこ
とが可能なオンライン商品管理システムが得られるとい
う効果を奏する。
【0143】また、請求項10の発明によれば、端末装
置の要求に伴って所要のコンテンツに対応する、当該コ
ンテンツとその購入者とを特定するシリアルなナンバを
生成し、端末装置に対して所要のコンテンツにシリアル
なナンバを付加して配信して、自らもコンテンツとシリ
アルなナンバとの対応関係を管理するようにしたので、
コンテンツ配信タイミングを基準にして、端末装置との
間でコンテンツとその購入者とを特定するシリアルなナ
ンバを共有することができ、これによって、商取引後の
サービス等の運用を効率的に実施することが可能なオン
ライン商品管理システムのサーバシステムが得られると
いう効果を奏する。
【0144】また、請求項11の発明によれば、端末装
置から要求される所要のコンテンツを配信した後に課金
処理を行い、その課金処理後に当該コンテンツとその購
入者とを特定するシリアルなナンバを生成して、そのシ
リアルなナンバを端末装置へ配信し、自らもコンテンツ
とシリアルなナンバとの対応関係を管理するようにした
ので、課金タイミングを基準にして、端末装置との間で
コンテンツとその購入者とを特定するシリアルなナンバ
を共有することができ、これによって、商取引後のサー
ビス等の運用を効率的に実施することが可能なオンライ
ン商品管理システムのサーバシステムが得られるという
効果を奏する。
【0145】また、請求項12の発明によれば、請求項
10又は11の発明において、データベースによってコ
ンテンツ,シリアルなナンバ及びサービス情報の対応関
係を管理して運用効率を向上させたオンライン商品管理
システムのサーバシステムが得られるという効果を奏す
る。
【0146】また、請求項13の発明によれば、請求項
12の発明において、問い合わせの際に問い合わせに付
加して転送されてくるシリアルなナンバに対応するサー
ビス情報をデータベースから取り出して端末装置に回答
するようにしたので、端末装置から送られてきたシリア
ルなナンバから特定されるコンテンツからそのコンテン
ツに関する情報を端末装置に対して容易に提供すること
ができ、これによって、商取引後のサービス面での向上
を図ることが可能なオンライン商品管理システムのサー
バシステムが得られるという効果を奏する。
【0147】また、請求項14の発明によれば、請求項
12又は13の発明において、端末装置に対してコンテ
ンツに関するサービス情報を発信する場合、データベー
スを参照して、当該コンテンツから購入者を特定すると
ともに、購入者に相当する端末装置に対して当該コンテ
ンツを特定するシリアルなナンバに当該コンテンツのサ
ービス情報を付加した情報を転送するようにしたので、
端末装置から送られてきたシリアルなナンバから特定さ
れるコンテンツからそのコンテンツに関する情報を容易
に判別することができ、これによって、商取引後のサー
ビス面での向上を図ることが可能なオンライン商品管理
システムのサーバシステムが得られるという効果を奏す
る。
【0148】また、請求項15の発明によれば、ネット
ワーク上に構築された電子市場において所要のコンテン
ツをサーバシステムに要求して、サーバシステムから配
信される所要のコンテンツと当該コンテンツに付加して
配信される、当該コンテンツとその購入者とを特定する
シリアルなナンバとを対応付けて記憶するようにしたの
で、コンテンツ配信タイミングを基準にして、サーバシ
ステムとの間でコンテンツとその購入者とを特定するシ
リアルなナンバを共有することができ、これによって、
商取引後のサービス等の運用を効率的に実施することが
可能なオンライン商品管理システムの端末装置が得られ
るという効果を奏する。
【0149】また、請求項16の発明によれば、ネット
ワーク上に構築された電子市場において所要のコンテン
ツをサーバシステムに要求して、サーバシステムの配信
によって所要のコンテンツが受信された際にサーバシス
テムに対して課金タイミングとなる所定の通知を転送
し、その後で、サーバシステムから所要のコンテンツに
対応させて配信されるシリアルなナンバが受信された場
合に所要のコンテンツと当該コンテンツに対応して受信
されたシリアルなナンバとを対応付けて記憶するように
したので、課金タイミングを基準にして、サーバシステ
ムとの間でコンテンツとその購入者とを特定するシリア
ルなナンバを共有することができ、これによって、商取
引後のサービス等の運用を効率的に実施することが可能
