JP2987649B2 - ラベル・ステッカーの製造方法 - Google Patents
ラベル・ステッカーの製造方法Info
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- JP2987649B2 JP2987649B2 JP3128810A JP12881091A JP2987649B2 JP 2987649 B2 JP2987649 B2 JP 2987649B2 JP 3128810 A JP3128810 A JP 3128810A JP 12881091 A JP12881091 A JP 12881091A JP 2987649 B2 JP2987649 B2 JP 2987649B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロエッチング.ホ
ログラムの映像をエンボスの効果によって鮮明に表現で
きるラベルやステッカーの製造方法に関する。
ログラムの映像をエンボスの効果によって鮮明に表現で
きるラベルやステッカーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より知られているラベルやステッカ
ーの製造技術としては、透明フイルムの片面に図柄を印
刷し、この透明フイルム上には剥離促進剤を用いて図柄
に合わせた印刷を行ない、その後で、その印刷層の部分
を含めて上記透明フイルムの全面に金属を真空蒸着し、
次いで、その金属蒸着層をアルカリ液により洗うことに
よって、上記剥離促進剤による印刷層の部分の金属蒸着
層を剥離した後、金属蒸着層の残存してい部分を含めて
上記フイルムに粘着剤をコーティングする方法がある。
ーの製造技術としては、透明フイルムの片面に図柄を印
刷し、この透明フイルム上には剥離促進剤を用いて図柄
に合わせた印刷を行ない、その後で、その印刷層の部分
を含めて上記透明フイルムの全面に金属を真空蒸着し、
次いで、その金属蒸着層をアルカリ液により洗うことに
よって、上記剥離促進剤による印刷層の部分の金属蒸着
層を剥離した後、金属蒸着層の残存してい部分を含めて
上記フイルムに粘着剤をコーティングする方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】単に必要な部分のみに
金属蒸着層を残存させるようにした従来の製造方法で
は、製造されたラベルやステッカーは図柄等が平面的で
あり、また、金属蒸着層を設けてあっても光沢感が乏し
く、豪華性の面で劣っているという問題があった。
金属蒸着層を残存させるようにした従来の製造方法で
は、製造されたラベルやステッカーは図柄等が平面的で
あり、また、金属蒸着層を設けてあっても光沢感が乏し
く、豪華性の面で劣っているという問題があった。
【0004】本発明はこのような問題を解決したもので
あって、その目的はマイクロエッチング・ホログラムの
映像をエンボスの効果によってを鮮明に表現できるよう
に改良した一見豪華なラベル或いはステッカーの製造方
法を提供することにある。
あって、その目的はマイクロエッチング・ホログラムの
映像をエンボスの効果によってを鮮明に表現できるよう
に改良した一見豪華なラベル或いはステッカーの製造方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴とするラベル・ステッカーの製造方法
は図柄が印刷される透明な基材フイルムの片面に密着性
の良い透明なコーティング層を形成し、このコーテイン
グ層上に、後記金属蒸着層の部分的剥離を容易にする剥
離促進剤を用いて、図柄に合わせた印刷を行ない、その
後で、該印刷層を含めて上記コーティング層の全面に金
属を真空蒸着し、次いで、その金属蒸着層をアルカリ液
で洗うことによって、上記剥離促進剤による印刷層の部
分の金属蒸着層を剥離させて除去した後、金属蒸着層の
残存している部分を含めて上記コーティング層上にマイ
クロエッチング・ホログラム映像のエンボス版によりエ
ンボス加工し、そのエンボス加工面上に粘着剤をコーテ
ィングして、その粘着剤コーティング層上にセパレータ
ーを被着するものである。
に、本発明の特徴とするラベル・ステッカーの製造方法
は図柄が印刷される透明な基材フイルムの片面に密着性
の良い透明なコーティング層を形成し、このコーテイン
グ層上に、後記金属蒸着層の部分的剥離を容易にする剥
離促進剤を用いて、図柄に合わせた印刷を行ない、その
後で、該印刷層を含めて上記コーティング層の全面に金
属を真空蒸着し、次いで、その金属蒸着層をアルカリ液
で洗うことによって、上記剥離促進剤による印刷層の部
分の金属蒸着層を剥離させて除去した後、金属蒸着層の
残存している部分を含めて上記コーティング層上にマイ
クロエッチング・ホログラム映像のエンボス版によりエ
ンボス加工し、そのエンボス加工面上に粘着剤をコーテ
ィングして、その粘着剤コーティング層上にセパレータ
ーを被着するものである。
【0006】
【作用】上記のようにして製造されたラベルやステッカ
ーは、基材フイルム1のマイクロエッチング・ホログラ
ム映像のエンボス加工による微細な凹みは粘着剤で埋め
られ、その加工面はエンボスが消失して平面となる一
