JP3282473B2 - 圧電部品およびその製造方法 - Google Patents

圧電部品およびその製造方法

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JP3282473B2 JP32400595A JP32400595A JP3282473B2 JP 3282473 B2 JP3282473 B2 JP 3282473B2 JP 32400595 A JP32400595 A JP 32400595A JP 32400595 A JP32400595 A JP 32400595A JP 3282473 B2 JP3282473 B2 JP 3282473B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧電部品およびそ
の製造方法に関し、特にたとえば、セラミックフィルタ
として用いられる圧電部品およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図は、この発明の背景となる従来の圧
電部品の一例を示す図解図である。この圧電部品1は、
セラミックフィルタとして用いられる。圧電部品1は、
たとえばPZTなどの圧電材料からなる短冊状の圧電体
基板2を含む。この圧電体基板2の一方主面には、その
一端側に一組の分割電極3a1および3a2が間隔を隔
てて形成され、その他端側に一組の分割電極3b1およ
び3b2が間隔を隔てて形成される。また、分割電極3
a1から圧電体基板2の長手方向一端部へ延びて略T字
形状の引出し電極4aが形成され、分割電極3b2から
圧電体基板2の長手方向他端部へ延びて略T字形状の引
出し電極4bが形成される。さらに、圧電体基板2の中
央部の上には、コンデンサ電極5aが形成される。コン
デンサ電極5aは、分割電極3a2および3b1に延ば
されて電気的に接続される。
【0003】また、圧電体基板2の他方主面には、共通
電極3a3が一組の分割電極3a1および3a2と厚み
方向に対向するようにして形成される。同様に、共通電
極3b3が一組の分割電極3b1および3b2と厚み方
向に対向するようにして形成される。さらに、圧電体基
板2の他方主面の中央の上には、コンデンサ電極5aと
厚み方向に対向するようにして、コンデンサ電極5bが
形成される。コンデンサ電極5bは、共通電極3a3,
3b3に延ばされて電気的に接続される。コンデンサ電
極5aと圧電体基板2を挟んで対向したコンデンサ電極
5bとの間には、コンデンサが形成される。したがっ
て、このコンデンサは、分割電極3a1,3a2および
共通電極3a3で形成される圧電共振素子と、分割電極
3b1,3b2および共通電極3b3で形成される別の
圧電共振素子との間に電気的に接続されることとなる。
この明細書において、このようなコンデンサの静電容量
を中継容量という。中継容量値は、セラミックフィルタ
の特性波形の対称性、帯域、および選択度に応じて調整
されるべきものである。
【0004】また、図は、従来の圧電部品の他の例を
示す図解図である。図に示す圧電部品1は、図に示
すものに比べて、圧電体基板2の長手方向の長さが短く
形成される。また、コンデンサ電極5a、および引出し
電極4aおよび4bが、不規則な形状に形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
圧電部品の中継容量は、PZTなどの圧電体基板の誘電
性を利用して形成していたため、圧電体基板のε、厚
み、面積によって中継容量値が決定される。この場合、
厚みは、フィルタの狙いの周波数で決まり、面積は、電
極部、リード部、半田取付部の制約を受け、また、ε
は、選択された圧電体材料によって決定される。そのた
めに、従来の圧電部品では、中継容量値を選ぶ自由度が
低く、具体的には0〜60pF程度の範囲でしか選択で
きず、特性波形の調整、狭帯域化および高選択度化が十
分にできない。さらに、圧電体基板は、tanδが大き
く容量としての性能が劣るので、圧電体基板を用いて中
継容量を形成した場合、フィルタの挿入損失および位相
特性の劣化要因となる。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、中
継容量値の選択範囲が広く、設計の自由度が高い、圧電
