JP3281539B2 - テレビドアホン装置 - Google Patents

テレビドアホン装置

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JP3281539B2
JP3281539B2 JP17320596A JP17320596A JP3281539B2 JP 3281539 B2 JP3281539 B2 JP 3281539B2 JP 17320596 A JP17320596 A JP 17320596A JP 17320596 A JP17320596 A JP 17320596A JP 3281539 B2 JP3281539 B2 JP 3281539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外に設置するカ
メラ付きドアホン子機と、宅内に設置するテレビモニタ
ー付きドアホン親機から成るテレビドアホン装置に係
り、特にドアホン子機内部の通話系及び映像系の制御状
態をドアホン子機が設置された屋外の条件に合わせて最
適な状態に制御できるようにしたテレビドアホン装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビドアホン装置は、屋外に設置する
カメラ付きドアホン子機と、宅内に設置するテレビモニ
ター付きドアホン親機を2本の伝送線で接続する2線式
が主流になっている。これは、2線式のインターホンと
の置換を考慮したものであり、その構成を図6に示す。
【0003】図6において、Aはドアホン親機、Bはド
アホン子機であり、この両者間は2本の伝送線X、Yで
接続されており、上記2本の伝送線X、Yには、ドアホ
ン子機Bへの供給電源、ドアホン子機Bと親機A間の音
声信号、ドアホン親機Aへの映像信号(FMキャリヤ)
が重畳される。映像信号(FMキャリヤ)とは映像信号
をFM変調したもので、音声信号と周波数帯域が重なら
ず、かつ0〜4MHzの映像信号をFM変調するのに適
したキャリヤで、その中心周波数は例えば6MHzに選
ばれる。
【0004】レンズ1を通してCCD2に入射した光信
号はCCD2にて光電変換され、映像信号処理回路3に
てNTSC方式の映像信号bに変換される。この時、C
CD2への入射光量がある値より大きい時は、その入射
光量によらず常に一定の光電変換出力aが得られるよ
う、映像信号処理回路3がCCD2に対し制御を施す。
【0005】これを電子シャッター制御と呼び、CCD
2に対しシャッタパルスCを印加し、CCD2の露光時
間を変えることによって行う。このように映像信号処理
回路3は光電変換出力aが一定値になるように制御する
が、この一定値についてはあらかじめ設定されているも
のであり、後から変えることはできない。
【0006】映像信号処理回路3はこの他、入射光量が
ある値より小さくて、光電変換出力aが一定値にならな
い時も含めてその出力bが一定の映像信号レベルとなる
よう、AGC制御を行うが、この時の映像信号レベルの
一定値についてもあらかじめ設定されている。また、セ
ットアップレベル、ホワイトクリップレベル、ガンマ
値、測光領域値、ホワイトバランス値なども全てあらか
じめ設定され、その設定値に基づいて映像信号処理回路
3は制御を行ってその出力bを生成している。
【0007】映像信号処理回路3の出力bは、その後F
M変調部4にてFM変調され、インピーダンスアッパー
5を介して2本の伝送線X、Yに出力される。インピー
ダンスアッパー5は電源回路6側を低インピーダンス
に、2本の伝送線X、Y側を高インピーダンスに変換す
るもので、映像信号(FMキャリヤ)及び音声信号が電
源回路6の低インピーダンス性によってショートされる
のを防止する。
【0008】ドアホン親機A側にも同様のインピーダン
スアッパー13が設けられている。FM変調され、2本
の伝送線X、Yに出力された映像信号(FMキャリヤ)
はドアホン親機Aのインピーダンスアッパー13を介し
てFM復調部14に入力される。FM復調部14で復調
され、元のNTSC方式の映像信号cに戻された後、映
像信号処理回路15で増幅及び同期信号分離を行う。増
幅された映像信号d及び同期信号分離で得られた偏向出
力eはCRT16に入力され、ドアホン子機Bで撮像し
た画像がドアホン親機Aの画面上に表示されることにな
る。
【0009】音声信号の方は、2本の伝送線X、Yで双
方向に伝送される。ドアホン親機A側からドアホン子機
B側への音声はハンドセット24内のマイク23,マイ
クアンプ20,インピーダンスアッパー13,2本の伝
送線X、Y,インピーダンスアッパー5,スピーカーア
ンプ7及びスピーカー10の経路で伝送される。また、
ドアホン子機B側からドアホン親機A側への音声はマイ
ク11,マイクアンプ8,インピーダンスアッパー5,
2本の伝送線X、Y,インピーダンスアッパー13,ス
ピーカーアンプ19及びハンドセット24内のスピーカ
ー22の経路で伝送される。
【0010】ここで、スピーカー10とマイク11の音
響結合によるハウリングを防止するため、減算器12に
おいて、インピーダンスアッパー5から戻ってくるドア
ホン子機Bのマイク音声f’とドアホン親機Aのマイク
音声g’を加え合わせたものからマイクアンプ出力fを
減算している。即ち、上記加え合わされたマイク音声
(f’+g’)にマイクアンプ出力fの逆相を加算す
る。この場合、上記マイク音声f’とマイクアンプ出力
fは、f’=fであるから上記の減算の結果、スピーカ
ーアンプ7の入力gはドアホン親機Aのマイク音声g’
のみとなり、ハウリングを防止することができる。
【0011】しかしながら、この減算の結果として確実
にf’−f=0とすることは難しく、2本の伝送線X、
Yのラインインピーダンスによって音声信号の位相が回
転するためΔf=f’−fが残り、これがスピーカーア
ンプ7へ入力され、ドアホン子機Bの設置状況によって
はハウリングの可能性が出てくる。
【0012】これはスピーカーアンプ7及びマイクアン
プ8のゲインが高いほどその可能性は高く、ハウリング
と通話音量の関係から両者のゲインが定められる。この
ゲインの値は、あらかじめ設定されるものであり、後か
ら変えることはできない。
【0013】ドアホン親機A側にも同様の減算器21が
あるが、ドアホン親機A側は通常ハンドセット24を使
用し、該ハンドセット24の場合は内部のスピーカー2
2とマイク23による音響結合が少ないので、ハウリン
グが起こる可能性はドアホン子機Bのそれと比べると非
常に小さく、その対策はほとんど考慮しなくてもよい。
【0014】電源については、ACアダプター26にて
AC100VがDC電圧に変換された後、電源回路17
で定電圧化される。ここで作られた定電圧電源は、モニ
ター時又は通話時の動作状態において、ドアホン親機A
内の各回路への電源となる他、ドアホン子機Bへの供給
