JP3285522B2 - 養生室に対する型枠の搬入・搬出方法および型枠の搬入・搬出設備 - Google Patents

養生室に対する型枠の搬入・搬出方法および型枠の搬入・搬出設備

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JP3285522B2
JP3285522B2 JP25043697A JP25043697A JP3285522B2 JP 3285522 B2 JP3285522 B2 JP 3285522B2 JP 25043697 A JP25043697 A JP 25043697A JP 25043697 A JP25043697 A JP 25043697A JP 3285522 B2 JP3285522 B2 JP 3285522B2
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直文 鷹觜
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリート製
品を製造するとき、コンクリートを打設した型枠をコン
クリート打設場から養生室へ搬送してコンクリート製品
を養生させ、コンクリートの養生を終えた型枠を養生室
から脱型場へ搬送する養生室に対する型枠の搬入・搬出
方法および型枠の搬入・搬出設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、コンクリート製品は、コンクリー
トを打設した型枠をコンクリート打設場から養生場へ搬
送してコンクリートを養生させた後、コンクリートの養
生を終えた型枠を養生場から脱型場へ搬送して脱型する
方法で製造されている。このようにしてコンクリート製
品を製造する場合、型枠およびコンクリートは重いの
で、自走式の親台車と、自走式の子台車とを利用して型
枠およびコンクリートを搬送している。上記した親台車
および子台車を利用した養生室に対する型枠の搬入・搬
出設備を、本出願人は、例えば特願昭51−15757
号として先に提案した。
【0003】この本出願人が先に提案した養生室に対す
る型枠の搬入・搬出設備は、コンクリート打設場と脱型
場とをつなぐ縦走路と、この縦走路に沿って設けられた
複数の養生室と、縦走路の側縁に接して各養生室に設け
られた型枠または受け台よりも狭い横行車路溝と、縦走
路を走行する1台の親台車と、横行車路溝を走行し、親
台車に乗り込んで搬送されるとともに、荷台昇降機構を
作動させて横行車路溝を跨ぐ状態に型枠を降ろしたり、
横行車路溝を跨いだ状態の型枠を持ち上げて載せる1台
の子台車とで構成されている。
【0004】そして、親台車は、コンクリートを打設し
た型枠を載せた子台車を、コンクリート打設場から養生
可能な養生室前へ搬送し、この子台車が型枠を養生室内
の横行車路溝に降ろして戻ってくるのを待った後、子台
車を、再度コンクリート打設場へ搬送するか、または、
コンクリートの養生を終えた型枠を脱型場へ搬送するた
めに他の養生室前へ搬送し、養生室からコンクリートの
養生を終えた型枠を載せて戻ってきた子台車を脱型場へ
搬送する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の養生室に対する
型枠の搬入・搬出設備は、親台車と子台車とが1台ずつ
あるため、子台車が親台車から降りて型枠を養生室内
へ置きに行ったり、型枠を養生室内へ持ちに行っている
間、親台車は、その養生室前で子台車が戻ってくるのを
待っていなければならなかった。したがって、子台車が
養生室内へ入ると、親台車はその養生室前から移動する
ことができないため、コンクリート打設場から養生室へ
コンクリートを打設した型枠を搬送したり、コンクリー
トの養生を終えた型枠を養生室から脱型場へ搬送するの
が効率よく行えず、親台車の搬送サイクルが長くなると
いう不都合があった。
【0006】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、親台車が効率よく型枠を搬
送でき、親台車の搬送サイクルが短い養生室に対する型
枠の搬入・搬出方法および型枠の搬入・搬出設備を提供
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の養生
室に沿って設けられた縦走路を走行する1台の親台車
で、縦走路の側縁に接して各養生室に設けられた横行車
路溝を走行し、親台車に乗り込むとともに、荷台昇降機
構を作動させて横行車路溝を跨ぐ状態に型枠を降ろした
り、横行車路溝を跨いだ状態の型枠を持ち上げて搬送す
る1台の子台車を搬送して、養生室に型枠を搬入した