部品およびその製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項に記載の圧電部
品は、第1の圧電体基板と、第1の圧電体基板に形成さ
れ、2つ一組の分割電極とそれらの分割電極に対向する
一つの共通電極とを有する第1の圧電共振素子と、第1
の圧電体基板と互いの端面間に間隔を隔てながら対向し
て配置される第2の圧電体基板と、第2の圧電体基板に
形成され、2つ一組の分割電極とそれらの分割電極に対
向する一つの共通電極とを有する第2の圧電共振素子
と、第1および第2の圧電体基板の端面間に一体的に形
成される中継容量部とを含む圧電部品であって、中継容
量部は、第1および第2の圧電体基板の間に導電性薄膜
層を挟んで一体的に形成される複数の誘電体層と、複数
の誘電体層をそれぞれ挟んで対向するよう形成される複
数の導電性薄膜層と、誘電体層の一方の導電性薄膜層
を、第1および第2の圧電共振素子のそれぞれの分割電
極の一方に接続するため、全ての導電性薄膜層と交差す
るよう形成される第1の接続電極と、誘電体層の他方の
導電性薄膜層を、第1および第2の圧電共振素子のそれ
ぞれの共通電極に接続するため、全ての導電性薄膜層と
交差するよう形成される第2の接続電極とを含み、第1
の接続電極は、誘電体層の一方の導電性薄膜層と導通さ
れ、他方の導電性薄膜層と絶縁され、第2の接続電極
は、誘電体層の他方の導電性薄膜層と導通され、一方の
導電性薄膜層と絶縁される、圧電部品である。
【0008】 請求項に記載の圧電部品は、少なくとも
2枚の圧電体基板の間に、複数の導電性薄膜層を介しな
がら、複数の誘電体層を一体的に積層して積層体を形成
する工程と、圧電体基板を挟んで導電性薄膜層と対向す
るように、圧電体基板に別の導電性薄膜層を形成する工
程と、導電性薄膜層と別の導電性薄膜層との間に直流電
圧を印加して、圧電体基板を分極する工程と、積層体を
圧電部品となるべき複数枚の基板に切り分ける工程とを
含む、請求項1に記載の圧電部品の製造方法である。
【0009】
【作用】この発明の圧電部品では、圧電体基板と一体的
に形成された誘電体層において中継容量部が形成され
る。そのため、この圧電部品では、圧電体基板の厚みや
εに制約されずに中継容量値を決定でき中継容量値の選
択範囲が広がる。さらに、中継容量を形成するための誘
電体層は、圧電体基板と比べてtanδが小さく、容量
としての性能に優れているので、従来のものに比べて挿
入損失および位相特性に優れた圧電部品を得ることがで
きる。また、この発明の圧電部品では、誘電体層が圧電
体基板と一体的に形成されるので、同一基板上に圧電共
振素子と中継容量部とを形成することができ、圧電部品
の小型化を図ることができる。
【0010】 さらに、誘電体層の一方の導電性薄膜層
が、第1および第2の圧電共振素子のそれぞれの分割電
極の一方に接続され、他方の導電性薄膜層が、第1およ
び第2の圧電共振素子のそれぞれの共通電極に接続され
るので、導電性薄膜層間に形成されるコンデンサが、第
1および第2の圧電共振素子の間に電気的に接続され
る。
【0011】 1および第2の接続電極、それらの誘
電体層を挟んで設けられる複数の導電性薄膜層と交差す
るようにして形成される。そして、第1の接続電極は、
誘電体層の一方の導電性薄膜層と導通され、他方の導電
性薄膜層と絶縁される。また、第2の接続電極は、誘電
体層の他方の導電性薄膜層と導通され、一方の導電性薄
膜層と絶縁される。このように接続することにより、第
1および第2の接続電極によって、複数の導電性薄膜層
間に形成されたコンデンサが直列または並列に接続され
ることとなり、その結果得られる合成静電容量が中継容
量として利用される。この場合、第1および第2の接続
電極によって、複数の導電性薄膜層間の接続が行われる
ため、配線が複雑化せず、構造が簡略化でき製造も容易
となる。
【0012】 の発明の圧電部品の製造方法は、圧電体
基板の分極処理をする前に圧電体基板、誘電体層、およ
び導電性薄膜層を積層して一体化する。そして、一体化
された積層体を分極処理し、圧電部品となるべき複数枚
の基板に切り分けるので、この製造方法は、量産性、経
済性に優れている。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、中継容量値の選択範
囲が拡がり、設計の自由度が高い圧電部品およびその製
