JP3279716B2 - 蒸着プラスチックフィルムにより箔押しイメージの印刷効果を出す方法 - Google Patents

蒸着プラスチックフィルムにより箔押しイメージの印刷効果を出す方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸着プラスチックフィ
ルムにより箔押しイメージの印刷効果を出す方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷技術により箔押しイメージの
印刷、すなわちメタリックイメージを出す方法としては
次のようなものがある。
【0003】a.印刷インキにより凝似メタリックイメ
ージをつくる方法。
【0004】b.プラスチックフィルムに通常の印刷を
施し、メタリックイメージ部分だけにインキをつけずに
窓開けを行うか、このメタリックイメージ部分だけに透
明インキを使用し、後から蒸着フィルムを貼り合わせて
メタリックイメージをつくる蒸着フィルム貼合法。
【0005】c.プラスチックフィルムに印刷した後、
別工程で箔押し印刷を施してメタリックイメージをつく
る方法。
【0006】d.油性インキと水溶性インキによりフィ
ルムに印刷し、後に蒸着・水洗いを行って部分蒸着する
シーライト加工法。
【0007】e.蒸着フィルムの蒸着面に透明インキと
不透明インキを印刷し、酸で蒸着を溶かし流して部分的
に蒸着を残すパスタ加工法。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した方法
においては、次のような欠点がある。
【0009】まず、印刷インキによる代用では、深みの
ある真のメタリックな感じを持つものにはならない。ま
た、蒸着フィルム貼合法、または、シーライト・パスタ
ー加工では、積層にするため割高になり、フィルムのも
つ腰等の風合いも変わってしまう。さらに、フィルム越
しに蒸着を見るため箔押しイメージが薄れてしまう。箔
押し印刷法は、作業スピードが遅くこれが価格を割高に
する原因となっている。更に、熱収縮フィルム(熱収縮
性プラスチックフィルムとして、ポリ塩化ビニル・ポリ
プロピレン・ポリスチレン・ポリエチレンテレフタレー
ト等がある。)に箔押し印刷を施す時、熱を加えて箔押
しスタンプするため、フィルムが収縮する危険性があ
り、温度管理が非常に難しくなる。
【0010】本発明の目的は、真のメタリックイメージ
を有し、安価に加工できる蒸着フィルムにより箔押し印
刷効果を出す方法を提案することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る蒸着フィル
ムにより箔押し印刷効果を出す方法は次のとおりであ
る。
【0012】蒸着プラスチックフィルムの蒸着面に透明
インキを用いて箔押しイメージの図柄を印刷する、次
に、前記蒸着プラスチックフィルムの裏面に各色インキ
を用いて箔押しイメージの図柄を印刷すると共に、この
図柄を印刷した裏面全体に白色インキを用いて裏刷りを
行う、次に、前記蒸着プラスチックフィルムの酸洗いを
行って透明インキを用いて印刷を施した箔押しイメージ
の図柄の蒸着部分だけを蒸着プラスチックフィルム面に
残す、次に、前記白色インキを用いて行った裏刷り面全
体にシーラントフィルムを貼り合わせる、ことを特徴と
する蒸着プラスチックフィルムにより箔押しイメージの
印刷効果を出す方法。
【0013】
【作用】蒸着プラスチックフィルムの蒸着面にはグラビ
ア印刷或いはオフセット印刷等により箔押しイメージの
図柄(文字を含む)を印刷する。
【0014】そして、このフィルムを反転させて、裏面
に裏刷りを行う。この裏刷りもグラビア或いはオフセッ
ト印刷で行うことができる。次に、弗化水素酸等を用い
て酸洗いを行うことにより、蒸着面に図柄だけを残す。
これを、蒸着面側から見た場合、箔押しイメージとな
る。
【0015】
【実施例】図1〜図5に基づいて本発明の箔押しイメー
ジの印刷効果を出す方法を説明する。但し、図中14は
蒸着金属層、15はポリエステルフィルム、16は白イ
ンキ、17、18、19は各色インキ、20、21は透
明インキ(メジウム、透明黄インキ等)、22はシーラ
ントフィルム(ポリエチレン等)、23、28、29は
ヒートシール部(インキ無し透明部)、24、26はメ
タリック調部(透明インキ部)、25は各色インキ、2
7は白インキであって、次の方法により加工を行う。
【0016】先ず、金・銀・アルミニウム・銅・ニッケ
ル・スズ・クロム、亜鉛等を用いて蒸着金属層14を形
成したポリエステルフィルム15の蒸着金属層14と反
対側(裏面)にグラビア印刷により箔押しイメージの図
柄である各色インキ17、18、19を印刷すると共に
この上に白色インキで裏刷りを行う(図1)。次に、こ
のフィルムを裏返して蒸着金属層14の上に透明インキ
20、21を用いて箔押しイメージの図柄を印刷する
(図2)。次に弗化水素酸により酸洗いを行って透明イ
ンキ20、21部分以外の蒸着金属層を洗い取る(図
3)。次に白色インキ16の表面に必要に応じてシーラ
ントフィルム22を貼り合わせる。
【0017】なお、上記加工において、図1と図2の工
程は逆になってもよく、本発明ではこの順番は限定され
ない。
【0018】図5は上記箔押しイメージフィルムを用い
て製袋したピロー袋を示すもので、外観には、真の箔押
しイメージが現れている。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように、印刷手法を用い
て箔押しイメージを出すことができるので、生産性は高
く、加工費は安い。又、箔押しイメージは、その色彩及
びエッジングを含めて、極めて奇麗な仕上りとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蒸着プラスチックフィルムの裏面側に裏刷りを
施した状態の説明図。
【図2】蒸着面側に透明インキを用いて箔押しイメージ
の図柄印刷を施した状態の説明図。
【図3】蒸着面の酸洗いを行った状態の説明図。
【図4】裏刷り側にシーラントフィルムを貼り合わせた
状態の説明図。
【図5】本発明フィルムを用いて製袋したピロー袋の説
明図。
【符号の説明】
14 蒸着金属層 15 プラスチックフィルム 16 白インキ 17、18、19 各色インキ 20、21 透明インキ(メジウム、透明黄インキ等) 22 シーラントフィルム(ポリエチレン等) 23、28、29 ヒートシール部(インキ無し透明
部) 24、26 メタリック調部(透明インキ部) 25 各色インキ 27 白インキ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸着プラスチックフィルムの蒸着面に
    明インキを用いて箔押しイメージの図柄を印刷する、 次に、前記蒸着プラスチックフィルムの裏面に各色イン
    キを用いて箔押しイメージの図柄を印刷すると共に、こ
    の図柄を印刷した裏面全体に白色インキを用いて裏刷り
    を行う、 次に、前記蒸着プラスチックフィルムの酸洗いを行って
    透明インキを用いて印刷を施した箔押しイメージの図柄
    の蒸着部分だけを蒸着プラスチックフィルム面に残す、次に、前記白色インキを用いて行った裏刷り面全体にシ
    ーラントフィルムを貼り合わせる、 ことを特徴とする蒸着プラスチックフィルムにより箔押
    しイメージの印刷効果を出す方法。
JP09308993A 1993-04-20 1993-04-20 蒸着プラスチックフィルムにより箔押しイメージの印刷効果を出す方法 Expired - Fee Related JP3279716B2 (ja)

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