り、養生室から型枠を搬出する養生室に対する型枠の搬
入・搬出方法において、子台車を複数台にし、親台車
が、コンクリートを打設した型枠を載せた子台車を、養
生可能な養生室前へ搬送し、この子台車が型枠を養生室
内の横行車路溝に降ろして戻ってくるのを待つことな
く、コンクリートの養生を終えた別の型枠を、荷台昇降
機構を作動させて載せて戻ってきた別の子台車を別の養
生室前から搬送したり、または、別の養生室にコンクリ
ートを打設した別の型枠を降ろして戻ってきた別の子台
車を別の養生室前から搬送するものである。
【0008】また、他の発明にかかる養生室に対する型
枠の搬入・搬出設備は、縦走路と、この縦走路に沿って
設けられた複数の養生室と、縦走路の側縁に接して各養
生室に設けられた型枠または受け台よりも狭い横行車路
溝と、縦走路を走行する1台の親台車と、横行車路溝を
走行し、親台車に乗り込んで搬送されるとともに、荷台
昇降機構を作動させて横行車路溝を跨ぐ状態に型枠を降
ろしたり、横行車路溝を跨いだ状態の型枠を持ち上げて
搬送する複数台の子台車とからなり、親台車が、コンク
リートを打設した型枠を載せた子台車を、養生可能な養
生室前へ搬送し、この子台車が型枠を養生室内の横行車
路溝に降ろして戻ってくるのを待つことなく、コンクリ
ートの養生を終えた別の型枠を、荷台昇降機構を作動さ
せて載せて戻ってきた別の子台車を別の養生室前から搬
送したり、または、別の養生室にコンクリートを打設し
た別の型枠を降ろして戻ってきた別の子台車を別の養生
室前から搬送するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態の概略
構成を示す説明図、図2は図1のA−A線に相当する縦
走路、横行車路溝、親台車および子台車の関係を示す説
明図、図3は図1のB−B線に相当する縦走路、横行車
路溝、親台車および子台車の関係を示す説明図、図4は
子台車の概略構成を示す拡大説明図である。なお、図2
および図3は、各養生室に型枠が置かれている状態とし
てある。そして、各養生室内の型枠は点鎖線で図示し
てある。
【0010】これらの図において、1は型枠、2,3は
型枠1を搬送する型枠搬送路を示し、型枠搬送路2は脱
型場へ型枠1を搬送する型枠搬送路の一部を構成するも
のであり、型枠搬送路3はコンクリート打設場から型枠
1を搬送する型枠搬送路の一部を構成するものである。
そして、型枠搬送路2,3は、例えばチェーンコンベヤ
で構成されている。
【0011】11は両型枠搬送路2,3をつなぐ直線状
の縦走路を示し、図2および図3に示すように、溝12
の底に2本のレール13を平行に敷設した構成とされて
いる。21は養生場を示し、縦走路11に沿って設けら
れ、縦走路11と直交するように複数の養生室22−
1,22−2,・・・,22−10に区画されている。
そして、各養生室22−1〜22−10は、例えば3つ
の型枠1を搬入することができるものである。
【0012】31は横行車路溝を示し、縦走路11に接
して各養生室22−1〜22−10に設けられ、型枠1
の幅よりも狭く、図2および図3に示すように、溝12
よりも浅い溝32の底に2本のレール33を平行に敷設
した構成とされている。41はレール13上を自走する
親台車を示し、後述する子台車51が乗り込めるよう
に、レール13と直交する2本の横行短軌道42がレー
ル33の幅で上面に設けられている。
【0013】51はレール33上および横行短軌道42
上を自走する子台車を示し、型枠1を載せる荷台52を
昇降させる、荷台昇降機構を構成する複数の油圧シリン
ダ53が荷台52の四隅に対応させて設けられ、型枠1
を載せていない状態では荷台52を下降させている。そ
して、各油圧シリンダ53は、油圧ユニット53Aで駆
動される。上記した親台車41および子台車51は、例
えば搭載したバッテリの電力で正逆回転駆動用モータ
43,54を回転させることにより、車輪44,55を
回転させてレール13上、またはレール33上、横行短
軌道42上を走行するものである。
【0014】なお、型枠搬送路2,3の端の部分にも、
横行車路溝31を構成する溝32と同様な溝が設けられ
とともに、レール33と同様なレールが敷設され、この
レールは型枠1を1つ載せることができればよいので、
短いものである。そして、型枠搬送路2,3の端の部分
のレールおよびレール33と、横行短軌道42とは同じ
高さとされている。また、油圧シリンダ53を作動させ
て荷台52を下降させると、荷台52の上端は型枠搬送
路2,3の上端、溝32の縁よりも低くなり、油圧シリ
ンダ53を作動させて荷台52を上昇させると、荷台5
2の上端は型枠搬送路2,3の上端、溝32の縁よりも
