JP4490396B2 - 空気調和システム及びその制御方法 - Google Patents
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Description
(1)第1の発明は、ダブルスキンを有する建物における空気調和システムであって、当該建物内又は外部で発生した排熱空気を、ダブルスキン下層部に導入する手段と、外気を導入する外気導入手段と、ダブルスキン内を上昇する排熱空気と導入外気とを熱交換させる熱交換手段と、を備えて成ることを特徴とする。
本発明により、ペリメータゾーンに放熱後の排熱空気が持つエンタルピーを換気用導入空気に与えることになり、排熱のカスケード利用が可能となり、さらなるビル空調の省エネ化が促進される。
本発明によれば、ペリメータゾーンにおいて過度の温度上昇をもたらすことなく、かつ、暖房負荷を大幅に減少させることができる。
(3)さらに、上記において、換気用ボイド空間をさらに備えて成ることを特徴とする。
(4)さらに、上記において、ダブルスキン内に導入された排熱空気の流れを、ダブルスキン上層側、ボイド空間側、もしくは建物外部側、のいずれか一方向又は複数方向に誘導可能とする流路誘導手段を、さらに備えて成ることを特徴とする。
(5)さらに、上記において流路誘導手段は誘導排熱空気量を制御する手段を備えたことを特徴とする。
(6)さらに、上記において排熱空気が、建物の機械室フロアから排出される冷房排熱空気であることを特徴とする。
本発明により、機械室空調に伴う排熱の有効利用が可能となる。
(8)さらに、上記において外気導入手段と、熱交換手段とを、各フロアの空調ゾーンごとに設けたことを特徴とする。
本発明は、特に冬季に適した空調方法である。排熱空気を、これより高温の室内空調循環空気と熱交換させることによって、排熱空気を昇温することができる。昇温した排熱空気をダブルスキン内に再度排気することにより、単に排熱空気をダブルスキン内に導入するより断熱効果を高めることができる。
ボイド空間温度(Tv)>Tr>Td≧To
となるように制御して、ボイド空間の排熱空気のドラフト効果により、室内換気後の空気をボイド空間に誘引することを特徴とする空気調和システムの制御方法である。
本発明を夏季のナイトパージとして用いることにより、ボイド空間を上昇する排熱空気のドラフト作用によりオフィスフロアへの外気導入が促進され、建物全体として躯体冷却効果を高めることができる。
To>Td>Tr
となるように制御することを特徴とする空気調和システムの制御方法である。
本発明は、特に夏季昼間に適した空調方法である。導入外気を熱交換手段を用いて冷房中の室内空調循環空気と熱交換させることによって、導入した外気温度が低下する。これをダブルスキン内に排気することにより、従来の自然換気方式と比較してダブルスキン内温度を外気温度より低く保持することができる。これによりダブルスキンによる断熱効果の一層の向上を図ることができる。
さらに、従来技術のようにフロアごとにダブルスキンを区画したり、連通切替機構の設置をしたりする必要がないため、メンテナンスの容易化が図れ、また、ダブルスキンの構造が簡単となるためコストダウンに資する。
(冬季における空調方法)
なお、本実施形態ではオフィスフロアの換気は、天井換気によるものとしたが、これに限らず他の換気方式を採用することも可能である。
(夏季夜間・中間期における空調方法)
(夏季における空調方法)
さらに、図4〜図6を参照して本発明の他の実施形態について説明する。
図4は、本発明の第二の実施形態に係る空気調和システム20の冬季における空調制御方法を示す図である。図5は、同夏季夜間又は中間期における空調制御方法を示す図である。図6は、同夏季昼間における空調制御方法を示す図である。なお、図4〜図6では上層階のオフィスフロア部のみを示しており、下層階(機械室フロア及び中間設備フロア)部分については、図1と同様であるので図示を省略してある。また、左側フロア部のみ示し、右側フロア部については図示を省略してある。
(冬季における空調方法)
(夏季夜間・中間期における空調方法)
(夏季(昼間)における空調方法)
2・・・・建物
3・・・・ダブルスキン
3b・・・外気導入用ダンパ
3c・・・排気用ダンパ
4・・・・外調機
5・・・・熱交換器
6・・・・ボイド空間
7・・・・オフィスフロア
8・・・・機械室
9・・・・中間設備フロア
10・・・空調機
11・・・流路切替ダンパ
14〜17・・・温度センサ
18・・・中央制御部
21・・・全熱交換器
22・・・空調機
23〜25・・・換気口
Claims (9)
- ダブルスキンと、換気用ボイド空間とを、を有する建物における空気調和システムであって、
当該建物内又は外部で発生した排熱空気をダブルスキン下層部に導入する手段と、
外気を導入する外気導入手段と、
ダブルスキン内を上昇する排熱空気と導入外気とを熱交換させる熱交換手段と、
前記ダブルスキン内に導入された排熱空気の流れを、前記ダブルスキン上層側、前記ボイド空間側、もしくは建物外部側、のいずれか一方向又は複数方向に誘導可能とする流路誘導手段と、を備えて成り、
前記外気導入手段及び前記流路誘導手段を操作することにより、冬季には外気を導入することなく、排熱空気の一部を前記ダブルスキン上層側に導くとともに、残りの一部を前記ボイド空間側に導き、かつ、
夏季夜間又は中間期には、外気を前記ダブルスキン上層側に導くとともに、排熱空気を全て前記ボイド空間側に導く、
ことを可能に構成した、ことを特徴とする空気調和システム。 - 請求項1において、前記熱交換手段は、排熱空気と導入外気とを熱交換させることに替えて、排熱空気又は導入外気と室内空調循環空気とを熱交換させるものであることを特徴とする空気調和システム。
- 前記流路誘導手段は、さらに誘導排熱空気量を制御する手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和システム。
- 前記排熱空気が、前記建物の機械室フロアから排出される冷房排熱空気であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気調和システム。
- 前記外気導入手段と、前記熱交換手段とを、前記ダブルスキン最上部に設けたことを特徴とする請求項1又は3に記載の空気調和システム。
- 前記外気導入手段と、前記熱交換手段とを、各フロアの空調ゾーンごとに設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の空気調和システム。
- 請求項6に記載の空気調和システムにおいて、
排熱空気を前記ダブルスキン上層側に誘導して、前記熱交換手段により室内空調循環空気と熱交換させた後に再度ダブルスキン内に排気することにより、
フロア室内温度(Tr)>ダブルスキン内部温度(Td)>外気温度(To)
となるように制御することを特徴とする空気調和システムの制御方法。 - 請求項6に記載の空気調和システムにおいて、
排熱空気を前記ボイド空間側に誘導し、かつ、外気をダブルスキンに取り入れた後に室内に導入することにより、
ボイド空間温度(Tv)>Tr>Td≧To
となるように制御して、ボイド空間の排熱空気のドラフト効果により、室内換気後の空気を前記ボイド空間に誘引することを特徴とする空気調和システムの制御方法。 - 請求項6に記載の空気調和システムにおいて、
排熱空気を建物外部側に誘導し、かつ、導入外気を前記熱交換手段により室内空調循環空気と熱交換させた後にダブルスキン内に排気することにより、
To>Td>Tr
となるように制御することを特徴とする空気調和システムの制御方法。
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