JP3282561B2 - 湿式製版機の定着装置 - Google Patents
湿式製版機の定着装置Info
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Description
置に関し、特に、特願平9−82074号出願の改良に
関する。
の静電潜像を現像する湿式製版機においては、現像装置
で静電潜像を現像した後、リンス・スクイズ装置で余分
な現像液を除去し、定着装置でトナー像を定着かつ乾燥
させる。
示し、定着装置フレームAにはマスターXの搬送方向に
整列した予熱側パネルヒータB及び乾燥側パネルヒータ
Cが配置され、図示を省略したリンス・スクイズ装置か
ら取り込まれたマスターXは中間搬送ローラD及び出口
搬送ローラEにより搬送される間に、その表面のトナー
像の定着と乾燥が行われる。なお、図7の符号”F”は
マスターXを乾燥側パネルヒータの表面に密着させるた
めの押えローラである。
構造の定着装置においては、リンス・スクイズ装置から
水分を含んだ状態のマスターXが取り込まれることにな
るが、特に、同マスターXの裏面には、余剰トナーや感
光層残滓を含んだ液滴が付着した状態にある。このた
め、予熱側パネルヒータB及び乾燥側パネルヒータCに
よる余熱・乾燥の場合、マスターXの裏面のこれらの余
剰トナーや感光層残滓が予熱側パネルヒータB及び乾燥
側パネルヒータCの表面b,cに転写され、”カタマ
リ”状態に成長する。この結果、予熱側パネルヒータB
及び乾燥側パネルヒータCの表面b,cのコビリ付い
た”カタマリ”にマスターXの先端エッジが衝合し、”
ジャム”の原因となったり、同”カタマリ”が唐突に予
熱側パネルヒータB及び乾燥側パネルヒータCの表面
b,cから剥離してマスターX表面に付着して非画像部
を汚染したり、マスターX裏面に付着して排出される
と、既にストッカー上に排出されているマスターに重な
った時、同マスター表面に転写付着し、非画像部を汚染
することがある。
印刷時にマスター上の汚染された部分がインキを引き、
印刷物に”地汚れ”と称される印刷の汚れが生じる問題
があった。
向とは逆方向に歩進運動されるクリーニングウエブをパ
ネルヒータの表面に積層し、同クリーニングウエブによ
りマスター裏面の余剰液を吸着させる湿式製版機の定着
装置を特願平9−82074号出願で提案した。即ち、
このクリーニングウエブによると、マスターXの裏面
の”ヨゴレ”やパネルヒータの表面の汚損を防止できる
が、この湿式製版機の定着装置においても、クリーニン
グウエブのセット時の取扱性に課題がある。つまり、こ
の湿式製版機の定着装置にあっては、パネルヒータの表
面にクリーニングウエブを弛みなく張る必要があるけれ
ども、前述した特許出願のインチング装置では、消費さ
れたクリーニングウエブを新たなクリーニングウエブと
取り替える場合、インチング装置の電磁ソレノイドを遠
隔操作して、クリーニングウエブを緊張状態にセットす
ることになる。
エブの遠隔操作は、非常に煩わしい操作となるばかりで
なく、クリーニングウエブのユーザ取り替えを困難にす
る。
な従来の湿式製版機の定着装置の問題に鑑み、定着装置
のパネルヒータの表面が余剰トナー等で汚損されること
がなく、マスターの搬送中に”ジャム”が生じることが
なく、余剰トナーのクズでマスター表面が汚染されるこ
とのない湿式製版機の定着装置を充分に発揮させて、不
慣れな者でも、新たなクリーニングウエブを弛みなく、
緊張状態にセットできる構造を得るにある。また、本発
明の第2の目的は、前記第1の目的を達成できる湿式製
版機の定着装置であって、クリーニングウエブの巻径に
拘りなく、一定割合でクリーニングウエブを歩進できる
湿式製版機の定着装置を得るにある。
るため、本発明は、現像液で現像されたマスター表面の
静電潜像化画像を定着・乾燥させるパネルヒータと、前
記パネルヒータの表面に積層されかつ同パネルヒータの
一端に位置させたウエブ巻取ボビンで巻き取られるクリ
