JPH07127951A - アキュムレータ - Google Patents
アキュムレータInfo
- Publication number
- JPH07127951A JPH07127951A JP27851293A JP27851293A JPH07127951A JP H07127951 A JPH07127951 A JP H07127951A JP 27851293 A JP27851293 A JP 27851293A JP 27851293 A JP27851293 A JP 27851293A JP H07127951 A JPH07127951 A JP H07127951A
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- Japan
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- refrigerant
- accumulator
- outflow
- main body
- liquid
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/02—Centrifugal separation of gas, liquid or oil
Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Compressor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アキュムレータの気液分離効率の向上を計る
ことを目的としている。 【構成】 容器本体1に接続された冷媒の流入配管2の
内面に螺旋状の溝または突起を設ける。次に、容器本体
内部に貯留した液冷媒の乱れなく安定した面と平行にリ
ング状の仕切板7を設ける。さらに、上記流出配管の流
出口近傍にリング状の仕切板9を設けた。また、流出配
管の管壁の油戻穴3Aが、容器本体内部にて旋回する冷
媒の旋回中心近傍に位置するように設けた。
ことを目的としている。 【構成】 容器本体1に接続された冷媒の流入配管2の
内面に螺旋状の溝または突起を設ける。次に、容器本体
内部に貯留した液冷媒の乱れなく安定した面と平行にリ
ング状の仕切板7を設ける。さらに、上記流出配管の流
出口近傍にリング状の仕切板9を設けた。また、流出配
管の管壁の油戻穴3Aが、容器本体内部にて旋回する冷
媒の旋回中心近傍に位置するように設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷凍装置等に用いる
アキュムレータの構造に関するものである。
アキュムレータの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば実開昭63−188473
号公報に示された従来のアキュムレータを示す断面図で
あり、図において、1は本体、2は流入配管、3は流出
配管、3Aは流出配管3の管壁に設けられた油戻し穴、
4は流入口、5は流出口、6は規制部材である。図8は
その平面図を示す。
号公報に示された従来のアキュムレータを示す断面図で
あり、図において、1は本体、2は流入配管、3は流出
配管、3Aは流出配管3の管壁に設けられた油戻し穴、
4は流入口、5は流出口、6は規制部材である。図8は
その平面図を示す。
【0003】図9は一般的な冷凍サイクルを示す図であ
り、11はアキュムレータ、12は圧縮機、13は凝縮
器、14は減圧装置、15は蒸発器である。10は蒸発
器とアキュムレータとを接続する接続配管である。
り、11はアキュムレータ、12は圧縮機、13は凝縮
器、14は減圧装置、15は蒸発器である。10は蒸発
器とアキュムレータとを接続する接続配管である。
【0004】次に図9の動作について説明する。圧縮機
12で圧縮された冷媒は高温高圧のガスとなり、凝縮器
13で凝縮され液化する。液化された液冷媒は次の減圧
装置14にて減圧され、蒸発器15で蒸発しガス化して
再び圧縮機12に吸引されサイクルを形成するが、減圧
装置14の開度調整不足や蒸発器15に生成される霜を
除霜した際の過渡状態などにおいては液冷媒が蒸発器1
5で蒸発しきれずに液・ガス混合の2相流となって戻っ
