JP3279970B2 - 躯体蓄熱を利用した天井吹出方式の空調システム - Google Patents

躯体蓄熱を利用した天井吹出方式の空調システム

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  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は躯体蓄熱を利用した
天井吹出方式の空調システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者等は、空調機の始動直後から室
内環境を良好なものとするために、先に、躯体蓄熱を利
用する空調システムを提案した。(例えば、特願平8−
161253号の願書に添付した明細書及び図面を参照
のこと。)
【0003】この空調システムは、図6に示すように、
空調機aからの空調空気を、床bと床躯体cとの間に構
成した床下空間部dを介して床側の吹き出し部eから室
内fに供給する床吹き出し空調方式において、床躯体c
は中空部gを有する構成とし、適所に中空部gと上記床
下空間部dとの連通口hを設けた構成である。
【0004】このような構成においては、空調が必要な
時間外、特に、電力料金の単価が安い夜間において必要
な時間だけ空調機aを運転して、空調空気を主として床
躯体cの中空部gに供給することにより、空調機の運転
により発生した熱(冷熱を含む)を床躯体に蓄熱するこ
とができ、この熱を空調時に利用することにより、空調
機を始動した直後から所定の空調空気を室内に供給する
ことができ、また空調機の空調能力を、始動直後の熱負
荷に対応して大きくする必要もなく、コストの低減を計
ることができるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、躯体蓄
熱を利用する上述した空調システムは床吹き出し方式で
あるが、現状では、事務所ビル等の建物における空調方
式としては天井吹出方式が主流であり、その空調機器の
費用も生産台数からいって割安なものとなっているた
め、コスト低減を計る上で、躯体蓄熱の利用を天井吹出
方式の空調システムに適用することが望まれる。本発明
は、このような点に鑑みて創案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明では、天井とコンクリートスラブ躯体間の
天井空間内に空調機を設置すると共に、天井に吹出口と
吸込口を構成し、コンクリートスラブ躯体は中空部を有
する構成として、中空部により空気通路を構成すると共
に、空気通路は、その両端側において天井空間側に連通
口を構成し、空調機の吹出側を、切換機構を備えた吹出
空気経路を介して一端側の連通口と吹出口に選択的に連
通させる構成とすると共に、空調機の吸込側を、切換機
構を備えた吸込空気経路を介して一端側の連通口と天井
空間に選択的に連通させる構成とし、他端側の連通口は
天井空間と連通させた天井吹出方式の空調システムを提
案する。
【0007】そして本発明では、上記の構成において、
切換機構は、分岐した経路の夫々に設けたダンパにより
構成したり、又は、経路の分岐部に設けた切換ダンパに
より構成することを提案する。
【0008】また本発明では、上記の構成において、空
調機は、パッケージ形空調機としたり、又はファンコイ
ルユニットとすることを提案する。
【0009】また本発明では、上記の構成において、
ンクリートスラブ躯体は、複数の中空部が並列に構成さ
れ、夫々の中空部を空気通路として、それらの一端側と
他端側に連通口を構成すると共に、夫々の一端側に構成
した複数の連通口を、連通ダクトにより連通させて吹出
空気経路に接続することを提案する。
【0010】以上の本発明によれば、天井とコンクリー
トスラブ躯体間の天井空間内に設置した空調機からの空
調空気を、空調時間外において、コンクリートスラブ躯
体の中空部により構成した空気通路に流すことによりコ
ンクリートスラブ躯体に蓄熱を行うことができ、このよ
うにコンクリートスラブ躯体に蓄えた熱は、空調時間に
おいて、空調機からの空調空気を天井に構成した吹出口
から居室空間内に吹き出す際に、空調機の吸込側よりも
上流側において天井空間内の空気を上記空気通路に流す
ことにより高い効率で、確実に回収して空調に利用する
ことができる。
【0011】次に本発明の実施の形態を添付図面を参照
して説明する。まず、図1、図2は本発明の空調システ
に関連する空調システムを運転動作毎に概念的に表し
た要部断面図であり、図3は図1のA−A線断面図であ
る。符号1はコンクリートスラブ躯体であり、このコン
クリートスラブ躯体1はボイドスラブのように、中空部
2を有する中空構造のコンクリート床躯体である。尚、
以下の説明では、コンクリートスラブ躯体を単に躯体と
省略しても称する。符号3は躯体1の下方に天井空間4
を隔てて構成した天井で、その下方が居室空間5とな
