JP2000307309A - 非可逆回路素子 - Google Patents

非可逆回路素子

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JP2000307309A
JP2000307309A JP11363323A JP36332399A JP2000307309A JP 2000307309 A JP2000307309 A JP 2000307309A JP 11363323 A JP11363323 A JP 11363323A JP 36332399 A JP36332399 A JP 36332399A JP 2000307309 A JP2000307309 A JP 2000307309A
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Takashi Hasegawa
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Masakatsu Mori
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Abstract

(57)【要約】 【課題】板状のコンデンサを縦置き配置して小型化を図
るとともに、低損失化を図ることができる非可逆回路素
子を提供する。 【解決手段】単板型コンデンサC1(C2,C3)は、
その電極面がフェライト55の主面に対して90度の角
度をなすように垂直に、かつそれぞれの下端面がフェラ
イト55の上面よりも高い位置となるように配置されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波帯等の
高周波帯域で使用されるアイソレータやサーキュレータ
等の非可逆回路素子及びこれを用いた通信機装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近の携帯電話等の移動体通信機器では
小型化とともに低コスト化の要求が強くなっており、こ
れに伴って非可逆回路素子においても同様に小型化、低
コスト化が強く要請されている。この小型化、低コスト
化の要請に対応するものとして、本出願人は、整合用コ
ンデンサに単板型コンデンサを用い、かつ単板型コンデ
ンサを実装面に対して垂直となるように配置した構造い
わゆるコンデンサ縦置き構造のアイソレータを提案した
(特願平9−252207)。
【0003】このアイソレータは、上ヨークの内面に永
久磁石を配置するとともに、該上ヨークに下ヨークを装
着して磁気閉回路を形成し、下ヨーク内の底面上に樹脂
ケース7を配設し、該樹脂ケース内にフェライトに3本
の中心導体を配置した磁性組立体、3個の整合用コンデ
ンサ、終端抵抗を配設して構成されている。そして、低
コスト化のために整合用コンデンサとして誘電体基板の
両主面全面に電極を形成してなる単板型コンデンサを用
い、図6に示すように、各単板型コンデンサCをフェラ
イト55に対して垂直となるように配置してさらなる小
型化を図っている。図6はフェライトと単板型コンデン
サの位置関係を示す図であり、上記アイソレータにおい
ては、単板型コンデンサCをその下端面がフェライト5
5の厚みの半分よりも低い位置となるように配置してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アイソレー
タの小型化すなわちこれを構成する各部材の小型化に伴
い挿入損失が大きくなるという問題があり、小型化とと
もに低損失化が強く要請されている。
【0005】しかしながら、上記アイソレータでは側面
から見た状態でフェライトの側面にコンデンサの電極面
が重なるように配置されており、中心導体が作る高周波
磁界をコンデンサの電極が遮るため、高周波磁界の経路
が短くなりこの高周波磁界が中心導体の周りで急峻に変
化するので、磁気結合に必要な直流磁界に垂直な成分が
減少し、挿入損失が増大するという問題があった。すな
わち、上記のアイソレータでは、コンデンサを縦置きに
することによりさらなる小型化を図ることはできるが、
低損失化の要請に対応できないという問題があった。
【0006】また、上記構成でコンデンサのホット・エ
ンド側電極をフェライト側に向けて配置した場合、中心
導体のアース側とコンデンサのホットエンド側電極がシ
ョートする可能性がある。このため、コンデンサと中心
導体との距離を大きくする、またはコンデンサと中心導
体との間に絶縁体を挟む必要が生じ、小型化、低コスト
化が困難であった。
【0007】そこで、本発明の目的は、板状のコンデン
サを縦置き配置して小型化を図るとともに、低損失化を
図ることができる非可逆回路素子及びこれを用いた通信
機装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、永久磁石により直流磁界が
印加される板状のフェライトに複数の中心導体を配置
し、該各中心導体のポート部にそれぞれ板状のコンデン
サを接続してなる非可逆回路素子であって、前記フェラ
イトを両主面が実装面に対して平行となるように配置
し、前記各コンデンサをこれの電極面が実装面に対して
略垂直となるように、かつ各コンデンサの下端面が前記
フェライトの厚みの半分の位置よりも高い位置となるよ