電源となり、インピーダンスアッパー13を介して2本
の伝送線X、Yに出力される。
【0015】上記の動作状態というのはモニター時又は
通話時のことを言い、待機状態と区別している。待機状
態ではドアホン子機Bのほとんどの回路及びドアホン親
機Aにおいても主要な回路に全く電源が供給されていな
い状態である。待機状態から動作状態に移るのはドアホ
ン子機Bの周囲をモニターしようとしてドアホン親機A
のモニターボタン27を押したとき(モニター時)及び
来訪者がドアホン子機Bの呼出ボタン9を押したとき
(通話時)である。
【0016】ドアホン子機Bの呼出ボタン9を押すと、
2本の伝送線X、Y間がショート状態になり、これをド
アホン親機A内の電圧監視回路26が検出し、ドアホン
親機A及びドアホン子機B全ての回路に電源を供給よう
に動作する。待機状態ではドアホン親機Aより高出力イ
ンピーダンスでかつ低電圧の電源がドアホン子機Bに供
給されている。
【0017】しかしこの電源ではドアホン子機Bは呼出
ボタン9のON/OFFの検出動作しかできないように
なっている。ドアホン子機Bは動作状態であればモニタ
ー時であろうと通話時であろうと同様に内部の全回路の
電源をONするため、モニター時においても不必要なス
ピーカーアンプ7からのPOP音が発生する。
【0018】以上のように、従来のテレビドアホン装置
は、ドアホン親機Aとドアホン子機Bを接続する2本の
伝送線X、Yに、ドアホン子機Bへの供給電源、ドアホ
ン子機Bからドアホン親機Aへの映像信号、ドアホン子
機Bとドアホン親機Aの双方からの通話音声が重畳され
ている。待機状態においてはドアホン子機B内部では呼
出ボタンが押されたかどうかを検出する回路を除いて通
話系及び映像系回路はともに電源が供給されていない。
【0019】ドアホン子機Bの呼出ボタン9が押された
ときや、屋外をモニターするためドアホン親機Aのモニ
ターボタン27を押したとき、初めて、ドアホン子機B
の内部の通話系及び映像系回路に電源が供給され動作状
態に入る。このとき、ドアホン子機Bの内部の通話系及
び映像系回路は標準設定としてあらかじめ初期設定され
た制御値に基づいて動作を行っている。
【0020】この場合の制御値とは、通話系ではマイク
アンプのゲイン、スピーカーアンプのゲインなどであ
り、映像系では電子シャッター制御値又はアイリス制御
値、AGC制御値、セットアップ値、ホワイトクリップ
値、ガンマ値、測光領域値及びカラーの場合にはその他
にホワイトバランス値などがあり、これらはドアホン子
機Bとして標準設定されており、設置後、設置状況に合
わせて変更することはできない。
【0021】また、ドアホン子機Bが待機状態から動作
状態に変わるとき、また、動作状態から待機状態に戻る
とき、それぞれ内部の通話系回路にあるスピーカー回路
への電源がOFFからONし、またONからOFFし、
この遷移のためスピーカー10よりPOP音が発生す
る。
【0022】これは玄関先をモニターするためドアホン
親機Aのモニターボタン27を押圧したとき、または、
モニターを終了するため再度モニターボタン27を押圧
したとき、通話を必要としないときであるが、この時で
もスピーカー回路への電源がOFFからON、またON
からOFFへ遷移し、POP音が発生する。
【0023】また、ドアホン子機Bのスピーカー10か
らの音声がドアホン子機Bのマイク11へ回り込むこと
によるハウリングを防止するため、ドアホン子機Bの内
部の通話系回路において、マイク回路出力の音声信号に
対しては、その逆位相の音声信号を加えてキャンセル
し、スピーカー回路の入力にマイク回路の出力が回り込
まないよう、また回り込んでもハウリングを起こさない
レベルまで低減するようにしている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】テレビドアホン装置の
屋外に設置するドアホン子機の内部の通話系及び映像系
回路において、マイクアンプのゲイン、スピーカーアン
プのゲイン、電子シャッター制御値、AGC制御値、セ
ットアップ値、ホワイトクリップ値、ガンマ値、測光領
域値、ホワイトバランス値などはあらかじめ初期設定さ
れた標準設定であり、ドアホン子機に対する周囲騒音状
況、撮像する被写体周囲の明暗の状況等の設置状況によ
っては、これらの標準設定された値は必ずしも適切でな
い場合がある。
【0025】例えばドアホン子機を設置した場所が逆光
状態になることの多い場所では、標準設定の場合、訪問
者の顔が暗くて見づらくなることがしばしば起こる。こ
のような場合、周囲の映像は真白になってもよいから訪
問者の顔がはっきり見えるようにしたいという要求が出
てくる。従来ではこのような要求に対して対応すること
が難しかったが、本発明では、ドアホン親機側からの制
御でドアホン子機の映像系回路の制御状態を標準設定か
ら容易に変更することでできるようにする。
【0026】また、本発明では、ドアホン子機の音声系
及び映像系の各種制御状態を制御状態信号としてドアホ
ン親機側に伝え、ドアホン親機側でドアホン子機のその
時点における制御状態を監視できるようにするが、ドア
ホン子機の制御状態の最適値は、該ドアホン子機が設置
されている周囲の環境によって著しく変わってくる。
【0027】例えば、昼間と夜間のように周囲の明るさ
が変わったり、順光状態が逆光状態に変わったり、また
周囲の騒音の状況が変わると、ドアホン子機の制御状態
の最適値も大きく変化する。そのため、ドアホン子機の
制御状態はドアホン子機の設置環境と関係づけて制御し
ないと、ドアホン親機からドアホン子機を制御する場
合、ドアホン子機の設置環境が変わる毎に制御をやり直
さねばならないという問題があった。
【0028】また、ドアホン子機の設置環境の変化に応
じて調整したドアホン子機の制御状態は、設置環境が変
わって、以前に設定した設置環境と実質的に同一の設置
環境になったとき、以前に調整した値を再利用できるよ
うにしないと、再調整の同一操作を最初から繰り返し行
わねばならず、操作性の点で極めて煩雑になるという問
題があった。
【0029】また、ドアホン子機が設置されている周囲
の状況により、或いはドアホン子機自身の制御状況によ
り、ドアホン親機でモニターされる映像が逆光で不鮮明
になったり、ドアホン子機の通話系でハウリングを起こ
したりする等の問題があった。
【0030】また、通話を行わず、屋外をモニターする
だけの場合も、ドアホン子機内部のスピーカー回路の電
源のON/OFFにより、ドアホン子機のスピーカーよ
りPOP音が発生し、ドアホン子機の周辺の人に気付か
れることがあるという問題がある。
【0031】また、ドアホン子機において、スピーカー
出力の逆相の信号を加算してハウリングを防止する従来
の方法では、ドアホン子機とドアホン親機を接続する伝
送線のインピーダンスに依存することが大きく、このイ