る。天井3には吹出口6と吸込口7を適数、適所に構成
する。
【0012】符号8は天井空間4内に設置した空調機で
あり、この空調機8は、パッケージ形空調機(PAC)
又はファンコイルユニット(FCU)であり、これ以外
の他の必要な空調機の要素は適所に設置することができ
る。
【0013】上述したように躯体1は中空部2を有する
構成で、この中空部2により空気通路を構成する。図3
に示すように、躯体1は複数のダクト状の中空部2が並
列に構成されているもので、この実施の形態では、並列
の夫々の中空部2を空気通路として使用し、それらの一
端側と他端側の夫々において、天井空間4側に連通口9
a,9bを構成する。そして複数の中空部2の夫々一端
側の連通口9aは連通ダクト10により連通させる。ま
た複数の中空部2の夫々他端側の連通口9bはそのまま
で、天井空間4内に連通させる。尚、中空部2による空
気通路の構成は適宜である。
【0014】そして、空調機8の吹出側を、切換機構1
1を備えた吹出空気経路12を介して一端側の連通口9
aと吹出口6に選択的に連通させる構成としている。即
ち、吹出空気経路12は、空調機8の吹出側からの共通
のダクト13cと、それから分岐したダクト13a,1
3bから成り、夫々のダクト13a,13bにモータダ
ンパ14a,14bを設置して、これらのモータダンパ
14a,14bにより切換機構11を構成している。そ
して一方側のダクト13aを上記連通口9aの連通ダク
ト10に接続すると共に、他方側のダクト13bを吹出
口6に接続している。一方、空調機8の吸込側のダクト
15は吸込口16を介して天井空間4と連通させてい
る。尚、符号17は外断熱部、18は上階の床、19は
窓である。
【0015】以上の構成の空調システムにつき、その運
転方法を説明する。図1は例えば冷房期の空調時間外、
特に、電力料金の単価が安くなる夜間における蓄熱運転
状態を示すもので、ダンパ14aを開、ダンパ14bを
閉として空調機8を運転する。この蓄熱運転では、空調
機8の吹出側からの空調空気、即ち冷風は、ダクト13
c,13a、ダンパ14aを通り、連通ダクト10を経
て連通口9aから中空部2内に流入する。こうして中空
部2内に流入した冷風は、中空部2を空気通路として連
通口9b方向に流れ、この際、躯体1を冷やす。即ち、
躯体1には、いわゆる冷熱が蓄積される。図1において
は蓄熱の様子を破線矢印で模式的に示している。このよ
うに躯体1を冷やした冷風は、連通口9bから天井空間
4内に流出し、天井空間4から吸込口16、ダクト15
を経て空調機8の吸込側に還流して循環に供される。
【0016】このような蓄熱運転は、上述したように電
力料金の単価が安くなる夜間において、予め設定した所
定の時間だけ行うようにしたり、躯体1の適所に設置し
た温度センサを用いて、設定温度となるように制御して
運転することができる。また、このような蓄熱運転で
は、空調機8における空気の吹き出し温度を、空調時の
設定温度よりも低く、例えば空調時の設定温度が18℃で
ある場合、12℃等に設定することにより、より効率的に
躯体1に蓄熱を行うことができる。
【0017】以上のようにして夜間に必要な時間だけ空
調機8を蓄熱運転して躯体1に冷熱を蓄え、空調が必要
な時間が始まった時点で再び空調機8を冷房運転する。
この空調運転では、蓄熱運転時と異なり、ダンパ14b
を開、ダンパ14aを閉として、空調機8を運転する。
この状態では、空調機8の吹出側からの冷風は、ダクト
13c,13b、ダンパ14bを通り、天井3の吹出口
6から居室空間5内に流入すると共に、居室空間5内の
空気が吸込口7から天井空間4内に流入し、天井空間4
から吸込口16、ダクト15を経て空調機8の吸込側に
還流して循環する。この際、天井空間4内の空気は、上
記蓄熱運転時に蓄熱された冷熱により冷やされているた
め、結局、蓄熱運転時に躯体1に蓄熱された冷熱は、放
熱されて居室空間5の冷房に供される。このような放熱
の様子を図中、破線矢印で模式的に示している。
【0018】このように、冷房運転の開始時点において
は、蓄熱された冷熱の放熱により天井空間4が冷やされ
ているため、空調機8の冷房運転を開始した直後から、
所定の冷房温度の冷風を居室空間5内に供給することが
できる。このため、空調が必要な時間が始まる前に空調
機8を始動しておくことは必要でなくなる。
【0019】以上は冷房期の運転について説明している
が、暖房期の運転においても同様な動作で、蓄熱運転に
おいて温風を中空部2内に流して躯体1に蓄熱を行うと
共に、暖房運転において蓄熱されている熱を天井空間4
内に放熱することにより、居室空間5の暖房に供するこ
とができる。尚、この暖房期における蓄熱運転では、空
調機8の空気の吹き出し温度を、空調時の設定温度より
も高く、例えば空調時の設定温度が24℃である場合、30
℃等に設定することにより、より効率的に蓄熱を行うこ
