JP4294764B2 - 冷凍サイクル - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷凍サイクル中の冷凍機油と冷媒の分離に関する。
【0002】
【従来の技術】
図30は、例えば特開昭63−251761号公報や特開平4−52466号公報に示された冷凍サイクルに類似した従来の冷凍サイクルを示す図である。
図において、1は圧縮機、2は圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管、3は油分離器、11は油分離器3と圧縮機1の吸入配管とを接続する接続配管、12は開閉弁、4は油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管、5は凝縮器5である。
従来の冷凍サイクルは前記のように構成され、圧縮機1より高圧高温の蒸気冷媒と冷凍機油が混合して吐出され接続配管2を通って、油分離器3に流入する。
【0003】
そこで、高温高圧の蒸気冷媒と冷凍機油は分離され、冷媒は凝縮器5への接続配管4に流入し、分離された冷凍機油は油分離器3下部に溜まり、接続配管11から開閉弁12および圧縮機吸入配管10を介して圧縮機1へと戻る。
特開昭63−251761号公報において、圧縮機1起動後一定時間は開閉弁12を閉じた状態にし、冷凍機油を戻さない状態を発生させ、圧縮機1への液冷媒供給を防いでいる。また、特開平4−52466号では圧縮機1起動後一定時間は開閉弁12を開け圧縮機1内の冷凍機油に溶け込んだ冷媒がフォーミングして圧縮機1内の冷凍機油不足を起こさないように圧縮機吸入圧力を調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の冷凍サイクルでは圧縮機1が運転されると、開閉弁12を開け冷凍機油を圧縮機1に戻し、停止すると開閉弁12を閉じる制御を行なっていた。冷凍サイクル内において圧縮機1運転中、油分離器3では圧縮機1から流入した高温高圧の蒸気冷媒と冷凍機油の混合物は分離され冷媒は凝縮器5への接続配管4に流入し、分離された冷凍機油は油分離器3下部に溜まり、接続配管11から開閉弁12および圧縮機吸入配管10を介して圧縮機1へと戻る。
前記冷媒回路において前記開閉弁12の前記制御を行うと、油分離器3から冷凍機油が圧縮機1に戻る際に、冷媒の一部も圧縮機1に戻ることもあり、性能低下の原因となるという問題点があった。
【0005】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたもので、油分離器以降の冷凍サイクルに冷凍機油が流れることはほとんど無く、接続配管内の圧力損失が低減され、さらに熱交換器内での熱伝達が促進され熱交換量も増加する高性能な冷凍サイクルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る冷凍サイクルは、冷媒を圧縮し冷凍機油により潤滑される圧縮機、凝縮器、絞り部機構および蒸発器を有する冷凍サイクルにおいて、圧縮機と凝縮器の間に垂直上昇方向に、冷凍機油と冷媒を分離・貯溜する油分離器を設置し、この油分離器の流れに対して直角方向の断面積と、圧縮機と油分離器との接続配管の径とを、油分離器及び接続配管内を冷凍機油が冷媒とともに流動しない大きさとし、圧縮機の停止中に、油分離器から冷凍機油を圧縮機へ戻す構成としたものである。
【0007】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設けたものである。
【0008】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続したものである。
【0009】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設けたものである。
【0010】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設け、圧縮機からの接続配管の先端部を閉塞させたものである。
【0011】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設け、圧縮機からの接続配管の先端部を曲げたものである。
【0012】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入したものである。
【0013】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設けたものである。
【0014】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設け、圧縮機からの接続配管の先端部を閉塞させたものである。
【0015】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設け、圧縮機からの接続配管の先端部を曲げたものである。
【0016】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御したものである。
【0017】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続したものである。
【0018】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入したものである。
【0019】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入し、冷凍機油の油面より上部の挿入部側面に開口部を設け、先端部を閉塞させたものである。
【0020】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入し、冷凍機油の油面より上部において先端部を曲げたものである。
【0021】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入したものである。
【0022】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入したものである。
【0023】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入し、冷凍機油の油面より上部の挿入部側面に開口部を設け、先端部を閉塞させたものである。
【0024】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入し、冷凍機油の油面より上部において先端部を曲げたものである。
