JP5239668B2 - クリーニング装置、定着装置、画像形成装置、及びクリーニング方法 - Google Patents

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本発明は、被清掃体にクリーニング部材を圧接して、オフセットトナーや紙紛などの汚れを清掃するクリーニング装置、このクリーニング装置を備えた定着装置、画像形成装置、及び前記クリーニング装置で実行されるクリーニング方法に関する。
電子式写真方式を利用した複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に適用されるクリーニング装置においては、ウェブなどの可撓性を有するクリーニング帯材を圧接した被清掃体が前記帯材に対して相対的に移動することで、被清掃体を清掃するように構成されている。
画像形成装置の定着ローラ、これと対をなす加圧ローラ、シート搬送ローラ、像担持体などの回転体、又はその他の被クリーニング体の表面を清掃する上記形式のクリーニング装置は従来より公知である。この種のクリーニング装置は、可撓性を有するクリーニング部材の一端を巻き取り部材に固定し、その他端側を巻き出し部材に巻き付け、加圧部材によって加圧された押圧部材を、巻き取り部材と巻き出し部材の間のクリーニング部材部分を介して被クリーニング体に圧接させ、巻き取り部材を駆動手段によって回転駆動し、クリーニング部材をその巻き取り部材に巻き取りながら、被クリーニング体を清掃するものである。このクリーニング装置の支持体には、巻き取り部材、巻き出し部材、これらに装着されたクリーニング部材、押圧部材及び加圧部材が組み付けられ、これらがユニット状に構成され、かかる支持体を取付部に装着する。
ここで問題となるのは、支持体を取付部に装着するとき、押圧部材がクリーニング部材を介して被クリーニング体に当接することにより、可撓性を有するクリーニング部材にたるみが生じることである。このたるみ量は、わずかなものであるが、被クリーニング体の清掃時にクリーニング部材が単位時間当りに送られる量は、通常、わずかであるため、クリーニング部材にわずかなたるみが生じただけでも、そのクリーニング性能が大きく低下する。すなわち、支持体を取付部に装着して清掃動作を開始したとき、クリーニング部材のたるみに起因して、しばらくの間は、被クリーニング体に当接したクリーニング部材の部分が送られず、この部分が被クリーニング体に当接したままとなり、これによって被クリーニング体の汚れを充分に拭き取ることができないのである。
またクリーニング部材にたるみがあると、そのクリーニング部材の送り動作時に、当該クリーニング部材が蛇行し、巻き取り部材に巻き取られたクリーニング部材が偏り、これがさらにクリーニング部材の蛇行を増長させるおそれがある。
支持体の装着時に生じるクリーニング部材のたるみは、その量が少ないため、従来はクリーニング部材のたるみに対する認識、さらにはこれによって生じる不具合に対する認識がなく、従ってこの不具合を除去する構成は全く採用されていなかった。
そこで、この不具合を除去する技術として、例えば特許文献1に記載された発明が知られている。この発明は、取付部に着脱可能に装着される支持体と、該支持体に回転可能に支持された巻き出し部材と、同様に支持体に回転可能に支持された巻き取り部材と、該巻き取り部材を回転駆動する駆動手段と、該駆動手段により前記巻き取り部材が回転駆動されることによって前記巻き出し部材から繰り出され、前記巻き取り部材に巻き取られる可撓性を有するクリーニング部材と、被クリーニング体に対して接近又は離間する向きに移動可能に、かつ回転可能に前記支持体に支持され、前記巻き出し部材と巻き取り部材の間のクリーニング部材部分を前記被クリーニング体に押圧する押圧部材と、該押圧部材をクリーニング部材を介して被クリーニング体に対して加圧する加圧部材とを具備するクリーニング装置において、前記支持体を前記取付部に装着するとき、前記押圧部材がクリーニング部材を介して被クリーニング体に当接することによって生じるクリーニング部材のたるみを解消すべく、前記巻き取り部材と前記巻き出し部材の少なくとも一方を回転させる回転手段を設け、該回転手段は、前記支持体が取付部に装着されつつあるとき、前記巻き取り部材と巻き出し部材の少なくとも一方に直接又は間接的に接触して、巻き取り部材と巻き出し部材の少なくとも一方に対して、これが回転する外力を付与する外力付与部を具備していることを特徴とするものである。