てくるため、圧縮機保護としてアキュムレータ11を圧
縮機上流に配置している。
12で圧縮された冷媒は高温高圧のガスとなり、凝縮器
13で凝縮され液化する。液化された液冷媒は次の減圧
装置14にて減圧され、蒸発器15で蒸発しガス化して
再び圧縮機12に吸引されサイクルを形成するが、減圧
装置14の開度調整不足や蒸発器15に生成される霜を
除霜した際の過渡状態などにおいては液冷媒が蒸発器1
5で蒸発しきれずに液・ガス混合の2相流となって戻っ
てくるため、圧縮機保護としてアキュムレータ11を圧
縮機上流に配置している。
【0005】次いで図7、図8の動作について説明す
る。液・ガス2相流冷媒(以下2相流冷媒)は、アキュ
ムレータ11の本体1に接続された流入配管2を通り流
入口4より本体内部に流入する。流入した2相流冷媒の
うち、液冷媒は本体1下方に重力により落ち溜まる。溜
まった液冷媒は、上記流出配管3の冷媒流出口5の高さ
に至るまでは本体内で気化し、ガス冷媒となって冷媒流
出口5より吸引(以下気液分離)される。上記冷凍サイ
クルを循環する冷媒中には、圧縮機12の軸受け部(図
示せず)を潤滑させるための冷凍機油(図示せず)が溶
け込んでいて、アキュムレータ本体内には液冷媒ととも
にこの冷凍機油が溜まるが、上記油戻し穴3Aより少量
ずつ圧縮機12へ返油される。規制部材6は、気液分離
の向上を目的として設けられたもので流入した冷媒が直
接的に流出配管3に吸引されないように冷媒流出口5近
傍に設けられている。
る。液・ガス2相流冷媒(以下2相流冷媒)は、アキュ
ムレータ11の本体1に接続された流入配管2を通り流
入口4より本体内部に流入する。流入した2相流冷媒の
うち、液冷媒は本体1下方に重力により落ち溜まる。溜
まった液冷媒は、上記流出配管3の冷媒流出口5の高さ
に至るまでは本体内で気化し、ガス冷媒となって冷媒流
出口5より吸引(以下気液分離)される。上記冷凍サイ
クルを循環する冷媒中には、圧縮機12の軸受け部(図
示せず)を潤滑させるための冷凍機油(図示せず)が溶
け込んでいて、アキュムレータ本体内には液冷媒ととも
にこの冷凍機油が溜まるが、上記油戻し穴3Aより少量
ずつ圧縮機12へ返油される。規制部材6は、気液分離
の向上を目的として設けられたもので流入した冷媒が直
接的に流出配管3に吸引されないように冷媒流出口5近
傍に設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のアキュムレータ
は以上のように構成されているが、実際のアキュムレー
タ内部の液冷媒の挙動は穏やかなものではなく、図7、
図8に示すような規制部材だけではアキュムレータの気
液分離効率を向上させることは困難であり、本体内の冷
媒の挙動を考慮する必要があった。また、気液分離効率
が悪いアキュムレータを使用する冷凍装置には、多量の
液冷媒戻りに耐え得る耐力を持った強靱な圧縮機を高コ
ストを持って採用しなければならないなどの製造元とし
ての問題もあった。
は以上のように構成されているが、実際のアキュムレー
タ内部の液冷媒の挙動は穏やかなものではなく、図7、
図8に示すような規制部材だけではアキュムレータの気
液分離効率を向上させることは困難であり、本体内の冷
媒の挙動を考慮する必要があった。また、気液分離効率
が悪いアキュムレータを使用する冷凍装置には、多量の
液冷媒戻りに耐え得る耐力を持った強靱な圧縮機を高コ
ストを持って採用しなければならないなどの製造元とし
ての問題もあった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、アキュムレータの気液分離効率
を向上を計れると共に、圧縮機の液戻り耐力はさほど考
慮せずに信頼性の高い冷凍装置を得ることを目的として
いる。
ためになされたもので、アキュムレータの気液分離効率
を向上を計れると共に、圧縮機の液戻り耐力はさほど考
慮せずに信頼性の高い冷凍装置を得ることを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるアキュ
ムレータは、本体に接続された冷媒の流入配管の内面に
螺旋状の溝または突起を設けたものである。
ムレータは、本体に接続された冷媒の流入配管の内面に
螺旋状の溝または突起を設けたものである。
