JP3787737B2 - 躯体蓄熱を利用した空調システム及び躯体蓄熱ユニット - Google Patents
躯体蓄熱を利用した空調システム及び躯体蓄熱ユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP3787737B2 JP3787737B2 JP34558397A JP34558397A JP3787737B2 JP 3787737 B2 JP3787737 B2 JP 3787737B2 JP 34558397 A JP34558397 A JP 34558397A JP 34558397 A JP34558397 A JP 34558397A JP 3787737 B2 JP3787737 B2 JP 3787737B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- heat storage
- support plate
- air conditioner
- ceiling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/24—Structural elements or technologies for improving thermal insulation
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B80/00—Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は躯体蓄熱を利用した空調システム及び躯体蓄熱ユニットに関するものである。
【0002】
近来、空調機の始動直後から室内環境を良好にすることを目的としたり、または空調負荷のピークカットによる熱源・空調機器の容量低減を計る目的で、空調が必要な時間外に空調機を蓄熱運転してコンクリート躯体に予め熱(冷熱を含む)を蓄熱しておき、この熱を、空調が必要な時間に利用することができる躯体蓄熱を利用した空調システムが提案されている。例えば特願平9−28209号等の願書に添付した明細書及び図面参照。
【0003】
この空調システムは、建築物の構造体により構成された閉鎖空間、例えば中空スラブを蓄熱空気通路として構成し、空調機から空調空間を経て空調機に還流する空調空気経路の適所に上記中空スラブの蓄熱空気通路を配置した構成を基本構成としている。
【0004】
このような空調システムの一例を説明すると、例えば図8に示すものは、空調機101の吐出側102からの空調空気を、二重床103とスラブ104との間に構成した床下空間部105を介して床103に設けた吹出口106から居室空間107に供給すると共に、天井パネル108に設けた吸込口109から、この天井パネル108と天井側のスラブ104との間の天井内空間110に流入させ、ここを通過させて空調機101の吸込側111に還流させる床吹き出し式の空調システムにおいて、スラブ104は中空部112を有する中空スラブにより構成し、この中空部112により蓄熱用空気通路を構成して、上記空調空気を必要に応じてこの蓄熱用空気通路に流すようにしたものである。
【0005】
このような構成においては、空調が必要な時間外、特に、電力料金の単価が安い夜間において必要な時間だけ空調機101を運転し、空調空気を主として蓄熱用空気通路に流す蓄熱運転を行うことにより、空調機101の運転により発生した熱(冷熱を含む)を中空部112を構成した床躯体104に蓄熱することができ、そして空調時において空調空気を蓄熱用空気通路に流すことにより、蓄えた熱を空調空気により回収して利用する空調運転を行うことにより、上述した目的の達成を計るものである。例えば従来では、夜22時から翌朝8時までの10時間に蓄熱運転を行って躯体に蓄熱し、昼間にその大半を放熱して利用する。
尚、図中実線矢印は蓄熱運転時の空調空気の流れ、2点鎖線の矢印は空調運転時の空調空気の流れを示すものであり、後者の空調運転においては、空調空気の経路は、天井内空間110のみを流して空調機101の吸込側111に還流する経路と、天井内空間110から蓄熱用空気通路を流れて空調機101の吸込側111に還流する経路とを選択できる構成であり、このような運転を行うためのダクト配置、切替機構等を適宜に構成している。尚、以上の例は、床吹き出し方式であるが、天井吹き出し方式にも適用できることは勿論である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の躯体蓄熱を利用した空調システムでは、蓄熱用空気通路は、中空スラブを利用して構成するので、中空スラブを使用しない建物に適用することはできず、適用は新築物件に限られてしまう。
