JPH10159499A - トンネル工事で使用する搬送装置 - Google Patents

トンネル工事で使用する搬送装置

Info

Publication number
JPH10159499A
JPH10159499A JP8338963A JP33896396A JPH10159499A JP H10159499 A JPH10159499 A JP H10159499A JP 8338963 A JP8338963 A JP 8338963A JP 33896396 A JP33896396 A JP 33896396A JP H10159499 A JPH10159499 A JP H10159499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
truck
reciprocating
transfer
carriage
relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8338963A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Sakae
毅熾 栄
Kenichi Kaneko
研一 金子
Masanori Hirachi
正憲 平地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP8338963A priority Critical patent/JPH10159499A/ja
Publication of JPH10159499A publication Critical patent/JPH10159499A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】レールや枕木の敷設といった仮設が一切不要
で、かつ正確に引継ぎを行うことのできる、トンネル工
事で使用する搬送装置を提供することを目的とする。 【解決手段】トンネル内を往復して資材を搬送する装置
において、タイヤ11によって移動する往復台車1を使
用する。往復台車1の下面には上下動自在のガイド車輪
14を取り付け、往復台車1の上部には昇降台21を備
えた引継ぎ台車2を搭載する。その引継ぎ台車2には車
輪を取り付ける。引継ぎに際しては仮置きレール3上に
ガイド車輪14を搭載して水平位置、高さ位置を固定
し、引継ぎ台車2の乗換えによって部材の引継ぎを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル工事で使
用する搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネル工事は一般に断面は狭く、延長
が長いという特徴がある。そのために切羽まで部材を運
搬する手段として複数組みの台車を往復させて、バケツ
リレー式に運搬する方法が採用されている。この方法
は、移動自在の引継ぎ台車を搭載した往復台車を使用す
る。そして所定の位置で両側から往復台車を接近させ、
往復台車上に搭載した引継ぎ台車を、一方から他方に乗
り移らせることによって、引継ぎ台車上の部材を引き渡
して行く方法である。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】前記した構成の搬送
装置にあっては、次のような問題点がある。 <イ>2台の往復台車を接触させ、一方の往復台車の上
の引継ぎ台車を、他方の往復台車の上に乗り移らせる必
要がある。そのためには2台の往復台車の位置が正確に
一致した状態が必要である。すなわち2台の往復台車間
の高低差、あるいは中心軸の不一致があると、往復台車
上の引継ぎ台車がスムーズに乗り移ることができない。 <ロ>両側の台車の高低差をなくし、中心軸を一致させ
るためには、レール方式が不可欠である。そのためにト
ンネルの全長にわたってレールを敷設しなければなら
ず、多量の部材を準備し、敷設、撤去の作業が必要とな
る。 <ハ>レール方式を採用せずタイヤ方式とすると、平面
的な位置の一致が困難であるとともに、引継ぎ台車が一
方の往復台車から他の往復台車に乗り移る場合にタイヤ
が沈み込み、高低差が生じて乗り移りが不可能となる。
【0004】本発明は上記したような従来の問題を解決
するためになされたもので、レールや枕木の敷設といっ
た仮設が不要で、かつ正確に引継ぎを行うことのでき
る、トンネル工事で使用する搬送装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明のトンネル工事で使用する搬送装置
は、トンネル内を往復して資材を搬送する装置におい
て、タイヤによって移動する往復台車を使用し、往復台
車の下面には上下動自在のガイド車輪を取り付け、往復
台車の上部には、昇降台を備えた引継ぎ台車を搭載し、
その引継ぎ台車には車輪を取り付けて往復台車の上面で
移動可能に構成した、トンネル工事で使用する搬送装置
を特徴としたものである。
【0006】
【本発明の実施の態様】以下図面を参照しながら本発明
のトンネル工事で使用する搬送装置の実施例について説
明する。
【0007】<イ>往復台車。 本発明の搬送装置は、トンネル内を往復して資材を搬送
する装置であるが、所定の区間を往復する往復台車1は
タイヤ11を取り付け、このタイヤ11によって走行す
る台車を使用する。したがってレールを使用しないか
ら、その敷設作業、撤去作業、その部材などが不要であ
りきわめて経済的である。往復台車1の側面にはガイド
溝12を形成し、後述する引継ぎ台車2の移動の案内に
供する。往復台車1の中央部は、引継ぎ台車2の通路と
して解放し、その両側には多少高い位置に仮受け台13
を設置する。
【0008】<ロ>ガイド車輪。 往復台車1の前部と後部の中央には、ガイド車輪14を
下向きに取り付ける。このガイド車輪14は鋼製の車輪
であって、往復台車1のゴムタイヤ11のように荷重の
大小によって収縮、膨脹することはない。ガイド車輪1
4は鉛直方向に配置したジャッキ15の先端に取り付け
て、ジャッキ15の伸縮によって上下動自在に構成す
る。このガイド車輪14は、トンネルの床面に配置した
仮置きレール3に案内されて、往復台車1の走行位置を
決定する。
【0009】<ハ>仮置きレール3 仮置きレール3は、2台の往復台車1が接近する部分だ