【0025】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、油分離器から凝縮器への接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に挿入して接続したものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図面を参照して説明する。
図1、図2、図3、図4および図5は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は冷蔵庫正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は冷蔵庫背面下部の図、図4は冷媒回路図、図5は図4のA部拡大図縦断面図である。
図において、1は圧縮機、2は圧縮機1と油分離器3を接続する配管、3は油分離器、4は油分離器3と凝縮器5を接続する配管、5は凝縮器5、6は凝縮器5と絞り部7を接続する接続配管、7は絞り部、8は絞り部7と蒸発器9を接続する接続配管、9は蒸発器、10は圧縮機吸入配管、14は圧縮機1の発停を決定する冷蔵庫内温度センサーである。圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2は油分離器3の底面に接続され、油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4は前記油分離器3の上面に接続されている。さらに、油分離器3は圧縮機1の吐出部分より上部に設置されている。
【0027】
冷蔵庫での冷凍サイクルの動作につてまず説明する。冷蔵庫では冷蔵庫内に設けられた温度センサー14が、予め記憶装置内に記憶されている設定温度Aを検知した場合、圧縮機1を運転し冷媒を冷凍サイクル内に循環させ冷蔵庫内から熱を奪って、冷蔵庫外にその熱を放熱することによって冷蔵庫内を冷却する。
また、前記温度センサーが予め記憶装置内に記憶されている設定温度Bを検知すると圧縮機1の運転を停止させ冷蔵庫内の冷却を停止する。このように冷蔵庫では圧縮機1を発停させることによって、冷蔵庫内の温度が一定の温度範囲内になるように温度制御を行っている。
【0028】
次に、前記のように構成された冷凍サイクルにおいて圧縮機1運転中の冷媒の流れについて説明する。圧縮機1から吐出された高圧高温の蒸気冷媒は、圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2を通って、油分離器3の底面から流入し、そのままの状態で油分離器3上部に接続された油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4を通って凝縮器5に流入する。
【0029】
凝縮器5で冷媒は凝縮し液冷媒となって凝縮器5と絞り部7を接続する接続配管6を通過し、絞り部7に流入する。絞り部7で減圧された冷媒は低温低圧の気液二相となって絞り部7と蒸発器9を接続する接続配管8を通って、蒸発器9に流入する。上記二相冷媒は蒸発器9内で蒸発することによって熱を吸収し蒸気冷媒へとなる。その後冷媒は圧縮機吸入配管10を通って圧縮機1へ還流し、圧縮機1によって低圧中温の冷媒が再び圧縮されて高圧高温の冷媒となる。
【0030】
次に冷凍機油の流れについて説明する。圧縮機1から吐出された冷凍機油の流動状態は図6に示すように、圧縮機1を出た直後は噴霧状で流動しているため圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2を通過する冷媒の速度程度で流れている。
しかし、冷凍機油は圧縮機1と油分離器3の接続配管を流れ方向に流れて行くに従って、噴霧状の冷凍機油が接続配管に衝突し、冷凍機油の一部は接続配管に沿った流れとなり、全体の流動状態は図7に示すように環状噴霧流的に流れるようになる。管壁に沿った流れの冷凍機油は蒸気冷媒速度以下となるが、噴霧状の冷凍機油は蒸気冷媒速度程度で流動し、油分離器3に垂直上昇方向の流れとなって流入する。油分離器入口部では、接続配管2の管壁に沿った流れの冷凍機油は大きな油滴となり、噴霧状の冷凍機油はそのままの状態で油分離器3内に流入する。
【0031】
ここで、垂直上昇管内の蒸気冷媒と油滴となった冷凍機油の流動について説明する。油滴を理想的に球形と考え垂直上昇管内での油滴に働く力のバランスを考えると図8のようになる。油滴には上向に蒸気冷媒の流れによって働く抗力と浮力が働き、下向きに重力による力が働く。油滴が静止している場合は次の運動方程式が成り立つ。
【0032】
【数1】
Figure 0004294764
【0033】
ここに、Cd、ρg、ρoil、Ug、g およびDoilはそれぞれ抗力係数[-]、蒸気冷媒密度[kg/m]、冷凍機油密度[kg/m]、蒸気冷媒速度[m/s]、重力[m/s]および油滴直径[m]である。
この式から蒸気冷媒速度を導出すると次式のようになる。
【0034】
【数2】
Figure 0004294764
【0035】
この式から、ある大きさの油滴に対して油滴が静止する蒸気冷媒速度が算出される。つまり、この速度以上で蒸気冷媒が流れていれば油滴は冷媒とともに流動し、この速度以下で冷媒が流れていれば油滴は流れに対して下降していくことになる。また、この式からわかるように油滴径によってバランスする蒸気冷媒速度も変化することがわかる。
また、次に配管内を流れる蒸気冷媒の速度は次式より算出される。
【0036】
【数3】
Figure 0004294764
【0037】
ここに、Gr、Dおよびπはそれぞれ冷媒質量流量[kg/h]、配管内径[m]および円周率[-]である。
前記(2)式より算出される蒸気冷媒速度より、(3)式から算出される蒸気冷媒速度が遅くなるような配管内径は(2)、(3)式より次式のように算出される。
【0038】
【数4】
Figure 0004294764
【0039】
ある油滴径持つ油滴に対して(4)式より求められる内径以上の配管もしくは容器では油滴は蒸気冷媒とともに流動することはない。そこで、前記内容を踏まえて油分離器3内における冷凍機油の流動について説明する。
圧縮機1と油分離器3の接続配管2の内径から(4)式に油分離器3に流入する油滴内径を用いて算出される内径より大きい内径を持つ配管または容器を接続することによって蒸気冷媒の流速は低下し、前記油分離器入口部の大きな油滴はもちろん噴霧状の冷凍機油もほとんど油分離器3内に滞留する。
【0040】