ンピーダンスはドアホン子機とドアホン親機の入出力イ
ンピーダンスのばらつきやケーブルの種類、或いは長さ
によって変化するので、充分なハウリング防止効果を発
揮することができなかった。
【0032】また、ドアホン親機とドアホン子機を接続
する伝送線として、既に広く付設されているインターホ
ーン用の配線を利用できるようにして、テレビドアホン
装置設置時の伝送線付設工事による設置経費の削減を図
れるようにする。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明のテレビドアホン
装置は、カメラ付きドアホン子機と伝送線で接続された
テレビモニター付きドアホン親機から成るテレビドアホ
ン装置において、上記ドアホン子機に、通話系及び映像
系の制御状態を示す信号を上記ドアホン親機に送信する
制御状態信号送信手段を設け、上記ドアホン親機に、上
記ドアホン子機の通話系及び映像系の制御値を設定する
ための制御信号を送信する制御信号送信手段を設けると
ともに、通話時における通話の方向性を判定する手段を
設け、この判定をもとに前記ドアホン子機の通話系を制
御することを特徴とする。
【0034】従って、ドアホン子機のマイクアンプゲイ
ン、スピーカアンプゲイン、電子シャッター制御値、A
GC制御値、セットアップ値、ホワイトクリップ値、ガ
ンマ値、測光領域値、或いはホワイトバランス値等の各
部の制御状態を示す信号はドアホン子機に設けた制御状
態信号送信手段を介してドアホン親機に伝送され、ドア
ホン親機側でドアホン子機の上記各部の制御状態を把握
することができる。
【0035】そして、ドアホン親機は制御信号送信手段
より、ドアホン子機の上記制御状態を示す信号を修正す
るための修正用の制御信号をドアホン子機に向けて送信
し、ドアホン親機側より、ドアホン子機の制御信号の制
御値を所望の制御状態の制御値に調整することができ
る。
【0036】また、本発明のテレビドアホン装置は、カ
メラ付きドアホン子機と伝送線で接続されたテレビモニ
ター付きドアホン親機から成るテレビドアホン装置にお
いて、上記ドアホン子機に、通話系及び映像系の制御状
態を示す信号と、上記ドアホン子機が設置された場所に
おけるその時点の周囲の環境に対応した信号とを対にし
た制御状態信号を上記ドアホン親機に送信する制御状態
信号送信手段を設け、上記ドアホン親機に、上記ドアホ
ン子機の通話系及び映像系の制御値を決定するための制
御信号を送信する制御信号送信手段を設け、ドアホン子
機の設置時に標準設定された該ドアホン子機の制御値
を、ドアホン子機の周囲の環境条件に対応した所望の制
御状態の制御値に調整できるようにしたことを特徴とす
る。
【0037】従って、ドアホン子機のマイクゲイン、ス
ピーカアンプゲイン、電子シャッター制御値、AGC制
御値、セットアップ値、ホワイトクリップ値、ガンマ
値、測光領域値、或いはホワイトバランス値等の各部の
制御状態を示す信号と、上記ドアホン子機が設置された
場所におけるその時点の周囲の環境に対応した周囲騒音
条件、被写体周囲の明暗条件、或いは映像信号における
高周波成分の平均値等を示す信号とを対にした制御状態
信号をドアホン子機に設けた制御状態信号送信手段を介
してドアホン親機に伝送する。
【0038】ドアホン親機側では、上記制御状態信号に
より、ドアホン子機が設置されているその時点の周囲の
環境を確認しながら制御信号送信手段より、上記制御状
態信号に含まれるドアホン子機の制御状態を示す信号を
修正するための制御信号を送信し、ドアホン親機側より
ドアホン子機の制御信号の制御値を所望の制御状態の制
御値に調整することができる。
【0039】また、本発明のテレビドアホン装置は、上
記のテレビドアホン装置において、上記制御状態信号を
記憶する不揮発性メモリを上記ドアホン親機或いはドア
ホン子機の少なくともいずれか一方に設け、ドアホン子
機の周囲の環境条件が実質的に同一であれば、ドアホン
子機を同一状態で制御できるようにしたことを特徴とす
る。
【0040】従って、ドアホン親機は、ドアホン子機か
らの制御状態信号を受けとり、ドアホン子機の各部の制
御状態を示す信号をその時点のドアホン子機の周囲環境
に応じて修正する制御信号をドアホン子機に送信する。
ドアホン親機、或いはドアホン子機は上記の修正する制
御信号によって、上記制御状態信号中の各部の制御状態
を示す信号を修正し、その時点のドアホン子機の周囲環
境に応じた信号と対にして、不揮発性メモリに記憶す
る。
【0041】その後、ドアホン子機の周囲の環境条件が
不揮発性メモリに記憶された条件と実質的に同一になる
と、この不揮発性メモリより、この環境条件に対応して
記憶されているドアホン子機の各部制御状態を示す信号
を読み出し、この信号によってドアホン子機の各部を制
御する。従って、ドアホン親機側より同一の修正を繰り
返し行う必要がなく、実質的に同一の環境条件では一度
ドアホン子機の制御信号を修正するとその後は自動的に
この値に設定することができる。
【0042】また、本発明のテレビドアホン装置は、上
記テレビドアホン装置において、上記通話系と映像系の
制御状態を示す信号として、少なくとも通話系の音声信
号の増幅利得を示す信号と、映像系の電子シャッター制
御値、AGC制御値、ガンマ値、ホワイトクリップ値、
ホワイトバランス値を示す信号を含み、ドアホン子機の
周囲の環境条件に対応する信号としては、少なくとも周
囲の騒音の値、被写体周囲の明暗の値及び映像信号にお
ける高周波成分の平均値を示す信号を含むことを特徴と
する。
【0043】従って、ドアホン子機の上記通話系及び映
像系の制御状態を示す信号をドアホン親機側より修正す
れば、通話系においては周囲の環境に応じた明瞭な音声
の授受を行わせることができるとともに、ドアホン子機
側におけるPOP音やハウリングの発生を防止すること
ができる。また、映像系ではドアホン子機が設置されて
いる周囲の環境条件に応じて再生画像の画質を向上させ
ることができ、逆光時の人物の確認を行い易くしたり、
照明器具による場合を含め照明光の色温度に合わせて色
の再現性を向上させることができる。
【0044】また、本発明のテレビドアホン装置は、上
記のテレビドアホン装置において、ドアホン親機とドア
ホン子機の接続は2線式の伝送線で行い、該伝送線にド
アホン親機よりドアホン子機に供給する電源を接続する
とともに、ドアホン子機からの音声信号、映像信号、制
御状態を示す信号及び周囲の環境条件を示す信号とドア
ホン親機からの音声信号及びドアホン子機の上記制御状
態を修正指示するための制御信号を重畳させるようにし
たことを特徴とする。
【0045】従って、ドアホン子機とドアホン親機は2
線式の伝送線で接続され、この伝送線にはドアホン親機
からドアホン子機への電源供給の他、音声信号、映像信
号とドアホン子機の各部の制御状態を示す信号及びこの