けに臨時に設置する長さの短いレールである。仮置きレ
ール3は、2台の往復台車1が接近する位置だけに配置
すればよいから、トンネル全線に敷設する従来のレール
とは異なり、取り扱いはきわめて簡単であり、他の交通
の障害にならない。
【0010】<ニ>引継ぎ台車2。 往復台車1の上部には、引継ぎ台車2を搭載する。この
引継ぎ台車2は、走行車輪22によって往復台車1の上
面で移動可能であるが、その移動方向を拘束するため
に、側面に案内車輪23を取り付ける。この案内車輪2
3は、前記した往復台車1の側面のガイド溝12に位置
させ、往復台車1の上面で移動可能に構成する。この引
継ぎ台車2の上部には、昇降台21を設ける。この昇降
台21は、例えばパンタグラフ式の装置であり、昇降台
21を下降した場合には往復台車1の両側に配置した仮
受け台13の高さよりも低く、上昇させた場合には仮受
け台13の高さよりも高くなるように構成する。昇降台
21の昇降は、ジャッキの伸縮によって行う。
【0011】
【使用方法】次に上記の搬送装置の使用方法について説
明する。
【0012】<イ>仮置きレール3の仮置き。 搬送区間を複数に分割し、各区画に1台の往復台車1を
配置する。そして坑口から切羽へ部材を運搬する場合の
例では、坑口側の区間に配置した往復台車1には引継ぎ
台車2を搭載し、その昇降台21にはたとえばセグメン
トを搭載して坑口側から切羽側に向けて走行させる。他
の往復台車1、すなわち切羽側の区間に配置した往復台
車1は、引継ぎ台車2を搭載しない空車状態で切羽側か
ら坑口側に向けて走行させる。区画の境界に向けて両側
からの台車が接近してきたら、接触する位置の付近の床
に長さの短い仮置きレール3を仮置きする。仮置きレー
ル3は例えば逆T字状の鋼材であり、シールドトンネル
であればセグメントのボルトを利用してトンネルの床の
中央に固定することができる。
【0013】<ロ>仮置きレール3上の接近。 往復台車1は、両側の車輪の中央にこの仮置きレール3
をまたぐ状態で接近させ、中央のガイド車輪14が仮置
きレール3の上に乗せる。その状態で仮置きレール3の
両側から往復台車1を接近させると、両往復台車1の平
面的な位置、すなわち水平方向の位置は正確に一致す
る。両往復台車1を接触させたら、鉛直ジャッキを伸長
して往復台車1を多少押し上げる。するとレールと鋼製
の車輪によって往復台車1を支持することになるから、
往復台車1上で荷重の移動があっても往復台車1が沈み
込むことがない。したがって両側の往復台車1の高さを
一致させることができる。
【0014】<ハ>引継ぎ台車2の乗換え。 こうして両往復台車1の水平方向の位置は一致し、高さ
が一致している。そこで切羽向けの往復台車1の上の引
継ぎ台車2を、空車状態の往復台車1の床上に移動させ
る。切羽側の往復台車1に乗り移った引継ぎ台車2の昇
降台21を下降させれば、引継ぎ台車2の仮受け台13
の上にセグメントなどの部材、資材を移し代えることが
できる。こうして各往復台車1を1区画を往復させるだ
けで、順次引継ぎを行い、坑口から搬入した部材を切羽
まで運搬することができる。
【0015】
【本発明の効果】本発明のトンネル工事で使用する搬送
装置は以上説明したようになるから次のような効果を得
ることができる。 <イ>タイヤ11で走行する台車を使用しているから、
レールや枕木などの多数の部材が不要であり、レールの
敷設、撤去の作業も不用となり、きわめて経済的であ
る。 <ロ>ただしタイヤ11で走行する台車の場合には水平
方向の位置の一致、高さの一致が困難であった。特に大
きい重量の部材を移し換える場合にはタイヤ11が沈み
込んで高さが大きく変更してしまい、両台車の高さを一
致させることは困難であった。しかし本発明の装置で
は、引継ぎ位置のみにおいて、鋼製のガイド車輪14と
短い仮置きレール3によって荷重を受ける構成である。
したがって重量の大きい荷重が移動しても往復台車1が
沈み込むようなことがなく、正確に高さを一致させた状
態で引継ぎ台車2の乗換えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送装置の実施例の側面からの説明
図。
【図2】その正面からの説明図。
【図3】仮置きレールとガイド車輪の説明図。
【図4】引継ぎ状態の説明図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネル内を往復して資材を搬送する装置
    において、 タイヤによって移動する往復台車を使用し、 往復台車の下面には上下動自在のガイド車輪を取り付
    け、 往復台車の上部には、昇降台を備えた引継ぎ台車を搭載
    し、 引継ぎ台車には車輪を取り付けて往復台車の上面で移動
    可能に構成した、 トンネル工事で使用する搬送装置
  2. 【請求項2】トンネル内を往復して資材を搬送する装置
    において、 タイヤによって移動する往復台車を使用し、 往復台車の下面には上下動自在のガイド車輪を取り付
    け、 往復台車の上部には、昇降台を備えた引継ぎ台車を搭載
    し、 引継ぎ台車には車輪を取り付け、 引継ぎ台車にはさらにその側面に案内車輪を取り付け、 引継ぎ台車が、往復台車側面のガイド溝に沿って往復台
    車の上面で移動可能に構成した、 トンネル工事で使用する搬送装置
JP8338963A 1996-12-04 1996-12-04 トンネル工事で使用する搬送装置 Pending JPH10159499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8338963A JPH10159499A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 トンネル工事で使用する搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8338963A JPH10159499A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 トンネル工事で使用する搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10159499A true JPH10159499A (ja) 1998-06-16

