JPH09145118A - 高気密高断熱住宅の換気空調システム - Google Patents
高気密高断熱住宅の換気空調システムInfo
- Publication number
- JPH09145118A JPH09145118A JP30797295A JP30797295A JPH09145118A JP H09145118 A JPH09145118 A JP H09145118A JP 30797295 A JP30797295 A JP 30797295A JP 30797295 A JP30797295 A JP 30797295A JP H09145118 A JPH09145118 A JP H09145118A
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- JP
- Japan
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- air
- ventilation
- wall
- highly
- living room
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外部からの熱負荷を低減し、かつ設備コスト
を低く抑えた高密度高断熱住宅向けの換気空調システム
を提供する。 【解決手段】 換気ユニット４１を介して居室２２に新
鮮空気を供給し、居室２２からの空気は壁内通気層２７
を通して換気ユニット４１から排出する。
を低く抑えた高密度高断熱住宅向けの換気空調システム
を提供する。 【解決手段】 換気ユニット４１を介して居室２２に新
鮮空気を供給し、居室２２からの空気は壁内通気層２７
を通して換気ユニット４１から排出する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高気密高断熱住宅
における換気空調システムに関する。
における換気空調システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】高気密高断熱構造の住宅が、冷暖房のエ
ネルギの無駄がなく、快適な住環境が得られるため、最
近多く建築されている。高気密高断熱住宅１は、図２に
示すように屋外の新鮮な空気が、換気ファンと熱交換素
子を内蔵した換気ユニット２で居室５から排気される汚
れた空気と熱交換し、さらに図示しない屋外機で発生さ
れた冷暖房用の冷温水によって空調機３で冷やされまた
は暖められ、給気ダクト４を介して居室５の天井に設け
られた吹出グリル６から吹出される。一方居室５内の汚
れた空気の一部は、吸込口ボックスグリル７から、排気
ダクト８を介して換気ユニット２を通って屋外に排出さ
れる。トイレ・サニタリ９Ｂの天井に設けられている換
気扇１０が運転しているとき、居室５内の空気の一部は
廊下９Ａやトイレ・サニタリ９Ｂなどの非居住部９を通
って、外部に排出される。これによって非居住部もある
程度空調が行われる。居室５と非居住部９とは断熱材１
１で囲まれて完全密閉されている。これによって居室５
内も非居住部９も外部とは完全に密閉され、効率のよい
換気空調ができる。空調機３は破線で示すように居室５
内にあってもよい。
ネルギの無駄がなく、快適な住環境が得られるため、最
近多く建築されている。高気密高断熱住宅１は、図２に
示すように屋外の新鮮な空気が、換気ファンと熱交換素
子を内蔵した換気ユニット２で居室５から排気される汚
れた空気と熱交換し、さらに図示しない屋外機で発生さ
れた冷暖房用の冷温水によって空調機３で冷やされまた
は暖められ、給気ダクト４を介して居室５の天井に設け
られた吹出グリル６から吹出される。一方居室５内の汚
れた空気の一部は、吸込口ボックスグリル７から、排気
ダクト８を介して換気ユニット２を通って屋外に排出さ
れる。トイレ・サニタリ９Ｂの天井に設けられている換
気扇１０が運転しているとき、居室５内の空気の一部は
廊下９Ａやトイレ・サニタリ９Ｂなどの非居住部９を通
って、外部に排出される。これによって非居住部もある
程度空調が行われる。居室５と非居住部９とは断熱材１
１で囲まれて完全密閉されている。これによって居室５
内も非居住部９も外部とは完全に密閉され、効率のよい
換気空調ができる。空調機３は破線で示すように居室５
内にあってもよい。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、暖
房のための暖気と冷房のための冷気とを含む排気がまだ
相当量の熱エネルギを有しているが換気ユニットではこ
の熱エネルギが充分回収されず外気に放出される。ま
た、給気、排気ともダクトが必要なため設備費が高くな
る。
房のための暖気と冷房のための冷気とを含む排気がまだ
相当量の熱エネルギを有しているが換気ユニットではこ
の熱エネルギが充分回収されず外気に放出される。ま
た、給気、排気ともダクトが必要なため設備費が高くな
る。
【０００４】本発明の目的は、前記の問題点を解決した
エネルギ使用量を節約し、かつ居室に快適な換気空調を
施し、かつ排気ダクトの省略によって設備コストを低減
した高気密高断熱住宅の換気空調システムを提供するこ
