JPH11132179A - 冷媒圧縮機 - Google Patents
冷媒圧縮機Info
- Publication number
- JPH11132179A JPH11132179A JP29134597A JP29134597A JPH11132179A JP H11132179 A JPH11132179 A JP H11132179A JP 29134597 A JP29134597 A JP 29134597A JP 29134597 A JP29134597 A JP 29134597A JP H11132179 A JPH11132179 A JP H11132179A
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- Japan
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- refrigerant
- refrigerating machine
- oil
- machine oil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、冷媒としてHFC(ハイドロフルオロ
カーボン)系冷媒、冷凍機油としてアルキルベンゼン系
の油を使用する冷凍サイクルの密閉型圧縮機では余剰冷
媒の生じる液バック運転時、吸入液だめマフラー内で冷
凍機油が液冷媒と二層分離して溜まり、冷凍機油が圧縮
機本体に戻らないため圧縮機本体内の冷凍機油が枯渇し
て潤滑不良を起こす恐れがあった。 【解決手段】 液だめ手段2から圧縮機1側に冷凍機油
15を戻すための油戻し孔21を、圧縮機1内の冷凍機
油面が圧縮機1の性能および信頼性を損なわない範囲に
維持されるように、吸入管20に設ける。
カーボン)系冷媒、冷凍機油としてアルキルベンゼン系
の油を使用する冷凍サイクルの密閉型圧縮機では余剰冷
媒の生じる液バック運転時、吸入液だめマフラー内で冷
凍機油が液冷媒と二層分離して溜まり、冷凍機油が圧縮
機本体に戻らないため圧縮機本体内の冷凍機油が枯渇し
て潤滑不良を起こす恐れがあった。 【解決手段】 液だめ手段2から圧縮機1側に冷凍機油
15を戻すための油戻し孔21を、圧縮機1内の冷凍機
油面が圧縮機1の性能および信頼性を損なわない範囲に
維持されるように、吸入管20に設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒としてHFC
(ハイドロフルオロカーボン)系冷媒を使用し、冷凍機
油として液化冷媒に対し非相溶解性もしくは微弱な溶解
性を有し、かつ液化冷媒に対し蒸発圧力および蒸発温度
条件において低密度である油を使用する冷媒圧縮機に関
する。
(ハイドロフルオロカーボン)系冷媒を使用し、冷凍機
油として液化冷媒に対し非相溶解性もしくは微弱な溶解
性を有し、かつ液化冷媒に対し蒸発圧力および蒸発温度
条件において低密度である油を使用する冷媒圧縮機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷媒圧縮機の構造は、例えば特開
平3−194185に示されており、一般的には図3の
ような構造となっている。ここで、冷媒圧縮機は、圧縮
機1と液だめ手段2よりなる。圧縮機1は、密閉容器1
1、電動要素12、圧縮要素13、軸受16、主軸1
7、及び冷凍機油給油口18を有し、一方、液だめ手段
2は、液だめマフラー19と、液だめマフラー19内を
上下方向に配設され下方に油戻し孔21が設けられた吸
入管20とを有する。なお、14は液化冷媒、15は液
化冷媒14に対し低密度で2層分離する冷凍機油であ
る。
平3−194185に示されており、一般的には図3の
ような構造となっている。ここで、冷媒圧縮機は、圧縮
機1と液だめ手段2よりなる。圧縮機1は、密閉容器1
1、電動要素12、圧縮要素13、軸受16、主軸1
7、及び冷凍機油給油口18を有し、一方、液だめ手段
2は、液だめマフラー19と、液だめマフラー19内を
上下方向に配設され下方に油戻し孔21が設けられた吸
入管20とを有する。なお、14は液化冷媒、15は液
化冷媒14に対し低密度で2層分離する冷凍機油であ
る。
【0003】次に、この装置の動作を説明する。圧縮機
1では、電動要素12の回転力が軸受16に支持された
主軸17により圧縮要素13に伝達され、これにより液
だめマフラー19を通り吸入管20より流入する冷媒が
圧縮される。主軸17や圧縮要素13の摺動部への給油
は、回転する主軸17の遠心ポンプ作用により行われ、
冷凍機油15は主軸17下端の冷凍機油給油口18を通
って軸受16と主軸17との摺動部などに送られる。
1では、電動要素12の回転力が軸受16に支持された
主軸17により圧縮要素13に伝達され、これにより液
だめマフラー19を通り吸入管20より流入する冷媒が