しかし冷凍機油の一部算出に用いた直径より小さな油滴はそのままの状態で油分離器3上面に接続された油分離器3と凝縮器5の接続配管4に流入する。時間の経過とともに油分離器3内には冷凍機油が溜まり込み、圧縮機1と油分離器3の接続配管2から流入してくる冷凍機油と蒸気冷媒は油分離器3内では図9のように冷凍機油に吹き出すような流動状態となり、流入してきた冷凍機油は溜まり込んでいる冷凍機油に取り込まれるようになる。
【0041】
また、溜まり込んだ冷凍機油と蒸気冷媒の境界面は激しく波立つようになり、冷凍機油の一部は油滴となって油分離器3上面に接続してある油分離器3と凝縮器5の接続配管に流入するようになる。温度センサー14が設定温度Bを検知して圧縮機1を停止した場合は、圧縮機1停止後、圧縮機1内の冷媒圧力と油分離器3内の冷媒圧力がバランスすると、油分離器3内に滞留していた冷凍機油は油分離器3を圧縮機1の吐出部より上部に設置しているため、高低差によって圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2を介して圧縮機1に戻る。
【0042】
前記のように油分離器3を設置したことによって、油分離器3以降の冷凍サイクルに冷凍機油が流れることはほとんど無く、配管内の圧力損失が低減され、さらに熱交換器内での熱伝達が促進され熱交換量も増加する。これによって、高性能な冷凍サイクルが実現される。また、圧縮機1へ冷凍機油を確実に戻すため、圧縮機1の信頼性も高めることができる。また、油分離器3の構造が簡易であるため製作コストを抑え、製作上の作業性も向上する。
【0043】
なお、実施の形態1の冷凍サイクルにおい用いられる冷媒としてCFC系、HCFC系、HFC系およびHC系の冷媒は勿論、これら以外の冷媒を用いても前述の作用を得ることができる。
【0044】
また、実施の形態1の冷凍サイクルにおい用いられる冷凍機油として冷媒との相溶性がある冷凍機油および相溶性が無い冷凍機油どちらを用いても前述の作用を得ることができる。
【0045】
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を図面を参照して説明する。
図10は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、図5相当図である。なお、図10以外は実施の形態1と同様の冷凍サイクルが構成されている。
図において、前述の図1、図2、図3および図4と同符号は相当部分を示し、13は開口部である細孔である。油分離器3には、底面から一定の挿入代を持って挿入し、油分離器3内の最下面部に複数の細孔13を側面に設けた圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2が、上面に油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4がそれぞれ接続され構成されている。
【0046】
なお、油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2の挿入代は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定されている。
【0047】
前記のように冷凍サイクルを構成したため、冷凍機油は油分離器3に油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2の最下面に設けてある複数の細孔13および前記接続配管2の先端からそれぞれ流入するため、時間の経過とともに油分離器3に溜まり込んだ冷凍機油の油面の波立ちを抑えることができ、さらに油分離器3からの冷凍機油の流出を抑えることが可能となった。
【0048】
また、圧縮機1を停止した場合は、実施の形態1では圧縮機1内の冷媒圧力と油分離器3内の冷媒圧力は圧縮機1内の冷媒と油分離器3内の冷媒の間に冷凍機油が存在するため時間遅れをともなってバランスするが、実施の形態2では圧縮機1停止後、油分離器3に滞留している冷凍機油の油面より上部まで挿入された圧縮機1と油分離器3の接続配管2の先端部を介して直ちに圧縮機1内の冷媒圧力と油分離器3内の冷媒圧力がバランスし、油分離器3内に滞留していた冷凍機油は円滑に油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2の側面の最下部に設けてある複数の細孔13より圧縮機1に戻る。従って、圧縮機1停止後の油分離器3から圧縮機1への冷凍機油の戻りが円滑に行うことができる。その他の作用、効果は実施の形態1で示した場合と同様なので省略する。
【0049】
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3を図面を参照して説明する。
図11は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、図5相当図である。なお、図11以外は図1、図2、図3および図4の実施の形態1と同様の冷凍サイクルが構成されている。
図において、図1、図2、図3および図4と同符号は相当部分を示し、13は細孔である。油分離器3には、底面から一定の挿入代を持って挿入し、油分離器3内の最下部側面に複数の細孔13および圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面より上部側面に複数の細孔13を設け、先端が閉塞した圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2が接続され、油分離器3の上面に油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4がそれぞれ接続され構成されている。
なお、油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2の側面に設けられた細孔13は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定されている。
【0050】
前記のように構成された冷凍サイクルにおいて、冷凍機油は、圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2を通り、油分離器3に油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2の側面最下部に設けてある複数の細孔13および圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定されて細孔13からそれぞれ流入し、油分離器3内に滞留する。その際、細孔13は圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管の側面に設けられているため、冷凍機油は油分離器3側面に吹き付けられる。
