JP3287193B2 - 記録計 - Google Patents
記録計Info
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- JP3287193B2 JP3287193B2 JP29077495A JP29077495A JP3287193B2 JP 3287193 B2 JP3287193 B2 JP 3287193B2 JP 29077495 A JP29077495 A JP 29077495A JP 29077495 A JP29077495 A JP 29077495A JP 3287193 B2 JP3287193 B2 JP 3287193B2
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- JP
- Japan
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- recording paper
- feeding
- recording
- frame
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- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、装填記録紙を繰
出しローラを介して繰り出しその下位に位置して前側に
開口した凹空間に収納する記録計において、とくに簡単
な構造によって現在の記録動作を中断せずに収納記録紙
を引き出して記録内容を見ることができるようにした記
録計に関する。
出しローラを介して繰り出しその下位に位置して前側に
開口した凹空間に収納する記録計において、とくに簡単
な構造によって現在の記録動作を中断せずに収納記録紙
を引き出して記録内容を見ることができるようにした記
録計に関する。
【0002】
【従来の技術】一従来例について、図3の斜視図を参照
しながら説明する。この一従来例は、装填記録紙を繰り
出し、かつ収納する機構を一つのユニットとして構成し
たもので、このユニットを記録計ケースの前面開口部か
ら挿入して格納し、上方に図示してない記録ヘッドを位
置させる形をとる。図3において、基枠としてのユニッ
ト枠1の前側上位に繰出しローラ3を軸3aの回りに回転
可能に設け、その後ろ側下位の空間に(記録前の)折り
畳み式記録紙9を装填する。装填された記録紙9は、繰
出しローラ3に巻き掛け(同時に図示してない繰出しピ
ンに係合)された後に下方に送られ、ユニット枠1の前
側下位に位置する凹空間の収納部1aに自然に折り畳まれ
て収納される。ここで、装填枠12は、後ろ側の軸18の回
りに旋回可能で、図示のように開放した状態で、記録紙
9が装填され、反時計方向に旋回させて閉じた状態で、
記録紙9を覆うとともに繰出しを案内する。前面枠16
は、前側下位の軸17の回りに旋回可能で、図示のように
前方に倒して開放した状態で、(記録済みの)収納記録
紙9を前側に引き出して記録内容を見ることができ、時
計方向に旋回させ垂直位置に戻して閉じた状態で、繰出
しローラ3に対して記録紙9を浮き上がりを押さえなが
ら繰り出して収納する。
しながら説明する。この一従来例は、装填記録紙を繰り
出し、かつ収納する機構を一つのユニットとして構成し
たもので、このユニットを記録計ケースの前面開口部か
ら挿入して格納し、上方に図示してない記録ヘッドを位
置させる形をとる。図3において、基枠としてのユニッ
ト枠1の前側上位に繰出しローラ3を軸3aの回りに回転
可能に設け、その後ろ側下位の空間に(記録前の)折り
畳み式記録紙9を装填する。装填された記録紙9は、繰
出しローラ3に巻き掛け(同時に図示してない繰出しピ
ンに係合)された後に下方に送られ、ユニット枠1の前
側下位に位置する凹空間の収納部1aに自然に折り畳まれ
て収納される。ここで、装填枠12は、後ろ側の軸18の回
りに旋回可能で、図示のように開放した状態で、記録紙
9が装填され、反時計方向に旋回させて閉じた状態で、
記録紙9を覆うとともに繰出しを案内する。前面枠16
は、前側下位の軸17の回りに旋回可能で、図示のように
前方に倒して開放した状態で、(記録済みの)収納記録
紙9を前側に引き出して記録内容を見ることができ、時
計方向に旋回させ垂直位置に戻して閉じた状態で、繰出
しローラ3に対して記録紙9を浮き上がりを押さえなが