方、透明なフイルムに金属蒸着層が残存している部分の
みがエンボスの効果を鮮明に表現でき、色彩感に優れて
いて商品価値を一段と向上できる。
ーは、基材フイルム1のマイクロエッチング・ホログラ
ム映像のエンボス加工による微細な凹みは粘着剤で埋め
られ、その加工面はエンボスが消失して平面となる一
方、透明なフイルムに金属蒸着層が残存している部分の
みがエンボスの効果を鮮明に表現でき、色彩感に優れて
いて商品価値を一段と向上できる。
【0007】
【実施例】以下に添付図面を参照しながら本発明製造方
法を説明する。図2に示すように、透明な基材フイルム
1の片面(内面)上に、フイルムと金属に対し密着性の
良い樹脂膜等によるコーティング層2を形成し、このコ
ーテイング層2上に、後述する金属蒸着層の部分的剥離
を容易にする剥離促進剤(例えば水溶性メジューム)を
用いて、図柄に合わせた印刷を行ない、その後で、該印
刷層3を含めて上記コーティング層2の全向にアルミニ
ウム等の金属を真空蒸着する(その金属蒸着層を符号4
により示す)。
法を説明する。図2に示すように、透明な基材フイルム
1の片面(内面)上に、フイルムと金属に対し密着性の
良い樹脂膜等によるコーティング層2を形成し、このコ
ーテイング層2上に、後述する金属蒸着層の部分的剥離
を容易にする剥離促進剤(例えば水溶性メジューム)を
用いて、図柄に合わせた印刷を行ない、その後で、該印
刷層3を含めて上記コーティング層2の全向にアルミニ
ウム等の金属を真空蒸着する(その金属蒸着層を符号4
により示す)。
【0008】次いで、アルカリ液(温水化したものを用
いるのが好ましい)により金属蒸着層4を洗うことによ
って、上記剥離促進剤による印刷層3の部分のみの金属
蒸着層を剥離させて除去し、図3に示すように金属蒸着
層の残存した(その部分を符号4aにより示す)図柄を
表現させる。この場合、剥離促進剤による印刷層3もア
ルカリ液によって同時に洗われ、コーティング層2より
除去される。そして、金属蒸着層の残存している部分4
aを含めて上記コーティング層2の全面にマイクロエッ
チング・ホログラム映像のエンボス版によりエンボス加
工5する(図4を参照)。
いるのが好ましい)により金属蒸着層4を洗うことによ
って、上記剥離促進剤による印刷層3の部分のみの金属
蒸着層を剥離させて除去し、図3に示すように金属蒸着
層の残存した(その部分を符号4aにより示す)図柄を
表現させる。この場合、剥離促進剤による印刷層3もア
ルカリ液によって同時に洗われ、コーティング層2より
除去される。そして、金属蒸着層の残存している部分4
aを含めて上記コーティング層2の全面にマイクロエッ
チング・ホログラム映像のエンボス版によりエンボス加
工5する(図4を参照)。
【0009】次いで、図1に示すようにエンボス加工5
面側に粘着剤をコーティングし、その粘着剤コーティン
グ層6上に剥離紙等のセパレーター7を被着して本発明
を実施する。このようにして製造されたラベル或いはス
テッカーは、基材フイルム1面のマクロエッチングホロ
グラム映像のエンボス加工5の部分は粘着剤により埋め
られてエンボスが消失する。なお、図中の8はセパレー
ター7の直前位置まで設けられた(半抜き加工された)
引き剥がし用の切れ目である。
面側に粘着剤をコーティングし、その粘着剤コーティン
グ層6上に剥離紙等のセパレーター7を被着して本発明
を実施する。このようにして製造されたラベル或いはス
テッカーは、基材フイルム1面のマクロエッチングホロ
グラム映像のエンボス加工5の部分は粘着剤により埋め
られてエンボスが消失する。なお、図中の8はセパレー
ター7の直前位置まで設けられた(半抜き加工された)
引き剥がし用の切れ目である。
【0010】本製造方法に用いられる基材フイルム、コ
ーティング層の形成材、剥離促進剤、印刷用インキ、粘
着剤、セパレーター等は通常のラベルやステッカーと同
様な材料を用いることができるので、その詳細な説明は
省略する。なお、粘着剤コーティング層6の形成に透明
な粘着剤を用いれば、金属蒸着層の残存している部分4
a以外は透明となり、被接着物側の地肌を透視できるラ
ベルやステッカ一を提供できる。また、粘着剤に透明性
願料を添加すれば、残存金属蒸着層以外の部分を着色す
ることができる。
ーティング層の形成材、剥離促進剤、印刷用インキ、粘
着剤、セパレーター等は通常のラベルやステッカーと同
様な材料を用いることができるので、その詳細な説明は
省略する。なお、粘着剤コーティング層6の形成に透明
な粘着剤を用いれば、金属蒸着層の残存している部分4
a以外は透明となり、被接着物側の地肌を透視できるラ
ベルやステッカ一を提供できる。また、粘着剤に透明性
願料を添加すれば、残存金属蒸着層以外の部分を着色す
ることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記の如くであって、その製造
方法により製造されるラベルやステッカーは被接着物側
に光沢感に優れた図柄のみを表示できる利点があり、幻
想的なマイクロエッチング・ホログラム映像の部分金属
蒸着向のみが鮮明なエンボスの効果を表現できるもので
ある。
方法により製造されるラベルやステッカーは被接着物側
に光沢感に優れた図柄のみを表示できる利点があり、幻