圧縮される。主軸17や圧縮要素13の摺動部への給油
は、回転する主軸17の遠心ポンプ作用により行われ、
冷凍機油15は主軸17下端の冷凍機油給油口18を通
って軸受16と主軸17との摺動部などに送られる。
【0004】この装置に、例えば、HFC(ハイドロフ
ルオロカーボン)系冷媒に対してアルキルベンゼンなど
の弱相溶性かつ低密度の冷凍機油を用いた場合、液バッ
ク運転等の余剰冷媒が生じるような運転時、液だめマフ
ラー19内に液化冷媒14が溜まったりすると、冷媒回
路内を循環する冷凍機油15が液化冷媒14に対し上層
に分離する。
ルオロカーボン)系冷媒に対してアルキルベンゼンなど
の弱相溶性かつ低密度の冷凍機油を用いた場合、液バッ
ク運転等の余剰冷媒が生じるような運転時、液だめマフ
ラー19内に液化冷媒14が溜まったりすると、冷媒回
路内を循環する冷凍機油15が液化冷媒14に対し上層
に分離する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来装置
では、液バック運転のような余剰冷媒の生じる運転モー
ドでは、以下のような問題点があった。液化冷媒14は
圧縮機1内だけでなく、液だめマフラー19内にも溜ま
る。そして、液化冷媒14に溶解しきれない冷凍機油1
5は、液化冷媒14と二層分離しその上方に溜まるが、
液化冷媒14がなくならない限り、図3ように下方にあ
る油戻し孔21から、冷凍機油15が圧縮機1内に戻る
ことはない。さらに、圧縮機1内にある冷凍機油15
は、吐出される冷媒とともに圧縮機1外の冷媒回路に持
ち出され、圧縮機1内の冷凍機油15は徐々に減少して
いく。長時間このような運転が続くと圧縮機1内の冷凍
機油15はなくなり、軸受16の潤滑不良を引き起こす
恐れがある。
では、液バック運転のような余剰冷媒の生じる運転モー
ドでは、以下のような問題点があった。液化冷媒14は
圧縮機1内だけでなく、液だめマフラー19内にも溜ま
る。そして、液化冷媒14に溶解しきれない冷凍機油1
5は、液化冷媒14と二層分離しその上方に溜まるが、
液化冷媒14がなくならない限り、図3ように下方にあ
る油戻し孔21から、冷凍機油15が圧縮機1内に戻る
ことはない。さらに、圧縮機1内にある冷凍機油15
は、吐出される冷媒とともに圧縮機1外の冷媒回路に持
ち出され、圧縮機1内の冷凍機油15は徐々に減少して
いく。長時間このような運転が続くと圧縮機1内の冷凍
機油15はなくなり、軸受16の潤滑不良を引き起こす
恐れがある。
【0006】また、油戻し孔21から冷凍機油15でな
く液化冷媒14が戻されることにより、圧縮機1内の液
化冷媒14が増加し、圧縮機1内においても、液化冷媒
14に対し冷凍機油15が上方に二層分離することによ
り、軸受16などの摺動部に油が供給できなくなり、潤
滑不良を引き起こす恐れがあった。
く液化冷媒14が戻されることにより、圧縮機1内の液
化冷媒14が増加し、圧縮機1内においても、液化冷媒
14に対し冷凍機油15が上方に二層分離することによ
り、軸受16などの摺動部に油が供給できなくなり、潤
滑不良を引き起こす恐れがあった。
【0007】また、圧縮要素13に適度な油が供給され
ないと十分なシール効果が得られないため、漏れ損失な
どを引き起こし、圧縮機の性能低下も引き起こす。
ないと十分なシール効果が得られないため、漏れ損失な
どを引き起こし、圧縮機の性能低下も引き起こす。
【0008】本発明はこれらの問題を解決するためにな
されたもので、冷凍機油として液化冷媒に対し非相溶解
性もしくは微弱な溶解性を有し、かつ液化冷媒に対し蒸
発圧力および蒸発温度条件において低密度である油を使
用する冷媒圧縮機に関して、余剰液化冷媒を貯留するこ
とができ、かつ、冷凍機油を適切に圧縮機に確実に戻す
ことができる、信頼性の高い装置を提供することを目的
とする。
されたもので、冷凍機油として液化冷媒に対し非相溶解
性もしくは微弱な溶解性を有し、かつ液化冷媒に対し蒸
発圧力および蒸発温度条件において低密度である油を使
用する冷媒圧縮機に関して、余剰液化冷媒を貯留するこ
とができ、かつ、冷凍機油を適切に圧縮機に確実に戻す
ことができる、信頼性の高い装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
液化冷媒を貯留することができ内部に吸入管が配設され
た液だめ手段と、前記吸入管を介して冷媒を吸入し主軸
及び該主軸に連動する圧縮要素を利用して該冷媒を圧縮
する圧縮機とを備えた冷媒圧縮機において、前記液だめ
手段から前記圧縮機側に冷凍機油を戻すための油戻し孔
を、前記圧縮機内の冷凍機油面が前記圧縮機の性能およ
び信頼性を損なわない範囲に維持されるように、前記吸
入管に設ける。
液化冷媒を貯留することができ内部に吸入管が配設され
た液だめ手段と、前記吸入管を介して冷媒を吸入し主軸
及び該主軸に連動する圧縮要素を利用して該冷媒を圧縮
