JP3230000B2 - 躯体蓄熱を利用した天井吹出方式の空調システム - Google Patents

躯体蓄熱を利用した天井吹出方式の空調システム

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JP3230000B2 JP27700797A JP27700797A JP3230000B2 JP 3230000 B2 JP3230000 B2 JP 3230000B2 JP 27700797 A JP27700797 A JP 27700797A JP 27700797 A JP27700797 A JP 27700797A JP 3230000 B2 JP3230000 B2 JP 3230000B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は躯体蓄熱を利用した
天井吹出方式の空調システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者等は、建物の空調における省エ
ネルギー、ランニングコストの低減、及び空調負荷のピ
ークカット等を目的として、先に、躯体蓄熱を利用する
空調システムを提案した。(例えば、特願平9−271
33号の願書に添付した明細書及び図面を参照のこ
と。)
【0003】この空調システムは床吹出式の構成であ
り、図6、図7に示すように、空調空間aの床bに吹出
口cを構成し、天井dに吸込口eを構成すると共に、躯
体fは複数の中空部gを並列に有する構成とし、隣接す
る一対の中空部g毎に一端側を連通ダクトhにより連通
させて直列の空気通路を構成すると共に、空気通路は、
それらの両端側において天井空間i側に連通口j,kを
構成し、空調機lの吹出側mを、切替機構nを備えた吹
出空気経路oを介して上記空気通路の一端側の連通口j
と床下空間pに位置させた吹出口qに選択的に連通させ
る構成とすると共に、空調機の吸込側rを、切替機構s
を備えた吸込空気経路tを介して上記空気通路の一端側
の連通口jと天井空間iに位置させた吸込口uに選択的
に連通させる構成とし、上記空気通路の他端側の連通口
kは天井空間iと連通させた構成である。切替機構n,
sは夫々一対のダンパーvにより構成している。尚、ダ
ンパーvは図において、”○”と”/”を組み合せた図
記号により表している。
【0004】このような構成において、空調が必要な時
間外、特に、電力料金の単価が安い夜間には、空調空気
が図7中の実線矢印で示す流れとなるように切替機構
n,sのダンパーvを開又は閉(図7中”○”内を塗り
潰したものが閉状態、塗り潰していないものが開状態と
している。)として必要な時間だけ空調機aを蓄熱運転
する。この運転状態では、空調空気は躯体fの中空部g
を通るので、空調機lの運転により発生した熱(冷熱を
含む)を躯体fに蓄熱することができる。また日中の空
調時には、空調空気が図7中の破線矢印又は図6中の実
線矢印で示す流れとなるように切替機構n,sのダンパ
ーvを開又は閉(上記とは逆に図7中”○”内を塗り潰
したものが開状態、塗り潰していないものが閉状態であ
る。)として空調機aを運転すると、空調空間aの空調
に供された後の空調空気が上記とは逆方向に中空部gの
空気通路を通って空調機lに還流するので、上記蓄熱運
転において躯体fに蓄熱されていた熱を回収して空調に
供することができる。上記の空調システムは、このよう
なことから建物の空調における省エネルギー、ランニン
グコストの低減、空調負荷のピークカットを計ることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、躯体蓄
熱を利用する上述した空調システムは床吹き出し方式で
あるが、現状では、事務所ビル等の建物における空調方
式としては天井吹出方式が主流であり、その空調機器の
費用も生産台数からいって割安なものとなっているた
め、コスト低減を計る上で、躯体蓄熱の利用を天井吹出
方式の空調システムに適用することが望まれる。本発明
は、このような点に鑑みて創案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明では、天井とコンクリートスラブ躯体間の
天井空間内に空調機を設置すると共に、天井に吹出口と