【0009】さらに本体内周壁に沿って、略々水平に取
付けられた仕切板を備えたものである。
付けられた仕切板を備えたものである。
【0010】流入配管の内面に螺旋状の溝または突起を
設けたもの、または更に本体の内周壁に沿って、略々水
平に仕切板を取付けたものにおいて、流出配管の冷媒流
出口近傍に、仕切板を嵌着する。
設けたもの、または更に本体の内周壁に沿って、略々水
平に仕切板を取付けたものにおいて、流出配管の冷媒流
出口近傍に、仕切板を嵌着する。
【0011】油戻し穴が、容器本体内で旋回する冷媒の
旋回中心近傍に位置するようにしたものである。
旋回中心近傍に位置するようにしたものである。
【0012】
【作用】この発明におけるアキュムレータは、流入配管
内面に設けられた螺旋状の溝または突起により流入冷媒
に常に一定方法の旋回力が与えられ、冷媒の本体内での
挙動が一定方向の旋回流として安定し流出配管への直接
的な冷媒吸引が画期的に減少する。
内面に設けられた螺旋状の溝または突起により流入冷媒
に常に一定方法の旋回力が与えられ、冷媒の本体内での
挙動が一定方向の旋回流として安定し流出配管への直接
的な冷媒吸引が画期的に減少する。
【0013】さらに、旋回している液冷媒が本体内壁を
伝ってある一定高さになると容器本体の内周壁に沿って
略々水平に取付けられた中空の仕切板によりその上昇が
抑止され、高気液分離効率が維持される。
伝ってある一定高さになると容器本体の内周壁に沿って
略々水平に取付けられた中空の仕切板によりその上昇が
抑止され、高気液分離効率が維持される。
【0014】また、本体内液冷媒は実際には流出配管に
衝突した際に流出配管壁面を伝って流出口より吸引され
るため、流出口近傍に仕切板を嵌着し、液冷媒の流出を
防止する。
衝突した際に流出配管壁面を伝って流出口より吸引され
るため、流出口近傍に仕切板を嵌着し、液冷媒の流出を
防止する。
【0015】運転時、容器本体内で旋回する液冷媒の液
面高さが安定している旋回中心近傍に油戻穴を設けてい
るので、常に一定量ずつ安定して冷媒機油を液冷媒と共
に圧縮機に還すことができる。また、極低温度となり液
冷媒と冷凍機油とが2相に分離した場合でも、比重の小
さい冷凍機油は旋回中心部に集まってくる。このため、
旋回中心部近傍に設けた油戻穴からは優先的に冷凍機油
を圧縮機へ返油することができ、吐出ガスと共に圧縮機
から送出された冷凍機油が圧縮機に充分返油され、潤滑
油が枯渇することなく圧縮機の信頼性を高く維持するこ
とができる。
面高さが安定している旋回中心近傍に油戻穴を設けてい
るので、常に一定量ずつ安定して冷媒機油を液冷媒と共
に圧縮機に還すことができる。また、極低温度となり液
冷媒と冷凍機油とが2相に分離した場合でも、比重の小
さい冷凍機油は旋回中心部に集まってくる。このため、
旋回中心部近傍に設けた油戻穴からは優先的に冷凍機油
を圧縮機へ返油することができ、吐出ガスと共に圧縮機
から送出された冷凍機油が圧縮機に充分返油され、潤滑
油が枯渇することなく圧縮機の信頼性を高く維持するこ
とができる。
【0016】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1、図2は、この発明におけるアキュムレータ
の平面図と断面図を示す。図において、1は本体、2は
流入配管、3はU字状に形成され、その冷媒流出口5が
上記本体1内上部に位置するように配設された流出配
管、3Aは流出配管3の管壁に設けられた油戻し穴、4
は流入口、流入配管2の内面には、螺旋状の溝2Aが設
けられている。螺旋状の溝2Aの替わりに突起(図示せ
ず)を設ける場合もある。また10は蒸発器15からア
キュムレータまでの接続配管であり、その部分に流入配
管2の内面に設けられた螺旋状の溝2Aと同方向に溝の
造られた内面溝付き管を使用する場合もある。
する。図1、図2は、この発明におけるアキュムレータ
の平面図と断面図を示す。図において、1は本体、2は
流入配管、3はU字状に形成され、その冷媒流出口5が
上記本体1内上部に位置するように配設された流出配
管、3Aは流出配管3の管壁に設けられた油戻し穴、4
は流入口、流入配管2の内面には、螺旋状の溝2Aが設
けられている。螺旋状の溝2Aの替わりに突起(図示せ