【0051】
従って、冷凍機油が油分離器3側面に付着し冷媒と分離されやすくなり、さらに油分離器3からの冷凍機油の流出を抑えることが可能となった。温度センサー14が設定温度Bを検知して圧縮機1を停止した場合は、圧縮機1停止後、圧縮機1内の冷媒圧力と油分離器3内の冷媒圧力が油分離器3に滞留している冷凍機油の油面より上部に設けた細孔13を介して直ちにバランスし、圧縮機1の吐出部より上部に油分離器3を設置しているため、油分離器3内に滞留していた冷凍機油は油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2の側面最下部に設けてある複数の細孔13より、高低差によって圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2を介して圧縮機1に戻る。
従って、圧縮機1停止後の油分離器3から圧縮機1への冷凍機油の戻りが円滑に行うことができる。その他の作用、効果は実施の形態1で示した場合と同様なので省略する。
【0052】
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態4を図面を参照して説明する。
図12は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、図5相当図である。なお、図12以外は図1、図2、図3および図4の実施の形態1と同様の冷凍サイクルが構成されている。
図において、図1、図2、図3および図4と同符号は相当部分を示し、13は細孔である。油分離器3には、底面から一定の挿入代を持って挿入し、油分離器3内の最下部側面に複数の細孔13を側面に設け、先端を曲げた圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2が接続され、油分離器3の上面に油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4がそれぞれ接続され構成されている。
なお、油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2の先端部は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定されている。その他の作用、効果は実施の形態1で示した場合と同様なので省略する。
【0053】
実施の形態4によれば、油分離器3内の圧縮機1と油分離器3の接続配管2の先端を曲げたことにより、冷凍機油は油分離器3側面に吹き付けられる。従って、冷凍機油が油分離器3側面に付着し冷媒と分離されやすくなる。また、先端を曲げるだけであるので油分離器3の加工性も向上し、低コストで製作可能である。
【0054】
実施の形態5.
以下、この発明の実施の形態5を図面を参照して説明する。
図13、図14および図15は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、それぞれ図3、図4および図5相当図である。
図において、1は圧縮機、2は圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管、3は油分離器3、4は油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管、5は凝縮器5、6は凝縮器5と絞り部7を接続する接続配管、7は絞り部、8は絞り部7と蒸発器9を接続する接続配管、9は蒸発器、10は圧縮機吸入配管、14は圧縮機1の発停を決定する冷蔵庫内温度センサーである。
【0055】
圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2は油分離器3の底面に接続され、油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4は前記油分離器3の底面に接続されている。さらに、油分離器3は圧縮機1の吐出部分より上部に設置されている。さらに、油分離器3内の油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4の先端部は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定されている。
【0056】
前記のように冷凍サイクルを構成したことによって、油分離器3と凝縮器5の接続配管4を圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面の上部まで油分離器3底面より挿入しているため、油分離器3以降の冷凍サイクルに大量の冷凍機油が流出することはなく、効率的に冷蔵庫背面下部に油分離器3を設置することが可能となった。その他の作用、効果は実施の形態1で示した場合と同様なので省略する。
【0057】
実施の形態6.
以下、この発明の実施の形態6を図面を参照して説明する。
図16は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、図15相当図である。なお、図16以外は図1、図2、図13および図14の実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されている。
図において、図1、図2、図12および図13と同符号は相当部分を示し、13は細孔である。油分離器3には、底面から一定の挿入代を持って挿入し、油分離器3内の最下面部に複数の細孔13を側面に設けた圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2と、底面から一定の挿入代を持って挿入された油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4がそれぞれ接続され構成されている。
【0058】
なお、油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2および油分離器3内の油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4の挿入代は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定されている。
前記のように冷凍サイクルを構成したことによって、効率的に冷蔵庫背面下部に油分離器3を設置することが可能となった。その他の作用、効果は実施の形態2で示した場合と同様なので省略する。
【0059】
実施の形態7.
