JP3281304B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP3281304B2
JP3281304B2 JP32930897A JP32930897A JP3281304B2 JP 3281304 B2 JP3281304 B2 JP 3281304B2 JP 32930897 A JP32930897 A JP 32930897A JP 32930897 A JP32930897 A JP 32930897A JP 3281304 B2 JP3281304 B2 JP 3281304B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミック型R
AM(DRAM)セルを集積・配置した半導体集積回路
装置に係わり、特にワード線とビット線間の容量結合に
起因するノイズによりメモリセルのデータ保持特性が劣
化することを防止するためのメモリセル並びにワード線
駆動回路の配置法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOS型半導体記憶装置のうちDRAM
は、これを構成するメモリセルが比較的簡素なため、最
も高集積化が進んでいる。この様な高集積化の背景に
は、微細加工技術の進歩が挙げられる。その一方で、微
細化が進むと各配線間の容量結合が強くなり信号線間の
干渉雑音が増大する傾向にある。この干渉雑音の低減が
高密度・高速DRAM実現の鍵となってきている。
【0003】このような信号線間の干渉雑音のひとつと
してワード線とビット線間の容量結合に起因するノイズ
がある。以下にこれを詳細に説明する。
【0004】図11はDRAMのメモリセルアレイの等
価回路図である。
【0005】現在主流になっている折り返し型ビット線
(Folded Bitline)方式の場合、図11
に示すように、ワード線WL(WL0〜WL7)とビッ
ト線BL(bBL0〜bBL2、BL0〜BL1)の全
交点にメモリセルMを配置するのではなく、例えばその
半分にメモリセルMを配置する方式を取る。さらに、ビ
ット線BLとメモリセルMのスイッチングトランジスタ
STの接続部は、隣接した2つのメモリセルMに対して
共有化することが一般的である。
【0006】このようなメモリアレイ構成を持つ折り返
しビット線方式の場合、ワード線WLとビット線BLと
の結合容量として、メモリセルMが配置された交点での
結合容量CWB1とメモリセルMが配置されない交点で
の結合容量CWB2との2種類が存在する。これらの結
合容量CWB1と結合容量CWB2とは、互いに異なっ
ている。
【0007】特に素子が微細化され、ワード線ピッチが
最少加工寸法に近くなると、ビット線BLとメモリセル
MのスイッチングトランジスタSTの拡散層領域との接
続部(ビット線コンタクト)には、セルフ・アライン技
術が必須となる。これを、図12に示す。
【0008】図12はメモリセルアレイのビット線に沿
った断面を示す断面図である。なお、メモリセルMとし
て、トレンチキャパシタ型のものを例示する。
【0009】セルフ・アライン技術とは、図12に示す
ように、スイッチングトランジスタSTのゲート電極
(ワード線WL)を覆うようにSiN膜121を形成
し、このSiN膜121をビット線BLとゲート電極の
側壁とを絶縁する絶縁膜として、ビット線コンタクト1
22をゲート電極に対して自己整合的に開口する技術で
ある。なお、ゲート電極はワード線WLとして機能する
導電膜123とこの導電膜123上に形成された絶縁膜
(SiO2)124との積層構造とされ、ゲート電極の
上面は、この絶縁膜124によりビット線BLと絶縁さ
れる。
【0010】このようなセルフ・アライン技術を用いる
ことで、ビット線コンタクトとゲート電極との合わせ余
裕が不要となる分、セルサイズの縮少に大きく寄与す
る。但し、ビット線BLとワード線WLの間には比較的
誘電率が高く、かつ薄いSiN膜121によって電気的
に分離された構造となるため、ビット線コンタクト12
2の部分におけるワード線−ビット線間結合容量CBW
1は著しく大きくなる。一方、メモリセルMが配置され
ない部分におけるビット線BLとワード線WLとの交点
においては、ビット線コンタクトの形成が不要なため、
ビット線BLとワード線WLとの間には、厚いSiO2
膜が介在するだけであり、この部分におけるワード線−
ビット線間結合容量CBW2は比較的小さい。
【0011】このように結合容量CBW1と結合容量C
BW2とのバランスは、高集積化に伴う微細化技術の進
展によって、ますます崩れてくる。
【0012】このようなワード線WLとビット線BLと
の交点位置による結合容量のアンバランスは、折り返し
ビット線の採用にも関わらず、DRAMの動作時におけ
るビット線BLの電位変化により非活性ワード線へのノ
イズが相殺されない現象を招く。これを図13を用いて
説明する。
【0013】図13は、従来のDRAMのアレイ構成図
である。
【0014】図13には、メモリセルMが折り返しビッ
ト線方式で配置されたメモリセルアレイ131と、メモ
リセルMからの信号を検知・増幅するセンスアンプS/
Aと、メモリセルMを選択するために特定のワード線W
L(WL0〜WL7)を活性化させるワード線駆動回路
WDRVが模式的に示されている。なお、図中○(白丸
印)はスイッチングトランジスタを含むメモリセルM
を、図中の□(白四角印)はビット線コンタクトを示し
ている。さらに、センスアンプS/A並びにワード線駆
動回路WDRVは、これら回路のレイアウトピッチを緩
和させる目的でメモリセルアレイ131の両端に配置さ
れている。メモリセルアレイ両端に配置されたセンスア
ンプS/Aにはビット線BL(bBL0〜bBL3、B
L0〜BL3)が2本おきに、ワード線駆動回路WDR
Vにはワード線WL(WL0〜WL7)が2本おきに接
続されている。