造方法を得ることができる。そのため、この発明の圧電
部品をセラミックフィルタに用いた場合には、フィルタ
波形の調整、すなわち狭帯域化および高選択度化が十分
にできる。
【0014】 この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0015】
【発明の実施の形態】図1(A)は、この発明の実施形
態の一方主面を示す斜視図であり、(B)はその他方主
面を示す斜視図である。この実施形態の圧電部品10
は、セラミックフィルタとして用いられるものである。
圧電部品10は、短冊状の基板12を含む。基板12の
長手方向一端側は、矩形板状の圧電体基板14aから形
成される。圧電体基板14aの一端面には、導電性薄膜
層16aが形成される。導電性薄膜層16aの他方面に
は、直方体状の誘電体層18aが形成される。誘電体層
18aの他方端面には、導電性薄膜層16bが形成され
る。導電性薄膜層16bの他方面には、直方体状の誘電
体層18bが形成される。誘電体層18bの他方端面に
は、導電性薄膜層16cが形成される。導電性薄膜層1
6cの他方面には、矩形板状の圧電体基板14bが形成
される。すなわち、この圧電部品10の基板12は、圧
電体基板14aの一端面と圧電体基板14bの一端面と
の中間に、誘電体層18aおよび18bが、それらの間
に導電性薄膜層16a,16bおよび16cを介しなが
ら接合されて一体的に形成される。そして、圧電体基板
14aおよび14bは、主として厚み滑り振動を生じさ
せるために、それぞれ長手方向に分極処理が施される。
【0016】 なお、圧電体基板14aおよび14bは、
たとえばPZTなどの圧電体から形成される。また、導
電性薄膜層16a,16bおよび16cは、たとえばA
gなどの導電材料から形成される。さらに、誘電体層1
8aおよび18bは、たとえばチタン酸バリウムなどの
圧電体から形成される。
【0017】 基板12の一方主面には、その一端側に一
組の分割電極20a1および20a2が間隔を隔てて形
成され、その他端側に一組の分割電極20b1および2
0b2が間隔を隔てて形成される。分割電極20a1,
20a2,20b1および20b2は、それぞれ基板1
2の幅方向一端から他端へ延びるI字形状に形成され
る。また、分割電極20a1から基板12の長手方向一
端部へ延びて略T字形状の引出し電極22aが形成さ
れ、分割電極20b2から基板12の長手方向他端部へ
延びて略T字形状の引出し電極22bが形成される。さ
らに、分割電極20a2と20b1とを電気的に接続す
るための第1の接続電極としての接続電極24が、導電
性薄膜16a,16bおよび16cとそれぞれ交差しな
がら基板12の長手方向へ直線状に延びるようにして形
成される。
【0018】 図2は、図1に示す圧電部品10の要部を
示す断面図解図である。接続電極24は、導電材28b
を介して、導電性薄膜層16bと電気的に接続される。
また、接続電極24は、絶縁材30aおよび30cによ
って、導電性薄膜層16aおよび16cから絶縁され
る。
【0019】 また、図1(B)に示すように、基板12
の他方主面には、平面矩形の共通電極20a3が一組の
分割電極20a1および20a2と圧電体基板14aの
厚み方向に対向するように形成される。同様に、平面矩
形の共通電極20b3が一組の分割電極20b1および
20b2と圧電体基板14bの厚み方向に対向するよう
に形成される。これらの共通電極20a3および20b
3は、それぞれ、基板12の幅方向一端から他端にわた
って延びるよう形成される。この圧電部品10では、分
割電極20a1および20a2と共通電極20a3とに
よって、第1の圧電共振素子が形成され、分割電極20
b1および20b2と共通電極20b3とによって、第
2の圧電共振素子が形成される。また、共通電極20a
3と共通電極20b3とを電気的に接続するための第2
の接続電極としての接続電極38が、導電性薄膜16
a,16bおよび16cとそれぞれ交差しながら、基板
12の長手方向に直線状に延びるようにして形成され
る。さらに、基板12の他方主面の中央、すなわち誘電
体層18aおよび18bの上には、引出し電極26が、
接続電極38から基板12の幅方向両端へ延びるように
して形成される。
【0020】 図2に示すように、接続電極38は、導電