なオンライン商品管理システムの端末装置が得られると
いう効果を奏する。
【0150】また、請求項17の発明によれば、請求項
15又は16の発明において、サーバシステムに対して
所要のコンテンツに関する問い合わせを行う場合、サー
バシステムに対して問い合わせに当該所要のコンテンツ
を特定するシリアルなナンバを付加した情報を転送する
ようにしたので、サーバシステムと共有するシリアルな
ナンバからそのシリアルなナンバに対応するコンテンツ
に関する情報を要求することができ、これによって、商
取引後のサービス面での向上を図ることが可能なオンラ
イン商品管理システムの端末装置が得られるという効果
を奏する。
【0151】また、請求項18の発明によれば、端末装
置からサーバシステムに対してネットワーク上に構築さ
れた電子市場において所要のコンテンツを要求し、サー
バシステムから端末装置に対して所要のコンテンツと、
当該コンテンツに付加して配信される、コンテンツの種
類及び購入者を特定するシリアルなナンバとを転送し
て、端末装置,前記サーバシステムそれぞれで所要のコ
ンテンツ及びそのシリアルなナンバを対応付けて管理す
る工程にしたので、コンテンツ配信タイミングを基準に
して、システム上でコンテンツとその購入者とを特定す
るシリアルなナンバを共有することができ、これによっ
て、商取引後のサービス等の運用を効率的に実施するこ
とが可能なオンライン商品管理システムの管理方法が得
られるという効果を奏する。
【0152】また、請求項19の発明によれば、端末装
置からサーバシステムに対してネットワーク上に構築さ
れた電子市場において所要のコンテンツをサーバシステ
ムに要求し、サーバシステムから端末装置に対して所要
のコンテンツが受信された場合にサーバシステムにおい
て課金処理を実行し、その課金処理後、所要のコンテン
ツに対応する、当該コンテンツの種類及び購入者を特定
するシリアルなナンバをサーバシステムから端末装置に
対して転送し、端末装置,前記サーバシステムそれぞれ
で所要のコンテンツ及びそのシリアルなナンバを対応付
けて管理する工程にしたので、課金タイミングを基準に
して、システム上でコンテンツとその購入者とを特定す
るシリアルなナンバを共有することができ、これによっ
て、商取引後のサービス等の運用を効率的に実施するこ
とが可能なオンライン商品管理システムの管理方法が得
られるという効果を奏する。
【0153】また、請求項20の発明によれば、請求項
18又は19の発明において、さらに、端末装置からサ
ーバシステムに対して、コンテンツの問い合わせに当該
コンテンツを特定するシリアルなナンバを付加した情報
を転送し、サーバシステムに送られたシリアルなナンバ
に関するサービス情報を端末装置に回答する工程を含む
ようにしたので、システム上で、シリアルなナンバから
特定されるコンテンツからそのコンテンツに関する情報
を端末装置に対して容易に取得することができ、これに
よって、商取引後のサービス面での向上を図ることが可
能なオンライン商品管理システムの管理方法が得られる
という効果を奏する。
【0154】また、請求項21の発明によれば、請求項
18,19又は20の発明において、さらに、サーバシ
ステムから端末装置に対してコンテンツに関するサービ
ス情報を発信する場合、管理されているシリアルなナン
バに従ってコンテンツから購入者を特定するとともに、
購入者に相当する端末装置に対して当該コンテンツを特
定するシリアルなナンバに当該コンテンツのサービス情
報を付加した情報を転送する工程を含むようにしたの
で、システム上で、シリアルなナンバから特定されるコ
ンテンツからそのコンテンツに関する情報を容易に判別
することができ、これによって、商取引後のサービス面
での向上を図ることが可能なオンライン商品管理システ
ムの管理方法が得られるという効果を奏する。
【0155】また、請求項22の発明によれば、請求項
18〜21のいずれか1つに記載された方法をコンピュ
ータに実行させるプログラムを記録したことで、そのプ
ログラムを機械読み取り可能となり、これによって、請
求項18〜21のいずれか1つの動作をコンピュータに
よって実現することが可能な記録媒体が得られるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるオンライン商品
管理システムを機能的に示すブロック図である。
【図2】実施の形態1によるオンライン商品管理システ
ムの動作シーケンスの一例を説明する図である。