ら繰り出して収納する。
【0003】この一従来例には次のような欠点がある。
つまり、過去の記録内容を見たいとき、そのために前面
枠16を前方に倒すと、必然的に繰出しローラ3での記録
紙9の押さえが解除されて記録紙9の繰出しができなく
なるから、記録動作を中断せざるを得ない、ということ
である。そこで、記録動作を中断することなく記録内容
を見るために、同じ発明者による特開平6−32928
4号公報に記載の提案がなされた。
つまり、過去の記録内容を見たいとき、そのために前面
枠16を前方に倒すと、必然的に繰出しローラ3での記録
紙9の押さえが解除されて記録紙9の繰出しができなく
なるから、記録動作を中断せざるを得ない、ということ
である。そこで、記録動作を中断することなく記録内容
を見るために、同じ発明者による特開平6−32928
4号公報に記載の提案がなされた。
【0004】この提案を別の従来例として、図4の斜視
図を参照しながら説明する。この別の従来例が一従来例
と異なる点は、一従来例における前面枠16を、押さえ枠
14と取出し枠15の二つの部分に分けたことである。押さ
え枠14は、繰出しローラ3での記録紙9の浮き上がりを
前側で押さえるもので、下位に位置する軸17の回りに旋
回可能に設けられる。取出し枠15は、繰り出された記録
紙9を前側から押さえて案内・収納するとともに、過去
の記録内容を見たいときに、図示のように前方に倒して
記録紙9を引き出するもので、共通な軸17の回りに旋回
可能に設けられる。なお、押さえ枠14の下側縁部中央
と、取出し枠15の上側縁部中央とにそれぞれ、旋回動作
させるときに指を挿入するための、符号を付けてない半
円形切欠きが設けられる。すなわち、押さえ枠14による
繰出しローラ3の外周面からの記録紙9の浮き上がり
と、取出し枠15による記録紙9の引き出しとは、それぞ
れ独立的に(無関係に)おこなわれるから、記録動作を
中断することなく記録内容を見ることができるわけであ
る。
図を参照しながら説明する。この別の従来例が一従来例
と異なる点は、一従来例における前面枠16を、押さえ枠
14と取出し枠15の二つの部分に分けたことである。押さ
え枠14は、繰出しローラ3での記録紙9の浮き上がりを
前側で押さえるもので、下位に位置する軸17の回りに旋
回可能に設けられる。取出し枠15は、繰り出された記録
紙9を前側から押さえて案内・収納するとともに、過去
の記録内容を見たいときに、図示のように前方に倒して
記録紙9を引き出するもので、共通な軸17の回りに旋回
可能に設けられる。なお、押さえ枠14の下側縁部中央
と、取出し枠15の上側縁部中央とにそれぞれ、旋回動作
させるときに指を挿入するための、符号を付けてない半
円形切欠きが設けられる。すなわち、押さえ枠14による
繰出しローラ3の外周面からの記録紙9の浮き上がり
と、取出し枠15による記録紙9の引き出しとは、それぞ
れ独立的に(無関係に)おこなわれるから、記録動作を
中断することなく記録内容を見ることができるわけであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】別の従来例によれば、
記録動作を中断することなく記録紙9を引き出して記録
内容を見ることができる長所をもつが、記録紙9の繰出
しに係る部品が装填枠12と、押さえ枠14と、取出し枠15
との三つ必要になって、それだけ構造が複雑になり、ひ
いてはコスト低減と取扱操作の簡単化を阻害することに
なる。
記録動作を中断することなく記録紙9を引き出して記録
内容を見ることができる長所をもつが、記録紙9の繰出
しに係る部品が装填枠12と、押さえ枠14と、取出し枠15
との三つ必要になって、それだけ構造が複雑になり、ひ
いてはコスト低減と取扱操作の簡単化を阻害することに
なる。
【0006】この発明が解決しようとする課題は、従来
の技術がもつ以上の問題点を解消して、簡単な構造によ
って現在の記録動作を中断せずに収納記録紙を引き出し
て記録内容を見ることができるようにした記録計を提供
することにある。
の技術がもつ以上の問題点を解消して、簡単な構造によ
って現在の記録動作を中断せずに収納記録紙を引き出し
て記録内容を見ることができるようにした記録計を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、記録紙用繰出しローラの後ろ側
下位に装填された記録紙を、繰出しローラを介して繰り