信号をドアホン親機より修正する制御信号と、ドアホン
子機が設置されている周囲の環境条件を示す信号が重畳
される。その結果、テレビドアホン装置を設置する場
合、従来より広く利用されている2線式の音声専用のイ
ンターホンの配線をそのまま利用することができ、付設
が容易になる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に詳細に説明する。図1は本発明の概要を説明する
ための図である。図1に示すように本発明のテレビドア
ホン装置は、宅内に設置されるテレビモニター付きのド
アホン親機Aと、屋外に設置されるカメラ付きのドアホ
ン子機Bより成り、上記ドアホン親機Aとドアホン子機
Bは2線式の伝送線X、Yで接続される。
【0047】この伝送線X、Yは、図1に示すように、
ドアホン親機Aからドアホン子機Bに電源を供給する電
源供給ラインになるとともに、ドアホン子機Bからドア
ホン親機Aへの映像信号(FMキャリヤ)、音声信号及
び周囲の環境条件やドアホン子機内部の制御状態を示す
制御状態信号が重畳して伝送される伝送ラインになり、
更には、ドアホン親機Aからドアホン子機Bへの音声信
号とドアホン子機の制御状態を変更させるための制御信
号が重畳して伝送される伝送ラインになる。
【0048】この場合、通話系音声アンプのゲインや、
映像系のAGCや、シャッタースピード等は、フィード
バックループにより制御出力を一定値に保つように制御
されているが、この一定値となる制御出力や、セットア
ップ値、ホワイトクリップ値等のプリセット値を制御値
と呼び、この制御値がいかなる値にあるかを示すものを
制御状態と呼ぶ。この制御状態を示す信号或いはこの制
御状態と外部の周囲騒音の大きさや、被写体周囲の明る
さなど、ドアホン子機Bの設置環境の条件を一対にした
信号を制御状態信号という(以下同じ)。
【0049】ドアホン親機Aとドアホン子機B間で伝送
線X、Yにより、上記制御状態信号及び制御信号を送受
信すると、ドアホン子機Bの設置状況や使用状況に応じ
て標準設定された制御状態を所望に変更することができ
る。この他、ドアホン子機Bから送信する制御状態信号
の中に映像信号の振幅の平均値に関する情報を信号とし
て含めると、ドアホン子機Bの撮像状態が順光、逆光の
いずれの状態にあっても常にドアホン親機Aのモニター
上の画像が見易い状態になるようドアホン子機Bを制御
することができる。
【0050】また、ドアホン親機Aから送信する制御信
号の中にドアホン子機Bのスピーカーアンプの電源制御
信号や、ドアホン親機内で通話の方向性を示す信号即
ち、ある時点での通話がドアホン子機Bからドアホン親
機Aへの通話であるか、ドアホン親機Aからドアホン子
機Bへの通話であるかを示す信号を送信し、この信号に
基づき通話の方向性を判定し、その判定結果により、必
要時以外のドアホン子機Bのスピーカーを作動させない
ように制御すると、スピーカーからのPOP音やドアホ
ン子機Bのスピーカーとマイクによるハウリングを防止
することができる。
【0051】映像系の制御も、上記通話系のスピーカー
アンプのゲイン制御と同様にして行われる。まず、宅内
にいる人がモニター画像を見ながらドアホン親機Aを操
作して例えばホワイトバランス値を使用している照明器
具の色温度に合わせて変更するよう指令する。この指令
は夜間に行われ、昼間か夜間かの判別はドアホン子機B
のシャッタースピードにより判別する。
【0052】変更指令とその時のシャッタースピードは
対になってドアホン親機Aまたはドアホン子機Bの不揮
発性メモリに記憶する。そして、上記不揮発性メモリに
書き込まれた情報は以降の制御にも使用されるので、夜
間は自動的にホワイトバランス値が、ドアホン子機Bの
設置場所近傍で使用されている照明器具の色温度に合わ
せたものに変更される。
【0053】また、同様の制御として、昼間における撮
像状態が順光状態か逆光状態かを判断し、逆光状態であ
ればその程度を判定して、映像系の制御値を変える制御
を行うことができる。順光状態か、逆光状態かの判定は
映像系回路において映像信号(輝度信号)の中で周波数
の高い成分の平均値の大きさに基づいて行うようにすれ
ばよい。
【0054】ドアホン子機B内部の通話系及び映像系の
制御状態をドアホン子機Bの屋外設置後、設置状況や使
用状況等に応じて変更する場合の制御を更に詳しく説明
する。先ず、ドアホン親機Aに対してドアホン子機Bの
制御状態をドアホン子機外部の騒音条件や、被写体条件
と合わせて制御状態信号として送信する。
【0055】通話系で言えば、例えば周囲騒音の大きさ
を示す信号と共にマイクアンプ、スピーカーアンプのゲ
インを示す信号を送信する。映像系では、被写体周囲の
明暗を表す信号と共に電子シャッター制御値、AGC制
御値、セットアップ制御値、ホワイトクリップ制御値、
ガンマ値、測光領域値、ホワイトバランス値を送信す
る。
【0056】映像系回路の電子シャッター制御と、AG
C制御は、被写体周囲の、明暗に応じて、それぞれ撮像
素子(CCD)からの光電変換出力と映像信号出力を設
定された測光領域における平均として一定値になるよう
に制御するものであるが、ここで言う電子シャッター制
御値とAGC制御値とは、上記の一定値を指している。
【0057】被写体周囲の明暗に応じ、電子シャッター
制御では、設定された測光領域において、光電変換出力
が一定になるよう、シャッタースピードが制御され、ま
た、AGC制御では映像信号出力が一定になるよう映像
回路のゲインが制御される。この場合、被写体周囲の明
暗を表す信号としては、例えば、ここで使用する電子シ
ャッターのスピードと映像回路のゲインを使うことがで
きる。
【0058】その他の映像系の制御状態を表す信号とし
て、セットアップ制御値、ホワイトクリップ制御値、ガ
ンマ値、測光領域値、ホワイトバランス値を挙げている
が、これらはそれぞれ映像系回路において以下に示す意
味を持つ。
【0059】セットアップ制御値は、映像信号出力の黒
レベルを決めるものであり、映像信号出力としての黒
を、セットアップ制御値を下げることで“濃い黒”とす
るか、セットアップ制御値を上げて灰色っぽい“薄い
黒”にするかを決める。ホワイトクリップ制御値は映像
信号出力の白レベルを決めるものであり、映像信号出力
としての白をホワイトクリップ制御値を上げて“濃い
白”とするか、ホワイトクリップ制御値を下げて灰色っ
ぽい“薄い白”にするかを決める。
【0060】ガンマ値は光電変換特性を決めるもので、
ガンマ値が1の時は入射光量対映像信号出力が比例関係
にあるが、この値が小さくなるにつれて入射光量が大き
い領域で映像信号出力が圧縮されてくる。測光領域値は
前述したように電子シャッター制御とAGC制御におけ
る制御の対象領域を示すもので、例えば、全面測光、画
面下半分測光、画面下1/3測光などが考えられる。
【0061】ドアホン子機Bを設置後、ある時点の撮像