Family

ID=18322988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8338963A Pending JPH10159499A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 トンネル工事で使用する搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10159499A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220056A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Kajima Corp シールドトンネル工事用運搬車両
CN104890679A (zh) * 2015-05-27 2015-09-09 天津亨通利铁道工程机械配件有限公司 复合隧道运输系统及运输方法
CN104908754A (zh) * 2015-05-27 2015-09-16 天津亨通利铁道工程机械配件有限公司 胶轮牵引车

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220056A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Kajima Corp シールドトンネル工事用運搬車両
CN104890679A (zh) * 2015-05-27 2015-09-09 天津亨通利铁道工程机械配件有限公司 复合隧道运输系统及运输方法
CN104908754A (zh) * 2015-05-27 2015-09-16 天津亨通利铁道工程机械配件有限公司 胶轮牵引车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5320473A (en) Transfer apparatus, multilevel storage system and method of lifting loads
JPH07309231A (ja) 軌框輸送装置
US5609460A (en) Process for transferring goods load units on or from a train
WO2021244383A1 (zh) 一种平面移动式停车设备
JPS63189501A (ja) 軌道盤を取上げ又は敷設しかつ運搬する機械
JPH0581328B2 (ja)
BG64731B1 (bg) Съоръжение за преместване на контейнери
US4234287A (en) Load handling railroad vehicle
JPH10159499A (ja) トンネル工事で使用する搬送装置
CN212221739U (zh) 一种用于集装箱铁路货场的输送装置
JPH10184293A (ja) トンネル工事で使用する搬送装置
JP4110283B2 (ja) 搬送台車
JP6557320B2 (ja) 軌条車両の床下への機器取り付け装置及び機器取り付け方法
CN209650089U (zh) 铁道接触网安装车
CN212221735U (zh) 一种用于集装箱码头和铁路货场的输送装置
CN112593947A (zh) 一种盾构机后配套台车的平移装置和方法
JPH06156630A (ja) 自動倉庫
JP3658676B2 (ja) セグメントの移し替え装置及びセグメントの移送方法
CN217994413U (zh) 一种铁路无缝线路长钢轨途卸设备
CN220722508U (zh) 一种钢卷过跨运输车
CN215710230U (zh) 一种集装箱公铁联运侧面装卸系统
JP7254292B2 (ja) 軌条高変更装置
JP3574927B2 (ja) 鉄道車両の整備装置
JPH0647411B2 (ja) 自動車搬送用台車
JPH04183537A (ja) 可動体使用の組み立て設備