JP3284567B2 - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ

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JP3284567B2 JP25343291A JP25343291A JP3284567B2 JP 3284567 B2 JP3284567 B2 JP 3284567B2 JP 25343291 A JP25343291 A JP 25343291A JP 25343291 A JP25343291 A JP 25343291A JP 3284567 B2 JP3284567 B2 JP 3284567B2
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定幸 山田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルを構成す
る密閉型回転圧縮機のアキュムレータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のアキュムレータの構造を図3に示
す。同図において1は容器本体であり、この容器本体1
に接続され冷凍サイクルの蒸発器に連通される入口管2
と、前記容器本体1に接続され冷凍サイクルの密閉型回
転圧縮機の吸込側に連通される出口管3が設けられてい
る。前記出口管3は前記容器本体1内にその軸線方向に
配設され、さらに仕切板4が前記出口管3の内部開口端
より下方に取付けられている。また、前記出口管3の前
記容器本体1への内側接続部近傍に下部油戻し孔5が設
けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成にお
いて、蒸発器の能力が足らず、液バック状態になると、
余った冷媒が徐々にアキュムレータに溜まりだす。これ
と同時に冷凍サイクルを循環しているオイルもアキュム
レータ内に溜まる。この時、仕切板を有するアキュムレ
ータは発泡を抑制しているので出口管内部開孔部よりの
液吸い込みは少なくなっているが、かえってアキュム内
が静かであるため戻ってきた油はアキュムレータ内の仕
切板上部の液冷媒の上層に2層に分かれて溜まることに
なる。このような状態がつづくと、圧縮機には下部に溜
まった液冷媒のみが油戻し穴より戻り、アキュムレータ
内部に溜まるオイルの量が増加していく。すると圧縮機
内部のオイル量が減少し、潤滑不良を起こすことがあ
る。
【0004】このように上記のような構成では、前記容
器本体1内に液体冷媒6と油7が2層分離した場合、下
部油戻し孔5から油7が密閉型回転圧縮機に戻らないと
いう問題点を有していた。
【0005】本発明は上記問題点に鑑み、前記容器本体
1内に液体冷媒6と油7が2層分離して溜まった場合で
も、油7を密閉型回転圧縮機に戻すことのできるアキュ
ムレータを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のアキュムレータは、出口管に仕切板より内
部開口端側に前記下部油戻し孔より大きい上部油戻し孔
を1個以上備えたものである。
【0007】
【作用】本発明は上記構成によって、アキュムレータ内
部に2層に分離して溜まった油を仕切板上部にあけた油
戻し孔より密閉型回転圧縮機へ戻すことができ、しかも
アキュムレータ内部に溜まる油の量を少なくすることが
できる。
【0008】
【実施例】以下本発明の密閉型回転圧縮機のアキュムレ
ータの一実施例を図面を参照しながら説明する。
【0009】図1は本発明のアキュムレータの断面図で
ある。同図において1は容器本体、2は入口管、3は出
口管である。前記出口管3には、下部油戻し孔5と上部
油戻し孔9が設けられている。なお上部油戻し孔9の大
きさは、下部油戻し孔5の大きさよりやや大きくしてあ
る。4は仕切板で、冷媒6と油7の泡立ちを防ぐもので
ある。8はバッフルで冷凍サイクル(図示せず)より、
入口管2を介して戻される液冷媒が直接出口管3に吸い
込まれることを防ぐものである。
【0010】蒸発器(図示せず)の能力が足らずに液バ
ックの状態になると、アキュムレータ内に徐々に液冷媒
6が溜まりだす。アキュムレータ内に仕切板4がついて
いるので、アキュムレータ上部の液体は比較的静かで、
この様な状態で液冷媒と一緒に冷凍サイクル内から戻っ
てきたオイルは冷媒の上層部7に2層に分かれて溜ま
る。この時下部に溜まった液冷媒は小さな下部油戻し孔
5から調整され徐々に戻る。上部に溜まった油は仕切板
より上部にあけられたやや大き目の上部油戻し孔より戻
る。油は冷媒に比べ粘度が高いので大き目の孔にするこ
とにより、戻り量が確保される。この両者の油戻し孔に
より、アキュムレータに多量の油が溜まることなく、さ
らに圧縮機に多量の液冷媒が戻らない様な調整がされ
る。
【0011】この様に冷媒やオイルが溜まった状態でデ
ィアイス等々によりアキュムレータの圧力が急激に変化
した時、アキュムレータ内の液冷媒が蒸発し、急激な発
泡を生じる。しかしながら、仕切板4があるため板の上
部の冷媒が先に蒸発し、それにひきつづき板下部の冷媒
が発泡するというわずかな時間遅れがあり、その効果に
より、全量一時に発泡する場合に比べ発泡が抑えられ、
出口管3の上端より液冷媒を吸い込み、圧縮機が液圧縮
を起こし、損傷することを防いでいる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、内部に仕切板を持ったアキュ
ムレータにおいて、仕切板下部に小さな油戻し穴を、仕
切板上部にこれより大きな油戻し穴を1個以上配したも
ので、これにより、液バック状態において、冷媒がアキ
ュムレータに溜まり、オイルがその上層部に2層に分れ
て溜まっても、十分な油戻し効果が得られ、圧縮機内の
オイルが不足し、潤滑不良になり、摺動部が損傷するこ
とを防ぐことができる。
【0013】さらに仕切板の効果により、ディアイス時
等の圧力急変による急激な発泡を抑え、出口管上部より
の液吸い込みを防止し、液圧縮による圧縮機の損傷を保
護することなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における密閉型回転圧縮機の
アキュムレータの断面図
【図2】図1のアキュムレータを備えた密閉型回転圧縮
機の一部断面正面図
【図3】従来のアキュムレータの断面図
【図4】図3のアキュムレータを備えた密閉型回転圧縮
機の一部断面正面図
【符号の説明】
1 容器本体 2 入口管 3 出口管 4 仕切板 5 下部油戻し孔 9 上部油戻し孔 11 アキュムレータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2層に分離しやすい冷媒と油を循環させる
    冷凍サイクルに用いられるアキュムレータであって、
    器本体と、この容器本体に接続され前記冷凍サイクルの
    蒸発器に連通される入口管と、前記容器本体に接続され
    密閉型回転圧縮機の吸込側に連通される出口管とからな
    、前記出口管は前記密閉容器本体内上部空間に開口端
    を有するように容器本体の軸線方向に配設され、前記容
    器本体内部には仕切り板が前記出口管の内部開口端より
    下方に取り付けられており、また、前記出口管の前記容
    器本体への内側接続部近傍に下部油戻し孔を設け、前記
    出口管の仕切板に対向する部分と内部開口端の中間でか
    つ中心点近傍に前記下部油戻し孔より大きな上部油戻し
    孔を1個以上有することを特徴とするアキュムレータ。
JP25343291A 1991-10-01 1991-10-01 アキュムレータ Expired - Fee Related JP3284567B2 (ja)

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