状態が順光状態であれば、前述のセットアップ制御値を
下げ、ホワイトクリップ制御値を上げ、また、ガンマ値
は1に近く、測光領域は全面測光とするように制御した
方が各階調が再現されて見やすい画像となる。
【0062】逆に逆光状態であれば、前述のセットアッ
プ制御値を上げ、ホワイトクリップ制御値を下げ、ま
た、ガンマ値は0に近く、測光領域は画面下半分〜画面
下1/3とするように制御した方が白つぶれの画像には
なるが、訪問者など人の顔は判別できるようになる。
【0063】また、ホワイトバランス値は入力光の色温
度による影響があり、どの色温度の光でホワイトバラン
スを合わせるかによって、色の再現性に影響がでる。言
いかえれば、太陽光下、蛍光灯下、白熱灯下で色の見え
方が異なってくる。ドアホン子機Bを設置後、昼間は太
陽光下でのホワイトバランス値に、夜間はドアホン子機
Bの設置状況に応じて蛍光灯下または白熱灯下でのホワ
イトバランス値に切り換わるように制御すれば、色の再
現性をよくすることができる。
【0064】これらの通話系と映像系の各制御値は、ド
アホン親機A側からの制御により、ドアホン子機Bの設
置状況と使用状況により常に最適な値となるよう、以下
の手順で制御される。ドアホン子機Bの通話系と映像系
の各制御値及びその時点で置かれている周囲騒音条件と
被写体周囲の明暗条件を表す信号は、制御状態信号とし
てモニター又は通話によりドアホン子機Bの電源立ち上
げ以降にドアホン子機Bよりドアホン親機Aへ送信す
る。
【0065】周囲騒音条件は、呼出時、即ち通話時にお
いて、子機の呼出ボタンが押され、親機が応答するまで
の間でドアホン子機Bのスピーカーより音声が出力され
ない状態におけるマイク入力の平均的なレベルより判別
する。被写体周囲の明暗条件は前述したシャッタースピ
ードと映像回路のゲインにより判別する。被写体周囲の
明暗条件はモニター時及び通話時のいずれの場合におい
ても判別を行う。
【0066】ある時点で周囲の騒音が大きく、ドアホン
子機Bのスピーカー出力が小さい、即ち訪問者が聞き取
りにくいという反応を示すときは、宅内にいる人がドア
ホン親機Aを操作し、ドアホン子機Bのスピーカーアン
プのゲインを上げるよう指令する。スピーカーアンプの
ゲインを上げたため、ドアホン子機Bのマイクとスピー
カーによりハウリングしやすくなる場合は後述する。こ
の指令はドアホン親機Aよりドアホン子機Bへ制御信号
を送信することにより行う。
【0067】ドアホン子機Bは上記の制御信号を受信す
ると、スピーカーアンプのゲインを上げる制御を行う
が、この制御手順はドアホン子機B又はドアホン親機A
の不揮発性メモリに記憶され、以後周囲騒音が同程度の
大きさの時は宅内にいる人がドアホン親機Aを操作しな
くても、上記不揮発性メモリに記憶した情報に基づき、
自動的にスピーカーアンプのゲインを上げるように制御
される。
【0068】この制御で、制御情報がドアホン子機B側
の不揮発性メモリに記憶される仕様のときは、マイク入
力の平均的なレベルを検出してこのレベルによりスピー
カーアンプのゲインを変える制御を行う。制御情報がド
アホン親機A側に設けた不揮発性メモリに記憶される仕
様のときは、先ず、マイク入力の平均的なレベルを検出
後、それに対応する信号をドアホン親機Aに送信する。
【0069】次にドアホン親機Aはドアホン子機Bから
の上記信号を受信後、ドアホン子機Bに対し、スピーカ
ーアンプのゲインを変える制御信号を送信する。ドアホ
ン子機Bはドアホン親機Aから送信されてきた上記制御
信号に基づき、スピーカーアンプのゲインを変える。
【0070】また、昼間と夜間とで映像系回路の制御値
を変えた方がドアホン親機Aの画像として見やすくなる
場合は、昼間と夜間の判別手段として前述した被写体周
囲の明暗条件で例示したシャッタースピードを使うこと
ができる。シャッタースピードが高いときは昼間、シャ
ッタースピードが低いときは夜間と判定すれば、例えば
夜間ではガンマ値を下げて入射光量が小さい領域で映像
信号出力を大きくし、(逆に言えば、入射光量が大きい
領域で映像信号出力が圧縮される。)訪問者の顔を見や
すくしたり、夜間での照明に使われている照明器具(蛍
光灯または白熱灯)の色温度に合わせて、ホワイトバラ
ンス値を変えるなどの制御を行う。
【0071】また、蛍光灯そのものが測光領域内にくる
とシャッタースピードが高くなって50Hz地区ではフ
リッカーが発生するが、この対応として測光領域内に蛍
光灯が入らないように、夜間はこの測光領域を小さくす
るという制御を行うこともできる。
【0072】同様の制御としてシャッタースピードより
昼間と判定したとき、更にその時の撮像状態が順光状態
か、逆光状態か、また逆光状態であればその程度を判定
し、その結果に基づき映像系の制御状態を変更して逆光
であっても訪問者の顔を見やすくすることができる。順
光か逆光かの判定はドアホン子機B内の映像系回路で生
成される映像信号(輝度信号)の中で高周波成分の平均
値により行うことができる。
【0073】図2(a)に示すように順光状態であれば
映像信号(輝度信号)の中である程度高い周波数成分
(人の顔などに相当するもの)はaとして示すように大
きい、しかし逆光状態では、図2(b)に示すようにA
GC回路により測光領域全体として、映像信号(輝度信
号)を全周波数帯域にわたってその平均値が一定値とな
る様制御するため、人の顔の周囲が明るいと、全体とし
ては、映像系回路のゲインを下げるように動作する。
【0074】このため、図2(b)に示すように人の顔
の周囲の信号b2のレベルは高いが、人の顔などを示す
信号b1のレベルは小さくなり人の顔の画像は見づらく
なる。人の顔などを示す信号はある程度、高い周波数成
分をもっており、この平均値が小さくなればAGC制御
値(AGC回路が映像信号の平均値に対し、これを一定
値に保とうとする値)を上げるよう制御すれば、人の顔
の周囲など明るい部分は白とび状態になるが人の顔は見
やすくなる。
【0075】この制御はドアホン子機B側で周波数の高
い成分の平均値を求めこれを外部周囲条件として制御状
態信号の中に含め、この制御状態信号をドアホン親機A
側に伝送し、これに基づいてドアホン親機A側から伝送
される制御信号により行うようにしてもよいが、ドアホ
ン子機B内部で制御ループを形成してドアホン子機B単
体としてドアホン親機Aを介さず上記の制御を行うよう
にすることもできる。
【0076】次にドアホン親機Aよりドアホン子機Bへ
送信する制御信号の中にドアホン子機Bのスピーカーア
ンプの電源をON/OFFする制御信号をいれ、ドアホ
ン子機Bがこの信号により内部のスピーカーアンプの電
源をON/OFF制御するようにすれば、モニター時の
ように本来ドアホン子機Bからの音声出力を必要としな
いときは、ドアホン子機Bのスピーカーアンプの電源を
OFFのままにしておくことができる。これによりモニ
