JP2000088369A - 冷凍サイクル - Google Patents

冷凍サイクル

Info

Publication number
JP2000088369A
JP2000088369A JP10256184A JP25618498A JP2000088369A JP 2000088369 A JP2000088369 A JP 2000088369A JP 10256184 A JP10256184 A JP 10256184A JP 25618498 A JP25618498 A JP 25618498A JP 2000088369 A JP2000088369 A JP 2000088369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
oil separator
oil
connection pipe
refrigeration cycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10256184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4294764B2 (ja
Inventor
Satoru Hirakuni
悟 平國
Yoshihiro Sumida
嘉裕 隅田
Akira Nishizawa
章 西澤
Hitoshi Maruyama
等 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP25618498A priority Critical patent/JP4294764B2/ja
Publication of JP2000088369A publication Critical patent/JP2000088369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4294764B2 publication Critical patent/JP4294764B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油分離器以降の冷凍サイクルに冷凍機油が流
れることはほとんど無く、接続配管内の圧力損失が低減
され、さらに熱交換器内での熱伝達が促進され熱交換量
も増加する高性能な冷凍サイクルを提供すること。 【解決手段】 冷媒を圧縮し冷凍機油により潤滑される
圧縮機、凝縮器、絞り部機構および蒸発器を有する冷凍
サイクルにおいて、圧縮機と凝縮器の間に垂直上昇方向
に、冷凍機油と冷媒を分離・貯溜する油分離器を設置
し、この油分離器の流れに対して直角方向の断面積と、
圧縮機と油分離器との接続配管の径とを、油分離器及び
接続配管内を冷凍機油が冷媒とともに流動しない大きさ
とし、圧縮機の停止中に、油分離器から冷凍機油を圧縮
機へ戻す構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍サイクル中
の冷凍機油と冷媒の分離に関する。
【0002】
【従来の技術】図30は、例えば特開昭63−2517
61号公報や特開平4−52466号公報に示された冷
凍サイクルに類似した従来の冷凍サイクルを示す図であ
る。図において、1は圧縮機、2は圧縮機1と油分離器
3を接続する接続配管、3は油分離器、11は油分離器
3と圧縮機1の吸入配管とを接続する接続配管、12は
開閉弁、4は油分離器3と凝縮器5を接続する接続配
管、5は凝縮器5である。従来の冷凍サイクルは前記の
ように構成され、圧縮機1より高圧高温の蒸気冷媒と冷
凍機油が混合して吐出され接続配管2を通って、油分離
器3に流入する。
【0003】そこで、高温高圧の蒸気冷媒と冷凍機油は
分離され、冷媒は凝縮器5への接続配管4に流入し、分
離された冷凍機油は油分離器3下部に溜まり、接続配管
11から開閉弁12および圧縮機吸入配管10を介して
圧縮機1へと戻る。特開昭63−251761号公報に
おいて、圧縮機1起動後一定時間は開閉弁12を閉じた
状態にし、冷凍機油を戻さない状態を発生させ、圧縮機
1への液冷媒供給を防いでいる。また、特開平4−52
466号では圧縮機1起動後一定時間は開閉弁12を開
け圧縮機1内の冷凍機油に溶け込んだ冷媒がフォーミン
グして圧縮機1内の冷凍機油不足を起こさないように圧
縮機吸入圧力を調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷凍サイクルで
は圧縮機1が運転されると、開閉弁12を開け冷凍機油
を圧縮機1に戻し、停止すると開閉弁12を閉じる制御
を行なっていた。冷凍サイクル内において圧縮機1運転
中、油分離器3では圧縮機1から流入した高温高圧の蒸
気冷媒と冷凍機油の混合物は分離され冷媒は凝縮器5へ
の接続配管4に流入し、分離された冷凍機油は油分離器
3下部に溜まり、接続配管11から開閉弁12および圧
縮機吸入配管10を介して圧縮機1へと戻る。前記冷媒
回路において前記開閉弁12の前記制御を行うと、油分
離器3から冷凍機油が圧縮機1に戻る際に、冷媒の一部
も圧縮機1に戻ることもあり、性能低下の原因となると
いう問題点があった。
【0005】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたもので、油分離器以降の冷凍サイクルに冷凍
機油が流れることはほとんど無く、接続配管内の圧力損
失が低減され、さらに熱交換器内での熱伝達が促進され
熱交換量も増加する高性能な冷凍サイクルを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷凍サイ
クルは、冷媒を圧縮し冷凍機油により潤滑される圧縮
機、凝縮器、絞り部機構および蒸発器を有する冷凍サイ
クルにおいて、圧縮機と凝縮器の間に垂直上昇方向に、
冷凍機油と冷媒を分離・貯溜する油分離器を設置し、こ
の油分離器の流れに対して直角方向の断面積と、圧縮機
と油分離器との接続配管の径とを、油分離器及び接続配
管内を冷凍機油が冷媒とともに流動しない大きさとし、
圧縮機の停止中に、油分離器から冷凍機油を圧縮機へ戻
す構成としたものである。
【0007】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設けたものである。
【0008】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続したも
のである。
【0009】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧
縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に
挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設けた
ものである。
【0010】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧
縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に
挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設け、
圧縮機からの接続配管の先端部を閉塞させたものであ
る。
【0011】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧
縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に
挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設け、
圧縮機からの接続配管の先端部を曲げたものである。
【0012】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入
代を持って挿入したものである。
【0013】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入
代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入
代を持って挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口
部を設けたものである。
【0014】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入
代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入
代を持って挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口
部を設け、圧縮機からの接続配管の先端部を閉塞させた
ものである。
【0015】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入