ーニングウエブとを備え、同クリーニングウエブにより
マスター裏面の余剰液を吸着させる湿式製版機の定着装
置において、前記ウエブ巻取ボビンを支持するボビン取
付端及び指先で自由に回動できる手動操作端を有する巻
取軸と、この巻取軸に嵌められかつ装置固定部の電磁ソ
レノイドで往復回動されるクラッチスリーブの一方向の
回動運動のみを前記巻取軸に伝達する第1ワンウエイク
ラッチと、前記巻取軸に嵌められかつ前記手動操作端に
よる前記巻取軸の巻き取り方向の強制回動を許容する第
2ワンウエイクラッチとを備える湿式製版機の定着装置
を提案するものである。後述する本発明の好ましい実施
例の説明においては、前記パネルヒータはマスターの搬
送方向に隣り合わせた予熱側パネルヒータ及び乾燥側パ
ネルヒータからなり、前記クリーニングウエブは、前記
予熱側パネルヒータ及び乾燥側パネルヒータの中間の中
継ローラを経由して予熱側パネルヒータ及び乾燥側パネ
ルヒータの表面全体を覆った状態で緊張状態におかれか
つ前記乾燥側パネルヒータの出口側に配置されるウエブ
元巻ボビンから繰り出されて前記予熱側パネルヒータの
入口側に位置されるウエブ巻取ボビンに巻き取られる構
造が説明される。
れば、マスターの搬送方向に隣り合わせた予熱側パネル
ヒータ及び乾燥側パネルヒータと、前記予熱側パネルヒ
ータ及び乾燥側パネルヒータの中間の中継ローラを経由
して予熱側パネルヒータ及び乾燥側パネルヒータの表面
全体を覆った状態で緊張状態におかれかつ前記乾燥側パ
ネルヒータの出口側に配置されるウエブ元巻ボビンから
繰り出されて前記予熱側パネルヒータの入口側に位置さ
れるウエブ巻取ボビンに巻き取られるクリーニングウエ
ブとを備える湿式製版機の定着装置であって、前記ウエ
ブ巻取ボビンを支持するボビン取付端及び指先で自由に
回動できる手動操作端を有する巻取軸と、この巻取軸に
嵌められかつ装置固定部の電磁ソレノイドで往復回動さ
れるクラッチスリーブの一方向の回動運動のみを前記巻
取軸に伝達する第1ワンウエイクラッチと、前記ボビン
取付端に設けるボビン受けと前記ウエブ巻取ボビンとの
間に介装されかつ同ボビン受けへの一定トルク以上のト
ルク伝達を防止するトルクリミッタと、前記巻取軸の駆
動側スプロケットと前記中継ローラを回転させる従動側
スプロケットとの間に掛け渡されかつ前記電磁ソレノイ
ドによる歩進運動を同中継ローラに伝達するタイミング
ベルトと、前記巻取軸に嵌められかつ前記手動操作端に
よる前記巻取軸の巻き取り方向の強制回動を許容する第
2ワンウエイクラッチとを備える湿式製版機の定着装置
が説明される。
の詳細を説明する。図1から図4は本発明の第1実施例
を示し、図1は本発明を施した湿式製版機である。即
ち、図1において、真空吸着ヘッド1によってマスター
載置台2から1枚ずつ取り出されたマスターXは、帯電
器3を通った後、露光ステージ4に搬送され、同露光ス
テージ4に停止された状態で、原稿台5上の原稿6の光
学像を投影するミラー7及び撮影レンズ8により原稿像
を静電潜像化される。
像液スプレー9aをもつ現像装置9でトナー現像され、
顕像化されたマスターXはリンス・スクイズ装置10に
供給されて、余分な現像液が除去され、詳細を後述する
図2示の定着装置に搬送され、この定着装置でトナー像
を定着かつ乾燥された後、排紙トレー11上に取り出さ
れることになる。
し、この定着装置は、定着装置フレーム12に対しては
マスターXの搬送方向に隣り合った状態の予熱側パネル
ヒータ13及び乾燥側パネルヒータ14が支持されてい
る。図示は省略するけれども、これらの予熱側パネルヒ
ータ13及び乾燥側パネルヒータ14には電熱ヒータが
それぞれ付設され、これらの電熱ヒータにより予熱側パ
ネルヒータ13及び乾燥側パネルヒータ14が加熱され
ることになる。
スターXを取り込む入口搬送ローラ15、予熱側パネル
ヒータ13から乾燥側パネルヒータ14へ同マスターX
を中継する中間搬送ローラ16、乾燥されたマスターX
を排紙トレー11に向かって排出する出口搬送ローラ1