そのため、中空スラブを使用していない既存の建物でも、改修することにより適用することができる躯体蓄熱を利用した空調システムが望まれている。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明では、建物の天井の上側の床躯体において、梁によって囲まれた空間に、床下面から適宜間隔を隔てて支持板を設置して、床躯体と支持板により蓄熱空気通路を構成すると共に、この蓄熱空気通路と外部とを連通させる第1、第2の連通部を支持板の離れた位置の夫々に構成し、支持板の下側には、空調機本体と、空調機本体の吹出側を、第1の連通部と天井吹出口側に切換機構を介して接続する吹出空気経路と、空調機の吸込側を、第1の連通部と天井内空間に切換機構を介して接続する吸込空気経路から成る空調機要素を設置して成る空調システムを提案する。
【0008】
そして本発明では、上記の構成において、支持板は梁によって囲まれた空間の開口部よりも小さく構成し、空間の一方側に偏倚して設置することにより、他方側に隙間を構成し、支持板の一方側に第1の連通部を穿設すると共に、他方側の隙間を第2の連通部とすることを提案する。
【0009】
又は、本発明では、上記の構成において、支持板は梁によって囲まれた空間の開口部と同等に構成し、支持板の離れた位置に第1、第2の連通部を穿設することを提案する。
【0010】
また本発明では、一端側に偏倚させて連通口を穿設した支持板の一面側に、空調機本体と、空調機本体の吹出側を、連通口と天井吹出口側に切換機構を介して接続するための吹出空気経路と、空調機本体の吸込側を、連通口と天井内空間に切換機構を介して接続するための吸込空気経路から成る空調機要素を設置した躯体蓄熱ユニットを提案する。
【0011】
以上の構成において、本発明では、上記支持板は蓄熱性能を有する例えばオムニア板等のコンクリート系のトラス床板を使用することができる。
【0012】
以上の本発明によれば、中空スラブを使用していない新築又は既存の建物であっても、建物の天井の上側の床躯体において、梁によって囲まれた空間を有するものであればその空間に、床下面から適宜間隔を隔てて支持板を設置することにより、床躯体と支持板間に蓄熱空気通路を構成することができ、そして支持体の下側に設置した空調機要素とにより躯体蓄熱を利用した空調システムを構成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を説明する。
まず図1〜図5は本発明の第1の実施の形態に関するもので、図1〜図3は、本発明に係る構成を、夫々の動作において表した断面図、図4は本発明に係る構成を下方から見上げた説明図、図5は図1〜図4の構成中の蓄熱空調ユニットを示す斜視図である。
これらの図において、符号1は建物の天井2の上側のコンクリート床躯体であり、この床躯体1は梁3により囲まれた空間Sを有している。図4に示すように、この床躯体1では、大梁3aと小梁3bとに囲まれた空間Sを有している。
【0014】
符号uは蓄熱空調ユニットであり、この蓄熱空調ユニットuは、一端側に偏倚させて連通口4を穿設した支持板5の一面側、即ち下面側に空調機要素を設置して構成したものである。
この空調機要素は、空調機本体6と、空調機本体6の吹出側7を、上記連通口4と、天井2に構成した天井吹出口8側に切換機構9を介して接続するための吹出空気経路10と、空調機本体6の吸込側11を、連通口4と天井内空間12に切換機構13を介して接続するための吸込空気経路14から構成されるものである。具体的には、切換機構9,13は、図に示すような切換ダンパーや、複数の個別のダンパーを組み合せて構成することができ、また各空気経路10,14は空調機本体6と、連通口4や天井吹出口8等の要素をダクトにより接続して構成される。
また空調機本体6は、パッケージ形空調機(PAC)又はファンコイルユニット(FCU)を適用することができる。
そして以上のような空調機要素を設置して支持する支持板5は、例えばオムニア板等のコンクリート系のトラス床板を使用することができ、この場合にはこの支持板5自体にも蓄熱を行うことができる。
【0015】
以上の構成において、蓄熱空調ユニットuの支持板5を、床下面から適宜間隔、例えば150〜200mm程度の間隔を隔て、そして上記空間Sの一方側に偏倚して設置する。この場合、支持板5の連通口4は空間Sの一方側に位置するようにする。支持板5は、適宜の取付部材21を用いて梁3(3a,3b)に取り付けることにより設置することができ、この設置方法は適宜である。
以上のように空間Sに支持板5を設置すると、空間Sの他方側に、支持板5と梁3、この場合、大梁3aとの間に隙間15が形成され、従って床躯体1と支持板5間に、上記連通口4と隙間15を夫々連通部とする空気通路、即ち蓄熱空気通路16が構成される。
この際、例えば、支持板5としてオムニア板を使用する場合には、支持板5は、空間Sのスパンサイズ、特に図中左右側の長さに応じて加工して長さを調節することにより、所定の幅の隙間15を形成することができる。
【0016】
この実施の形態では、以上のとおり、空調機要素を予め設置している支持板5を床躯体1の空間部Sに設置することにより、蓄熱空気通路16を備えた空調システムを構成することができる。
尚、図中の他の構成要素を説明すると、符号17は天井吹出口8に至るダクト、18は天井内空間12から切換機構13への吸込口、19は天井2に設けた吸込口、20は連通ダクトである。
そこで次に、このようにして構成した空調システムの運転動作を説明する。