代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入
代を持って挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口
部を設け、圧縮機からの接続配管の先端部を曲げたもの
である。
【0016】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御したもの
である。
【0017】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器上面に接続したものである。
【0018】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配
管を一定の挿入代を持って挿入したものである。
【0019】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配
管を一定の挿入代を持って挿入し、冷凍機油の油面より
上部の挿入部側面に開口部を設け、先端部を閉塞させた
ものである。
【0020】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配
管を一定の挿入代を持って挿入し、冷凍機油の油面より
上部において先端部を曲げたものである。
【0021】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し
たものである。
【0022】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し
たものである。
【0023】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入
し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入
し、冷凍機油の油面より上部の挿入部側面に開口部を設
け、先端部を閉塞させたものである。
【0024】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入
し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入
し、冷凍機油の油面より上部において先端部を曲げたも
のである。
【0025】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、油
分離器から凝縮器への接続配管を一定の挿入代を持って
油分離器に挿入して接続したものである。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図面を参照して説明する。図1、図2、
図3、図4および図5は、この発明の実施の形態の一例
を示す図で、図1は冷蔵庫正面図、図2は図1のA−A
線断面図、図3は冷蔵庫背面下部の図、図4は冷媒回路
図、図5は図4のA部拡大図縦断面図である。図におい
て、1は圧縮機、2は圧縮機1と油分離器3を接続する
配管、3は油分離器、4は油分離器3と凝縮器5を接続
する配管、5は凝縮器5、6は凝縮器5と絞り部7を接
続する接続配管、7は絞り部、8は絞り部7と蒸発器9
を接続する接続配管、9は蒸発器、10は圧縮機吸入配
管、14は圧縮機1の発停を決定する冷蔵庫内温度セン
サーである。圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管
2は油分離器3の底面に接続され、油分離器3と凝縮器
5を接続する接続配管4は前記油分離器3の上面に接続
されている。さらに、油分離器3は圧縮機1の吐出部分
より上部に設置されている。
【0027】冷蔵庫での冷凍サイクルの動作につてまず
説明する。冷蔵庫では冷蔵庫内に設けられた温度センサ
ー14が、予め記憶装置内に記憶されている設定温度A
を検知した場合、圧縮機1を運転し冷媒を冷凍サイクル
内に循環させ冷蔵庫内から熱を奪って、冷蔵庫外にその
熱を放熱することによって冷蔵庫内を冷却する。また、
前記温度センサーが予め記憶装置内に記憶されている設
定温度Bを検知すると圧縮機1の運転を停止させ冷蔵庫
内の冷却を停止する。このように冷蔵庫では圧縮機1を
発停させることによって、冷蔵庫内の温度が一定の温度
範囲内になるように温度制御を行っている。
【0028】次に、前記のように構成された冷凍サイク
ルにおいて圧縮機1運転中の冷媒の流れについて説明す
る。圧縮機1から吐出された高圧高温の蒸気冷媒は、圧
縮機1と油分離器3を接続する接続配管2を通って、油
分離器3の底面から流入し、そのままの状態で油分離器
3上部に接続された油分離器3と凝縮器5を接続する接
続配管4を通って凝縮器5に流入する。
【0029】凝縮器5で冷媒は凝縮し液冷媒となって凝
縮器5と絞り部7を接続する接続配管6を通過し、絞り
部7に流入する。絞り部7で減圧された冷媒は低温低圧
の気液二相となって絞り部7と蒸発器9を接続する接続
配管8を通って、蒸発器9に流入する。上記二相冷媒は
蒸発器9内で蒸発することによって熱を吸収し蒸気冷媒
へとなる。その後冷媒は圧縮機吸入配管10を通って圧
縮機1へ還流し、圧縮機1によって低圧中温の冷媒が再
び圧縮されて高圧高温の冷媒となる。
【0030】次に冷凍機油の流れについて説明する。圧
縮機1から吐出された冷凍機油の流動状態は図6に示す
ように、圧縮機1を出た直後は噴霧状で流動しているた
め圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2を通過す
る冷媒の速度程度で流れている。しかし、冷凍機油は圧
縮機1と油分離器3の接続配管を流れ方向に流れて行く
に従って、噴霧状の冷凍機油が接続配管に衝突し、冷凍
機油の一部は接続配管に沿った流れとなり、全体の流動
状態は図7に示すように環状噴霧流的に流れるようにな
る。管壁に沿った流れの冷凍機油は蒸気冷媒速度以下と
なるが、噴霧状の冷凍機油は蒸気冷媒速度程度で流動
し、油分離器3に垂直上昇方向の流れとなって流入す
る。油分離器入口部では、接続配管2の管壁に沿った流
れの冷凍機油は大きな油滴となり、噴霧状の冷凍機油は
そのままの状態で油分離器3内に流入する。
【0031】ここで、垂直上昇管内の蒸気冷媒と油滴と
なった冷凍機油の流動について説明する。油滴を理想的
に球形と考え垂直上昇管内での油滴に働く力のバランス
を考えると図8のようになる。油滴には上向に蒸気冷媒
の流れによって働く抗力と浮力が働き、下向きに重力に
よる力が働く。油滴が静止している場合は次の運動方程
式が成り立つ。
【0032】
【数1】
【0033】ここに、Cd、ρg、ρoil、Ug、g およびDoi
lはそれぞれ抗力係数[-]、蒸気冷媒密度[kg/m]、冷凍機
油密度[kg/m]、蒸気冷媒速度[m/s]、重力[m/s]および油
滴直径[m]である。この式から蒸気冷媒速度を導出する
と次式のようになる。
【0034】
【数2】
【0035】この式から、ある大きさの油滴に対して油
滴が静止する蒸気冷媒速度が算出される。つまり、この
速度以上で蒸気冷媒が流れていれば油滴は冷媒とともに
流動し、この速度以下で冷媒が流れていれば油滴は流れ
に対して下降していくことになる。また、この式からわ
かるように油滴径によってバランスする蒸気冷媒速度も
変化することがわかる。また、次に配管内を流れる蒸気
冷媒の速度は次式より算出される。
【0036】
【数3】
【0037】ここに、Gr、Dおよびπはそれぞれ冷媒
質量流量[kg/h]、配管内径[m]および円周率[-]であ
る。前記(2)式より算出される蒸気冷媒速度より、
(3)式から算出される蒸気冷媒速度が遅くなるような
配管内径は(2)、(3)式より次式のように算出され
る。
【0038】
【数4】
【0039】ある油滴径持つ油滴に対して(4)式より
求められる内径以上の配管もしくは容器では油滴は蒸気
冷媒とともに流動することはない。そこで、前記内容を
踏まえて油分離器3内における冷凍機油の流動について
説明する。圧縮機1と油分離器3の接続配管2の内径か
ら(4)式に油分離器3に流入する油滴内径を用いて算
出される内径より大きい内径を持つ配管または容器を接
続することによって蒸気冷媒の流速は低下し、前記油分
離器入口部の大きな油滴はもちろん噴霧状の冷凍機油も
ほとんど油分離器3内に滞留する。
【0040】しかし冷凍機油の一部算出に用いた直径よ
り小さな油滴はそのままの状態で油分離器3上面に接続
された油分離器3と凝縮器5の接続配管4に流入する。
時間の経過とともに油分離器3内には冷凍機油が溜まり
込み、圧縮機1と油分離器3の接続配管2から流入して
くる冷凍機油と蒸気冷媒は油分離器3内では図9のよう
に冷凍機油に吹き出すような流動状態となり、流入して
きた冷凍機油は溜まり込んでいる冷凍機油に取り込まれ
るようになる。
【0041】また、溜まり込んだ冷凍機油と蒸気冷媒の
境界面は激しく波立つようになり、冷凍機油の一部は油
滴となって油分離器3上面に接続してある油分離器3と
