JPH03140076A - テレビドアホン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、テレビドアホンに関し、特に子機側のカメ
ラで撮った映像を親機側で見ながら、子機と親機との間
で会話を行うテレビドアホンに関するものである。

［従来の技術］ 近年は、玄関先に設けられた子機と室内側に設けられた
親機とを伝送路で結び、音声でのやりとりを行って来訪
者を確認するドアホンが用いられている。しかし、最近
では、来訪者の音声だけでなく、容姿の確認も同時に行
えるテレビモニタ付きのテレビドアホンが普及しつつあ
る。

特に、変復調回路を用いて映像信号と音声信号とを多重
伝送を行うことによって、従来のドアホンの２線一対式
の伝送路をそのまま用いて設置することが可能である。

例えば、第２図は従来のテレビドアホンのブロツク図で
ある。

図において、テレビドアホンは子機（１）と親機（１０
）と、これらを結ぶ伝送路（１９）とで構成されている
。子機（１）側の撮像回路（２）は、カメラのレンズ（
３）を通った被写体からの入射光を絞り手段（２ａ）で
露光調整し、光を電気的な映像信号に変換する。

カメラ信号処理回路（４）は、撮像回路（２）からの映
像信号をモニタに表示可能な映像信号に処理する。

スピーカ（５）は親機（１０）からの音声信号を音声に
変えて発声し、マイク（６）は子機（１）側の音声を音
声信号に変える。

呼び出しボタン（７）は、子機（１）から親機（１０）
を呼び出してテレビドアホンを起動させるスイッチであ
る。変復調回路（８）は、子機（１）からの音声信号を
変調して伝送路（１９）に乗せるとともに、親機（１０
）側から伝送される音声信号を復調させて多重伝送を行
う。電源回路（９）は、子機（１）側の回路に必要な定
電圧電源を作り出す回路である。

他方、Ｈａｍ（１０）側のビデオインターフェース回路
（１１）は、多重伝送される信号から映像信号だけを抽
出して、モニタ（１２）に画像を表示する。操作スイッ
チ回路（１３）は、制御回路（１４）を操作して制御信
号を送る回路である。

変復調回路（１５）は、送受話器（１６）からの音声信
号を変調して伝送路に乗せるとともに、子機（１）から
伝送された音声信号を復調して送受話Ｗ（１６）から発
声させる。電源回路（１７）は、ＡＣアダプタ（１８）
からの電力を親機（１０）および子機（１）側の電源回
路（９）に供給するものである。

次に動作について説明する。

第２図に示すように、玄関に来訪者が来て子機（１）の
呼び出しボタン（７）を押すと、呼び出し信号が発せら
れ、その呼び出し信号が２線一対式の伝送路（２０）を
通って、親機（１０）の制御回路（１４）に伝えられる
。制御回路（１４）は、その呼び出し信号を受けると、
ＡＣアダプタ（１８）から電源回路（１７）を経て伝送
路（１９）上に電力を供給し、子機（１）側に送る。

子機（１）側の電源回路（９）は、供給された電力によ
って回路内に必要な定電圧電源を作り出す。

子機（１）の映像系および音声系の各回路は、この電源
により動作を開始する。

そこで、映像系において、レンズ（３）を通った被写体
からの光は、撮像回路（２）の絞り手段（２ａ）により
露光調整される。この露光調整は、次に述べるカメラ信
号処理回路（４）内に搭載された自動絞り機構によって
、画面全体の明るさの平均値が常に一定になるように絞
り手段（２ａ）が：Ａ整されている。

そして、露光調整された光は、撮像回路（２）内の固体
撮像素子上に投影されて、電気的な映像信号に変換され
る。これにより、その映像信号は、カメラ信号処理回路
（４）でモニタに表示可能な信号処理が施されて、伝送
路（１つ）に出力される。