する圧縮機とを備えた冷媒圧縮機において、前記液だめ
手段から前記圧縮機側に冷凍機油を戻すための油戻し孔
を、前記圧縮機内の冷凍機油面が前記圧縮機の性能およ
び信頼性を損なわない範囲に維持されるように、前記吸
入管に設ける。
【0010】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、圧前記液だめ手段が、前記主軸の一端側にある冷凍
機油給油口から、圧縮された冷媒を前記圧縮要素に対し
反対側に位置する空間へ吐出する吐出口までの圧縮機容
積に相当する量の液化冷媒を溜めることのできるように
する油戻し孔の位置を、前記油戻し孔の上限位置とす
る。
て、圧前記液だめ手段が、前記主軸の一端側にある冷凍
機油給油口から、圧縮された冷媒を前記圧縮要素に対し
反対側に位置する空間へ吐出する吐出口までの圧縮機容
積に相当する量の液化冷媒を溜めることのできるように
する油戻し孔の位置を、前記油戻し孔の上限位置とす
る。
【0011】本発明の第3の態様は、第1の態様におい
て、前記液だめ手段が、前記圧縮要素の圧縮作用端か
ら、圧縮された冷媒を前記圧縮要素に対し反対側に位置
する空間へ吐出する吐出口までの圧縮機容積に相当する
量の液化冷媒を溜めることのできるようにする油戻し孔
の位置を、前記油戻し孔の上限位置とする。
て、前記液だめ手段が、前記圧縮要素の圧縮作用端か
ら、圧縮された冷媒を前記圧縮要素に対し反対側に位置
する空間へ吐出する吐出口までの圧縮機容積に相当する
量の液化冷媒を溜めることのできるようにする油戻し孔
の位置を、前記油戻し孔の上限位置とする。
【0012】本発明の第4の態様は、第1の態様におい
て、前記油戻し孔を、前記吸入管の高さ方向の中央近傍
に設ける。
て、前記油戻し孔を、前記吸入管の高さ方向の中央近傍
に設ける。
【0013】
実施の形態1 以下、本発明に係る実施の形態1を、図1を用いて説明
する。図1は、吸入管20に設けられる油戻し孔21の
位置の違いを除いて、基本的に、図3と同じ構成であ
る。本発明の冷媒圧縮機は、冷媒として、例えば、HF
C(ハイドロフルオロカーボン)を主成分として使用
し、冷凍機油として、凝縮圧力及び凝縮温度条件にて液
化冷媒への重量溶解率が0.5〜7.0%、かつ蒸発圧
力及び蒸発温度条件にて液化冷媒への重量溶解率が0〜
2.0%の非溶解性もしくは微弱な溶解性を有し、この
液化冷媒に対し低密度である油を使用する。
する。図1は、吸入管20に設けられる油戻し孔21の
位置の違いを除いて、基本的に、図3と同じ構成であ
る。本発明の冷媒圧縮機は、冷媒として、例えば、HF
C(ハイドロフルオロカーボン)を主成分として使用
し、冷凍機油として、凝縮圧力及び凝縮温度条件にて液
化冷媒への重量溶解率が0.5〜7.0%、かつ蒸発圧
力及び蒸発温度条件にて液化冷媒への重量溶解率が0〜
2.0%の非溶解性もしくは微弱な溶解性を有し、この
液化冷媒に対し低密度である油を使用する。
【0014】この例において、油戻し孔21は、主軸1
7下端の冷凍機油給油口18面から、軸受16に被せら
れている吐出マフラー23の上端にある冷媒吐出口22
まで(図1のA部)の間の圧縮機容積に相当する液化冷
媒14を、液だめマフラー19内に溜めることができる
位置に設けられている。この位置は、図からわかるよう
に、吸入管20の高さ方向の概略中央部である。油戻し
孔21は、低すぎる位置にあると先に説明したような問
題が生じる一方、あまり高い位置に設けると、余剰冷媒
が少ないかもしくは無いような運転モードでは、液だめ
マフラー19内部に冷凍機油15が溜まり、圧縮機1内
の冷凍機油量が信頼性保証最少油量を下回る可能性があ
る。そこで、油戻し孔21は、ここで説明したこの位置
を上限とし、圧縮機1内の冷凍機油15の上面が、常
に、冷媒吐出口22と冷凍機油給油口18との間に維持
されるように設定する。これにより、圧縮機の性能低下
及び油循環量を許容範囲内に押さえることができる。
7下端の冷凍機油給油口18面から、軸受16に被せら
れている吐出マフラー23の上端にある冷媒吐出口22
まで(図1のA部)の間の圧縮機容積に相当する液化冷
媒14を、液だめマフラー19内に溜めることができる
位置に設けられている。この位置は、図からわかるよう
に、吸入管20の高さ方向の概略中央部である。油戻し
孔21は、低すぎる位置にあると先に説明したような問
題が生じる一方、あまり高い位置に設けると、余剰冷媒
が少ないかもしくは無いような運転モードでは、液だめ
マフラー19内部に冷凍機油15が溜まり、圧縮機1内
の冷凍機油量が信頼性保証最少油量を下回る可能性があ
る。そこで、油戻し孔21は、ここで説明したこの位置
を上限とし、圧縮機1内の冷凍機油15の上面が、常
に、冷媒吐出口22と冷凍機油給油口18との間に維持
されるように設定する。これにより、圧縮機の性能低下