とである。
エネルギ使用量を節約し、かつ居室に快適な換気空調を
施し、かつ排気ダクトの省略によって設備コストを低減
した高気密高断熱住宅の換気空調システムを提供するこ
とである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、換気ユニット
を介して新鮮な空気を、居室に供給し、居室内の空気を
居室側の内壁と断熱壁との間に設けた壁内通気層から換
気ユニットを介して外部に排気することを特徴とする高
気密高断熱住宅の換気空調システムである。 本発明に従えば、空調された排気は壁内通気層を介して
排出されるので、外壁からの熱負荷を低減できる。さら
に排気は壁内通気層から天井裏を通って換気ユニットで
吸引されるので、排気ダクトが不要になる。
を介して新鮮な空気を、居室に供給し、居室内の空気を
居室側の内壁と断熱壁との間に設けた壁内通気層から換
気ユニットを介して外部に排気することを特徴とする高
気密高断熱住宅の換気空調システムである。 本発明に従えば、空調された排気は壁内通気層を介して
排出されるので、外壁からの熱負荷を低減できる。さら
に排気は壁内通気層から天井裏を通って換気ユニットで
吸引されるので、排気ダクトが不要になる。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の高気密高断熱住
宅２１の換気空調システムの一実施の形態を模式的に示
す断面図である。本住宅２１は、居室２２および廊下２
３Ａ、トイレ・サニタリ２３Ｂなどの非居住部２３を含
み、これらは断熱壁２４によって外部と気密に囲まれて
いる。断熱壁２４は、多くは構造壁を兼ねている。床も
断熱床２５で構成され、断熱床２５は基礎２６によって
支持されている。断熱壁２４と居室２２との間には、内
壁２６があり、断熱壁２４と内壁２６との間には壁内通
気層２７が設けられている。断熱壁２４の外側には外壁
２８があり、断熱壁２４と外壁２８との間に外通気層２
９が設けられている。屋根３１の頂部には通気設備３２
があり、屋根３１の下には断熱部材３３が設けられてい
る。
宅２１の換気空調システムの一実施の形態を模式的に示
す断面図である。本住宅２１は、居室２２および廊下２
３Ａ、トイレ・サニタリ２３Ｂなどの非居住部２３を含
み、これらは断熱壁２４によって外部と気密に囲まれて
いる。断熱壁２４は、多くは構造壁を兼ねている。床も
断熱床２５で構成され、断熱床２５は基礎２６によって
支持されている。断熱壁２４と居室２２との間には、内
壁２６があり、断熱壁２４と内壁２６との間には壁内通
気層２７が設けられている。断熱壁２４の外側には外壁
２８があり、断熱壁２４と外壁２８との間に外通気層２
９が設けられている。屋根３１の頂部には通気設備３２
があり、屋根３１の下には断熱部材３３が設けられてい
る。
【０００７】高気密高断熱住宅２１は、気密にできてい
るので換気設備がなければ生活できない。換気設備は、
新鮮空気を供給する設備と汚れた空気を排出する設備と
に分かれる。供給設備は、ファンを内蔵した換気ユニッ
ト４１と居室２２の天井に設けられる吹出グリル４２と
これらを接続するダクト４３とから構成される。新鮮空
気は換気ユニット４１で排気と熱交換し、吹出グリル４
２から居室２２に供給される。居室２２の汚れた空気の
大部分は、内壁２６の下部に設けた排気口４４Ａから壁
内通気層２７を通って天井裏４６に排出され、換気ユニ
ット４１によって排出される。換気ユニット４１は、天
井裏４６の排気を吸引して外部に排出する。トイレ・サ
ニタリ２Ｂの天井に設けられた換気扇４７が運転してい
るとき、居室２２の汚れた空気の一部は、廊下２３Ａと
の境界に設けられた排出口４４Ｂから廊下２３Ａに排出
され、トイレ・サニタリ２３Ｂとの境界に設けられた排
出口４５からトイレ・サニタリ２３Ｂに入り、ここから
換気扇４７によって外部に排出される。
るので換気設備がなければ生活できない。換気設備は、
新鮮空気を供給する設備と汚れた空気を排出する設備と
に分かれる。供給設備は、ファンを内蔵した換気ユニッ
ト４１と居室２２の天井に設けられる吹出グリル４２と
これらを接続するダクト４３とから構成される。新鮮空
気は換気ユニット４１で排気と熱交換し、吹出グリル４
２から居室２２に供給される。居室２２の汚れた空気の
大部分は、内壁２６の下部に設けた排気口４４Ａから壁
内通気層２７を通って天井裏４６に排出され、換気ユニ
ット４１によって排出される。換気ユニット４１は、天
井裏４６の排気を吸引して外部に排出する。トイレ・サ
ニタリ２Ｂの天井に設けられた換気扇４７が運転してい
るとき、居室２２の汚れた空気の一部は、廊下２３Ａと
の境界に設けられた排出口４４Ｂから廊下２３Ａに排出
され、トイレ・サニタリ２３Ｂとの境界に設けられた排
出口４５からトイレ・サニタリ２３Ｂに入り、ここから
換気扇４７によって外部に排出される。
【０００８】冷暖房の必要がない春秋には、前記によっ
て住宅２１内は換気のみが行われるが、冬期にはたとえ
ばパネルヒータのような暖房設備５１に図示しない温水
発生機から温水が供給され、居室２２の暖房が行われ
る。夏期には、居室２２の上部に設けられた冷房設備５