ター時には、不要なPOP音の発生を抑えることができ
るのでドアホン子機Bの周囲の人にドアホン子機Bがモ
ニター動作中であることを気付かれないようにすること
ができる。
【0077】また、前述したようにドアホン子機Bへの
制御信号の中には、ドアホン子機Bのスピーカーアンプ
とマイクアンプのゲインに関する信号が含まれている
が、この信号を利用して、ある時点での通話がドアホン
子機Bからドアホン親機Aへの音声伝送であるか、ドア
ホン親機Aからドアホン子機Bへの音声伝送であるかを
ドアホン親機A側で判定できれば、通話に十分なゲイン
を得ながらハウリングを防止することができる。
【0078】周囲騒音が大きいためドアホン子機Bのス
ピーカーアンプのゲインを上げると、場合によってはマ
イクとスピーカーによりハウリングが生じる。ドアホン
子機Bのスピーカーアンプのゲインを上げる必要がある
のはドアホン親機Aからドアホン子機Bへの音声伝送中
であるので、このときだけドアホン子機Bのスピーカー
アンプのゲインを上げ、逆にマイクアンプのゲインを下
げるよう指令する制御信号を音声信号と共にドアホン子
機Bへ伝送すればよい。
【0079】ドアホン子機Bからドアホン親機Aへの音
声伝送中は逆にドアホン子機Bのスピーカーアンプのゲ
インを下げ、マイクアンプのゲインを上げるよう指令す
る制御信号をドアホン子機Bに伝送すればよい。通話の
方向性をドアホン親機A側で判定するが、これはドアホ
ン親機Aにはハンドセットが備えられ、このため音声の
回り込みが少なく判定が容易で誤判定の可能性が少ない
からである。
【0080】次に本発明の実施形態を図3に示すブロッ
ク図と共に説明する。図3において、図6に示す従来技
術と対応する箇所には同一符号を付し、説明を省略す
る。図3において、ドアホン親機Aとドアホン子機Bを
接続する2本の伝送線X,Yには、ドアホン子機Bへの
供給電源、音声信号、映像信号(FMキャリヤ)以外に
ドアホン子機Bからドアホン親機Aへの制御状態信号と
ドアホン親機Aからドアホン子機Bへの制御信号が重畳
される。
【0081】これらは音声信号及び映像信号(FMキャ
リヤ)と周波数帯域が重ならないように選ばれた周波数
を用いて伝送される。制御状態信号と制御信号は互いに
その周波数が異なるようにしてもよいし、同一の周波数
を用いてもよい。両者の周波数が異なる場合には、両者
の同時伝送が可能となり伝送速度を早めることができ
る。ただし、伝送タイミングにある程度時間差をもたせ
て、要求→応答という形をとる必要はある。
【0082】図3に示す本実施形態は、単一の周波数4
0KHzを用いて伝送を行う場合の例であり、2本の伝
送線X,Yに伝送される信号の形は図4(a)のものと
する。勿論FM変調など他の信号形態で伝送することも
可能である。図4(a)は2本の伝送線X,Yを介して
ドアホン子機Bよりドアホン親機Aへ、またドアホン親
機Aよりドアホン子機Bへ伝送される制御状態信号また
は、制御信号を表す40KHzバースト波であるが、こ
の信号はドアホン親機A内の制御状態信号受信部38ま
たは、ドアホン子機B内の制御信号受信部31で図4
(b)のロジック信号の形に変換され、それぞれの制御
回路25或いは33に入力される。
【0083】また、逆に、図4(b)のロジック信号の
形でドアホン親機A内の制御回路25または、ドアホン
子機B内の制御回路33より出力された制御信号また制
御状態信号はそれぞれドアホン親機A内の制御信号送信
部39または、ドアホン子機B内の制御信号送信部32
で40KHzバースト波に変換され2本の伝送線X,Y
を介してドアホン親機Aよりドアホン子機Bへまたは、
ドアホン子機Bよりドアホン親機Aへ伝送される。
【0084】図5は本発明に用いる制御信号また制御状
態信号のデータフォーマットの一例である。最初のCは
このデータがドアホン親機Aからドアホン子機Bへの制
御信号であるか、ドアホン子機Bからドアホン親機Aへ
の制御状態信号であるかを示すものである。
【0085】A1〜A9は制御信号の場合はドアホン子
機B内部における通話系及び映像系の制御状態を変更し
ようとするときの変更後の制御状態(目標制御状態)を
表し、制御状態信号の場合は、ある時点でのドアホン子
機B内部における通話系及び映像系の制御状態を表す。
【0086】B1〜B3は制御状態信号の場合のみ含ま
れるもので、ある時点でドアホン子機Bが、置かれてい
る外部の条件を表すものである。B1〜B3はドアホン
子機Bの通話系及び映像系の入力手段、即ちマイク11
やCCD2によって入力した音声や撮像被写体に関する
信号を内部で、ドアホン子機Bの外部の条件として表せ
るように加工したものである。これらA1〜A9、B1
〜B3はデータ化され、それぞれ必要とするデータとし
てのきめ細かさによって異なるが、1〜3ビット割り当
てられる。
【0087】次に図3のブロック図において、制御状態
信号や制御信号の作られる過程を説明する。ドアホン子
機B内の制御回路33はある時点での通話系回路と映像
系回路の制御状態即ち、スピーカーアンプ7のゲイン、
マイクアンプ8のゲイン、及び映像信号処理回路3に対
する電子シャッター制御値、AGC制御値、セットアッ
プ制御値、ホワイトクリップ制御値、ガンマ値、測光領
域値、ホワイトバランス値の設定値を認識しており、こ
れを制御状態信号の伝送の必要なときに図5に示すデー
タフォーマットのA1〜A9としてデータ化して制御状
態信号送信部32へ出力する。
【0088】また、ドアホン子機B外部の条件として、
ここでは周囲騒音条件、被写体周囲の明暗条件及び映像
信号(輝度信号)の中で周波数の高い成分の平均値を表
すものの3つを用いているが、これは次のようにして図
5に示すデータフォーマットのB1〜B3としてデータ
化される。
【0089】まず、周囲騒音条件は来訪者が呼出ボタン
9を押した直後の呼出時において、マイク11からの入
力をマイクアンプ8で増幅し、これを平滑回路30で平
均化して、そのレベルの判定結果で表す。制御回路33
はマイク入力を平均化した信号jをA/D変換し、この
A/D変換後の値を伝送必要時に図5に示すデータフォ
ーマットのB1として出力する。
【0090】被写体周囲の明暗条件は、電子シャッター
制御において、映像信号処理回路3がCCD2に印加す
るシャッターパルスCを制御回路33にも入力し、制御
回路33がこの入力されたシャッターパルスCの印加時
間によりCCD2の露光時間を判定し、その結果で表
す。
【0091】CCD2の露光時間が短ければ被写体周囲
は明るく、露光時間が長ければ被写体周囲は暗いと考え
られ、この露光時間の判定結果に基づいた値を制御回路
33はA/D変換し、このA/D変換した値を伝送必要
時に図5に示すデータフォーマットのB2として出力す
る。
【0092】映像信号(輝度信号)の中で周波数の高い