8が支持され、これらの入口搬送ローラ15、中間搬送
ローラ16、出口搬送ローラ18によりマスターXが矢
印方向に搬送される。前記乾燥側パネルヒータ14の表
面には複数の押えローラ19が配置され、これらの押え
ローラ19によって乾燥されるマスターXの裏面が乾燥
側パネルヒータ14の表面に密着されるのは従来と同様
である。
13及び乾燥側パネルヒータ14の表面は、マスターX
とは逆方向に歩進運動されるクリーニングウエブ20で
被覆される。予熱側パネルヒータ13及び乾燥側パネル
ヒータ14の幅と略同じ幅をもつ同クリーニングウエブ
20は、耐熱性をもつ極薄の不織布、例えばアラミド/
ポリエステル混成布、グラスウール繊維からなるもの
で、前記乾燥側パネルヒータ14の出口側下部に配置さ
れるウエブ元巻ボビン20Aから引き出される。即ち、
ウエブ元巻ボビン20Aから引き出されたクリーニング
ウエブ20は、乾燥側パネルヒータ14の表面に沿って
延長され、中間搬送ローラ16の下部に配置される中継
ローラ21に中継された後、予熱側パネルヒータ13の
表面上に展開され、予熱側パネルヒータ13の入口側下
部のウエブ巻取ボビン20Bに巻き取られる。
対するクリーニングウエブ20の密着性を良好とするに
は、乾燥側パネルヒータ14及び予熱側パネルヒータ1
3の両側に配置する2対のガイドローラ22の平行度を
微調整するだけで、幅のあるクリーニングウエブ20
を”シワ”を生じることなく、緊張状態におくことがで
きる。
点軸23で基部を定着装置フレーム12に枢支されたブ
レーキシュー24が設けられ、このブレーキシュー24
の先端部寄りの部分には付勢スプリング25の自由端部
が掛けられるから、同付勢スプリング25の力により同
ブレーキシュー24の中間部がウエブ元巻ボビン20A
に巻かれたクリーニングウエブ20に圧接され、同ウエ
ブ元巻の緩みが同ブレーキシュー24の作用により防止
される。
20Bの駆動部を示し、同駆動部は定着装置フレーム1
2の軸受26に貫通状態におかれた回転可能な巻取軸2
7を備えている。即ち、前記定着装置フレーム12の内
部に位置される同巻取軸27のボビン取付端27aには
クリーニングウエブ20を巻き取るウエブ巻取ボビン2
0Bが支持され、また、定着装置フレーム12の外部に
突出状態におかれた同巻取軸27の手動操作端27bを
摘むことにより、新たなクリーニングウエブ20をセッ
トする際に、巻取軸27を強制的に回転操作できる。
ブラケット28により電気信号により励磁できる電磁ソ
レノイド29が固定され、この電磁ソレノイド29のプ
ランジャ29aは圧縮スプリング30により戻り方向に
付勢してある。そして、図4から理解されるように、前
記巻取軸27の中間部には、クラッチスリーブ31aの
図3の反時計方向の回動運動のみを巻取軸27に伝達で
きる第1ワンウエイクラッチ31が支持され、この第1
ワンウエイクラッチ31の同クラッチスリーブ31aに
は回動部材32が固定され、この回動部材32の連結溝
33は前記プランジャ29aの先端にピン結合する連結
部材34の駆動ピン35に係合してある。したがって、
電磁ソレノイド29の励磁によりプランジャ29aが圧
縮スプリング30の力に抗して図3の左方向に駆動され
ると、連結部材34を介して回動部材32及びクラッチ
スリーブ31aが巻取軸27を中心として一定角度だけ
反時計方向に回動されるから、この回動部材32の回動
運動が第1ワンウエイクラッチ31を介して巻取軸27
に伝達されることになる。
ンウエイクラッチ31に隣り合わされた第2ワンウエイ
クラッチ36が取り付けられ、巻取軸27の図3の反時
計方向のみの強制回転を許容する同第2ワンウエイクラ
ッチ36のクラッチスリーブ36aは、前記定着装置フ
レーム12の外面の取付ブラケット37に固定される。
したがって、同第2ワンウエイクラッチ36の存在によ
り、第1ワンウエイクラッチ31及び電磁ソレノイド2
9に拘りなく、巻取軸27の手動操作端27bを摘んで
巻取軸27を強制的に回動できるから、巻取軸27を介