以下、この発明の実施の形態7を図面を参照して説明する。
図17は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、図15相当図である。なお、図17以外は図1、図2、図13および図14の実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されている。
図において、図1、図2、図13および図14と同符号は相当部分を示し、13は細孔である。油分離器3には、底面から一定の挿入代を持って挿入し、油分離器3内の最下部側面に複数の細孔13および上部側面に複数の細孔13を設け、先端が閉塞した圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2が接続され、油分離器3の底面から一定の挿入しろを持って挿入された油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4がそれぞれ接続され構成されている。
【0060】
なお、油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2の側面に設けられた細孔13は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定されており、油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管は4圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置まで挿入されている。
前記のように冷凍サイクルを構成したため、効率的に冷蔵庫背面下部に設置することが可能となった。その他の作用、効果は実施の形態3で示した場合と同様なので省略する。
【0061】
実施の形態8.
以下、この発明の実施の形態8を図面を参照して説明する。
図18は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、図15相当図である。なお、図18以外は図1、図2、図13および図14の実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されている。
図において、図1、図2、図13および図14と同符号は相当部分を示し、13は細孔である。油分離器3には、底面から一定の挿入代を持って挿入し、油分離器3内の最下部側面に複数の細孔13を側面に設け、先端を曲げた圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2が接続され、油分離器3の底面に一定の挿入代を持って挿入された油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4がそれぞれ接続され構成されている。
【0062】
なお、油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2の先端部は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定されており、油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管は4圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置まで挿入されている。
前記のように冷凍サイクルを構成したため、効率的に冷蔵庫背面下部に設置することが可能となった。その他の作用、効果は実施の形態4で示した場合と同様なので省略する。
【0063】
実施の形態9.
以下、この発明の実施の形態9を図面を参照して説明する。
図19、図20および図21は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、それぞれ図3、図4および図5相当図である。
図において、1は圧縮機、2は圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管、3は油分離器3、4は油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管、5は凝縮器5、6は凝縮器5と絞り部7を接続する接続配管、7は絞り部、8は絞り部7と蒸発器9を接続する接続配管、9は蒸発器、10は圧縮機吸入配管、11は油分離器3と圧縮機吸入配管と接続する接続配管、12は開閉弁、14は圧縮機1の発停を決定する冷蔵庫内温度センサーである。圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2は油分離器3底面に接続され、油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4は前記油分離器3の上面に、11は前記油分離器3の底面にそれぞれ接続されている。
【0064】
前記のように冷凍サイクルを構成したため、温度センサー14が設定温度Bを検知して圧縮機1を停止した場合は、開閉弁12を開けることによって、油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機吸入配管内の冷媒圧力の差で油分離器3内に滞留していた冷凍機油が油分離器3と圧縮機吸入配管と接続する接続配管11を介して圧縮機吸入配管10に流れ込み、次回圧縮機1が起動した際に、冷媒とともに圧縮機1内へ戻る。
従って、冷凍機油を油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機1吸入配管内の冷媒圧力との差によって圧縮機1へと戻すため、油分離器3の設置場所が広がった。その他の作用、効果は実施の形態1で示した場合と同様なので省略する。
【0065】
実施の形態10.
以下、この発明の実施の形態10を図面を参照して説明する。
図22は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、図21相当図である。なお、図22以外は図1、図2、図19および図20の実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されている。
図において、図1、図2、図16および図17と同符号は相当部分を示し、13は細孔である。油分離器3には、底面から一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機1運転中に油分離器3内に滞留する冷凍機油の油面より上部に複数の細孔13を設け、先端を閉塞させた圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2と油分離器3と圧縮機吸入配管を接続する接続配管11が、上面に油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4がそれぞれ接続され構成されている。
なお、油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2の挿入代は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定さている。
【0066】
前記のように冷凍サイクルを構成したため、温度センサー14が設定温度Bを検知して圧縮機1を停止した場合は、開閉弁12を開けることによって、油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機吸入配管内の冷媒圧力の差で油分離器3内に滞留していた冷凍機油が油分離器3と圧縮機吸入配管と接続する接続配管11を介して圧縮機吸入配管10に流れ込み、次回圧縮機1が起動した際に、冷媒とともに圧縮機1内へ戻る。
従って、冷凍機油を油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機吸入配管内の冷媒圧力との差によって圧縮機1へと戻すため、油分離器3の設置場所が広がった。その他の作用、効果は実施の形態3で示した場合と同様なので省略する。
【0067】
実施の形態11.