【0015】図14は、従来のDRAMの動作を示すタ
イミング図である。図15は、従来のセンス時における
メモリセルアレイの状態を示す図、図16は従来のプリ
チャージ時におけるメモリセルアレイの状態を示す図で
ある。
【0016】図13に示すアレイ構成において、図14
に示すように、ローアドレスストローブ信号bRASが
低レベルに遷移しDRAMが活性化されると、外部アド
レスが取り込まれ、特定のワード線が活性化される。
【0017】今、仮に図15に示すように、ワード線W
L2が活性化されたとし、さらにワード線WL2に接続
される全てのメモリセルMの記憶データとして”1”が
読み出されたとする。その場合、ビット線BL0〜BL
3には、メモリセルMの記憶データとして微少電位が読
み出され、その結果、ビット線BL0〜BL3それぞれ
の電位が若干ながら上昇する。これに続いてセンスアン
プS/Aが活性化されると、この微少電位が検知・増幅
され、その結果、ビット線BL0〜BL3それぞれの電
位が、高電位として例えば電源電位まで充電される。
【0018】一方、ビット線bBL0〜bBL3それぞ
れの電位は、低電位として例えば接地電位まで放電され
る。この時、非活性状態にある全てのワード線WL0〜
WL1、WL3〜WL7には、ビット線の充放電に伴い
ワード線−ビット線間の容量結合により干渉ノイズが発
生する。この時、前述した結合容量CBW1と結合容量
CBW2が同一容量であれば、非活性ワード線には相補
的なノイズが発生することになり、見かけ上非活性ワー
ド線にはノイズが発生しないことになる。
【0019】しかしながら、結合容量CBW1と結合容
量CBW2に容量的な違いが存在すると、図15に示す
ように、非活性ワード線WL3、WL6、WL7には接
地電位から電位が上昇する、いわゆる正方向ノイズが、
非活性ワード線WL0、WL1、WL4、WL5には接
地電位から電位が降下する、いわゆる負方向ノイズがそ
れぞれ発生してしまう。
【0020】図17は、ワード線駆動回路WDRVの一
回路例を示す回路図である。
【0021】上記のノイズは、図17に示すワード線駆
動回路WDRV内のノイズキラートランジスタ(Q1)
により接地電源線VSSへ最終的には吸収されるが、ワ
ード線の抵抗が完全に零でないため、ワード線系で決定
される所定の時定数の間、非活性ワード線の電位が変動
することになる。これらのノイズうち、特に正方向ノイ
ズはメモリセルMのスイッチングトランジスタSTのソ
ースードレイン間に流れるリーク電流を増加させ、その
結果、メモリセルMのデータ保持特性を悪化させること
になる。
【0022】この正方向ノイズは、選択ワード線に接続
される全てのセルから同一データが読み出される場合
(すなわち図15に示したように全セルが”1”読み出
しか、あるいはこの逆で全セルが”0”読み出しの場合
に相当)が最も大きくなり、結果的にセルのデータ保持
特性から見ればこれが最悪条件になる。
【0023】さらに問題となるのは、メモリセルMとワ
ード線駆動回路WDRVが、例えば図15に示す形で配
置されている場合である。具体的には、ビット線コンタ
クトを共有する2つのセルのワード線がそれぞれ同一方
向のワード線駆動回路WDRVから駆動されるような配
置の場合である。
【0024】図15に示すように、例えば選択されたワ
ード線に接続された全てのセルが”1”読み出しの場
合、メモリセルアレイ131の上部に配置されたワード
線駆動回路群(WDRV UPPER)には全て負方向
ノイズが、メモリセルアレイ131の下部に配置された
ワード線駆動回路群(WDRV LOWER)には全て
正方向ノイズが発生する。
【0025】一般に、ワード線駆動回路WDRVの接地
電源線VSSは、上部に配置されたワード線駆動回路群
(WDRV UPPER)で共有化されるローカルな接
地電源線(VSS UPPER)と、下部に配置された
ワード線駆動回路群(WDRV LOWER)で共有化
されるローカルな接地電源線(VSS LOWER)と
に分割される。このため、ある有限な接地電源線抵抗
(RVSS)が存在し、この影響で非活性ワード線に発
生したノイズが幹となる接地電源線(VSS LIN
E)へ吸収されるまでの間、AC的なノイズが局所的に
発生する。
【0026】即ちローカルな接地電源線(VSS UP
PER)およびローカルな接地電源線(VSS LOW
ER)には、非活性ワード線に発生したノイズが幹とな
る接地電源線(VSS LINE)へ吸収される時間に
おいて、それぞれ大きな逆方向の電源ノイズが発生する
ことになる。このうち、特に正方向ノイズが発生したワ
ード線に接続されるワード線駆動回路群(WDRV L
OWER)に接続されるローカルな接地電源線(VSS
LOWER)には、局所的に大きな正方向の電位変動
が発生する。このため、ワード線駆動回路群(WDRV
LOWER)に接続されるワード線に接続されたメモ
リセルMのデータ保持特性が著しく劣化してしまうとい
う問題点がある。
【0027】なお、メモリセルアレイ131上部のロー
カルな接地電源線(VSS UPPER)には、負方向
ノイズが発生するが、これは、データ保持特性の劣化に
直接に結びつかない。
【0028】また、ローアドレスストローブ信号bRA
Sが、高レベルへ遷移しDRAMがプリチャージ状態に
なった場合、電源電位・接地電位まで充放電されたビッ
ト線はイコライズされる。この際にも先程のセンス動作
に伴うと同様のノイズが発生する。これを図16に示
す。
【0029】このプリチャージ時のノイズは、メモリセ
ルアレイ131上部側のワード線駆動回路群(WDRV
UPPER)により駆動されるワード線WL0,WL
1、WL4、WL5に接続されたメモリセルMのデータ
保持特性を劣化させる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、微細素
子を集積した高密度DRAMにおいては、ワード線とビ