以下、本発明の前提となる従来技術について説明する。図5は、不図示の画像形成装置本体に装着された定着装置1と、これに組み付けられたクリーニング装置2のユニット23の正面図であり、図6はその垂直横断面図、図7は定着装置1にクリーニング装置2のユニット23を組み付ける前の様子を示す斜視図である。
これらの図に示すように、定着装置1は手前側の側板3Aと奥側の側板3Bとこれらを一体に連結するステー4とから成る本体フレーム5と、この本体フレーム5の各側板3A,3Bに回転自在に支持された定着ローラ6と、加圧ローラ7とを有している。定着ローラ6と加圧ローラ7は、円筒状に形成され、互いに平行に延びていて、ころがり接触状態で互いに圧接している。定着ローラ6の内部にはヒータ8が設けられ、このヒータ8と不図示の温度制御装置とによって定着ローラ6の表面が一定の温度となるように制御される。加圧ローラ7は芯部材7Aとそのまわりに積層された弾性体7Bを有している。
定着ローラ6と加圧ローラ7は、図示していない駆動装置によってそれぞれ図6に矢印で示す方向に回転駆動され、これらの間に未定着トナー像を担持した転写紙9が通過する。このとき、そのトナー像に熱と圧力が加えられ、そのトナーが溶融して転写紙上に定着される。
定着ローラ6の表面には、微量のトナーが付着し、これを放置するとそのトナーが転写紙9上に付着するおそれがある。クリーニング装置2はこのような定着ローラ6の表面に付着したトナーなどの汚れを除去し、その表面を清掃するために用いられる。またこのクリーニング装置2は、定着ローラ6の表面にトナーが付着し難くなるオフセット防止オイルを塗布する機能も有している。
クリーニング装置2は、その筐体を兼ねる箱状の支持体10を有し、この支持体10は、定着装置1の側板3A,3Bの間に配置され、不図示のねじによって各側板3A,3Bに固定されている。かかる支持体10の前後の側壁10A,10Bには、丸棒状の巻き出し軸11として構成された巻き出し部材と、同様に丸棒状の巻き取り軸12として構成された巻き取り部材と、押圧ローラ13として構成された押圧部材がそれぞれ回転可能に支持されている。巻き出し軸11、巻き取り軸12及び押圧ローラ13は、互いに平行に延び、クリーニング装置2のユニット23が定着装置1に図5及び図6に示すように組み付けられた状態で、巻き出し軸11と、巻き取り軸12と押圧ローラ13は定着ローラ6に対して平行に位置する。またクリーニング装置2は、巻き出し軸11から繰り出され、巻き取り軸12に巻き取られるクリーニング部材14を有し、このクリーニング部材14の一端は巻き取り軸12に固定され、その他端側が巻き出し軸11に巻回されている。
巻き出し軸11と巻き取り軸12は、それぞれその長手方向各端部が、軸受を介して、支持体10の各側壁10A,10Bに回転自在に支持されている(図8も参照)。また押圧ローラ13は、金属などの高剛性材料より成る芯軸13Aとその回りに被覆されたシリコーンゴム又は発泡体などの弾性体層13Bより成り、その芯軸13Aの長手方向各端部がブロック状の軸受17A,17Bにそれぞれ回転自在に支持されている。そして、その各軸受17A,17Bは、支持体10の各側壁10A,10Bに形成された長孔18A,18Bに移動可能に嵌合している。これにより押圧ローラ13は、被クリーニング体、この例では定着ローラ6の表面に対して接近又は離間する向きに移動可能に支持体10に支持される。
クリーニング部材14は、可撓性を有するウェブなどのシート状部材より成り、ここではアラミドとPET樹脂(ポリエチレンテレフタレート)の繊維を混合して成る不織布にオフセット防止オイルを含浸させたウェブによって構成されたクリーニング部材14が用いられている。巻き出し軸11から出たクリーニング部材14は、押圧ローラ13と被クリーニング体の一例である定着ローラ6の間を通り、巻き取り軸12に至っている。
また、支持体10の各側壁10A,10Bに形成された各長孔18A,18Bには、加圧部材の一例である圧縮ばね19A,19Bがそれぞれ取り付けられ、これによって押圧ローラ13は定着ローラ6の表面に対して加圧される。このようにして、押圧ローラ13は、巻き出し軸11と巻き取り軸12の間のクリーニング部材部分を定着ローラ6の表面に押圧する。
また、図4に示すように、巻き取り軸12の長手方向各端部は、支持体10の各側壁10A,10Bを貫通してその外側にまで延び、その一方の端部に伝動部材の一例であるギア20が固定され、このギア20は、画像形成装置本体に支持された図示していないギアに噛み合い、画像形成装置本体に支持された駆動モータ(図示せず)に駆動連結されている。駆動モータは、巻き取り軸12より成る巻き取り部材を回転駆動する駆動手段の一例を構成する。ギア20の代りにタイミングプーリなどから成る伝動部材を巻き取り軸12に固定し、これに係合したタイミングベルトを介して、駆動モータの回転を巻き取り軸12に伝達するように構成してもよい。
上述の駆動モータが作動すると、その回転がギア列を介して巻き取り軸12に伝えられ、この巻き取り軸12が図6における時計方向に回転駆動される。これによってクリーニング部材14が巻き取り軸12に巻き取られ、これによってクリーニング部材14が引かれ、巻き出し軸11が図6における時計方向に回転し、クリーニング部材14が巻き出し軸11から繰り出される。このとき押圧ローラ13も従動回転し、クリーニング部材14が定着ローラ6の表面に圧接しながら、この定着ローラ6と押圧ローラ13との間を通過する。このようにクリーニング部材14が送られながら、回転する定着ローラ6の表面を清掃する。また本例では、オフセット防止オイルが定着ローラ6の表面に塗布される。
巻き出し軸11によるクリーニング部材14の巻き取り動作は、定着装置1が作動している間中、連続して行われるか、又は間欠的に行われる。このときの単位時間当りのクリーニング部材14の送り量は、画像形成装置の使用条件などによって異なるが、通常、その量は微量であり、例えば0.5mmないし2mm程度に設定される。
巻き出し軸11、巻き取り軸12、これらに装着されたクリーニング部材14、押圧ローラ13、ギア20及び圧縮ばね19A,19Bは、支持体10に前述のように組み付けられ、これらがユニット23を構成している。図5及び図6は、このユニット23が定着装置1に対して組み付けられた状態を示している。そして、ユニット23の支持体10は、その取付部、この例では定着装置1の本体フレーム5に、次のようにして着脱可能に装着される。
支持体10の外部に突出した巻き取り軸12の各端部には、軸受21A,21Bが回転自在に取り付けられ、その各軸受21A,21Bは、定着装置1の本体フレーム5を構成する各側板3A,3Bに形成された切欠22A,22Bに転動自在に嵌合し、これによってユニット23が定着装置1の本体フレーム5に対して位置決めされる。このようにして本体フレーム5に組み付けられた支持体10は、不図示のねじによって、本体フレーム5に不動に固定される。支持体10と本体フレーム5とを係合させることによって、ユニット23を本体フレーム5に対して位置決めすることもできる。
クリーニング部材14が使用し尽されると、そのクリーニング部材14を交換し、又はユニット23の全体を交換する必要がある。また例えば定着ローラ6を清掃し、あるいは交換することもある。このような場合、支持体10、すなわちユニット23をその取付部である定着装置1の本体フレーム5から取り外す必要がある。この場合には、先ず前述のねじを外し、次いで支持体10を図5における矢印A方向に引く。これにより軸受21A,21Bが各切欠22A,22B中を転動し、ないしは摺動しながら、ユニット23が本体フレーム5から外される。
逆に、ユニット23を本体フレーム5に装着するときは、各軸受21A,21Bを本体フレーム5の各切欠22A,22Bに嵌合し、支持体10を図5に示した矢印Aと反対の矢印B方向に押し込み、その各軸受21A,21Bを転動させ、ないしは摺動させながらその支持体10を図5に示す位置にセットし、前述のねじによって支持体10を本体フレーム5に固定すればよい。このように、支持体10を本体フレーム5に容易に着脱することができる。
特許第3832787号公報
前記特許文献1記載の発明では、前記帯材を押圧する押圧部材(図5の押圧ロール13)を設けることによって、前記帯材のたるみを解消することを目的としているが、クリーニング装置立ち上がり時のたるみ防止のための巻き取りの際に未使用で汚れていない前記帯材を交換してしまい、前記帯材を無駄に消費してしまうという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、立ち上がり時の巻き取りを行わずにたるみを解消し、前記帯材の無駄な消費を抑制することにある。