及び油循環量を許容範囲内に押さえることができる。
【0015】実施の形態2 圧縮機の性能および信頼性をさらに確実にするために
は、油戻し孔21は、図2に示すように、圧縮要素13
の圧縮作用端から冷媒吐出口22まで(図2のB部)の
間の圧縮機容積に相当する液化冷媒14を、液だめマフ
ラー19内に溜めることができる位置を上限にして、圧
縮機1内の冷凍機油15の上面が、常に、圧縮要素13
の圧縮作用端と冷媒吐出口22との間に維持されるよう
にするのがよい。
は、油戻し孔21は、図2に示すように、圧縮要素13
の圧縮作用端から冷媒吐出口22まで(図2のB部)の
間の圧縮機容積に相当する液化冷媒14を、液だめマフ
ラー19内に溜めることができる位置を上限にして、圧
縮機1内の冷凍機油15の上面が、常に、圧縮要素13
の圧縮作用端と冷媒吐出口22との間に維持されるよう
にするのがよい。
【0016】実施の形態1及び2によれば、液バック運
転のような余剰冷媒が生じるような運転モードでは、従
来、圧縮機1内に存在していた液化冷媒14が液だめマ
フラー19内に溜まり、主軸と軸受け等の摺動部には冷
凍機油15が供給され、液だめマフラー19内の冷凍機
油15は油戻り孔21から確実に圧縮機1内に戻ること
が可能となる。また、余剰冷媒のない運転モードでも、
圧縮機1内には十分な冷凍機油量が確保される。
転のような余剰冷媒が生じるような運転モードでは、従
来、圧縮機1内に存在していた液化冷媒14が液だめマ
フラー19内に溜まり、主軸と軸受け等の摺動部には冷
凍機油15が供給され、液だめマフラー19内の冷凍機
油15は油戻り孔21から確実に圧縮機1内に戻ること
が可能となる。また、余剰冷媒のない運転モードでも、
圧縮機1内には十分な冷凍機油量が確保される。
【0017】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、圧縮機内
の冷凍機油面が圧縮機の性能および信頼性を損なわない
範囲に維持されるように、油戻し孔を吸入管に設けたの
で、圧縮機の性能及び信頼性が常に保持できる。
の冷凍機油面が圧縮機の性能および信頼性を損なわない
範囲に維持されるように、油戻し孔を吸入管に設けたの
で、圧縮機の性能及び信頼性が常に保持できる。
【0018】請求項2に係る発明によれば、安価な変更
で、液だめ手段に余剰冷媒を貯溜して圧縮機への液バッ
ク率を軽減できるとともに、冷凍機油を確実に圧縮機内
に戻して圧縮機本体に残存する冷凍機油を信頼性保証範
囲に維持するため、圧縮機の信頼性が保証できる。ま
た、圧縮機の摺動部に確実に冷凍機油を供給できるた
め、圧縮要素のシール性がを確保できる。
で、液だめ手段に余剰冷媒を貯溜して圧縮機への液バッ
ク率を軽減できるとともに、冷凍機油を確実に圧縮機内
に戻して圧縮機本体に残存する冷凍機油を信頼性保証範
囲に維持するため、圧縮機の信頼性が保証できる。ま
た、圧縮機の摺動部に確実に冷凍機油を供給できるた
め、圧縮要素のシール性がを確保できる。
【0019】請求項3に係る発明によれば、圧縮機の性
能及び信頼性を更に高めることができる。
能及び信頼性を更に高めることができる。
【0020】請求項4に係る発明によれば、容易な変更
で、液だめ手段に余剰冷媒を貯溜して圧縮機への液バッ
ク率を軽減できるとともに、冷凍機油を確実に圧縮機内
に戻して圧縮機本体に残存する冷凍機油を信頼性保証範
囲に維持するため、圧縮機の信頼性が保証できる。ま
た、圧縮機の摺動部に確実に冷凍機油を供給できるた
め、圧縮要素のシール性がを確保できる。
で、液だめ手段に余剰冷媒を貯溜して圧縮機への液バッ
ク率を軽減できるとともに、冷凍機油を確実に圧縮機内
に戻して圧縮機本体に残存する冷凍機油を信頼性保証範
囲に維持するため、圧縮機の信頼性が保証できる。ま
た、圧縮機の摺動部に確実に冷凍機油を供給できるた
め、圧縮要素のシール性がを確保できる。
【図1】 本発明に係る冷媒圧縮機の構成図である。
【図2】 本発明に係る冷媒圧縮機の別の構成図であ
る。
る。
【図3】 従来の冷媒圧縮機の構成図。
1 圧縮機、2 液だめ手段、11 密閉容器、12
電動要素、13 圧縮要素、14 液化冷媒、15 冷
凍機油、16 軸受、17 主軸、18 冷凍機油給油
口、19 液だめマフラー、20 吸入管、21 油戻
し孔、22 冷媒吐出口、23 吐出マフラー。
電動要素、13 圧縮要素、14 液化冷媒、15 冷
凍機油、16 軸受、17 主軸、18 冷凍機油給油
口、19 液だめマフラー、20 吸入管、21 油戻