高くなるように設定されている。
【0015】次に、動作について説明する。まず、脱型
からコンクリート打設について説明すると、型枠搬送路
2の端へ搬送された型枠1は、周知の方法、周知の装置
によって脱型場、塗油場、コンクリート打設場へと搬送
された後、コンクリート打設場から型枠搬送路3の端へ
と搬送される。そして、脱型場では、型枠1を解体して
コクリート製品を脱型する。
【0016】また、塗油場では、解体した型枠1を洗浄
して組み立てた後、コンクリートと接する型枠1の面に
油を塗る。さらに、コンクリート打設場では、型枠1に
コンクリートを打設するとともに、コンクリートの空気
抜きを行うために振動機で型枠1に振動を与える。
【0017】次に、養生室に対する型枠の搬入・搬出に
ついて説明する。まず、コンクリート製品を製造し始め
た状態における養生室22−1〜22−10へ型枠1を
搬入する場合について説明が、親台車41が縦走路11
の型枠搬送路3に対応する部分に位置し、1台の子台車
51は養生室22−6内で型枠1を載せていない状態で
待機しているものとする。そして、親台車41に乗って
いた子台車51は、型枠搬送路3の間へ型枠1の下まで
走行して待機しているものとする。
【0018】上記のようにしてコンクリートを打設した
型枠1が型枠搬送路3の端まで搬送されると、子台車5
1は、油圧シリンダ53を作動させて荷台52を上昇さ
せることにより、型枠1を荷台52に載せた状態で親台
車41に乗り込む。次に、親台車41が養生室22−1
前まで走行すると、子台車51は親台車41から降りて
横行車路溝31の奧まで走行し、油圧シリンダ53を作
動させて荷台52を下降させることにより、溝32に型
枠1を跨らせた状態で降ろした後、縦走路11側の養生
室22−1内の横行車路溝31の端まで戻って待機す
る。
【0019】なお、子台車51を養生室22−1に降ろ
した親台車41が、子台車51が戻ってくるのを待つこ
となく養生室22−6前まで走行すると、養生室22−
6内で待機していた子台車51は親台車41に乗り込
む。次に、養生室22−6前から親台車41が型枠搬送
路3の位置まで走行すると、親台車41に乗っていた子
台車51は、型枠搬送路3の間へ型枠1の下まで走行し
て待機する。
【0020】そして、コンクリートを打設した型枠1が
型枠搬送路3の端まで搬送されると、子台車51は、油
圧シリンダ53を作動させて荷台52を上昇させること
により、型枠1を荷台52に載せた状態で親台車41に
乗り込む。次に、親台車41が養生室22−6前まで走
行すると、子台車51は親台車41から降りて横行車路
溝31の奧まで走行し、油圧シリンダ53を作動させて
荷台52を下降させることにより、溝32に型枠1を跨
らせた状態で降ろした後、縦走路11側の養生室22−
6内の横行車路溝31の端まで戻って待機する。
【0021】また、子台車51を養生室22−6に降ろ
した後に親台車41が、子台車51が戻ってくるのを待
つことなく養生室22−1前まで走行すると、養生室2
2−1内で待機していた子台車51は親台車41に乗り
込む。次に、養生室22−1前から親台車41が型枠搬
送路3の位置まで走行すると、親台車41に乗っていた
子台車51は、型枠搬送路3の間へ型枠1の下まで走行
して待機する。
【0022】以後は、同様な動作を繰り返すことによ
り、養生室22−1,22−6の奧から順に型枠1を降
ろすとともに、養生室22−2,22−7、養生室22
−3,22−8、養生室22−4,22−9、養生室2
2−5,22−10の順で型枠1を搬入してコンクリー
トを養生させる。
【0023】次に、各養生室22−1〜22−10から
コンクリートの養生を終えた型枠1を搬出する場合につ
いて説明すると、前述の動作と同様な動作を、型枠搬送
の位置と各養生室22−1〜22−10との間で繰
り返すことにより、養生室22−1,22−6、養生室
22−2,22−7、養生室22−3,22−8、養生
室22−4,22−9、養生室22−5,22−10の
順で先入れ後出し方式によって型枠1を搬出することが
できる。
【0024】上述した動作は各養生室22−1〜22−
10でコンクリートを養生させた後に型枠1を順次搬出
る方式の説明をしたが、次に、各養生室22−1〜2
2−10に型枠1を搬入しながら型枠1を搬出する動作
について説明する。なお、各養生室22−1〜22−5
には型枠1が搬入されておらず、各養生室22−6〜2
2−10に搬入されている型枠1のコンクリートの養生
は完了しているものとする。
【0025】そして、親台車41が縦走路11の型枠搬
送路3に対応する部分に位置し、1台の子台車51は養