凝縮器5の接続配管に流入するようになる。温度センサ
ー14が設定温度Bを検知して圧縮機1を停止した場合
は、圧縮機1停止後、圧縮機1内の冷媒圧力と油分離器
3内の冷媒圧力がバランスすると、油分離器3内に滞留
していた冷凍機油は油分離器3を圧縮機1の吐出部より
上部に設置しているため、高低差によって圧縮機1と油
分離器3を接続する接続配管2を介して圧縮機1に戻
る。
【0042】前記のように油分離器3を設置したことに
よって、油分離器3以降の冷凍サイクルに冷凍機油が流
れることはほとんど無く、配管内の圧力損失が低減さ
れ、さらに熱交換器内での熱伝達が促進され熱交換量も
増加する。これによって、高性能な冷凍サイクルが実現
される。また、圧縮機1へ冷凍機油を確実に戻すため、
圧縮機1の信頼性も高めることができる。また、油分離
器3の構造が簡易であるため製作コストを抑え、製作上
の作業性も向上する。
【0043】なお、実施の形態1の冷凍サイクルにおい
用いられる冷媒としてCFC系、HCFC系、HFC系
およびHC系の冷媒は勿論、これら以外の冷媒を用いて
も前述の作用を得ることができる。
【0044】また、実施の形態1の冷凍サイクルにおい
用いられる冷凍機油として冷媒との相溶性がある冷凍機
油および相溶性が無い冷凍機油どちらを用いても前述の
作用を得ることができる。
【0045】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図面を参照して説明する。図10は、この発明の
実施の形態の他の例を示す図で、図5相当図である。な
お、図10以外は実施の形態1と同様の冷凍サイクルが
構成されている。図において、前述の図1、図2、図3
および図4と同符号は相当部分を示し、13は開口部で
ある細孔である。油分離器3には、底面から一定の挿入
代を持って挿入し、油分離器3内の最下面部に複数の細
孔13を側面に設けた圧縮機1と油分離器3を接続する
接続配管2が、上面に油分離器3と凝縮器5を接続する
接続配管4がそれぞれ接続され構成されている。
【0046】なお、油分離器3内の圧縮機1と油分離器
3を接続する接続配管2の挿入代は圧縮機1運転中に油
分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設
定されている。
【0047】前記のように冷凍サイクルを構成したた
め、冷凍機油は油分離器3に油分離器3内の圧縮機1と
油分離器3を接続する接続配管2の最下面に設けてある
複数の細孔13および前記接続配管2の先端からそれぞ
れ流入するため、時間の経過とともに油分離器3に溜ま
り込んだ冷凍機油の油面の波立ちを抑えることができ、
さらに油分離器3からの冷凍機油の流出を抑えることが
可能となった。
【0048】また、圧縮機1を停止した場合は、実施の
形態1では圧縮機1内の冷媒圧力と油分離器3内の冷媒
圧力は圧縮機1内の冷媒と油分離器3内の冷媒の間に冷
凍機油が存在するため時間遅れをともなってバランスす
るが、実施の形態2では圧縮機1停止後、油分離器3に
滞留している冷凍機油の油面より上部まで挿入された圧
縮機1と油分離器3の接続配管2の先端部を介して直ち
に圧縮機1内の冷媒圧力と油分離器3内の冷媒圧力がバ
ランスし、油分離器3内に滞留していた冷凍機油は円滑
に油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続
配管2の側面の最下部に設けてある複数の細孔13より
圧縮機1に戻る。従って、圧縮機1停止後の油分離器3
から圧縮機1への冷凍機油の戻りが円滑に行うことがで
きる。その他の作用、効果は実施の形態1で示した場合
と同様なので省略する。
【0049】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3を図面を参照して説明する。図11は、この発明の
実施の形態の他の例を示す図で、図5相当図である。な
お、図11以外は図1、図2、図3および図4の実施の
形態1と同様の冷凍サイクルが構成されている。図にお
いて、図1、図2、図3および図4と同符号は相当部分
を示し、13は細孔である。油分離器3には、底面から
一定の挿入代を持って挿入し、油分離器3内の最下部側
面に複数の細孔13および圧縮機1運転中に油分離器3
に滞留する冷凍機油の油面より上部側面に複数の細孔1
3を設け、先端が閉塞した圧縮機1と油分離器3を接続
する接続配管2が接続され、油分離器3の上面に油分離
器3と凝縮器5を接続する接続配管4がそれぞれ接続さ
れ構成されている。なお、油分離器3内の圧縮機1と油
分離器3を接続する接続配管2の側面に設けられた細孔
13は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油
の油面よりも高い位置に設定されている。
【0050】前記のように構成された冷凍サイクルにお
いて、冷凍機油は、圧縮機1と油分離器3を接続する接
続配管2を通り、油分離器3に油分離器3内の圧縮機1
と油分離器3を接続する接続配管2の側面最下部に設け
てある複数の細孔13および圧縮機1運転中に油分離器
3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定され
て細孔13からそれぞれ流入し、油分離器3内に滞留す
る。その際、細孔13は圧縮機1と油分離器3を接続す
る接続配管の側面に設けられているため、冷凍機油は油
分離器3側面に吹き付けられる。
【0051】従って、冷凍機油が油分離器3側面に付着
し冷媒と分離されやすくなり、さらに油分離器3からの
冷凍機油の流出を抑えることが可能となった。温度セン
サー14が設定温度Bを検知して圧縮機1を停止した場
合は、圧縮機1停止後、圧縮機1内の冷媒圧力と油分離
器3内の冷媒圧力が油分離器3に滞留している冷凍機油
の油面より上部に設けた細孔13を介して直ちにバラン
スし、圧縮機1の吐出部より上部に油分離器3を設置し
ているため、油分離器3内に滞留していた冷凍機油は油
分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管
2の側面最下部に設けてある複数の細孔13より、高低
差によって圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2
を介して圧縮機1に戻る。従って、圧縮機1停止後の油
分離器3から圧縮機1への冷凍機油の戻りが円滑に行う
ことができる。その他の作用、効果は実施の形態1で示
した場合と同様なので省略する。
【0052】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4を図面を参照して説明する。図12は、この発明の
実施の形態の他の例を示す図で、図5相当図である。な
お、図12以外は図1、図2、図3および図4の実施の
形態1と同様の冷凍サイクルが構成されている。図にお
いて、図1、図2、図3および図4と同符号は相当部分
を示し、13は細孔である。油分離器3には、底面から
一定の挿入代を持って挿入し、油分離器3内の最下部側
面に複数の細孔13を側面に設け、先端を曲げた圧縮機
1と油分離器3を接続する接続配管2が接続され、油分
離器3の上面に油分離器3と凝縮器5を接続する接続配
管4がそれぞれ接続され構成されている。なお、油分離
器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2の
先端部は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機
油の油面よりも高い位置に設定されている。その他の作
用、効果は実施の形態1で示した場合と同様なので省略
する。
【0053】実施の形態4によれば、油分離器3内の圧
縮機1と油分離器3の接続配管2の先端を曲げたことに
より、冷凍機油は油分離器3側面に吹き付けられる。従
って、冷凍機油が油分離器3側面に付着し冷媒と分離さ
れやすくなる。また、先端を曲げるだけであるので油分
離器3の加工性も向上し、低コストで製作可能である。
【0054】実施の形態5.以下、この発明の実施の形
態5を図面を参照して説明する。図13、図14および
図15は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、
それぞれ図3、図4および図5相当図である。図におい
て、1は圧縮機、2は圧縮機1と油分離器3を接続する
接続配管、3は油分離器3、4は油分離器3と凝縮器5
を接続する接続配管、5は凝縮器5、6は凝縮器5と絞
り部7を接続する接続配管、7は絞り部、8は絞り部7
と蒸発器9を接続する接続配管、9は蒸発器、10は圧
縮機吸入配管、14は圧縮機1の発停を決定する冷蔵庫
内温度センサーである。
【0055】圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管
2は油分離器3の底面に接続され、油分離器3と凝縮器
5を接続する接続配管4は前記油分離器3の底面に接続