とができる。
【0020】次に図4、図5は本発明の空調システムの
実施の形態を運転動作毎に概念的に表した要部断面図で
ある。この実施の形態は、図1〜図3に示す空調システ
ムと同様な構成要素を全体構成の一部として有してお
り、これらの構成要素には同一の符号を付して重複する
説明は省略する。即ち、この実施の形態では、上述した
空調システムの構成に加えて、空調機8の吸込側を、切
換機構20を備えた吸込空気経路21を介して一端側の
連通口9aと天井空間4に選択的に連通させる構成とし
ている。即ち、吸込空気経路21は、空調機8の吸込側
への共通のダクト22cに合流するダクト22a,22
bから成り、夫々のダクト22a,22bにモータダン
パ23a,23bを設置して、これらのモータダンパ2
3a,23bにより切換機構20を構成している。そし
て一方側のダクト22aを上記連通口9aの連通ダクト
10に接続すると共に、他方側のダクト22bは吸込口
16を介して天井空間4と連通させている。
【0021】次に以上の構成の空調システムにつき、そ
の運転方法を説明する。図4は例えば冷房期の空調時間
外、特に、電力料金の単価が安くなる夜間における蓄熱
運転状態を示すもので、吹出空気経路12においてはダ
ンパ14aを開、ダンパ14bを閉とすると共に、吸込
空気経路21においてはダンパ23aを閉、ダンパ23
bを開として空調機8を運転する。この蓄熱運転では、
空調機8の吹出側からの空調空気、即ち冷風は、ダクト
13a,13c、ダンパ14aを通り、連通ダクト10
を経て連通口9aから中空部2内に流入する。こうして
中空部2内に流入した冷風は、中空部2を空気通路とし
て連通口9b方向に流れ、この際、躯体1を冷やす。即
ち、躯体1には、いわゆる冷熱が蓄積される。図4にお
いては図1と同様に蓄熱の様子を破線矢印で模式的に示
している。このように躯体1を冷やした冷風は、連通口
9bから天井空間4内に流出し、天井空間4から吸込口
16、ダクト22b,ダンパ23b,ダクト22cを経
て空調機8の吸込側に還流して循環に供される。
【0022】以上のようにして夜間、必要な時間だけ空
調機8を蓄熱運転して躯体1に冷熱を蓄え、空調が必要
な時間が始まった時点で再び空調機8を冷房運転する。
この空調運転では、蓄熱運転時と異なり、吹出空気経路
12においてはダンパ14aを閉、ダンパ14bを開と
すると共に、吸込空気経路21においてはダンパ23a
を開、ダンパ23bを閉として空調機8を運転する。こ
の状態では、空調機8の吹出側からの冷風は、ダクト1
3c,13b、ダンパ14bを通り、天井3の吹出口6
から居室空間5内に流入すると共に、居室空間5内の空
気が吸込口7から天井空間4内に流入し、次いで連通口
9bから中空部2内に流入する。中空部2内に流入した
空気は、中空部2を空気通路として連通口9a方向に流
れ、この際、躯体1に蓄熱されている冷熱により冷やさ
れる。即ち、中空部2を流れる空気により蓄熱されてい
る冷熱が回収される。このように冷やされた空気は、連
通口9aから連通ダクト10を経て吸込空気経路21を
構成するダクト22aを流れ、ダンパ23a、ダクト2
2cを経て空調機8の吸込側に還流する。そして空調機
8により更に冷やされて、上述したように吹出空気経路
12を経て吹出口6から居室空間5に吹き出し、こうし
て蓄熱運転時に躯体1に蓄熱された冷熱は、放熱されて
居室空間5の冷房に供される。このような放熱の様子を
図中、破線矢印で模式的に示している。特に、この実施
の形態の空調システムでは、図1、図2に示した空調シ
ステムと異なり、空調運転においては、躯体1に蓄熱さ
れている中空部2に天井空間4内の空気を流して蓄熱の
回収を行うので、その効率が高く、熱回収を均一に、そ
して確実に行え、有効利用を計ることができる。即ち、
この実施の形態においても、空調機8の冷房運転を開始
した直後から、所定の冷房温度の冷風を居室空間5内に
供給することができ、このため、空調が必要な時間が始
まる前に空調機8を始動しておくことは必要でなくな
る。
【0023】以上は本発明の空調システムの実施の形態
を、冷房期の運転について説明しているが、暖房期の運
転においても同様な動作で、蓄熱運転において温風を中
空部2内に流して躯体1に蓄熱を行うと共に、暖房運転
において、蓄熱されている熱を回収することにより、居
室空間5の暖房に供することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、以下
に示すような効果がある。 a.空調が必要な時間外に空調機を蓄熱運転してコンク
リートスラブ躯体に予め熱(冷熱を含む)を蓄熱してお
き、この熱を、空調が必要な時間に空調機を空調運転し
た際に利用するので、夏期、冬期にかかわらず、空調機
始動直後から所定の空調空居室空間内室内に供給するこ
とができる。 b.従って、就業時間等の、空調が必要な時間が始まる