以下、この発明の実施の形態11を図面を参照して説明する。
図23は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、図21相当図である。なお、図23以外は図1、図2、図19および図20の実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されている。
図において、図1、図2、図19および図20と同符号は相当部分を示す。油分離器3には、底面から一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機1運転中に油分離器3内に滞留する冷凍機油の油面より上部を曲げた圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2と油分離器3と圧縮機吸入配管を接続する接続配管11が、上面に油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4がそれぞれ接続され構成されている。
なお、油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2の挿入代は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定さている。
【0068】
前記のように冷凍サイクルを構成したため、温度センサー14が設定温度Bを検知して圧縮機1を停止した場合は、開閉弁12を開けることによって、油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機吸入配管内の冷媒圧力の差で油分離器3内に滞留していた冷凍機油が油分離器3と圧縮機吸入配管と接続する接続配管11を介して圧縮機吸入配管10に流れ込み、次回圧縮機1が起動した際に、冷媒とともに圧縮機1内へ戻る。
従って、冷凍機油を油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機吸入配管内の冷媒圧力との差によって圧縮機1へと戻すため、油分離器3の設置場所が広がった。その他の作用、効果は実施の形態4で示した場合と同様なので省略する。
【0069】
実施の形態12.
以下、この発明の実施の形態12を図面を参照して説明する。
図24は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、図21相当図である。なお、図24以外は図1、図2、図19および図20の実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されている。
図において、図1、図2、図19および図20と同符号は相当部分を示す。油分離器3には、底面から一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機1運転中に油分離器3内に滞留する冷凍機油の油面より上部を曲げた圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2と油分離器3と圧縮機吸入配管を接続する接続配管11が、上面に一定の挿入代を持って挿入された油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4がそれぞれ接続され構成されている。
なお、油分離器3内の圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2の挿入代は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定さている。
【0070】
前記のように冷凍サイクルを構成したため圧縮機1運転中は、油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4が一定の挿入代で油分離器3に挿入されているため、油分離器3上部壁面に付着した冷凍機油が油分離器3から流出することがない。温度センサー14が設定温度Bを検知して圧縮機1を停止した場合は、開閉弁12を開けることによって、油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機吸入配管内の冷媒圧力の差で油分離器3内に滞留していた冷凍機油が油分離器3と圧縮機吸入接続配管と接続する接続配管11を介して圧縮機吸入配管10に流れ込み、次回圧縮機1が起動した際に、冷媒とともに圧縮機1内へ戻る。
従って、冷凍機油を油分離器3内の冷媒圧力と圧縮機吸入配管内の冷媒圧力との差によって圧縮機1へと戻すため、油分離器3の設置場所が広がった。その他の作用、効果は実施の形態1で示した場合と同様なので省略する。
【0071】
実施の形態13.
以下、この発明の実施の形態13を図面を参照して説明する。
図25、図26および図27は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、それぞれ図3、図4および図5相当図である。
図において、1は圧縮機、2は圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管、3は油分離器3、4は油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管、5は凝縮器5、6は凝縮器5と絞り部7を接続する接続配管、7は絞り部、8は絞り部7と蒸発器9を接続する接続配管、9は蒸発器、10は圧縮機吸入配管、11は油分離器3と圧縮機吸入配管と接続する接続配管、12は開閉弁、14は圧縮機1の発停を決定する冷蔵庫内温度センサーである。圧縮機1と油分離器3を接続する接続配管2は油分離器3の底面に、油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4は油分離器3の底面に一定の挿入代を持って挿入され、11は前記油分離器3の底面にそれぞれ接続されている。
【0072】
なお、油分離器3内の油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4の挿入代は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定されている。
前記のように冷凍サイクルを構成したため、油分離器3への接続配管を全て、油分離器3の底面としたことで作業性も向上した。その他の作用、効果は実施の形態5で示した場合と同様なので省略する。
【0073】
実施の形態14.
以下、この発明の実施の形態14を図面を参照して説明する。
図28は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、それぞれ図27相当図である。図28以外は図1、図2、図25および図26の実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されている。
図において、図1、図2、図25および図26と同符号は相当部分を示し、13は細孔である。
圧縮機1と油分離器3の接続配管2および油分離器3と凝縮器54は油分離器3の底面に一定の挿入代を持って挿入され、11は前記油分離器3の底面にそれぞれ接続されている。なお、圧縮機1と油分離器3の接続配管2および油分離器3内の油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4の挿入代は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定されている。
【0074】
前記のように冷凍サイクルを構成したため、油分離器3への接続配管を全て、油分離器3の底面としたことで作業性も向上した。その他の作用、効果は実施の形態7で示した場合と同様なので省略する。
【0075】
実施の形態15.