想的なマイクロエッチング・ホログラム映像の部分金属
蒸着向のみが鮮明なエンボスの効果を表現できるもので
ある。
【図1】本発明の製造方法により製造されたラベル(或
いはステッカー)の一例を示す正断面図である。
いはステッカー)の一例を示す正断面図である。
【図2】製造時の初期段階におけるラベル(或いはステ
ッカー)の正断面図である。
ッカー)の正断面図である。
【図3】製造時の中間段階におけるラベル(成いはステ
ッカー)の正断面図である。
ッカー)の正断面図である。
【図4】製造時の後期段階におけるラベル(或いはステ
ッカー)の正断面図である。
ッカー)の正断面図である。
1は基材フイルム 2はコーティング層 3は剥離促進剤による印刷層 4は金属蒸着層 4aは金属蒸着層の残存している部分 5はエンボス加工部分 6は粘着剤コーティング層 7はセパレーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09F 3/02 G09F 3/02 W 3/10 3/10 A (56)参考文献 特開 昭59−104926(JP,A) 特開 平2−310578(JP,A) 特開 昭55−59919(JP,A) 特開 平3−129381(JP,A) 特開 平1−141781(JP,A) 特開 平1−192895(JP,A) 実開 平2−100279(JP,U) 実開 平1−111270(JP,U) 実開 平1−113263(JP,U) 特許2808193(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B31D 1/02 G09F 3/00 G09F 3/02 G09F 3/10
Claims (1)
- 【請求項1】 図柄が印刷される透明な基材フイルムの
片面に密着性の良い透明なコーティング層を形成し、こ
のコーテイング層上に、後記金属蒸着層の部分的剥離を
容易にする剥離促進剤を用いて、図柄に合わせた印刷を
行ない、その後で、該印刷層を含めて上記コーティング
層の全面に金属を真空蒸着し、次いで、その金属蒸着層
をアルカリ液で洗うことによって、上記剥離促進剤によ
る印刷層の部分の金属蒸着層を剥離させて除去した後、
金属蒸着層の残存している部分を含めて上記コーティン
グ層上にマイクロエッチング・ホログラム映像のエンボ
ス版によりエンボス加工し、そのエンボス加工面上に粘
着剤をコーティングして、その粘着剤コーティング層上
にセパレーターを被着することを特徴とするラベル・ス
テッカーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3128810A JP2987649B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | ラベル・ステッカーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3128810A JP2987649B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | ラベル・ステッカーの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04286635A JPH04286635A (ja) | 1992-10-12 |
JP2987649B2 true JP2987649B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=14993982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3128810A Expired - Fee Related JP2987649B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | ラベル・ステッカーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987649B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2808193B2 (ja) | 1991-01-11 | 1998-10-08 | 義陽 板橋 | ラベル・ステッカーの製造方法 |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP3128810A patent/JP2987649B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2808193B2 (ja) | 1991-01-11 | 1998-10-08 | 義陽 板橋 | ラベル・ステッカーの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04286635A (ja) | 1992-10-12 |
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Legal Events
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