ット線間の容量結合により非活性ワード線に発生するノ
イズにアンバランスが生じ、このノイズが接地電源線へ
吸収される際に局所的に大きな接地電源線ノイズを誘起
させ、これが原因でメモリセルのデータ保持特性が劣化
するという問題点がある。
【0031】この発明は上記の事情に鑑みて為されたも
ので、データを記憶するメモリセルを有し、このメモリ
セルの、接地電源線ノイズに起因したデータ保持特性の
劣化を抑制できる半導体集積回路装置を提供することを
目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1態様に係る半導体集積回路装置は、
第1のビット線及びこの第1のビット線に並行する第2
のビット線を含む折り返し型ビット線、前記第1のビッ
ト線に接続され、この第1のビット線に対するコンタク
トを共有する二つのメモリセルを含む複数のメモリセル
群、前記第2のビット線に接続され、この第2のビット
線に対するコンタクトを共有する二つのメモリセルを含
む複数のメモリセル群、及びn本のワード線が配置され
たメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの一端側
に配置された複数の第1のワード線駆動回路と、前記メ
モリセルアレイの一端に相対する他端側に配置された複
数の第2のワード線駆動回路とを具備する。そして、前
記n本のワード線をそれぞれ、前記メモリセルアレイの
一端側及び前記他端側に2本おきに交互に引き出して前
記第1、第2のワード線駆動回路に接続し、前記コンタ
クトを共有する二つのメモリセルに接続されたワード線
はそれぞれ、前記一端側と前記他端側とに引き出す。ま
た、この発明の第2態様に係る半導体集積回路装置は、
第1のビット線及びこの第1のビット線に並行する第2
のビット線を含む折り返し型ビット線、前記第1のビッ
ト線に接続され、この第1のビット線に対するコンタク
トを共有する二つのメモリセルを含む複数のメモリセル
群、前記第2のビット線に接続され、この第2のビット
線に対するコンタクトを共有する二つのメモリセルを含
む複数のメモリセル群、及びn本のワード線が配置され
たメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの一端側
に配置された複数の第1のワード線駆動回路と、前記メ
モリセルアレイの一端に相対する他端側に配置された複
数の第2のワード線駆動回路とを具備する。そして、前
記n本のワード線のうち、4の倍数−3本目及び4の倍
数本目に対応するワード線を前記メモリセルアレイの一
端側に引き出して前記第1のワード線駆動回路に接続
し、前記n本のワード線のうち、4の倍数−2本目及び
4の倍数−1本目に対応するワード線を前記メモリセル
アレイの他端側に引き出して前記第2のワード線駆動回
路に接続し、前記コンタクトを共有する二つのメモリセ
ルに接続されたワード線をそれぞれ、前記一端側と前記
他端側 とに引き出す。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】上記構成を有する半導体集積回路装置によ
れば、折り返し型ビット線方式を採用したメモリセルア
レイにおけるワード線とビット線との各交点での容量結
合のバランスが崩れてきても、1本のビット線に接続さ
れた全メモリセルのワード線を2組に分け、それぞれを
メモリセルアレイの両端に配置したワード線駆動回路に
接続することで、ワード線駆動回路群の接地電源線でこ
れら容量値の違いに起因するワード線へのノイズを相殺
できる。これにより、ワード線駆動回路群の接地電源線
のAC的な揺れを最小限に抑制できる。よって、データ
を記憶するメモリセルを有し、このメモリセルの、接地
電源線ノイズに起因したデータ保持特性の劣化を抑制す
ることができる。
【0040】また、前記ワード線駆動回路は、前記メモ
リセルアレイの両端にそれぞれ、前記ワード線の2本分
の幅を有して配置されていることを特徴としている。
【0041】このような半導体集積回路装置によれば、
ワード線駆動回路をメモリセルアレイの両端にそれぞ
れ、ワード線2本分の幅を有して配置することで、半導
体集積回路チップ上から、回路として機能しない無効領
域を削減でき、限られた面積を持つチップ内に、より高
密度にワード線駆動回路を集積できる。
【0042】また、前記ビット線と前記メモリセルとの
コンタクトは、セルフ・アラインコンタクトであること
を特徴としている。
【0043】このような半導体集積回路装置によれば、
ビット線とメモリセルとのコンタクト部におけるワード
線とビット線との間の容量が極めて大きくなる可能性が
あり、ビット線の電位の上昇/下降に伴ってワード線の
ノイズが乗りやすい構造となる。このような構造におい
て、この発明は特に有効である。
【0044】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1は、この
発明の第1の実施形態に係るDRAMのアレイ構成図で
ある。
【0045】図1に示すように、メモリセルアレイ1の
両端にセンスアンプS/Aがビット線BL2本おきに、
並びにワード線駆動回路WDRVがワード線が2本おき
にそれぞれ配置されている。
【0046】従来例と異なるところは、メモリセルアレ
イ1の両端に配置されたワード線駆動回路WDRVの配
置である。
【0047】具体的にはビット線コンタクト2を共有す
る2つのメモリセルMのワード線WL(例えばワード線
WL0とWL1)それぞれが、メモリセルアレイ1の両
端から駆動されるようにワード線駆動回路WDRVを配
置する。
【0048】即ち、従来例では図13のアレイ構成図に
示したように、1本のビット線BL(例えばビット線B
L0)に接続されるメモリセルMに接続されるワード線
WL(WL2、WL3、WL6、WL7)の全てが、メ
モリセルアレイ1の下部に配置されたワード線駆動回路
群(WDRV LOWER)に接続される。