されている。さらに、油分離器3は圧縮機1の吐出部分
より上部に設置されている。さらに、油分離器3内の油
分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4の先端部は圧
縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よ
りも高い位置に設定されている。
【0056】前記のように冷凍サイクルを構成したこと
によって、油分離器3と凝縮器5の接続配管4を圧縮機
1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面の上部
まで油分離器3底面より挿入しているため、油分離器3
以降の冷凍サイクルに大量の冷凍機油が流出することは
なく、効率的に冷蔵庫背面下部に油分離器3を設置する
ことが可能となった。その他の作用、効果は実施の形態
1で示した場合と同様なので省略する。
【0057】実施の形態6.以下、この発明の実施の形
態6を図面を参照して説明する。図16は、この発明の
実施の形態の他の例を示す図で、図15相当図である。
なお、図16以外は図1、図2、図13および図14の
実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されている。図
において、図1、図2、図12および図13と同符号は
相当部分を示し、13は細孔である。油分離器3には、
底面から一定の挿入代を持って挿入し、油分離器3内の
最下面部に複数の細孔13を側面に設けた圧縮機1と油
分離器3を接続する接続配管2と、底面から一定の挿入
代を持って挿入された油分離器3と凝縮器5を接続する
接続配管4がそれぞれ接続され構成されている。
【0058】なお、油分離器3内の圧縮機1と油分離器
3を接続する接続配管2および油分離器3内の油分離器
3と凝縮器5を接続する接続配管4の挿入代は圧縮機1
運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高
い位置に設定されている。前記のように冷凍サイクルを
構成したことによって、効率的に冷蔵庫背面下部に油分
離器3を設置することが可能となった。その他の作用、
効果は実施の形態2で示した場合と同様なので省略す
る。
【0059】実施の形態7.以下、この発明の実施の形
態7を図面を参照して説明する。図17は、この発明の
実施の形態の他の例を示す図で、図15相当図である。
なお、図17以外は図1、図2、図13および図14の
実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されている。図
において、図1、図2、図13および図14と同符号は
相当部分を示し、13は細孔である。油分離器3には、
底面から一定の挿入代を持って挿入し、油分離器3内の
最下部側面に複数の細孔13および上部側面に複数の細
孔13を設け、先端が閉塞した圧縮機1と油分離器3を
接続する接続配管2が接続され、油分離器3の底面から
一定の挿入しろを持って挿入された油分離器3と凝縮器
5を接続する接続配管4がそれぞれ接続され構成されて
いる。
【0060】なお、油分離器3内の圧縮機1と油分離器
3を接続する接続配管2の側面に設けられた細孔13は
圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面
よりも高い位置に設定されており、油分離器3と凝縮器
5を接続する接続配管は4圧縮機1運転中に油分離器3
に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置まで挿入され
ている。前記のように冷凍サイクルを構成したため、効
率的に冷蔵庫背面下部に設置することが可能となった。
その他の作用、効果は実施の形態3で示した場合と同様
なので省略する。
【0061】実施の形態8.以下、この発明の実施の形
態8を図面を参照して説明する。図18は、この発明の
実施の形態の他の例を示す図で、図15相当図である。
なお、図18以外は図1、図2、図13および図14の
実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されている。図
において、図1、図2、図13および図14と同符号は
相当部分を示し、13は細孔である。油分離器3には、
底面から一定の挿入代を持って挿入し、油分離器3内の
最下部側面に複数の細孔13を側面に設け、先端を曲げ
た圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2が接続さ
れ、油分離器3の底面に一定の挿入代を持って挿入され
た油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4がそれぞ
れ接続され構成されている。
【0062】なお、油分離器3内の圧縮機1と油分離器
3を接続する接続配管2の先端部は圧縮機1運転中に油
分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設
定されており、油分離器3と凝縮器5を接続する接続配
管は4圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油
の油面よりも高い位置まで挿入されている。前記のよう
に冷凍サイクルを構成したため、効率的に冷蔵庫背面下
部に設置することが可能となった。その他の作用、効果
は実施の形態4で示した場合と同様なので省略する。
【0063】実施の形態9.以下、この発明の実施の形
態9を図面を参照して説明する。図19、図20および
図21は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、
それぞれ図3、図4および図5相当図である。図におい
て、1は圧縮機、2は圧縮機1と油分離器3を接続する
接続配管、3は油分離器3、4は油分離器3と凝縮器5
を接続する接続配管、5は凝縮器5、6は凝縮器5と絞
り部7を接続する接続配管、7は絞り部、8は絞り部7
と蒸発器9を接続する接続配管、9は蒸発器、10は圧
縮機吸入配管、11は油分離器3と圧縮機吸入配管と接
続する接続配管、12は開閉弁、14は圧縮機1の発停
を決定する冷蔵庫内温度センサーである。圧縮機1と油
分離器3を接続する接続配管2は油分離器3底面に接続
され、油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4は前
記油分離器3の上面に、11は前記油分離器3の底面に
それぞれ接続されている。
【0064】前記のように冷凍サイクルを構成したた
め、温度センサー14が設定温度Bを検知して圧縮機1
を停止した場合は、開閉弁12を開けることによって、
油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機吸入配管内の冷媒圧力
の差で油分離器3内に滞留していた冷凍機油が油分離器
3と圧縮機吸入配管と接続する接続配管11を介して圧
縮機吸入配管10に流れ込み、次回圧縮機1が起動した
際に、冷媒とともに圧縮機1内へ戻る。従って、冷凍機
油を油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機1吸入配管内の冷
媒圧力との差によって圧縮機1へと戻すため、油分離器
3の設置場所が広がった。その他の作用、効果は実施の
形態1で示した場合と同様なので省略する。
【0065】実施の形態10.以下、この発明の実施の
形態10を図面を参照して説明する。図22は、この発
明の実施の形態の他の例を示す図で、図21相当図であ
る。なお、図22以外は図1、図2、図19および図2
0の実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されてい
る。図において、図1、図2、図16および図17と同
符号は相当部分を示し、13は細孔である。油分離器3
には、底面から一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機1
運転中に油分離器3内に滞留する冷凍機油の油面より上
部に複数の細孔13を設け、先端を閉塞させた圧縮機1
と油分離器3を接続する接続配管2と油分離器3と圧縮
機吸入配管を接続する接続配管11が、上面に油分離器
3と凝縮器5を接続する接続配管4がそれぞれ接続され
構成されている。なお、油分離器3内の圧縮機1と油分
離器3を接続する接続配管2の挿入代は圧縮機1運転中
に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置
に設定さている。
【0066】前記のように冷凍サイクルを構成したた
め、温度センサー14が設定温度Bを検知して圧縮機1
を停止した場合は、開閉弁12を開けることによって、
油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機吸入配管内の冷媒圧力
の差で油分離器3内に滞留していた冷凍機油が油分離器
