JP2570674B2 - コンデンサ内蔵圧電共振子 - Google Patents

コンデンサ内蔵圧電共振子

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、フィルタ回路や発振回路等に使用されるコ
ンデンサ内蔵圧電共振子に関する。
発明の背景 コンデンサ内蔵圧電共振子として、例えば第9図に示
す三端子発振回路が知られている。この回路は入出力端
子(A),(B)間に圧電共振子を接続すると共に、入
出力端子(A),(B)と共通端子(C)の間にそれぞ
れコンデンサC1,C2を接続したものである。
第9図に示す回路を構成するには、第10図、第11図に
示すコンデンサ内蔵発振子30が考えられる。この発振子
30は1枚の圧電体基板31と2枚の保護基板34,35から成
る。
圧電体基板31は圧電セラミックス基板等が使用されて
いる。基板31の中央上下面に振動電極32a,32bが対向し
て形成されている。振動電極32a,32bはそれぞれ引出し
電極33a,33bに接続されている。この基板31と、板厚方
向に重ねられた保護基板34,35とが接着剤によって固着
され、接着層の厚みによって、あるいは保護基板34,35
に形成された振動空間形成用凹部によって、密閉された
振動空間を形成している。保護基板34,35は誘電体基板
が使用されている。
第11図に接着剤で固着された発振子30の外観を示す。
外部入出力端子(A),(B)がそれぞれ引出し電極33
a,33bに接続された状態で形成されている。同様にして
外部共通端子(C)が発振子30の中央部に帯状に形成さ
れている。これらの外部端子(A),(B),(C)は
プリント配線板等への取付け用電極として使用されると
共に、容量電極としての機能をも有している。即ち、外
部端子(A)−(C)間及び外部端子(B)−(C)間
にコンデンサC1,C2が形成される。通常の場合、このコ
ンデンサ内蔵発振子30が有する容量C1,C2は実用上使用
され得る容量である。
ところで、さらにコンデンサC1,C2の容量を大きくす
る必要がある場合には外部端子(A)−(C)間及び外
部端子(B)−(C)間のギャップを狭くするか、ある
いは外部端子(A),(B),(C)が形成する対向面
積を大きくする必要がある。しかし、ギャップを狭くす
るとマイグレーションが発生しやすく、また、半田付け
の際に半田ブリッジ等が生じてショートを起こすおそれ
がある。また、対向面積を大きくすると、部品が大型化
するという問題が生じる。
発明の課題 そこで、本発明の課題は、コンデンサ容量を大きくし
てもマイグレーションや半田ブリッジ等が発生しにく
く、しかも部品の小型化に対応できるコンデンサ内蔵圧
電共振子を提供することにある。
課題を解決するための手段 以上の課題を解決するため、本発明に係るコンデンサ
内蔵圧電共振子は、 (a)振動電極が形成された圧電体基板と、 (b)前記圧電体基板の板厚方向に重ねられた誘電体基
板と、 (c)前記圧電体基板と前記誘電体基板とからなる積層
体の表面に設けられた、外部回路に接続される外部入出
力端子と、 (d)前記積層体に設けられた、前記外部入出力端子と
の間で第1の静電容量を発生させ、かつ、外部回路に接
続される外部共通端子と、 (e)前記誘電体基板に設けられた、前記外部入出力端
子及び前記外部共通端子との間で前記第1の静電容量を
補助・調整するための第2の静電容量を発生させ、か
つ、電気的にどこにも接続されない補助電極と、 を備えたことを特徴とする。
作 用 以上の構成において、容量は外部入出力端子と外部共
通端子との間で得られると共に、外部入出力端子と補助
電極との間及び外部共通端子と補助電極との間でも得ら
れるため、容量がアップする。従って、外部端子間のギ
ャップを狭くすることなく、大きな容量が得られるた
め、マイグレーションや半田ブリッジ等の心配がなくな
る。また、部品の外形寸法を小さくしても実用上充分な
容量が得られる。
実施例 以下、本発明に係るコンデンサ内蔵圧電共振子の一実
施例をその製造方法と共に説明する。説明の都合から、
コンデンサ内蔵圧電共振子として、発振回路に使用され
る発振子を例にして説明するが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、フィルタ回路等に使用される共振子
であってもよい。
第1図にコンデンサ内蔵三端子発振子1の分解斜視図
を示す。この発振子1は1枚の圧電体基板と2枚の保護
基板から構成されている。圧電体基板2は上下面に振動
電極3a,3bが形成されている。さらに、電極3aは基板2
の左辺に形成されている引出し電極4aに接続され、電極
3bは基板2の右辺に形成されている引出し電極4bに接続
されている。圧電体基板2にはPb(ZrTi)3,BaTiO3のセ
ラミックス基板等が使用される。
保護基板5,8は誘電体基板が使用される。保護基板5
の下面には2個の補助電極6a,6bが形成されている。
なお、これら基板2,5,8は、実際の量産工程では広面
積のものを用い、積層後に所定寸法にカットする。
こうして準備された基板2,5,8は塗布された接着剤9
によって互いに直接接触しないように距離を保って固着
され、密閉された振動空間を形成する(第3図参照)。
第2図に発振子1の外観を示す。発振子1の左右の端
部及び中央部にそれぞれ外部入出力端子(A),(B)
並びに外部共通端子(C)が形成されている。外部端子
(A)には、引出し電極4aが接続されている。他方の外
部端子(B)には、引出し電極4bが接続されている。さ
らに、外部端子(C)が発振子1の中央部に帯状に形成
されている。
こうして得られた発振子1は、第3図に示すように圧