前記課題を解決するため、本発明は、加熱源により加熱される加熱回転部材と、前記加熱回転部材と圧接回転する加圧回転部材と、前記加熱回転部材あるいは前記加圧回転部材の少なくとも一方に圧接してクリーニングする帯材と、前記帯材を送り出す送り出しロールと、送り出された前記帯材の汚染部分を交換する巻き取りロールと、前記巻き取りロールを駆動する駆動手段と、を有するクリーニング装置であって、前記送り出しロール位置当該送り出しロールに接触している前記帯材を固定する第1の固定手段と、前記第1の固定手段で前記帯材を固定した後、前記駆動手段を一定時間駆動し、前記巻き取りロール位置当該巻き取りロールに接触している前記帯材を固定する第2の固定手段と、を備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、加熱源はヒータ101aに、加熱回転部材は加熱ロール101に、加圧回転部材は加圧ロール102に、帯材はウェブ103,103a,103bに、送り出しロールは符号104に、巻き取りロールは符号106に、駆動手段は不図示のモータに、クリーニング装置は符号100に、第1及び第2の固定手段は第1及び第2のピストン105,107に、それぞれ対応する。
本発明によれば、立ち上がり時に送り出しロールにおいて、帯材を固定手段により固定した後に、駆動手段を一定時間駆動し、巻き取りロールで帯材を固定するので、立ち上がり時の巻き取りを行わずにたるみを解消し、前記帯材の無駄な消費を抑制することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態に係るクリーニング装置について説明する。
定着装置自体は、図5ないし図8で説明した従来技術と同等に構成されているので、重複する説明は省略する。なお、本実施形態に係るクリーニング装置は図5ないし図8に示した定着装置に装着されるものである。
図1は本実施形態に係るクリーニング装置の要部を示す正面図である。本実施形態では、図1に示すように、クリーニング装置100は、加熱源としてのヒータ100aにより加熱される加熱回転部材としての加熱ロール101と、加熱ロール101と圧接回転する加圧回転部材としての加圧ロール102と、加熱ロール101の表面に圧接する帯材としてのウェブ103と、ウェブ103を送り出す送り出しロール104と、この送り出しロール104に接触しているウェブ103を固定する第1の固定手段としての第1のピストン105と、この送り出しロール104とクリーニングしたウェブ103を巻き取る巻き取りロール106と、この巻き取りロール106に接触しているウェブ103を固定する第2の固定手段としての第2のピストン107により構成されている。
なお、本実施形態におけるヒータ100a、加熱ロール101、加圧ロール102、送り出しロール104、巻き取りロール106、ウェブ103は、従来技術におけるヒータ8、定着ローラ6、加圧ローラ7、送り出し軸11、巻き取り軸12、クリーニング部材14にそれぞれ対応する。
図2ないし図4は本実施形態におけるウェブ103,103a,103bをそれぞれ示す。図2はウェブを図1において垂直方向から見た図である。図2に示すように、ウェブ103は、クリーニングに使用されない前記帯材の両端部分107と、クリーニングに使用され、すでに汚れた部分108と、クリーニング未使用部分109と、前記ピストンにより固定される部分110,111により構成されている。
図3に示すように、ウェブ103aは、クリーニングに使用されない前記帯材の両端部分113と、クリーニングに使用されすでに汚れた部分114と、クリーニング未使用部分117と、前記帯材の他の部分と反発係数が異なるウェブニアエンド部分115と、前記帯材の他の部分と反発係数が異なるウェブエンド部分116により構成されている。
図4に示すように、ウェブ103bは、クリーニングに使用されない前記帯材の両端部分118と、クリーニングに使用されすでに汚れた部分119と、未使用の部分123と、各々反発係数が異なる両端部分120,121,122により構成されている。
図2に示すウェブ103を使用したクリーニング装置100では、立ち上がり時に図2の前記送り出しロール104に接触しているウェブ103,103a,103bを前記ピストン105により固定する。その後、前記巻き取りロール106を駆動し、ウェブ103,103a,103bを巻き取ることなくたるみをなくし、たるみ防止のためにさらに前記ピストン107により固定する。ウェブ103を巻き取ることなくたるみをなくすことができるので、ウェブ103を効率的に使用することが可能となる。
前記実施例において、図2の前記ピストン105,107により固定する部分を図2のウェブ103の両端部分110,111とする。前記両端部分110,111はクリーニング時にウェブ103による汚れの除去が行われない部分であるので、仮に前記両端部分110,111が破損又は陥没したとしても、ウェブ103のクリーニング性能は低下しない。
また、ウェブ103のクリーニングに使用されすでに汚れた部分108の交換時に、前記送り出しロール104、前記巻き取りロール双方の固定を速やかに解除する。これにより、前記送り出しロール104、前記巻き取りロール105、前記帯材の破損、及び前記帯材を正常に交換することができず、汚れた前記帯材を使用することによる印刷物の画質の低下を防ぐことができる。
定着装置が一定時間(例えば20sec)定着内に汚れが発生しない場合、非常停止した場合は速やかに前記両端部分110,111の固定を解除し、ウェブをたるませる。これによりウェブ103のクリーニング性能の低下を防ぐことができる。
また、例えばジャム処理時のように前記加圧ロール102が定着プロセス時とは逆方向に回転する前に前記両端部分110,111を速やかに固定する。これにより、前記帯材がたるみ、前記帯材のクリーニング性能の低下を防ぐことができる。
特にウェブエンド検知時も定着装置1が非常停止し、前記両端部分110,111の固定解除を行うが、その後はウェブエンドが解除されるまで前記両端部分110,111の固定を禁止する。これにより、前記ピストン105,107、前記送り出しロール104、前記巻き取りロール106の破損を防止することができる。
また、立ち上がり時の前記巻き取りロール106の駆動時間をジョブ動作と見なさないようにする。これにより、ジョブ動作時間をウェブの消費量に正確に反映することができる。
さらに、図1に示したピストン105,107に圧力センサを設け、図3のウェブ103aの他の部分と反発係数が異なるウェブニアエンド部分115と、ウェブ103aの他の部分と反発係数が異なるウェブエンド部分116を検知するようにする。この検知は圧力センサからの出力を図示しない制御回路のCPUが処理し、その出力変化から前記ウェブニアエンド部分115とウェブエンド部分116を検出することができる。また、ウェブニアエンド部分115、ウェブエンド部分116を反発係数、特定部分の検出回数、又はこれらの組み合わせと対応付けて設定することで、ウェブニアエンド部分115、ウェブエンド部分116を任意に変更することもできる。なお、CPUは制御回路に設けられた不図示のROMに格納されたプログラムを同じく不図示のRAMをワークエリアとして使用し、前記プログラムに基づく制御を実行する。
また、前述のように図1に示したピストン105,107に圧力センサを設け、図4のウェブ103bの他の部分と反発係数が異なる両端部分120,121,122を検知する。この検知は圧力センサからの出力を図示しない制御回路のCPUが処理し、その出力変化から図3の例と同様にして検知される。また、前記両端部分120,121,122の反発係数の違い、検出回数、又は反発係数の違いと当該部分の検出回数の組み合わせを、ウェブ103bの巻き取り量と段階的に対応付けることによって段階的にウェブ103bの巻き取り量を変更する。
ウェブ103bを巻き取っていくにつれ、図2の前記巻き取りロール6の半径は増大し、巻き取る前に比べて前記巻き取りロール106の駆動時間に対する巻き取り量が増大するが、段階的にウェブ103bの巻き取り量を変更すれば、ウェブ103bを効率的に使用することが可能である。
以上のように本実施形態によれば、
1)立ち上がり時に前記送り出しロール104において、ウェブ103を第1のピストン105により固定した後に、巻き取りロール106を一定時間駆動し、当該巻き取りロール位置で前記ウェブ103を第2のピストン107によって固定することにより、立ち上がり時に余分な巻き取りを行わずにウェブ103のたるみを解消し、ウェブ103の無駄な消費を抑制することができる。
2)ウェブ103の非清掃部分である両端を固定することにより、ウェブ103固定時にウェブ103の清掃部分が破損又は陥没し、ウェブ103のクリーニング性能が低下することを抑制することができる。
3)汚れたウェブ103を使用することによる印刷物の画質の低下を抑制することができる。
4)ウェブの品質劣化を抑制することができる。
6)ピストン105,107を使用して固定するので、印刷ジョブ動作時間をウェブ103の消費量に正確に反映することができる。
7)ウェブ103の残りわずか、ウェブ103の残りなしを正確に判定し、ウェブ103を効率的に消費することができる。
8)ウェブ103の残りわずか、残りなしを反発係数あるいは特定部分の検出回数、又はこれらの組み合わせと対応付けて設定するので、前記帯材の残り
9)特定部分115,116,120,121,122の反発係数や特定部分115,116の検出回数、又はこれらの組み合わせを用いて、ウェブ103の巻き取り量を段階的に設定することで、ウェブを効率的に消費することができる。
10)前記8)及び9)と同様の理由により、ウェブのクリーニング性能の低下、それに伴う印刷物の画質の低下、送り出しロール194、巻き取りロール104及び第1及び第2のピストン105,107の破損を抑制するができる。
等の効果を奏する。
本発明の実施例に係るクリーニング装置の概要を示す図である。 ウェブを図1において垂直方向から見た図である。 本発明の実施例に係る反発係数、検出回数の違いによるウェブニアエンド・エンド検知を説明するための図ある。 本発明の実施例に係る反発係数、検出回数の違いによるウェブ巻き取り量の段階的変更の状態を説明するための図である。 従来から実施されている定着装置とこれに組み付けられたクリーニング装置を示す正面図である。 図5の垂直横断面図であって、転写紙を付加すると共に、定着装置の定着動作と、定着ローラの清掃動作を明らかにする図である。 図5の定着装置の本体フレームに装着する前の支持体を示す斜視図である。 駆動機構を示す断面図である。
符号の説明
1 定着装置
100 クリーニング装置
101 加熱ロール
101a ヒータ
102 加圧ロール
103,103a,103b ウェブ
104 送り出しロール
105 第1のピストン
106 巻き取りロール
107 第2のピストン
110,111,113,118 幅方向の両端部
115 ウェブニアエンド部分
116 ウェブエンド部分
120,121,122 両端部分

Claims (7)

  1. 加熱源により加熱される加熱回転部材と、
    前記加熱回転部材と圧接回転する加圧回転部材と、
    前記加熱回転部材あるいは前記加圧回転部材の少なくとも一方に圧接してクリーニングする帯材と、
    前記帯材を送り出す送り出しロールと、
    送り出された前記帯材の汚染部分を交換する巻き取りロールと、
    前記巻き取りロールを駆動する駆動手段と、
    を有するクリーニング装置であって、
    前記送り出しロール位置当該送り出しロールに接触している前記帯材を固定する第1の固定手段と、
    前記第1の固定手段で前記帯材を固定した後、前記駆動手段を一定時間駆動し、前記巻き取りロール位置当該巻き取りロールに接触している前記帯材を固定する第2の固定手段と、
    を備えていることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項1記載のクリーニング装置において、
    前記第1及び第2の固定手段は、クリーニング時に使用されない前記帯材の幅方向の両端部分を固定することを特徴とするクリーニング装置。
  3. 請求項2記載のクリーニング装置において、
    前記帯材の長手方向の末端部の予め設定した部分の幅方向の両端部分に反発係数の異なる領域を配置し、
    前記第1の固定手段に前記帯材を固定したときの圧力を検知する圧力検知手段を設け、
    前記第1の固定手段で前記帯材を固定したときの前記圧力検知手段の検知出力に基づいて前記帯材の末端位置を検出すること
    を特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項3記載のクリーニング装置において、
    前記反発係数の異なる材料が複数位置に設けられ、前記検知出力に基づいて前記帯材の末端部の残り状態を検知することを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のクリーニング装置を備えていることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項5記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 加熱源により加熱される加熱回転部材と、
    前記加熱回転部材と圧接回転する加圧回転部材と、
    前記加熱回転部材あるいは前記加圧回転部材の少なくとも一方に圧接してクリーニングする帯材と、
    前記帯材を送り出す送り出しロールと、
    送り出された前記帯材の汚染部分を交換する巻き取りロールと、
    前記巻き取りロールを駆動させる駆動手段と
    を使用してクリーニングを行うクリーニング方法であって、
    前記送り出しロール位置で第1の固定手段により当該送り出しロールに接触している前記帯材を固定し、
    前記第1の固定手段で前記帯材を固定した前記駆動手段を一定時間駆動し、第2の固定手段によって前記巻き取りロール位置で当該巻き取りロールに接触している前記帯材を固定すること
    を特徴とするクリーニング方法。
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