JP3296026B2 - 非可逆回路素子 - Google Patents

非可逆回路素子

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陸宏 常門
圭司 岡村
崇 川浪
長谷川  隆
勝幸 大平
豊 石浦
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非可逆回路素子、例え
ばアイソレータ、サーキュレータに関し、特に、部品を
組み立てる際の位置ずれを防止して、中心電極やアース
基板に形成された電極と、磁石固定部材に形成された入
出力電極及びアース電極とを確実に接続するとともに生
産性を向上できるようにした非可逆回路素子の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アイソレータやサーキュレータ
は、信号の伝送方向のみ通過させ逆方向への伝送を阻止
する機能を有しており、例えば携帯電話、自動車電話等
の移動通信機器に不可欠な電子部品である。このような
アイソレータの一例として図2〜図4に示す構造のもの
がある。
【0003】このアイソレータ21は、磁性体製金属か
らなる下部ヨーク28上に銅箔27、アース基板26を
配設し、アース基板26の略中央に形成された固定孔に
チップコンデンサ32,33,34及びフェライト29
を収容し、表面に電極を形成した複数枚の誘電体基板か
らなる中心電極25をアース基板26上に配設し、中心
電極25表面の電極にチップ抵抗30,31を配設し、
中心電極25上に樹脂等で一体成型することによって入
出力端子及びアース端子を固定した磁石固定部材24を
配設し、磁石固定部材24の略中央に形成された開口部
に磁石23を収容し、下部ヨーク28に上部ヨーク22
を挿着することによって構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、上記
アイソレータを組み立てる際には、上部ヨークを上下逆
向きにした状態で、磁石、磁石固定部材、中心電極、ア
ース基板、フェライト、銅箔、下部ヨークといった順に
配置して組み立てていた。すなわち、中心電極及びアー
ス基板を、それぞれの電極が磁石固定部材に形成された
入出力端子及びアース端子に接続される位置となるよう
に積み重ねて組み立てていた。そのため、中心電極及び
アース基板を積み重ねる際に、位置ずれが生じる恐れが
あった。
【0005】中心電極及びアース基板を積み重ねる際
に、このような位置ずれが生じた場合、そのままの状態
にしておくと、下部ヨークを上部ヨークに嵌合させる際
に、下部ヨークが中心電極あるいはアース基板に当た
り、部品を組み立てることが困難になるという問題を有
していた。
【0006】また、磁石固定部材に対する中心電極やア
ース電極の位置ずれが、下部ヨークを上部ヨークに嵌合
させる際に下部ヨークに中心電極あるいはアース基板が
当たらない程度のものであっても、この位置ずれによっ
て中心電極やアース端子に形成された電極と磁石固定部
材に形成された入出力端子及びアース端子とがずれた状
態で組み立てられた場合、端子と中心電極及びアース基
板の電極との間で接続不良が生じ、その結果、組み立て
られた部品が所望の特性を有していないものとなる恐れ
があった。
【0007】本発明は、これらの問題点を鑑みてなされ
たもので、組み立て時に生じる中心電極やアース基板の
位置ずれを防止することができる非可逆回路素子を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上部
ヨークと下部ヨークとで構成される金属ケース内に、
なくとも、電極を有する誘電体基板からなる中心電極
と、電極を有する誘電体基板からなるアース基板と、磁
石を固定する部分を有する磁石固定部材とを備える非可
逆回路素子であって、前記磁石固定部材には第一の係合
部が形成され、前記中心電極には前記第一の係合部と係
合する第二の係合部が形成され、前記アース基板には前
記第一の係合部と係合する第3の係合部が形成され、前
記磁石固定部材と前記中心電極と前記誘電体基板とがそ
れぞれの係合部で係合されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、磁石固定部材、中心電極及び
アース基板にそれぞれ係合部を形成し、それぞれの係合
部で係合するようにしたので、非可逆回路素子を組み立
てる際に、中心電極やアース基板の位置ずれを防止する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施例を説明するための図であ
り、本実施例では、集中定数型のアイソレータを例にと
って説明する。
【0011】図に示すように、アイソレータ1は、磁性
体製金属からなる下部ヨーク8上に銅箔7、アース基板
6を配設し、アース基板6の略中央に形成された固定孔
にチップコンデンサ12,13,14及びフェライト9
を収容し、表面に電極を形成した複数枚の誘電体基板か
らなる中心電極5をアース基板6上に配設し、中心電極
5表面の電極にチップ抵抗10,11を配設し、中心電
極5上に樹脂等で一体成型することによって入出力端子
及びアース端子を固定した磁石固定部材4を配設し、磁
石固定部材4の略中央に形成された開口部に磁石3を収
容し、下部ヨーク8に上部ヨーク2を挿着することによ
って構成されている。
【0012】中心電極5は、レジン等から成る基板を三
枚積層することによって構成されている。また、三枚の
基板にそれぞれ、ポートI 電極、ポートII電極、ポート