生室22−6内で型枠1を載せた状態で待機しているも
のとする。また、親台車41に乗っていた子台車51
は、型枠搬送路3の間へ型枠1の下まで走行して待機し
ているものとする。
【0026】この状態でコンクリートを打設した型枠1
が型枠搬送路3の端まで搬送されると、前述したよう
に、親台車41が型枠1を載せた子台車51を養生室2
2−1前まで搬送すると、子台車51は、前述したよう
に、型枠1を降ろして縦走路11側の養生室22−1内
の横行車路溝31の端まで戻って待機する。なお、子台
車51を養生室22−1に降ろした親台車41が、子台
車51が戻ってくるのを待つことなく養生室22−6前
まで走行すると、養生室22−6内で待機していた子台
車51は親台車41に乗り込む。
【0027】次に、養生室22−6前から親台車41が
型枠搬送路2の位置まで走行すると、親台車41に乗っ
ていた子台車51は、型枠搬送路2の間へ型枠1の下ま
で走行した後、油圧シリンダ53を作動させて荷台52
を下降させることにより、型枠1を型枠搬送路2に降ろ
して親台車41に乗り込む。そして、親台車41が型枠
搬送路3前まで走行すると、親台車41に乗っていた子
台車51は、型枠搬送路3の間へ型枠1の下まで走行し
て待機する。
【0028】なお、子台車51を型枠搬送路3の部分に
降ろした親台車41が、子台車51が戻ってくるのを待
つことなく養生室22−1前まで走行すると、養生室
2−1内で待機していた子台車51は親台車41に乗り
込む。次に、養生室22−1前から親台車41が養生室
22−6前まで走行すると、子台車51は親台車41か
ら降りて横行車路溝31の奧まで走行し、油圧シリンダ
53を作動させて荷台52を上昇させることにより、溝
32を跨いだ状態の型枠を載せた後、縦走路11側の
養生室22−6内の横行車路溝31の端まで戻って待機
する。
【0029】なお、子台車51を養生室22−6に降ろ
した親台車41が型枠搬送路3の位置まで戻ってくるま
での間に、コンクリートを打設した型枠1が型枠搬送路
3の端まで搬送されると、子台車51は、油圧シリンダ
53を作動させて荷台52を上昇させることにより、型
枠1を荷台52に載せる。そして、親台車41が型枠搬
送路3の位置まで走行すると、子台車51は親台車41
に乗り込む。
【0030】以後は、同様な動作を繰り返すことによ
り、養生室22−1〜22−5の奧から順に型枠1を搬
入して養生させ、養生室22−6〜22−10の前から
順に型枠1を搬出する。さらに、以後は、同様な動作を
繰り返すことにより、養生室22−6〜22−10の奧
から順に型枠1を搬入して養生させ、養生室22−1〜
22−5の前から順に型枠1を搬出する。このサイクル
を順次繰り返すことにより、コンクリートを打設しなが
らコンクリート製品を脱型することができる。
【0031】このようにコンクリートを打設しながらコ
ンクリート製品を脱型する場合、コンクリートを打設す
る時間と、親台車41が子台車51を搬送する時間との
関係により、コンクリートの養生を終えた型枠1を連続
して搬出させてもよい。
【0032】上述したように、この発明によれば、コン
クリートを打設した型枠1を載せた子台車51を、養生
可能な養生室22−1〜22−10前へ搬送し、この子
台車51が型枠1を養生室22−1〜22−10内の横
行車路溝31に降ろして戻ってくるのを待つことなく、
コンクリートの養生を終えた別の型枠1を、油圧シリン
ダ53を作動させて載せて戻ってきた別の子台車51を
別の養生室22−1〜22−10前から搬送したり、ま
たは、別の養生室22−1〜22−10にコンクリート
を打設した別の型枠1を降ろして戻ってきた別の子台車
51を別の養生室22−1〜22−10前から搬送する
ので、親台車41が効率よく型枠1を搬送でき、親台車
41の搬送サイクルが短くなる。したがって、コンクリ
ート製品を効率よく製造することができる。
【0033】なお、上記した実施形態において、コンク
リートを打設しながらコンクリート製品を脱型する場
合、型枠搬送路2に型枠1を降ろした子台車51を養生
室22−6へ搬送し、養生室22−1の子台車51を型
枠搬送路3へ搬送するようにししても、同様な効果を得
ることができる。そして、各型枠搬送路2,3の部分、
縦走路11、横行車路溝31にレール13,33を敷設
したが、レール13,33を敷設せずに平面車路として
もよい。
【0034】さらに、子台車51を2台にした例で説明
したが、コンクリートを打設する時間と、親台車41が
子台車51を搬送する時間との関係により、子台車51
は3台以上であってもよい。このように子台車51が3
台以上になると、コンクリートの養生を終えた型枠1を
連続して搬出ことが多くなる。
