JP3281886B2 - コンクリートディストリビュータ - Google Patents
コンクリートディストリビュータInfo
- Publication number
- JP3281886B2 JP3281886B2 JP35210495A JP35210495A JP3281886B2 JP 3281886 B2 JP3281886 B2 JP 3281886B2 JP 35210495 A JP35210495 A JP 35210495A JP 35210495 A JP35210495 A JP 35210495A JP 3281886 B2 JP3281886 B2 JP 3281886B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- pipe
- boom
- feed pipe
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
Description
ストリビュータ、さらに具体的には、特にダム等の土木
工事における打設コンクリートの圧送に使用するのに好
適なコンクリートディストリビュータに関する。
じて打設箇所に圧送されるが、当然のことながら、その
打設箇所が移行するたびに当該コンクリートディストリ
ビュータの配置位置を変えている。すなわち、レール走
行型コンクリートディストリビュータでは、そのレール
の敷設変えを行い、また、架台固定型コンクリートディ
ストリビュータでは、その架台の移設を行っているもの
である。
や架台の移設は、設置場所の確保自体に困難なときがあ
るとともに、その移設作業分だけ当該コンクリート打設
作業の能率を低下させることになる。また、レールや架
台の存在が他の作業の邪魔になったり、その作業の支障
になったりすることさえある。
ローラークレーンAの長尺ブーム1にコンクリート圧送
管2に接続延長したコンクリート送給配管3を沿設吊下
しておき、そのクローラークレーンAを随時当該打設位
置に走行移動させる方法を採用することにより、解消す
ることができる。
した場合には、上記長尺ブーム1の旋回中心と上記コン
クリート送給配管3の旋回中心とが異なり、その配管3
の旋回をブーム1と同じ広角度において行うことができ
ず、コンクリート打設範囲が狭くならざるを得ないもの
であり、これをより広くするためには、希望する広範囲
の打設に対応するさらに長いブームを備えた大型クロー
ラクレーンを必要とするものであり、その大型クローラ
ークレーンによるコンクリート打設には、自ずと大きな
作業スペースを必要とする欠点を生じる。
できるにすぎない通常の大きさのクローラークレーンで
あっても、長尺ブーム1の重量に加え、それに沿設した
コンクリート送給配管3の重量、さらに、その配管3内
を充満流動するコンクリート重量を支持できる能力のも
のを必要とし、全体としてはますます大型化重量化を避
けられない。
軽量小型のコンクリートディストリビュータを提供する
ことにある。
ンクリートディストリビュータは次の構成からなる。 (イ)クローラー等の自走車両aに、中心に接続用固定
管7を縦貫設するとともにその接続用固定管7を囲繞す
る位置に支持枠体8を設立した回転盤6を備えた旋回装
置bを搭載していること。 (ロ)上記接続用固定管7の下端にコンクリート送給配
管11の上端をスイベル13を介して接続しているこ
と。 (ハ)上記旋回装置bに、上記支持枠体8に軸支した基
端ブーム17の俯仰角度を変更自在にしてなる俯仰装置
eを搭載していること。 (ニ)上記基端ブーム17にコンクリート送給配管20
を内装し、そのコンクリート送給配管20の基端を上記
接続用固定管7の上端に接続するとともに、該コンクリ
ート送給配管20の先端を上記基端ブーム17の先端の
接続用固定管21に接続していること。 (ホ)上記基端ブーム17の先端には、上記接続用固定
管21に連通する鋼管製のブーム兼用コンクリート送給
配管22の基端を支持し、そのブーム兼用コンクリート
送給配管22の先端に可撓性の先端ホース23を接続し
てなること。
トリビュータは、上記可撓性の先端ホース23の先端に
ノズル管24を接続し、このノズル管24と上記ブーム
兼用コンクリート送給配管22との間にノズル前後動装
置fを架設してなる請求項1記載のコンクリートディス
トリビュータである。
ば、これを当該コンクリート打設場所に走行位置させ、
旋回装置による旋回動作、俯仰装置による俯仰動作、さ
らにノズル前後動装置によるノズル管の前後動動作を、
適宜組み合わせて行うことにより、コンクリート打設位
置を比較的広い範囲において任意に定めることができ
る。
たコンクリート送給配管は、その回転中心を、上記旋回
装置の回転中心と一致した状態で装架されているので、
これらが食い違っている場合にくらべ、旋回装置はより
広角度の旋回ができる。
上記コンクリート送給配管と接続した鋼管製のブーム兼
用コンクリート送給配管を取り付け、コンクリートを、