してウエブ巻取ボビン20Bを反時計方向に強制回動で
きる。このため、新たなクリーニングウエブ20を定着
装置にセットする場合、迅速にクリーニングウエブ20
の弛みを除去して、予熱側パネルヒータ13及び乾燥側
パネルヒータ14に対してクリーニングウエブ20を緊
張状態におくことができる。
は、以上のような構造であるから、電磁ソレノイド29
の間欠的な励磁によりクリーニングウエブ20をマスタ
ーXの移動方向とは逆方向に歩進送りされるから、汚れ
たクリーニングウエブ20をウエブ巻取ボビン20Bに
巻き取って、予熱側パネルヒータ13及び乾燥側パネル
ヒータ14の表面のクリーニングウエブ20を常に新た
なものに維持できる。
を新たなものに取り換える場合は、20Aから繰り出し
たクリーニングウエブ20を乾燥側パネルヒータ14、
中継ローラ21、予熱側パネルヒータ13を経由して、
巻取軸27に支持されたウエブ巻取ボビン20Bに引き
取らせればよいが、この取り換え時のクリーニングウエ
ブ20の弛みは迅速かつ簡単に除去できる。ウエブ元巻
ボビン20Aとウエブ巻取ボビン20Bとの間にクリー
ニングウエブ20を張った後、巻取軸27の手動操作端
27bを摘んで、同巻取軸27を強制的に反時計方向に
回転すれば、クリーニングウエブ20はウエブ巻取ボビ
ン20Bに自然に引き取られるから、予熱側パネルヒー
タ13及び乾燥側パネルヒータ14の表面のクリーニン
グウエブ20を緊張状態に簡単にセットできる。即ち、
ウエブ元巻ボビン20Aとウエブ巻取ボビン20Bとの
間にクリーニングウエブ20を単に張った状態では、ク
リーニングウエブ20の弛みしわにマスターXの先端が
引っ掛かって、”ジャム”なることがあるが、手動操作
端27bによる巻取軸27の強制回動により、クリーニ
ングウエブ20を簡単に緊張状態におくことができるか
ら、ユーザであっても、簡単にクリーニングウエブ20
を取り換えることができる。
湿式製版機の定着装置を示し、この実施例の特徴はウエ
ブ巻取ボビン20Bの巻径変化に拘りなく、電磁ソレノ
イド29Aの定期的な励磁により常に一定長さのクリー
ニングウエブ20を歩進送りできる点にある。
ム12Aの軸受26Aに貫通状態におかれた回転可能な
巻取軸27Aを備えている点では第1実施例の場合と同
様である。第2実施例の場合、前記定着装置フレーム1
2Aの内部に位置される同巻取軸27Aのボビン取付端
27aにはトルクリミッタ38を介して円筒形のボビン
受け39が支持され、このボビン受け39に対してクリ
ーニングウエブ20を巻き取るウエブ巻取ボビン20B
が支持される。なお、巻取軸27Aは、定着装置フレー
ム12の外部に突出状態におかれた同巻取軸27Aの手
動操作端27bを摘むことにより強制的に回転操作でき
る点でも第1実施例の場合と同様である。
詳細を説明すると、前記定着装置フレーム12Aの外面
には固定ブラケット28Aにより駆動用電磁ソレノイド
29Aが固定され、この電磁ソレノイド29Aのプラン
ジャ29aは圧縮スプリング30Aにより戻り方向に付
勢してある。そして、図6から理解されるように、前記
巻取軸27Aの中間部には、クラッチスリーブ31aの
図5の反時計方向の回動運動のみを巻取軸27Aに伝達
できる第1ワンウエイクラッチ31Aが支持され、この
第1ワンウエイクラッチ31Aの同クラッチスリーブ3
1aには回動部材32Aが固定され、この回動部材32
Aの連結溝33Aは前記プランジャ29aの先端にピン
結合する連結部材34Aの駆動ピン35Aに係合してあ
る。したがって、電磁ソレノイド29Aの励磁によりプ
ランジャ29aが圧縮スプリング30Aの力に抗して図
5の左方向に駆動されると、連結部材34Aを介して回
動部材32A及びクラッチスリーブ31aが巻取軸27
を中心として一定角度だけ反時計方向に回動されるか
ら、この回動部材32Aの回動運動が第1ワンウエイク
ラッチ31Aを介して巻取軸27Aに伝達されることに
なるが、同巻取軸27Aとボビン受け39との間にトル