電体基板2と保護基板5とが形成する密閉された振動空
間側に補助電極6a,6bが設けられ、しかも、この補助電
極6a,6bは電気的にどこにも接続されていない。そし
て、外部端子(A)−(C)間に形成される静電容量C
1、外部端子(B)−(C)間に形成される静電容量C
2、さらに外部端子(A)−補助電極6a間及び外部端子
(C)−補助電極6a間に形成される静電容量を合成した
合成容量Ca、外部端子(B)−補助電極6b間及び外部端
子(C)−補助電極6b間に形成される静電容量を合成し
た合成容量Cbを合計したものが得られる容量となる。従
って、外部端子間のギャップを狭くすることなく、大き
な容量が得られるため、マイグレーションや半田ブリッ
ジ等のおそれがなく、電気的な信頼性の高い部品が得ら
れる。また、部品の外形寸法を小さくしても実用上充分
な容量が得られる。なお、得られる容量は外部端子
(A)−(C)間、並びに外部端子(B)−(C)間の
ギャップ、補助電極6a,6bの電極面積、誘電体基板5の
厚み等でコントロールされる。
以上の構成をした発振子1は第4図で示した電気等価
回路と同じ回路を有する。外部入出力端子(A)−
(B)間に共振子が挿入され、静電容量C1,C2及び合成
容量Ca,Cbがそれぞれ外部入出力端子(A)−外部共通
端子(C)間、外部入出力端子(B)−外部共通端子
(C)間に挿入されている。
一方、第5図に示すように、補助電極6a,6bを保護基
板5の上面に形成して外界側に設けた場合、補助電極6
a,6bを削ったり、付加したりすることによって、簡単に
容量の調整を行なうことができる。
第6図〜第8図は、保護基板5に形成された補助電極
の他の形状を示す。第6図は保護基板5の下面に1個の
補助電極6cを形成したものである。第7図は保護基板5
の下面の左右に内部電極(A′),(B′)を形成する
と共に、内部電極(A′),(B′)の間に補助電極6d
を形成したものである。内部電極(A′),(B′)は
後工程でそれぞれ電気的に外部端子(A),(B)と接
続され、外部端子(A)−補助電極6d間及び外部端子
(B)−補助電極6d間にも容量を形成するようにしたも
のである。第8図は保護基板5の上面の両側に外部端子
(A),(B)を設け、その間に補助電極6eを形成し、
下面外部端子(C)を形成したものである。
なお、本発明に係るコンデンサ内蔵圧電共振子は前記
実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種
々に変形することができる。実施例では、2枚の保護基
板5,8のうち基板5にのみ補助電極を形成したものを示
したが、容量が不足する場合は、両方の保護基板に補助
電極を形成してもよい。
発明の効果 本発明は、第1の静電容量を補助・調整するための第
2の静電容量を発生させ、かつ、電気的にどこにも接続
されない補助電極を設けたので、容量は外部入出力端子
と外部共通端子との間で得られると共に、外部入出力端
子と補助電極との間及び外部共通端子と補助電極との間
でも得られるため容量がアップする。そのため、外部端
子間のギャップを狭くすることなく、大きな容量が得ら
れるので、マイグレーションや半田ブリッジ等のおそれ
がなく、電気的な信頼性が高い大きな容量のコンデンサ
内蔵圧電共振子が得られる。
逆に、同じ外形寸法の部品で、同じ容量のコンデンサ
内蔵圧電共振子の場合、外部端子間のギャップをより広
くすることができるので、マイグレーションや半田ブリ
ッジ等に対する信頼性の向上が図れる。
さらに、部品の外形寸法を小さくしても実用上充分な
容量が得られる。
一方、補助電極を誘電体基板の外側に形成すれば、補
助電極を削ったり、付加したりすることによって、簡単
に容量の調整を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるコンデンサ内蔵圧電共
振子の分解斜視図、第2図はコンデンサ内蔵圧電共振子
の外観を示す斜視図、第3図は第2図のX−X′の垂直
断面図、第4図はその電気等価回路図である。第5図は
他の実施例を示す斜視図である。第6図(a),
(b)、第7図(a),(b)、第8図(a),(b)
は補助電極の変形例を示し、(a)は平面図、(b)は
垂直断面図を示す。第9図は発振子の電気回路図であ
る。第10図、第11図は本発明に先行する技術を示し、第
10図はコンデンサ内蔵圧電共振子の分解斜視図、第11図
はコンデンサ内蔵圧電共振子の外観を示す斜視図であ
る。 1……コンデンサ内蔵圧電共振子(コンデンサ内蔵発振
子)、2……圧電体基板、3a,3b……振動電極、5……
誘電体基板(保護基板)、6a,6b,6c,6d,6e……補助電
極、(A),(B)……外部入出力端子、(C)……外
部共通端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動電極が形成された圧電体基板と、 前記圧電体基板の板厚方向に重ねられた誘電体基板と、 前記圧電体基板と前記誘電体基板とからなる積層体の表
    面に設けられた、外部回路に接続される外部入出力端子
    と、 前記積層体に設けられた、前記外部入出力端子との間で
    第1の静電容量を発生させ、かつ、外部回路に接続され
    る外部共通端子と、 前記誘電体基板に設けられた、前記外部入出力端子及び
    前記外部共通端子との間で前記第1の静電容量を補助・
    調整するための第2の静電容量を発生させ、かつ、電気
    的にどこにも接続されない補助電極と、 を備えたことを特徴とするコンデンサ内蔵圧電共振子。
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