【図3】実施の形態1によるオンライン商品管理システ
ムのクライアントをハードウェア的に示すブロック図で
ある。
【図4】実施の形態1によるオンライン商品管理システ
ムのサーバシステムをハードウェア的に示すブロック図
である。
【図5】実施の形態1におけるコンテンツデータベース
の内容を説明する図である。
【図6】実施の形態1におけるコンテンツデータベース
と鍵データベースとの対応関係を管理する方法を説明す
る図である。
【図7】実施の形態1による動作を説明するフローチャ
ートである。
【図8】実施の形態1によるオンラインショッピング時
の画面遷移を説明する図である。
【図9】実施の形態1によるオンラインショッピング時
の画面遷移を説明する図である。
【図10】実施の形態1によるサーバシステム側でのデ
ータ管理方法を説明する図である。
【図11】実施の形態1によるクライアント側のデータ
管理方法を説明する図である。
【図12】実施の形態1における課金ログデータベース
の一例を示す図である。
【図13】実施の形態1による問い合わせに関する動作
を説明するフローチャートである。
【図14】実施の形態1において問い合わせ動作時の画
面遷移を説明する図である。
【図15】実施の形態1によるサービス配信に関する動
作を説明するフローチャートである。
【図16】実施の形態1においてサービス配信動作時の
画面遷移を説明する図である。
【図17】この発明の実施の形態2によるオンライン商
品管理システムを機能的に示すブロック図である。
【図18】実施の形態2によるオンライン商品管理シス
テムの動作シーケンスの一例を説明する図である。
【図19】実施の形態2による動作を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 クライアント 2 サーバシステム 11 コンテンツ選択及びユーザ情報入
力部 12 コンテンツ/鍵要求部 13 受信部 14 復号部 15 蓄積部 16 問い合わせ部 17 サービス情報出力部 21 認証部 22 コンテンツ/鍵配信部 23,208A コンテンツデータベース 24 シリアルナンバ生成及び付加部 25,208B 鍵データベース 26 コンテンツ暗号化部 27 問い合わせ対処及びサービス情報
提供部 28,208C 課金ログデータベース 51 シリアルナンバ生成部 52 課金ログデータベース 101,201 CPU 102,202 ROM 103,203 RAM 104,204 アプリケーションメモリ 105 ディスプレイ 106 キーボード 107 マウス 109 HD 112 FD 113,205 モデム 208,219 ディスク装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G06F 19/00 G06F 15/00 G06F 13/00 (54)【発明の名称】 オンライン商品管理システム,サーバシステム,端末装置,オンライン商品管理システムにおけ る管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み 取り可能な記録媒体

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続され、当該ネットワ
    ーク上に複数種のコンテンツにより形成される電子市場
    を仮想的に構築して前記電子市場を通じてコンテンツ販
    売及びその課金を制御するサーバシステムと、 前記ネットワークに接続され、前記電子市場にアクセス
    してコンテンツ購入を制御する1又は複数の端末装置
    と、 を備え、 前記ネットワークを介して前記サーバシステムから前記
    端末装置に対してコンテンツ販売を行う場合、前記サー
    バシステムは、前記端末装置から購入要求があったコン
    テンツを前記端末装置へ転送する際に、前記複数種のコ
    ンテンツのうちの前記購入要求があったコンテンツの種
    類を特定するとともに当該コンテンツの購入者を特定す
    るシリアルなナンバを生成し、生成された前記シリアル
    なナンバを前記コンテンツに付加した情報を前記端末装
    置へ転送するとともに、コンテンツと購入者との対応関
    係を前記シリアルなナンバで管理することを特徴とする
    オンライン商品管理システム。
  2. 【請求項2】 ネットワークに接続され、当該ネットワ
    ーク上に複数種のコンテンツにより形成される電子市場