そのブーム兼用コンクリート送給配管を通じてノズル管
に送給するものであるから、換言すると、ブーム兼用コ
ンクリート送給配管は文字どおりブームを兼用している
から、ブームとコンクリート送給配管を各別に備える場
合にくらべ、全体を小型化、軽量化できる。
ィストリビュータの1実施形態について説明する。aは
自走車両であるクローラーで、機枠4に、旋回装置b、
運転室cおよびアウトリガーdを備え、上記旋回装置b
に俯仰装置eを搭載するとともに、その俯仰装置eには
ノズル前後動装置fを付設している。
5の上面開口部に回転自在に支承した回転盤6の回転の
中心に接続用固定管7を縦貫設するとともに、その回転
盤6上に接続用固定管7を囲繞する状態にして横断面コ
字型の支持枠体8を設立し、上記筒形基体5の外側面に
架設したモーター9に連繋するピニオン10を回転盤6
の外周面に噛合させている。したがって、旋回装置bの
回転盤6はモーター9によって回転する。
管で、それは、上半部分を上記筒形基体5内にステー1
2により支持固定され、上端を上記接続用固定管7の下
端にスイベル13を介して接続するとともに、下半部分
を機枠4自体にステー14により支持固定し、下端に
は、コンクリートポンプ(図示していない)に基端を接
続したコンクリート圧送管15の先端をコンクリート送
給配管である後部ホース16を介し接続している。
8に、鋼管製で側面ヘ字形の基端ブーム17の下端を横
軸18の回りに回動できるようにして取り付けるととも
に、その基端ブーム17の上端側下面のブラケット1
7′と支持枠体8のブラケット8′との間に油圧シリン
ダ19を架設し、この油圧シリンダ19によって、基端
ブーム17の俯仰角度を適宜変えることができるように
している。
置eの基端ブーム17とに内装架設したコンクリート送
給配管であるセンターホースである。このセンターホー
ス20の先端は、上記基端ブーム17の先端に取り付け
てある接続用固定管21の内端に接続され、また、該セ
ンターホース20の基端は、前記接続用固定管7の上端
に接続されている。
端に接続することにより俯仰装置eに延長支持させた鋼
管製のブーム兼用コンクリート送給配管、23は、この
ブーム兼用コンクリート送給配管22の先端に接続した
可撓性の先端ホース、24はその先端ホース23のさら
に先端に接続したノズル管である。
を前後動させるためのもので、それは、上記ブーム兼用
コンクリート送給配管22の先端に取り付けたブラケッ
ト25に基端を軸支したリンク26の先端と、ノズル管
24に取り付けたブラケット27に基端を軸支したリン
ク28の先端とを枢軸29で枢着するとともに、その枢
軸29と上記ブーム兼用コンクリート送給配管22との
間に油圧シリンダ30を架設してなり、その油圧シリン
ダ30によって、先端ホース23の可撓性を利用しノズ
ル管24を前後動させ、その吐出口を、真下、手前下方
または前方下方に向けることができるようにしてある。
ら送給されるコンクリートは、コンクリート圧送管1
5、コンクリート送給配管である後部ホース16、同曲
がり管11、同センターホース20、同ブーム兼用コン
クリート送給配管22、先端ホース23を通じて圧送さ
れ、ノズル管24から当該打設場所に打設されるもので
ある。
ころに走行位置させアウトリガーdで固定した後、旋回
装置bによる旋回動作、俯仰装置eによる俯仰動作、さ
らにノズル前後動装置fによるノズル管24の前後動動
作を、適宜組み合わせて行うことにより任意に定めるこ
とができる。
設した接続用固定管7の下端にスイベル13を介して曲
がり管11の上端を接続するとともに、該接続用固定管
7の上端にセンターホース20の下端を接続しているこ
とにより、換言すると、回転盤6の回転中心とコンクリ
ート送給配管の回転中心とを一致させていることによ
り、これらが食い違っている場合にくらべ、旋回装置b
はより広角度の旋回ができる。
体8とこれに俯仰角度を変えることができるように取り
付けた基端ブーム17とに内装している上記センターホ
ース20に接続した鋼管製のブーム兼用コンクリート送
給配管22を、上記基端ブーム17の先端に接続用固定
管21を介して延長させ、コンクリートを、そのブーム
兼用コンクリート送給配管22を通じてノズル管24に
送給するものであるから、換言すると、ブーム兼用コン
クリート送給配管は文字どおりブームを兼用しているか
ら、これらを各別に備える場合にくらべ、全体を小型
化、軽量化できる。
本発明コンクリートディストリビュータによれば次の効
果を奏する。当該コンクリート打設場所に走行位置さ
せ、旋回装置による旋回動作、俯仰装置による俯仰動
作、さらにノズル前後動装置によるノズル管の前後動動
作を、適宜組み合わせて行うことにより、コンクリート
打設位置を比較的広い範囲において任意に定めることが
できる。
縦貫設するとともにその接続用固定管を囲繞する位置に
支持枠体を設立した回転盤を備え、旋回装置および俯仰
装置内に装架したコンクリート送給配管の回転中心を、