親機（１０）側に伝送された映像信号は、ビデオインタ
ーフェース回路（１１）で映像信号だけを抽出してモニ
タ（１２）に表示する。

他方、音声系において、子機（１）のマイク（６）でと
らえられた音声は、音声信号に変換されて変復調回路（
８）で変調され、親機（１０）側に伝送される。親機（
１０）側では、変復調回路（１５）で元の音声信号に復
調され、送受話器（１６）のスピーカから音声が再生さ
れる。

逆に、親機（１０）の送受話器（１６）のマイクからの
音声は、変復調回路（１５）で変調されて子機（１）側
に伝送される。子機（１）側では、その音声信号を変復
調回路（８）によって復調してスピーカ（５）から再生
される。

なお、親機（１０）側の制御回路（１４）に接続された
従来の操作スイッチ回路（１３）は、複数台の子機（１
）を親機（１０）に接続した際の切り換えスイッチ等に
使用されている。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のように従来のテレビドアホンは、子機の撮像回路
の絞り手段をカメラ信号処理回路に搭載された自動絞り
機構によって、人がその都度絞り調整をすることなく、
平均的な明るさの画像が得られていた。

ところが、この自動絞り機構は、画面全体の明るさの平
均値をとって、この値が常に一定となるように絞り調整
を行っている。このため、被写体の背後から照明される
逆光時には、人物の顔などの被写体が暗くなって見えに
くくなるという問題点がある。

また、従来はこのような逆光状態を避けるため、子機の
設置場所がある程度限定されてしまうという問題点があ
る。

本発明は、上記のような問題点を解消することを課題と
してなされたもので、子機側のカメラの絞り調整が適切
でない場合に、カメラのモニタ画面を見ながら親機側か
ら絞り調整が行えるとともに、子機の設置場所が限定さ
れないテレビドアホンを提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するために、本発明に係るテレビドアホ
ンは、制御回路からの制御信号により、絞り制御信号を
伝送路へ送出する絞り制御信号送出回路を親機側に備え
、前記絞り制御信号送出回路から送出された絞り制御信
号を受信し、その絞り制御信号に従って前記撮像回路の
絞り手段の絞りを調整するカメラ絞り制御回路を子機側
に備えたことを特徴とする。

［作用］ 上記手段によるテレビドアホンによれば、親機側の絞り
制御信号送出回路から絞り制御信号を子機側へ送出し、
その絞り制御信号に従って子機側のカメラ絞り制御回路
が撮像回路の絞り手段の絞りを調整する。このため、親
機側に居ながらモニタ画面を見て子機側のカメラの絞り
を適宜′５！Ｊ整することができる。

［実施例］ 以下図面に基づいて、本発明に係るテレビドアホンの好
適な実施例について説明する。

′ｍ１図は本発明の一実施例に係るテレビドアホンのブ
ロック図である。

本実施例のテレビドアホンは、第１図に示されるように
、子機（１）と親機（１０）と、これらを結ぶ伝送路（
１９）とで構成されている。そして、子機および親機は
、映像系と音声系の回路に分けられる。

子機（１）側の映像系における撮像回路（２）は、カメ
ラのレンズ（３）を通った被写体からの入射光を絞り手
段（２ａ）により露光調整し、電気的な映像１３号に変
換する。カメラ信号処理回路（４）は、撮像回路（２）
からの映像信号をブラウン管（ＣＲＴ）などに表示可能
な映像信号に処理する。

子機（１）側の音声系は、親機（１０）からの音声信号
を音声に変えて発声するスピーカ（５）と、子機（１）
側からの音声を音声信号に変えるマイク（６）とを備え
、２線一対式の伝送路（１９）上を多重伝送するための
変復調回路（８）に接続されている。変復調回路（８）
は、子機（１）からの音声信号を変調して伝送路（１９
）に乗せるとともに、親機（１０）側から伝送される音
声信号を復調させて、映像信号とともに多重伝送を行う
。

呼び出しボタン（７）は、子機（１）側から親機（１０
）側を呼び出してテレビドアホンを起動させるスイッチ
である。子機の電源は、２線一対式の伝送路（１９）を
使って親機（１０）側から供給され、電源回路（９）で
子機（１）側の回路に必要な定電圧電源が作り出される
。

親Ｊｌｌ（１０）側の映像系は、伝送路（１９）に接続
されたビデオインターフェース回路（１１）が、多重伝
送された信号の中から映像信号だけを抽出して、ブラウ
ン管（ＣＲＴ）あるいは液晶のモニタ（１２）に画像表
示する。

親機（１０）側の音声系は、伝送路（１９）から変復調
回路（１５）を介して送受話器（１６）に接続されてい
る。その変復調回路（１５）は、送受話器（１６）から
の音声信号を変調して伝送路に乗せるとともに、子機か
ら伝送された音声信号を復調して送受話器（１６）から
発声する。

親機（１０）の電源は、ＡＣアダプタ（１８）から電源
回路（１７）を経て供給され、２線一対式の伝送路（１
９）を使って子機（１）にも供給される。

本実施例において特徴的な構成は、親機（１０）側の制
御回路（１４）と伝送路（１９）との間に、子機（１）
側の絞り手段（２ａ）を制御する絞り制御信号を送出す
る絞り制御信号送出回路（２１）を鍮えている。この実
施例の絞り制御信号送出回路（２１）は、多重伝送が可
能なように絞り制御信号を変調する変調回路を内蔵して
いる。

また、子機（１）側には、伝送路（１９）と撮像回路（
２）との間に、親機（１０）から伝送された絞り制御信
号に従って撮像回路（２）の絞り手段（２ａ）の絞りを
調整するカメラ絞り制御回路（２０）を備えている。こ
の実施例のカメラ絞り制御回路（２０）は、変調された
絞り制御信号を復調させる復調回路を内蔵している。

さらに、本実施例の操作スイッチ回路（１３）には、絞
り調整用のスイッチが設けられている。

そして、このスイッチを操作することにより、絞り制御
信号送出回路（２１）から手動の絞り調整を行う絞り制
御信号および、手動の絞り制御を解除する絞り解除信号
とを選択的に送出することかできる。

次に、本実施例の動作について説明する。なお、音声系
についての動作は従来例と同様であるので重複説明を省
略し、映像系の動作について以下説明する。

第１図に示すように、テレビドアホンを設置した玄関に
来訪者が来て子機（１）の呼び出しボタン（７）を押す
と、呼び出し信号が発せられる。

この呼び出し信号は、２線一対式の伝送路（１つ）を通
って、親機（ｌＯ）側０）　’ＪｒＱ　ｇａ回路（１４
）ｌ、：伝えられる。制御回路（１４）は、その呼び出
し信号を受けると、ＡＣアダプタ（１８）から電源回路
（１７）を経て伝送路（１９）上に電力を供給し、子ａ
ｌ　（１）側へ送る。子機（１）側では、親機（１０）
からの供給電力を電源回路（９）により、回路内に必要
な定電圧電源を作り出す。子機（１）の映像系および音
声系の各回路は、この７１：ｉ源が供給されて動作を開
始する。

子機の映像系において、レンズ（３）を通った光は、通
常状態では従来と同様１こカメラ信号処理回路（４）の
自動絞り機構によって自動露光調整される。

ところが、親機（］０）側で自動露光調整された映像を
モニタ（１２）で見ていて、逆光により来訪者の顔が暗
く映るような場合がある。この場合には、モニタ（１２
）を見ながら操作スイッチ回路（１３）の絞り調整用の
スイッチを操作して制御回路（１４）から絞り制御信号
送出回路（２１）に制御信号を送る。そして、絞り制御
信号送出回路（２１）では、音声信号用のキャリア周波
数および映像信号周波数以外の周波数帯のキャリア周波
数で絞り制御信号を変調し、伝送路（１つ）に乗せるこ
とにより、２線一対式の伝送路を使って子機（１）側に
絞り制御信号を伝送することができる。