    を仮想的に構築して前記電子市場を通じてコンテンツ販
    売及びその課金を制御するサーバシステムと、 前記ネットワークに接続され、前記電子市場にアクセス
    してコンテンツ購入を制御する1又は複数の端末装置
    と、 を備え、 前記ネットワークを介して前記サーバシステムから前記
    端末装置に対するコンテンツ販売で課金処理が行われた
    場合、前記サーバシステムは、前記課金処理が行われた
    際に、前記複数種のコンテンツのうちの前記コンテンツ
    の種類を特定するとともに当該コンテンツの購入者を特
    定するシリアルなナンバを生成し、生成された前記シリ
    アルなナンバを転送するとともに、コンテンツと購入者
    との対応関係を前記シリアルなナンバで管理することを
    特徴とするオンライン商品管理システム。
  3. 【請求項3】 前記端末装置から前記サーバシステムに
    対して前記購入したコンテンツに関する問い合わせを行
    う場合、前記端末装置から前記サーバシステムに対して
    問い合わせに前記シリアルなナンバを付加した情報を転
    送することを特徴とする請求項1又は2に記載のオンラ
    イン商品管理システム。
  4. 【請求項4】 前記サーバシステムから前記端末装置に
    対してコンテンツに関するサービス情報を発信する場
    合、コンテンツから購入者を特定して、前記サーバシス
    テムから前記購入者に相当する端末装置に対して当該端
    末装置で購入されたコンテンツを特定する前記シリアル
    なナンバに当該コンテンツのサービス情報を付加した情
    報を転送することを特徴とする請求項1,2,又は3に
    記載のオンライン商品管理システム。
  5. 【請求項5】 ネットワークに接続され、当該ネットワ
    ーク上に複数種のコンテンツにより形成される電子市場
    を仮想的に構築して前記電子市場を通じてコンテンツ販
    売及びその課金を制御するサーバシステムと、 前記ネットワークに接続され、前記電子市場にアクセス
    してコンテンツ購入を制御する1又は複数の端末装置
    と、 を備え、 前記端末装置は、 前記ネットワーク上に構築された前記電子市場において
    所要のコンテンツを前記サーバシステムに要求する要求
    手段と、 前記要求手段の要求に伴って前記サーバシステムから配
    信される前記所要のコンテンツと、当該コンテンツに付
    加して配信される、コンテンツの種類を特定するととも
    に当該コンテンツの購入者を特定するシリアルなナンバ
    とを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された所要のコンテンツ及びそ
    のシリアルなナンバを記憶する記憶手段と、 を有し、 前記サーバシステムは、 前記要求手段の要求に伴って前記所要のコンテンツに対
    応する前記シリアルなナンバを生成するシリアルナンバ
    生成手段と、 前記シリアルナンバ生成手段により生成されたシリアル
    なナンバとそのコンテンツとの対応関係を管理する管理
    手段と、 前記端末装置に対して前記要求手段により要求された前
    記所要のコンテンツに前記シリアルナンバ生成手段によ
    り生成されたシリアルなナンバを付加して配信する配信
    手段と、 を有したことを特徴とするオンライン商品管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 ネットワークに接続され、当該ネットワ
    ーク上に複数種のコンテンツにより形成される電子市場
    を仮想的に構築して前記電子市場を通じて暗号化による
    コンテンツ販売及びその課金を制御するサーバシステム
    と、 前記ネットワークに接続され、前記電子市場にアクセス
    して復号化を要するコンテンツ購入を制御する1又は複
    数の端末装置と、 を備え、 前記端末装置は、 前記ネットワーク上に構築された前記電子市場において
    所要のコンテンツを前記サーバシステムに要求する要求
    手段と、 前記要求手段の要求に伴って前記サーバシステムの配信
    によって前記所要のコンテンツが受信された場合、前記
    サーバシステムに対して所定の通知を転送する通知手段
    と、 前記通知手段により前記所定の通知を転送した後で、前