うに配置したことを特徴とする。
【0009】請求項2に係る発明は、前記各コンデンサ
をフェライトの上面の位置よりも高い位置となるように
配置したことを特徴とする。
【0010】請求項3に係る発明は、前記コンデンサが
誘電体基板の両主面に電極を形成してなる単板型コンデ
ンサであることを特徴とする。
【0011】請求項4に係る発明は、前記コンデンサが
複数の誘電体及び複数の電極を交互に積層してなる積層
型コンデンサであることを特徴とする。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項1、2、3
または4に記載の非可逆回路素子を備えたことを特徴と
する。
【0013】本願発明者は、複数の中心導体が配置され
たフェライトの主面とコンデンサの電極面とを略垂直と
なるように配置した構造の非可逆回路素子において、フ
ェライトとコンデンサの位置関係を変えることにより、
非可逆回路素子の挿入損失を改善できることを見い出し
た。
【0014】すなわち、後述の実施形態の説明から明ら
かなように、板状のコンデンサとフェライトとを略垂直
となるように配置して小型化するとともに、コンデンサ
の下端面をフェライトの厚みの半分の位置よりも高い位
置となるように配置することにより、挿入損失を実質的
に使用できるレベルとすることができる。
【0015】また、コンデンサの下端面をフェライトの
上主面よりも高い位置となるように配置することによ
り、挿入損失を最も小さくすることができる。
【0016】さらに、単板型コンデンサのように両主面
に電極が形成されたコンデンサをフェライトの上主面よ
りも高い位置となるように配置した場合、フェライトの
側面にコンデンサが位置しないので中心導体のアース側
とコンデンサのホットエンド電極とのショートが防止さ
れる。
【0017】また、コンデンサとしては、単板型コンデ
ンサ、積層型コンデンサを用いることができる。単板型
コンデンサはその製造が容易であり単板型コンデンサを
用いることにより、コストを低減することができる。ま
た、積層型コンデンサを用いることにより、さらなる小
型化を図ることができる。
【0018】また、本発明に係る通信機装置は上記特徴
を有する非可逆回路素子を備えて構成されるので、小型
かつ安価で特性が良好なものとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態に係るアイ
ソレータの構成を図1〜図3を参照して説明する。図1
はアイソレータの分解斜視図、図2は永久磁石及び上ヨ
ークを除いた状態での平面図、図3はフェライトと単板
型コンデンサとの位置関係を示す簡略平面図である。な
お、図3において中心導体は図示省略してある。
【0020】本実施形態のアイソレータは、磁性体金属
からなる箱状の上ヨーク2の内面に永久磁石3を配置す
るとともに、該上ヨーク2に同じく磁性体金属からなる
概略コ字状の下ヨーク8を装着して磁気閉回路を形成
し、下ヨーク8の底壁8a上に樹脂ケース7が配設さ
れ、該樹脂ケース7内には磁性組立体5、単板型コンデ
ンサC1〜C3、終端抵抗Rが配設され、磁性組立体5
に永久磁石3により直流磁界が印加されるように構成さ
れている。
【0021】このアイソレータの外形は平面寸法が5.
0×5.0mm、厚み(高さ)が2.0mmの直方体の
ものであり、携帯電話等の移動体通信機器の送受信回路
部を構成する実装基板に表面実装される。
【0022】上記磁性組立体5は、角板状のフェライト
55の上面に薄板状の金属板からなる3本の中心導体5
1〜53を絶縁シート(不図示)を介在させて互いに1
20度の角度をなすように交差させて配置し、該各中心
導体51〜53の一端側のポート部P1〜P3を外方に
突出するとともに、他端側の各中心導体51〜53共通
のアース部54をフェライト55の下面に当接した構造
のものである。
【0023】フェライト55の上下主面、及び各中心導
体51〜53は実装面に対して平行に形成されており、
各中心導体51〜53のポート部P1〜P3は実装面に
対して垂直となるように上方に折り曲げて形成されてい
る。2つのポート部P1,P2の先端部P1a,P2a
は実装面に対して平行に形成されている。
【0024】上記樹脂ケース7は、矩形枠状の側壁7a
に底壁7bを一体形成した構造のもので、入出力端子7
1、72、アース端子73がその一部を樹脂内に埋設し
て設けられ、底壁7bの略中央部には四角形状の挿通孔
7cが形成されている。左右側壁7aの内面には単板型
コンデンサC1,C2を収納するための凹部7dが形成
され、下側側壁7aの内面には単板型コンデンサC3を
収納するための凹部7d及び終端抵抗Rを収納するため
の凹部7eが形成されている。各凹部7d,7eは、各
単板型コンデンサC1〜C3及び終端抵抗Rの挿入を容
易にできるように側壁7aの上部が開口して形成されて
いる。
【0025】入出力端子71、72は、それぞれの一端
側が底壁7bの上面に露出するように、他端側が底壁7
bの下面及び側壁7aの外面に露出するように設けられ
ている。また、アース端子73は、それぞれの一端側が
側壁7aの単板型コンデンサC1〜C3が配置される凹
部7dの内面及び終端抵抗Rが配置される凹部7eの内
面に露出するように、他端側は底壁7bの下面及び側壁
