JP2000130368A - 横置型スクロール圧縮機 - Google Patents
横置型スクロール圧縮機Info
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- JP2000130368A JP2000130368A JP10298025A JP29802598A JP2000130368A JP 2000130368 A JP2000130368 A JP 2000130368A JP 10298025 A JP10298025 A JP 10298025A JP 29802598 A JP29802598 A JP 29802598A JP 2000130368 A JP2000130368 A JP 2000130368A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 潤滑油が外部に循環するのを防止すると共
に、圧力差を利用して潤滑油を循環することにより、圧
縮機の性能低下を防止した横置型スクロール圧縮機を提
供すること。 【解決手段】 密閉容器１内を電動機２と外部よりガス
を吸気する吸気管１０とを備えた低圧室１ａと、同低圧
室を挟んだ一方に配置され圧縮部３と第１の油分離器１
２とを備える高圧室１ｂと、他方に配置され第２の油分
離器１２’と高圧ガスを外部に吐出する吐出管１１とを
備えた吐出室１ｃとに密閉状に区画し、前記高圧室と低
圧室とを連通する絞り通路５と、前記高圧室と吐出室を
連通して潤滑油とガスを通す連通路１５ａ、１５ｂと、
駆動軸２ａの他端より前記油通路７に連通し吐出室の底
部に開口する油吸入管９とを備えたので、吐出管からガ
スだけが吐出循環され、吐出室と低圧室との圧力差を利
用して吐出室の底部に溜まった潤滑油を圧縮部に循環で
きる。
に、圧力差を利用して潤滑油を循環することにより、圧
縮機の性能低下を防止した横置型スクロール圧縮機を提
供すること。 【解決手段】 密閉容器１内を電動機２と外部よりガス
を吸気する吸気管１０とを備えた低圧室１ａと、同低圧
室を挟んだ一方に配置され圧縮部３と第１の油分離器１
２とを備える高圧室１ｂと、他方に配置され第２の油分
離器１２’と高圧ガスを外部に吐出する吐出管１１とを
備えた吐出室１ｃとに密閉状に区画し、前記高圧室と低
圧室とを連通する絞り通路５と、前記高圧室と吐出室を
連通して潤滑油とガスを通す連通路１５ａ、１５ｂと、
駆動軸２ａの他端より前記油通路７に連通し吐出室の底
部に開口する油吸入管９とを備えたので、吐出管からガ
スだけが吐出循環され、吐出室と低圧室との圧力差を利
用して吐出室の底部に溜まった潤滑油を圧縮部に循環で
きる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、横置型スクロール
圧縮機に係わり、とくに、圧力差を利用して潤滑油を循
環して潤滑するものに関する。
圧縮機に係わり、とくに、圧力差を利用して潤滑油を循
環して潤滑するものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、図２に示すように、密閉容器１内
に収容される電動機２の略水平な中心に油通路７を有す
る駆動軸２ａの一端で圧縮部３を駆動し、他端より密閉
容器１の底に溜まる潤滑油を吸入循環して自らの潤滑を
行う横置型スクロール圧縮機は、前記密閉容器１内を前
記電動機２を備え外部よりガスを吸気管１０を介して吸
気する低圧室１ａと、同低圧室１ａを挟んで一方に配置
される圧縮部３を備え高圧ガスを一時溜めて外部に吐出
する吐出室１ｂ’と、他方に配置され前記潤滑油を溜め
る油溜室１ｃ’とに密閉状に区画し、前記吐出室１ｂ’
と低圧室１ａとを底部で連通する絞り通路５と、前記低
圧室１ａと油溜室１ｃ’を底部で連通して潤滑油を通す
油通路６と、前記駆動軸２ａの他端より前記駆動軸２ａ
の中心に設けた油通路７に連通し油溜室１ｃ’の底部に
開口する油吸入管９とを備えている。そして、圧縮部３
で圧縮されたガスと共に、吐出室１ｂ’に吐き出される
潤滑潤滑油が吐出管１１を介して外部に循環するのを防
ぎ、圧縮部３内の潤滑油不足による性能低下を防止する
ため、吐出室１ｂ’にはこの潤滑油を分離する油分離器
１２が備えられている。しかし、この油分離器１２では
前記圧縮部３から吐き出された潤滑油を完全に分離でき
ず、徐々に潤滑油が吐出管１１を介して外部に循環し、
圧縮部３に供給する潤滑油が不足してしまうという問題
があった。また、前記低圧室１ａと油溜室１ｃ’との気
圧が略同じであるため、前記油吸入管９から駆動軸２ａ
の中心に形成された油通路７に潤滑油がうまく流れず、
例えば、何らかの理由により固形物が混入した場合はと
くに潤滑油が循環しなくなるという問題があった。
に収容される電動機２の略水平な中心に油通路７を有す
る駆動軸２ａの一端で圧縮部３を駆動し、他端より密閉
容器１の底に溜まる潤滑油を吸入循環して自らの潤滑を
行う横置型スクロール圧縮機は、前記密閉容器１内を前
記電動機２を備え外部よりガスを吸気管１０を介して吸
気する低圧室１ａと、同低圧室１ａを挟んで一方に配置
される圧縮部３を備え高圧ガスを一時溜めて外部に吐出
する吐出室１ｂ’と、他方に配置され前記潤滑油を溜め
る油溜室１ｃ’とに密閉状に区画し、前記吐出室１ｂ’
と低圧室１ａとを底部で連通する絞り通路５と、前記低
圧室１ａと油溜室１ｃ’を底部で連通して潤滑油を通す
油通路６と、前記駆動軸２ａの他端より前記駆動軸２ａ
の中心に設けた油通路７に連通し油溜室１ｃ’の底部に
開口する油吸入管９とを備えている。そして、圧縮部３
で圧縮されたガスと共に、吐出室１ｂ’に吐き出される
潤滑潤滑油が吐出管１１を介して外部に循環するのを防
ぎ、圧縮部３内の潤滑油不足による性能低下を防止する
ため、吐出室１ｂ’にはこの潤滑油を分離する油分離器
１２が備えられている。しかし、この油分離器１２では
前記圧縮部３から吐き出された潤滑油を完全に分離でき
ず、徐々に潤滑油が吐出管１１を介して外部に循環し、
圧縮部３に供給する潤滑油が不足してしまうという問題
があった。また、前記低圧室１ａと油溜室１ｃ’との気
圧が略同じであるため、前記油吸入管９から駆動軸２ａ
の中心に形成された油通路７に潤滑油がうまく流れず、
例えば、何らかの理由により固形物が混入した場合はと
くに潤滑油が循環しなくなるという問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、潤滑油が吐出管を介して外部に循環する
のを防止すると共に、圧力差を利用して潤滑油を循環す
ることにより、潤滑油の圧縮部への循環を良くし、圧縮
機の性能低下、または故障を防止した横置型スクロール
圧縮機を提供することを目的としている。
題点を解決し、潤滑油が吐出管を介して外部に循環する
のを防止すると共に、圧力差を利用して潤滑油を循環す
ることにより、潤滑油の圧縮部への循環を良くし、圧縮
機の性能低下、または故障を防止した横置型スクロール
圧縮機を提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、密閉容器内を２つの仕切壁により区画し、
電動機とガスを吸気する吸気管とを備えた低圧室と、同
低圧室を挟んだ一方に配置され、前記電動機の略水平な
中心に油通路を有する駆動軸の一端で駆動される圧縮部
と油分離器とを備える高圧室と、他方に配置され高圧ガ
スを吐出する吐出管を備える吐出室とを密閉状に設け、
前記高圧室と低圧室とを下部で連通する絞り通路と、前
記高圧室と吐出室を連通して潤滑油とガスを通す連通路
と、前記駆動軸の他端より前記駆動軸の油通路に連通し
吐出室の底部に開口する油吸入管とを備えてなる横置型
スクロール圧縮機としている。
決するため、密閉容器内を２つの仕切壁により区画し、
電動機とガスを吸気する吸気管とを備えた低圧室と、同
低圧室を挟んだ一方に配置され、前記電動機の略水平な
中心に油通路を有する駆動軸の一端で駆動される圧縮部
と油分離器とを備える高圧室と、他方に配置され高圧ガ
スを吐出する吐出管を備える吐出室とを密閉状に設け、
前記高圧室と低圧室とを下部で連通する絞り通路と、前
記高圧室と吐出室を連通して潤滑油とガスを通す連通路
と、前記駆動軸の他端より前記駆動軸の油通路に連通し
吐出室の底部に開口する油吸入管とを備えてなる横置型
スクロール圧縮機としている。
【０００５】前記吐出室に、第２の油分離器を備えた横
置型スクロール圧縮機。
置型スクロール圧縮機。
【０００６】前記高圧室と吐出室を連通する連通路が、
油用通路と、ガス用通路とに分割されてなる横置型スク
ロール圧縮機としている。
油用通路と、ガス用通路とに分割されてなる横置型スク
ロール圧縮機としている。
【０００７】前記吐出室と低圧室を区画する仕切板の下
部に油戻し弁を設けた横置型スクロール圧縮機としてい
る。
部に油戻し弁を設けた横置型スクロール圧縮機としてい
る。
【０００８】前記油戻し弁が逆止弁でなる横置型スクロ
ール圧縮機としている。
ール圧縮機としている。
【０００９】前記逆止弁が、前記仕切板の下部に連通孔
と、同連通孔を吐出室側から開閉自在に塞ぐ板体とで形
成されてなる横置型スクロール圧縮機としている。
と、同連通孔を吐出室側から開閉自在に塞ぐ板体とで形
成されてなる横置型スクロール圧縮機としている。
【００１０】
【発明の実施の形態】以上のように、本発明の横置型ス
クロール圧縮機においては、密閉容器内を２つの仕切壁
により区画し、電動機とガスを吸気する吸気管とを備え
た低圧室と、同低圧室を挟んだ一方に配置され、前記電
動機の略水平な中心に油通路を有する駆動軸の一端で駆
動される圧縮部と第１の油分離器とを備える高圧室と、
他方に配置され第２の油分離器と高圧ガスを吐出する吐
出管とを備える吐出室とを密閉状に設け、前記高圧室と
低圧室とを下部で連通する絞り通路と、前記高圧室と吐
出室を連通して潤滑油とガスを通す連通路と、前記駆動
軸の他端より前記駆動軸の油通路に連通し吐出室の底部
に開口する油吸入管とを備えたので、高圧室に吐き出さ
れた高圧ガスと潤滑油が同高圧室に備える第１の油分離
器により分離され、それぞれ、吐出室に送り込まれ、再
度、同吐出室に備える第２の油分離器により潤滑油とガ
スが完全に分離され、ガスだけが吐出管から循環される
ようにでき、また、吐出室と低圧室との圧力差を利用し
て吐出室の底部に溜まった潤滑油を油吸入管を介し、駆
動軸の中心に備える油通路を通して圧縮部に循環するこ
とができる。
クロール圧縮機においては、密閉容器内を２つの仕切壁
により区画し、電動機とガスを吸気する吸気管とを備え
た低圧室と、同低圧室を挟んだ一方に配置され、前記電
動機の略水平な中心に油通路を有する駆動軸の一端で駆
動される圧縮部と第１の油分離器とを備える高圧室と、
他方に配置され第２の油分離器と高圧ガスを吐出する吐
出管とを備える吐出室とを密閉状に設け、前記高圧室と
低圧室とを下部で連通する絞り通路と、前記高圧室と吐
出室を連通して潤滑油とガスを通す連通路と、前記駆動
軸の他端より前記駆動軸の油通路に連通し吐出室の底部
に開口する油吸入管とを備えたので、高圧室に吐き出さ
れた高圧ガスと潤滑油が同高圧室に備える第１の油分離
器により分離され、それぞれ、吐出室に送り込まれ、再
度、同吐出室に備える第２の油分離器により潤滑油とガ
スが完全に分離され、ガスだけが吐出管から循環される
ようにでき、また、吐出室と低圧室との圧力差を利用し
て吐出室の底部に溜まった潤滑油を油吸入管を介し、駆
動軸の中心に備える油通路を通して圧縮部に循環するこ
とができる。
【００１１】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による横置型ス
クロール圧縮機を詳細に説明する。図１は本発明による
横置型スクロール圧縮機の一実施例を示す要部側断面図
である。図において、１は密閉容器で、内部を外側に吸
気管１０を備える低圧室１ａ、同低圧室１ａを挟んだ一
方に配置され圧縮部３を備える高圧室１ｂ、他方に配置
され外側に吐出管１１を備える吐出室１ｃとに密閉状に
区画されている。２は前記低圧室に配置される電動機で
あり、その駆動軸２ａの中心には油通路７が形成されて
いる。３は前記高圧室１ｂに配置されるスクロール圧縮
型圧縮機構を有する前記圧縮部で、図示しない外側の圧
縮室に吸入されたガスを中央に移動しながらその圧縮室
の容積を減らすことにより圧縮して、略中央部の吐出口
３ｂから高圧室１ｂに吐き出している。前記高圧室１ｂ
には第１の油分離器１２を備え、圧縮部３で圧縮された
ガスと共に、吐き出される潤滑油２０を分離している。
前記高圧室１ｂと吐出室１ｃとの間には両室を連通し、
高圧ガスを吐出室１ｃに通すガス連通路１５ａと、分離
された潤滑油２０を吐出室１ｃに流す油連通路１５ｂを
備えている。また、前記高圧室１ｂと低圧室１ａとの下
部には、同室を連通し、高圧室１ｂの底部に溜まった潤
滑油２０を低圧室１ａに戻す絞り通路５が設けられてい
る。また、前記吐出室１ｃには、前記駆動軸２ａの他端
より前記油通路７に連通し吐出室１ｃの底部に開口する
油吸入管９を備えている。また、前記吐出室１ｃには、
第２の油分離器１２’を備え、前記第１の油分離器１２
で分離できなかった潤滑油２０を完全に分離するように
している。
クロール圧縮機を詳細に説明する。図１は本発明による
横置型スクロール圧縮機の一実施例を示す要部側断面図
である。図において、１は密閉容器で、内部を外側に吸
気管１０を備える低圧室１ａ、同低圧室１ａを挟んだ一
方に配置され圧縮部３を備える高圧室１ｂ、他方に配置
され外側に吐出管１１を備える吐出室１ｃとに密閉状に
区画されている。２は前記低圧室に配置される電動機で
あり、その駆動軸２ａの中心には油通路７が形成されて
いる。３は前記高圧室１ｂに配置されるスクロール圧縮
型圧縮機構を有する前記圧縮部で、図示しない外側の圧
縮室に吸入されたガスを中央に移動しながらその圧縮室
の容積を減らすことにより圧縮して、略中央部の吐出口
３ｂから高圧室１ｂに吐き出している。前記高圧室１ｂ
には第１の油分離器１２を備え、圧縮部３で圧縮された
ガスと共に、吐き出される潤滑油２０を分離している。
前記高圧室１ｂと吐出室１ｃとの間には両室を連通し、
高圧ガスを吐出室１ｃに通すガス連通路１５ａと、分離
された潤滑油２０を吐出室１ｃに流す油連通路１５ｂを
備えている。また、前記高圧室１ｂと低圧室１ａとの下
部には、同室を連通し、高圧室１ｂの底部に溜まった潤
滑油２０を低圧室１ａに戻す絞り通路５が設けられてい
る。また、前記吐出室１ｃには、前記駆動軸２ａの他端
より前記油通路７に連通し吐出室１ｃの底部に開口する
油吸入管９を備えている。また、前記吐出室１ｃには、
第２の油分離器１２’を備え、前記第１の油分離器１２
で分離できなかった潤滑油２０を完全に分離するように
している。
【００１２】また、前記吐出室１ｃと底圧室１ａを区画
する仕切板１６の下部に逆止弁でなる油戻し弁１７を設
け、非動作中に低圧室１ａに溜まった潤滑油２０を吐出
室１ｃに戻すことにより、動作開始時の潤滑油２０切れ
を防止している。この油戻し弁１７は、図に示すよう
に、前記仕切板１６の下部に連通孔１６ａを設け、同連
通孔１６ａを吐出室１ｃ側から開閉自在に塞ぐ板体１７
ａを設けて構成している。
する仕切板１６の下部に逆止弁でなる油戻し弁１７を設
け、非動作中に低圧室１ａに溜まった潤滑油２０を吐出
室１ｃに戻すことにより、動作開始時の潤滑油２０切れ
を防止している。この油戻し弁１７は、図に示すよう
に、前記仕切板１６の下部に連通孔１６ａを設け、同連
通孔１６ａを吐出室１ｃ側から開閉自在に塞ぐ板体１７
ａを設けて構成している。
【００１３】以上の構成において、つぎにその動作を説
明する。外部を循環して吸気管１０より低圧室１ａに吸
気されたガスは圧縮部３で圧縮され、吐出口３ｂより圧
縮部３を潤滑した潤滑油２０と一緒に吐き出される。高
圧室１ｂに吐き出された高圧ガスと潤滑油２０が同高圧