    記サーバシステムから受信されたコンテンツに対応させ
    て配信される、当該コンテンツの種類を特定するととも
    に当該コンテンツの購入者を特定するシリアルなナンバ
    が受信された場合、前記受信された前記所要のコンテン
    ツと前記シリアルなナンバとを対応付けて記憶する記憶
    手段と、 を有し、 前記サーバシステムは、 前記端末装置の前記要求手段により要求された前記所要
    のコンテンツを配信する配信手段と、 前記配信手段により前記所要のコンテンツを配信した
    後、前記通知手段により前記所定の通知が転送されてき
    た場合に課金処理を実行する課金手段と、 前記課金手段により課金処理が行われた後、前記配信手
    段により配信した前記所要のコンテンツに対応する前記
    シリアルなナンバを生成するシリアルナンバ生成手段
    と、 前記シリアルナンバ生成手段により生成されたシリアル
    なナンバとそのコンテンツとの対応関係を管理する管理
    手段と、 前記端末装置に対して前記シリアルナンバ生成手段によ
    り生成されたシリアルなナンバを配信する配信手段と、 を有したことを特徴とするオンライン商品管理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記サーバシステムは、コンテンツ,シ
    リアルなナンバ及びサービス情報の対応関係を管理する
    データベースを有したことを特徴とする請求項5又は6
    に記載のオンライン商品管理システム。
  8. 【請求項8】 前記端末装置は、前記サーバシステムに
    対して前記所要のコンテンツに関する問い合わせを行う
    場合、前記サーバシステムに対して問い合わせに当該所
    要のコンテンツを特定する前記シリアルなナンバを付加
    した情報を転送し、前記サーバシステムは、問い合わせ
    の際に付加して転送されてくる前記シリアルなナンバに
    対応するサービス情報を前記データベースから取り出し
    て前記端末装置に回答することを特徴とする請求項7記
    載のオンライン商品管理システム。
  9. 【請求項9】 前記サーバシステムは、前記端末装置に
    対してコンテンツに関するサービス情報を発信する場
    合、前記データベースを参照して、当該コンテンツから
    購入者を特定するとともに、前記購入者に相当する端末
    装置に対して当該コンテンツを特定するシリアルなナン
    バに当該コンテンツのサービス情報を付加した情報を転
    送することを特徴とする請求項7又は8に記載のオンラ
    イン商品管理システム。
  10. 【請求項10】 ネットワークに接続され、当該ネット
    ワーク上に複数種のコンテンツにより形成される電子市
    場を仮想的に構築して前記電子市場を通じてコンテンツ
    販売及びその課金を制御するサーバシステムであって、 前記ネットワークに接続され、前記電子市場にアクセス
    してコンテンツ購入を制御する1又は複数の端末装置の
    要求に伴って所要のコンテンツに対応する、当該コンテ
    ンツの種類と当該コンテンツの購入者とを特定するシリ
    アルなナンバを生成するシリアルナンバ生成手段と、 前記シリアルナンバ生成手段により生成されたシリアル
    なナンバとそのコンテンツとの対応関係を管理する管理
    手段と、 前記端末装置に対して前記所要のコンテンツに前記シリ
    アルナンバ生成手段により生成されたシリアルなナンバ
    を付加して配信する配信手段と、 を備えたことを特徴とするサーバシステム。
  11. 【請求項11】 ネットワークに接続され、当該ネット
    ワーク上に複数種のコンテンツにより形成される電子市
    場を仮想的に構築して前記電子市場を通じて暗号化によ
    るコンテンツ販売及びその課金を制御するサーバシステ
    ムであって、 前記ネットワークに接続され、前記電子市場にアクセス
    して復号化を要するコンテンツ購入を制御する1又は複
    数の端末装置により要求された所要のコンテンツを配信
    する配信手段と、 前記配信手段により前記所要のコンテンツを配信した後
    に課金処理を実行する課金手段と、 前記課金手段により課金処理が行われた後、前記配信手
    段により配信した前記所要のコンテンツに対応する、当
    該コンテンツの種類を特定するとともに当該コンテンツ