旋回装置の回転盤の中心と一致した状態で装架している
ので、これらが食い違っている場合にくらべ、旋回装置
はより広角度の旋回ができるとともに、所望の旋回を円
滑に行うことができるものである。
上記コンクリート送給配管と接続した鋼管製のコンクリ
ート送給配管であるブーム兼用コンクリート送給配管を
取り付け、コンクリートを、そのブーム兼用コンクリー
ト送給配管を通じてノズル管に送給するものであるか
ら、換言すると、ブーム兼用コンクリート送給配管は文
字どおりブームを兼用しているから、ブームとコンクリ
ート送給配管を各別に備える場合にくらべ、全体を小型
化、軽量化できる。
施形態の側面図である。
した状態のクローラークレーンの側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】クローラー等の自走車両aに、中心に接続
用固定管7を縦貫設するとともにその接続用固定管7を
囲繞する位置に支持枠体8を設立した回転盤6を備えた
旋回装置bを搭載し、 上記接続用固定管7の下端にコンクリート送給配管11
の上端をスイベル13を介して接続し、 上記旋回装置bに、上記支持枠体8に軸支した基端ブー
ム17の俯仰角度を変更自在にしてなる俯仰装置eを搭
載し、 上記基端ブーム17にコンクリート送給配管20を内装
し、そのコンクリート送給配管20の基端を上記接続用
固定管7の上端に接続するとともに、該コンクリート送
給配管20の先端を上記基端ブーム17の先端の接続用
固定管21に接続し、 さらに、上記基端ブーム17の先端には、上記接続用固
定管21に連通する鋼管製のブーム兼用コンクリート送
給配管22の基端を支持し、そのブーム兼用コンクリー
ト送給配管22の先端に可撓性の先端ホース23を接続
してなることを特徴とするコンクリートディストリビュ
ータ。 - 【請求項2】上記可撓性の先端ホース23の先端にノズ
ル管24を接続し、このノズル管24と上記ブーム兼用
コンクリート送給配管22との間にノズル前後動装置f
を架設してなることを特徴とする請求項1記載のコンク
リートディストリビュータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35210495A JP3281886B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | コンクリートディストリビュータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35210495A JP3281886B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | コンクリートディストリビュータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09177323A JPH09177323A (ja) | 1997-07-08 |
JP3281886B2 true JP3281886B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=18421812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35210495A Expired - Lifetime JP3281886B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | コンクリートディストリビュータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3281886B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111827289A (zh) * | 2020-07-23 | 2020-10-27 | 张云鹏 | 一种高边坡浇筑方法 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3057490B2 (ja) * | 1998-10-14 | 2000-06-26 | 大成建設株式会社 | 斜面コンクリート舗設装置 |
CN102561350A (zh) * | 2012-02-09 | 2012-07-11 | 安徽力达实业股份有限公司 | 组合静力压桩机 |
KR101493208B1 (ko) * | 2012-08-30 | 2015-02-13 | 최재학 | 토출부에서 나오는 콘크리트의 타설 위치 변환이 용이한 타설 조절기 |
EP3369876A1 (de) * | 2017-03-02 | 2018-09-05 | Putzmeister Engineering GmbH | Tragstruktur mit integriertem kessel für eine mobile betonpumpe und mobile betonpumpe |