出した後にその下位に位置して前側に開口した凹空間に
収納する記録計であって、装填記録紙を覆うとともにそ
の繰出しを案内する装填枠の先端部に設けられ、記録紙
の繰出しローラ外周面からの浮き上がりを押さえる繰出
し押さえと;繰り出された記録紙を前側から押さえて凹
空間への送り込みを案内し、かつ凹空間を前側から閉鎖
する前面枠と;を備えてなるものにおいて、前記繰出し
押さえは、記録箇所の後ろ側に位置して記録紙全幅を押
さえる後部押さえと、記録箇所の前側に位置して繰出し
ピンの近傍箇所を押さえる前部押さえと、から構成する
ものとする。
に、請求項1の発明は、記録紙用繰出しローラの後ろ側
下位に装填された記録紙を、繰出しローラを介して繰り
出した後にその下位に位置して前側に開口した凹空間に
収納する記録計であって、装填記録紙を覆うとともにそ
の繰出しを案内する装填枠の先端部に設けられ、記録紙
の繰出しローラ外周面からの浮き上がりを押さえる繰出
し押さえと;繰り出された記録紙を前側から押さえて凹
空間への送り込みを案内し、かつ凹空間を前側から閉鎖
する前面枠と;を備えてなるものにおいて、前記繰出し
押さえは、記録箇所の後ろ側に位置して記録紙全幅を押
さえる後部押さえと、記録箇所の前側に位置して繰出し
ピンの近傍箇所を押さえる前部押さえと、から構成する
ものとする。
【0008】また、請求項1の発明においては、装填枠
が、繰出しローラと平行でその後ろ側下位に位置する軸
線の回りに旋回可能であり、前面枠が、繰出しローラと
平行でその下位に位置する軸線の回りに旋回可能である
ように構成することが好ましい(請求項2の発明)。
が、繰出しローラと平行でその後ろ側下位に位置する軸
線の回りに旋回可能であり、前面枠が、繰出しローラと
平行でその下位に位置する軸線の回りに旋回可能である
ように構成することが好ましい(請求項2の発明)。
【0009】請求項1の発明においては、動作的には、
記録紙が、繰出し押さえによって、繰出しローラの外周
面から浮き上がらないように押さえられ、繰り出された
後に前面枠によって、前側から押さえられて案内され、
凹空間に送り込まれて収納される。つまり、繰出し押さ
えによる押さえ動作と、前面枠による押さえ・案内動作
とは独立しておこなわれる。
記録紙が、繰出し押さえによって、繰出しローラの外周
面から浮き上がらないように押さえられ、繰り出された
後に前面枠によって、前側から押さえられて案内され、
凹空間に送り込まれて収納される。つまり、繰出し押さ
えによる押さえ動作と、前面枠による押さえ・案内動作
とは独立しておこなわれる。
【0010】そして、繰出し押さえが、その後部押さえ
によって記録箇所の後ろ側で記録紙全幅を押さえ、同時
にその前部押さえによって記録箇所の前側で繰出しピン
の近傍箇所を押さえるように機能する。請求項2の発明
においては、装填枠の旋回によって開放状態にしてから
記録紙を装填したり、または閉鎖状態にして記録紙を覆
って繰出しを案内し、かつその先端部の繰出し押さえに
よって、記録紙の繰出しローラからの浮き上がりを押さ
えることができる。また、前面枠の旋回によって開放状
態にしてから収納記録紙を引き出したり、または閉鎖状
態にして記録紙を押さえ・案内して収納することができ
る。
によって記録箇所の後ろ側で記録紙全幅を押さえ、同時
にその前部押さえによって記録箇所の前側で繰出しピン
の近傍箇所を押さえるように機能する。請求項2の発明
においては、装填枠の旋回によって開放状態にしてから
記録紙を装填したり、または閉鎖状態にして記録紙を覆
って繰出しを案内し、かつその先端部の繰出し押さえに
よって、記録紙の繰出しローラからの浮き上がりを押さ
えることができる。また、前面枠の旋回によって開放状
態にしてから収納記録紙を引き出したり、または閉鎖状
態にして記録紙を押さえ・案内して収納することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、実
施例を以下に図を参照しながら説明する。図1は実施例
の側面図、図2は実施例の正面図である。この実施例
は、記録計の主要ユニットの記録紙繰出し・収納ユニッ
トで、装填記録紙を繰り出し、かつ収納する機構を一つ
のユニットとして構成したものである。このユニットを
記録計ケースの前面開口部から挿入して格納し、上方に
記録ヘッドを位置させる。図1において、基枠としての