    の購入者を特定するシリアルなナンバを生成するシリア
    ルナンバ生成手段と、 前記シリアルナンバ生成手段により生成されたシリアル
    なナンバとそのコンテンツとの対応関係を管理する管理
    手段と、 前記端末装置に対して前記シリアルナンバ生成手段によ
    り生成されたシリアルなナンバを配信する配信手段と、 を備えたことを特徴とするサーバシステム。
  12. 【請求項12】 さらに、コンテンツ,シリアルなナン
    バ及びサービス情報の対応関係を管理するデータベース
    を有したことを特徴とする請求項10又は11に記載の
    サーバシステム。
  13. 【請求項13】 さらに、問い合わせの際に付加して転
    送されてくる前記シリアルなナンバに対応するサービス
    情報を前記データベースから取り出して前記端末装置に
    回答する回答手段を有したことを特徴とする請求項12
    記載のサーバシステム。
  14. 【請求項14】 前記端末装置に対してコンテンツに関
    するサービス情報を発信する場合、前記データベースを
    参照して、当該コンテンツから購入者を特定するととも
    に、前記購入者に相当する端末装置に対して当該コンテ
    ンツの種類を特定するシリアルなナンバに当該コンテン
    ツのサービス情報を付加した情報を転送することを特徴
    とする請求項12又は13に記載のサーバシステム。
  15. 【請求項15】 ネットワーク上に複数種のコンテンツ
    により形成される電子市場を仮想的に構築して前記電子
    市場を通じてコンテンツ販売及びその課金を制御するサ
    ーバシステムと前記ネットワークによって接続され、前
    記電子市場にアクセスしてコンテンツ購入を制御する端
    末装置であって、 前記ネットワーク上に構築された前記電子市場において
    所要のコンテンツを前記サーバシステムに要求する要求
    手段と、 前記要求手段の要求に伴って前記サーバシステムから配
    信される前記所要のコンテンツと当該コンテンツに付加
    して配信される、前記要求に伴ってシリアルに生成され
    た、当該コンテンツの種類を特定するとともに当該コン
    テンツの購入者を特定するシリアルなナンバとを受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信された所要のコンテンツとその
    シリアルなナンバとを対応付けて記憶する記憶手段と、 を備えたことを特徴とする端末装置。
  16. 【請求項16】 ネットワーク上に複数種のコンテンツ
    により形成される電子市場を仮想的に構築して前記電子
    市場を通じて暗号化によるコンテンツ販売及びその課金
    を制御するサーバシステムと前記ネットワークによって
    接続され、前記電子市場にアクセスしてコンテンツ購入
    を制御する端末装置であって、 前記ネットワーク上に構築された前記電子市場において
    所要のコンテンツを前記サーバシステムに要求する要求
    手段と、 前記要求手段の要求に伴って前記サーバシステムの配信
    によって前記所要のコンテンツが受信された場合、前記
    サーバシステムに対して所定の通知を転送する通知手段
    と、 前記通知手段により前記所定の通知を転送した後で、前
    記サーバシステムから前記受信された所要のコンテンツ
    の種類及び当該コンテンツの購入者に対応させて配信さ
    れる、前記課金処理が行われた際に生成されたシリアル
    なナンバが受信された場合、前記受信された所要のコン
    テンツと当該コンテンツに対応して受信されたシリアル
    なナンバとを対応付けて記憶する記憶手段と、 を備えたことを特徴とする端末装置。
  17. 【請求項17】 前記サーバシステムは、問い合わせの
    際に付加して転送されてくるシリアルなナンバに対応す
    るサービス情報を回答するシステムであり、 前記サーバシステムに対して前記所要のコンテンツに関
    する問い合わせを行う場合、前記サーバシステムに対し
    て問い合わせに当該所要のコンテンツを特定する前記シ
    リアルなナンバを付加した情報を転送することを特徴と
    する請求項15又は16に記載の端末装置。
  18. 【請求項18】 ネットワークに接続され、当該ネット
    ワーク上に複数種のコンテンツにより形成される電子市