以下、この発明の実施の形態15を図面を参照して説明する。
図29は、この発明の実施の形態の他の例を示す図で、図28相当図である。図29以外は図1、図2、図25および図26の実施の形態と同様の冷凍サイクルが構成されている。
図において、図1、図2、図25および図26と同符号は相当部分を示す。圧縮機1と油分離器3の接続配管2および油分離器3と凝縮器54は油分離器3の底面に一定の挿入代を持って挿入され、11は前記油分離器3の底面にそれぞれ接続されている。
【0076】
なお、圧縮機1と油分離器3の接続配管2および油分離器3内の油分離器3と凝縮器5を接続する接続配管4の挿入代は圧縮機1運転中に油分離器3に滞留する冷凍機油の油面よりも高い位置に設定されている。前記のように冷凍サイクルを構成したため、油分離器3への接続配管を全て、油分離器3の底面としたことで作業性も向上した。その他の作用、効果は実施の形態8で示した場合と同様なので省略する。
【0077】
【発明の効果】
この発明に係る冷凍サイクルは、冷媒を圧縮し冷凍機油により潤滑される圧縮機、凝縮器、絞り部機構および蒸発器を有する冷凍サイクルにおいて、圧縮機と凝縮器の間に垂直上昇方向に、冷凍機油と冷媒を分離・貯溜する油分離器を設置し、この油分離器の流れに対して直角方向の断面積と、圧縮機と油分離器との接続配管の径とを、油分離器及び接続配管内を冷凍機油が冷媒とともに流動しない大きさとし、圧縮機の停止中に、油分離器から冷凍機油を圧縮機へ戻す構成としたので、油分離器が冷凍サイクル内の冷凍機油を分離・回収するため油分離器以降の冷凍サイクルに冷凍機油が流れることはほとんど無く、接続配管内の圧力損失が低減され、さらに熱交換器内での熱伝達が促進され熱交換量も増加する。これによって、高性能な冷凍サイクルが実現する効果がある。
【0078】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設けたので、構造が簡易であるため製作コストを抑えることができ、製作上の作業性も向上する。
【0079】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設けたので、油分離器内の油面の波立ちを抑え蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。さらに、圧縮機へ冷凍機油を円滑に戻す効果もある。
【0080】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設け、圧縮機からの接続配管の先端部を閉塞させたことにより、側壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。
【0081】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設け、圧縮機からの接続配管の先端部を曲げたことにより、側壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに安価に向上する効果がある。
【0082】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入したので、油分離器以降の冷凍サイクルに冷凍機油が流れることはほとんど無く、配管内の圧力損失が低減され、さらに熱交換器内での熱伝達が促進され熱交換量も増加する。これによって、高性能な冷凍サイクルが実現する効果がある。さらに、接続配管が全て底面にあるため、製作上の作業性も向上させる効果がある。
【0083】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設けたので、油分離器内の油面の波立ちを抑え蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。さらに、圧縮機へ冷凍機油を円滑に戻す効果もある。
【0084】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設け、圧縮機からの接続配管の先端部を閉塞させたことにより、側壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。
【0085】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設け、圧縮機からの接続配管の先端部を曲げたので、側壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに安価に向上する効果がある。
【0086】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御することにより、油分離器内の油面の波立ちを抑えるため蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。さらに、油分離器内の冷媒圧力と吸入配管内の冷媒圧力差によって冷凍機油を圧縮機へ戻すため、油分離器の油分離器の設置場所が広がる効果がある。
【0087】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入したので、油分離器内の油面の波立ちを抑え蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。
【0088】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入し、冷凍機油の油面より上部の挿入部側面に開口部を設け、先端部を閉塞させたので、側壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。
【0089】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入し、冷凍機油の油面より上部において先端部を曲げたので、側壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。
【0090】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入したので、油分離器以降の冷凍サイクルに冷凍機油が流れることはほとんど無く、配管内の圧力損失が低減され、さらに熱交換器内での熱伝達が促進され熱交換量も増加する。これによって、高性能な冷凍サイクルが実現する効果がある。さらに、接続配管が全て底面にあるため、製作上の作業性も向上させる効果がある。
【0091】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入したので、油分離器内の油面の波立ちを抑え蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。
【0092】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入し、冷凍機油の油面より上部の挿入部側面に開口部を設け、先端部を閉塞させたので、側壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。
【0093】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、蒸発器からの冷媒を吸入する圧縮機吸入部を備え、油分離器底面から圧縮機吸入部へ油戻し配管を開閉弁を介して接続し、開閉弁を圧縮機の運転中に閉じ、停止中に開くように制御し、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し、圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入し、冷凍機油の油面より上部において先端部を曲げたので、側壁に冷凍機油を吹き付けるため蒸気冷媒と冷凍機油の分離がさらに向上する効果がある。
【0094】
また、圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、油分離器を圧縮機吐出部より上部に設け、圧縮機からの接続配管を油分離器底面に接続し、凝縮器への接続配管を油分離器上面に接続し、油分離器から凝縮器への接続配管を一定の挿入代を持って油分離器に挿入して接続したので、油分離器上部壁面に付着した冷凍機油が油分離器から流出することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す冷蔵庫正面図である。
【図2】 図1のA−A線部断面図である。
【図3】 実施の形態1を示す冷蔵庫背面下部図である。
【図4】 実施の形態1を示す冷媒回路図である。
【図5】 図4のA部拡大縦断面図である。
【図6】 圧縮機吐出直後の冷凍機油の流動状態を説明する図である。
【図7】 圧縮機吐出配管途中の冷凍機油の流動状態を説明する図である。
【図8】 配管内での油滴に働く力を説明する図である。
【図9】 油分離器内での油と蒸気冷媒の流動状態を説明する図である。
【図10】 実施の形態2を示す図5相当図である。
【図11】 実施の形態3を示す図5相当図である。
【図12】 実施の形態4を示す図5相当図である。
【図13】 実施の形態5を示す冷蔵庫背面下部図である。
【図14】 実施の形態5を示す冷媒回路図である。
【図15】 図10のB部拡大縦断面図である。
【図16】 実施の形態6を示す図14相当図である。
【図17】 実施の形態7を示す図14相当図である。
【図18】 実施の形態8を示す図14相当図である。
【図19】 実施の形態9を示す冷蔵庫背面下部図である。
【図20】 実施の形態9を示す冷媒回路図である。
【図21】 図16のC部拡大縦断面図である。
【図22】 実施の形態10を示す図20相当図である。
【図23】 実施の形態11を示す図20相当図である。
【図24】 実施の形態12を示す図20相当図である。
【図25】 実施の形態13を示す冷蔵庫背面下部図である。
【図26】 実施の形態13を示す冷媒回路図である。
【図27】 図22のD部拡大縦断面図である。
【図28】 実施の形態14を示す図26相当図である。
【図29】 実施の形態15を示す図26相当図である。
【図30】 従来の冷凍サイクルを示す冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 圧縮機と油分離器を接続する接続配管、3 油分離器、4 油分離器と凝縮器を接続する接続配管、5 凝縮器、6 凝縮器と絞り部を接続する接続配管、7 絞り部、8 絞り部と蒸発器を接続する接続配管、9 蒸発器、10 圧縮機吸入接続配管、11 油分離器と圧縮機吸入接続配管と接続する接続配管、12 開閉弁、13 細孔、14 圧縮機の発停を決定する冷蔵庫内温度センサー、15 冷凍機油、16 蒸気冷媒、17 抗力、18 浮力、19 重力。

Claims (10)

  1. 冷媒を圧縮し冷凍機油により潤滑される圧縮機、凝縮器、絞り部機構および蒸発器を有する冷凍サイクルにおいて、
    前記圧縮機はその密閉容器内を吐出圧力に保持した高圧シェルタイプで、圧縮された冷媒を吐出する圧縮機吐出部を備え、
    前記圧縮機と前記凝縮器の間の前記圧縮機吐出部より上部に、前記冷凍機油と前記冷媒を分離・貯溜する油分離器を設置し、
    この油分離器の流れに対して直角方向の断面積と、前記圧縮機と前記油分離器との接続配管の径とを、前記油分離器及び接続配管内を前記冷凍機油が前記冷媒とともに流動しない大きさとし、
    前記圧縮機の停止中に、前記油分離器から前記接続配管を介して前記冷凍機油を前記圧縮機へ戻す構成としたことを特徴とする冷凍サイクル。
  2. 前記圧縮機からの接続配管を前記油分離器底面に接続し、前記凝縮器への接続配管を前記油分離器上面に接続したことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  3. 前記圧縮機からの接続配管を前記油分離器底面に接続し、前記凝縮器への接続配管を前記油分離器上面に接続し、前記圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って前記油分離器に挿入するとともに、挿入部側面の前記油分離器内の最下面部に複数の開口部を設けたことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  4. 前記圧縮機からの接続配管の先端部を閉塞させたことを特徴とする請求項3記載の冷凍サイクル。
  5. 前記圧縮機からの接続配管の先端部を曲げたことを特徴とする請求項3記載の冷凍サイクル。
  6. 前記圧縮機からの接続配管を前記油分離器底面に接続し、前記凝縮器への接続配管を前記油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入したことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  7. 前記圧縮機からの接続配管を前記油分離器底面に接続し、前記凝縮器への接続配管を前記油分離器底面に一定の挿入代を持って挿入し、前記圧縮機からの接続配管を一定の挿入代を持って挿入するとともに、挿入部側面に複数の開口部を設けたことを特徴とする請求項6記載の冷凍サイクル。
  8. 前記圧縮機からの接続配管の先端部を閉塞させたことを特徴とする請求項7記載の冷凍サイクル。
  9. 前記圧縮機からの接続配管の先端部を曲げたことを特徴とする請求項7記載の冷凍サイクル。
  10. 前記油分離器から前記凝縮器への接続配管を一定の挿入代を持って該油分離器に挿入して接続したことを特徴とする請求項2記載の冷凍サイクル。
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