3と圧縮機吸入配管と接続する接続配管11を介して圧
縮機吸入配管10に流れ込み、次回圧縮機1が起動した
際に、冷媒とともに圧縮機1内へ戻る。従って、冷凍機
油を油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機吸入配管内の冷媒
圧力との差によって圧縮機1へと戻すため、油分離器3
の設置場所が広がった。その他の作用、効果は実施の形
態3で示した場合と同様なので省略する。
【0067】実施の形態11.以下、この発明の実施の
形態11を図面を参照して説明する。図23は、この発
明の実施の形態の他の例を示す図で、図21相当図であ
る。なお、図23以外は図1、図2、図19および図2
0の実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されてい
る。図において、図1、図2、図19および図20と同
符号は相当部分を示す。油分離器3には、底面から一定
の挿入代を持って挿入し、圧縮機1運転中に油分離器3
内に滞留する冷凍機油の油面より上部を曲げた圧縮機1
と油分離器3を接続する接続配管2と油分離器3と圧縮
機吸入配管を接続する接続配管11が、上面に油分離器
3と凝縮器5を接続する接続配管4がそれぞれ接続され
構成されている。なお、油分離器3内の圧縮機1と油分
離器3を接続する接続配管2の挿入代は圧縮機1運転中
に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置
に設定さている。
【0068】前記のように冷凍サイクルを構成したた
め、温度センサー14が設定温度Bを検知して圧縮機1
を停止した場合は、開閉弁12を開けることによって、
油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機吸入配管内の冷媒圧力
の差で油分離器3内に滞留していた冷凍機油が油分離器
3と圧縮機吸入配管と接続する接続配管11を介して圧
縮機吸入配管10に流れ込み、次回圧縮機1が起動した
際に、冷媒とともに圧縮機1内へ戻る。従って、冷凍機
油を油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機吸入配管内の冷媒
圧力との差によって圧縮機1へと戻すため、油分離器3
の設置場所が広がった。その他の作用、効果は実施の形
態4で示した場合と同様なので省略する。
【0069】実施の形態12.以下、この発明の実施の
形態12を図面を参照して説明する。図24は、この発
明の実施の形態の他の例を示す図で、図21相当図であ
る。なお、図24以外は図1、図2、図19および図2
0の実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されてい
る。図において、図1、図2、図19および図20と同
符号は相当部分を示す。油分離器3には、底面から一定
の挿入代を持って挿入し、圧縮機1運転中に油分離器3
内に滞留する冷凍機油の油面より上部を曲げた圧縮機1
と油分離器3を接続する接続配管2と油分離器3と圧縮
機吸入配管を接続する接続配管11が、上面に一定の挿
入代を持って挿入された油分離器3と凝縮器5を接続す
る接続配管4がそれぞれ接続され構成されている。な
お、油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接
続配管2の挿入代は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留
する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定さている。
【0070】前記のように冷凍サイクルを構成したため
圧縮機1運転中は、油分離器3と凝縮器5を接続する接
続配管4が一定の挿入代で油分離器3に挿入されている
ため、油分離器3上部壁面に付着した冷凍機油が油分離
器3から流出することがない。温度センサー14が設定
温度Bを検知して圧縮機1を停止した場合は、開閉弁1
2を開けることによって、油分離器3内の冷媒圧力と圧
縮機吸入配管内の冷媒圧力の差で油分離器3内に滞留し
ていた冷凍機油が油分離器3と圧縮機吸入接続配管と接
続する接続配管11を介して圧縮機吸入配管10に流れ
込み、次回圧縮機1が起動した際に、冷媒とともに圧縮
機1内へ戻る。従って、冷凍機油を油分離器3内の冷媒
圧力と圧縮機吸入配管内の冷媒圧力との差によって圧縮
機1へと戻すため、油分離器3の設置場所が広がった。
その他の作用、効果は実施の形態1で示した場合と同様
なので省略する。
【0071】実施の形態13.以下、この発明の実施の
形態13を図面を参照して説明する。図25、図26お
よび図27は、この発明の実施の形態の他の例を示す図
で、それぞれ図3、図4および図5相当図である。図に
おいて、1は圧縮機、2は圧縮機1と油分離器3を接続
する接続配管、3は油分離器3、4は油分離器3と凝縮
器5を接続する接続配管、5は凝縮器5、6は凝縮器5
と絞り部7を接続する接続配管、7は絞り部、8は絞り
部7と蒸発器9を接続する接続配管、9は蒸発器、10
は圧縮機吸入配管、11は油分離器3と圧縮機吸入配管
と接続する接続配管、12は開閉弁、14は圧縮機1の
発停を決定する冷蔵庫内温度センサーである。圧縮機1
と油分離器3を接続する接続配管2は油分離器3の底面
に、油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4は油分
離器3の底面に一定の挿入代を持って挿入され、11は
前記油分離器3の底面にそれぞれ接続されている。
【0072】なお、油分離器3内の油分離器3と凝縮器
5を接続する接続配管4の挿入代は圧縮機1運転中に油
分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設
定されている。前記のように冷凍サイクルを構成したた
め、油分離器3への接続配管を全て、油分離器3の底面
としたことで作業性も向上した。その他の作用、効果は
実施の形態5で示した場合と同様なので省略する。
【0073】実施の形態14.以下、この発明の実施の
形態14を図面を参照して説明する。図28は、この発
明の実施の形態の他の例を示す図で、それぞれ図27相
当図である。図28以外は図1、図2、図25および図
26の実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されてい
る。図において、図1、図2、図25および図26と同
符号は相当部分を示し、13は細孔である。圧縮機1と
油分離器3の接続配管2および油分離器3と凝縮器54
は油分離器3の底面に一定の挿入代を持って挿入され、
11は前記油分離器3の底面にそれぞれ接続されてい
る。なお、圧縮機1と油分離器3の接続配管2および油
分離器3内の油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管
4の挿入代は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷
凍機油の油面よりも高い位置に設定されている。
【0074】前記のように冷凍サイクルを構成したた
め、油分離器3への接続配管を全て、油分離器3の底面
としたことで作業性も向上した。その他の作用、効果は
実施の形態7で示した場合と同様なので省略する。
【0075】実施の形態15.以下、この発明の実施の
形態15を図面を参照して説明する。図29は、この発
明の実施の形態の他の例を示す図で、図28相当図であ
る。図29以外は図1、図2、図25および図26の実
施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されている。図に
おいて、図1、図2、図25および図26と同符号は相
当部分を示す。圧縮機1と油分離器3の接続配管2およ
び油分離器3と凝縮器54は油分離器3の底面に一定の
挿入代を持って挿入され、11は前記油分離器3の底面
にそれぞれ接続されている。
【0076】なお、圧縮機1と油分離器3の接続配管2
および油分離器3内の油分離器3と凝縮器5を接続する
接続配管4の挿入代は圧縮機1運転中に油分離器3に滞
留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定されてい
る。前記のように冷凍サイクルを構成したため、油分離
器3への接続配管を全て、油分離器3の底面としたこと
で作業性も向上した。その他の作用、効果は実施の形態
8で示した場合と同様なので省略する。
【0077】
【発明の効果】この発明に係る冷凍サイクルは、冷媒を
圧縮し冷凍機油により潤滑される圧縮機、凝縮器、絞り
部機構および蒸発器を有する冷凍サイクルにおいて、圧
縮機と凝縮器の間に垂直上昇方向に、冷凍機油と冷媒を
分離・貯溜する油分離器を設置し、この油分離器の流れ
に対して直角方向の断面積と、圧縮機と油分離器との接
続配管の径とを、油分離器及び接続配管内を冷凍機油が
冷媒とともに流動しない大きさとし、圧縮機の停止中