【0049】これに対して、第1の実施形態では、図1
に示すように、1本のビット線BL、例えばビット線B
L0に接続されるメモリセルMに接続されるワード線L
2、WL3、WL6、WL7が、ワード線WL2、WL
6から構成される第1のグループと、ワード線WL3、
WL7から構成される第2のグループとに2分され、第
1のグループがメモリセルアレイ1の下部に配置された
ワード線駆動回路群(WDRV LOWER)に接続さ
れ、第2のグループがメモリセルアレイ1の上部に配置
されたワード線駆動回路群(WDRV UPPER)に
接続される。
【0050】ここで、ワード線駆動回路群(WDRV
LOWER)に含まれるワード線駆動回路WDRVはそ
れぞれローカルな接地電源線(VSS LOWER)に
接続され、ワード線駆動回路群(WDRV UPPE
R)に含まれるワード線駆動回路WDRVはそれぞれロ
ーカルな接地電源線(VSS UPPER)に接続され
る。接地電源線(VSS LOWER)および接地電源
線(VSS UPPER)はそれぞれ、幹となる接地電
源線(VSS LINE)に接続される。
【0051】なお、図中の抵抗RVSSは、接地電源線
(VSS LOWER)、接地電源線(VSS UPP
ER)および接地電源線(VSS LINE)それぞれ
が持つ配線抵抗を示し、結合容量CWB1は、ビット線
コンタクト2の近傍におけるワード線WLとビット線B
Lとの結合容量である。
【0052】次に、その動作を説明する。
【0053】図2は、この発明の第1の実施形態に係る
DRAMの動作を示すタイミング図である。また、図3
は第1の実施形態のセンス時におけるメモリセルアレイ
の状態を示す図、図4は第1の実施形態のプリチャージ
時におけるメモリセルアレイの状態を示す図である。
【0054】図2に示すように、ローアドレスストロー
ブ信号bRASが低レベルに遷移しDRAMが活性化さ
れると、外部アドレスが取り込まれ、特定のワード線が
活性化される。
【0055】今、仮に図2に示すようにワード線WL2
が活性化されたとし、図3に示すようにワード線WL2
に接続される全てのメモリセルMの記憶データとして”
1”が読み出されたとする。その場合、ビット線BL0
〜BL3には、メモリセルMの記憶データとして微少電
位が読み出され、その結果、ビット線BL0〜BL3そ
れぞれの電位が若干ながら上昇する。これに続いてセン
スアンプS/Aが活性化されると、この微少電位が検知
・増幅され、その結果、ビット線BL0〜BL3それぞ
れの電位が、高電位として例えば電源電位まで充電され
る。
【0056】一方、ビット線bBL0〜bBL3それぞ
れの電位は、低電位として例えば接地電位まで放電され
る。
【0057】この時、非活性状態、即ち非選択であるワ
ード線WL0〜WL1、WL3〜WL7のうち、ビット
線BL0〜BL3に結合容量CWB1を介して結合され
たワード線WL3、WL6、WL7には正方向ノイズが
発生する。
【0058】同様にビット線bBL0〜bBL3に結合
容量CWB1を介して結合されたワード線WL0、WL
1、WL4、WL5には負方向ノイズが発生する。
【0059】ワード線WL3、WL6およびWL7に発
生した正方向ノイズは接地電源線に流れるが、上述の通
り、第1の実施形態ではワード線WL3、WL7がメモ
リセルアレイ1の上部に配置されたワード線駆動回路群
(WDRV UPPER)に接続され、ワード線WL6
がメモリセルアレイ1の下部に配置されたワード線駆動
回路(WDRV LOWER)に接続されているので、
正方向ノイズは接地電源線(VSS UPPER)と接
地電源線(VSS LOWER)とにほぼ半分ずつに分
散されて流れる。
【0060】また、ワード線WL0、WL4はワード線
駆動回路群(WDRV UPPER)に接続され、ワー
ド線WL1、WL5がそれぞれワード線駆動回路(WD
RVLOWER)に接続されているので、ワード線WL
0、WL1、WL4、WL5に発生した負方向ノイズ
は、上記同様に接地電源線(VSS UPPER)と接
地電源線(VSS LOWER)とにほぼ半分ずつに分
散されて流れる。
【0061】このため、接地電源線(VSS LOWE
R)および接地電源線(VSS UPPER)にはそれ
ぞれ、正方向ノイズと負方向ノイズとがほぼ同量ずつ流
れ込むようになる。この結果、ワード線に発生した正方
向ノイズおよび負方向ノイズは、接地電源線(VSS
LOWER)および接地電源線(VSS UPPER)
において相殺することができる。
【0062】この結果、図2に示すように、接地電源線
(VSS LOWER)および接地電源線(VSS U
PPER)に発生する、負方向電位変動および正方向電
位変動、特に正方向電位変動を小さくすることができ
る。
【0063】また、図4に示すように、プリチャージ時
においても同様であり、ワード線WL2、WL3、WL
6、WL7に発生した負方向ノイズは接地電源線(VS
SLOWER)および接地電源線(VSS UPPE
R)それぞれにほぼ半分ずつ流れ、ワード線WL0、W
L1、WL4、WL5に発生した正方向ノイズもまた、
接地電源線(VSS LOWER)および接地電源線
(VSS UPPER)それぞれにほぼ半分ずつ流れ
る。
【0064】この結果、図2に示すように、接地電源線
(VSS LOWER)および接地電源線(VSS U
PPER)に発生する正方向電位変動および負方向電位
変動を小さくできる。
【0065】このように1本のビット線BLに接続され
たメモリセルMに接続されたワード線WLを2組に分
け、それぞれワード線駆動回路群(WDRV LOWE
R)およびワード線駆動回路群(WDRV UPPE
R)に接続することで、接地電源線(VSS LOWE
R)および接地電源線(VSS UPPER)に発生す
る正方向電位変動および負方向電位変動をそれぞれ、実
質的にキャンセルすることができる。