【0035】また、型枠1を直接搬送する例で説明した
が、型枠1が小さい場合などは受け台を介して型枠1を
搬送するとよい。そして、荷台昇降機構を油圧シリンダ
53で構成したが、同様に機能する他の構成、例えばモ
ータ、伝動機構、ウォームなどで構成することもでき
る。さらに、親台車41および子台車51はバッテリを
電源としたが、他の方法で電力を供給してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、コン
クリートを打設した型枠を載せた子台車を、養生可能な
養生室前へ搬送し、この子台車が型枠を養生室内の横行
車路溝に降ろして戻ってくるのを待つことなく、コンク
リートの養生を終えた別の型枠を、荷台昇降機構を作動
させて載せて戻ってきた別の子台車を別の養生室前から
搬送したり、または、別の養生室にコンクリートを打設
した別の型枠を降ろして戻ってきた別の子台車を別の養
生室前から搬送するので、親台車が効率よく型枠を搬送
でき、親台車の搬送サイクルが短くなる。したがって、
コンクリート製品を効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の概略構成を示す説明図
である。
【図2】図1のA−A線による縦走路、横行車路溝、親
台車および子台車の関係を示す説明図である。
【図3】図1のB−B線による縦走路、横行車路溝、親
台車および子台車の関係を示す説明図である。
【図4】子台車の概略構成を示す拡大説明図である。
【符号の説明】
1 型枠 2,3 型枠搬送路 11 縦走路 12 溝 13 レール 21 養生場 22−1〜22−10 養生室 31 横行車路溝 32 溝 33 レール 41 親台車 42 横行短軌道 43 モータ 44 車輪 51 子台車 52 荷台 53 油圧シリンダ 53A 油圧ユニット 54 モータ 55 車輪

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の養生室に沿って設けられた縦走路
    を走行する1台の親台車で、前記縦走路の側縁に接して
    前記各養生室に設けられた横行車路溝を走行し、前記親
    台車に乗り込むとともに、荷台昇降機構を作動させて前
    記横行車路溝を跨ぐ状態に型枠を降ろしたり、前記横行
    車路溝を跨いだ状態の前記型枠を持ち上げて搬送する1
    台の子台車を搬送して、前記養生室に前記型枠を搬入し
    たり、前記養生室から前記型枠を搬出する養生室に対す
    る型枠の搬入・搬出方法において、 前記子台車を複数台にし、 前記親台車は、コンクリートを打設した前記型枠を載せ
    た前記子台車を、養生可能な前記養生室前へ搬送し、こ
    の子台車が前記型枠を前記養生室内の前記横行車路溝に
    降ろして戻ってくるのを待つことなく、前記コンクリー
    トの養生を終えた別の前記型枠を、前記荷台昇降機構を
    作動させて載せて戻ってきた別の前記子台車を別の前記
    養生室前から搬送したり、または、別の前記養生室に前
    記コンクリートを打設した別の前記型枠を降ろして戻っ
    てきた別の前記子台車を別の前記養生室前から搬送す
    る、 ことを特徴とする養生室に対する型枠の搬入・搬出方
    法。
  2. 【請求項2】 縦走路と、 この縦走路に沿って設けられた複数の養生室と、 前記縦走路の側縁に接して前記各養生室に設けられた型
    枠または受け台よりも狭い横行車路溝と、 前記縦走路を走行する1台の親台車と、 前記横行車路溝を走行し、前記親台車に乗り込んで搬送
    されるとともに、荷台昇降機構を作動させて前記横行車
    路溝を跨ぐ状態に前記型枠を降ろしたり、前記横行車路
    溝を跨いだ状態の前記型枠を持ち上げて搬送する複数台
    の子台車とからなり、 前記親台車は、コンクリートを打設した前記型枠を載せ
    た前記子台車を、養生可能な前記養生室前へ搬送し、こ
    の子台車が前記型枠を前記養生室内の前記横行車路溝に
    降ろして戻ってくるのを待つことなく、前記コンクリー
    トの養生を終えた別の前記型枠を、前記荷台昇降機構を
    作動させて載せて戻ってきた別の前記子台車を別の前記
    養生室前から搬送したり、または、別の前記養生室に前
    記コンクリートを打設した別の前記型枠を降ろして戻っ
    てきた別の前記子台車を別の前記養生室前から搬送す
    る、 ことを特徴とする養生室に対する型枠の搬入・搬出設
    備。
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