に、油分離器から冷凍機油を圧縮機へ戻す構成としたの
で、油分離器が冷凍サイクル内の冷凍機油を分離・回収
するため油分離器以降の冷凍サイクルに冷凍機油が流れ
ることはほとんど無く、接続配管内の圧力損失が低減さ
れ、さらに熱交換器内での熱伝達が促進され熱交換量も
増加する。これによって、高性能な冷凍サイクルが実現
する効果がある。
【0078】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設けたので、構造が簡易であるため製作コストを
抑えることができ、製作上の作業性も向上する。
【0079】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧
縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に
挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設けた
ので、油分離器内の油面の波立ちを抑え蒸気冷媒と冷凍
機油の分離がさらに向上する効果がある。さらに、圧縮
機へ冷凍機油を円滑に戻す効果もある。
【0080】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧
縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に
挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設け、
圧縮機からの接続配管の先端部を閉塞させたことによ
り、側壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒と冷凍機
油の分離がさらに向上する効果がある。
【0081】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧
縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に
挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設け、
圧縮機からの接続配管の先端部を曲げたことにより、側
壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒と冷凍機油の分
離がさらに安価に向上する効果がある。
【0082】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入
代を持って挿入したので、油分離器以降の冷凍サイクル
に冷凍機油が流れることはほとんど無く、配管内の圧力
損失が低減され、さらに熱交換器内での熱伝達が促進さ
れ熱交換量も増加する。これによって、高性能な冷凍サ
イクルが実現する効果がある。さらに、接続配管が全て
底面にあるため、製作上の作業性も向上させる効果があ
る。
【0083】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入
代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入
代を持って挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口
部を設けたので、油分離器内の油面の波立ちを抑え蒸気
冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。さ
らに、圧縮機へ冷凍機油を円滑に戻す効果もある。
【0084】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入
代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入
代を持って挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口
部を設け、圧縮機からの接続配管の先端部を閉塞させた
ことにより、側壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒
と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。
【0085】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入
代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入
代を持って挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口
部を設け、圧縮機からの接続配管の先端部を曲げたの
で、側壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒と冷凍機
油の分離がさらに安価に向上する効果がある。
【0086】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御すること
により、油分離器内の油面の波立ちを抑えるため蒸気冷
媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。さら
に、油分離器内の冷媒圧力と吸入配管内の冷媒圧力差に
よって冷凍機油を圧縮機へ戻すため、油分離器の油分離
器の設置場所が広がる効果がある。
【0087】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配
管を一定の挿入代を持って挿入したので、油分離器内の
油面の波立ちを抑え蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに
向上する効果がある。
【0088】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配
管を一定の挿入代を持って挿入し、冷凍機油の油面より
上部の挿入部側面に開口部を設け、先端部を閉塞させた
ので、側壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒と冷凍
機油の分離がさらに向上する効果がある。
【0089】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配
管を一定の挿入代を持って挿入し、冷凍機油の油面より
上部において先端部を曲げたので、側壁に冷凍機油を吹
き付けるため蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上す
る効果がある。
【0090】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し
たので、油分離器以降の冷凍サイクルに冷凍機油が流れ
ることはほとんど無く、配管内の圧力損失が低減され、
さらに熱交換器内での熱伝達が促進され熱交換量も増加
する。これによって、高性能な冷凍サイクルが実現する
効果がある。さらに、接続配管が全て底面にあるため、
製作上の作業性も向上させる効果がある。
【0091】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し
たので、油分離器内の油面の波立ちを抑え蒸気冷媒と冷
凍機油の分離がさらに向上する効果がある。
【0092】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入
し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入
し、冷凍機油の油面より上部の挿入部側面に開口部を設
け、先端部を閉塞させたので、側壁に冷凍機油を吹き付
けるため蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効
果がある。
【0093】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸
入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸
入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧
縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮
機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への
接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入
し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入
し、冷凍機油の油面より上部において先端部を曲げたの