前に空調機の運転を行ったり、空調機の空調能力を、始
動直後の熱負荷に対応して、大きくする必要もなく、コ
ストの低減を計ることができる。 c.蓄熱運転は電力料金の安い時間帯(夜間)を利用し
て行うことができ、さらにランニングコストの低減が可
能となる。 d.コンクリートスラブ躯体として比熱の高い材質を適
用することにより、蓄熱効果を高めることができる。 e.天井吹出方式であるので、床吹出方式のように二重
床が必須でなくなり、空調機を格納する空調機室が不要
となる。 f.現在、事務所ビル等の建物において主流の天井吹出
方式の空調機、例えば比較的安価な天井カセット型空調
機を利用することができるので、設備機器に要するコス
トを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の空調システムに関連する空調システ
を蓄熱運転状態により概念的に示す要部断面図であ
る。
【図2】 本発明の空調システムに関連する空調システ
を空調運転状態により概念的に示す要部断面図であ
る。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 本発明の空調システムの実施の形態を蓄熱運
転状態により概念的に示す要部断面図である。
【図5】 本発明の空調システムの実施の形態を空調運
転状態により概念的に示す要部断面図である。
【図6】 躯体蓄熱を利用する床吹出式空調システムの
一例の構成を概念的に示す説明的断面図である。
【符号の説明】
1 躯体(コンクリートスラブ躯
体) 2 中空部(空気通路) 3 天井 4 天井空間 5 居室空間 6 吹出口 7 吸込口 8 空調機 9a,9b 連通口 10 連通ダクト 11 切換機構 12 吹出空気経路 13a,13b,13c ダクト 14a,14b モータダンパ 15 ダクト 16 吸込口 17 外断熱部 18 床 19 窓 20 切換機構 21 吸込空気経路 22a,22b,22c ダクト 23a,23b モータダンパ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−184348(JP,A) 特開 平1−226961(JP,A) 特開 平9−79613(JP,A) 特開 平3−247931(JP,A) 特開 平9−26155(JP,A) 特開 平2−101337(JP,A) 実開 昭64−22918(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/02 F24F 5/00 F24F 13/02 F24F 13/068 F28D 20/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井とコンクリートスラブ躯体間の天井
    空間内に空調機を設置すると共に、天井に吹出口と吸込
    口を構成し、コンクリートスラブ躯体は中空部を有する
    構成として、中空部により空気通路を構成すると共に、
    空気通路は、その両端側において天井空間側に連通口を
    構成し、空調機の吹出側を、切換機構を備えた吹出空気
    経路を介して一端側の連通口と吹出口に選択的に連通さ
    せる構成とすると共に、空調機の吸込側を、切換機構を
    備えた吸込空気経路を介して一端側の連通口と天井空間
    に選択的に連通させる構成とし、他端側の連通口は天井
    空間と連通させたことを特徴とする躯体蓄熱を利用した
    天井吹出方式の空調システム
  2. 【請求項2】 切換機構は、分岐した経路の夫々に設け
    たダンパにより構成したことを特徴とする請求項1記載
    の躯体蓄熱を利用した天井吹出方式の空調システム
  3. 【請求項3】 切換機構は、経路の分岐部に設けた切換
    ダンパにより構成したことを特徴とする請求項1記載の
    躯体蓄熱を利用した天井吹出方式の空調システム
  4. 【請求項4】 空調機は、パッケージ形空調機であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の躯体蓄熱を利用した天井
    吹出方式の空調システム
  5. 【請求項5】 空調機は、ファンコイルユニットである
    ことを特徴とする請求項1記載の躯体蓄熱を利用した天
    井吹出方式の空調システム
  6. 【請求項6】 コンクリートスラブ躯体は、複数の中空
    部が並列に構成され、夫々の中空部を空気通路として、
    それらの一端側と他端側に連通口を構成すると共に、夫
    々の一端側に構成した複数の連通口を、連通ダクトによ
    り連通させて吹出空気経路に接続したことを特徴とする
    請求項1記載の躯体蓄熱を利用した天井吹出方式の空調
    システム
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