吸込口を構成し、コンクリートスラブ躯体は複数の中空
部を並列に有する構成とし、隣接する一対の中空部毎に
一端側を連通させて複数の直列の空気通路を構成すると
共に、空気通路は、それらの両端側において天井空間側
に連通口を構成し、空調機の吹出側を、切替機構を備え
た吹出空気経路を介して上記空気通路の一端側の連通口
と吹出口に選択的に連通させる構成とすると共に、空調
機の吸込側を、切替機構を備えた吸込空気経路を介して
上記空気通路の一端側の連通口と天井空間に選択的に連
通させる構成とし、上記空気通路の他端側の連通口は天
井空間と連通させた天井吹出方式の空調システムを提案
する。
【0007】そして本発明では、上記の構成において、
切替機構は、分岐した経路の夫々に設けたダンパにより
構成したり、又は、経路の分岐部に設けた切替ダンパに
より構成することを提案する。
【0008】また本発明では、上記の構成において、空
調機は、天井隠ぺい型の空冷ヒートポンプマルチパッケ
ージ形空調機としたり、又は天井隠ぺい型の外調機とフ
ァンコイルユニットとすることを提案する。
【0009】以上の本発明によれば、天井とコンクリー
トスラブ躯体間の天井空間内に設置した空調機からの空
調空気を、空調時間外の夜間において、コンクリートス
ラブ躯体の中空部により構成した空気通路に流すことに
よりコンクリートスラブ躯体に蓄熱を行うことができ、
このようにコンクリートスラブ躯体に蓄えた熱は、日中
の空調時間において、空調機からの空調空気を天井に構
成した吹出口から居室空間内に吹き出す際に、空調機の
吸込側よりも上流側において天井空間内の空気を上記空
気通路に流すことにより高い効率で、確実に回収して空
調に利用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を添付図
面を参照して説明する。まず、図1、図2は本発明の空
調システムの第1の実施の形態を運転動作毎に概念的に
表した要部断面図であり、図3は図1のA−A線断面図
である。符号1はコンクリートスラブ躯体であり、この
コンクリートスラブ躯体1はボイドスラブのように、中
空部2を有する中空構造のコンクリート躯体である。
尚、以下の説明では、コンクリートスラブ躯体を単に躯
体と省略しても称する。符号3は躯体1の下方に天井空
間4を隔てて構成した天井で、その下方が居室空間5と
なる。天井3には吹出口6と吸込口7を適数、適所に構
成する。
【0011】符号8は天井空間4内に設置した空調機で
あり、この空調機8は、天井隠ぺい型の空冷ヒートポン
プマルチパッケージ形空調機又は天井隠ぺい型の外調機
とファンコイルユニットであり、これ以外の他の必要な
空調機の要素は適所に設置することができる。
【0012】上述したように躯体1は中空部2を有する
構成で、この中空部2により空気通路を構成する。図3
に示すように、躯体1は複数のダクト状の中空部2が並
列に構成されており、隣接する一対の中空部2毎に連通
孔9により一端側を連通させて直列の空気通路を構成し
ている。尚、直列空気通路は、上述と同様に連通ダクト
を用いて構成することもできる。そして、それらの直列
空気通路の一端側と他端側の夫々において、天井空間4
側に連通口10a,10bを構成する。そして複数の中
空部2の夫々一端側の連通口10aは連通ダクト11に
より連通させており、また他端側の連通口10bは、そ
のままで天井空間4内に連通させている。図からもわか
るように、この実施の形態における空気通路は、隣接す
る一対の中空部2毎の直列経路として構成しているの
で、空気通路の両端側の連通口10a,10bは、いず
れも躯体1の一端側に構成されている。
【0013】そして、空調機8の吹出側を、切替機構1
2を備えた吹出空気経路13を介して一端側の連通口1
0aと吹出口6に選択的に連通させる構成としている。
即ち、吹出空気経路13は、空調機8の吹出側からの共
通のダクト14cと、それから分岐したダクト14a,
14bから成り、夫々のダクト14a,14bにモータ
ダンパ15a,15bを設置して、これらのモータダン
パ15a,15bにより切替機構12を構成している。
そして一方側のダクト14aを上記連通口10aの連通
ダクト11に接続すると共に、他方側のダクト14bを
吹出口6に接続している。
【0014】一方、空調機8の吸込側を、切替機構16
を備えた吸込空気経路17を介して一端側の連通口10
aと天井空間4に選択的に連通させる構成としている。
即ち、吸込空気経路17は、空調機8の吸込側への共通
のダクト18cに合流するダクト18a,18bから成
り、夫々のダクト18a,18bにモータダンパ19
a,19bを設置して、これらのモータダンパ19a,
19bにより切替機構16を構成している。そして一方
側のダクト18aを上記連通口10aの連通ダクト11
に接続すると共に、他方側のダクト18bは吸込口20
を介して天井空間4と連通させている。尚、符号21は
上階の床、22は窓である。
【0015】以上の構成の空調システムにつき、その運
転方法を説明する。図1は例えば冷房期の空調時間外、
特に、電力料金の単価が安くなる夜間における蓄熱運転
状態を示すもので、吹出空気経路13においてはダンパ
15aを開、ダンパ15bを閉とすると共に、吸込空気
経路17においてはダンパ19aを閉、ダンパ19bを
開として空調機8を運転する。尚、以降、閉状態のダン
パは図において黒塗りで表示する。この蓄熱運転では、
空調機8の吹出側からの空調空気、即ち、この場合、冷
風は、図1に矢印で示すように、ダクト14c,14
a,ダンパ15aを通り、連通ダクト11を経て連通口
10aから中空部2内に流入する。こうして中空部2内
に流入した冷風は、中空部2を空気通路として連通孔9
を介して連通口10b方向に流れ、この際、躯体1を冷
やす。即ち、躯体1には、いわゆる冷熱が蓄積される。
このように躯体1を冷やした冷風は、連通口10bから
天井空間4内に流出し、天井空間4から吸込口20、ダ
クト18b,ダンパ19b,ダクト18cを経て空調機
8の吸込側に還流して循環に供される。
【0016】このような蓄熱運転は、上述したように電
力料金の単価が安くなる夜間において、予め設定した所
定の時間だけ行うようにしたり、躯体1の適所に設置し
た温度センサを用いて、設定温度となるように制御して
運転することができる。また、このような蓄熱運転で
は、空調機8における空気の吹き出し温度を、15℃等に
設定することにより、より効率的に躯体1に蓄熱を行う
ことができる。
【0017】以上のようにして、夜間、必要な時間だけ
空調機8を蓄熱運転して躯体1に冷熱を蓄え、空調が必
要な時間が始まった時点で再び空調機8を空調運転、即
ち冷房運転する。この冷房運転では、蓄熱運転時と異な
り、図2に示すように、吹出空気経路13においてはダ
ンパ15aを閉、ダンパ15bを開とすると共に、吸込
空気経路17においてはダンパ19aを開、ダンパ19
bを閉として空調機8を運転する。この運転状態では、
空調機8の吹出側からの冷風は、ダクト14c,14
a、ダンパ15bを通り、天井3の吹出口6から居室空
間5内に流入すると共に、居室空間5内の空気が吸込口
7から天井空間4内に流入し、次いで連通口10bから
中空部2内に流入する。中空部2内に流入した空気は、
中空部2を空気通路として連通口10a方向に流れ、こ
の際、躯体1に蓄熱されている冷熱により冷やされる。
即ち、中空部2を流れる空気により、蓄熱されている冷
熱が回収される。こうして冷やされた空気は、連通口1
0aから連通ダクト11を経て吸込空気経路17を構成
するダクト18aを流れ、ダンパ19a、ダクト18c
を経て空調機8の吸込側に還流する。そして空調機8に
より更に冷やされて、上述したように吹出空気経路13
を経て吹出口6から居室空間5に吹き出し、こうして蓄
熱運転時に躯体1に蓄熱された冷熱は、放熱されて居室
空間5の冷房に供される。特に、この実施の形態では、
空調運転において、躯体1に蓄熱されている中空部2に
天井空間4内の空気を流して蓄熱の回収を行うので、そ
の効率が高く、熱回収を均一に、そして確実に行え、有
効利用を計ることができる。
【0018】以上は本発明の実施の形態を、冷房期の運
転について説明しているが、暖房期の運転においても同
様な動作で、蓄熱運転において温風を中空部2内に流し
て躯体1に蓄熱を行うと共に、暖房運転において蓄熱さ
れている熱を天井空間4内に放熱することにより、居室
空間5の暖房に供することができる。尚、この暖房期に
おける蓄熱運転では、空調機8の空気の吹き出し温度を
30℃等に設定することにより、より効率的に蓄熱を行う
ことができる。
【0019】次に図4、図5は本発明の空調システムの
第2の実施の形態を運転動作毎に概念的に表した要部断
面図である。この第2の実施の形態は、概念的には第1
の実施の形態と同様であるが、吐出空気経路13と吸込
空気経路17の切替機構の構成が相違するものである。
従ってこの実施の形態においては、上述の第1の実施の
形態と同様な構成要素には同1の符号を付して重複する
説明を省略する。即ち、この実施の形態では、吹出空気
経路13の切替機構12と吸込空気経路17の切替機構
16は、第1の実施の形態のように分岐した経路の夫々
に設けたダンパにより構成するのではなく、経路の分岐
部(又は合流部)に設けた切替ダンパにより構成するも
のである。この構成では、吹出空気経路13は空調機8
の吐出側の共通のダクト23cと、それから分岐したダ
クト23a,23bを有し、これらの分岐部に切替ダン
パ24aを設置すると共に、吸込空気経路17は空調機
8の吸込側の共通のダクト25cとこれに合流するダク
ト25a,25bから成り、これらの分岐部(合流部)
に切替ダンパ24bを設置し、また上記連通ダクト11
に接続したダクト25dとダクト23a,25aの分岐
部(合流部)にも切替ダンパ24cを設置している。こ
の構成では、切替ダンパ24a,24cが吹出空気経路
13の切替機構を構成し、また切替ダンパ24b,24
cが吸込空気経路17の切替機構を構成する。
【0020】以上の構成において、図4は夜間の蓄熱運
転状態を示すもので、この蓄熱運転では、切替ダンパ2
4aはダクト23c,23aが連通、切替ダンパ24b
はダクト25c,25bが連通、そして切替ダンパ24
cはダクト23a,25dが連通するように操作してい
る。即ち、この状態においては、空調機8の吹出側から
の空調空気は、ダクト23c、切替ダンパ24a、ダク
ト23a、切替ダンパ24cを順次通り、連通ダクト2
5、連通ダクト11を経て連通口10aから躯体1の中
空部2内に流入する。そして中空部2内に流入した空調
空気は、図中、中空部2内を躯体1の左端方向に流れた
後、連通口9を経て隣接する他の中空部2に流入して、
今度は躯体1の右端方向に流れて、連通口10bから天
井空間4内に流出し、また天井空間4内の空気は、ダク
ト25b、切替ダンパ24b、ダクト25cを経て空調
機8の吸込側に還流して循環に供される。
【0021】次に図5は空調運転状態を示すもので、こ
の空調運転では、上記蓄熱運転状態と異なり、切替ダン
パ24aはダクト23c,23bが連通、切替ダンパ2
4bはダクト25a,25cが連通、そして切替ダンパ
24cはダクト25a,25dが連通するように操作す
る。この状態においては、空調機8の吹出側からの空調
空気は、ダクト23c、切替ダンパ24a、ダクト23
bを通り、天井3の吹出口6から居室空間5内に流入す
ると共に、居室空間5内の空気が吸込口7から天井空間
4内に流入し、次いで連通口10bから躯体1の中空部
2内に流入する。連通口10bから中空部2内に流入し
た空気は、蓄熱運転時と逆の経路で中空部2を流れて、
連通口10aから連通ダクト11に流入し、ここからダ
クト25d、切替ダンパ24c、ダクト25a、切替ダ
ンパ24b、ダクト25cを経て空調機8の吸込側に還
流する。以上の蓄熱運転状態、空調運転状態における夫
々蓄熱、蓄熱回収動作は上述した第1の実施の形態と同
様であるので説明は省略する。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、以下
に示すような効果がある。 a.空調が必要な時間外に空調機を蓄熱運転してコンク
リートスラブ躯体に予め熱(冷熱を含む)を蓄熱してお
き、この熱を、空調が必要な時間の空調運転時に利用す
るので、空調負荷の低減、即ちピークカットとランニン
グコストの低減を計ることができる。 b.蓄熱運転は電力料金の安い時間帯(夜間)を利用し
て行うことができ、さらにランニングコストの低減が可
能となる。 c.コンクリートスラブ躯体として比熱の高い材質を適
用することにより、蓄熱効果を高めることができる。 d.天井吹出方式であるので、床吹出方式のように二重
床が必須でなくなり、空調機を格納する空調機室が不要
となる。 e.現在、事務所ビル等の建物において主流の天井吹出
方式の空調機、例えば比較的安価な天井隠ぺい型空調機
を利用することができるので、設備機器に要するコスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の空調システムの第1の実施の形態を
蓄熱運転状態により概念的に示す要部断面図である。
【図2】 本発明の空調システムの第1の実施の形態を
空調運転状態により概念的に示す要部断面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 本発明の空調システムの第2の実施の形態を
蓄熱運転状態により概念的に示す要部断面図である。
【図5】 本発明の空調システムの第2の実施の形態を
空調運転状態により概念的に示す要部断面図である。
【図6】 躯体蓄熱を利用する床吹出式の空調システム
の例を示す説明的透視図である。
【図7】 図6の空調システムの構成及び動作を示す系
統図である。
【符号の説明】
1 躯体(コンクリートスラブ躯
体) 2 中空部(空気通路) 3 天井 4 天井空間 5 居室空間 6 吹出口 7 吸込口 8 空調機 9 連通孔 10a,10b 連通口 11 連通ダクト 12 切替機構 13 吹出空気経路 14a,14b,14c ダクト 15a,15b モータダンパ 16 切替機構 17 吸込空気経路 18a,18b,18c ダクト 19a,19b モータダンパ 20 吸込口 21 上階の床 22 窓 23a,23b,23c ダクト 24a,24b,24c 切替ダンパ 25a,25b,25c,25d ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 布川 安彦 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−184348(JP,A) 特開 平1−226961(JP,A) 特開 平1−310239(JP,A) 特開 平9−79613(JP,A) 特開 平3−247931(JP,A) 特開 平9−26155(JP,A) 特開 平2−101337(JP,A) 実開 昭64−22918(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00 F24F 13/02 F24F 13/068 F28D 20/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井とコンクリートスラブ躯体間の天井
    空間内に空調機を設置すると共に、天井に吹出口と吸込
    口を構成し、コンクリートスラブ躯体は複数の中空部を
    並列に有する構成とし、隣接する一対の中空部毎に一端
    側を連通させて複数の直列の空気通路を構成すると共
    に、空気通路は、それらの両端側において天井空間側に
    連通口を構成し、空調機の吹出側を、切替機構を備えた
    吹出空気経路を介して上記空気通路の一端側の連通口と
    吹出口に選択的に連通させる構成とすると共に、空調機
    の吸込側を、切替機構を備えた吸込空気経路を介して上
    記空気通路の一端側の連通口と天井空間に選択的に連通
    させる構成とし、上記空気通路の他端側の連通口は天井
    空間と連通させたことを特徴とする躯体蓄熱を利用した
    天井吹出方式の空調システム
  2. 【請求項2】 切替機構は、分岐した経路の夫々に設け
    たダンパにより構成したことを特徴とする請求項1記載
    の躯体蓄熱を利用した天井吹出方式の空調システム
  3. 【請求項3】 切替機構は、経路の分岐部に設けた切替
    ダンパにより構成したことを特徴とする請求項1記載の
    躯体蓄熱を利用した天井吹出方式の空調システム
  4. 【請求項4】 空調機は、天井隠ぺい型の空冷ヒートポ
    ンプマルチパッケージ形空調機であることを特徴とする
    請求項1記載の躯体蓄熱を利用した天井吹出方式の空調
    システム
  5. 【請求項5】 空調機は、天井隠ぺい型の外調機とファ
    ンコイルユニットであることを特徴とする請求項1記載
    の躯体蓄熱を利用した天井吹出方式の空調システム
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