で、側壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒と冷凍機
油の分離がさらに向上する効果がある。
【0094】また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より
上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接
続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、油
分離器から凝縮器への接続配管を一定の挿入代を持って
油分離器に挿入して接続したので、油分離器上部壁面に
付着した冷凍機油が油分離器から流出することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す冷蔵庫正面図
である。
【図2】 図1のA−A線部断面図である。
【図3】 実施の形態1を示す冷蔵庫背面下部図であ
る。
【図4】 実施の形態1を示す冷媒回路図である。
【図5】 図4のA部拡大縦断面図である。
【図6】 圧縮機吐出直後の冷凍機油の流動状態を説明
する図である。
【図7】 圧縮機吐出配管途中の冷凍機油の流動状態を
説明する図である。
【図8】 配管内での油滴に働く力を説明する図であ
る。
【図9】 油分離器内での油と蒸気冷媒の流動状態を説
明する図である。
【図10】 実施の形態2を示す図5相当図である。
【図11】 実施の形態3を示す図5相当図である。
【図12】 実施の形態4を示す図5相当図である。
【図13】 実施の形態5を示す冷蔵庫背面下部図であ
る。
【図14】 実施の形態5を示す冷媒回路図である。
【図15】 図10のB部拡大縦断面図である。
【図16】 実施の形態6を示す図14相当図である。
【図17】 実施の形態7を示す図14相当図である。
【図18】 実施の形態8を示す図14相当図である。
【図19】 実施の形態9を示す冷蔵庫背面下部図であ
る。
【図20】 実施の形態9を示す冷媒回路図である。
【図21】 図16のC部拡大縦断面図である。
【図22】 実施の形態10を示す図20相当図であ
る。
【図23】 実施の形態11を示す図20相当図であ
る。
【図24】 実施の形態12を示す図20相当図であ
る。
【図25】 実施の形態13を示す冷蔵庫背面下部図で
ある。
【図26】 実施の形態13を示す冷媒回路図である。
【図27】 図22のD部拡大縦断面図である。
【図28】 実施の形態14を示す図26相当図であ
る。
【図29】 実施の形態15を示す図26相当図であ
る。
【図30】 従来の冷凍サイクルを示す冷媒回路図であ
る。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 圧縮機と油分離器を接続する接続配
管、3 油分離器、4油分離器と凝縮器を接続する接続
配管、5 凝縮器、6 凝縮器と絞り部を接続する接続
配管、7 絞り部、8 絞り部と蒸発器を接続する接続
配管、9 蒸発器、10 圧縮機吸入接続配管、11
油分離器と圧縮機吸入接続配管と接続する接続配管、1
2 開閉弁、13 細孔、14 圧縮機の発停を決定す
る冷蔵庫内温度センサー、15 冷凍機油、16 蒸気
冷媒、17 抗力、18 浮力、19 重力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西澤 章 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 丸山 等 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を圧縮し冷凍機油により潤滑される
    圧縮機、凝縮器、絞り部機構および蒸発器を有する冷凍
    サイクルにおいて、 前記圧縮機と前記凝縮器の間に垂直上昇方向に、前記冷
    凍機油と前記冷媒を分離・貯溜する油分離器を設置し、 この油分離器の流れに対して直角方向の断面積と、前記
    圧縮機と前記油分離器との接続配管の径とを、前記油分
    離器及び接続配管内を前記冷凍機油が前記冷媒とともに
    流動しない大きさとし、 前記圧縮機の停止中に、前記油分離器から前記冷凍機油
    を前記圧縮機へ戻す構成としたことを特徴とする冷凍サ
    イクル。
  2. 【請求項2】 前記圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力
    に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出
    する圧縮機吐出部を備え、 前記油分離器を前記圧縮機吐出部より上部に設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  3. 【請求項3】 前記圧縮機からの接続配管を前記油分離
    器底面に接続し、前記凝縮器への接続配管を前記油分離
    器上面に接続したことを特徴とする請求項2記載の冷凍
    サイクル。
  4. 【請求項4】 前記圧縮機からの接続配管を前記油分離
    器底面に接続し、前記凝縮器への接続配管を前記油分離
    器上面に接続し、前記圧縮機からの接続配管を一定の挿
    入代を持って前記油分離器に挿入するとともに、挿入部
    側面に複数の開口部を設けたことを特徴とする請求項2
    記載の冷凍サイクル。
  5. 【請求項5】 前記圧縮機からの接続配管の先端部を閉
    塞させたことを特徴とする請求項4記載の冷凍サイク
    ル。
  6. 【請求項6】 前記圧縮機からの接続配管の先端部を曲
    げたことを特徴とする請求項4記載の冷凍サイクル。
  7. 【請求項7】 前記圧縮機からの接続配管を前記油分離
    器底面に接続し、前記凝縮器への接続配管を前記油分離
    器底面に一定の挿入代を持って挿入したことを特徴とす
    る請求項2記載の冷凍サイクル。
  8. 【請求項8】 前記圧縮機からの接続配管を前記油分離
    器底面に接続し、前記凝縮器への接続配管を前記油分離
    器底面に一定の挿入代を持って挿入し、前記圧縮機から
    の接続配管を一定の挿入代を持って挿入するとともに、
    挿入部側面に複数の開口部を設けたことを特徴とする請
    求項7記載の冷凍サイクル。
  9. 【請求項9】 前記圧縮機からの接続配管の先端部を閉
    塞させたことを特徴とする請求項8記載の冷凍サイク
    ル。
  10. 【請求項10】 前記圧縮機からの接続配管の先端部を
    曲げたことを特徴とする請求項8記載の冷凍サイクル。
  11. 【請求項11】 前記圧縮機はその密閉容器内を吐出圧
    力に保持した高圧シェルタイプで、前記蒸発器からの冷
    媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、 前記油分離器底面から前記圧縮機吸入部へ油戻し配管を
    開閉弁を介して接続し、前記開閉弁を前記圧縮機の運転
    中に閉じ、停止中に開くように制御したことを特徴とす
    る請求項1記載の冷凍サイクル。
  12. 【請求項12】 前記圧縮機からの接続配管を前記油分
    離器底面に接続し、前記凝縮器への接続配管を前記油分
    離器上面に接続したことを特徴とする請求項11記載の
    冷凍サイクル。
  13. 【請求項13】 前記圧縮機からの接続配管を前記油分
    離器底面に接続し、前記凝縮器への接続配管を前記油分
    離器上面に接続し、前記圧縮機からの接続配管を一定の
    挿入代を持って挿入したことを特徴とする請求項11記
    載の冷凍サイクル。
  14. 【請求項14】 前記圧縮機からの接続配管を、冷凍機
    油の油面より上部の挿入部側面に開口部を設け、先端部
    を閉塞させたことを特徴とする請求項13記載の冷凍サ
    イクル。
  15. 【請求項15】 前記圧縮機からの接続配管を、冷凍機
    油の油面より上部において先端部を曲げたことを特徴と
    する請求項13記載の冷凍サイクル。
  16. 【請求項16】 前記圧縮機からの接続配管を前記油分
    離器底面に接続し、前記凝縮器への接続配管を前記油分
    離器底面に一定の挿入代を持って挿入したことを特徴と
    する請求項11記載の冷凍サイクル。
  17. 【請求項17】 前記圧縮機からの接続配管を前記油分
    離器底面に接続し、前記凝縮器への接続配管を前記油分
    離器底面に一定の挿入代を持って挿入し、前記圧縮機か
    らの接続配管を一定の挿入代を持って挿入したことを特
    徴とする請求項11記載の冷凍サイクル。
  18. 【請求項18】 前記圧縮機からの接続配管を、冷凍機
    油の油面より上部の挿入部側面に開口部を設け、先端部
    を閉塞させたことを特徴とする請求項17記載の冷凍サ
    イクル。
  19. 【請求項19】 前記圧縮機からの接続配管を、冷凍機
    油の油面より上部において先端部を曲げたことを特徴と