【0017】
図1は例えば冷房期の空調時間外、特に、電力料金の単価が安くなる夜間における蓄熱運転状態を示すもので、吹出空気経路10においては切換機構9を連通口4側と連通するように切換えると共に、吸込空気経路14においては切換機構13を吸込口18側と連通するように切換える。
この蓄熱運転では、空調機本体6の吹出側7からの空調空気、即ち冷風は、切換機構9により吹出空気経路10を通って連通口4から蓄熱空気通路16内に流入し、これを図中右方向に流れる。そして蓄熱空気通路16の右側において隙間15を通って天井内空間12に流出する。このように蓄熱空気通路16を流れる際、冷風は床躯体1及び支持板5を冷やし、即ち、床躯体1及び支持板5には、いわゆる冷熱が蓄積される。
このように床躯体1及び支持板5を冷やした後、天井内空間12内に流出した冷風は、吸込口18から切換機構13を経て吸込空気経路14を流れて空調機本体6に還流して循環に供される。
【0018】
このような蓄熱運転は、上述したように電力料金の単価が安くなる夜間において、予め設定した所定の時間だけ行うようにしたり、床躯体1の適所に設置した温度センサを用いて、設定温度となるように制御して運転することができる。また、このような蓄熱運転では、空調機本体6における空気の吹き出し温度を、空調時の設定温度よりも低く、例えば空調時の設定温度が18℃である場合、12℃等に設定することにより、より効率的に床躯体1及び支持板5に蓄熱を行うことができる。
【0019】
以上のようにして必要な時間だけ空調機本体6を運転して待機し、空調が必要な時点において空調機本体6を冷房運転する。
まず、冷房が必要な時点において、躯体に蓄熱した熱を利用する場合には、蓄熱運転とは異なり、図2に示すように、吹出空気経路10においては切換機構9を天井吹出口8側と連通するように切換えると共に、吸込空気経路14においては切換機構13を連通口4側と連通するように切換えて空調機本体6を運転する。
この状態では、空調機本体6の吹出側からの冷風は、切換機構9により吹出空気経路10を通って天井吹出口8から居室空間22内に流入すると共に、居室空間22内の空気が吸込口19から天井内空間12内に流入し、次いで隙間15から蓄熱空気通路16内に流入する。
蓄熱空気通路16内に流入した空気は、蓄熱空気通路16を図1とは逆に図中左方向に流れ、この際、床躯体1及び支持板5に蓄熱されている冷熱により冷やされる。即ち、蓄熱空気通路16を流れる空気により、それまでに蓄熱されている冷熱が回収される。
次いで、このように冷やされた空気は、連通口4を経て連通ダクト20を流れ、切換機構13を経て空調機本体6の吸込側に還流する。そして空調機本体6により更に冷やされて、上述したように吹出空気経路10を経て天井吹出口8から居室空間22に吹き出し、こうして蓄熱運転時に床躯体1及び支持板5に蓄熱された冷熱は、放熱されて居室空間22の冷房に供される。
このように、空調運転において、床躯体1及び支持板5に蓄熱されている熱を利用する場合には、蓄熱空気通路16に天井内空間12の空気を流して蓄熱の回収を行うので、その効率が高く、熱回収を均一に、そして確実に行え、有効利用を計ることができる。
【0020】
次に、冷房が必要な時点において、床躯体1及び支持板5に蓄熱された熱を利用する必要がない場合又は床躯体1及び支持板5に蓄熱した熱を保存しておきたい場合には、図3に示すように、吹出空気経路10においては切換機構9を天井吹出口8側と連通するように切換えると共に、吸込空気経路14においては切換機構13を吸込口18側と連通するように切換えて空調機本体6を運転する。
この状態では、空調機本体6の吹出側からの冷風は、切換機構9により吹出空気経路10を通って天井吹出口8から居室空間22内に流入すると共に、居室空間22内の空気が吸込口19から天井内空間12内に流入し、次いで天井内空間12内に流入した居室空間22からの空気は、吸込口18から切換機構13を経て吸込空気経路14を流れて空調機本体6に還流して循環に供される。
以上のようにして床躯体1及び支持板5に蓄熱されている熱を保存し、必要に応じて上記図2に示す冷房運転を行うことにより、蓄熱の有効利用を計ることができる。
【0021】
以上は本発明を冷房期の運転について説明しているが、暖房期の運転においても同様な動作で、蓄熱運転において温風を蓄熱空気通路16に流して床躯体1及び支持板5に蓄熱を行うと共に、暖房運転において蓄熱されている熱を回収して、居室空間5の暖房に供することができる。尚、この暖房期における蓄熱運転では、空調機本体6の空気の吹き出し温度を、空調時の設定温度よりも高く、例えば空調時の設定温度が24℃である場合、30℃等に設定することにより、より効率的に蓄熱を行うことができる。
【0022】
即ち、上述したような蓄熱を利用する空調運転は、ピーク時間調整契約時間帯(午後1時〜4時)内で行うように設定すれば、ピークカットにより熱源・空調機器の容量低減を計れると共に、有利な電力料金体系によりランニングコストの低減を計ることができる。
【0023】