【0066】よって、非選択のワード線WLがビット線
BLに容量結合して発生するノイズに起因した、接地電
源線(VSS UPPER)および接地電源線(VSS
LOWER)の大きな電位変動は防止され、メモリセ
ルMのデータ保持特性の劣化を抑制することができる。
【0067】[第2の実施形態]図5は、この発明の第
2の実施形態に係るDRAMのアレイ構成図である。
【0068】第2の実施形態が、第1の実施形態と異な
るところは、メモリセルアレイ1の両端に配置したワー
ド線駆動回路WDRVに、ワード線WLを1本おきに接
続した点にある。
【0069】換言すれば、1本のビット線BLに接続さ
れるメモリセルMに接続されるワード線WLを2組に分
け、それぞれをメモリセルアレイ1の上部に配置された
ワード線駆動回路群(WDRV UPPER)および下
部に配置されたワード線駆動回路群(WDRV LOW
ER)にそれぞれ接続させ、加えてワード線WLを1本
おきに上下のワード線駆動回路WDRVへ接続した構成
を持つ。
【0070】この場合も、1本のビット線BLに接続さ
れるメモリセルMに接続されるワード線WLが2分さ
れ、それぞれワード線駆動回路群(WDRV LOWE
R)およびワード線駆動回路群(WDRV UPPE
R)に接続されるので、接地電源線(VSS LOWE
R)および接地電源線(VSS UPPER)に発生す
る正方向電位変動および負方向電位変動をそれぞれ実質
的にキャンセルでき、第1の実施形態と同様の効果を期
待できる。
【0071】[第3の実施形態]図6は、この発明の第
3の実施形態に係るDRAMのアレイ構成図である。
【0072】第3の実施形態が、第1、第2の実施形態
と異なるところは、メモリセルアレイ1の両端に配置し
たワード線駆動回路WDRVに、ワード線WLを4本お
きに接続した点にある。
【0073】換言すれば、1本のビット線BLに接続さ
れるメモリセルMに接続されるワード線WLを2組に分
け、それぞれをメモリセルアレイ1の上部に配置された
ワード線駆動回路群(WDRV UPPER)および下
部に配置されたワード線駆動回路群(WDRV LOW
ER)に接続させ、加えてワード線WLを4本おきに上
下のワード線駆動回路WDRVへ接続した構成を持つ。
【0074】この場合も、4つのワード線駆動回路に接
続されたワード線(例えばWL0〜WL3)には負ノイ
ズと正ノイズが発生する2本のワード線が組み合わせに
なるようにメモリセルMが配置、並びにワード線駆動回
路WDRVが配置されている。これにより、ワード腺駆
動回路群の接地線にてこれらのノイスが相殺され、見か
け上接地線ノイズは小さくなり、第1の実施形態並びに
第2の実施形態と同様の効果が期待できる。
【0075】なお、説明のためワード線4本おきにメモ
リセルアレイの両端に配置した場合を説明したが、2n
(n≧2の整数)本おきに接続した場合も同様の効果が
期待できることは明らかである。
【0076】[第4の実施形態]図7は、この発明の第
4の実施形態に係るDRAMのアレイ構成図である。
【0077】図7に示すように、第4の実施形態が、第
1〜第3の実施形態と異なるところは、メモリセルMの
配置方式に1/2ピッチ方式ではなく、1/4ピッチ方
式を採用したことである。これにより、メモリセルアレ
イ1の両端に配置されたセンスアンプ回路S/Aには1
本おきにビット線BLが接続される構成となる。
【0078】さらに、第4の実施形態では、ワード線W
Lを1本おきに、メモリセルアレイ1の上部に配置され
たワード線駆動回路群(WDRV UPPER)と、下
部に配置されたワード線駆動回路群(WDRV LOW
ER)とに接続される構成を取る。
【0079】換言すれば、やはり1本のビット線BLに
接続されたメモリセルMに接続される全てのワード線W
Lを2組に分け、それぞれをメモリセルアレイ1の上部
並びに下部のワード線駆動回路WDRVに接続させ、加
えてワード線WLを1本おきに上下のワード線駆動回路
WDRVへ接続した構成を持つ。
【0080】この場合も、隣接するワード線駆動回路W
DRVに接続されたワード線(例えばWL4とWL6)
には、負方向ノイズと正方向ノイズとが発生する組み合
わせで、メモリセルMおよびワード線駆動回路WDRV
が配置される。これにより、ワード腺駆動回路群(WD
RV UPPER)の接地電源線(VSS UPPE
R)、およびワード腺駆動回路群(WDRV LOWE
R)の接地電源線(VSS LOWER)にてこれらの
ノイズが相殺され、見かけ上接地電源線に生ずるノイズ
は小さくなり、第1〜第3の実施形態と同様の効果が期
待できる。
【0081】[第5の実施形態]図8は、第8の実施形
態に係るDRAMのアレイ構成図である。
【0082】図8に示すように、第5の実施形態は、第
4の実施形態と同様に、1/4ピッチ方式が採用されて
いる。
【0083】第5の実施形態が、第4の実施形態と同様
と異なるところは、メモリセルアレイ1の両端に配置さ
れたワード線駆動回路WDRVにワード線WLを4本お
きに接続した点にある。
【0084】換言すれば、1本のビット線BLに接続さ
れたメモリセルMに接続される全てのワード線を2組に
分け、それぞれをメモリセルアレイ1の上部のワード線
駆動回路群(WDRV UPPER)、並びに下部のワ
ード線駆動回路群(WDRVLOWER)接続させ、加
えてワード線を4本おきに上部のワード線駆動回路群
(WDRV UPPER)と下部のワード線駆動回路群
(WDRV LOWER)とに接続した構成を持つ。
【0085】この場合も、4つのワード線駆動回路WD
RVに接続されたワード線WL(例えばWL0〜WL
3)には、負方向ノイズと正方向ノイズが発生する2本
のワード線WLがそれぞれ組み合わせられるようにメモ
リセルM並びにワード線駆動回路WDRVが配置され
る。これにより、上部のワード線駆動回路群(WDRV
UPPER)の接地電源線(VSS UPPER)、並