    場を仮想的に構築して前記電子市場を通じてコンテンツ
    販売及びその課金を制御するサーバシステムと、 前記ネットワークに接続され、前記電子市場にアクセス
    してコンテンツ購入を制御する1又は複数の端末装置
    と、 を備えたオンライン商品管理システムの管理方法であっ
    て、 前記端末装置から前記サーバシステムに対して前記ネッ
    トワーク上に構築された前記電子市場において所要のコ
    ンテンツを要求する第1工程と、 前記第1工程の要求に伴って前記サーバシステムから前
    記端末装置に対して前記所要のコンテンツと、当該コン
    テンツに付加して配信される、コンテンツの種類を特定
    するとともに当該コンテンツの購入者を特定する、転送
    する際に生成されたシリアルなナンバとを転送する第2
    工程と、 前記端末装置,前記サーバシステムそれぞれで前記所要
    のコンテンツ及びそのシリアルなナンバを対応付けて管
    理する第3工程と、 を含んだことを特徴とするオンライン商品管理システム
    の管理方法。
  19. 【請求項19】 ネットワークに接続され、当該ネット
    ワーク上に複数種のコンテンツにより形成される電子市
    場を仮想的に構築して前記電子市場を通じて暗号化によ
    るコンテンツ販売及びその課金を制御するサーバシステ
    ムと、 前記ネットワークに接続され、前記電子市場にアクセス
    して復号化を要するコンテンツ購入を制御する1又は複
    数の端末装置と、 を備えたオンライン商品管理システムの管理方法であっ
    て、 前記端末装置から前記サーバシステムに対して前記ネッ
    トワーク上に構築された前記電子市場において所要のコ
    ンテンツを前記サーバシステムに要求する第1工程と、 前記第1工程の要求に伴って前記サーバシステムから前
    記端末装置に対して前記所要のコンテンツが受信された
    場合に前記サーバシステムにおいて課金処理を実行する
    第3工程と、 前記第3工程による課金処理後、前記所要のコンテンツ
    に対応する、当該コンテンツの種類を特定するとともに
    当該コンテンツの購入者を特定する、前記課金処理が行
    われた際に生成されたシリアルなナンバを、前記サーバ
    システムから前記端末装置に対して転送する第4工程
    と、 前記端末装置,前記サーバシステムそれぞれで前記所要
    のコンテンツ及びそのシリアルなナンバを対応付けて管
    理する第5工程と、 を含んだことを特徴とするオンライン商品管理システム
    の管理方法。
  20. 【請求項20】 前記端末装置から前記サーバシステム
    に対して、コンテンツの問い合わせに当該コンテンツを
    特定するシリアルなナンバを付加した情報を転送する第
    6工程と、 前記サーバシステムにおいて、前記第6工程により転送
    されてくる前記シリアルなナンバに関するサービス情報
    を前記端末装置に回答する第7工程と、 をさらに含んだことを特徴とする請求項18又は19に
    記載のオンライン商品管理システムの管理方法。
  21. 【請求項21】 前記サーバシステムから前記端末装置
    に対してコンテンツに関するサービス情報を発信する場
    合、前記管理されているシリアルなナンバに従ってコン
    テンツから購入者を特定するとともに、前記購入者に相
    当する端末装置に対して当該コンテンツを特定するシリ
    アルなナンバに当該コンテンツのサービス情報を付加し
    た情報を転送する第8工程をさらに含んだことを特徴と
    する請求項18,19又は20に記載のオンライン商品
    管理システムの管理方法。
  22. 【請求項22】 前記請求項18〜21のいずれか1つ
    に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
JP31237897A 1997-11-13 1997-11-13 オンライン商品管理システム,サーバシステム,端末装置,オンライン商品管理システムにおける管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Expired - Lifetime JP3296767B2 (ja)

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