クリミッタ38が介装してあるため、巻取軸27Aの一
定トルク以上の回転力はウエブ巻取ボビン20Bには伝
達されない。
ワンウエイクラッチ31Aに隣り合わされた第2ワンウ
エイクラッチ36Aが取り付けられ、巻取軸27Aの図
5の反時計方向のみの強制回転を許容する同第2ワンウ
エイクラッチ36Aのクラッチスリーブ36aは、前記
定着装置フレーム12Aの外面の取付ブラケット37A
に固定されるので、第1ワンウエイクラッチ31A及び
電磁ソレノイド29Aに拘りなく、巻取軸27Aの手動
操作端27bを摘んで巻取軸27Aを強制的に回動でき
るから、新たなクリーニングウエブ20を定着装置にセ
ットする場合、迅速にクリーニングウエブ20の弛みを
除去して、予熱側パネルヒータ13及び乾燥側パネルヒ
ータ14に対してクリーニングウエブ20を緊張状態に
おくことができる。
チずつ歩進させるため、前記巻取軸27Aの中間部には
小径の駆動側スプロケット40が、また、中継ローラ2
1Aの中心軸には大径の従動側スプロケット41が固定
され、これらの駆動側スプロケット40と従動側スプロ
ケット41との間に掛け渡したタイミングベルト42に
より中継ローラ21Aが減速された速度で図5の反時計
方向に間欠的に歩進運動される。
は、以上のような構造であるから、消費されたクリーニ
ングウエブ20を新たなものに取り換える場合は、ウエ
ブ元巻ボビン20Aから繰り出したクリーニングウエブ
20を乾燥側パネルヒータ14、中継ローラ21A、予
熱側パネルヒータ13を経由して、巻取軸27に支持さ
れたウエブ巻取ボビン20Bに引き取らせればよいが、
この場合、ウエブ元巻ボビン20Aとウエブ巻取ボビン
20Bとの間にクリーニングウエブ20を張った後、巻
取軸27Aの手動操作端27bを摘んで、同巻取軸27
Aを強制的に反時計方向に回転すれば、クリーニングウ
エブ20はウエブ巻取ボビン20Bに自然に引き取られ
るから、予熱側パネルヒータ13及び乾燥側パネルヒー
タ14の表面のクリーニングウエブ20を緊張状態に簡
単にセットできる。
ノイド29Aが間欠的に励磁されると、この電磁ソレノ
イド29Aのプランジャ29aの運動は、第1ワンウエ
イクラッチ31Aを介して、ボビン受け39及び駆動側
スプロケット40に伝達されることになるが、駆動側ス
プロケット40の反時計方向の回動運動はタイミングベ
ルト42及び従動側スプロケット41を介して中継ロー
ラ21Aに伝達され、この中継ローラ21Aの減速され
た回動運動によりクリーニングウエブ20が一定寸法ず
つウエブ巻取ボビン20Bの方向に送られる。
動運動を伝えられたボビン受け39によりウエブ巻取ボ
ビン20Bも反時計方向に間欠的に回動されるけれど
も、巻取軸27Aのボビン取付端27aとボビン受け3
9との間には一定トルク以上のトルク伝達を阻止するト
ルクリミッタ38が存在するので、同トルクリミッタ3
8の内部での滑り運動で、ウエブ巻取ボビン20Bは中
継ローラ21Aの歩進送り分だけのクリーニングウエブ
20を巻き取ることになる。
装置によると、ウエブ巻取ボビン20Bの巻径に拘りな
く、クリーニングウエブ20を一定ピッチずつ歩進でき
るから、ウエブ巻取ボビン20Bやウエブ元巻ボビン2
0Aの巻径変化の影響を受けずに、常に一定割合のクリ
ーニングウエブ20を予熱側パネルヒータ13や乾燥側
パネルヒータ14に供給して、クリーニングウエブ20
の汚れ状態を充分に管理できる。
1及び請求項2記載の本発明によれば、クリーニングウ
エブの取り換え時やセット時に、巻取軸を手動操作する
だけで、クリーニングウエブの弛みを簡単かつ迅速に除
去できる湿式製版機の定着装置を得ることができる。ま
た、請求項3記載の発明によれば、ウエブ巻取ボビンや
ウエブ元巻ボビンの巻径の変化に拘りなく、電磁ソレノ
イドの間欠的な励磁により一定ピッチずつのクリーニン
グウエブを歩進送りできる浄化能力に優れた構造を提供
できる。
ある。
図である。