また床躯体1及び支持板5の蓄熱量、従って放熱量に余裕がある場合には、上述したピーク時間調整契約時間帯内の他、空調運転を開始した直後のある設定した時間だけ蓄熱を利用する空調運転を行うことにより、空調運転を開始した直後から、所定の温度の空調空気を居室空間5内に供給することができるようになる。この場合には、空調が必要な時間が始まる前に空調機本体6を始動しておくことは必要でなくなる。
【0024】
次に図6,図7は本発明を適用した空調システムの第2の実施の形態を示すものである。この実施の形態では支持板5の構成のみが異なるので、第1の実施の形態と共通の構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
即ち、この実施の形態では、支持板5は梁3により囲まれた空間Sの開口部と同等に構成し、第1の連通部に相当する上記連通口4を一端側に穿設すると共に、第2の連通部に相当する連通口23を他端側に穿設している。そしてこの実施の形態では、連通口23は複数設けている。従って、この実施の形態では、蓄熱空気通路16と天井内空間12の空気の流通は、第1の実施の形態の隙間15に代り、連通口23を通して行われることになる。
その他の運転動作は、第1の実施の形態と同様であるので重複する説明は省略する。
【0025】
以上の本発明において、梁3によって囲まれた空間Sに支持板5を設置する場合、まず第1の実施の形態において隙間15を形成する端縁以外の端縁と、周囲の梁3間及び第2の実施の形態における全端縁と周囲の梁3間は密封状態としても良いが、必ずしも密封する必要はなく、ある程度の隙間が形成されても構わない。従って、工事が簡単で、低コストである。
【0026】
【発明の効果】
本発明は以上のとおりであるので、中空スラブを使用しない既存の、又は新築の建物に対して、比較的簡単な工事で、躯体蓄熱を利用した空調システムを構成することができるという効果がある。
従って熱源容量を増大せずに空調負荷の増大に対応することができ、イニシャルコストの増大を抑制すると共に、ランニングコストの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の空調システムの第1の実施の形態を蓄熱運転状態により概念的に示す要部断面図である。
【図2】 本発明の空調システムの第1の実施の形態を蓄熱を利用した空調運転状態により概念的に示す要部断面図である。
【図3】 本発明の空調システムの第1の実施の形態を蓄熱を利用しない空調運転状態により概念的に示す要部断面図である。
【図4】 第1の実施の形態を下方から見上げた説明図である。
【図5】 本発明に適用する蓄熱空調ユニットの斜視図である。
【図6】 本発明の空調システムの第2の実施の形態を蓄熱運転状態により概念的に示す要部断面図である。
【図7】 第2の実施の形態を下方から見上げた説明図である。
【図8】 従来の躯体蓄熱を利用した空調システムの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 床躯体
2 天井
3 梁
3a 大梁
3b 小梁
4 連通口
5 支持板
6 空調機本体
7 吹出側
8 天井吹出口
9 切換機構
10 吹出空気経路
11 吸込側
12 天井内空間
13 切換機構
14 吸込空気経路
15 隙間
16 蓄熱空気通路
17 ダクト
18 吸込口
19 吸込口
20 連通ダクト
21 取付部材
22 居室空間
S 空間
Claims (6)
- 建物の天井の上側の床躯体において、梁によって囲まれた空間に、床下面から適宜間隔を隔てて支持板を設置して、床躯体と支持板により蓄熱空気通路を構成すると共に、この蓄熱空気通路と外部とを連通させる第1、第2の連通部を支持板の離れた位置の夫々に構成し、支持板の下側には、空調機本体と、空調機本体の吹出側を、第1の連通部と天井吹出口側に切換機構を介して接続する吹出空気経路と、空調機本体の吸込側を、第1の連通部と天井内空間に切換機構を介して接続する吸込空気経路から成る空調機要素を設置したことを特徴とする躯体蓄熱を利用した空調システム
- 支持板は梁によって囲まれた空間の開口部よりも小さく構成し、空間の一方側に偏倚して設置することにより、他方側に隙間を構成し、支持板の一方側に第1の連通部を穿設すると共に、他方側の隙間を第2の連通部とすることを特徴とする請求項1記載の躯体蓄熱を利用した空調システム
- 支持板は梁によって囲まれた空間の開口部と同等に構成し、支持板の離れた位置に第1、第2の連通部を穿設することを特徴とする請求項1記載の躯体蓄熱を利用した空調システム
- 空調機要素を支持板に予め設置して躯体蓄熱ユニットとして構成することを特徴とする請求項1〜3までのいずれか1項に記載の躯体蓄熱を利用した空調システム
- 支持板は蓄熱性能を有するコンクリート系のトラス床板を使用することを特徴とする請求項1〜4までのいずれか1項に記載の躯体蓄熱を利用した空調システム
- 一端側に偏倚させて連通口を穿設した支持板の一面側に、空調機本体と、空調機本体の吹出側を、連通口と天井吹出口側に切換機構を介して接続するための吹出空気経路と、空調機本体の吸込側を、連通口と天井内空間に切換機構を介して接続するための吸込空気経路から成る空調機要素を設置したことを特徴とする躯体蓄熱ユニット