材28aおよび28cを介して、導電性薄膜層16aお
よび16cと電気的に接続される。また、接続電極38
は、絶縁材30bによって導電性薄膜層16bから絶縁
される。この圧電部品10では、導電性薄膜16aと1
6bとの間、および導電性薄膜16bと16cとの間に
それぞれコンデンサが形成される。そして、これらのコ
ンデンサが、接続電極24,38と、導電材28a,2
8b,28cとによってたとえば並列に接続される。こ
うして得られる合成静電容量が、中継容量として用いら
れる。このように、この圧電部品10では、第1および
第2の接続電極24および38と導電性薄膜16a〜1
6cとを、導電材28a〜28cで導通させ、または絶
縁材30a〜30cで絶縁させることによって、複数の
導電性薄膜層16a,16bおよび16c間が直列また
は並列に接続されるため、配線が複雑化せず、構造が簡
略化でき製造も容易となる。
【0021】 この圧電部品10は、図4に示す回路構成
を有する。この圧電部品10は、セラミックフィルタと
して用いられる。この圧電部品10では、導電性薄膜1
6a,16bおよび16cに挟まれた誘電体層18aお
よび18bによって中継容量部が形成される。この圧電
部品10は、上述の構造をとることにより、圧電体基板
14aおよび14bの厚みやεに制約されずに中継容量
値を決定できる。そのため、中継容量値の選択範囲が拡
がり、設計の自由度が向上する。また、誘電体層18a
および18bは、tanδが小さく容量としての性能が
高い。そのため、この圧電部品10では、誘電体層18
aおよび18bを形成するために適宜の誘電体材料を選
択することにより、フィルタ波形の調整、狭帯域化およ
び高選択度化が十分にできる。したがって、この圧電部
品10は、3dB帯域幅が狭く選択度の高いセラミック
フィルタとして用いることができる。また、この圧電部
品10は、中継容量部に誘電体層18aおよび18bを
用いているので、従来の圧電部品に比べて挿入損失が低
く、位相特性が優れている。
【0022】 次に、図3を参照しながら、この実施形態
の圧電部品10の製造方法について説明する。まず、図
3(A)に示すように、板状の圧電体基板14a′およ
び14b′、および薄い板状の誘電体層18a′および
18b′が準備される。そして、圧電体基板14a′お
よび14b′の間に、導電性薄膜16a′,16b′お
よび16c′を介しながら、誘電体層18a′および1
8b′が一体的に接合され、ブロック状の積層体32が
形成される。次に、図3(B)に示すように、積層体3
2の両主面には、たとえばAgペーストなどで導電性薄
膜34aおよび34bが形成され、積層体32の端面に
は、導電性薄膜36が形成される。導電性薄膜36は、
導電性薄膜16a′および16c′と電気的に接続され
るが、導電性薄膜16b′とは絶縁される。
【0023】 次に、図3(C)に示すように、導電性薄
膜36と導電性薄膜34aとの間、および導電性薄膜3
6と導電性薄膜34bとの間に直流電圧が印加され、圧
電体基板14a′および14b′がたとえば互いに逆方
向へ分極される。この場合、導電性薄膜16a′と16
c′との間には電圧がかからないため、誘電体層18
a′および18b′は、分極されない。その後、積層体
32は、複数の基板12にスライスカットされる。そし
て、切り分けられた基板12の両主面には、上述の通
り、分割電極20a1,20a2,20b1,20b
2、共通電極20a3,20b3、引出し電極22a,
22b、第1の接続電極24、第2の接続電極38、引
出し電極26が形成され、第1および第2の接続電極2
4および38が導電性薄膜16a〜16cに電気的に接
続されまたは絶縁されて、図1に示す圧電部品10が形
成される。
【0024】 この実施形態の製造方法によれば、圧電体
基板14aおよび14bの間に誘電体層18aおよび1
8bをそれらの間に導電性薄膜16a,16bおよび1
6cを介しながら一体的に積層した後、圧電体基板14
aおよび14bを分極処理する。そして、分極処理した
後、積層体を圧電部品10となるべき複数枚の基板12
に切り分けるので、量産性、経済性に優れている。
【0025】 なお、上述の構成において、誘電体層を3
層以上接合して圧電部品を形成してもよい。この場合に
も、それらの誘電体層の間に導電性薄膜層を介在させな
がら積層される。そして、それらの導電性薄膜層間に形