    する請求項17記載の冷凍サイクル。
  20. 【請求項20】 前記油分離器から前記凝縮器への接続
    配管を一定の挿入代を持って該油分離器に挿入して接続
    したことを特徴とする請求項3記載の冷凍サイクル。
JP25618498A 1998-09-10 1998-09-10 冷凍サイクル Expired - Fee Related JP4294764B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25618498A JP4294764B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 冷凍サイクル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25618498A JP4294764B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 冷凍サイクル

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009030663A Division JP2009103449A (ja) 2009-02-13 2009-02-13 冷凍サイクル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000088369A true JP2000088369A (ja) 2000-03-31
JP4294764B2 JP4294764B2 (ja) 2009-07-15

Family

ID=17289080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25618498A Expired - Fee Related JP4294764B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 冷凍サイクル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4294764B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002039647A (ja) * 2000-07-21 2002-02-06 Hitachi Ltd 気液分離器
WO2009157301A1 (ja) * 2008-06-27 2009-12-30 サンデン株式会社 冷凍サイクル
EP2910875A1 (en) * 2014-02-13 2015-08-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Oil separator
WO2016181558A1 (ja) * 2015-05-14 2016-11-17 三菱電機株式会社 圧縮機マフラー
JP2016539313A (ja) * 2013-11-22 2016-12-15 ディネイズ 熱力学的効率を向上するための冷却装置
JP2016539312A (ja) * 2013-11-22 2016-12-15 ディネイズ 熱力学的効率を向上するために冷媒流体とともに使用することができる装置
JPWO2020157806A1 (ja) * 2019-01-28 2021-09-09 三菱電機株式会社 冷蔵庫
WO2021234851A1 (ja) * 2020-05-20 2021-11-25 三菱電機株式会社 冷凍空調装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002039647A (ja) * 2000-07-21 2002-02-06 Hitachi Ltd 気液分離器
WO2009157301A1 (ja) * 2008-06-27 2009-12-30 サンデン株式会社 冷凍サイクル
JP2010007978A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Sanden Corp 冷凍サイクル
JP2016539313A (ja) * 2013-11-22 2016-12-15 ディネイズ 熱力学的効率を向上するための冷却装置
JP2016539312A (ja) * 2013-11-22 2016-12-15 ディネイズ 熱力学的効率を向上するために冷媒流体とともに使用することができる装置
EP2910875A1 (en) * 2014-02-13 2015-08-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Oil separator
JP2015166668A (ja) * 2014-02-13 2015-09-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 オイルセパレータ
WO2016181558A1 (ja) * 2015-05-14 2016-11-17 三菱電機株式会社 圧縮機マフラー
JPWO2016181558A1 (ja) * 2015-05-14 2018-01-11 三菱電機株式会社 圧縮機マフラー
JPWO2020157806A1 (ja) * 2019-01-28 2021-09-09 三菱電機株式会社 冷蔵庫
WO2021234851A1 (ja) * 2020-05-20 2021-11-25 三菱電機株式会社 冷凍空調装置
JPWO2021234851A1 (ja) * 2020-05-20 2021-11-25
GB2608312A (en) * 2020-05-20 2022-12-28 Mitsubishi Electric Corp Refrigeration air conditioning device
AU2020448974B2 (en) * 2020-05-20 2023-12-14 Mitsubishi Electric Corporation Refrigeration and air-conditioning apparatus
GB2608312B (en) * 2020-05-20 2024-02-07 Mitsubishi Electric Corp Refrigeration and air-conditioning apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4294764B2 (ja) 2009-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7131292B2 (en) Gas-liquid separator
EP1260773B1 (en) Refrigerant and lubricant mixture recirculation in a refrigeration system
US6389842B1 (en) Accumulator-dehydrator assembly with anti-bump expansion chamber “J”-tube
JP3617083B2 (ja) 受液器一体型冷媒凝縮器
JPWO2010137274A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP2000088369A (ja) 冷凍サイクル
CN112611135A (zh) 一种气液分离器及热泵系统
JP3937884B2 (ja) 冷凍空調装置
WO2015029204A1 (ja) 空気調和装置
JP4045049B2 (ja) 冷凍装置の油戻し機構
JP2002349978A (ja) エジェクタサイクル
JP2009103449A (ja) 冷凍サイクル
JPH08178476A (ja) 圧縮機用アキュームレータ
JP3275229B2 (ja) アキュムレータおよび冷凍サイクル
JPH1114200A (ja) アキュムレータ
JP2002130871A (ja) アキュムレータ
JP2005241068A (ja) アキュームレータ及びそれを用いた冷凍装置
JP2001099526A (ja) 油分離器
JPH07127951A (ja) アキュムレータ
JPH0829022A (ja) 冷蔵庫用アキュムレーター
JP2002081803A (ja) 空気調和機
JPH11173707A (ja) 冷凍サイクル装置及びその油分離器
JPH0539409Y2 (ja)
JPH10205931A (ja) アキュムレータ
CN220771447U (zh) 储液包及冰箱

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090409

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140417

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees