JP2000027756A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JP2000027756A JP10194610A JP19461098A JP2000027756A JP 2000027756 A JP2000027756 A JP 2000027756A JP 10194610 A JP10194610 A JP 10194610A JP 19461098 A JP19461098 A JP 19461098A JP 2000027756 A JP2000027756 A JP 2000027756A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧縮機内の潤滑の確保、冷凍回路における熱交
換効率の向上に加えて、オイル圧縮などの完全防止を図
る。 【解決手段】吐出室17に連なって高圧領域に内装され
た油分離機構と、封入油のほぼ全量を機内循環させうる
に足る容積をもつ油溜室44と、該油溜室44の貯溜油
をクランク室8へ還給する給油路61a、61bと、該
給油路61a、61b中に介装された弁手段50とを備
え、該弁手段50は、大径側51aに圧縮室圧力、小径
側51bには対抗する吸入圧力が導入される段付孔状の
弁室51に、対応する段差状をなすスプール56を嵌挿
して、シール57a、57bで仕切られた嵌合遊隙によ
り油路Cに連なる給油路61aを、同小径側51bには
絞り62を有して選択的に油路Cに連なる給油路61b
を接続するとともに、スプール56が対抗する変動圧力
により大径側51aへ偏在したとき、給油路61bと油
路Cとの連通が断たれるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧冷媒ガスの油
分離機構を内蔵した圧縮機、具体的には斜板などのカム
プレ−トを備えた圧縮機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】主として車両空調用に供されるこれらの
圧縮機では、機内摺動部の潤滑に供される潤滑油が冷媒
ガス中にミスト状に混在されている。したがって、圧縮
機から吐出される冷媒ガスと共に混在油成分がそのまま
冷凍回路に吐出循環されると、この油成分が蒸発器の内
壁等に付着して熱交換効率を低下させる。
【0003】このため、従来では、圧縮機から凝縮器に
至る高圧管路中に油分離器を別設して、分離された潤滑
油を還油配管を介して圧縮機内へ戻すように構成したも
のが実用されているが、機器、配管の増設に伴う総合的
な冷凍回路構成の幅輳化に加えて、小径、かつ長尺状に
形成された還油配管に目詰りなどの事故も生じ易いの
で、圧縮機に直接油分離機構を内蔵させた構成のものも
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、既に知られる油
分離機構内蔵型の圧縮機では、機内の高圧領域で分離さ
れた分離油を回収する油溜室と、該油溜室内の貯溜油を
還給する低圧領域(例えばクランク室)とが還油通路に
より連通され、該還油通路には状況に応じて還油量を制
御する弁手段が設けられている。
【0005】例えば特開平9ー324758号公報に開
示の弁手段は、圧縮機の運転中は還油通路を閉鎖し、運
転停止に連動して同通路を開放するものであり、また、
特開平6ー249146号公報に開示のような可変容量
圧縮機に適用される弁手段では、油分離室内の圧力が高
い(大容量運転)状態では還油通路の開度を縮小し、同
圧力が低い(小容量運転)状態では同通路の開度を拡大
するように制御している。
【0006】すなわち、かかる制御は、いずれも潤滑油
の冷凍回路への流出を完全に封ずるものではなく、機内
潤滑の主体をあくまでも帰還冷媒ガス中の混在油成分に
依存するものである。そのため、再起動時の潤滑油不足
に備えて少なくとも運転が停止されたときには、低圧領
域への還油量を増大させるといった構成を採用してい
る。
【0007】しかしながら、量の多寡にかかわらず潤滑
油の回路流出を容認するといった思想は、オイルレート
に基づく熱交換効率の向上を依然として阻むものであ
り、一方、大量の残存油は起動時に突沸してオイル圧縮
を生起し、果ては起動ショックや異音を誘発する原因と
もなりかねない。本発明は、圧縮機内の潤滑の確保、冷
凍回路における熱交換効率の向上に加えて、オイル圧縮
などの完全防止を図ることを解決すべき技術課題として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明に係る圧縮機は、シリンダブロックに形
成された複数のボアに、それぞれピストンが往復動可能
に嵌挿され、該シリンダブロックにはハウジングが結合
されて、吸入室、吐出室及びクランク室が形成され、駆
動軸に装着されたカムプレ−トが該クランク室内で上記
ピストンと連係することにより、吸入室からボア内へ吸
入した冷媒ガスを圧縮して吐出室へ吐出するように構成
した圧縮機において、上記吐出室に連なって高圧領域に
内装された油分離機構と、封入油のほぼ全量を機内循環
させうるに足る容積をもつ油溜室と、該油溜室の貯溜油
を上記クランク室へ還給する給油路と、該給油路中に介
装された弁手段とを備え、該弁手段は、大径側に圧縮室
圧力、小径側には対抗する吸入圧力が導入される段付孔
状の弁室と、該段付孔に対応する段差状をなして該弁室
に嵌挿され、かつ大小径部の各シールによって仕切られ
た中間部の嵌合遊隙が油路を形成するスプールとを有
し、該弁室の大径側には常に上記油路に連なる上流側の
給油路が、同小径側には選択的に該油路に連なる下流側
の給油路がそれぞれ接続され、該下流側の給油路には絞
りが配設されるとともに、該スプールが各受圧面に作用
する変動圧力により上記大径側へ偏在したとき、該下流
側の給油路と上記油路との連通が断たれるように構成さ
れていることを特徴としている。
【0009】すなわち、機内に形成された油溜室は、封
入油のほぼ全量を機内循環させうるに足る容積を有し
て、可及的に分離油の回路への流出が抑制されており、
かかるオイルレートの低減によって蒸発器等の熱交換効
率は著しく改善される。したがって、運転中における要
部の潤滑は、専ら低圧系及び油分離機構を経由する貯溜
油の機内循環で賄われ、圧縮機の停止時にはこの循環給
油も自動的に停止される。このため、低圧系(クランク
室内)の残存油の増加がなく、起動時のオイル圧縮が確
実に防止される一方、起動初期における要部の潤滑に関
しては、貯溜油の機内循環が直ちに再開されることで、
十分に確保される。
【0010】しかも上記弁手段は、スプールの大径部端
には圧縮室圧力、小径部端には対抗する吸入圧力を作用
させ、さらに該スプールの段差面には貯溜油を介して吐
出圧力を作用させることによって純粋に流体圧力のみで
作動する差圧弁に構成されており、ばね等を使用した場
合のような性能上のばらつきがなく、構成的にもきわめ
て簡潔化される。なお、請求項2記載の発明のように、
弁室の大径側に導入される圧縮室圧力の導圧路に絞り機
能を付与すれば、スプールに作用する圧力を変動の小さ
い圧縮室のほぼ平均的な圧力とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明の実施
形態を具体的に説明する。図1は、片側5気筒の両頭斜
板式圧縮機を示すもので、前後に対設されたシリンダブ
ロック1、2の両端部は前後の弁板3、4を介してフロ
ント及びリヤのハウジング5、6により閉塞され、これ
らは図示しないボルト挿通孔に挿通された複数本の通し
ボルトによって結合されている。シリンダブロック1、
2の結合部分には斜板室(クランク室)8が形成され、
そこには両シリンダブロック1、2の中心軸孔1a、2
aを貫通する駆動軸9に固定された斜板10が収容され
ている。上記シリンダブロック1、2には、5対のボア
11が、駆動軸9と平行に、かつ駆動軸9を中心とする
放射位置に形成され、該ボア11には両頭形のピストン
12が嵌挿されて、各ピストン12は半球状のシュー1
3を介して斜板10に係留されている。
【0012】上記両ハウジング5、6にはそれぞれ外方
域に吸入室14、15が形成され、内方域に吐出室1
6、17が形成されている。また、前後の弁板3、4に
はそれぞれ吸入室14、15から各ボア11内に低圧の
冷媒ガスを吸入するための吸入孔18、19と、各ボア
11から吐出室16、17内に圧縮された高圧の冷媒ガ
スを吐出するための吐出孔20、21とが形成されてい
る。さらに、弁板3、4のシリンダブロック1、2側に
は吸入弁(図示せず)が設けられ、弁板3、4のハウジ
ング5、6側にはリテーナ22、23とともに吐出弁
(図示せず)が設けられている。
【0013】図1に示すように、両ハウジング5、6に
形成された吐出室16、17の外方に向う局部的な延出
部は、両シリンダブロック1、2を貫通する吐出通路3
0a、30bによって接続され、更にリヤハウジング6
内を延びる吐出通路30cは、以下に述べる油分離機構
を経由して図示しない吐出ポートと連通されている。油
分離室41はリヤハウジング6内に有底円孔状に形成さ
れ、該吐出通路30cと連通される一方、該油分離室4
1内には止め輪42により分離筒43が装着されてい
る。そして油分離室41の下方には、あらかじめ機内に
封入される潤滑油のほぼ全量を機内循環させうるに足る
容積の油溜室44が形成され、油孔45を介して該油分
離室41と連通されている。
【0014】50は、図2及び図3に拡大図として示す
差圧弁(弁手段)であって、該差圧弁50は、有底段付
孔状の弁室51を有し、その大径側(図示下端側)51
aの開口端は、止め輪52により装着された蓋板53に
よつて閉塞されている。そして該弁室51の大径側51
aは絞りとして機能する狭隘な導圧路54によって一つ
の圧縮室(ボア)11に連通され、同小径側(図示上端
側)は感圧路55を介して吸入室15に連通されてい
る。弁室51内には、その段付孔に対応する段差状に形
成されたスプール56が嵌挿され、該スプール56の大
径部56a、小径部56bの各外周面にはシール(例え
ばOリング)57a、57bが嵌着されている。そして
該シール57a、57bによって仕切られた中間部の嵌
合遊隙が油路Cとして形成されている。
【0015】リヤハウジング6にはシリンダブロック2
の中心軸孔2aを経由して斜板室8に連なる座繰孔60
が穿設されており、上記油溜室44と該座繰孔60と
は、差圧弁50を挟んで給油路61a、61bにより連
通されている。具体的には油溜室44から延びて弁室5
1に至る上流側の給油路61aの接続ポートは、常に弁
室51の大径側51aにおいて油路Cと連通すべく開口
されており、一方、弁室51から延びて座繰孔60に至
る下流側の給油路61bの接続ポートは、弁室51の小
径側51bにおいて選択的に油路Cと連通すべく開口さ
れている。すなわち、圧縮機の運転中及び停止直後にお
けるスプール56の段差面(受圧面)56cには、油路
C及び給油路61a、つまり貯溜油を介して背後の吐出
圧力が作用するようになされており、この段差面56c
に作用する吐出圧力は、給油路61bに配設された絞り
62によつて保持されている。したがって、スプール5
6が各受圧面に対抗的に作用する変動圧力により、大径
側51aへ偏在したときのみ、油路Cと給油路61bと
の連通が断たれるように構成されている(図3)。
【0016】本実施形態は上述のように構成されてお
り、圧縮機が起動されて駆動軸9が回転されると、斜板
10に係留されたピストン12がボア11内で往復動さ
れ、それによって冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出が行わ
れる。圧縮された高圧の冷媒ガスは、吐出室16、17
から吐出通路30a〜30cを介して油分離室41に導
入される。すなわち、吐出通路30cから油分離室41
内へ進入した冷媒ガスは、円孔状の内壁に沿った旋回流
を生じながら分離筒43の開口から筒内へと案内され、
図示しない吐出ポートを経て外部冷凍回路へと送給され
る。この間、旋回流に基づく遠心力により冷媒ガス中の
混在油成分は有効に分離され、回路へ流出する油成分比
率(オイルレート)は実質的に無害な程度にまで低減さ
れる。なお、このような油分離の過程を経ることによっ
て冷媒ガスの脈動は物理的に鎮静化されるので、きわめ
て安定した状態で冷凍回路へと送給される。
【0017】このように圧縮機の運転が継続されている
状態では、導圧路54を介して弁室51の大径側51a
に導入される圧縮室圧力Pcは至って高く、感圧路55
から弁室51の小径側51bに導入される吸入圧力Ps
と段差面56cに作用する吐出圧力Pdとの合力に打勝
って、スプール56は小径側51bへ偏在されている。
したがって、両給油路61a、61bは油路Cを介して
導通され、油溜室44内の貯溜油は該給油路61a、6
1bを経由して座繰孔60に導かれたのち、中心軸孔2
aを潜通して斜板室8へと還給される。この場合、段差
面56cに作用する吐出圧力Pdは、給油路61bに配
設された絞り62によつて保持され、同時に還油流量も
適量に制限されている。すなわち、圧縮機の運転中は、
油溜室44内から斜板室8及び油分離室41を巡って所
要の潤滑油が機内循環されるので、各摺動部の潤滑は良
好に確保される。なお、図2におけるスプール56の大
径部56a、小径部56b、段差面56cの各受圧面積
をAc、As、Adとし、シール57の静止摩擦力をf
としたとき、Pc・Ac>Ps・As+Pd・Ad+f
の関係式を満足するように各要素の値が設定されてい
る。
【0018】そして圧縮機の運転が停止されると、圧縮
室圧力Pcはほどなく吸入圧力Psと同程度まで低下す
るため、段差面56cに作用する吐出圧力Pdが対抗圧
力に打勝って、スプール56を弁室51の大径側51a
へと偏在させ、遂には下流側給油路61bの接続ポート
と油路Cとの連通が遮断される。このように圧縮機の停
止時には、潤滑油の機内循環、つまり斜板室8への還油
も自動的に停止されるので、斜板室8には過剰な残留油
が存在せず、再起動時のオイル圧縮は確実に防止され
る。一方、起動初期における要部の潤滑に関しては、直
ちに再開される貯溜油の機内循環によって十分対応する
ことができる。なお、停止直後は、Pc・Ac<Ps・
As+Pd・Ad−fの関係式を満足するように各要素
の値が設定されている。その後、機内各部の圧力が平衡
した状態となっても、シール57a、57bの静止摩擦
力fによって、図3のように差圧弁50の閉止状態は保
持される。
【0019】以上、本発明を両頭斜板式圧縮機に具体化
した実施形態について説明したが、本発明は、斜板等の
カムプレ−トを用いた固定容量型、可変容量型のいかな