子機（１）側のカメラ絞り制御回路（２０）では、その
ｆ調された絞り制御信号を受信して復調し、絞り制御信
号の内容に従って撮像回路（２）の絞り手段（２ａ）の
絞りを変動させる。この絞りの変動により、カメラの入
射光を調整して逆光時でも人物の顔が適切な明るさで映
るように露光調整する。露光調整された画像は、撮像回
路（２）からカメラ信号処理回路（４）を経て、親機（
１０）側のビデオインターフェース回路（１１）からモ
ニタ（１２）に逐次表示されるため、親機側から調整具
合を確認することができる。なお、絞りの手動調整時に
は、カメラ信号処理回路（４）の自動絞り機構は作動し
ない。

次に、逆光状態が解消されて手動での絞り調整が不要に
なった場合は、操作スイッチ回路（１３）を操作して、
絞り制御信号送出回路（２１）に制御信号を送り、手動
の絞り制御を解除する絞り解除信号を子機（１）側に送
出する。この絞り解除信号により、カメラ絞り制御回路
（２０）の手動絞り調整を解除して、再びカメラ信号処
理回路（４）の自動絞り機構を働かせる。このため、通
常時には自動露光調整により、カメラの絞りを調整する
必要がない。

以上述べたように、本実施例のテレビドアホンは、従来
の自動絞り機構による露光調整では調整不可能な逆光時
などに、親機側から手動露光調整が行えるため、適切な
映像が得られ、より視認性が向上した。さらに、子機側
が逆光状態に置かれても、露光調整によりテレビドアホ
ンの使用が可能であるため、子機の設置場所が限定され
ない。

なお、上記実施例では、手動の露光調整を行う絞り手段
（２ａ）にカメラの絞りを使った場合で説明したが、絞
り手段（２ａ）にカメラのシャッタを使ってもよく、シ
ャッタスピードを制御することによって露光調整を行う
ことができる。この場合も上記実施例と同様の効果を奏
する。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明に係るテレビドアホンは、
親機側のモニタを見ながら容易に子機側のカメラの露光
調整が適切に行えるため、逆光等の状況下においても来
訪者の容姿を正確に写し出すことが可能になった。

また、子機側のカメラは、露光調整によって種々の状況
下で使うことができるため、子機の設置場所が限定され
ないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るテレビドアホンのブロ
ック図、第２図は従来のテレビドアホンのブロック図で
ある。 第１図において、（１）は子機、（２）は撮像回路、（
２ａ）は絞り手段、（３）はレンズ、（４）はカメラ信
号処理回路、（５）はスピーカ、（６）はマイク、（７
）は呼び出しボタン、（８）は変復調回路、（９）は電
源回路、（１０）は親機、（１１）はビデオインターフ
ェース回路、（１２）はモニタ、（１３）は操作スイッ
チ回路、（１４）は制御回路、（１５）は変復調回路、
（１６）は送受話器、（１７）は電源回路、（１８）は
ＡＣアダプタ、（１９）は伝送路、（２０）はカメラ絞
り制御回路、（２１）は絞り制御信号送出回路である。 なお、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被写体からの光をレンズを通して取り入れ、絞り手段に
   よって露光調整を行い、映像信号に変換する撮像回路を
   有する子機と、 該子機からの映像信号を映像化してモニタに表示するビ
   デオインターフェース回路と、各回路を動作させるため
   の制御信号を送受する制御回路と、該制御回路を操作す
   る操作スイッチ手段とを有する親機とが伝送路で接続さ
   れたテレビドアホンにおいて、 前記制御回路からの制御信号により、絞り制御信号を伝
   送路へ送出する絞り制御信号送出回路を親機側に備え、 前記絞り制御信号送出回路から送出された絞り制御信号
   を受信し、該絞り制御信号に従って前記撮像回路の絞り
   手段の絞りを調整するカメラ絞り制御回路を子機側に備
   え、前記子機側の絞り手段を親機側の操作スイッチ手段
   により露光調整することを特徴とするテレビドアホン。