7aの外面に露出するように設けられている。
【0026】各単板型コンデンサC1〜C3は、整合用
コンデンサとして機能するものであり、板状の誘電体基
板の両主面全面に該基板を挟んで対向するようにコンデ
ンサ電極を形成した構造のものであり、大きな母基板の
両面に電極を形成し、該母基板を格子状に切り出して製
造されたものである。
【0027】樹脂ケース7の各側壁7aに設けられた凹
部7dには整合用の単板型コンデンサC1〜C3が配置
され、下側側壁7aに設けられた凹部7eに終端用のチ
ップ抵抗Rが配置され、挿通孔7c内には磁性組立体5
が挿入配置され、磁性組立体5の下面の各中心導体51
〜53のアース部54は下ヨーク8の底壁8a上に接続
されている。
【0028】各単板型コンデンサC1〜C3は、その電
極面が実装面に対して90度の角度をなすように垂直
に、かつそれぞれの下端面がフェライト55の上面より
も高い位置となるように配置されている(図3参照)。
各単板型コンデンサC1〜C3の下端面は上記各凹部7
dの下端面に当接して配置され、その上下方向の位置が
位置決めされている。また、各中心導体51〜53のポ
ート部P1〜P3は上方に折り曲げて形成されており、
各単板型コンデンサC1〜C3をフェライト55の上面
よりも高い位置でも安定に接続できるように構成されて
いる。
【0029】各単板型コンデンサC1〜C3のコールド
・エンド側電極はそれぞれ凹部7dの内面に露出したア
ース端子73に接続され、ホット・エンド側電極はそれ
ぞれ各中心導体51〜53のポート部P1〜P3に接続
されている。
【0030】また、ポート部P1,P2の先端部P1
a,P2aはそれぞれ底壁7b上に露出した入出力端子
71,72に接続され、ポート部P3は終端抵抗Rの一
端側電極に接続され、終端抵抗Rの他端側電極は凹部7
eの内面に露出したアース端子73に接続されている。
この終端抵抗Rも実装面に対して90度の角度をなすよ
うに垂直に配置されている。上記各部材同士は、リフロ
ー半田付け法により半田付けされて接続されている。
【0031】上記のように、本実施形態のアイソレータ
は、各単板型コンデンサC1〜C3を実装面及びフェラ
イト55の主面に対して垂直に配置し、かつそれぞれの
下端面がフェライト55の上面よりも高い位置に容易に
確実に配置できるように構成されている。なお、各側壁
7aに設けた凹部7dの形状は上記実施形態のものに限
るものではない。また、上記凹部7dの下端面の上下
(高さ)方向の位置を変えることで、単板型コンデンサ
C1〜C3を上下方向の所望の位置に配置することがで
きる。また、単板型コンデンサC1〜C3の実装面に対
する角度は厳密に垂直(90度)である必要はなく、実
装面に対して90度±30度の範囲内であれば、その傾
斜度に応じて実装面積を小さくすることができ、小型化
に貢献できる。
【0032】次に、本発明の作用・効果を実験結果に基
づいて説明する。図4は上記構成のアイソレータでフェ
ライトの下面の位置を基点(0mm)として、単板型コ
ンデンサの下端面の位置を変化させた場合のアイソレー
タの挿入損失の変化を示す図である。フェライト55:
3.0×3.0×0.5mm、単板型コンデンサC1,
C2:0.9×2.0×0.2mm、容量9pF、単板
型コンデンサC3:0.9×3.1×0.2mm、容量
14pFを用い、中心周波数約920MHzでのデータ
である。
【0033】図4から、コンデンサの配置位置を高くす
るにつれて、挿入損失は小さくなり、コンデンサがフェ
ライト上面と略同一の位置(図4において、0.5m
m)で最小となることがわかる。また、コンデンサがフ
ェライトの厚みの半分の位置(図4において0.25m
m)で挿入損失が0.4dB以下となることがわかる。
【0034】本実施形態の寸法のアイソレータでは、挿
入損失は0.4dB以下が実質的に使用できるレベルで
あり、挿入損失0.4dB以下とするために、コンデン
サはフェライトの厚みの半分以上の高さの位置に配置す
るのが望ましい。
【0035】また、コンデンサをフェライトの上面より
も高く配置すれば、挿入損失を最も小さくすることがで
き、より良好な特性を得ることができる。さらに、コン
デンサをフェライトの上面よりも高く配置すれば、フェ
ライトの側面に単板型コンデンサが位置しないので中心
導体のアース側と単板型コンデンサのホットエンド側電
極とがショートすることがなく、信頼性を向上すること
ができる。
【0036】なお、上記実施形態では、整合用コンデン
サとして単板型コンデンサを用いたもので説明したが、
これに限るものではなく、コンデンサとしては複数の誘
電体及び複数のコンデンサ電極を交互に積層し、誘電体
基板の内部に少なくとも1つのコンデンサ電極を設けて
なる積層型コンデンサを用いてもよい。積層型コンデン
サを用いた場合にも、容量を得るためのコンデンサ電極
面が実装面に対して略垂直となるように配置し、かつ積
層型コンデンサの下端面をフェライトの厚みの半分の位
置よりも高く、あるいはフェライトの上面よりも高く配
置する。これにより上記単板型コンデンサと同様の効果
を奏することができる。
【0037】また、上記実施形態では、アイソレータを
例にとって説明したが、ポート部P3に終端抵抗Rを接
続することなく、ポート部P3を第3の入出力部として
構成したサーキュレータも本発明を適用することができ
る。
【0038】また、全体の構造も上記実施形態に示すも
のに限るものではなく、本発明は非可逆回路素子の内部
に配置される板状のコンデンサを実装面に対して略垂直
に配置し、かつ該コンデンサの配置位置を限定したこと
を特徴とするものであり、他の構成については特に限定
するものではない。
【0039】次に、本発明の第2実施形態に係る通信機
装置の構成を図5に示す。この通信機装置は、送信用フ
ィルタTX及び受信用フィルタRXからなるデュプレク
サDPXのアンテナ端にアンテナANTが接続され、送
信用フィルタTXの入力端とと送信回路との間にアイソ
レータISOが接続され、受信用フィルタRXの出力端
に受信回路が接続されて構成されている。送信回路から
の送信信号はアイソレータISOを経由し、送信用フィ
ルタTXを通してアンテナANTから発信される。ま
た、アンテナANTで受信された受信信号は受信用フィ
ルタRXを通して受信回路に入力される。
【0040】ここに、アイソレータISOとして、上記
実施形態のアイソレータを使用することができる。本発
明に係る非可逆回路素子を用いることにより、小型かつ
安価で特性が良好な通信機装置を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る非可
逆回路素子によれば、板状のコンデンサとフェライトと
を略垂直となるように、かつコンデンサの下端面をフェ
ライトの厚みの半分の位置よりも高い位置となるように
配置したので、非可逆回路素子を小型化することができ
るとともに、挿入損失をより小さくすることができる。
【0042】また、コンデンサの下端面をフェライトの
上主面よりも高い位置となるように配置することによ
り、挿入損失を最も小さくすることができる。
【0043】さらに中心導体のアース側とコンデンサの
電極とのショートを防止ことができるので、信頼性を向
上することができる。
【0044】また、コンデンサとして単板型コンデンサ
を用いることにより、コストを低減することができる。
また、積層型コンデンサを用いることにより、さらなる
小型化を図ることができる。
【0045】また、本発明に係る非可逆回路素子を実装
することにより、小型かつ安価で特性が良好な通信機装
置を得ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るアイソレータの分解斜視図
である。
【図2】第1実施形態に係るアイソレータの平面図であ
る。
【図3】第1実施形態に係るアイソレータのフェライト
と単板型コンデンサとの位置関係を示す図である。
【図4】本発明に係るアイソレータの単板型コンデンサ
の位置と挿入損失の関係を示す図である。
【図5】第2実施形態に係る通信機装置のブロック図で
ある。
【図6】従来のアイソレータのフェライトと単板型コン
デンサと位置関係を示す図である。
【符号の説明】
2 上ヨーク 3 永久磁石 5 磁性組立体 51〜53 中心導体 55 フェライト 7 樹脂ケース 71、72 入出力端子 73 アース端子 8 下ヨーク C1〜C3 単板型コンデンサ R 終端抵抗 P1〜P3 ポート部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 隆 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 森 征克 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J013 EA01 FA02 FA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石により直流磁界が印加される板
    状のフェライトに複数の中心導体を配置し、該各中心導
    体のポート部にそれぞれ板状のコンデンサを接続してな
    る非可逆回路素子であって、 前記フェライトを両主面が実装面に対して平行となるよ
    うに配置し、前記各コンデンサをこれの電極面が実装面
    に対して略垂直となるように、かつ各コンデンサの下端
    面が前記フェライトの厚みの半分の位置よりも高い位置
    となるように配置したことを特徴とする非可逆回路素
    子。
  2. 【請求項2】 前記各コンデンサをフェライトの上面の
    位置よりも高い位置となるように配置したことを特徴と
    する請求項1に記載の非可逆回路素子。
  3. 【請求項3】 前記コンデンサが誘電体基板の両主面に
    電極を形成してなる単板型コンデンサであることを特徴
    とする請求項1または2に記載の非可逆回路素子。
  4. 【請求項4】 前記コンデンサが複数の誘電体及び複数
    の電極を交互に積層してなる積層型コンデンサであるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の非可逆回路素
    子。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4に記載の非可
    逆回路素子を備えたことを特徴とする通信機装置。
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