室１ｂに備える第１の油分離器１２により分離され、そ
れぞれ、吐出室１ｃに送り込まれ、再度、同吐出室に備
える第２の油分離器１２’により潤滑油２０とガスが完
全に分離され、ガスだけが吐出管１１から循環されるよ
うにでき、また、吐出室１ｃと低圧室１ａとの圧力差を
利用して吐出室１ｃの底部に溜まった潤滑油２０を油吸
入管９を介し、駆動軸２ａの中心に備える油通路７を通
して圧縮部３に循環することができる。
明する。外部を循環して吸気管１０より低圧室１ａに吸
気されたガスは圧縮部３で圧縮され、吐出口３ｂより圧
縮部３を潤滑した潤滑油２０と一緒に吐き出される。高
圧室１ｂに吐き出された高圧ガスと潤滑油２０が同高圧
室１ｂに備える第１の油分離器１２により分離され、そ
れぞれ、吐出室１ｃに送り込まれ、再度、同吐出室に備
える第２の油分離器１２’により潤滑油２０とガスが完
全に分離され、ガスだけが吐出管１１から循環されるよ
うにでき、また、吐出室１ｃと低圧室１ａとの圧力差を
利用して吐出室１ｃの底部に溜まった潤滑油２０を油吸
入管９を介し、駆動軸２ａの中心に備える油通路７を通
して圧縮部３に循環することができる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による横置
型スクロール圧縮機によれば、密閉容器内を２つの仕切
壁により区画し、電動機とガスを吸気する吸気管とを備
えた低圧室と、同低圧室を挟んだ一方に配置され、前記
電動機の略水平な中心に油通路を有する駆動軸の一端で
駆動される圧縮部と第１の油分離器とを備える高圧室
と、他方に配置され第２の油分離器と高圧ガスを吐出す
る吐出管とを備える吐出室とを密閉状に設け、前記高圧
室と低圧室とを下部で連通する絞り通路と、前記高圧室
と吐出室を連通して潤滑油とガスを通す連通路と、前記
駆動軸の他端より前記駆動軸の油通路に連通し吐出室の
底部に開口する油吸入管とを備えたので、高圧室に吐き
出された高圧ガスと潤滑油が同高圧室に備える第１の油
分離器により分離され、それぞれ、吐出室に送り込ま
れ、再度、同吐出室に備える第２の油分離器により潤滑
油とガスが完全に分離され、ガスだけが吐出管から循環
されるようにでき、また、吐出室と低圧室との圧力差を
利用して吐出室の底部に溜まった潤滑油を油吸入管を介
し、駆動軸の中心に備える油通路を通して圧縮部に循環
することができる。
型スクロール圧縮機によれば、密閉容器内を２つの仕切
壁により区画し、電動機とガスを吸気する吸気管とを備
えた低圧室と、同低圧室を挟んだ一方に配置され、前記
電動機の略水平な中心に油通路を有する駆動軸の一端で
駆動される圧縮部と第１の油分離器とを備える高圧室
と、他方に配置され第２の油分離器と高圧ガスを吐出す
る吐出管とを備える吐出室とを密閉状に設け、前記高圧
室と低圧室とを下部で連通する絞り通路と、前記高圧室
と吐出室を連通して潤滑油とガスを通す連通路と、前記
駆動軸の他端より前記駆動軸の油通路に連通し吐出室の
底部に開口する油吸入管とを備えたので、高圧室に吐き
出された高圧ガスと潤滑油が同高圧室に備える第１の油
分離器により分離され、それぞれ、吐出室に送り込ま
れ、再度、同吐出室に備える第２の油分離器により潤滑
油とガスが完全に分離され、ガスだけが吐出管から循環
されるようにでき、また、吐出室と低圧室との圧力差を
利用して吐出室の底部に溜まった潤滑油を油吸入管を介
し、駆動軸の中心に備える油通路を通して圧縮部に循環
することができる。
【図１】本発明による横置型スクロール圧縮機の一実施
例を示す要部側断面図である。
例を示す要部側断面図である。
【図２】従来の横置型スクロール圧縮機を示す要部側断
面図である。
面図である。
１ 密閉容器 １ａ 低圧室 １ｂ 高圧室 １ｃ 吐出室 ２ 電動機 ２ａ 駆動軸 ３ 圧縮部 ３ｂ 吐出口 ５ 絞り通路 ７ 油通路 ９ 油吸入管 １０ 吸気管 １１ 吐出管 １２ 第１の油分離器 １２’ 第２の油分離器 １５ａ ガス連通路 １５ｂ 油連通路 １６ 仕切板 １６ａ 連通孔 １７ 油戻し弁 １７ａ 板体 ２０ 潤滑油