成されるコンデンサが、導電材料、絶縁材料および第1
および第2の接続電極で直列または並列に接続されて得
られる合成静電容量が中継容量として利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、この発明の実施形態の一方主面を示
す斜視図であり、(B)はその他方主面を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示す圧電部品の要部を示す断面図解図で
ある。
【図3】(A)は、圧電体基板と誘電体層と導電性薄膜
との積層状態を示す分解斜視図である。(B)は、積層
体の両主面に導電性薄膜が形成された状態を示す斜視図
である。(C)は、分極処理の状況を示す斜視図解図で
ある。
【図4】図1に示す圧電部品の等価回路図である。
【図5】この発明の背景となる従来の圧電部品の一例を
示す図解図である。
【図6】従来の圧電部品の他の例を示す図解図である。
【符号の説明】
10 圧電部品 12 基板 14a,14b 圧電体基板 16a,16b,16c 導電性薄膜 18a,18b 誘電体層 20a1,20a2,20b1,20b2 分割電極 20a3,20b3 共通電極 22a,22b 引出し電極 24 接続電極 26 引出し電極 28a,28b,28c 導電材 30a,30b,30c 絶縁材 32 積層体 34a,34b 導電性薄膜 36 導電性薄膜 38 接続電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−218784(JP,A) 特開 平3−97310(JP,A) 特開 昭54−158894(JP,A) 実開 平2−106723(JP,U) 実開 平2−112021(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 9/17 H03H 3/02 H03H 9/54

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の圧電体基板、 前記第1の圧電体基板に形成され、2つ一組の分割電極
    とそれらの分割電極に対向する一つの共通電極とを有す
    る第1の圧電共振素子、 前記第1の圧電体基板と互いの端面間に間隔を隔てなが
    ら対向して配置される第2の圧電体基板、 前記第2の圧電体基板に形成され、2つ一組の分割電極
    とそれらの分割電極に対向する一つの共通電極とを有す
    る第2の圧電共振素子、 前記第1および第2の圧電体基板の端面間に一体的に形
    成される中継容量部を含む圧電部品であって、 前記中継容量部は、前記第1および第2の圧電体基板の
    間に導電性薄膜層を挟んで一体的に形成される複数の誘
    電体層と、 前記複数の誘電体層をそれぞれ挟んで対向するよう形成
    される複数の導電性薄膜層と、 前記誘電体層の一方の導電性薄膜層を、前記第1および
    第2の圧電共振素子のそれぞれの分割電極の一方に接続
    するため、前記導電性薄膜層と交差するよう形成される
    第1の接続電極と、 前記誘電体層の他方の導電性薄膜層を、前記第1および
    第2の圧電共振素子のそれぞれの共通電極に接続するた
    め、前記導電性薄膜層と交差するよう形成される第2の
    接続電極とを含み、 前記第1の接続電極は、前記誘電体層の一方の導電性薄
    膜層と導通され、他方の導電性薄膜層と絶縁され、 前記第2の接続電極は、前記誘電体層の他方の導電性薄
    膜層と導通され、一方の導電性薄膜層と絶縁される、圧
    電部品。
  2. 【請求項2】 少なくとも2枚の圧電体基板の間に、複
    数の導電性薄膜層を介しながら、複数の誘電体層を一体
    的に積層して積層体を形成する工程、 前記圧電体基板を挟んで前記導電性薄膜層と対向するよ
    うに、前記圧電体基板に別の導電性薄膜層を形成する工
    程、 前記導電性薄膜層と前記別の導電性薄膜層との間に直流
    電圧を印加して、前記圧電体基板を分極する工程、およ
    び 前記積層体を圧電部品となるべき複数枚の基板に切り分
    ける工程を含む、請求項1に記載の圧電部品の製造方
    法。
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