成分の平均値を表す信号は、映像信号処理回路3よりA
GC制御後の輝度信号をHPF28に入力してその中の
高周波成分のみを抽出し、抽出した高周波成分を平滑回
路29で平均化して、そのレベルの判定結果で表す。制
御回路33は高周波の輝度成分を平均化した信号kをA
/D変換し、このA/D変換後の値を伝送必要時に図5
に示すフォーマットのB3として出力する。
【0093】または、上記の制御状態信号によりドアホ
ン子機自身を制御する場合、上記のA/D変換後の値に
基づいて、制御回路33は、映像信号処理回路3のAG
C制御値、ホワイトクリップ値、ガンマ値、測光領域値
を制御する。これは例えば高周波の輝度成分の平均値が
大きいときは順光、小さいときは逆光と考えられるの
で、後者の場合、高周波の輝度成分の平均値が大きくな
るように映像信号処理回路3を制御する。
【0094】上述するようにして得られたA1〜A9、
B1〜B3の制御状態信号は、インピーダンスアッパ5
を介し、更に伝送線X,Yを介してドアホン親機A側に
伝送される。宅内にいる使用者は実際にこのテレビドア
ホン装置を使用して屋外との通話、映像を確認し、その
状態を改善したい場合は、ドアホン親機A側に備えられ
ているキー41を操作して、上記A1〜A9の値を変更
し、ドアホン子機Bの制御状態を変えることができる。
【0095】キー41を操作することによってA1〜A
9の制御信号がドアホン子機B側に伝送され、これによ
ってドアホン子機B側の制御状態はドアホン親機Aが送
出したA1〜A9の値の制御状態に変更される。この
時、ドアホン親機Aはドアホン子機Bから伝送される設
置場所近傍の環境条件を示す信号B1〜B3の内容も認
識しており、A1〜A9の制御状態はその時点での上記
B1〜B3の内容に対応したものである。
【0096】即ち上記B1〜B3の内容に対応して上記
A1〜A9が定められるということでこれらのA1〜A
9、B1〜B3の内容はドアホン親機A又はドアホン子
機Bに内蔵された不揮発性メモリに記憶される。図3に
示す例では、上記の不揮発性メモリとして、ドアホン子
機B内にEEROM34を設けたものを示している。
【0097】このようにして、設置場所の環境条件を示
す信号B1〜B3に対応して、制御状態を示す信号A1
〜A9をメモリに記憶しておけば、ある時点でのB1〜
B3の内容で定められたA1〜A9の制御状態は別の時
点で同じB1〜B3の内容であれば自動的にA1〜A9
の制御状態にすることができる。但し、通話系のB1,
A1〜A2と映像系のB2〜B3,A3〜A9は別々に
比較制御され、また映像系で、2つの時点でB2〜B3
の内容が全く同一でなくても似かよっていると判断され
る場合は同一のA3〜A9の制御状態にすることもでき
る。
【0098】換言すると、ある時点で逆光のためAGC
制御値を上げるという制御状態が定めると、この時点で
のCCD2の露光時間及び高周波輝度成分の平均値が認
識され、別の時点で同じようなCCD2の露光時間及び
高周波成分の平均値が検出されると前の時点で定めた逆
光のためAGC制御値を上げるという制御状態が再現さ
れるということである。
【0099】通話系のA1とA2はそれぞれマイクアン
プ及びスピーカーアンプのゲインを表すが、これを用い
てドアホン子機B内のスピーカ10とマイク9によるハ
ウリングを防止する方法について次に説明する。
【0100】ドアホン親機A内のスピーカーアンプ19
の入力とマイクアンプ20の出力レベルがそれぞれ平滑
回路36、37により平均化され、そのレベルが制御回
路25においてA/D変換される。そのA/D変換され
た値に基いて、制御回路25はある時点での通話がドア
ホン子機Bからドアホン親機Aへの通話か、ドアホン親
機Aからドアホン子機Bへの通話かを判定する。
【0101】その判定結果に基づき、制御回路25は平
均化されたレベルを表わす信号hiにより、ドアホン子
機Bからドアホン親機Aへの通話の場合は、ドアホン子
機B内のマイクアンプ8のゲインを上げ、スピーカーア
ンプ7のゲインを下げるように、また、逆にドアホン親
機Aからドアホン子機Bへの通話の場合はマイクアンプ
8のゲインを下げ、スピーカーアンプ7のゲインを上げ
るように、制御信号A1、A2を出力する。
【0102】その結果、マイクアンプ8のゲインとスピ
ーカーアンプ7のゲインの掛け合わせたゲインがハウリ
ングを起さない範囲のゲインになるようにしながら、通
話に十分なそれぞれのゲインを得ることができる。
【0103】また、ドアホン親機A内のモニターボタン
27を押圧したモニター時は、通話を必要としない状態
であるので、この時はドアホン子機B内のスピーカーア
ンプ7のゲインを0にするような制御信号A2を送出す
る。ドアホン子機B内では、この制御信号A2=0によ
りスピーカーアンプ7の電源をトランジスタ35により
OFFする。これによりモニター時にはPOP音を全く
生じさせず、しかもハウリングの可能性を皆無にするこ
とができる。
【0104】次に、本発明の実施形態を示す。屋外に設
置されるドアホン子機と宅内に設置されるドアホン親機
からなるテレビドアホン装置において、以下の構成を備
えたものでもよい。
【0105】(1)ドアホン子機とドアホン親機との間
で通常行われる通信音声の送受信及び映像の送受信に加
えて上記ドアホン子機内部の通話系及び映像系の制御状
態を情報として知らせるための上記ドアホン子機からド
アホン親機への制御状態信号と上記ドアホン子機内部の
通話系及び映像系の制御状態を変更させるための上記ド
アホン親機からドアホン子機への制御信号の送信を行
い、両者間でのこの制御状態信号と制御信号の送受信の
結果、標準設定されたドアホン子機の通話系及び映像系
の制御状態を設置後、設置状況、使用状況に応じて変更
可能とする。
【0106】(2)また、上記(1)において、変更可
能となるドアホン子機内部の通話系及び映像系の制御状
態は、内部の不揮発性メモリに記憶され、ドアホン子機
の電源立ち上げ直後は常に最新の制御状態が再現される
と共に、ドアホン子機からドアホン親機へ送信される制
御状態信号には、単なるドアホン子機内部の制御状態を
表わす信号のみならず、ドアホン子機がその時点で置か
れている外部の条件(周囲騒音条件、被写体周囲の明暗
条件)を表わす信号も含むようにする。
【0107】(3)また、上記(1)において、ドアホ
ン親機からドアホン子機に送信する制御信号として、ド
アカメラへの電源立ち上げ直後より送信するドアホン子
機内部のスピーカー回路への電源制御信号を含み、通話
等必要時以外はドアホン子機内部のスピーカー回路への
電源供給を停止することにより、スピーカー回路の電源
のON/OFFに伴うPOP音の発生を必要時以外は防
止すると共に、ドアホン子機自体がもつスピーカーとマ
イクによるハウリングの可能性を必要時以外はなくすよ
うにする。
【0108】(4)また、上記(1)において、ドアホ