Claims (6)
- 【請求項１】 密閉容器内を２つの仕切壁により区画
し、電動機とガスを吸気する吸気管とを備えた低圧室
と、同低圧室を挟んだ一方に配置され、前記電動機の略
水平な中心に油通路を有する駆動軸の一端で駆動される
圧縮部と油分離器とを備える高圧室と、他方に配置され
高圧ガスを吐出する吐出管を備える吐出室とを密閉状に
設け、前記高圧室と低圧室とを下部で連通する絞り通路
と、前記高圧室と吐出室を連通して潤滑油とガスを通す
連通路と、前記駆動軸の他端より前記駆動軸の油通路に
連通し吐出室の底部に開口する油吸入管とを備えてなる
ことを特徴とする横置型スクロール圧縮機。 - 【請求項２】 前記吐出室に、第２の油分離器を備えた
ことを特徴とする請求項１記載の横置型スクロール圧縮
機。 - 【請求項３】 前記高圧室と吐出室を連通する連通路
が、油用通路と、ガス用通路とに分割されてなることを
特徴とする請求項１または請求項２記載の横置型スクロ
ール圧縮機。 - 【請求項４】 前記吐出室と低圧室を区画する仕切板の
下部に油戻し弁を設けたことを特徴とする請求項１乃至
請求項３記載の横置型スクロール圧縮機。 - 【請求項５】 前記油戻し弁が逆止弁でなることを特徴
とする請求項４記載の横置型スクロール圧縮機。 - 【請求項６】 前記逆止弁が、前記仕切板の下部に連通
孔と、同連通孔を吐出室側から開閉自在に塞ぐ板体とで
形成されてなることを特徴とする請求項５記載の横置型
スクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10298025A JP2000130368A (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | 横置型スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10298025A JP2000130368A (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | 横置型スクロール圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000130368A true JP2000130368A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=17854151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10298025A Pending JP2000130368A (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | 横置型スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000130368A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR101045672B1 (ko) | 2009-06-22 | 2011-06-30 | 히다치 어플라이언스 가부시키가이샤 | 가로 배치형 밀폐식 압축기 |
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| WO2019024686A1 (zh) * | 2017-08-03 | 2019-02-07 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 油分离装置和卧式压缩机 |
-
1998
- 1998-10-20 JP JP10298025A patent/JP2000130368A/ja active Pending
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