２で冷房が行われる。居室２２からの冷暖房された空気
の大部分は、屋外に排出される前に壁内通気層２７を通
ることによって、壁面を通して外部と室内との熱移動を
制限し、冷暖房に要する熱負荷を低減することができ
る。また他の一部は、非居住部２３をそこそこに空調す
る。
て住宅２１内は換気のみが行われるが、冬期にはたとえ
ばパネルヒータのような暖房設備５１に図示しない温水
発生機から温水が供給され、居室２２の暖房が行われ
る。夏期には、居室２２の上部に設けられた冷房設備５
２で冷房が行われる。居室２２からの冷暖房された空気
の大部分は、屋外に排出される前に壁内通気層２７を通
ることによって、壁面を通して外部と室内との熱移動を
制限し、冷暖房に要する熱負荷を低減することができ
る。また他の一部は、非居住部２３をそこそこに空調す
る。
【０００９】断熱壁２４の外側には外壁２８が設けられ
る。夏期には外壁２８および屋根３１が日照などによっ
て加温されると、ドラフト作用で外通気層２９と屋根裏
に矢符で示すような空気の流れができ、屋根裏が高温に
なるのが防がれる。
る。夏期には外壁２８および屋根３１が日照などによっ
て加温されると、ドラフト作用で外通気層２９と屋根裏
に矢符で示すような空気の流れができ、屋根裏が高温に
なるのが防がれる。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、高気密高断熱住宅にお
いて、外部からの熱負荷を低減して冷暖房のエネルギを
節約した空調ができ、かつ設備コストも低く抑えること
ができる。
いて、外部からの熱負荷を低減して冷暖房のエネルギを
節約した空調ができ、かつ設備コストも低く抑えること
ができる。
【図１】本発明の一実施の形態の換気空調システムを用
いた高気密高断熱住宅２１の断面図である。
いた高気密高断熱住宅２１の断面図である。
【図２】従来技術の換気空調システムを用いた高気密高
断熱住宅１の断面図である。
断熱住宅１の断面図である。
２１ 高気密高断熱住宅 ２２ 居室 ２３ 非住居部 ２４ 断熱壁 ２５ 断熱床 ２６ 内壁 ２７ 壁内通気層 ２８ 外壁 ２９ 外通気層 ４１ 換気ユニット ４２ 吹出グリル ４４，４５ 排出口 ４６ 換気扇 ５１ 暖房設備 ５２ 冷房設備
Claims (1)
- 【請求項１】 換気ユニットを介して新鮮な空気を、居
室に供給し、居室内の空気を居室側の内壁と断熱壁との
間に設けた壁内通気層から換気ユニットを介して外部に
排気することを特徴とする高気密高断熱住宅の換気空調
システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30797295A JPH09145118A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 高気密高断熱住宅の換気空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30797295A JPH09145118A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 高気密高断熱住宅の換気空調システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09145118A true JPH09145118A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17975383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30797295A Pending JPH09145118A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 高気密高断熱住宅の換気空調システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09145118A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008002775A (ja) * | 2006-06-26 | 2008-01-10 | Ntt Facilities Inc | 空気調和システム及びその制御方法 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP30797295A patent/JPH09145118A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008002775A (ja) * | 2006-06-26 | 2008-01-10 | Ntt Facilities Inc | 空気調和システム及びその制御方法 |
| JP4490396B2 (ja) * | 2006-06-26 | 2010-06-23 | 株式会社Ｎｔｔファシリティーズ | 空気調和システム及びその制御方法 |
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