JP6712834B2 (ja) * | 2017-10-16 | 2020-06-24 | 飛島建設株式会社 | トンネル二次覆工コンクリートの打設工法および打設装置 |
CN108086688B (zh) * | 2017-11-24 | 2020-06-05 | 上海建工集团股份有限公司 | 轨道式楼层内混凝土布料系统及其施工方法 |
CN108716411B (zh) * | 2018-08-02 | 2024-09-03 | 中铁工程装备集团有限公司 | 混凝土布料机终端机构及多自由度混凝土布料系统 |
CN113756584B (zh) * | 2021-09-10 | 2023-03-28 | 上海建工集团股份有限公司 | 一种轨道移动式混凝土布料机及其施工方法 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP35210495A patent/JP3281886B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111827289A (zh) * | 2020-07-23 | 2020-10-27 | 张云鹏 | 一种高边坡浇筑方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09177323A (ja) | 1997-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3281886B2 (ja) | コンクリートディストリビュータ | |
US3460691A (en) | Telescopic dredge | |
KR20090118807A (ko) | 건설기계 차량 | |
JPS62202130A (ja) | バックホウ | |
US4616979A (en) | Mobile pump system | |
US7213716B2 (en) | Crane | |
AU785094B2 (en) | Driving or mining machine | |
JPH0689601B2 (ja) | ブーム装置付コンクリートポンプ車 | |
JP2001090107A (ja) | 旋回式建設機械 | |
JP3949858B2 (ja) | 旋回式建設機械 | |
JPS6346541Y2 (ja) | ||
US2759616A (en) | Grab loader | |
JPH028995Y2 (ja) | ||
JP3043340U (ja) | 建造物解体装置 | |
JPH053561Y2 (ja) | ||
JP2944921B2 (ja) | 荷台架装型クレーン | |
CN114320354B (zh) | 围岩喷浆装置和喷浆作业车 | |
JP2948749B2 (ja) | 高所土木作業車 | |
JP3322473B2 (ja) | 伸縮ブームを有する高所作業車 | |
JPS6038756Y2 (ja) | 軟弱地盤改良処理機 | |
JP3450117B2 (ja) | パワーショベル用さく孔装置 | |
JP3171378B2 (ja) | トンネル掘削機 | |
JP2005061061A (ja) | 建設機械 | |
JPH10238119A (ja) | クローラ式ディストリビュータの接続用配管装置 | |
JP2786476B2 (ja) | 掘削機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090301 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100301 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100301 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110301 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110301 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120301 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130301 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140301 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140301 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150301 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |