JP3039862U - 写真シールを貼り付けた時計用文字板 - Google Patents

写真シールを貼り付けた時計用文字板

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JP3039862U JP1997000188U JP18897U JP3039862U JP 3039862 U JP3039862 U JP 3039862U JP 1997000188 U JP1997000188 U JP 1997000188U JP 18897 U JP18897 U JP 18897U JP 3039862 U JP3039862 U JP 3039862U
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JP1997000188U
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Inventor
孝 武田
Original Assignee
株式会社 プレテック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客独自の時計用文字板を容易に安価に得
る。 【解決手段】 カメラで撮影した像と必要により背景の
図柄とを組み合わせた合成画像をプリントした顧客独自
の写真シール(10)を貼り付けた時計用文字板。文字板ベ
ース(20)の表面に凹部(22)を形成し、該凹部に写真シー
ルを貼り付けることができる。または、文字板ベースの
裏面に凹部(24)を形成し、文字板ベースを貫通する貫通
孔(26)を形成し、裏面の凹部に裏面から写真シールを貼
り付けて貫通孔を通して上から写真シールを見るように
することもできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、時計用文字板に関し、より詳しくは写真シールを貼り付けた時計用 文字板に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、時計用文字板は、生地に、メッキ、塗装等の表面処理を行い、さらに印 刷、植え込みによりマーク、文字等を形成していた。その仕様は製造段階で決ま っていて、顧客の注文により顧客独自の文字板を製作することはあまり行われて こなかった。特に、顧客による独自の写真を文字板に組み込むことはあまり行わ れてこなかった。 その理由は、従来の一般の写真は厚いので文字板に組み込みにくかった。特に 、腕時計用文字板とするには文字板ベースの厚さを0.4mm以下とすることが求め られるが、従来の写真を貼り付けたのでは、この厚さとするのは困難であった。 一方、印刷により写真を文字板上に再現しようとすると、色分解し各色の版で 印刷する必要があり高価になるためであった。
【0003】 また、文字板に適するように図案化した写真を作成するには、専門知識が必要 で、一般にはあまり行われないためであった。 さらに、文字板は、文字板単体でも製造工程が多く、時計ケース内に組み込む 組立工程があるため、文字板を顧客の要望により1枚ずつ変えるのは困難である という事情もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、顧客のニーズは多様化し、デザインバラエティーを拡大することが求 められている。さらに、自分だけのオリジナリティーのある時計、例えば自分の 顔写真の付いた時計を持ちたいという要望は一層強くなってきている。 本考案は、顧客独自の時計用文字板を容易に安価に得られるようにすることを 課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は顧客が作成した顧客独自の写真シールを文 字板に貼り付けた時計用文字板を提供する。 ここで、写真シールとは、カメラで撮影した画像又は該撮影した画像を必要に より背景の図柄と組合せた合成画像をシール表面にプリントし、粘着剤が付き、 裏打ちシートに貼りつけたものをいう。 本考案では、写真シール作成装置を使用して写真シールを作成する。この装置 では、装置に備えられたカメラで撮影した自分の顔などの画像を必要により背景 の図柄と組み合わせた合成画像をプリントした写真シールをその場で1枚又は複 数枚作成することができる。
【0006】 本考案で使用する写真シールは、従来の通常の写真より薄いシールであり文字 板ベースに貼り付けて時計に組み込んで使用することができる厚さとする。 また、専門知識のない一般の人でも容易に図案化した写真シールを安価に得る ことができ、この写真シールは文字板に使用するのに適している。 さらに、写真シールは粘着剤が付き、1枚づつ剥がせる状態で得られるので、 従来の写真より製造工程中に組み込みやすい。 顧客独自の写真シールは、顧客が写真シール作成装置で作成し、販売店等で文 字板に加工したい写真シールを顧客から預かり、工場又は必要により販売店にお いて該写真シールを使用して文字板を加工し、時計に組み込むことができる。
【0007】 本考案の一態様においては、文字板ベースの表面全体に該写真シールが貼り付 けられている。 本考案の別の態様においては、文字板ベースの表面に表面凹部を形成し、該表 面凹部に写真シールが貼り付けられている。 文字板とするには、写真シールの厚さは、0.15mm以下が好ましく、0.1mm以 下がさらに好ましい。また、写真シールとするにはある厚さが必要であり、0.0 5mm以上の厚さが好ましい。 写真シールは、裏打ちシートから剥がしてそのままの大きさで文字板ベースに 貼りつけることが好ましい。 本考案のさらに別の態様においては、文字板ベースの裏面に裏面凹部を形成し 、また文字板ベースを貫通し裏面凹部の大きさより小さい貫通孔を形成し、裏面 凹部に下側から写真シールを貼り付け、該貫通孔を通して写真シールを上側から 見ることができるようになっている。
【0008】 文字板ベースの材料としては、通常の文字板ベース材料である真鍮、アルミニ ウムその他の金属材料を使用することができる。 本考案においては、実施例として腕時計用文字板を例として上げたが、置き時 計用文字板にも同様に使用することができる。 本考案によれば、顧客が持参した写真シールを使用して、顧客が写した写真を 含み図案化された顧客独自の文字体を容易に作成することができる。
【0009】
【考案の実施の形態及び実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態及び実施例を説明する。以下の説明 において、各実施例を通じて同一部品又は部分は同一の参照番号を付して示す。 また、本明細書において上、下とは、それぞれ図3、5、7、9において上方向 、下方向をいうものとする。 まず、代表的な写真シールの作成について簡単に説明する。顧客が、写真シー ル作成装置にコインを投入し、図1に示すような背景図柄の中からシールにする 背景図柄を選択し、写真シール作成装置に設置されたカメラで自分の顔などを撮 影し、図2のような顔写真と背景図柄を組合せた合成画像をプリントしたシール を得る。ここにおいて、背景図柄なしを選択することもできる。また、設置され たカメラで顔でなく、人体の顔以外の部分、又は動物、他の物品を撮影すること もできる。写真シールの厚さは、0.1mmとした。写真シール1枚の大きさは17 mm×24mmが一般的であり、同時に16枚の写真シールのプリントが得られる装 置が多いが、他の大きさと枚数を用いることもできる。写真シールには粘着剤が 付き、切れ目が入って裏打ちシートに貼り付けられており、写真シールを1枚づ つ裏打ちシートから剥がして、付いている粘着剤により他のものの表面に貼り付 けることができる。 なお、以下の実施例を示す図面では、写真シール上に形成される画像は省略し て示す。
【0010】 (実施例1) 図3は、本考案による時計用文字板の実施例1を示す断面図、図4は正面図で ある。実施例1では文字板表面の全面に顧客から預かった写真シールを貼り付け てある。 文字板ベース20を大板の状態で厚さ0.2mmの真鍮板で形成した。写真シール10 を裏打ちシートから剥がし、写真シール10に付いた粘着剤32により文字板ベース 20に貼り付けた。写真シール10を貼り付けた後、文字板の外径を28mmに、また 中心孔25をプレスにより打抜いた。その後、文字板ベース20の表面に金属の電鋳 により形成した金属片の略字40を粘着剤で貼り付け、さらに印刷により、マーク 50を形成し、文字板とした。 実施例1では、文字板外径より大きい大きさの写真シールを使用し、文字板ベ ースに貼り付けた後、文字板ベースと写真シールを同時に打抜く。従って、文字 板表面の全面が写真シールで覆われている。
【0011】 (実施例2) 図5は、本考案による時計用文字板の実施例2を示す断面図、図6は正面図で ある。本実施例は文字板表面の一部に写真シールを貼り付けてある。 文字板ベース20を厚さ0.3mmのアルミニウム板から外径を打抜き形成した。文 字板ベース20の表面の一部を深さ0.1mm切削して表面凹部22を形成し、写真シー ルを貼り付ける部分とした。表面凹部22の寸法は、一般に多く用いられている1 7mm×24mmの写真シールをそのままの大きさで貼り付けることができるようこ れに合う大きさとした。文字板ベース20の表面の全面にアクリル系樹脂をスプレ ーにより塗装を行い、100℃で30分間乾燥した。写真シール10を裏打ちシー トから剥がし、写真シール10に付いた粘着剤32により表面凹部22に貼り付けた。 写真シール10の表面と表面凹部22の外側の文字板ベース20の表面24はほぼ同一平 面となった。写真シール10と文字板ベース20を同時にプレスにより打抜き中心孔 25を形成した。写真シール10を貼り付けた状態で写真シール10と文字板ベース20 両方の表面に印刷により、略字40、マーク50を形成した。 実施例2は、一般に多く用いられている写真シールをそのままの大きさで、写 真シールに付いた粘着剤を使用して貼り付けることができるので、工程を簡略化 できるという利点を有する。
【0012】 (実施例3) 図7は、本考案による時計用文字板の実施例3を示す断面図、図8は正面図で ある。実施例3は実施例2と同様文字板表面の一部に写真シールを貼り付けるが 、写真シールを打ち抜いて一部を使用する点が実施例2と異なる。 文字板ベース20を厚さ0.3mmの真鍮板から外径を打抜き形成した。文字板ベー ス20の表面の中心部を直径10mm深さ0.1mm切削して表面凹部22を形成し、写真 シールを貼り付ける部分とした。文字板ベース20の表面の全面にアクリル系樹脂 をスプレーにより塗装を行い、100℃で30分間乾燥した。文字板ベース20の 表面に印刷により、略字40、マーク50を形成した。写真シール10の外径を表面凹 部22の大きさに合うように打抜き、写真シール10を裏打ちシートから剥がして、 写真シール10に付いている粘着剤32により凹部22に貼り付けた。表面凹部22を形 成したので、写真シール10の表面と文字板ベース20の表面凹部22の外側の表面24 はほぼ同一平面となった。写真シール10と文字板ベース20を同時にプレスにより 打抜き中心孔25を形成した。 実施例3は、写真シールを貼りつける面積を小さくし写真シール部分に文字、 マーク等を形成しないようにした。文字板ベース20を保管し、顧客から預かった 写真シールを貼りつけ、打ち抜くだけで文字板完成品とすることができるので、 顧客から写真を預かった後迅速に対応することができるという利点を有する。