ユニット枠1の前側上位に繰出しローラ3を軸3aの回り
に回転可能に設け、その後ろ側下位の空間に、図示して
ない折り畳み式記録紙(図3,4の符号9参照)を装填
する。装填された記録紙は、繰出しローラ3に巻き掛け
され、同時に図示してない繰出しピンに係合された後に
下方に送られ、ユニット枠1の下位に位置し前側に開口
した凹空間の収納部1aに自然に折り畳まれて収納され
る。ここまでは従来例におけると同じである。
施例を以下に図を参照しながら説明する。図1は実施例
の側面図、図2は実施例の正面図である。この実施例
は、記録計の主要ユニットの記録紙繰出し・収納ユニッ
トで、装填記録紙を繰り出し、かつ収納する機構を一つ
のユニットとして構成したものである。このユニットを
記録計ケースの前面開口部から挿入して格納し、上方に
記録ヘッドを位置させる。図1において、基枠としての
ユニット枠1の前側上位に繰出しローラ3を軸3aの回り
に回転可能に設け、その後ろ側下位の空間に、図示して
ない折り畳み式記録紙(図3,4の符号9参照)を装填
する。装填された記録紙は、繰出しローラ3に巻き掛け
され、同時に図示してない繰出しピンに係合された後に
下方に送られ、ユニット枠1の下位に位置し前側に開口
した凹空間の収納部1aに自然に折り畳まれて収納され
る。ここまでは従来例におけると同じである。
【0012】図1において、装填枠2は、側方から見て
段階状をなすとともに、その先端部(図で右上端部)に
繰出し押さえ4を付設して一体成形したプラスチック成
形品の枠で、下端部で軸2aの回りに旋回可能に支えられ
る。繰出し押さえ4は、繰出しローラ3の外周面に対し
て記録紙を全幅にわたり押さえる後部押さえ4aと、両側
の繰出しピン(スプロケット)の近傍箇所でそれぞれ押
さえる帯状の前部押さえ4b(図2参照)と、これら後部
・前部の各押さえ4a,4b を連結する側面部4cとからな
る。また、前部押さえ4bは帯状であり、それ自身外力を
受けて変形しやすい部材であるが、側面部4cによって補
強される形となり、剛性を高めることができる。後部押
さえ4aは装填枠2の先端部に連接され、側面部4cは符号
を付けてないV形切欠き先端部に係る内面で繰出しロー
ラ3の軸3aに当接させて位置決めされる。また、前部・
後部の各押さえ4a,4b の内面には、繰出し方向に繰出し
ピンが通過しうる溝が切られる(図2参照)。なお、前
部・後部の各押さえ4a,4b の側面から見た中間箇所で記
録がおこなわれる。また図1で、軸3aに歯車6が固定さ
れ、図示してないモータの回転を繰出しローラ3に伝動
する。また、前面枠5は、ほぼ平板状をなした透明なプ
ラスチック成形品の枠で、下端部で軸5aの回りに旋回可
能に支えられる。
段階状をなすとともに、その先端部(図で右上端部)に
繰出し押さえ4を付設して一体成形したプラスチック成
形品の枠で、下端部で軸2aの回りに旋回可能に支えられ
る。繰出し押さえ4は、繰出しローラ3の外周面に対し
て記録紙を全幅にわたり押さえる後部押さえ4aと、両側
の繰出しピン(スプロケット)の近傍箇所でそれぞれ押
さえる帯状の前部押さえ4b(図2参照)と、これら後部
・前部の各押さえ4a,4b を連結する側面部4cとからな
る。また、前部押さえ4bは帯状であり、それ自身外力を
受けて変形しやすい部材であるが、側面部4cによって補
強される形となり、剛性を高めることができる。後部押
さえ4aは装填枠2の先端部に連接され、側面部4cは符号
を付けてないV形切欠き先端部に係る内面で繰出しロー
ラ3の軸3aに当接させて位置決めされる。また、前部・
後部の各押さえ4a,4b の内面には、繰出し方向に繰出し
ピンが通過しうる溝が切られる(図2参照)。なお、前
部・後部の各押さえ4a,4b の側面から見た中間箇所で記
録がおこなわれる。また図1で、軸3aに歯車6が固定さ
れ、図示してないモータの回転を繰出しローラ3に伝動
する。また、前面枠5は、ほぼ平板状をなした透明なプ
ラスチック成形品の枠で、下端部で軸5aの回りに旋回可
能に支えられる。
【0013】したがって、装填枠2は破線のように開放
した状態で、記録紙を装填させ、時計方向に旋回させて
実線のように閉じた状態で、記録紙を覆うとともに繰出
しのときの浮き上がりを防止しながら案内をする。ま
た、装填枠2は破線のように開放した状態で、記録紙を
前側(図で右側)に引き出すことができ、反時計方向に
旋回させて実線のように閉じた状態で、記録紙の繰出し
を前側から押さえて下方に案内するとともに、格納部1a
に収納することができる。ここで、記録紙の繰出しに係
る部品が、繰出し押さえ4を設けた装填枠2と、前面枠
5との二つになってそれだけ構造を簡素化でき、ひいて
はコスト低減と取扱操作の簡単化を図ることができる。
した状態で、記録紙を装填させ、時計方向に旋回させて
実線のように閉じた状態で、記録紙を覆うとともに繰出
しのときの浮き上がりを防止しながら案内をする。ま
た、装填枠2は破線のように開放した状態で、記録紙を
前側(図で右側)に引き出すことができ、反時計方向に
旋回させて実線のように閉じた状態で、記録紙の繰出し
を前側から押さえて下方に案内するとともに、格納部1a
に収納することができる。ここで、記録紙の繰出しに係
る部品が、繰出し押さえ4を設けた装填枠2と、前面枠
5との二つになってそれだけ構造を簡素化でき、ひいて
はコスト低減と取扱操作の簡単化を図ることができる。
【0014】さらに詳しく述べると、記録紙は、繰出し
押さえ4によって、繰出しローラ3の外周面から浮き上
がらないように押さえられ、繰り出された後に前面枠5
によって、前側から押さえられて案内され、凹空間に送
り込まれて収納される。したがって、繰出し押さえ4に
よる押さえ動作と、前面枠5による押さえ・案内動作と
は独立しておこなわれ、現在の記録動作を中断せずに収
納記録紙を引き出して記録内容を見ることができる。ま
た、繰出し押さえ4が、その後部押さえ4aによって記録
箇所の後ろ側で記録紙の全幅を押さえ、同時にその前部
押さえ4bによって記録箇所の前側で繰出しピンの近傍箇
所を押さえることができるから、記録紙を繰出しローラ
3の上部外周面で記録箇所を前後から挟む形で確実な押
さえ(繰出しローラからの浮き上がり防止)が可能とな
り、さらに記録箇所の濡れた状態のインクが前部押さえ
4bと触れないから擦られて記録紙面を汚す恐れがない。
ところで、記録箇所が前面枠5の前面押さえの上縁部に
達する頃には、インクも十分乾燥しているから、接触し
ても擦れて記録紙面を汚す恐れはない。
押さえ4によって、繰出しローラ3の外周面から浮き上
がらないように押さえられ、繰り出された後に前面枠5
によって、前側から押さえられて案内され、凹空間に送
り込まれて収納される。したがって、繰出し押さえ4に
よる押さえ動作と、前面枠5による押さえ・案内動作と
は独立しておこなわれ、現在の記録動作を中断せずに収
納記録紙を引き出して記録内容を見ることができる。ま
た、繰出し押さえ4が、その後部押さえ4aによって記録
箇所の後ろ側で記録紙の全幅を押さえ、同時にその前部
押さえ4bによって記録箇所の前側で繰出しピンの近傍箇
所を押さえることができるから、記録紙を繰出しローラ
3の上部外周面で記録箇所を前後から挟む形で確実な押
さえ(繰出しローラからの浮き上がり防止)が可能とな
り、さらに記録箇所の濡れた状態のインクが前部押さえ
4bと触れないから擦られて記録紙面を汚す恐れがない。
ところで、記録箇所が前面枠5の前面押さえの上縁部に
達する頃には、インクも十分乾燥しているから、接触し
ても擦れて記録紙面を汚す恐れはない。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、次のような優れた効
果が期待できる。 (1) 現在の記録動作を中断せずに収納記録紙を引き出し
て記録内容を見ることができるとともに、記録紙の繰出
し支援に係る部品が装填枠と、前面枠との二つになって
それだけ構造が簡素化され、コスト低減と取扱操作の簡
単化が図れる。ここで、記録を中断せずに記録紙を引き
出せる根拠は、装填枠の先端部の繰出し押さえによる押
さえと、前面枠による押さえ・案内とが、それぞれ独立
して動作可能であることによる。 (2) 繰出しローラからの記録紙浮き上がりの押さえが、
後部押さえと前部押さえによって記録箇所を同時に挟む
形で確実におこなわれるとともに、記録箇所でまだ濡れ
た状態のインクが記録紙の繰出しによって前部押さえと
触れることがないから、擦られて記録紙面を汚す恐れが
ない。 (3) 繰出しローラからの記録紙浮き上がりの押さえが、
装填枠の旋回という簡単な操作によって、装填記録紙の
覆い・繰出し案内と同時にでき、また記録紙引き出し
が、前面枠の旋回という簡単な操作によって可能となる
から、取扱い上非常に便利である。
果が期待できる。 (1) 現在の記録動作を中断せずに収納記録紙を引き出し
て記録内容を見ることができるとともに、記録紙の繰出
し支援に係る部品が装填枠と、前面枠との二つになって
それだけ構造が簡素化され、コスト低減と取扱操作の簡
単化が図れる。ここで、記録を中断せずに記録紙を引き
出せる根拠は、装填枠の先端部の繰出し押さえによる押
さえと、前面枠による押さえ・案内とが、それぞれ独立
して動作可能であることによる。 (2) 繰出しローラからの記録紙浮き上がりの押さえが、
後部押さえと前部押さえによって記録箇所を同時に挟む
形で確実におこなわれるとともに、記録箇所でまだ濡れ
た状態のインクが記録紙の繰出しによって前部押さえと
触れることがないから、擦られて記録紙面を汚す恐れが
ない。 (3) 繰出しローラからの記録紙浮き上がりの押さえが、
装填枠の旋回という簡単な操作によって、装填記録紙の
覆い・繰出し案内と同時にでき、また記録紙引き出し
が、前面枠の旋回という簡単な操作によって可能となる
から、取扱い上非常に便利である。
【図1】この発明に係る実施例の側面図
【図2】実施例の正面図
【図3】一従来例の斜視図
【図4】別の従来例の斜視図
1 ユニット枠 1a 収納部 2 装填枠 2a 軸 3 繰出しローラ 3a 軸 4 繰出し押さえ 4a 後部押さえ 4b 前部押さえ 4c 側面部 5 前面枠 5a 軸 6 歯車 9 記録紙
Claims (2)
- 【請求項1】 記録紙用繰出しローラの後ろ側下位に装
填された記録紙を、繰出しローラを介して繰り出した後
にその下位に位置して前側に開口した凹空間に収納する
記録計であって、装填記録紙を覆うとともにその繰出し
を案内する装填枠の先端部に設けられ、記録紙の繰出し
ローラ外周面からの浮き上がりを押さえる繰出し押さえ
と;繰り出された記録紙を前側から押さえて凹空間への
送り込みを案内し、かつ凹空間を前側から閉鎖する前面
枠と;を備えてなるものにおいて、 前記 繰出し押さえは、記録箇所の後ろ側に位置して記録
紙全幅を押さえる後部押さえと、記録箇所の前側に位置
して繰出しピンの近傍箇所を押さえる前部押さえと、か
らなることを特徴とする記録計。 - 【請求項2】 請求項1に記載の記録計において、前記
装填枠は、繰出しローラと平行でその後ろ側下位に位置
する軸線の回りに旋回可能であり、前記前面枠は、繰出
しローラと平行でその下位に位置する軸線の回りに旋回
可能であることを特徴とする記録計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29077495A JP3287193B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 記録計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29077495A JP3287193B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 記録計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09133557A JPH09133557A (ja) | 1997-05-20 |
JP3287193B2 true JP3287193B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=17760357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29077495A Expired - Fee Related JP3287193B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 記録計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3287193B2 (ja) |
-
1995
- 1995-11-09 JP JP29077495A patent/JP3287193B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09133557A (ja) | 1997-05-20 |
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