JPH0222613Y2 - - Google Patents

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JPH0222613Y2
JPH0222613Y2 JP1983119591U JP11959183U JPH0222613Y2 JP H0222613 Y2 JPH0222613 Y2 JP H0222613Y2 JP 1983119591 U JP1983119591 U JP 1983119591U JP 11959183 U JP11959183 U JP 11959183U JP H0222613 Y2 JPH0222613 Y2 JP H0222613Y2
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lubricating oil
chamber
refrigerant
liquid
accumulator
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JP1983119591U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアキユムレータ、詳しくは主として冷
凍機の冷媒回路に用いられるアキユムレータに関
する。
一般にこの種アキユムレータは蒸発器から圧縮
機に返送される液ガス冷媒中の液冷媒を分離し
て、前記圧縮機への液バツクを防止すると共に、
前記アキユムレータに貯留される前記液冷媒中に
含まれる潤滑油を前記圧縮機に返送して該圧縮機
の焼付を防止するようにしている。
斯く構成するアキユムレータは特公昭44−
17479号公報に記載され、第3図に示すものがす
でに提案されている。
即ち、横長の胴体51の一側部に吸入管53を
開口させ、前記胴体51の他側部に下向きに屈曲
する屈曲部54をもち、先端を開口させた吐出管
52を配設し、この吐出管52の前記屈曲部54
の下部に油戻孔55を形成したものがすでに提案
されている。
しかしながら、斯く構成するものは、下記する
理由で潤滑油の返送効率が悪く、圧縮機(図示せ
ず)が油切れを生じる問題があつた。
即ち、前記胴体51内に貯留される液冷媒56
に、前記吸入管53から流入する液ガス冷媒が直
接吹付けられるために、前記液冷媒56全体が撹
拌されるのであつて、この結果、潤滑油が、前記
液冷媒56中に均一に混合されてしまい、前記油
戻孔55から圧縮機(図示せず)に返送する潤滑
油の濃度が液冷媒と混合されるために低くなり、
このため潤滑油の返送効率が悪く前記圧縮機が油
切れを生じる問題があつたのである。
本考案者等は、潤滑油を含む液冷媒を静かに放
置しておくと、潤滑油の比重が冷媒より小さいた
めに、潤滑油層が上方に、この潤滑油層の下に液
冷媒層が形成される点にヒントを得て、従来の前
記アキユムレータにおいて、前記胴体51内の屈
曲部54、即ち油戻孔55が位置する部分の液冷
媒56の攪拌を阻止するようにすれば、前記液冷
媒56を潤滑油層と液冷媒層とに分けられ、更に
潤滑油層に前記油戻孔55を位置させれば、潤滑
油層から高濃度の潤滑油を圧縮機に返送できるこ
とに着想したのである。
而して本考案の目的は、前記着想に基づき、バ
ツフルプレートにより胴体内に入口室と出口室と
を形成すると共に、油戻孔の設置箇所を工夫する
ことにより圧縮機に返送する潤滑油濃度を高め潤
滑油の返送効率を向上させる点にある。
この目的の達成のために、本考案は構成を横長
の胴体の長さ方向一側にバツフルプレートを設け
て、前記胴体に入口室と出口室とを形成し、前記
胴体の長さ方向一側に、前記入口室に開口する入
口管を接続すると共に、前記入口室からバツフル
プレートを経て前記出口室に延び、該出口室にお
いて中間部が下向きに屈曲する屈曲部をもち、先
端が前記胴体の長さ方向他側上方で開口する出口
管を接続する一方、前記屈曲部の下部と上部とに
それぞれ油戻孔を設け、前記バツフルプレートに
より前記出口室内の液冷媒が前記入口管より流入
する液ガス冷媒によつて撹拌されるのを阻止する
と共に、アキユムレータ内の液冷媒の液面高さの
低い定常運転時には、前記下部の油戻孔から、又
起動時等前記液面高さが高い場合には前記上部の
油戻孔から、濃度の高い前記潤滑油を圧縮機に返
送できるように成したのである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すものは、本考案の実施例に係るア
キユムレータを組込んだ冷媒回路である。
前記冷媒回路は圧縮機1、凝縮器2、膨張弁
3、蒸発器4およびアキユムレータ5を冷媒配管
でそれぞれ接続したものである。
而して、第1,2図に基づき前記アキユムレー
タ5に関して詳記すると、該アキユムレータ5の
胴体6は横長の筒体7の両端面に一対の蓋体8,
9を被嵌し、溶接などで固定し密閉状に形成して
いる。そして、前記胴体6内に後記する出口管1
5の挿通孔10aをもつバツフルプレート10を
配設して、前記胴体6内に入口室11と出口室1
2との2室を形成するようにしている。
更に前記入口室11に低圧の液ガス冷媒を前記
胴体6に導く入口管13を開口させている。詳し
くは、前記入口管13を前記胴体6の一側端部上
面に接続して、前記入口室11に開口させてい
る。
また、前記出口室12に、該出口室12内に下
向きに屈曲する屈曲部14をもつ出口管15を開
口させるのである。詳しくは、前記出口管15
は、前記入口室11側の蓋体8の中央に貫通固定
され、前記胴体6の長さ方向に沿つて前記入口室
11を通り、前記バツフルプレート10の前記挿
通孔10aを貫通して前記出口室12内に、延長
されており、この出口室12内に延長された部分
を下向きに略く字形に屈曲させて前記屈曲部14
を形成するのであり、更に、この屈曲部14の先
端側を前記胴体5の端部上方に斜状に立上げ、こ
の立上先端を斜断して、前記胴体6の上面に向う
水平な開口部15aを形成しているのである。
また前記バツフルプレート10は、その下部両
側を切欠いた略六角形状とし(第2図参照)、両
下端部10b,10bを断面円形の胴体6内面に
当接させるとともに、該バルブプレート10の両
側及び上部底部と胴体6内面との間に隙間を形成
している。
これにより、バツフルプレート10は、前記出
口管15の開口部15aに、前記入口管13によ
り胴体6内に流入する液ガス冷媒が直接流入する
のを阻止して、貯留液冷媒の撹拌を前記入口室1
1内でのみ行わせ、分離した液冷媒を鎮静状態で
出口室12にバツフルプレート10の両側及び底
部の隙間を介して移動させるとともに、ガス冷媒
を上部の隙間から出口室12へ移動させることが
でき、出口室12内の液冷媒はほゞ静止した状態
に保持されて濃度の高い潤滑油層と濃度の低い液
冷媒層とに分離することができるのであり、更
に、バツフルプレート10は前記出口管15を支
持して、出口管15の固定を確実なものにする機
能も同時に果している。
更に、前記出口管15における前記屈曲部14
の上部と下部とにそれぞれ圧縮機1への潤滑油返
送用の油戻孔14a,14bを設けるのである。
詳しくは、前記冷媒回路の定常運転時には、前
記アキユムレータ5内に溜る液冷媒の量が比較的
少なく、液面高さH1は低くなつているが、この
液面高さの低い時の液冷媒の上層が接触する部分
に合わせて前記下部の油戻孔14bを開口するの
である。
この場合前記アキユムレータ5は横長の液冷媒
収容面積の広い胴体6をもつており、このため定
常運転時、前記蒸発器4の蒸発能力が多少変動し
ても前記アキユムレータ5内の液面高さはほとん
ど変動しないので、前記下部の油戻孔14bの適
正位置の決定は容易に行えるのである。
また、圧縮機1の運転開始時や、前記蒸発器4
の能力の著しい低下時には、前記アキユムレータ
5に貯留される液冷媒の量は非常に多くなり、そ
の結果液面高さH2も高くなるが、この液面高さ
の高い時の液冷媒の上層が接触する部分に合せ
て、前記上部の油戻孔14aを開口させるのであ
る。
斯くすることにより、前記冷媒回路の運転中、
常に前記液冷媒における上層の濃度の高い潤滑油
を前記各油戻孔14a,14bからガス化して前
記圧縮機1に返送できるのである。
即ち、液ガス冷媒が流入する入口室11と、前
記出口管15の前記油戻孔14a,14bを設け
た屈曲部14を配設する出口室12との2室をバ
ツフルプレート10で区画形成して、前記出口室
12内の液冷媒が前記液ガス冷媒の流入により撹
拌されるのを阻止し、成層可能としたから、前記
出口室12内の液冷媒における上層に濃度の高い
潤滑油層を形成でき、この潤滑油層から、前記各
油戻孔14a,14bを介して濃度の高い潤滑油
を前記圧縮機1に返送できるのである。
そして前記したごとく、胴体6は横長で液冷媒
収容面積の広いものであるので、成層された冷媒
液面の高さの変動は少なく、定常運転時及び運転
開始時等の液面の異常上昇時のいずれにあつて
も、油戻孔14a,14bが上層位置からはずれ
ることが少ないのと同時に、定常時の液面高さか
ら異常時の液面高さへの高さの変動自体が少な
く、したがつて不要に多くの油戻孔を設けること
なく単に上下2箇所に油戻孔14a,14bを設
置するのみで充分かゝる変動に対処できるのであ
り、従来の縦型のアキユムレータを採用した場合
に較べて一層効率よくかつ油戻孔の総開口面積の
増加に伴う液バツクの防止をも確実に図りなが
ら、潤滑油の返送が行えるのである。
以上の如く、本考案は横長の胴体6の長さ方向
一側にバツフルプレート10を設けて、前記胴体
6に入口室11と出口室12とを形成し、前記胴
体6の長さ方向一側に、前記入口室11に開口す
る入口管13を接続すると共に、前記入口室11
からバツフルプレート10を経て前記出口室12
に延び、該出口室12において中間部が下向きに
屈曲する屈曲部14をもち、先端が前記胴体6の
長さ方向他側上方で開口する出口管15を接続す
る一方、前記屈曲部14の下部と上部とにそれぞ
れ油戻孔14a,14bを設けたから、前記出口
室12内の液面はほゞ静止した状態に保持され
て、潤滑油層と液冷媒層とに確実に分離でき、し
かも、斯く分離した前記出口室12に、前記出口
管15を開口させると共に、油戻孔14a,14
bをもつた屈曲部14を配設しているから、液バ
ツクを最小限にできながら、定常運転時及び圧縮
機1の運転開始時等の貯留液面高さの上昇時のい
ずれの場合にあつてもアキユムレータ5から従来
に比して濃度の高い潤滑油を確実に返送できるの
であり、その上、前記出口室12に設ける前記出
口管15に前記出口室12において中間部が下向
きに屈曲する屈曲部14を設けて、この屈曲部1
4の下部と上部とに油戻孔14a,14bを設け
ているから、冷媒液面の高さが低いときに前記ア
キユムレータが長さ方向に多少傾いて前記潤滑油
層と液冷媒層とが胴体6の一側に偏るようなこと
があつても、前記油戻孔14aから圧縮機1へ確
実に潤滑油の返送を行えるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るアキユムレータ
を適用した冷媒回路図で、要部のアキユムレータ
は縦断面図で示している。第2図は第1図に示し
たアキユムレータのA−A断面図、第3図は従来
例を示す説明図である。 6……胴体、10……バツフルプレート、11
……入口室、12……出口室、13……入口管、
14……屈曲部、14a,14b……油戻孔、1
5……出口管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横長の胴体6の長さ方向一側にバツフルプレー
    ト10を設けて、前記胴体6に入口室11と出口
    室12とを形成し、前記胴体6の長さ方向一側
    に、前記入口室11に開口する入口管13を接続
    すると共に、前記入口室11からバツフルプレー
    ト10を経て前記出口室12に延び、該出口室1
    2において中間部が下向きに屈曲する屈曲部14
    をもち、先端が前記胴体6の長さ方向他側上方で
    開口する出口管15を接続する一方、前記屈曲部
    14の下部と上部とにそれぞれ油戻孔14a,1
    4bを設けたことを特徴とするアキユムレータ。
JP11959183U 1983-07-29 1983-07-29 アキユムレ−タ Granted JPS6028370U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11959183U JPS6028370U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 アキユムレ−タ

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JP11959183U JPS6028370U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 アキユムレ−タ

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JPS6028370U JPS6028370U (ja) 1985-02-26
JPH0222613Y2 true JPH0222613Y2 (ja) 1990-06-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5644469B2 (ja) * 2010-12-21 2014-12-24 カルソニックカンセイ株式会社 アキュムレータ
JP5761013B2 (ja) * 2011-12-28 2015-08-12 ダイキン工業株式会社 アキュムレータ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5390255U (ja) * 1976-12-24 1978-07-24

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