ン親機からドアホン子機へ送信する制御信号として、ド
アホン親機内部で音声レベルの判別を行い、現時点での
通話がドアホン親機からドアホン子機への音声伝送であ
るかドアホン子機からドアホン親機への音声伝送である
かを示す識別信号を含み、これによりドアホン親機から
ドアホン子機への音声伝送時は、ドアホン子機内部のス
ピーカー回路のゲインを上げてマイク回路のゲインを下
げ、ドアホン子機からドアホン親機への音声伝送時は、
スピーカー回路のゲインを下げてマイク回路のゲインを
上げるように制御し、ドアホン子機のスピーカーとマイ
クに対し、通話に十分なゲインを得ながら、スピーカー
とマイクによるハウリング発生防止のためのマージンを
高めるようにする。
【0109】(5)また、上記(1)(2)においてド
アホン子機がその時点で置かれている外部の条件の中の
映像に関するものとして、映像信号(輝度信号)の中で
周波数の高い成分の平均値を表わす信号を含み、ドアホ
ン親機側はこの周波数の高い成分の平均値を表わす信号
により、ドアホン子機がその時点で置かれている撮像状
態が、順光状態か逆光状態か、逆光状態であればその程
度を判定し、判定結果に基いてドアホン子機の映像系に
関する制御状態を変更させるようにする。
【0110】(6)また、上記(5)において、ドアホ
ン子機が検出する映像信号(輝度信号)の中で周波数の
高い成分の平均値に基づき、ドアホン子機内部で順光状
態か逆光状態か、逆光状態であればその程度を判別し、
その結果に基いてドアホン子機の映像系に関する制御状
態を自動的に変更するようにする。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テレビドアホン装置のドアホン子機内部の通話系及び映
像系回路において、標準設定として設置時に予め初期設
定されている制御状態をドアホン子機の設置後、設置状
況やドアホン子機外部の周囲の状況に合わせてユーザー
が使い易い最適の状態に自由に変更することができる。
【0112】また、変更した制御状態の内容はドアホン
子機又はドアホン親機に設けたメモリに記憶されるの
で、一旦変更した後は、常に上記の変更された制御状態
で制御され、ユーザーは周囲の状況が変わる毎に制御状
態を変更するための操作を行う必要がない。
【0113】また、この変更された制御状態は、その変
更した時点のドアホン子機外部の周囲の条件に対応して
不揮発性メモリに記憶されるので別の時点で変更した時
点のドアホン子機外部の周囲条件と同様の条件が再現さ
れると、制御状態も、その変更した時点の制御状態が再
現され、操作性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要の説明図。
【図2】本発明の動作説明図。
【図3】本発明の一実施形態のブロック図。
【図4】本発明に用いる制御状態信号の波形図。
【図5】本発明に用いる制御状態信号の伝送フォーマッ
ト図。
【図6】従来例のブロック図。
【符号の説明】
3 映像信号処理回路 7 スピーカーアンプ 8 マイクアンプ 10 スピーカー 11 マイク 15 映像信号処理回路 19 スピーカーアンプ 20 マイクアンプ 22 スピーカー 23 マイク 25 制御回路 28 HPF 29 平滑(平均化)回路 30 平滑(平均化)回路 31 制御信号受信部 32 制御状態信号送信部 33 制御回路 34 EEROM 36 平滑(平均化)回路 37 平滑(平均化)回路 38 制御状態信号受信部 39 制御信号送信部 A ドアホン親機 B ドアホン子機 X 伝送線 Y 伝送線

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ付きドアホン子機と伝送線で接続さ
    れたテレビモニター付きドアホン親機から成るテレビド
    アホン装置において、上記ドアホン子機に、通話系及び
    映像系の制御状態を示す信号を上記ドアホン親機に送信
    する制御状態信号送信手段を設け、上記ドアホン親機
    に、上記ドアホン子機の通話系及び映像系の制御値を設
    定するための制御信号を送信する制御信号送信手段を設
    るとともに、通話時における通話の方向性を判定する
    手段を設け、この判定をもとに前記ドアホン子機の通話
    系を制御することを特徴とするテレビドアホン装置。
  2. 【請求項2】 カメラ付きドアホン子機と伝送線で接続
    されたテレビモニター付きドアホン親機から成るテレビ
    ドアホン装置において、上記ドアホン子機に、通話系及
    び映像系の制御状態を示す信号と、上記ドアホン子機が
    設置された場所におけるその時点の周囲の環境条件に対
    応した信号とを対にした制御状態信号を上記ドアホン親
    機に送信する制御状態信号送信手段を設け、上記ドアホ
    ン親機に、上記ドアホン子機の通話系及び映像系の制御
    値を決定するための制御信号を送信する制御信号送信手
    段を設け、ドアホン子機の設置時に標準設定された該ド
    アホン子機の制御値を、ドアホン子機の周囲の環境条件
    に対応した所望の制御状態の制御値に調整できるように
    したことを特徴とするテレビドアホン装置。
  3. 【請求項3】 上記制御状態信号を記憶する不揮発性メ
    モリを上記ドアホン親機或いはドアホン子機の少なくと
    もいずれか一方に設け、ドアホン子機の周囲の環境条件
    が実質的に同一であれば、ドアホン子機を同一状態で制
    御できるようにしたことを特徴とする請求項2記載のテ
    レビドアホン装置。
  4. 【請求項4】 上記通話系と映像系の制御状態を示す信
    号としては、少なくとも通話系の音声信号の増幅利得を
    示す信号と、映像系の電子シャッター制御値、AGC制
    御値、ガンマ値、ホワイトクリップ値、ホワイトバラン
    ス値を示す信号を含み、ドアホン子機の周囲の環境条件
    に対応する信号としては、少なくとも周囲の騒音の値、
    被写体周囲の明暗の値及び映像信号における高周波成分
    の平均値を示す信号を含むことを特徴とする請求項2或
    いは3記載のテレビドアホン装置。
  5. 【請求項5】 ドアホン親機とドアホン子機の接続は2
    線式の伝送線で行い、該伝送線にドアホン親機よりドア
    ホン子機に供給する電源を接続するとともに、ドアホン
    子機からの音声信号、映像信号、制御状態を示す信号及
    び周囲の環境条件を示す信号とドアホン親機からの音声
    信号及びドアホン子機の上記制御状態を修正指示するた
    めの制御信号を重畳させるようにしたことを特徴とする
    請求項2乃至4記載のテレビドアホン装置。
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