JPH0541318Y2 - - Google Patents

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JPH0541318Y2
JPH0541318Y2 JP1987037239U JP3723987U JPH0541318Y2 JP H0541318 Y2 JPH0541318 Y2 JP H0541318Y2 JP 1987037239 U JP1987037239 U JP 1987037239U JP 3723987 U JP3723987 U JP 3723987U JP H0541318 Y2 JPH0541318 Y2 JP H0541318Y2
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pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空調装置および冷凍装置に適用され
る熱交換器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の装置は、特公昭56−2266号公報に記載の
ように、圧縮機、凝縮器(又はコンデンサ)減圧
機構(膨張弁、キユピラリーチユーブ)、蒸発器
(エバポレータ、冷却器)より構成された冷凍サ
イクルの蒸発器と圧縮機の間にサクシヨンアキユ
ムレータを配置するのが一般であつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来技術においては、圧縮機への液冷媒の
戻りを防止するとともに、冷凍機油を圧縮機へ戻
すために前述のサクシヨンアキユムレータを設け
た構成となつていた。ところで、近年、空調装置
あるいは冷凍装置においては、小形・軽量化の要
求が強く、各種機器の効率向上等によつてこれら
の要求に対応しており、該機器の改良等について
は限界に達しているのが現状である。
また、冷凍機油を圧縮機に戻す構成について
も、可能な限り簡単な構成で効果的に吸い上げる
ことのできる構造が望まれている。
本考案の目的とするところは、冷凍サイクルの
蒸発器としての性能を維持し、かつ、簡単な構成
で効率良く冷凍機油を圧縮機へつながる冷媒戻り
配管に戻すことができ、サクシヨンアキユムレー
タを設けることなく冷凍サイクルの小型・軽量化
が図れる熱交換器を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、冷凍サイクルを構成し、蒸発器の機
能を有するものであつて、複数の冷媒配管が接続
されたヘツダ管を備え、該ヘツダ管の長手方向を
垂直方向に配置して用いられ、前記ヘツダ管の上
部に冷媒戻り配管を接続した熱交換器において、
前記ヘツダ管内に油戻し管をその軸方向を垂直方
向に配置して設置し、前記ヘツダ管の底面に前記
油戻し管の一端を固定し、該油戻し管の開口した
先端を前記冷媒戻り配管内に挿入するとともに該
先端をヘツダ管の軸中心位置に配置し、かつ、該
油戻し管の一端側で冷凍機油が溜る位置に油吸上
げ孔を設けたことを特徴としたものである。
〔作用〕
冷媒戻り側の前記ヘツダ管の下部に液冷媒が溜
ることによつて、液冷媒が直接圧縮機に戻ること
を防止できる。また、油戻し管を前記ヘツダ管の
底面にその一端を固定し、開口した先端を冷媒戻
り配管に挿入するとともに該先端を冷媒戻り配管
の軸中心位置に配置することにより、該油戻し管
先端のエジエクタ部を冷媒戻し配管の流速が速く
て安定した位置に設置でき、効率良く冷凍機油を
圧縮機に戻すことができる。したがつて、冷凍サ
イクル内にサクシヨンアキユムレータを設置する
ことなく冷凍サイクルの小型・軽量化が図れる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図によ
つて説明する。同図において、1は圧縮機、2は
圧縮機1から吐出された高圧、高温のガス冷媒を
室外空気や水によつて冷却し、液冷媒に凝縮させ
る凝縮器、3は凝縮器2を出た液冷媒を減圧して
気・液混合冷媒にする減圧機構、4は減圧機構3
を出た気・液混合冷媒を気化させながら冷房又は
冷凍作用を行う蒸発器、5aは蒸発器4の冷媒入
口側に取付けられたヘツダ管、5bは同じく冷媒
出口側に取付けられたヘツダ管、6は蒸発器4か
ら圧縮機1に冷媒を送る冷媒戻り配管、7は前記
冷媒戻り配管6に一端を取付けられ、ヘツダ管5
bの中に配置された油戻し管、8は前記油戻し管
7の先端に設けられた油吸上げ孔、9は前記油戻
し管7の他端に位置するエジエクタ部、10は蒸
発器4を構成する冷媒配管で前記ヘツダ管5bに
接続される。
ここで、ヘツダ管5bにおける作用をもう少し
詳細に説明すると、蒸発器4の中を通つて冷房作
用を行いながら気化したガス冷媒は冷媒配管10
からヘツダ管5bに入り、矢印にしたがつて冷媒
戻り配管6に向う。冷媒戻り配管6の中をガス冷
媒が流れる際にエジエクタ部9の周辺に局部的に
低圧空間を形成し、ヘツダ管5bの下方にたまつ
ている冷凍機油11を油吸上げ孔8を介して上方
に吸上げ、ガス冷媒と一緒に圧縮機1に戻る。
本実施例によれば、冷房運転時の蒸発器4に液
冷媒が多く存在するようなときでも直接液冷媒が
冷媒戻り配管6に入ることはないので圧縮機1へ
の液冷媒戻りが防止されるうえ、冷媒と一緒に冷
凍サイクル内を循環している冷凍機油は油吸上げ
孔8、油戻し管7、エジエクタ部9の作用によつ
て常に圧縮機1に戻つてくるので別体のサクシヨ
ンアキユムレータを別に設置しなくともよく、冷
凍サイクル性能を維持し、かつ、簡略化が図れ、
空調装置及び冷凍装置の低コスト化、小形・軽量
化が図れるという効果がある。
第4図は本発明の他の実施例を示すもので、第
2図との相違点は油戻し管7をヘツダ管5bの外
部に設置したことで、基本的な機能としては第2
図のものと差はないが、本実施例によれば、油戻
し管7が外部にあるので取付け忘れをすることが
ないという効果がある。
また第5図は本発明のさらに別の実施例で、第
2図との相違点は油戻し管7がヘツダ管5bの底
部12に取付けられている点である。すなわち、
本実施例の油戻し管7は、その軸方向をヘツダ管
5b内に垂直方向に配置して設置され、その一端
を底部12に固定している。そして、前記油戻し
管7の開口した先端は、冷媒戻り配管6内に挿入
され、かつ、該先端部が冷媒戻り配管6の軸中心
位置に配置されている。さらに、前記油戻し配管
7の前記一端側には、冷凍機油が溜る位置に油吸
上げ孔8が設けられている。
このような構成によれば、ヘツダ管5bの下部
に液冷媒が溜ることによつて、液冷媒が直接圧縮
機1に戻ることを防止できる。また、油戻し管7
の先端を冷媒戻り配管6内に挿入し、その軸中心
位置に配置することにより、油戻し管7先端のエ
ジエクタ部9を冷媒戻り配管6のガス流が速く安
定した位置に設置できるため、冷凍機油を吸い上
げるエジエクタ作用を効率的に発揮できる。この
ことから、簡単な構成で効率良く冷凍機油を圧縮
機1に戻すことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本発明によれば、冷凍サイ
クルの蒸発器としての性能を維持し、かつ、簡単
な構成で効率良く冷凍機油を圧縮機へつながる冷
媒戻り配管に戻すことができ、サクシヨンアキユ
ムレータを設けることなく冷凍サイクルの小型・
軽量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す蒸発器の正面
図、第2図は第1図におけるヘツダ管の断面図、
第3図は第1図の蒸発器を採用した冷凍サイクル
の回路図、第4図は本考案の他の実施例を示すヘ
ツダ管の断面図、第5図はさらに別の実施例を示
すヘツダ管の断面図である。 4……蒸発器、5a,5b……ヘツダ管、6…
…冷媒戻り管、7……油戻し管、8……油吸上げ
孔、9……エジエクタ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷凍サイクルを構成し、蒸発器の機能を有する
    ものであつて、複数の冷媒配管が接続されたヘツ
    ダ管を備え、該ヘツダ管の長手方向を垂直方向に
    配置して用いられ、前記ヘツダ管の上部に冷媒戻
    り配管を接続した熱交換器において、前記ヘツダ
    管内に油戻し管をその軸方向を垂直方向に配置し
    て設置し、前記ヘツダの底面に前記油戻し管の一
    端を固定し、該油戻し管の開口した先端を前記冷
    媒戻り配管内に挿入するとともに該先端をヘツダ
    管の軸中心位置に配置し、かつ、該油戻し管の一
    端側で冷凍機油が溜る位置に油吸上げ孔を設けた
    ことを特徴とする熱交換器。
JP1987037239U 1987-03-16 1987-03-16 Expired - Lifetime JPH0541318Y2 (ja)

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JPS63144554U JPS63144554U (ja) 1988-09-22
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JP2012102919A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Toyo Eng Works Ltd 冷凍システム
JP2018059668A (ja) 2016-10-05 2018-04-12 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 蒸発器及び冷媒回路

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JPS5426762B2 (ja) * 1974-06-03 1979-09-06
JPS5513350B2 (ja) * 1975-08-28 1980-04-08

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JPS5426762U (ja) * 1977-07-27 1979-02-21
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