III電極が形成され、この三枚の基板がされることによ
って、交互に重なり合うようになっており、それぞれの
ポート電極はスルーホールで接続されている。さらに、
中心電極5には、それぞれのポート電極と重ならない位
置に一対の係合孔15,15が形成されている。
【0013】磁石固定部材4は、例えば、樹脂等の材料
を使用して一体的に形成されており、磁石固定部材4の
上部には、磁石収納用の開口部が形成されている。ま
た、磁石固定部材4には、インサート成型によって入出
力端子及びアース端子が固定されている。さらに、磁石
固定部材4の下面には中心電極5に形成された係合孔1
5,15とそれぞれ対応する位置に一対の係合突起部1
6,16が形成されている。なお、一方の係合突起部1
6は図示していない。
【0014】アース基板6は、レジン等から成る基板に
電極を形成することによって構成され、その略中央部分
には固定孔が形成され、この固定孔にフェライト9や容
量を得るためのチップコンデンサ12,13,14が収
容される。また、アース基板6には、中心電極5に形成
された一対の係合孔15,15と対応する位置であっ
て、アース基板6表面に形成された電極と重ならない位
置に一対の係合孔17,17が形成されている。
【0015】したがって、本実施例の場合、アイソレー
タ1を組み立てる際、磁石固定部材に形成された係合突
起16,16に、中心電極5に形成された係合孔15,
15とアース基板6に形成された係合孔17,17とを
挿入して係合して組み立てる。
【0016】以上のように、本実施例では、磁石固定部
材に係合突起部、中心電極及びアース基板にそれぞれ係
合孔を形成し、中心電極及びアース基板の係合孔に係合
突起部を挿入して係合するようにしたので、非可逆回路
素子を組み立てる際に、中心電極やアース基板が位置ず
れを防止することができる。
【0017】なお、本実施例では、係合部として、磁石
固定部材に係合突起部を形成し、中心電極及びアース基
板に係合孔を形成しているがこれに限るものではなく、
例えば、切り起こし形状の係合部にしてもよく、要は、
磁石固定部材と中心電極及びアース基板に形成された係
合部によって、位置ずれを防止することができればよ
い。
【0018】また、本実施例では係合孔、係合突起部を
一対としたがこれに限るものではなく、電極と重ならな
い位置で、部品の特性に影響のない位置であれば、例え
ば、三点で係合させるようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、磁石固定部材、中心電
極及びアース基板にそれぞれ係合部を形成し、それぞれ
の係合部で係合することによって、非可逆回路素子を組
み立てる際に、中心電極やアース基板の位置ずれを防止
することができるので、中心電極やアース基板の位置ず
れを直す必要が無くなり、製造工程の迅速化、簡易化を
図ることができる。また、中心電極やアース基板の位置
ずれに起因する部品の特性劣化を防止することができる
ので、部品ごとの特性のバラツキを抑え、部品の品質を
一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るアイソレータの分解斜視
図である。
【図2】従来のアイソレータの斜視図である。
【図3】図2に示す従来のアイソレータのX−X線断面
図である。
【図4】図2に示す従来のアイソレータの分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 アイソレータ 2 上部ヨーク 3 磁石 4 磁石固定部材 5 中心電極 6 アース基板 7 銅箔 8 下部ヨーク 9 フェライト 10,11 チップ抵抗 12,13,14 チップコンデンサ 15,17 係合孔 16 係合突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 隆 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株 式会社 村田製作所内 (72)発明者 大平 勝幸 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株 式会社 村田製作所内 (72)発明者 石浦 豊 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株 式会社 村田製作所内 審査官 新川 圭二 (56)参考文献 実開 昭62−71902(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/383 H01P 1/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部ヨークと下部ヨークとで構成される
    金属ケース内に、少なくとも、電極を有する誘電体基板
    からなる中心電極と、電極を有する誘電体基板からなる
    アース基板と、磁石を固定する部分を有する磁石固定部
    材とを備える非可逆回路素子であって、前記磁石固定部
    材には第一の係合部が形成され、前記中心電極には前記
    第一の係合部と係合する第二の係合部が形成され、前記
    アース基板には前記第一の係合部と係合する第3の係合
    部が形成され、前記磁石固定部材と前記中心電極と前記
    誘電体基板とがそれぞれの係合部で係合されていること
    を特徴とする非可逆回路素子。
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