びに下部のワード線駆動回路群(WDRV LOWE
R)の接地電源線(WDRV LOWER)にてこれら
のノイズが相殺され、見かけ上接地電源線のノイズは小
さくなり、第1〜第4の実施形態と同様の効果を期待で
きる。
【0086】なお、説明のためワード線4本おきにメモ
リセルアレイの両端に配置した場合を説明したが、2n
(n≧2の整数)おきに接続した場合も同様の効果が期
待できることは明らかである。
【0087】[第6の実施形態]以下、図面を参照し
て、この発明に係るDRAMのより具体的かつこの発明
が特に有効となる構成の一例を第6の実施形態として説
明する。
【0088】図9は、この発明の第6の実施形態に係る
DRAMが持つメモリセルアレイの一部を拡大して示し
た平面図、図10(A)は図9中の10A−10A線に
沿った断面図、図10(B)は図9中の10B−10B
線に沿った断面図である。
【0089】図9、図10(A)、図10(B)に示す
ように、P型シリコン基板11には、埋め込みN型ウェ
ル12が形成されている。P型シリコン基板11には、
埋め込みN型ウェル12に達するキャパシタ用トレンチ
13が形成されている。トレンチ13の埋め込みN型ウ
ェル12に対向する部分の側壁にはキャパシタの誘電体
膜14が、P型シリコン基板11に対向する部分の側壁
には厚い二酸化シリコン膜15が形成されている。埋め
込みN型ウェル12の誘電体膜14に対向した部分には
埋め込みN+型プレート電極12’が形成され、さら
にトレンチ13の内部には誘電体膜14を介してプレー
ト電極12’と容量結合するストレージ電極16が形成
され、トレンチキャパシタを構成している。ストレージ
電極16は、スイッチングトランジスタSTのN型ドレ
イン領域17に電気的に接続されている。スイッチング
トランジスタSTのN型ソース領域18はビット線BL
に接続されている。
【0090】スイッチングトランジスタSTのN型ソー
ス領域18と、ビット線BLとの接続は、セルフ・アラ
イン技術を用いて行われ、層間絶縁膜19に開孔された
ビット線コンタクト20(図1中のコンタクト2に相当
する)の開孔径は、スイッチングトランジスタSTのゲ
ート電極相互間、即ちワード線WL相互間のピッチPW
Lよりも大きい。ワード線WL相互間のピッチPWLの
一例は、例えば0.25μm以下である。ビット線コン
タクト20は導電体21により埋め込まれており、ビッ
ト線BLは、ビット線コンタクト20に埋め込まれた導
電体21に接続されることにより、N型ソース領域18
に接続される。
【0091】なお、図中、参照符号22は窒化シリコン
膜であり、導電体21とワード線WLの側壁とを絶縁す
る絶縁膜である。また、参照符号23は、二酸化シリコ
ン膜であり、導電体21とワード線WLの上面とを絶縁
する絶縁膜である。
【0092】このように第6の実施形態では、ビット線
BLとスイッチングトランジスタSTのN型ソース領域
18との接続、即ちビット線BLとメモリセルMとの接
続にセルフ・アライン技術が用いられている(セルフ・
アラインコンタクト)。このため、ビット線コンタクト
20におけるビット線BLとワード線WLとの結合容量
CWB1は、ビット線BLとワード線WLとが単純に交
差する部分における結合容量CWB2よりも大きい。し
かも、結合容量CWB1と結合容量CWB2との差は極
めて大きくなることがあり、結合容量CWB1に起因し
たノイズの問題は顕著である。
【0093】この発明の効果は、容量CWB1と結合容
量CWB2とが互いに異なっていれば得ることができる
が、この発明の効果は、図9、図10(A)、図10
(B)に示すように、結合容量CWB1が極めて大きく
なる可能性が高い、セルフ・アライン技術を用いたビッ
ト線コンタクト20(セルフ・アラインコンタクト)を
持つ装置に特に有効である。
【0094】さらに第6の実施形態では、図9の平面図
に示すように、ワード線WLは実質的に等間隔のピッチ
PWLで形成され、メモリセルアレイ1の両端に2本ず
つ交互に引き出す形となっている。
【0095】また、ワード線WLとワード線駆動回路W
DRVの特にノイズキラートランジスタ(図17に示し
たトランジスタQ1)とを互いに接続する配線31もま
た、実質的に等間隔のピッチPNKで形成されている。
配線31のピッチPNKはワード線WLのピッチWLP
よりも大きく、例えばピッチPNKは、ピッチWLP以
上、ピッチWLPの2倍以下の大きさである。
【0096】また、ワード線WLに形成された、配線3
1が接続されるコンタクト部32は、ビット線コンタク
ト20を共有するように隣接した他のワード線WLに向
かって、張り出すように形成される。これにより、例え
ばワード線WL0のコンタクト部32とワード線WL1
のコンタクト部32とはそれぞれ、例えばワード線WL
0とワード線WL1との2本分の幅を有した領域内に形
成される。
【0097】また、一つのワード線駆動回路WDRV
は、ワード線WL2本分の幅を有して、メモリセルアレ
イ1の両端にそれぞれ配置される。しかも、従来では図
13に示すように、メモリセルアレイ1の上部、下部に
それぞれ、ワード線駆動回路WDRVが配置されない領
域、即ち無効領域が存在していたが、この発明では、無
効領域を生じないように、ワード線駆動回路WDRV
を、メモリセルアレイ1の上部、下部にそれぞれフルに
配置する。例えばワード線WL0に接続されるワード線
駆動回路WDRVを、メモリセルアレイ1の上部に、ワ
ード線WL0とワード線WL1の2本分の幅を有して配
置する。同様に例えばワード線WL1に接続されるワー
ド線駆動回路WDRVを、メモリセルアレイ1の下部
に、ワード線WL0とワード線WL1の2本分の幅を有
して配置する。即ち、ワード線WL0に接続されるワー
ド線駆動回路WDRV、ワード線WL0、ワード線WL
1、およびワード線WL1に接続されるワード線駆動回
路WDRVを互いに、ワード線WL0とワード線WL1
との2本分の幅を有した領域に、実質的に一直線に配置
して、無効領域を削減する。
【0098】このような平面パターンを有する第6の実
施形態によれば、一つのワード線駆動回路WDRVを、
ワード線WL2本分の幅を有する領域に、無効領域を生
じないようにフルに配置できるので、より高密度にワー
ド線駆動回路WDRVを集積できる。
【0099】しかも、配線31が接続されるワード線W
Lのコンタクト部32を、ビット線コンタクト20を共
有するように隣接した他のワード線WLに向かって張り
出すように形成することで、コンタクト部32を、ワー
ド線WL2本分の領域に収めることができる。
【0100】また、配線31のピッチPNKを等間隔と
することにより、リソグラフィに用いるマスクに描かれ
た配線31のパターンを、ウェーハに忠実に再現しやす
くなり、微細化しやすいパターンにできる。例えば配線
31のピッチPNKを等間隔とすることにより、リソグ
ラフィ時に発生する光の回折現象に起因した配線31の
細りを、特に抑制できる。
【0101】また、ピッチPWLで等間隔に形成された
ワード線WLを、メモリセルアレイ1の両端に2本ずつ
交互に引き出す。このため、特にメモリセルアレイ1の
両端部分において、配線31と同様にワード線WLの細
りを抑制でき、微細化に適する。
【0102】このように、第6の実施形態によれば、接
地電源線(VSS UPPER)、接地電源線(VSS
LOWER)に発生するノイズを低減できるととも
に、微細化に適した、ワード線WLおよびワード線駆動
回路WDRVとの配置を実現することができる。
【0103】以上、第1〜第6の実施形態を参照して説
明したこの発明によれば、折り返し型ビット線方式を採
用したDRAMにおいて、ワード線とビット線との各交
点での容量結合のバランスが崩れてきても、ワード線駆
動回路群の接地電源線でこれら容量値の違いに起因する
ワード線へのノイズを相殺させることができる。これに
より、ワード線駆動回路群の接地電源線のAC的な揺れ
を最小限に抑制することが可能となり、メモリセルのデ
ータ保持特性の劣化を抑制できる。
【0104】ゆえに、従来方式に比べデータ保持特性に
優れた高性能なDRAMが実現できる。さらには、この
効果によりセルフリフレシュ周期を伸ばすことが可能と
なり、セルフリフレシュ電流の抑制が可能となり、結果
的に低消費電力なDRAMを実現できる。
【0105】また、この発明は、上述した各実施例に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
で種々変形して実施することが出来る。
【0106】例えば第6の実施形態では、トレンチキャ
パシタ型のメモリセルを集積したDRAMを例示した
が、この発明は、他の形のメモリセル、例えばスタック
キャパシタ型のメモリセルを集積したDRAMにも適用
できることはもちろんである。また、第1〜第6の実施
形態では、DRAMを例示したが、ビット線とワード線
との各交点にメモリセルが配置されないメモリセルアレ
イ、例えば上述したようなメモリセルが折り返し型ビッ
ト線方式に基づいてマトリクス状に集積・配置されたメ
モリセルアレイを持つメモリであれば、DRAM以外で
も、例えばメモリセルからの情報を検知・増幅するビッ
ト線センスアンプとしてダイナミック型差動増幅器を採
用したFRAMや、SRAM、PROM等にも、この発
明を応用することができる。
【0107】
【発明の効果】以上、説明したようにこの発明によれ
ば、データを記憶するメモリセルを有し、このメモリセ
ルの、接地電源線ノイズに起因したデータ保持特性の劣
化を抑制できる半導体集積回路装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施形態に係るDRA
Mのアレイ構成図。
【図2】図2はこの発明の第1の実施形態に係るDRA
Mの動作を示すタイミング図。
【図3】図3はセンス時におけるメモリセルアレイの状
態を示す図。
【図4】図4はプリチャージ時におけるメモリセルアレ
イの状態を示す図。
【図5】図5はこの発明の第2の実施形態に係るDRA
Mのアレイ構成図。
【図6】図6はこの発明の第3の実施形態に係るDRA
Mのアレイ構成図。
【図7】図7はこの発明の第4の実施形態に係るDRA
Mのアレイ構成図。
【図8】図8はこの発明の第5の実施形態に係るDRA
Mのアレイ構成図。
【図9】図9はこの発明の第6の実施形態に係るDRA
Mが持つメモリセルアレイの一部を拡大して示した平面
図。
【図10】図10(A)は図9中の10A−10A線に
沿った断面図、図10(B)は図9中の10B−10B
線に沿った断面図。
【図11】図11はDRAMのメモリセルアレイの等価
回路図。
【図12】図12はメモリセルアレイのビット線に沿っ
た断面を示す断面図。
【図13】図13は従来のDRAMのアレイ構成図。
【図14】図14は従来のDRAMの動作を示すタイミ
ング図。
【図15】図15は従来のセンス時におけるメモリセル
アレイの状態を示す図。
【図16】図16は従来のプリチャージ時におけるメモ
リセルアレイの状態を示す図。
【図17】図17はワード線駆動回路WDRVの一回路
例を示す回路図。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、 2…ビット線コンタクト、 11…P型シリコン基板、 12…埋め込みN型ウェル、 12’…プレート電極、 13…トレンチ、 14…誘電体膜、 15…二酸化シリコン膜、 16…ストレージ電極、 17…N型ドレイン領域、 18…N型ソース領域、 19…層間絶縁膜、 20…ビット線コンタクト、 21…導電体、 22…窒化シリコン膜、 23…二酸化シリコン膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲場 恒夫 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株式会社東芝半導体システム技術センタ ー内 (56)参考文献 特開 平4−318392(JP,A) 特開 昭63−86186(JP,A) 特開 平3−203085(JP,A) 特開 平8−314112(JP,A) 特開 平9−223735(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/108 H01L 21/8242 G11C 11/401 G11C 11/407 G11C 11/41

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のビット線及びこの第1のビット線
    に並行する第2のビット線を含む折り返し型ビット線、
    前記第1のビット線に接続され、この第1のビット線に
    対するコンタクトを共有する二つのメモリセルを含む複
    数のメモリセル群、前記第2のビット線に接続され、こ
    の第2のビット線に対するコンタクトを共有する二つの
    メモリセルを含む複数のメモリセル群、及びn本のワー
    ド線が配置されたメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイの一端側に配置された複数の第1
    のワード線駆動回路と、 前記メモリセルアレイの一端に相対する他端側に配置さ
    れた複数の第2のワード線駆動回路とを具備し、 前記n本のワード線はそれぞれ、前記メモリセルアレイ
    の一端側及び前記他端側に2本おきに交互に引き出され
    て前記第1、第2のワード線駆動回路に接続され、 前記コンタクトを共有する二つのメモリセルに接続され
    たワード線はそれぞれ、前記一端側と前記他端側とに引
    き出されている ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 第1のビット線及びこの第1のビット線
    に並行する第2のビット線を含む折り返し型ビット線、
    前記第1のビット線に接続され、この第1のビット線に
    対するコンタクトを共有する二つのメモリセルを含む複
    数のメモリセル群、前記第2のビット線に接続され、こ
    の第2のビット線に対するコンタクトを共有する二つの
    メモリセルを含む複数のメモリセル群、及びn本のワー
    ド線が配置されたメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイの一端側に配置された複数の第1
    のワード線駆動回路と、 前記メモリセルアレイの一端に相対する他端側に配置さ
    れた複数の第2のワード線駆動回路とを具備し、 前記n本のワード線のうち、4の倍数−3本目及び4の
    倍数本目に対応するワード線は前記メモリセルアレイの
    一端側に引き出されて前記第1のワード線駆動 回路に接
    続され、 前記n本のワード線のうち、4の倍数−2本目及び4の
    倍数−1本目に対応するワード線は前記メモリセルアレ
    イの他端側に引き出されて前記第2のワード線駆動回路
    に接続され、 前記コンタクトを共有する二つのメモリセルに接続され
    たワード線はそれぞれ、前記一端側と前記他端側とに引
    き出されて いることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ワード線駆動回路は前記メモリ
    セルアレイの一端側に配置された第1の接地線に接続さ
    れ、 前記第2ワード線駆動回路は前記メモリセルアレイの他
    端側に配置された第2の接地線に接続されている ことを
    特徴とする請求項1及び請求項2いずれかに記載の半導
    体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2のワード線駆動回路はそ
    れぞれ、前記ワード線2本分のピッチで形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一項
    記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のワード線駆動回路と前記コン
    タクトを共有する二つのメモリセルに接続されたワード
    線の一方との接続点は、前記メモリセルアレイの一端側
    において、前記コンタクトを共有する二つのメモリセル
    に接続されたワード線の他方に向かって張り出し、 前記第2のワード線駆動回路と前記コンタクトを共有す
    る二つのメモリセルに接続されたワード線の他方との接
    続点は、前記メモリセルアレイの他端側において、前記
    コンタクトを共有する二つのメモリセルに接続されたワ
    ード線の一方に向かって張り出している ことを特徴とす
    請求項1乃至請求項4いずれか一項に記載の半導体集
    積回路装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のワード線駆動回路を前記メモ
    リセルアレイの一端側に引き出されたワード線に接続す
    る配線群、及び前記第2のワード線駆動回路を前記メモ
    リセルアレイの他端側に引き出されたワード線に接続す
    る配線群は、等間隔のピッチで配置されていることを特
    徴とする請求項に記載の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 前記コンタクトは、セルフアラインコン
    タクトであることを特徴とする請求項1乃至請求項6い
    ずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
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