ず)を設ける場合もある。また10は蒸発器15からア
キュムレータまでの接続配管であり、その部分に流入配
管2の内面に設けられた螺旋状の溝2Aと同方向に溝の
造られた内面溝付き管を使用する場合もある。
【0017】この実施例におけるアキュムレータは、流
入配管2の内面に設けられた螺旋状の溝または突起2A
により流入冷媒に常に一定方法の旋回力(図中矢印方
向)が与えられ、冷媒の本体1内での挙動が一定方向の
旋回流として安定し、流出配管3への直接的な冷媒吸引
が画期的に減少する。
入配管2の内面に設けられた螺旋状の溝または突起2A
により流入冷媒に常に一定方法の旋回力(図中矢印方
向)が与えられ、冷媒の本体1内での挙動が一定方向の
旋回流として安定し、流出配管3への直接的な冷媒吸引
が画期的に減少する。
【0018】実施例2.この実施例(図3、図4)にお
けるアキュムレータ本体1の内周壁に沿って、略々水平
にリング状の本体用仕切板7を設けたものである。
けるアキュムレータ本体1の内周壁に沿って、略々水平
にリング状の本体用仕切板7を設けたものである。
【0019】このアキュムレータにおける液冷媒は、図
中8(斜線部)のような波面をもって本体1内を旋回す
る。つまり本体1の中心から円周方向に向かって液面は
高くなる。従って、実際の本体容積を有効活用する以前
に本体壁面を伝って流入配管3の流入口5から吸引され
ていた液冷媒は、仕切板7によりその高さを規制され、
本体1の容積を有効に活用できるようになる。
中8(斜線部)のような波面をもって本体1内を旋回す
る。つまり本体1の中心から円周方向に向かって液面は
高くなる。従って、実際の本体容積を有効活用する以前
に本体壁面を伝って流入配管3の流入口5から吸引され
ていた液冷媒は、仕切板7によりその高さを規制され、
本体1の容積を有効に活用できるようになる。
【0020】実施例3.このアキュムレータにおける流
出配管3の流出口5の近傍に、リング状の流出配管用仕
切板9を嵌着したものである。
出配管3の流出口5の近傍に、リング状の流出配管用仕
切板9を嵌着したものである。
【0021】このアキュムレータにおける液冷媒は、前
記図4中の8(斜線部)のような波面をもって本体1内
を旋回しているが、その旋回途中で必ず流出配管3に衝
突する。衝突した液冷媒は流入配管3の上方に跳ね上が
るが、仕切板9によってその跳ね上がりが規制され流出
口5より吸引されることがなくなる。更に図6に示すよ
うに、本体内周壁に沿って、リング状の仕切板7を設け
ることにより、より確実に液冷媒の流出口5への流出を
抑止することができる。
記図4中の8(斜線部)のような波面をもって本体1内
を旋回しているが、その旋回途中で必ず流出配管3に衝
突する。衝突した液冷媒は流入配管3の上方に跳ね上が
るが、仕切板9によってその跳ね上がりが規制され流出
口5より吸引されることがなくなる。更に図6に示すよ
うに、本体内周壁に沿って、リング状の仕切板7を設け
ることにより、より確実に液冷媒の流出口5への流出を
抑止することができる。
【0022】実施例4.このアキュムレータにおける油
戻し穴3Aは、容器本体内底部に位置し、かつ旋回する
冷媒の旋回中心近傍に設けたものである。
戻し穴3Aは、容器本体内底部に位置し、かつ旋回する
冷媒の旋回中心近傍に設けたものである。
【0023】図4に示すように運転時の液面は容器本体
内で皿状に形成されているが旋回中心近傍の液面高さは
安定性がよい。これに対して容器内周壁に近い液面高さ
は変動が著しい。一方、油戻穴3Aは液冷媒と混合し
た、或いは液冷媒に溶け込んだ冷凍機油を常に一定量ず
つ圧縮機12に戻すために設けたものであるが、油戻穴
3Aから吸入される前述の液冷媒量は、圧縮機12の回
転数が一定であれば油戻穴3A入口における液圧によっ
て決まってくる。この実施例においては、運転時液面高
さの安定性がよい冷媒の旋回中心近傍に油戻穴3Aを設
けているので、常に一定量ずつ冷凍機油が液冷媒と共に
圧縮機に還り、圧縮機の信頼性を高く維持することがで
きる。
内で皿状に形成されているが旋回中心近傍の液面高さは
安定性がよい。これに対して容器内周壁に近い液面高さ
は変動が著しい。一方、油戻穴3Aは液冷媒と混合し
た、或いは液冷媒に溶け込んだ冷凍機油を常に一定量ず