【0013】 (実施例4) 図9は、本考案による時計用文字板の実施例3を示す断面図、図10は正面図 である。本実施例は文字板の裏面から写真シール10を貼り付けてある。 文字板ベース20を厚さ0.3mmの真鍮板から外径を打抜き形成した。文字板ベー ス20の裏面の一部を深さ0.1mm切削して裏面凹部24を形成し、写真シール10を貼 り付ける部分とした。裏面凹部24の寸法は、17mm×24mmとし、一般に多く用 いられている写真シール10をそのままの大きさで貼り付けることができるように した。文字板ベース20の一部に貫通孔26を形成し、文字板ベース20の裏面から貼 り付けた写真シール10を貫通孔26を通して表面から見ることができるようにした 。貫通孔26の大きさは、裏面凹部24の大きさより小さく形成した。文字板ベース 20の表面全面に塗装を行い、100℃で30分間乾燥した。さらに印刷により、 表面に略字40、マーク50を形成した。この文字板ベース20の裏面凹部24の上面に ゴム系の粘着剤34を塗布し、写真シール10を裏打ちシートから剥がし、写真シー ル10を写真面を上にして裏面凹部24の上面の粘着剤34を塗布した面に貼り付けた 。写真シール10に中心孔25を形成した。
【0014】 実施例4は、写真シールを貼りつけた後に文字板を加工する工程がなく、文字 板ベース30を完成した状態で保管し、顧客から預かった写真シールを貼りつけ、 中心孔を形成するだけで文字板完成品とすることができる。また、一般に多く用 いられている写真シールをそのままの大きさで用いるので、顧客から写真を預か った後迅速に対応することができるという利点を有する。しかし、実施例3では 写真シールの表面を接着するが表面には粘着剤が付いていないので、文字板ベー スの裏面凹部に粘着剤を塗布する必要がある。
【0015】
【考案の効果】
以上記述したように、本考案によれば顧客独自のオリジナリティーのある時計 用文字板を得ることができ、その文字板を使用したオリジナリティーのある時計 を容易に安価に得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真シールの背景図柄の例。
【図2】写真シールの一例を示す正面図。
【図3】本考案による実施例1の時計用文字板の図4の
3−3線に沿った断面図。
【図4】実施例1の時計用文字板の平面図。
【図5】実施例2の時計用文字板の図6の5−5線に沿
った断面図。
【図6】実施例2の時計用文字板の平面図。
【図7】実施例3の時計用文字板の図8の7−7線に沿
った断面図。
【図8】実施例3の時計用文字板の平面図。
【図9】実施例4の時計用文字板の図10の9−9線に
沿った断面図。
【図10】実施例4の時計用文字板の平面図。
【符号の説明】
10 写真シール 20 文字板ベース 22 表面凹部 24 裏面凹部 25 中心孔 26 貫通孔 32 粘着剤 34 粘着剤 40 略字 50 マーク

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラで撮影した画像又は前記カメラで
    撮影した画像と背景の図柄とを組み合わせた合成画像を
    プリントした顧客独自の写真シールを文字板ベースに貼
    り付けたことを特徴とする時計用文字板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した時計用文字板であっ
    て、前記写真シールの厚さが0.05mm以上0.1mm以下で
    あることを特徴とする時計用文字板。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した時計用文字板であっ
    て、前記文字板ベースの表面に表面凹部を形成し、該表
    面凹部に前記写真シールを貼り付けたことを特徴とする
    時計用文字板。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載した時計用文字板であっ
    て、前記文字板ベースの裏面に裏面凹部を形成し、また
    前記文字板ベースを貫通し前記裏面凹部の大きさより小
    さい貫通孔を形成し、前記裏面凹部に下側から前記写真
    シールを貼り付け、前記貫通孔を通して前記写真シール
    を上側から見ることができるようになったことを特徴と
    する時計用文字板。
JP1997000188U 1997-01-23 1997-01-23 写真シールを貼り付けた時計用文字板 Expired - Lifetime JP3039862U (ja)

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