る圧縮機にも適用可能である。また、上述の実施形態に
おける油分離室41、油溜室44、差圧弁50などの主
要素は、必ずしもリヤハウジング6に内蔵された構成に
限るものでなく、圧縮機の設計構造に適合させて、これ
をシリンダブロックの上部に内装することも可能であ
り、この場合は、差圧弁に接続される下流側の給油路を
直接クランク室と連通させる方が簡便である。
【0020】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
封入油のほぼ全量を機内循環させうるに足る容積の油溜
室を有して、分離油の回路への流出が可及的に抑制され
ており、かかるオイルレートの極端な低減によって蒸発
器等の熱交換効率は著しく改善される。しかも運転中、
とりわけ起動初期における要部の潤滑が、貯溜油の機内
循環で機敏に保証されるので、起動に備えたクランク室
の蓄油の必要も解消され、オイル圧縮などの不具合を未
然に防止することができる。しかも弁手段には、純粋に
流体圧力のみで作動する差圧弁を採用しているので、ば
ね等を使用した場合のような性能上のばらつきがなく、
構造的にもきわめて簡素化される。
【0021】また、請求項2記載の発明のように、弁室
の大径側に導入される圧縮室圧力の導圧路に絞り機能を
付与すれば、スプールに作用する圧力を変動の小さい圧
縮室のほぼ平均的な圧力とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る圧縮機の断面図。
【図2】差圧弁の開放状態を示す拡大断面図。
【図3】差圧弁の閉止状態を示す拡大断面図。
【符号の説明】
6はリヤハウジング、8は斜板室(クランク室)、10
は斜板、11はボア(圧縮室)、12はピストン、1
4、15は吸入室、16、17は吐出室、30a〜30
cは吐出通路、41は油分離室、44は油溜室、50は
差圧弁(弁手段)、51は弁室、54は導圧路、55は
感圧路、56はスプール、57a、57bはシール、6
1a、61bは給油路、62は絞り、Cは油路、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 裕史 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 後藤 尚紀 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3H003 AA03 AB07 AC03 BD03 BD13 BH07 3H076 AA07 BB16 BB19 BB21 BB32 CC44 CC72 CC76 CC83

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックに形成された複数のボア
    に、それぞれピストンが往復動可能に嵌挿され、該シリ
    ンダブロックにはハウジングが結合されて、吸入室、吐
    出室及びクランク室が形成され、駆動軸に装着されたカ
    ムプレ−トが該クランク室内で上記ピストンと連係する
    ことにより、吸入室からボア内へ吸入した冷媒ガスを圧
    縮して吐出室へ吐出するように構成した圧縮機におい
    て、上記吐出室に連なって高圧領域に内装された油分離
    機構と、封入油のほぼ全量を機内循環させうるに足る容
    積をもつ油溜室と、該油溜室の貯溜油を上記クランク室
    へ還給する給油路と、該給油路中に介装された弁手段と
    を備え、該弁手段は、大径側に圧縮室圧力、小径側には
    対抗する吸入圧力が導入される段付孔状の弁室と、該段
    付孔に対応する段差状をなして該弁室に嵌挿され、かつ
    大小径部の各シールによって仕切られた中間部の嵌合遊
    隙が油路を形成するスプールとを有し、該弁室の大径側
    には常に上記油路に連なる上流側の給油路が、同小径側
    には選択的に該油路に連なる下流側の給油路がそれぞれ
    接続され、該下流側の給油路には絞りが配設されるとと
    もに、該スプールが各受圧面に作用する変動圧力により
    上記大径側へ偏在したとき、該下流側の給油路と上記油
    路との連通が断たれるように構成されていることを特徴
    とする圧縮機。
  2. 【請求項2】上記弁室の大径側に作用する圧縮室圧力の
    導圧路に絞り機能が付与されていることを特徴とする請
    求項1記載の圧縮機。
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WO2003060325A1 (fr) * 2000-06-27 2003-07-24 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Compresseur
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