つ圧縮機12に戻すために設けたものであるが、油戻穴
3Aから吸入される前述の液冷媒量は、圧縮機12の回
転数が一定であれば油戻穴3A入口における液圧によっ
て決まってくる。この実施例においては、運転時液面高
さの安定性がよい冷媒の旋回中心近傍に油戻穴3Aを設
けているので、常に一定量ずつ冷凍機油が液冷媒と共に
圧縮機に還り、圧縮機の信頼性を高く維持することがで
きる。
【0024】また、流入冷媒の蒸発温度が低くなればな
るほど(冷凍機油にとっては粘度が増加し圧縮機へ返油
しにくくなる)冷凍機油と液冷媒とが分離し2相に分か
れるが、液冷媒が旋回していれば比重の軽い冷凍機油は
旋回中心方向へ集まってくる。そこで、アキュムレータ
における油戻し穴3Aが容器本体内で旋回する冷媒の旋
回中心近傍に位置するようにしたので、油戻し穴3Aか
ら優先的に冷凍機油を圧縮機へ返油することが可能とな
る。
るほど(冷凍機油にとっては粘度が増加し圧縮機へ返油
しにくくなる)冷凍機油と液冷媒とが分離し2相に分か
れるが、液冷媒が旋回していれば比重の軽い冷凍機油は
旋回中心方向へ集まってくる。そこで、アキュムレータ
における油戻し穴3Aが容器本体内で旋回する冷媒の旋
回中心近傍に位置するようにしたので、油戻し穴3Aか
ら優先的に冷凍機油を圧縮機へ返油することが可能とな
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば冷媒の
流入配管の内面に螺旋状の溝または突起を設けたので、
本体内部での液冷媒波面を旋回運動として安定させるこ
とが可能となり、アキュムレータの気液分離効率を向上
することができる効果がある。
流入配管の内面に螺旋状の溝または突起を設けたので、
本体内部での液冷媒波面を旋回運動として安定させるこ
とが可能となり、アキュムレータの気液分離効率を向上
することができる効果がある。
【0026】さらに容器本体の内周壁に沿って、略々水
平に中空の仕切板を取付けたので、旋回運動をする液冷
媒は旋回の中心から円周方向に向かって高くなった液面
を形成するが該仕切板によってその高さが規制されるた
め本体の容積を有効に活用でき、液冷媒の流出を抑止す
ることができる。
平に中空の仕切板を取付けたので、旋回運動をする液冷
媒は旋回の中心から円周方向に向かって高くなった液面
を形成するが該仕切板によってその高さが規制されるた
め本体の容積を有効に活用でき、液冷媒の流出を抑止す
ることができる。
【0027】また、容器本体内において、旋回している
液冷媒は流出配管に衝突して流入配管の上方に跳ね上が
るが、この跳ね上がった液冷媒は流出口近傍に嵌着され
た仕切板によって規制されるため流出口より吸引される
ことがなり、気液分離効率が向上できる。また、更に本
体内周壁に略々水平に取付けた仕切板を設けることによ
り、より確実に液冷媒が流出口より流出するのを防止す
ることができる。
液冷媒は流出配管に衝突して流入配管の上方に跳ね上が
るが、この跳ね上がった液冷媒は流出口近傍に嵌着され
た仕切板によって規制されるため流出口より吸引される
ことがなり、気液分離効率が向上できる。また、更に本
体内周壁に略々水平に取付けた仕切板を設けることによ
り、より確実に液冷媒が流出口より流出するのを防止す
ることができる。
【0028】アキュムレータにおける油戻し穴を容器本
体内で旋回する冷媒の旋回中心近傍に位置するようにし
たので、冷凍機油を、常に一定量ずつ安定して圧縮機に
返油することができる。また、流入冷媒の蒸発温度が低
くなって圧縮機への返油条件が悪化した状態でも油戻し
穴から優先的に冷凍機油を圧縮機へ返油することが可能
となる。
体内で旋回する冷媒の旋回中心近傍に位置するようにし
たので、冷凍機油を、常に一定量ずつ安定して圧縮機に
返油することができる。また、流入冷媒の蒸発温度が低
くなって圧縮機への返油条件が悪化した状態でも油戻し
穴から優先的に冷凍機油を圧縮機へ返油することが可能
となる。
【図1】この発明の実施例1によるアキュムレータを示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】この発明の実施例1によるアキュムレータを示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】この発明の実施例2によるアキュムレータを示