し孔、22 冷媒吐出口、23 吐出マフラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井沢 毅司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 白藤 好範 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 関屋 慎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 瀬川 耕司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 液化冷媒を貯留することができ内部に吸
入管が配設された液だめ手段と、前記吸入管を介して冷
媒を吸入し主軸及び該主軸に連動する圧縮要素を利用し
て該冷媒を圧縮する圧縮機とを備えた冷媒圧縮機におい
て、 前記液だめ手段から前記圧縮機側に冷凍機油を戻すため
の油戻し孔を、前記圧縮機内の冷凍機油面が前記圧縮機
の性能および信頼性を損なわない範囲に維持されるよう
に、前記吸入管に設けることを特徴とする冷媒圧縮機。 - 【請求項2】 前記液だめ手段が、前記主軸の一端側に
ある冷凍機油給油口から、圧縮された冷媒を前記圧縮要
素に対し反対側に位置する空間へ吐出する吐出口までの
圧縮機容積に相当する量の液化冷媒を溜めることのでき
るようにする油戻し孔の位置を、前記油戻し孔の上限位
置とすることを特徴とする請求項1記載の冷媒圧縮機。 - 【請求項3】 前記液だめ手段が、前記圧縮要素の圧縮
作用端から、圧縮された冷媒を前記圧縮要素に対し反対
側に位置する空間へ吐出する吐出口までの圧縮機容積に
相当する量の液化冷媒を溜めることのできるようにする
油戻し孔の位置を、前記油戻し孔の上限位置とすること
を特徴とする請求項1記載の冷媒圧縮機。 - 【請求項4】 前記油戻し孔を、前記吸入管の高さ方向
の中央近傍に設けることを特徴とする請求項1記載の冷
媒圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29134597A JPH11132179A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 冷媒圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29134597A JPH11132179A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 冷媒圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11132179A true JPH11132179A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17767729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29134597A Pending JPH11132179A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 冷媒圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11132179A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103557162A (zh) * | 2013-10-22 | 2014-02-05 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 旋转式压缩机 |
CN113153751A (zh) * | 2021-02-24 | 2021-07-23 | 珠海格力电器股份有限公司 | 压缩机及具有其的空调器 |
-
1997
- 1997-10-23 JP JP29134597A patent/JPH11132179A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103557162A (zh) * | 2013-10-22 | 2014-02-05 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 旋转式压缩机 |
CN113153751A (zh) * | 2021-02-24 | 2021-07-23 | 珠海格力电器股份有限公司 | 压缩机及具有其的空调器 |
CN113153751B (zh) * | 2021-02-24 | 2022-04-05 | 珠海格力电器股份有限公司 | 压缩机及具有其的空调器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040120 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040204 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040330 |