正面図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 現像液で現像されたマスター表面の静電
潜像化画像を定着・乾燥させるパネルヒータと、前記パ
ネルヒータの表面に積層されかつ同パネルヒータの一端
に位置させたウエブ巻取ボビンで巻き取られるクリーニ
ングウエブとを備え、同クリーニングウエブによりマス
ター裏面の余剰液を吸着させる湿式製版機の定着装置に
おいて、前記ウエブ巻取ボビンを支持するボビン取付端
及び指先で自由に回動できる手動操作端を有する巻取軸
と、この巻取軸に嵌められかつ装置固定部の電磁ソレノ
イドで往復回動されるクラッチスリーブの一方向の回動
運動のみを前記巻取軸に伝達する第1ワンウエイクラッ
チと、前記巻取軸に嵌められかつ前記手動操作端による
前記巻取軸の巻き取り方向の強制回動を許容する第2ワ
ンウエイクラッチとを備えることを特徴とする湿式製版
機の定着装置。 - 【請求項2】 前記パネルヒータはマスターの搬送方向
に隣り合わせた予熱側パネルヒータ及び乾燥側パネルヒ
ータからなり、前記クリーニングウエブは、前記予熱側
パネルヒータ及び乾燥側パネルヒータの中間の中継ロー
ラを経由して予熱側パネルヒータ及び乾燥側パネルヒー
タの表面全体を覆った状態で緊張状態におかれかつ前記
乾燥側パネルヒータの出口側に配置されるウエブ元巻ボ
ビンから繰り出されて前記予熱側パネルヒータの入口側
に位置されるウエブ巻取ボビンに巻き取られることを特
徴とする請求項1記載の湿式製版機の定着装置。 - 【請求項3】 マスターの搬送方向に隣り合わせた予熱
側パネルヒータ及び乾燥側パネルヒータと、前記予熱側
パネルヒータ及び乾燥側パネルヒータの中間の中継ロー
ラを経由して予熱側パネルヒータ及び乾燥側パネルヒー
タの表面全体を覆った状態で緊張状態におかれかつ前記
乾燥側パネルヒータの出口側に配置されるウエブ元巻ボ
ビンから繰り出されて前記予熱側パネルヒータの入口側
に位置されるウエブ巻取ボビンに巻き取られるクリーニ
ングウエブとを備える湿式製版機の定着装置であって、
前記ウエブ巻取ボビンを支持するボビン取付端及び指先
で自由に回動できる手動操作端を有する巻取軸と、この
巻取軸に嵌められかつ装置固定部の電磁ソレノイドで往
復回動されるクラッチスリーブの一方向の回動運動のみ
を前記巻取軸に伝達する第1ワンウエイクラッチと、前
記ボビン取付端に設けるボビン受けと前記ウエブ巻取ボ
ビンとの間に介装されかつ同ボビン受けへの一定トルク
以上のトルク伝達を防止するトルクリミッタと、前記巻
取軸の駆動側スプロケットと前記中継ローラを回転させ
る従動側スプロケットとの間に掛け渡されかつ前記電磁
ソレノイドによる歩進運動を同中継ローラに伝達するタ
イミングベルトと、前記巻取軸に嵌められかつ前記手動
操作端による前記巻取軸の巻き取り方向の強制回動を許
容する第2ワンウエイクラッチとを備えることを特徴と
する湿式製版機の定着装置。
Priority Applications (2)
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JP28904697A JP3282561B2 (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 湿式製版機の定着装置 |
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JP3785801B2 (ja) * | 1998-03-27 | 2006-06-14 | 岩崎通信機株式会社 | 湿式製版機の定着装置 |
-
1997
- 1997-10-06 JP JP28904697A patent/JP3282561B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11109684A (ja) | 1999-04-23 |
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