す平面図である。
す平面図である。
【図4】この発明の実施例2によるアキュムレータを示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】この発明の実施例3によるアキュムレータを示
す平面図である。
す平面図である。
【図6】この発明の実施例3および4によるアキュムレ
ータを示す断面図である。
ータを示す断面図である。
【図7】従来のアキュムレータを示す断面図である。
【図8】従来のアキュムレータを示す平面図である。
【図9】一般的な冷凍サイクルを示す図である。
1 容器本体 2 流入配管 3 流出配管 3A 流出配管の壁面に設けられた油戻し穴 5 流出口 7 本体用仕切板 9 流出配管用仕切板 11 アキュムレータ 12 圧縮機
Claims (4)
- 【請求項1】 密閉された容器本体(以下本体)と、こ
の本体に接続された冷媒の流入配管と、U字状に形成さ
れ、その冷媒流出口が上記本体内上部に位置するように
配設された流出配管とを備えたアキュムレータにおい
て、上記流入配管の内面に螺旋状の溝または突起を設け
たことを特徴とするアキュムレータ。 - 【請求項2】 容器本体内周壁に沿って、略々水平に取
付けられた中空仕切板を備えたことを特徴とする請求項
第1項記載のアキュムレータ。 - 【請求項3】 上記流出配管の冷媒流出口近傍に、嵌着
された仕切板を設けたことを特徴とする請求項第1項ま
たは第2項記載のアキュムレータ。 - 【請求項4】 流出配管の管壁の油戻穴が、容器本体内
部にて旋回する冷媒の旋回中心近傍に設けられたことを
特徴とする請求項第1項記載のアキュムレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27851293A JPH07127951A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | アキュムレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27851293A JPH07127951A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | アキュムレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07127951A true JPH07127951A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17598335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27851293A Pending JPH07127951A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | アキュムレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07127951A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2836211A1 (fr) * | 2002-02-18 | 2003-08-22 | Valeo Climatisation | Separateur liquide/vapeur dans une boucle de climatisation |
EP1612494A2 (de) * | 2004-07-02 | 2006-01-04 | Hansa Metallwerke Ag | Akkumulator für eine Klimaanlage, insbesondere Fahrzeug-Klimaanlage |
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- 1993-11-08 JP JP27851293A patent/JPH07127951A/ja active Pending
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