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34558397A JP3787737B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 躯体蓄熱を利用した空調システム及び躯体蓄熱ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34558397A JP3787737B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 躯体蓄熱を利用した空調システム及び躯体蓄熱ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11173601A JPH11173601A (ja) | 1999-07-02 |
JP3787737B2 true JP3787737B2 (ja) | 2006-06-21 |
Family
ID=18377587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34558397A Expired - Fee Related JP3787737B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 躯体蓄熱を利用した空調システム及び躯体蓄熱ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3787737B2 (ja) |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP34558397A patent/JP3787737B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11173601A (ja) | 1999-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3787737B2 (ja) | 躯体蓄熱を利用した空調システム及び躯体蓄熱ユニット | |
JP3787747B2 (ja) | 躯体蓄熱を利用した空調システム | |
JP3787746B2 (ja) | 床躯体蓄熱を利用した空調システムの運転方法 | |
JP3279970B2 (ja) | 躯体蓄熱を利用した天井吹出方式の空調システム | |
JP2000213766A (ja) | カセット型空気調和機および躯体蓄熱空調システム | |
JP3758330B2 (ja) | 躯体蓄熱空調システム | |
JP3867561B2 (ja) | 躯体蓄熱式空調システム | |
JP3289885B2 (ja) | 躯体蓄熱を利用した空調システムの運転方法 | |
JP3230000B2 (ja) | 躯体蓄熱を利用した天井吹出方式の空調システム | |
JP3332209B2 (ja) | 躯体蓄熱を利用した床吹き出し空調方式 | |
JP3842903B2 (ja) | 室外ユニット及び空気調和機 | |
JP3298813B2 (ja) | 躯体蓄熱を利用した床吹き出し空調方式 | |
JP3748309B2 (ja) | 躯体蓄熱型空気調和システム | |
JP3226093B2 (ja) | 躯体蓄熱を利用した空調システム | |
JP4339488B2 (ja) | ナイトパージ機能付き空気流通窓 | |
JP3726796B2 (ja) | 壁設置用一体形エアコン | |
JP3656077B2 (ja) | 室内循環流路と外気供給流路を併設した下部吹出空調機 | |
JP3243622B2 (ja) | 空調システム | |
JP3273552B2 (ja) | 躯体蓄熱を利用した空調システム用の空調機 | |
JPS6199045A (ja) | 空冷形空気調和装置 | |
JP3229995B2 (ja) | ボイドスラブを利用した躯体蓄熱空調方式 | |
JPH0344613Y2 (ja) | ||
JP3418820B2 (ja) | 躯体蓄熱式空調システム | |
JP2635095B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
JP4400897B2 (ja) | 蓄熱式空調システム並びに蓄熱式空調システムの運転方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040929 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060315 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060316 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |